JP4641639B2 - 総合運動システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は総合運動システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自転車などでの屋外のサイクリングは、場所を移動できるだけでなく、いわゆる自転車漕ぎ運動を行うことで健康の維持や増進なども役に立つため、広く行われている。また、運転者の足踏み力による駆動力に、電動モータなどの補助駆動力を加えて走行する電動自転車では、老齢者や体力の少ない人でも、比較的楽に屋外をサイクリングできて、健康の維持や増進などに役立てることができる。このような屋外でのサイクリングは、開放的な気分で走行できる利点を有するほか、平坦な道や、緩やかな坂道、急勾配の坂道など体力に応じたサイクリングコースを自由に選べ、また、その場でコースを自由に変更できる楽しみがある。
【0003】
しかし、このような屋外でのサイクリングは、雨天時などの天候状態や極寒時期などの外気温度の影響を強く受けるため、場合によってはサイクリングを行えない場合がある。
【0004】
これに対して、健康の維持や増進などを目的とするものとして、いわゆるフィットネスクラブなどの健康管理施設に各種スポーツ器具の1つとしてエアロバイクなどと称する固定型自転車を設け、この固定型自転車により室内で自転車漕ぎ運動を行うものが知られている。この種の固定型自転車を用いての運動は屋内の設置箇所で行うだけであるため、天候や外気温度などの影響をあまり受けずに運動できる利点がある。また、この固定型自転車の他に、屋外でする運動を室内で行えるように模擬した運動器具として、歩行型運動器やジョギング型運動器などもあり、これらの運動器においても、運動を屋内の設置箇所で行うだけであるため、天候や外気温度などの影響をあまり受けずに運動できる利点がある。
【0005】
このような屋内の固定型自転車などにおいては、固定型自転車などの前方に表示装置(ディスプレイ用モニターなど)を配設し、この表示装置に残り時間や漕ぐ際の負荷量(疑似走行する道の勾配値に対応する)、速度に関する情報などを表示させたり、耳たぶなどに付けたセンサからの運動者の心拍数などの人体指標を表示させたりすることが行われている。
【0006】
また、景色などの映像を表示装置に表示させたり、疑似走行速度に応じて景色が移り変わる速度を合わせたりすることが提案されている。
さらに、フィットネスクラブなどの健康管理施設では、指導員やスポーツドクターなどが、利用者の能力、運動量の履歴を基に、固定型自転車などでのその人に合った運動条件などを示唆する場合もある。例えば、固定型自転車での運動条件として軽い負荷が適当であると指導員やスポーツドクターにより示唆されて、これに基づいた負荷条件で固定型自転車を用いて運動するなど、利用者の運動能力に適した状態で運動することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような屋内に設けられた固定型自転車などの施設での運動は、天候や外気温度などの影響をあまり受けない反面、屋内の所定位置に固定された状態で行うため、利用者は漕ぐ際の負荷量(疑似走行する道の勾配値に対応する)の段階的な調節や走行時間の設定などの限られた条件設定の選択肢の中から所望の運動メニューを選ぶことしかできない。
【0008】
また、これらの情報(残り時間や負荷量など)は、その場所で実際に運転している状態に関する一時的な情報だけであるとともに、運動条件設定の選択肢やディスプレイ装置に映し出される景色などの映像も予めプログラムされている情報に限られているものであり、さらには映し出される映像は、屋外で運動している本人に係わるものではない一時的な情報であるため、楽しさやおもしろみを持続させ難い。このように、屋内に設けられた固定型自転車で、自転車により屋外をサイクリングする場合に近い環境を得るべく、映像を映し出すよう構成した場合でも、その映像などの情報が、実際の屋外でのサイクリングとは無関係であるため、楽しさやおもしろみに欠けることが多い。
【0009】
また、指導員やスポーツドクターにより固定型自転車などでのその人に合った運動条件などが示唆された場合でも、屋外の電動自転車でのサイクリングにおいては、前記運動条件が反映されることがない。したがって、例えば、固定型自転車での運動条件として軽い負荷が適当であると指導員やスポーツドクターにより示唆された場合であっても、屋外の電動自転車でのサイクリングにおいては高い負荷(運転者の踏む力など)が必要となることがあり、この場合にはサイクリング途中で運転者に過度の運動を強いるおそれがある。屋外での運動時には、指導員やスポーツドクターから示唆された運動条件を継続することが困難であった。
【0010】
本発明は上記課題を解決するもので、自転車や電動自転車などの走行運動器で屋外を走行している環境を、屋内などに設けられた固定型自転車などの固定型運動器での運動に、模擬的に適用することができ、また、固定型運動器での運動条件を走行運動器に模擬的に適用することができる総合運動システムを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の総合運動システムは、人力を用いて走行可能な走行型運動器と、この走行型運動器での走行に関するデータを記録する走行データ記録手段と、所定箇所に固定されて前記走行型運動器における人力による運動形式での運動を模擬する固定型運動器と、走行データ記録手段と固定型運動器との間でデータを入出力可能でかつ格納可能なサーバ装置とを備え、前記走行型運動器は、補助駆動力を制御する制御手段と、ユーザの人力に対応する負荷量を検出する負荷検出部と、前記検出された負荷量、人体情報を記録する記録部と、各種のデータを記憶するデータ記憶部とを備え、前記固定型運動器は、ユーザの人力に対応する負荷量を検出する負荷検出部と、前記負荷量に対応するユーザの人体情報を検出する人体情報検出部と、前記検出された負荷量、人体情報を記録する記録部とを備え、前記サーバ装置は、前記固定型運動器から送信された負荷量、人体情報を受信する受信部と、前記受信された負荷量、人体情報を蓄積する蓄積部と、前記蓄積された負荷量、人体情報に応じて運動メニューを生成する運動メニュー生成部とを備え、前記固定型運動器の運動データを、前記サーバ装置に格納させて、前記固定型運動器および前記走行型運動器の運動メニューを生成させ、前記走行型運動器側のデータ記憶部に入力することで、前記固定型運動器の運動データに基づいたデータを用いた運動メニューにより、前記固定型運動器と同じ運動メニューで前記走行型運動器により走行可能に構成したことを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、固定型運動器での運動条件を走行運動器に模擬的に適用することができる。
【0028】
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の総合運動システムに設けられ、ユーザのための運動管理を制御するサーバ装置であって、ユーザの個人情報を記録した第1のデータベースと、前記ユーザごとの運動時の負荷量、人体情報を記録した第2のデータベースと、前記第2のデータベースに記録された負荷量、人体情報に基づいて運動メニューを生成する運動メニュー生成部と、走行型運動器と固定型健康器との間でデータを送受信する通信部とを備え、前記走行型運動器または固定型運動器のいずれかを用いて前記ユーザによって運動が開始される場合、前記運動メニュー生成部が、このユーザに対応する前記第2のデータベースに記録された負荷量、人体情報に応じて運動メニューを生成し、前記通信部は、前記生成された運動メニューを前記ユーザによって運動が開始される前記走行型運動器または固定型運動器に送信することを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態にかかる総合運動システムは、人力を用いて屋外を走行する走行型運動器としての電動自転車10と、電動自転車10に設けられた情報処理部21に着脱可能とされて電動自転車10の走行データを記録する走行データ記録手段としての走行データ記録カード(以下、記録カードと略す)20と、記録カード20のデータを入出力する基地局(運転者の自宅や会社など)に配設されて記録データを入力して管理する副情報伝達管理部としてのクライアント側管理装置30と、フィットネスクラブなどの健康管理施設70に配設され、公衆回線、無線、インターネットなどのネットワーク5を介してクライアント側管理装置30からのデータを入出力する主情報伝達管理部(サーバ装置)としての施設側管理装置40と、健康管理施設70に配設されている固定型運動器としての固定型自転車(いわゆるエアロバイク)50とを備えている。
【0033】
そして、本総合運動システムは、電動自転車10にて走行した際に記録カード20に記録された走行データをクライアント側管理装置30や施設側管理装置40に出力可能に構成されている。また、この走行データに基づいて、固定型自転車50を駆動したり、固定型自転車50に設けられている表示装置(ディスプレイ用モニター)57に画像や映像を表示したりすることができるように構成されている。また、固定型自転車50や施設側管理装置40からのデータを、ネットワーク5を介してクライアント側管理装置30や電動自転車10の記録カード20に出力して、電動自転車10の走行状態を変更(例えば補助動力比率の変更)することも可能とされている。
【0034】
電動自転車10には、自転車本体に加えて、電動自転車10の補助駆動の基本的構成要素である電動駆動部11と、バッテリー部12と、電動自転車10における人力によるペダルへのトルク(踏力)を検出するトルク検出部13と、ペダルの回転数を検出する回転数検出部14と、走行時の加速度を検出する加速度検出部15と、電動駆動力などの制御を行う駆動制御部16と、全体的な制御を行う制御部17と、記録カード20が着脱自在で電動自転車10の各種データの処理を行う情報処理部21などが備えられている。
【0035】
情報処理部21は、例えば電動自転車10におけるハンドルポスト上方の、操作し易く、見易い箇所に設置されている。この情報処理部21には、上述した記録カード20が着脱自在とされ、記録カード20に対してデータを読み書きする読込記録部22と、外部との通信を行う携帯電話やPHSなどの通信機80に対してデータを入出力する通信部23と、電動自転車10の位置情報(緯度情報と経度情報と高さ情報)を得る位置認識部としてのGPS(Global Positioning System)受信部24と、変速段や、バッテリーの状態、走行速度、走行距離、走行時間、心拍数、入力データやデータの入出力状態などを表示する表示部26と、各種設定情報などを入力する複数の押し釦などからなる入力部27と、設定した走行速度、走行距離、走行時間、人体指標値などから外れた場合に音や表示動作により注意を促すとともに、通常運転時に運転のペースをリズム音で出力したりすることが可能な報知部28とが設けられている。また、情報処理部21には、耳たぶに付けて心拍数を測定する人体情報検出部(人体指標測定部)としての心拍センサ25を接続可能とされている。また、坂道などにおける電動自転車10の傾斜を検出する傾斜検出部を備えるようにすれば、GPS受信部24による位置情報の精度を向上させることができる。
【0036】
ここで、記録カード20には、例えば当日の運動メニュー(走行距離、走行時間、運動負荷など)や運転者の個人身体データ(事前に求めた運動負荷に対応する心拍数、体重、血圧値)などが記録されている。記録カード20としては、FDなどの記録ディスク、CD、DVDなどの光ディスク、またはSD(Secure Didital)メモリカードなどの半導体メモリが採用できる。これらの運動メニューや個人身体データはサイクリングを行う前にも入力できるが、サイクリングを行っている途中でも変更可能とされている。また、運転者は、予め心拍センサ25を付けた状態で電動自転車10を自由に走行させる。そして、この際のデータを、記録カード20を介してクライアント側管理装置30に読み込ませ、クライアント側管理装置30において、この際の運転者の踏力によるトルクとクランク軸などの回転数をトルク検出部13と回転数検出部14とから検出して記憶し、この時のデータから複数の定常状態(平らな道や、緩い坂、急な坂、上り坂、下り坂、向かい風、追い風状態など)での脈拍数と負荷量(トルクと回転数)との間の関係を表す値に基づいて、回帰式を算出して記憶させ、この回帰式を運転者固有の運動負荷に対応する心拍数のデータとして記録カード20に記憶させている(坂の傾斜角度や上り坂、下り坂などはGPSの位置データを関連付けてデータとして蓄えてもよい)。そして、通常の運転時には、心拍センサ25を付けずに走行し、この際の負荷量の状態から心拍数を算出できるように構成されている。
【0037】
また、電動自転車10の駆動制御部16は、以下のような加速度フィードバック制御を実行可能とされている。すなわち、トルク検出部13および回転数検出部14から検出した人力による駆動力と、加速度検出部15から検出した加速度とから、走行抵抗を算出して検出し、人力駆動力による補助動力比率と、走行抵抗による補助動力比率とから総合の補助動力比率を決定して補助動力比率を適宜変更し、例えば、路面状態などに関係なく、運転者に対して、適した一定の踏力が作用するように制御可能とされている。
【0038】
クライアント側管理装置30は、表示部31を有するマイクロコンピュータなどからなる演算処理装置32にて構成され、この演算処理装置32の記憶部35には、上記心拍数算出プログラムに加えて、電動自転車のデータに基づいて自己健康管理や電動自転車のアシスト率の変更などを行うことのできる健康管理プログラムおよびアシスト率変更プログラムや、GPSデータに基づいて走行箇所の履歴などを確認できる地図プログラムや、電動自転車10のデータを含む各種データのやり取りを行える通信プログラムなどが組み込まれている。また、演算処理装置32には、電動自転車10の情報処理部21に着脱される記録カード20を挿入してデータを読み書きする読込記録部33や、外部とネットワーク5を介して情報の入出力を行う通信部34も設けられている。
【0039】
施設側管理装置(サーバ装置)40はマイクロコンピュータなどから構成されており、健康管理施設70内の複数台の固定型自転車50などを管理するもので、個人データや外部とのコミュニケーションを行う情報データベースサーバ41と、各利用者のクライアント側管理装置30の通信部34や情報処理部21の通信部23と通信して受信部および送信部として機能する外部通信部43と、固定型自転車50の前方に設けられている表示装置57に表示する映像の処理を行う映像データベースサーバ45と、電動自転車10の記録カード20に対してデータを読み込んだり、書き込んだりする読込記録部46と、健康管理施設70内の固定型自転車50を含めた各種運動器に接続された通信部44と、各種制御動作を行うとともに、電動自転車10からの走行位置データに応じて運動メニューなども生成する(メニュー生成部としても機能する)制御部47などが設けられている。
【0040】
情報データベースサーバ41の記憶部35には固定型自転車50などの各種運動器を使用する利用客の個人情報が格納されているとともに、各運動器に適した利用方法に関するデータである、指導員やスポーツドクターの各利用者に関する分析データおよび運動メニュー(利用客の年齢、階層別の分析データや各利用者に対する体力変動状態を示すデータ、運動を停止させる条件情報、固定型自転車50における良好なペダリングを行うための、ペダリング位置、円滑な漕ぎ方、ペダリング解析情報などのデータと、これらのデータに対応した運動メニュー)などが格納されている。
【0041】
映像データベースサーバ45には、画像や映像を表示するために必要なデータが格納されている。つまり、電動自転車10からの走行位置データに基づく位置情報画像や映像データを格納可能とされているとともに、この他に、固定型自転車50や他の運動器ならびに利用者が所有している電動自転車10の乗り方のアドバイスを含んだ画像情報や、各種画像プログラム(例えば各地を紹介する画像プログラム)などが格納されている。
【0042】
固定型自転車50は、走行しない点以外では電動自転車10とほぼ同機能とされ、自転車漕ぎ運動を行わせる基本機能に加えて、人力によるペダルへの踏力を検出するトルク検出部51と、ペダルの回転数を検出する回転数検出部52と、総合的な駆動制御を行う駆動制御部53と、耳たぶに付けて心拍数を測定する人体情報検出部(人体指標測定手段)としての心拍センサ54と、各種設定情報などを入力する複数の押し釦などからなる入力部55と、設定した走行速度、走行距離、走行時間、人体指標値などから外れた場合に音や表示動作により注意を促す警告手段56と、電動自転車10の記録カード20に対してデータを読み込んだり、書き込んだりする読込記録部58と、走行速度、走行距離、走行時間、人体指標値、入力データやデータの入出力状態だけでなく、映像データベースサーバ45からの画像や映像を表示する表示装置57と、施設側管理装置40との間でデータの送受信を行う通信部59と、固定型自転車50の動作制御を全体的に制御する制御部60とが設けられている。
【0043】
上記構成において、電動自転車10でサイクリングする際は、電動自転車10に設けられている情報処理部21に記録カード20を装着しておく。そして、運転メニューから希望の走行距離や走行時間、運動負荷などを選択して、屋外でのサイクリングを開始する。なお、予め、記録カード20を自宅などにあるクライアント側管理装置30に装着して希望の運転メニューを選択しておいてもよい。
【0044】
サイクリングを行うと、選択された運転メニューに沿って、電動自転車10が補助駆動力を必要に応じて加えながら走行される。この際、運転者の踏力によるトルクとペダルの回転数とにより運転者の人力による負荷が算出され、その負荷に応じた運転者の心拍数が算出されるとともに、人力による前記負荷および走行加速度に応じて補助駆動力を例えばフィードバック制御して調整しながら、電動自転車10が駆動される。この時、走行距離や走行時間に加えて、トルクや回転数、運転者の負荷、心拍数、加速度などが情報処理部21の表示部26に表示され、かつこれらのデータが走行データとして記録カード20に記録される。また、電動自転車10の高さデータも含めた走行位置データが位置認識部としてのGPS受信機24からの受信データに基づき随時取得され、この位置データも記録カード20に記録される。
【0045】
なお、電動自転車10で走行している際に、運転者がリズム音出力などを希望して予め設定している場合は、運転のペースが報知部28からリズム音が出力される。また、報知部28から音楽などを聞かせることも可能とされており、これにより運転者をリラックスさせることが可能とされている。また、運動メニューに対して、走行時の負荷が過剰であったり、過小であったりした場合には、報知部28から警告音が発生されて運転者に注意が促される。
【0046】
サイクリングが終了した時点で運転者は、例えば、記録カード20を自宅などにあるクライアント側管理装置30の読込記録部33に装着して読み込むことで、走行データをクライアント側管理装置30の記憶部35に記憶させることができる。そして、今回の走行における各種データを表示部31に表示させながら、運転者が自己分析したり自己診断することも可能とされている。
【0047】
さらに、このクライアント側管理装置30に組み込まれているアプリケーションプログラムによって、次のようなことも可能である。電動自転車10に対応す健康管理プログラムを実行することで、当初の運動メニューと、実際の運動との対比を、累積データの作成、グラフ化などにより分かり易く確認することができ、この結果に基づく運動の分析および診断と次回運動時のアドバイスとが提示されて表示される。また、電動自転車10の補助駆動比率調節プログラムを実行することで、今回の走行での電動自転車10の補助駆動比率を勘案しながら補助駆動比率を変更することが可能である。また、地図プログラムを実行することで、今回得た走行位置データに基づいて、実際に走行したロードマップを表示させたり、登坂距離や高低差などを表示させたりすることができ、さらにはこの走行位置データを、例えば、日本縦断ゲームプログラムのなどの走行距離に見立てて現在位置を表示させることで楽しむこともできる。
【0048】
なお、電動自転車10を走行させている途中で、電動自転車10の情報処理部21に接続された通信機80からクライアント側管理装置30の通信部34や施設側管理装置40の外部通信部43へ走行データを出力することも可能である。
【0049】
電動自転車10を走行させて得た走行データを、電動自転車10の通信部23やクライアント側管理装置30の通信部34から施設側管理装置40の外部通信部43へ、ネットワーク5などを介して(電動自転車10の記録カード20を健康管理施設70に直接持参して施設側管理装置40や固定型自転車50の読込記録部58で読み込ませることも可能である)施設側管理装置40に出力することで、その後、前記運転者が健康管理施設70の利用者として行くと、以下のようなことが実行可能となる。
【0050】
健康管理施設70の固定型自転車50を使用する際に利用者の識別番号などを入力して、利用者が過去のサイクリングでの走行を固定型自転車50での運動に模擬的に適用するプログラムを指定すると、該当する走行データが読み込まれて、その走行データに対応する運動データに変換されて運動メニューが作成され、この運動メニューが固定型自転車50で実行される。すなわち、前記走行データに対応する走行距離や走行時間、運転者に対する負荷や心拍数が前記走行時のものと同様になるような運動メニューに従って固定型自転車50が制御されながら、利用者は運動を行うことができる。また、運動中は、例えば地図プログラムが実行され、GPS受信機から得た今回の走行位置データに基づいて、実際に走行したロードマップが表示装置57に表示され、同時に高低差も表示される。そして、固定型自転車50での運動時間や駆動量に合わせて、現在の走行位置も模擬的に示される。
【0051】
これにより、利用者は、過去の電動自転車10での走行と似た環境や条件で固定型自転車50による運動を行うことができるため、実際の走行時の雰囲気やその楽しさ、おもしろみを再度味わうことなどができ、しかもこれが自分の走行体験に基づくものであるため、楽しさやおもしろみも倍増する。また、固定型自転車50において予め決められている運動プログラムに加えて、自分の走行体験に基づく運動プログラムが追加されることとなるので、その分だけ選択肢が増えることにもなる。
【0052】
なお、電動自転車10に撮像手段などを取付け、電動自転車10からの撮像画像を記録カード20や撮像記録手段に記録して施設側管理装置40に記憶させ、固定型自転車50により運動する際に表示装置57に表示させながら運動してもよく、この場合は、その走行時の雰囲気を、さらに臨場感が高まりながら味わうことができる。また、この際に、電動自転車10の走行中に随時、風景などの走行環境を撮像するとより良好な臨場感を得ることができるが、これに限るものではなく、適当時間間隔、または任意のタイミングで撮像して、固定型自転車50によりその走行位置に対応する箇所に達した時点で、該当画像を表示装置57に表示させるようにしてもよい。
【0053】
また、これに代えて、実際の走行時での画像データがない場合に、運動に合わせて他の画像データなどを表示装置57に相対的に移動させるなどしながら表示させることによっても楽しさやおもしろみを利用者に与えることが可能である。
【0054】
さらに、健康管理施設70の指導員やスポーツドクターが、送られて来た走行データを分析、診断したり、利用者が固定型自転車50で再現して運動している状態を観察したりして、その人に合った運動条件などを助言したり示唆することができる。そして、利用者が、より高度な(よりスポーツ指向が強い)助言を望む場合は、走行データから踏力トルク情報、回転数情報などを抽出して、ペダリング解析を行い、円滑なペダリング、回転数、想像されるフォームチェックなどを行ってもよい。
【0055】
そして、この適切な運動条件のデータを記録カード20に保存し直し、次回の電動自転車10の走行時に利用することで、一層、その人に適した補助駆動比率などの運動条件で電動自転車10を走行させることができる。なお、健康管理施設70の利用者(電動自転車10の運転者)が健康管理施設70を訪れなくても、データを受け取った健康管理施設70の指導員やスポーツドクターが、その人に合った運動条件データなどを、クライアント側管理装置30へ送り返すことにより、利用者はその運動条件を取得することができる。また、利用者と指導員やスポーツドクターとがテレビ会議システムなどを利用できる場合には、このテレビ会議システムにより両者が面接して、その運動条件などを伝えることも可能である。適切な運動条件や、これに対応する走行データを送られた利用者は、例えば記録した記録カード20を電動自転車10に装着することで、容易にその運動条件に合った状態で電動自転車10を運転することができる。
【0056】
なお、健康管理施設70に送られたそれぞれの走行データは、個人のデータベースとして構築されるため、このデータベースを利用することで、個人の運動管理や健康管理(推移、目標達成率、進捗状況など)を比較的容易に構築できる利点がある。さらに健康管理施設70の加入者全体のデータベースを、全データを対象とした階層別情報(男女別、年齢別、身長・体重別、職業別など)を参照するデータベースとして健康管理施設70の人などが利用することも可能である。
【0057】
なお、上記の実施の形態においては、電動自転車では通常のサイクリング時には、心拍センサーを取付けることなく、運転者の踏力によるトルクとペダルの回転数とにより運転者の負荷が算出され、その負荷に応じた運転者の心拍数が算出される構成である場合を述べたが、固定型自転車50においても同様の構成を採用してもよい。
【0058】
また、人体指標として心拍数を計測したり算出したりする場合を述べたが、その他の人体指標、例えば脈拍や血圧などを用いた場合でも同様に適用できることはもちろんであり、例えば血圧を測定する手法としては、血圧センサーを電動自転車10や固定型自転車50のグリップに組付けて測定するとよい。また、上記心拍数と同様な手法で予め測定したデータから回帰式を求めて血圧を算出するようにしてもよい。
【0059】
また、電動自転車10の駆動制御として上記した加速度フィードバック制御を行わないものやそれ以外の制御を行っている電動自転車10にも適用できるものであり、例えば、左右のペダルへの踏力が異なる場合に、以下のような左右踏力バランス制御を行って滑らかに自転車漕ぎ運動を行うようにするとよい。つまり、左ペダルに加えられる左踏力に左踏力負荷時の電動自転車10における電動モータの出力を合算した左合算出力と、右ペダルに加えられる右踏力に右踏力負荷時の電動モータの出力を合算した右合算出力との差が所定範囲内となるように、左踏力負荷時および右踏力負荷時の電動モータの出力をそれぞれ制御する。この他の各種駆動制御を行っているものにも上記手法を適用可能である。
【0060】
さらに、サーバ装置としての施設側管理装置40に記憶したり、クライアント側管理装置30に記憶可能な走行データや運動メニューなどを管理する本発明のプログラムをCD−ROM、FD、DVD等の記録媒体に格納し、汎用コンピュータに対して着脱自在な形で提供される形態でもよい。これにより、本発明のプログラムが格納されたソフトウェア商品として装置と独立して容易に配布、販売することができるようになる。汎用コンピュータなどのハードウェアを用いてこのソフトウェアを使用することにより、これらのハードウェアで本発明が容易に実施できるようになる。
【0061】
加えて、本発明を実現するためのプログラムやデータは、通信回線などを介して接続された他の機器から受信してメモリに記録する形態であってもよい。さらには、通信回線などを介して接続された他の機器側のメモリに上記プログラムやデータを記録し、このプログラムやデータを通信回線などを介して使用する形態であってもよい。
【0062】
さらに、上記実施の形態においては、走行型運動器として電動自転車10を採用し、固定型運動器として固定型自転車50を採用した場合を述べたが、これに限るものではなく、屋外を走行する走行型運動器として、ペダルへのトルクやペダルの回転数、走行距離などを検出する機能を付与した自転車や三輪車などの少なくとも一部に人力を用いる運動器を用いたり、屋内に配置される固定型運動器としてその他の自転車漕ぎ運動に近い運動などを行うことができる運動器や、屋外でする運動を室内で行えるように模擬した歩行型運動器やジョギング型運動器などにも本発明を適用できる。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、走行運動器で屋外を走行している環境を固定型運動器での運動に模擬的に適用することができ、また、固定型運動器での運動条件を走行運動器に模擬的に適用することができる。これにより、利用者は、走行運動器での過去の走行体験に似た状態で固定型運動器にて運動することができるため、実際の走行時の雰囲気やその楽しさやおもしろみを再度味わうことなどができる。また、走行データについて健康管理施設の指導員やスポーツドクターにて分析、診断することで、その人に合った運動条件などを示唆することができ、さらにその運動条件に対応するデータを走行運動器や固定型運動器に入力することで、容易にその運動条件に合った状態で走行運動器や固定型運動器にて運動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる総合運動システムの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 ネットワーク
10 電動自転車(走行型運動器)
20 走行データ記録カード(走行データ記録手段)
24 GPS受信部
30 クライアント側管理装置(副情報伝達管理部)
40 施設側管理装置(主情報伝達管理部:サーバ装置)
50 固定型自転車(固定型運動器)
70 健康管理施設
57 表示装置
Claims (2)
- 人力を用いて走行するとともに電動モータの補助駆動力を加えて走行可能な走行型運動器と、この走行型運動器での走行に関するデータを記録する走行データ記録手段と、所定箇所に固定されて前記走行型運動器における人力による自転車漕ぎ運動形式での運動を模擬する固定型運動器と、走行データ記録手段と固定型運動器との間でデータを入出力可能でかつ格納可能なサーバ装置とを備え、
前記走行型運動器は、補助駆動力を制御する制御手段と、ユーザの人力に対応する負荷量を検出する負荷検出部と、前記検出された負荷量、人体情報を記録する記録部と、各種のデータを記憶するデータ記憶部とを備え、
前記固定型運動器は、ユーザの人力に対応する負荷量を検出する負荷検出部と、前記負荷量に対応するユーザの人体情報を検出する人体情報検出部と、前記検出された負荷量、人体情報を記録する記録部とを備え、
前記サーバ装置は、前記固定型運動器から送信された負荷量、人体情報を受信する受信部と、前記受信された負荷量、人体情報を蓄積する蓄積部と、前記蓄積された負荷量、人体情報に応じて運動メニューを生成する運動メニュー生成部とを備え、
前記固定型運動器の運動データを、前記サーバ装置に格納させて、前記固定型運動器と前記走行型運動器とに共通する運動メニューを生成させ、前記走行型運動器側のデータ記憶部に入力することで、前記固定型運動器の運動データに基づいたデータを用いた運動メニューにより、前記固定型運動器と類似した走行となるように前記走行型運動器で補助駆動力の付加量を調整しながら走行可能に構成した
ことを特徴とする総合運動システム。 - 請求項1記載の総合運動システムに設けられ、ユーザのための運動管理を制御するサーバ装置であって、ユーザの個人情報を記録した第1のデータベースと、前記ユーザごとの運動時の負荷量、人体情報を記録した第2のデータベースと、前記第2のデータベースに記録された負荷量、人体情報に基づいて運動メニューを生成する運動メニュー生成部と、走行型運動器と固定型健康器との間でデータを送受信する通信部とを備え、前記走行型運動器または固定型運動器のいずれかを用いて前記ユーザによって運動が開始される場合、前記運動メニュー生成部が、このユーザに対応する前記第2のデータベースに記録された負荷量、人体情報に応じて運動メニューを生成し、前記通信部は、前記生成された運動メニューを前記ユーザによって運動が開始される前記走行型運動器または固定型運動器に送信することを特徴とするサーバ装置。
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