JP4641000B2 - 受光アンプ回路および光ピックアップ - Google Patents
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Description
Vo1=IPD1×(Rf1+ZSW1) …(1)
となる。ここで帰還抵抗値Rf1は電流IPD1によらず一定である。
Vce(sat)=VT×ln((αF・(1−αR)・IC+IS(1−αF・αR)+αF・IB)/
(αR・(αF−1)・IC+IS(1−αF・αR)+αF・αR・IB))
=VT×ln(((1−αR)・IC+IB)/(αR・IB)) …(2)
となる。ここで、上式における各パラメータは、
IS:逆動作時飽和電流<IB,IC
IB:ベース電流
IC:コレクタ電流
IE:エミッタ電流
VT:熱電圧
αF:ベース接地での順方向電流増幅率(≒1)
αR:ベース接地での逆方向電流増幅率
β:順方向動作時電流利得(IC/IB)
rE:エミッタ抵抗
rC:コレクタ抵抗
であり、αR,β,rE,rCはトランジスタの固有値(定数)である。IB一定とすれば、飽和トランジスタのコレクタ−エミッタ間抵抗RonはICに対するVCE(sat)の変化で表せるので、VCE(sat)即ち式(2)をコレクタ電流ICで偏微分すると以下のようになる。
Ron=σVce(sat)/σIC
=VT×(1−αR)/(IB+(1−αR)・IC) …(3)
式(1)のZSW1はトランジスタSW1のコレクタ−エミッタ間抵抗、即ち式(3)に相当するので、IB=ISW1,IC=IPD1とし、差動増幅器の入力電流は十分小さいとして無視して、
ZSW1=VT×(1−αR)/(ISW1+(1−αR)・IPD1) …(4)
となり、インピーダンスZSW1は受光素子PD1からの電流IPD1の大きさによって変化することが分かる。
Vo1=IPD1×(Rf1+ZSW1)
=IPD1×(Rf1+VT×(1−αR)/(ISW1+(1−αR)・IPD1)) …(5)
となり、受光アンプ回路のゲインをRaとすると、
Ra=Vo1/IPD1
=ZFB1+ZSW1
=Rf1+VT×(1−αR)/(ISW1+(1−αR)・IPD1) …(6)
となる。
ΔRa=ΔZSW1 …(7)
となり、
ゲインRaの変化率ΔRa/Raは、
ΔRa/Ra=ΔZSW1/Ra
=ΔZSW1/(Rf1+ZSW1) …(8)
となる。
本発明の一実施形態について図1ないし図19に基づいて説明すると以下の通りである。
ΔRa=ΔZSW1
=VT×(1−αR)/(ISW1+(1−αR)・0)−
VT×(1−αR)/(ISW1+(1−αR)・IPD1max)
=VT×(1−αR)・(1/ISW1−1/(ISW1+(1−αR)・IPD1max)
=VT×(1−αR) 2 ・IPD1max /(ISW1・(ISW1+(1−αR)・IPD1max)) …(9)
となる。
ΔRa=ΔZSW1
=VT×(1−αR)/(ISW1+(1−αR)・IBIAS1a)−
VT×(1−αR)/(ISW1+(1−αR)・(IBIAS1a+IPD1max))
=VT×(1−αR)・(1/ISW1−1/(ISW1+(1−αR)・IPD1max))
=VT×(1−αR) 2 ・IPD1max/
((ISW1+(1−αR)・IBIAS1a)・(ISW1+(1−αR)・(IBIAS1a+IPD1max)))
…(10)
となる。
Volmax>(IPD1max×(Rf1+ZSW1)+IBIAS1×(Rf1+ZSW1)+Vod …(11)
となる。ここでIBIAS1×(Rf1+ZSW1)+Vodは、受光素子PD1からの信号が無い時(以下「無信号時」という)の受光アンプ回路1の出力電圧Vo1に相当する。無信号時における受光アンプ回路3の出力電圧Vo1をVo1minとすると、
Volmax−Volmin>IPD1max×(Rf1+ZSW1) …(12)
を満足すれば、出力波形がVo1maxを超えることはなく、ダイナミックレンジの減少による出力信号のひずみは発生しない。このように、バイアス電流調整回路9は、出力電圧検出回路8による出力電圧Vo1の検出値に基づき、式(12)を満たすようにバイアス電流を調整する。
これにより出力電圧Vo1の増加/減少に伴い、バイアス電流IBIAS1aは減少/増加することになる。
=VS1−VFBd1a−VoffAa+VFB1a−VS1
=VFB1a−VFBd1a−VoffAa …(14)
バイアス電流源CSB1a,及びバイアス電流源CSB1daが接続されている場合、VoffAa=0とすると
Vod=VFB1a−VFBd1a−VoffAa
≒((ZFB1+ZSW1)×(Ib1a+IBIAS1a))−((ZFBd1+ZSWd1)×(Ib2a+IBIAS1da))
…(15)
ここでZFB1=ZFBd1,ZSW1=ZSWd1であり、更にIb1a=Ib2a=0とすると、
Vod=((ZFB1+ZSW1)×(IBIAS1a−IBIAS1da) …(16)
となる。このとき、
IBIAS1a=IBIAS1da …(17)
が成り立てば、Vod=0となり、オフセット電圧Vodを最小にすることができる。
IBIASka=IBIASkda(k=2〜n) …(18)
が成り立てば、オフセット電圧Vodを最小にすることができる。
VceQSW1=VbeQ1+((IPD1+Ib1+IBIAS1a)×Rf1)+((IPD1+Ib1+IBIAS1)×ZSW1)−VbeSW1
…(19)
となる。ここで、VbeQ1、VbeSW1はそれぞれトランジスタQ1、SW1のベース−エミッタ間電圧、Ib1はトランジスタQ1のベース電流である。
VceQSW1min=IBIAS1×(Rf1+ZSW1) …(20)
となる。ここで、VceQSW1minがトランジスタの飽和時コレクタ−エミッタ間電圧Vce(sat)より高ければ受光アンプ回路が動作するので、
IBIAS1×(Rf1+ZSW1)>Vce(sat) …(21)
を満たせば、受光アンプ回路は動作する。
IBIASk×(Rfk+ZSWk)>Vce(sat)(k=2〜n) …(22)
すなわち、バイアス電流値と帰還回路選択スイッチであるトランジスタSWk(k=2〜n)のインピーダンスとの積が、トランジスタの飽和時コレクタ−エミッタ間電圧より大きければよい。
IBIAS1×(Rf1+ZSW1)≦Vce(sat) …(23)
の場合は、図18に示すように、図17の構成に加えて、トランジスタQ1のエミッタに新たにトランジスタQ3を設けることによって、トランジスタQSWnのコレクタ−エミッタ間電圧がトランジスタの飽和時コレクタ−エミッタ間電圧より大きくなるようにする必要がある。トランジスタQ3はベースとコレクタとが接続されることによってダイオードとして機能する。
VceQSW1=VbeQ3+VbeQ1+((IPD1+Ib1+IBIAS1a)×Rf1)+((IPD1+Ib1+IBIAS1)×ZSW1) −VbeSW1 …(24)
であり、トランジスタQSW1のコレクタ−エミッタ間電圧の最小値は、式(20)の場合と同様、IPD1=0、Vbe1=VbeSW1、Ib1=0として
VceQSW1min=VbeQ3+(IBIAS1×(Rf1+ZSW1)) …(25)
となる。
VbeQ3+(IBIAS1×(Rf1+ZSW1))>Vce(sat) …(26)
を満たせば、受光アンプ回路は動作することになる。
VceQSW1=Vbe3+Vbe1+((IPD1+Ib1)×Rf1)+((IPD1+Ib1)×ZSW1)−VbeSW1…(27)
であり、QSW1のコレクタ−エミッタ間電圧の最小値は、IPD1=0、Vbe1=VbeSW1、Ib1=0として
VceQSW1min=VbeQ3 …(28)
となる。なお、図19の構成においては、
VbeQ3>Vce(sat) …(29)
を満たさなければ受光アンプ回路は動作しないので、トランジスタQ3によりトランジスタQSW1のコレクタ−エミッタ間電圧を確保していることになる。
VOLmin18=Vbe1+(IBIAS1×(Rf1+ZSW1)) …(30)
VOLmin19=Vbe1+Vbe3 …(31)
となる。
IBIAS1×(Rf1+ZSW1)<Vbe3 …(32)
を満たせばよい。すなわち、バイアス電流と帰還回路のインピーダンスとの積が、トランジスタのベース−エミッタ間電圧より低くなるようにバイアス電流を調整すればよい。
本発明の他の実施形態について図20ないし図32に基づいて説明すれば以下の通りである。
Volmin=Vod+(IBIAS×(ZFB1+ZSW1)) …(33)
となり、(IBIAS×(ZFB1+ZSW1))だけ、Volminが上昇してダイナミックレンジが減少する。
Volmin=Vod+(IBIAS×ZSW1) …(34)
となり、式(33)と比較すると、実施の形態2における構成のほうが無信号時の出力電圧は小さい。
Volmax>(IPD1max×(Rf1+ZSW1)+IBIAS1×ZSW1+Vod …(35)
となる。ここでIBIAS1×ZSW1+Vodは、受光素子PD1からの信号が無い時(以下「無信号時」という)の受光アンプ回路11の出力電圧Vo1に相当する。無信号時における受光アンプ回路11の出力電圧Vo1をVo1minとすると、
Volmax−Volmin>IPD1max×(Rf1+ZSW1) …(36)
を満足すれば、出力波形がVo1maxを超えることはなく、ダイナミックレンジの減少による出力信号のひずみは発生しない。このように、バイアス電流調整回路19は、出力電圧検出回路18による出力電圧Vo1の検出値に基づき、式(36)を満たすようにバイアス電流を調整する。
これにより出力電圧Vo1の増加/減少に伴い、バイアス電流IBIAS1bは減少/増加することになる。
IBIAS1b=(Vcc−Vo1−VbeQB1bc)/ZRB1b
=(Vcc−VbeQB1bc−((IPD1×(Rf1+ZSW1))+(IBIAS1b×ZSW1)))/ZRB1b …(38)
整理すると、
(1+(ZSW1/ZRB1b))×IBIAS1b=((ZRB1b+ZSW1)/ZRB1b)×IBIAS1b
=(Vcc−VbeQB1bc−(IPD1×(Rf1+ZSW1)))/ZRB1b…(39)
よって、
IBIAS1b=((Vcc−VbeQB1bc−(IPD1×(Rf1+ZSW1)))/ZRB1b)×(ZRB1b/(ZRB1b+ZSW1))
=(Vcc−VbeQB1bc−(IPD1×(Rf1+ZSW1)))/(ZRB1b+ZSW1) …(40)
よってトランジスタSW1のコレクタ電流IPD1+IBIAS1bは、
IPD1+IBIAS1b=IPD1+((Vcc−VbeQB1bc−(IPD1×(Rf1+ZSW1)))/(ZRB1b+ZSW1))
=(IPD1×(ZRB1b+ZSW1)−IPD1×(Rf1+ZSW1)+Vcc−VbeQB1bc)/(ZRB1b+ZSW1)
=(IPD1×(ZRB1b−Rf1))/(ZRB1b+ZSW1)+(Vcc−VbeQB1bc)/(ZRB1b+ZSW1)
…(41)
ここで両辺をIPD1で微分すると、
d(IPD1+IBIAS1b)/dIPD1=(ZRB1b−Rf1)/(ZRB1b+ZSW1) …(42)
上記より、ZRB1b=Rf1であれば、
d(IPD1+IBIAS1b)/dIPD1=0 …(43)
よって、
IPD1+IBIAS1b=const. …(44)
すなわち、トランジスタSW1のコレクタ電流IPD1+IBIAS1bは、電流IPD1によらず一定となり、電流IPD1が変化してもトランジスタSW1のインピーダンスは変化しない。よって、帰還回路のゲインが変化せず、より正確な出力電圧を検出することができる。
IPD1+IBIASkb=const.(k=2〜n) …(45)
が成立する。よって、トランジスタSWn(k=2〜n)のコレクタ電流IPD1+IBIASkb(k=2〜n)は、電流IPD1によらず一定となり、電流IPD1が変化してもトランジスタSWn(k=2〜n)のインピーダンスは変化しない。
=VS1−VFBd1b−VoffAb+VFB1b−VS1
=VFB1b−VFBd1b−VoffAb …(46)
バイアス電流源CSB1b,及びバイアス電流源CSB1dbが接続されている場合、VoffAb=0とすると
Vod=VFB1b−VFBd1b−VoffAb
≒(ZFB1×Ib1b)+((ZSW1×(Ib1b+IBIAS1b))-((ZFBd1×Ib2b)+((ZSWd1×(Ib2b+IBIAS1b)))
…(47)
ここでZFB1=ZFBd1,ZSW1=ZSWd1であり、更にIb1b=Ib2b=0とすると、
Vod=((ZSW1×IBIAS1b)-(ZSWd1×IBIAS1b)
=ZSW1×(IBIAS1b-IBIAS1b) …(48)
となる。このとき、
IBIAS1b=IBIAS1db …(49)
が成り立てば、Vod=0となり、オフセット電圧Vodを最小にすることができる。
IBIASkb=IBIASkdb(k=2〜n) …(50)
が成り立てば、オフセット電圧Vodを最小にすることができる。
VceQSW1=VbeQ1+((IPD1+Ib1)×Rf1)+((IPD1+Ib1+IBIAS1)×ZSW1)−VbeSW1
…(51)
となる。ここで、VbeQ1、VbeSW1はそれぞれトランジスタQ1、SW1のベース−エミッタ間電圧、Ib1はトランジスタQ1のベース電流である。
VceQSW1min=IBIAS1×ZSW1 …(52)
となる。ここで、VceQSW1minがトランジスタの飽和時コレクタ−エミッタ間電圧Vce(sat)より高ければ受光アンプ回路が動作するので、
IBIAS1×ZSW1>Vce(sat) …(53)
を満たせば、受光アンプ回路は動作する。
IBIASk×ZSWk>Vce(sat)(k=2〜n) …(54)
すなわち、バイアス電流値と帰還回路選択スイッチであるトランジスタSWk(k=2〜n)のインピーダンスとの積が、トランジスタの飽和時コレクタ−エミッタ間電圧より大きければよい。
IBIASk×ZSWk≦Vce(sat)(k=2〜n) …(55)
の場合は、図32に示すように、図31の構成に加えて、トランジスタQ1のエミッタに新たにトランジスタQ3を設けることによって、トランジスタQSWk(k=2〜n)のコレクタ−エミッタ間電圧がトランジスタの飽和時コレクタ−エミッタ間電圧より大きくなるようにする必要がある。トランジスタQ3はベースとコレクタとが接続されることによってダイオードとして機能する。
VceQSW1=VbeQ3+VbeQ1+((IPD1+Ib1)×Rf1)+((IPD1+Ib1+IBIAS1)×ZSW1)−VbeSW1
…(56)
であり、トランジスタQSW1のコレクタ−エミッタ間電圧の最小値は、式(15)の場合と同様、IPD1=0、Vbe1=VbeSW1、Ib1=0として
VceQSW1min=VbeQ3+(IBIAS1×ZSW1) …(57)
となる。
VbeQ3+(IBIAS1×ZSW1)>Vce(sat) …(58)
を満たせば、受光アンプ回路は動作することになる。
VOLmin31=Vbe1+(IBIAS1×ZSWn) …(59)
となる。
IBIAS1×ZSWn<Vbe3 …(60)
を満たせばよい。すなわち、バイアス電流と帰還回路のインピーダンスとの積が、トランジスタのベース−エミッタ間電圧より低くなるようにバイアス電流を調整すればよい。
本発明の他の実施形態について図33に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、本実施形態においても、前述の実施の形態1および2における構成要素と同等の機能を有する構成要素については同一の符号を付記し、その説明を省略する。
8,18 出力電圧検出回路(電流検出回路)
9,19 バイアス電流調整回路
101 光ピックアップ
111 レーザダイオード(レーザ光源)
112、113 レーザパワーモニタ用受光IC
114 信号用受光IC
Amp1、3 差動増幅器
Amp2 増幅器
Ampd ダミー増幅器
C1〜Cn 帰還回路
Cd1〜Cdn オフセット電圧補正回路
CM1a カレントミラー回路
CM1b カレントミラー回路
FB1〜FBn 帰還抵抗(第1抵抗)
FBd1〜FBdn 抵抗(第2抵抗)
CSB1a〜CSBna バイアス電流源(第1バイアス電流源)
CSB1da〜CSBnda バイアス電流源(第2バイアス電流源)
CSB1b〜CSBnb バイアス電流源(第1バイアス電流源)
CSB1da〜CSBnda バイアス電流源(第2バイアス電流源)
IBIAS1a〜IBIASna バイアス電流(第1バイアス電流)
IBIAS1da〜IBIASnda バイアス電流(第2バイアス電流)
IBIAS1b〜IBIASnb バイアス電流(第1バイアス電流)
IBIAS1db〜IBIASndb バイアス電流(第2バイアス電流)
PD1 受光素子(フォトダイオード)
SW1〜SWn トランジスタ(第1トランジスタ)
QCM1a〜QCMna トランジスタ(第2トランジスタ)
QCM1b〜QCMnb トランジスタ(第2トランジスタ)
QSW1〜QSWn トランジスタ(第3トランジスタ)
QBIAS1a〜QBIASna トランジスタ(第4トランジスタ)
QBIAS1b〜QBIASnb トランジスタ(第4トランジスタ)
SWd1〜SWdn トランジスタ(第5トランジスタ)
QSWd1〜QSWdn トランジスタ(第6トランジスタ)
QBIAS1da〜QBIASnda トランジスタ(第7トランジスタ)
QBIAS1db〜QBIASndb トランジスタ(第7トランジスタ)
Claims (18)
- 受光素子と、受光素子で発生する電流を電圧に変換して増幅する増幅器と、第1抵抗と帰還回路をON/OFFする第1トランジスタとが直列接続された複数の帰還回路と、上記帰還回路の個々に対して上記受光素子からの電流が無い時における出力電圧を補正するための複数のオフセット電圧補正回路とを備え、
上記受光素子は上記増幅器の第1入力端子に接続され、
上記複数の帰還回路は、上記受光素子と上記第1入力端子との接続点と、上記増幅器の出力端子との間に並列接続され、
上記第1抵抗のインピーダンスは、互いに異なっており、
上記オフセット電圧補正回路は、上記増幅器の第2入力端子と基準電圧源との間に並列接続されている受光アンプ回路において、
上記第1トランジスタに流す第1バイアス電流を発生する第1バイアス電流源を備え、
上記バイアス電流源は、上記受光素子および上記複数の帰還回路に接続され、
導通している第1トランジスタには、上記受光素子で発生する電流と上記第1バイアス電流とを加算した電流が流れることを特徴とする受光アンプ回路。 - 上記第1バイアス電流源は、上記受光素子と上記増幅器との接続点を介して上記第1バイアス電流を流すことを特徴とする請求項1に記載の受光アンプ回路。
- 上記バイアス電流源を1つだけ備え、該第1バイアス電流源は、上記受光素子と上記接続点を介して上記第1バイアス電流を流すことを特徴とする請求項2に記載の受光アンプ回路。
- 上記第1バイアス電流源を上記帰還回路と個々に対応して備え、上記第1トランジスタが導通している時のみ該第1トランジスタが接続されている上記第1バイアス電流源を動作させる動作制御回路を備えていることを特徴とする請求項2に記載の受光アンプ回路。
- 上記第1バイアス電流源を上記帰還回路と個々に対応して備え、上記第1バイアス電流源は、上記各帰還回路における上記第1抵抗と上記第1トランジスタとの間に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の受光アンプ回路。
- 上記第1トランジスタが導通している時のみ該第1トランジスタが接続されている上記第1バイアス電流源を動作させる動作制御回路を備えていることを特徴とする請求項5に記載の受光アンプ回路。
- 上記動作制御回路は、定電流を発生する定電流源と、該定電流を流すダイオード接続された第2トランジスタと、該第2トランジスタとベースが共通接続されており、上記第1トランジスタをON/OFFする第3トランジスタとを含み
上記第1バイアス電流源は、上記第2トランジスタとカレントミラー回路を構成する第4トランジスタであることを特徴とする請求項4または6に記載の受光アンプ回路。 - 上記オフセット電圧補正回路は、第2抵抗と、該第2抵抗と直列に接続されてオフセット電圧補正回路をON/OFFする第5トランジスタと、上記第5トランジスタに流す第2バイアス電流を発生する第2バイアス電流源とを備え、
同時に流される上記第1バイアス電流と第2バイアス電流とは互いに電流値が等しく、
上記帰還回路とオフセット電圧補正回路は対応するもの同士がそれぞれ1つずつ選択され、選択された帰還回路における第1抵抗と選択されたオフセット電圧補正回路における第2抵抗とは、互いに抵抗値が同一であることを特徴とする請求項1に記載の受光アンプ回路。 - さらに上記受光素子からの電流が無い時における出力電圧を補正するための複数のオフセット電圧補正回路を上記帰還回路の個々に対して備え、
上記オフセット電圧補正回路は上記増幅器の第2入力端子と基準電圧源との間に並列接続されており、第2抵抗と、該第2抵抗と直列に接続されてオフセット電圧補正回路をON/OFFする第5トランジスタと、上記第5トランジスタに流す第2バイアス電流を発生する第2バイアス電流源とを備え、
同時に流される上記第1バイアス電流と第2バイアス電流とは互いに電流値が等しく、
上記帰還回路とオフセット電圧補正回路は対応するもの同士がそれぞれ1つずつ選択され、選択された帰還回路における第1抵抗と選択されたオフセット電圧補正回路における第2抵抗とは、互いに抵抗値が同一であり、
上記第2バイアス電流源は上記第2入力端子に接続され、上記第2バイアス電流源と上記第2入力端子との接続点を介して上記第2バイアス電流を流すことを特徴とする請求項2に記載の受光アンプ回路。 - さらに上記受光素子からの電流が無い時における出力電圧を補正するための複数のオフセット電圧補正回路を上記帰還回路の個々に対して備え、
上記オフセット電圧補正回路は上記増幅器の第2入力端子と基準電圧源との間に並列接続されており、第2抵抗と、該第2抵抗と直列に接続されてオフセット電圧補正回路をON/OFFする第5トランジスタと、上記第5トランジスタに流す第2バイアス電流を発生する第2バイアス電流源とを備え、
同時に流される上記第1バイアス電流と第2バイアス電流とは互いに電流値が等しく、
上記帰還回路とオフセット電圧補正回路は対応するもの同士がそれぞれ1つずつ選択され、選択された帰還回路における第1抵抗と選択されたオフセット電圧補正回路における第2抵抗とは、互いに抵抗値が同一であり、
上記第2バイアス電流源を1つ設け、該第2バイアス電流源が上記第2入力端子に接続され、上記第2バイアス電流源と上記第2入力端子との接続点を介して上記第2バイアス電流を流すことを特徴とする請求項3に記載の受光アンプ回路。 - さらに上記受光素子からの電流が無い時における出力電圧を補正するための複数のオフセット電圧補正回路を上記帰還回路の個々に対して備え、
上記オフセット電圧補正回路は上記増幅器の第2入力端子と基準電圧源との間に並列接続されており、第2抵抗と、該第2抵抗と直列に接続されてオフセット電圧補正回路をON/OFFする第5トランジスタと、上記第5トランジスタに流す第2バイアス電流を発生する第2バイアス電流源とを備え、
同時に流される上記第1バイアス電流と第2バイアス電流とは互いに電流値が等しく、
上記帰還回路とオフセット電圧補正回路は対応するもの同士がそれぞれ1つずつ選択され、選択された帰還回路における第1抵抗と選択されたオフセット電圧補正回路における第2抵抗とは、互いに抵抗値が同一であり、
上記第2バイアス電流源は、上記オフセット電圧補正回路と個々に対応して設けられており、上記第2入力端子に接続され、上記第2バイアス電流源と上記第2入力端子との接続点を介して上記第2バイアス電流を流し、
上記動作制御回路は、上記第5トランジスタが導通している時のみ該第5トランジスタが接続されている上記第2バイアス電流源をさらに動作させ、
定電流を発生する定電流源と、該定電流を流すダイオード接続された第2トランジスタと、該第2トランジスタとベースが共通接続されており、上記第1トランジスタをON/OFFする第3トランジスタと、上記第5トランジスタをON/OFFする第6トランジスタとを含み、
上記第1バイアス電流源は、上記第2トランジスタとカレントミラー回路を構成する第4トランジスタであり、
上記第2バイアス電流源は、上記第2トランジスタとカレントミラー回路を構成する第7トランジスタであることを特徴とする請求項4に記載の受光アンプ回路。 - さらに上記受光素子からの電流が無い時における出力電圧を補正するための複数のオフセット電圧補正回路を上記帰還回路の個々に対して備え、
上記オフセット電圧補正回路は上記増幅器の第2入力端子と基準電圧源との間に並列接続されており、第2抵抗と、該第2抵抗と直列に接続されてオフセット電圧補正回路をON/OFFする第5トランジスタと、上記第5トランジスタに流す第2バイアス電流を発生する第2バイアス電流源とを備え、
同時に流される上記第1バイアス電流と第2バイアス電流とは互いに電流値が等しく、
上記帰還回路とオフセット電圧補正回路は対応するもの同士がそれぞれ1つずつ選択され、選択された帰還回路における第1抵抗と選択されたオフセット電圧補正回路における第2抵抗とは、互いに抵抗値が同一であり、
上記第2バイアス電流源は、上記オフセット電圧補正回路と個々に対応して設けられており、上記各オフセット電圧補正回路における上記第2抵抗と上記第5トランジスタとの間に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の受光アンプ回路。 - さらに上記受光素子からの電流が無い時における出力電圧を補正するための複数のオフセット電圧補正回路を上記帰還回路の個々に対して備え、
上記オフセット電圧補正回路は上記増幅器の第2入力端子と基準電圧源との間に並列接続されており、第2抵抗と、該第2抵抗と直列に接続されてオフセット電圧補正回路をON/OFFする第5トランジスタと、上記第5トランジスタに流す第2バイアス電流を発生する第2バイアス電流源とを備え、
同時に流される上記第1バイアス電流と第2バイアス電流とは互いに電流値が等しく、
上記帰還回路とオフセット電圧補正回路は対応するもの同士がそれぞれ1つずつ選択され、選択された帰還回路における第1抵抗と選択されたオフセット電圧補正回路における第2抵抗とは、互いに抵抗値が同一であり、
上記第2バイアス電流源は、上記オフセット電圧補正回路と個々に対応して設けられており、上記各オフセット電圧補正回路における上記第2抵抗と上記第5トランジスタとの間に接続され、
上記動作制御回路は、上記第5トランジスタが導通している時のみ該第5トランジスタが接続されている上記第2バイアス電流源をさらに動作させ、
定電流を発生する定電流源と、該定電流を流すダイオード接続された第2トランジスタと、該第2トランジスタとベースが共通接続されており、上記第1トランジスタをON/OFFする第3トランジスタと、上記第5トランジスタをON/OFFする第6トランジスタとを含み、
上記第1バイアス電流源は、上記第2トランジスタとカレントミラー回路を構成する第4トランジスタであり、
上記第2バイアス電流源は、上記第2トランジスタとカレントミラー回路を構成する第7トランジスタであることを特徴とする請求項6に記載の受光アンプ回路。 - 上記帰還回路における上記各第1バイアス電流源の接続点と出力端子との間のインピーダンスを第1帰還回路インピーダンスとして、
該第1帰還回路インピーダンスと上記第1バイアス電流との積が、上記受光アンプ回路に設けられているトランジスタの飽和時コレクタ−エミッタ間電圧より大きいことを特徴とする請求項7または11または13に記載の受光アンプ回路。 - 上記第1バイアス電流と上記第1帰還回路インピーダンスとの積が、上記受光アンプ回路に設けられているトランジスタのベース−エミッタ間電圧より小さいことを特徴とする請求項14に記載の受光アンプ回路。
- 上記第1バイアス電流を上記帰還回路のON/OFFに応じてON/OFFさせ、各帰還回路における上記第1抵抗と第1トランジスタとのインピーダンスの和を第2帰還回路インピーダンスとして、
選択された帰還回路の第2帰還回路インピーダンスが小さいほど、電流値の大きな第1バイアス電流源が選択され、選択された帰還回路の第2帰還回路インピーダンスが大きいほど、電流値の小さい第1バイアス電流源が選択されることを特徴とする請求項4ないし9および11ないし15のいずれか1項に記載の受光アンプ回路。 - 上記第1バイアス電流は、上記受光素子からの電流の最大値と上記第2帰還回路インピーダンスとの積と、上記受光素子からの電流が無い時における上記増幅器の出力電圧との和が、上記増幅器の最大許容出力電圧よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項16に記載の受光アンプ回路。
- 請求項1ないし17のいずれか1項に記載の受光アンプ回路を備えていることを特徴とする光ピックアップ。
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