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JP4644338B2 - 自着層付き屋根下葺材 - Google Patents

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JP4644338B2
JP4644338B2 JP2000258056A JP2000258056A JP4644338B2 JP 4644338 B2 JP4644338 B2 JP 4644338B2 JP 2000258056 A JP2000258056 A JP 2000258056A JP 2000258056 A JP2000258056 A JP 2000258056A JP 4644338 B2 JP4644338 B2 JP 4644338B2
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layer
self
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JP2000258056A
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亘 谷川
省一 伊東
Original Assignee
田島応用化工株式会社
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、瓦、スレート系及び金属などの屋根上葺材を施工する際、屋根の防水性を確保するために、野地板表面に全面的に貼りつけて敷設できる自着層付き屋根下葺材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記自着層付き屋根下葺材は、自着層により野地板表面に全面的に貼りつけられているため、通常の屋根下葺材(アスファルトルーフィング等)を野地板に釘打ち工法により敷設した場合に比し、一部からの漏水が起こっても、屋根下葺材と野地板とは自着層を介して密着しているため、漏水した水が拡散せず、漏水事故をほぼ完璧に回避できる究極の屋根下葺材であると言える。
【0003】
自着層付き屋根下葺材には、従来から大別して2通りあった。一つはアスファルトを含浸させた合成樹脂不織布(100〜200g/m2 )を芯材とするものであり、二つはアスファルトを含浸させた原紙を芯材とするものであった。前者の合成樹脂不織布を芯材とするものは、“腰”が弱い反面、引裂強度が高いという利点があった。また、後者のアスファルト原紙を芯材とするものは元々が紙であり引裂強度には欠けるが、“腰”が強く取り扱い易いという利点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、合成樹脂不織布を芯材とした前者のものは、特に、夏場の施工時に剥離シートを剥がしたときに、“腰”が弱いため自重で垂れ下がりカールして自着層同士が互いに接着するというトラブルが多かったし、また、互いに接着した自着層同士はあとから剥がすことが極めて困難で、作業性を悪いものにしていた。
【0005】
また、アスファルト原紙を芯材とした後者のものは、リサイクルの精神から故紙が利用されることが多く、アスファルトの含浸時の熱で故紙中に漉き込まれることがあるプラスチック細片や小片が融けてピンホールができることがあり、しかもピンホールは上掛けアスファルト層の形成では完全に塞ぐことができないことがあり、漏水事故の原因になった。
【0006】
本発明は上記の問題を解消するためのもので、合成樹脂不織布を芯材とするもの及びアスファルト原紙を芯材とするものの利点をより拡大し、欠点をほぼ完璧に払拭させた自着層付き屋根下葺材を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、アスファルトを含浸させた原紙の両面に積層したアスファルト層の表面側には鉱物粉粒層を、裏面側には自着層をそれぞれ形成し、該自着層の表面に剥離シートを仮着してなる自着層付き屋根下葺材において、前記アスファルト層の少なくとも一方を不織布層との複合層にしたことを特徴とし、アスファルト原紙の引裂強度をも高められるように構成した。
【0008】
また、前記自着層の表面に剥離シートを仮着したことにより、ロール状に巻き込んで保管することや製品として出荷できる利点がある。
【0009】
【発明の実施の態様】
次に、本発明の実施の態様を添付図面に基づいて説明する。図1は本願屋根下葺材の拡大断面図である。本願屋根下葺材1はアスファルトを含浸させた原紙2の両面にアスファルト層3、3を積層(塗布を含む)している。該アスファルト層3、3の少なくとも一方は不織布層4との複合層になっている。
【0010】
前記アスファルト層3の表面側には、そのアスファルトが未だ硬化しない前に鉱物粉粒層5を撒着させている。また、アスファルト層3の裏面側には自着層6が積層(塗布を含む)形成されている。該自着層6の表面には剥離シート7が仮着され、ロール状に巻き込んで本願屋根下葺材1は製品として出荷される。
【0011】
前記本願屋根下葺材1は、芯材となる部分がアスファルトを含浸させた原紙2であり、基本的には“紙”であるため引裂強度には欠けるが、“腰”が強い点で取り扱い性に優れている。尤も、引裂強度の弱点については原紙2の両面に積層したアスファルト層3、3の少なくとも一方(勿論、両方でもよい)が引裂強度の高い不織布層4との複合層になっていることにより改善されている。
【0012】
前記アスファルトを含浸させた原紙2は、自然環境に優しい素材である故紙を利用したものであってもよい。かかる故紙にプラスチック細片や小片が漉き込まれていてアスファルト含浸時の熱で融けてピンホールが作られていても問題はない。その理由は、該原紙2の両面に積層したアスファルト層3、3の少なくとも一方が不織布層4との複合層になっているため、アスファルトは不織布4に係留された状態でピンホールを塞ぐからである。
【0013】
前記不織布4は、例えば、ビニロン、ポリエステル等のプラスチック繊維からなるものが良い。その厚さは、10〜60g/m2 のものを使用することが好ましい。また、前記アスファルト層3、3のベースアスファルトとしては、ブローンアスファルトや合成ゴム等により改質したアスファルトを用いてもよいし、必要に応じてタルクや消石灰等のフィラーを混入させることもある。
【0014】
前記自着層6は、アスファルトにスチレン−ブタジエン−スチレン・ブロックコポリマー(SBS)やブチルゴム等を適量混合したものが用いられる。即ち、SBSやブチルゴム等を適量混合した自着層6は、粘着性が良好である上に、低温時の脆性や高温時のダレが改善され、しかも低温時の耐折性や高温時の機械的強度が高く、釘穴シール性にも優れているからである。
【0015】
前記アスファルト層3、3の表面側に撒着させた鉱物粉粒層5は、珪砂その他の鉱物粉粒からなり、主に、アスファルト層3の粘着性の防止と、屋根上葺材施工時の滑り易さを改善するためのものである。また、保管時のブロッキングを防止するためにも有効である。この鉱物粉粒層5の表面には鉱物粉粒の脱落防止と商品価値の向上のために塗料(破線で示す)8を塗布することもある。塗料8を白色にすると墨入れ効果も向上する。
【0016】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明は、アスファルトを含浸させた原紙の両面に積層したアスファルト層の表面側には鉱物粉粒層を、裏面側には自着層をそれぞれ形成し、該自着層の表面に剥離シートを仮着してなる自着層付き屋根下葺材において、前記アスファルト層の少なくとも一方を不織布層との複合層にしたことを特徴としているから、芯材であるアスファルトを含浸させた原紙が、たまたまプラスチック細片や小片が漉き込まれている故紙を利用したものであって、該プラスチック細片や小片がアスファルト含浸時の熱でけてピンホールになったとしても前記原紙の両面に積層したアスファルト層により、前記ピンホールを完璧に塞ぐことができるという効果を奏する。
【0017】
また、芯材となるアスファルトを含浸させた原紙は、引裂強度が低いといわれている“紙”であっても、その両面に積層したアスファルト層の少なくとも一方が不織布層との複合層であることから、該不織布層の作用により引裂強度の低い点は確実に改善されるという効果を奏する。
【0018】
このように、本願屋根下葺材は、その芯材が自然環境に優しい再利用(リサイクル)に係る故紙が利用できるとともに、芯材に“腰”があるから、夏場の施工が楽に行えるという優れた効果を奏するものである。
【0019】
なお、前記自着層の表面には剥離シートを仮着しているから、ロール状に巻き込んで保管することや製品として出荷できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願屋根下葺材の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 本願屋根下葺材
2 原紙
3 アスファルト層
4 合成繊維不織布
5 鉱物粉粒層
6 自着層
7 剥離シート
8 塗料

Claims (1)

  1. アスファルトを含浸させた原紙の両面に積層したアスファルト層の表面側には鉱物粉粒層を、裏面側には自着層をそれぞれ形成し、該自着層の表面に剥離シートを仮着してなる自着層付き屋根下葺材において、前記アスファルト層の少なくとも一方を不織布層との複合層にしたことを特徴とする自着層付き屋根下葺材。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657893A (ja) * 1992-08-05 1994-03-01 Nisshin Kogyo Kk 屋根下葺材
JP2000145050A (ja) * 1998-11-02 2000-05-26 Wataru Tanigawa 屋根下葺材

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