JP4642673B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
圧縮機構部に動力を与える電動機と、
冷媒を膨張させる膨張機構部と、
電動機と圧縮機構部とを連結する圧縮機構部側シャフトと、
膨張機構部と圧縮機構部側シャフトとを連結する膨張機構部側シャフトと、
圧縮機構部側シャフトと膨張機構部側シャフトとの連結箇所に配置されたワンウェイクラッチと、を含む膨張機一体型圧縮機と、
膨張機一体型圧縮機に接続されて、圧縮機構部および膨張機構部とともに冷媒が流通する主循環回路を構成する放熱器と、
膨張機一体型圧縮機に接続されて、圧縮機構部、膨張機構部および放熱器とともに主循環回路を構成する蒸発器と、
一端が膨張機構部と放熱器との間に位置し、他端が膨張機構部と蒸発器との間に位置するとともに、膨張機構部と並列になるように主循環回路に接続された、膨張弁を含むバイパス回路と、
冷媒の流路を膨張機構部側からバイパス回路側に切り替える、またはその逆に切り替える弁機構と、
ワンウェイクラッチの空転を検知する空転検知手段と、
空転検知手段の出力に基づいて弁機構を制御する制御手段と、
を備えた、冷凍サイクル装置を提供する。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の冷凍サイクル装置に採用される膨張機一体型圧縮機の縦断面図である。図2は、本発明の冷凍サイクル装置の全体図である。図2に示すごとく、本発明の冷凍サイクル装置300は、膨張機一体型圧縮機200、放熱器101および蒸発器102を備えている。
ターミナル46から電力を電動機203へ供給すると、固定子11と回転子12の間に回転動力が発生し、圧縮機構部側シャフト5Aによって圧縮機構部201が駆動される。圧縮機構部201には、シリンダ3、ベーン7、ローラ6、上軸受部材2および下軸受部材4によって2つの圧縮室9が形成される。圧縮機構部側シャフト5Aが回転すると、第1偏心部5aとともにローラ6が偏心回転運動し、圧縮室9の容積が変化する。
図5は、通常処理(ST4)の詳細なフローチャートである。マイクロコンピュータ134は、まず、現在の冷媒の流路が膨張機構部202側であるかどうかを確かめる(S1)。冷媒の流路が膨張機構部202側であることを確かめたら、温度センサ104,105,106,107の出力するセンサ信号を順番にサンプリングする(S2)。マイクロコンピュータ134が取得するセンサ信号は、A/D変換回路132で2値化されている。温度センサ104,105,106,107の出力するセンサ信号から、主循環回路MC上の各位置における冷媒の温度を知ることができる。
ρ2’=(V1/V2)×ρ1…(2)
P2>P2’…(1)
|P2−P2’|>PE…(3)
図7は、第2実施形態にかかる冷凍サイクル装置の全体図である。冷凍サイクル装置400は、冷媒の流路を膨張機構部202側からバイパス回路BC側に切り替える、またはその逆に切り替える弁機構を、2つの開閉弁122,123で構成しているという点で、第1実施形態で説明した冷凍サイクル装置300と相違する。開閉弁122,123は、バイパス回路BCと主循環回路MCとの接続箇所よりも膨張機構部202寄りの主循環回路MC上に配置された第1開放弁122と、バイパス回路BCと主循環回路MCとの接続箇所と膨張弁103との間のバイパス回路BC上に配置された第2開放弁123とを含む。
図8は、第3実施形態にかかる冷凍サイクル装置の全体図である。冷凍サイクル装置500は、ワンウェイクラッチ60の空転を検知する空転検知手段として、電動機203に供給されている電流を検知する電流検知器110を備えている。電流検知器110は、ターミナル46と電源との間に配置されており、電動機203に供給されている電流を検知する。制御手段111(マイクロコンピュータ134)は、電流検知器110が検知した電流値を取得する。電動機203への入力電流は、圧縮機構部201を駆動する圧縮機構部側シャフト5Aに掛かるトルクと相関がある。入力電流とトルクとの相関関係は、電動機の種類や設計によるものであり、予め知ることができる。したがって、電動機203に供給されている電流の増減を監視することで、膨張機構部202から圧縮機構部201への動力伝達の有無、すなわち、ワンウェイクラッチ60の空転の有無を識別できる。
図9は、第4実施形態にかかる冷凍サイクル装置の全体図である。冷凍サイクル装置600は、ワンウェイクラッチ60の空転を検知する空転検知手段として、膨張機構部側シャフト5Bの回転数を検知するエンコーダ式タコメータ145を備えている。エンコーダ式タコメータ145は、膨張機一体型圧縮機200Aの密閉容器1内において、膨張機構部側シャフト5Bに隣接して配置されている。本実施形態の膨張機一体型圧縮機200Aでは、膨張機構部側シャフト5Bの上端が密閉容器1内に露出する構造になっているので、その露出した部分を覆うようにエンコーダ式タコメータ145を配置して、膨張機構部側シャフト5Bの回転数を検知するようにしている。
図10は、第5実施形態にかかる冷凍サイクル装置の全体図である。冷凍サイクル装置700は、ワンウェイクラッチ60の空転を検知する空転検知手段として、膨張機一体型圧縮機200Bの振動を検知する振動検知器151,153を備えている。振動検知器151,153は、圧縮機構部201の振動を検知する第1振動検知器151と、膨張機構部202の振動を検知する第2振動検知器153とを含む。これらの振動検知器151,153は、例えば、圧電素子を用いた公知の圧電型加速度センサにて構成することができる。
5A 圧縮機構部側シャフト
5B 膨張機構部側シャフト
60 ワンウェイクラッチ
101 放熱器
102 蒸発器
104 第1温度センサ(蒸発温度検知手段)
105 第2温度センサ(圧縮前温度検知手段)
106 第3温度センサ(圧縮後温度検知手段)
107 第4温度センサ(膨張前温度検知手段)
110 電流検知器
111 制御手段
121 三方弁
131 増幅回路
132 A/D変換回路
134 マイクロコンピュータ
135 ドライブ回路
141 インバータ制御用マイクロコンピュータ
143 インバータ回路
145 エンコーダ式タコメータ
151,153 振動検知器
200,200A,200B 膨張機一体型圧縮機
201 圧縮機構部
202 電動機
203 圧縮機構部
BC バイパス回路
MC 主循環回路
Claims (9)
- 冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
前記圧縮機構部に動力を与える電動機と、
前記冷媒を膨張させる膨張機構部と、
前記電動機と前記圧縮機構部とを連結する圧縮機構部側シャフトと、
前記膨張機構部と前記圧縮機構部側シャフトとを連結する膨張機構部側シャフトと、
前記圧縮機構部側シャフトと前記膨張機構部側シャフトとの連結箇所に配置されたワンウェイクラッチと、を含む膨張機一体型圧縮機と、
前記膨張機一体型圧縮機に接続されて、前記圧縮機構部および前記膨張機構部とともに前記冷媒が流通する主循環回路を構成する放熱器と、
前記膨張機一体型圧縮機に接続されて、前記圧縮機構部、前記膨張機構部および前記放熱器とともに前記主循環回路を構成する蒸発器と、
一端が前記膨張機構部と前記放熱器との間に位置し、他端が前記膨張機構部と前記蒸発器との間に位置するとともに、前記膨張機構部と並列になるように前記主循環回路に接続された、膨張弁を含むバイパス回路と、
前記冷媒の流通経路を前記膨張機構部側から前記バイパス回路側に切り替える、またはその逆に切り替える弁機構と、
前記ワンウェイクラッチの空転を検知する空転検知手段と、
前記空転検知手段の出力に基づいて前記弁機構を制御する制御手段と、
を備えた、冷凍サイクル装置。 - 前記制御手段は、前記空転検知手段が前記ワンウェイクラッチの空転を検知することに応じて、前記弁機構を制御し、前記冷媒の流通経路を前記膨張機構部側から前記バイパス回路側に切り替える、請求項1記載の冷凍サイクル装置。
- 前記弁機構は、前記バイパス回路と前記主循環回路との接続箇所に配置された三方弁を含む、請求項1または請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記弁機構は、前記バイパス回路と前記主循環回路との接続箇所よりも前記膨張機構部寄りの前記主循環回路上に配置された第1開閉弁と、前記バイパス回路上に配置された第2開閉弁とを含む、請求項1または請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記空転検知手段は、前記蒸発器内における前記冷媒の温度である蒸発温度T1を検知する蒸発温度検知手段と、前記蒸発器を出て前記圧縮機構部で圧縮される前の前記冷媒の温度である圧縮前温度T2を検知する圧縮前温度検知手段と、前記圧縮機構部で圧縮されて前記放熱器に流入する前の前記冷媒の温度である圧縮後温度T3を検知する圧縮後温度検知手段と、前記放熱器を出て前記膨張機構部で膨張する前の前記冷媒の温度である膨張前温度T4を検知する膨張前温度検知手段とを含む、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記制御手段は、前記蒸発温度T1、前記圧縮前温度T2、前記圧縮後温度T3および前記膨張前温度T4に基づいて、前記圧縮機構部で圧縮された後の前記冷媒の圧力である圧縮後圧力P2と、前記ワンウェイクラッチが空転していないと仮定した場合における前記圧縮機構部で圧縮された後の前記冷媒の圧力である圧縮後圧力P2’とを導出し、前記圧縮後圧力P2と前記圧縮後圧力P2’との関係が所定条件を満足する場合に、前記ワンウェイクラッチが空転しているものと判断する、請求項5記載の冷凍サイクル装置。
- 前記空転検知手段は、前記電動機に供給されている電流を検知する電流検知器、または前記電動機に供給されている電圧を検知する電圧検知器を含む、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記電動機の駆動を制御する駆動制御手段をさらに備え、
前記空転検知手段は、前記膨張機構部側シャフトの回転数を検知するエンコーダ式タコメータを含み、
前記制御手段は、前記駆動制御手段から前記圧縮機構部側シャフトの回転数R1を特定できるデータを取得し、その回転数R1と、前記エンコーダ式タコメータから得た前記膨張機構部側シャフトの回転数R2とを比較して、前記ワンウェイクラッチの空転の有無を判断する、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記空転検知手段は、前記圧縮機構部の振動を検知する第1振動検知器と、前記膨張機構部の振動を検知する第2振動検知器とを含み、
前記制御手段は、前記第1振動検知器から得られる前記圧縮機構部の駆動周波数f1と、前記第2振動検知器から得られる前記膨張機構部の駆動周波数f2とを比較して、前記ワンウェイクラッチの空転の有無を判断する、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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