JP4632583B2 - 電動閉回路油圧シリンダ駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動閉回路油圧シリンダ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ショベル、ローダ、ブルドーザ等の建設機械、クレーン、フォークリフト、ダンプトラック等の運輸物流機械等の各種機械において、機械の可動部材を駆動するための油圧アクチュエータとして油圧シリンダを駆動させる油圧閉回路が提供されている。
【0003】
そして、最近においては、エンジンで電動機を回転させ、該電動機によって油圧ポンプを駆動するハイブリッド駆動装置も提供されている(特開平9−174300号公報、特開平10−166199号公報参照)。
【0004】
また、回路内の油の流量を調整するためのフラッシング回路が知られていて、油圧シリンダを保持するために閉回路内にチェック弁が挿入される閉回路油圧シリンダが提供されている(実公昭59−16563号公報、実公昭59−27523号公報、特開2001−2371号公報参照)。
【0005】
図2は従来の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【0006】
図において、111は油圧シリンダ、112は油圧閉回路リリーフ弁、113、114は逆止弁としてのパイロットチェック弁、115はフラッシング弁、116は両方向に圧油を吐出することができる油圧ポンプ、117、118は図示されない操作手段によって操作されるパイロット圧操作管路、119は油圧ポンプ駆動装置である。
【0007】
そして、P’aは伸長側、すなわち、前記油圧シリンダ111のベース側油圧室111aの圧力、P’bは縮長側、すなわち、前記油圧シリンダ111のロッド側油圧室111bの圧力、A’aは前記油圧シリンダ111のベース側の受圧面積、A’bは前記油圧シリンダ111のロッド側の受圧面積である。
【0008】
また、図3は従来の他の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【0009】
図において、111は油圧シリンダ、112は油圧閉回路リリーフ弁、115はフラッシング弁、116は両方向に圧油を吐出することができる油圧ポンプ、119は油圧ポンプ駆動装置、121は油圧切替弁、122は油圧閉回路制御手段、123は操作手段としてのコントロールレバーである。
【0010】
そして、P’aは前記油圧シリンダ111のベース側油圧室111aの圧力、P’bは前記油圧シリンダ111のロッド側油圧室111bの圧力、A’aは前記油圧シリンダ111のベース側の受圧面積、A’bは前記油圧シリンダ111のロッド側の受圧面積である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置においては、油圧シリンダ111が停止した状態で外力が作用した場合、油圧シリンダ111のロッドが容易に動いてしまったり、負荷保持状態からの油圧シリンダ111の滑らかな微速起動及び微速停止が困難であるという問題があった。
【0012】
一般に、回路内の油の流れを制御する方法としてフラッシング弁115が使用されているが、油圧シリンダ111のベース側油圧室111a又はロッド側油圧室111b内の圧油を保持する保持機構が配設されていないと、前記油圧シリンダ111が停止した時に、油圧ポンプ116等から圧油漏れが発生するので、前記ベース側油圧室111a又はロッド側油圧室111bの圧力P’a又はP’bが低下し、外力が作用した場合に前記油圧シリンダ111のロッドが容易に動いてしまう。
【0013】
そこで、外力が作用した場合に油圧シリンダ111のロッドが容易に動いてしまうのを防止するために、回路の途中に油圧切替弁121を配設(図3)したり、パイロットチェック弁113、114を配設(図2)したりしている。
【0014】
ところが、この場合でも、油圧ポンプ116等からの圧油漏れが発生するので、前記油圧シリンダ111を停止状態で保持する時に油圧切替弁121又はパイロットチェック弁113、114の前後における圧力差が発生してしまう。したがって、前記油圧シリンダ111を、負荷が加えられながら停止し続けている状態としての負荷保持状態から、滑らかに微速起動及び微速停止させることが困難になってしまう。
【0015】
すなわち、図2及び3に示されるような油圧シリンダ111においては、油圧シリンダ111の停止時に、油圧ポンプ116とパイロットチェック弁113、114又は油圧切替弁121との間の管路は、油圧ポンプ116等からの圧油漏れによって圧力が低下している。
【0016】
そして、油圧シリンダ111が、縮長側に負荷を受けて保持している場合、ベース側油圧室111aの圧力P’aとロッド側油圧室111bの圧力P’bとの関係は、
P’a>P’b
になっている。
【0017】
この状態において、油圧シリンダ111を滑らかに縮長しようとする場合、あらかじめ油圧ポンプ116を駆動し、該油圧ポンプ116とパイロットチェック弁113との間の管路又は油圧ポンプ116と油圧切替弁121との間の管路に圧力P’aを発生させてからパイロットチェック弁113又は油圧切替弁121を作動させる必要がある。この場合、フラッシング弁115は油圧シリンダ111のロッド側油圧室111bが油タンクに連通する側に切り替えられている。したがって、油圧ポンプ116を回転させ、パイロットチェック弁114又は油圧切替弁121を通過させて油圧シリンダ111のロッド側油圧室111bに圧油を送ることが困難になってしまう。
【0018】
また、前述されたような油圧閉回路に直結される各制御弁は、油圧閉回路を異常な高圧力から保護するための油圧閉回路リリーフ弁112を除いても、2個以上(油圧切替弁121又はパイロットチェック弁113、114と油圧制御弁又はフラッシング弁115)必要となり、コンパクトな油圧閉回路システムが要求される建設機械等においては機器の配置で不都合な場合がある。
【0019】
本発明は、前記従来の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の問題点を解決して、油圧シリンダ装置を確実に保持し、油圧シリンダ駆動回路の油量を適正に制御するとともに、油圧シリンダ装置を滑らかに微速起動及び微速停止させることができ、エネルギを回収することができるコンパクトな電動閉回路油圧シリンダ駆動装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置においては、ロッドが取り付けられたピストン並びに該ピストンの両側のベース側油圧室及びロッド側油圧室を備える油圧シリンダ装置と、前記ベース側油圧室及びロッド側油圧室に一端がそれぞれ接続された第1管路及び第2管路と、2つの吐出口を備え、回生機能付き電動機によって駆動される2方向形の油圧ポンプと、前記2つの吐出口に一端がそれぞれ接続され、相互に吐出管路又は吸引管路として機能する第3管路及び第4管路と、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の他端がそれぞれ接続される少なくとも4つのポートと、前記第1管路及び第2管路の他端と第3管路及び第4管路の他端とをそれぞれ連結する開放位置と、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の他端を閉止する閉止位置とに切り替える切替弁、並びに、前記第3管路及び第4管路を油タンクに選択的に連通させる油圧制御弁を備える油圧切替制御手段と、停止している前記油圧シリンダ装置を起動させる時には、前記油圧ポンプから圧油を吐出させ、前記第3管路の内部の圧力を前記第1管路の内部の圧力と等しくさせて、前記切替弁を閉止位置から開放位置に切り替えるとともに、前記第4管路を前記油タンクに連通させるように前記油圧制御弁を作動させるか、又は、前記油圧ポンプから圧油を吐出させ、前記第4管路の内部の圧力を前記第2管路の内部の圧力と等しくさせて、前記切替弁を閉止位置から開放位置に切り替えるとともに、前記第3管路を前記油タンクに連通させるように前記油圧制御弁を作動させ、作動している前記油圧シリンダ装置を停止させる時には、前記油圧ポンプを、該油圧ポンプからの圧油漏れ量を補うように、回転方向の制御を行い、同時に微小回転数まで低下させて、前記切替弁を開放位置から閉止位置に切り替える制御装置とを有し、前記吸引管路の内部の圧力が前記吐出管路の内部の圧力よりも高い時には、前記電動機が回生電流を発生する。
【0021】
本発明の他の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置においては、さらに、前記切替弁は、前記制御装置からの切替信号によって、又は、該切替信号によって供給されるパイロット圧油によって作動する。
【0022】
本発明の更に他の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置においては、さらに、前記制御装置は、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の内部の圧力を検出し、前記第3管路又は第4管路の内部の油量を調整するために前記第3管路又は第4管路を前記油タンクに連通させるように前記油圧制御弁を作動させる。
【0023】
本発明の更に他の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置においては、さらに、前記制御装置は、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の内部の圧力を検出し、前記油圧ポンプの回転方向、回転数、及び、吐出流量を制御して、停止している前記油圧シリンダ装置を起動させる時には滑らかに微速起動させ、作動している前記油圧シリンダ装置を停止させる時には滑らかに微速停止させる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】
図1は本発明の第1の実施の形態における電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【0026】
本実施の形態における電動閉回路油圧シリンダ駆動装置は、ショベル、ローダ、ブルドーザ等の建設機械、クレーン、フォークリフト、ダンプトラック等の運輸物流機械等の各種機械において、機械の可動部材を駆動するための油圧アクチュエータとして油圧シリンダを駆動させる装置である。
【0027】
図に示されるように、本実施の形態における電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の駆動系は、原動機としてのエンジン45、該エンジン45によって駆動される発電機44、及び、該発電機44によって発生される電力を制御して電動機42に伝達するインバータ43を備える。そして、両方向に圧油の吐出が可能な油圧ポンプ16は、前記電動機42によって回転駆動される。なお、前記電動機42は回生電流を発生することができる回生機能付き電動機である。
【0028】
また、前記インバータ43は、前記発電機44が余剰電力を発生する場合に該余剰電力を蓄電手段としてのバッテリ46に充電する機能、作業時のエネルギ回生作用によって電動機42が発電機能を果たし回生電流を発生してバッテリ46を充電する機能、及び、前記発電機44の発生する電力が不足する場合に前記バッテリ46の電力を変替して前記電動機42に供給する機能を有する。なお、インバータ43の前記機能は、インバータ43自体又は信号線68を介して送信される制御装置としての油圧閉回路制御手段22からの指令によって発揮される。
【0029】
そして、前記油圧ポンプ16は2つの吐出口を備え、両方向に圧油を吐出することができる2方向形の油圧ポンプであり、回転速度に応じて吐出量が変化する。なお、前記油圧ポンプ16の形式は、固定容量又は可変容量のどちらの形式であってもよい。
【0030】
また、前記油圧ポンプ16と該油圧ポンプ16からの圧油によって駆動される油圧シリンダ装置としての油圧シリンダ11との間には、切替弁としての油圧切替弁47a及び油圧制御弁47bから成る一体型の油圧切替制御手段47が配設される。そして、前記油圧ポンプ16及び油圧シリンダ11は、前記油圧切替制御手段47を介して両側の第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路としての管路32、33、36、37によって接続されて、電動閉回路油圧シリンダ駆動装置を構成する。なお、前記第3管路及び第4管路としての管路36及び管路37は、一端がそれぞれ前記油圧ポンプ16の吐出口に接続され、相互に吐出管路又は吸引管路として機能する。
【0031】
そして、前記油圧シリンダ11のベース側油圧室11aと油圧切替弁47aとを連結する管路32には該管路32の圧力P4を検出する圧力検出手段34が配設され、前記油圧シリンダ11のロッド側油圧室11bと油圧切替弁47aとを連結する管路33には該管路33の圧力P5を検出する圧力検出手段35が配設される。さらに、前記油圧ポンプ16と油圧制御弁47bとを連結する管路36には該管路36の圧力P9を検出する圧力検出手段39が配設され、前記油圧ポンプ16と油圧制御弁47bとを連結する管路37には該管路37の圧力P10を検出する圧力検出手段40が配設される。なお、前記各圧力検出手段34、35、39、40によって検出された圧力信号は、それぞれ圧力信号線S1〜S4によって油圧閉回路制御手段22に送信される。
【0032】
ここで、該油圧閉回路制御手段22は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、入力手段、表示手段、入出力インターフェイス等を備えるものである。なお、前記油圧閉回路制御手段22は、独立したものであってもよいし、前記建設機械、運輸物流機械等の制御手段に統合されたものであってもよい。
【0033】
そして、前記油圧切替弁47aは、前記油圧閉回路制御手段22と切替信号線56によって通信可能に接続され、操作手段としてのコントロールレバー23からの操作指令に基づいて送信される油圧閉回路制御手段22からの切替信号によって操作される。
【0034】
また、前記油圧制御弁47bは、油タンク59に連結される管路38と管路36とを連結する連結経路38A、及び、前記管路38と管路37とを連結する連結経路38Bを備える。ここで、前記連結経路38A及び連結経路38Bには、逆止弁としてのパイロットチェック弁A1及びB1がそれぞれ配設されている。そして、前記パイロットチェック弁A1及びB1は、油タンク61から汲み上げられ、パイロット圧油源60によって、パイロット圧油管路58、パイロット圧油切替弁62、並びに、パイロット圧油管路P12及びP11を介して、供給されるパイロット圧油によって操作される。なお、前記パイロット圧油切替弁62は、切替弁切替信号線63、64を介して送信される前記油圧閉回路制御手段22からの切替信号によって操作される。
【0035】
そして、前記油圧切替弁47aは、管路32及び管路33と管路36及び管路37とを閉止する閉止位置47a−1、及び、開放する開放位置47a−2とに切り替えられる。この場合、前記油圧切替弁47aが閉止位置47a−1に切り替えられると、油圧シリンダ11からの圧油の流出が止められ、油圧シリンダ11の停止状態が保持される保持機能を発揮する。これは、建築機械等で、例えば、油圧ショベルの作業機械に使用されている油圧シリンダと同等の保持機能である。
【0036】
したがって、「従来の技術」及び「発明が解決しようとする課題」において説明された従来の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置のようなパイロットチェック弁113、114を使用する場合に見られる小流量における不安定な動作が発生することがない。
【0037】
次に、前記構成の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の動作について説明する。まず、油圧シリンダ11の停止・保持状態から油圧シリンダ11を起動する場合の動作について説明する。
【0038】
この場合、油圧シリンダ11の伸長方向に推力がある油圧シリンダ11の停止・保持状態と、縮長方向に推力がある油圧シリンダ11の停止・保持状態とが存在する。
【0039】
なお、片ロッド型の油圧シリンダである前記油圧シリンダ11のベース側の受圧面積Aaとロッド側の受圧面積Abとの関係は、
Aa>Ab
である。
【0040】
まず、油圧シリンダ11の伸長方向に推力がある停止・保持状態では、ベース側油圧室11aの圧力をPa、ロッド側油圧室11bの圧力をPbとすると、
Pa×Aa>Pb×Ab
である。そして、この停止・保持状態から油圧シリンダ11を伸長する場合、前記PaとPbの大小関係は、
Pa>Pb
又は、
Pa≦Pb
である。
【0041】
また、油圧シリンダ11の伸長方向に推力がある停止・保持状態から、油圧シリンダ11を縮長する場合、前記PaとPbの大小関係は、
Pa>Pb
又は、
Pa≦Pb
である。
【0042】
次に、油圧シリンダ11の縮長方向に推力がある停止・保持状態では、
Pa×Aa≦Pb×Ab
である。そして、この停止・保持状態から油圧シリンダ11を伸長する場合、前記PaとPbの大小関係は、
Pa<Pb
である。
【0043】
また、油圧シリンダ11の縮長方向に推力がある停止・保持状態から油圧シリンダ11を縮長する場合、前記PaとPbの大小関係は、
Pa<Pb
である。
【0044】
次に、停止・保持状態にある油圧シリンダ11を伸長する場合の動作について説明する。
【0045】
まず、コントロールレバー23からの油圧シリンダ11を伸長させる操作指令を油圧閉回路制御手段22が受信する。続いて、該油圧閉回路制御手段22は、圧力検出手段34、35からの圧力信号によって、管路32の圧力P4と管路33の圧力P5とを検出する。ここで、前記P4及びP5は、油圧シリンダ11のベース側油圧室11aの圧力Pa及びロッド側油圧室11bの圧力Pbに等しい。これにより、前記油圧シリンダ11のベース側油圧室11aの圧力Pa及びロッド側油圧室11bの圧力Pbが検出されたことになる。
【0046】
次に、油圧閉回路制御手段22はあらかじめ記憶されている油圧シリンダ11の受圧面積Aa、Ab及び圧力Pa、Pbから油圧シリンダ11の停止・保持の油圧シリンダ11の推力の方向を判定する。ここで、
Pa×Aa−Pb×Ab>0
である場合は、油圧シリンダ11の伸長方向に推力があると判定し、また、
Pa×Aa−Pb×Ab≦0
である場合は、油圧シリンダ11の縮長方向に推力があると判定する。
【0047】
そして、油圧シリンダ11の伸長方向に推力がある場合に油圧シリンダ11を伸長する時は、油圧閉回路制御手段22はインバータ43に制御信号を送信し、電動機42を回転させて油圧ポンプ16を回転させ、管路36の圧力を管路32の圧力と等しくなるまで上昇させる。このとき、油圧閉回路制御手段22は管路32の圧力P4と管路36の圧力P9とを常時比較する。
【0048】
そして、管路32の圧力P4と管路36の圧力P9とが等しくなった時点において、前記油圧閉回路制御手段22は、パイロット圧油切替弁62に切替信号を送信して、油圧制御弁47bへパイロット圧油管路P11を介してパイロット圧油を供給させる。すると、パイロットチェック弁B1が開くので、管路37は、連結経路38B及び管路38を介して、油タンク59に連通される。これにより、該油タンク59からの油が管路37に補充される。
【0049】
これと同時に、前記油圧閉回路制御手段22は、油圧切替弁47aに切替信号を送信して閉止位置47a−1から開放位置47a−2に切り替えさせ、管路32及び管路33を管路36及び管路37にそれぞれ連通させる。これにより、油圧ポンプ16から吐出された圧油が、管路36及び管路32を介して、ベース側油圧室11aに供給されるので、油圧シリンダ11が伸長を開始する、すなわち、伸長方向に起動する。
【0050】
この場合、油圧シリンダ11の推力があるベース側油圧室11aに連通する管路32の圧力と管路36の圧力とを等しくさせた状態で、遮断されていた管路32と管路36とを連通させるので、前記管路32と管路36とを連通させた瞬間に油圧の変動が発生することがない。そのため、油圧シリンダ11が伸長方向に起動する時にベース側油圧室11a内の油圧に変動が発生しないので、油圧シリンダ11を滑らかに動作させることができ、微速起動させることができる。
【0051】
また、パイロット圧油切替弁62によって油圧制御弁47bを制御して、パイロットチェック弁B1を開き、管路37を油タンク59に連通させるようにしているので、
Pa≦Pb
の場合であっても、管路36が油タンク59に連通してしまうことがない。そのため、油圧シリンダ11の動作が不安定になって操作性が著しく低下してしまうことがない。
【0052】
一方、油圧シリンダ11の縮長方向に推力がある場合に油圧シンリダ11を伸長する時は、油圧閉回路制御手段22はインバータ43に制御信号を送信し、電動機42を回転させて油圧ポンプ16を回転させ、管路37の圧力を管路33の圧力と等しくなるまで上昇させる。このとき、油圧閉回路制御手段22は管路33の圧力P5と管路37の圧力P10とを常時比較する。
【0053】
そして、管路33の圧力P5と管路37の圧力P10とが等しくなった時点において、前記油圧閉回路制御手段22は、パイロット圧油切替弁62に切替信号を送信して、油圧制御弁47bへパイロット圧油管路P12を介してパイロット圧油を供給させる。すると、パイロットチェック弁A1が開くので、管路36は、連結経路38A及び管路38を介して、油タンク59に連通される。これにより、該油タンク59からの油が管路36に補充される。
【0054】
これと同時に、前記油圧閉回路制御手段22は、油圧切替弁47aに切替信号を送信して閉止位置47a−1から開放位置47a−2に切り替えさせ、管路32及び管路33を管路36及び管路37にそれぞれ連通させて、油圧シリンダ11を伸長方向に起動させる。
【0055】
この場合、油圧シリンダ11の推力があるロッド側油圧室11bに連通する管路33の圧力と管路37の圧力とを等しくさせた状態で、遮断されていた管路33と管路37とを連通させるので、前記管路33と管路37とを連通させた瞬間に油圧の変動が発生することがない。そのため、油圧シリンダ11が伸長方向に起動する時にロッド側油圧室11b内の油圧に変動が発生しないので、油圧シリンダ11を滑らかに動作させることができ、微速起動させることができる。
【0056】
また、油圧ポンプ16においては、管路33及び管路37の高圧力側の圧油が戻され、管路36及び管路32の低圧力側に圧油が吐出されるので、油圧ポンプ16がモータ機能を、電動機42が発電機能を果たして電力が回生され、インバータ43によって回生電力がバッテリ46に充電される。
【0057】
次に、油圧シリンダ11が停止・保持状態において、油圧シリンダ11を縮長する場合の動作について説明する。
【0058】
まず、コントロールレバー23からの油圧シリンダ11を縮長させる操作指令を油圧閉回路制御手段22が受信する。続いて、該油圧閉回路制御手段22は、圧力検出手段34、35からの圧力信号によって、管路32の圧力P4と管路33の圧力P5とを検出する。ここで、前記P4及びP5は、油圧シリンダ11のベース側油圧室11aの圧力Pa及びロッド側油圧室11bの圧力Pbに等しい。これにより、前記油圧シリンダ11のベース側油圧室11aの圧力Pa及びロッド側油圧室11bの圧力Pbが検出されたことになる。
【0059】
次に、油圧閉回路制御手段22はあらかじめ記憶されている油圧シリンダ11の受圧面積Aa、Ab及び圧力Pa、Pbから油圧シリンダ11の停止・保持の油圧シリンダ11の推力の方向を判定する。ここで、
Pa×Aa−Pb×Ab>0
である場合は、油圧シリンダ11の伸長方向に推力があると判定し、また、
Pa×Aa−Pb×Ab≦0
である場合は、油圧シリンダ11の縮長方向に推力があると判定する。
【0060】
そして、油圧シリンダ11の伸長方向に推力がある場合に油圧シリンダ11を縮長する時は、油圧閉回路制御手段22はインバータ43に制御信号を送信し、電動機42を回転させて油圧ポンプ16を回転させ、管路36の圧力を管路32の圧力と等しくなるまで上昇させる。このとき、油圧閉回路制御手段22は管路32の圧力P4と管路36の圧力P9とを常時比較する。
【0061】
そして、管路32の圧力P4と管路36の圧力P9とが等しくなった時点において、前記油圧閉回路制御手段22は、パイロット圧油切替弁62に切替信号を送信して、油圧制御弁47bへパイロット圧油管路P11を介してパイロット圧油を供給させる。すると、パイロットチェック弁B1が開くので、管路37は、連結経路38B及び管路38を介して、油タンク59に連通される。これにより、該油タンク59からの油が管路37に補充される。
【0062】
これと同時に、前記油圧閉回路制御手段22は、油圧切替弁47aに切替信号を送信して閉止位置47a−1から開放位置47a−2に切り替えさせ、管路32及び管路33を管路36及び管路37にそれぞれ連通させて、油圧シリンダ11の縮長を開始させる、すなわち、縮長方向に起動させる。
【0063】
この場合、油圧シリンダ11の推力があるベース側油圧室11aに連通する管路32の圧力と管路36の圧力とを等しくさせた状態で、遮断されていた管路32と管路36とを連通させるので、前記管路32と管路36とを連通させた瞬間に油圧の変動が発生することがない。そのため、油圧シリンダ11が縮長方向に起動する時にベース側油圧室11a内の油圧に変動が発生しないので、油圧シリンダ11を滑らかに動作させることができ、微速起動させることができる。
【0064】
また、パイロット圧油切替弁62によって油圧制御弁47bを制御して、パイロットチェック弁B1を開き、管路37を油タンク59に連通させるようにしているので、Pa≦Pbの場合であっても、管路36が油タンク59に連通してしまうことがない。そのため、油圧シリンダ11の動作が不安定になって操作性が著しく低下してしまうことがない。
【0065】
さらに、油圧ポンプ16においては、管路32及び管路36の圧油が戻され、管路37及び管路33に圧油が吐出されるので、油圧ポンプ16がモータ機能を、電動機42が発電機能を果たして電力が回生され、インバータ43によって回生電力がバッテリ46に充電される。
【0066】
一方、油圧シリンダ11の縮長方向に推力がある場合に油圧シンリダ11を縮長する時は、油圧閉回路制御手段22はインバータ43に制御信号を送信し、電動機42を回転させて油圧ポンプ16を回転させ、管路37の圧力を管路33の圧力と等しくなるまで上昇させる。このとき、油圧閉回路制御手段22は管路33の圧力P5と管路37の圧力P10とを常時比較する。
【0067】
そして、管路33の圧力P5と管路37の圧力P10とが等しくなった時点において、前記油圧閉回路制御手段22は、パイロット圧油切替弁62に切替信号を送信して、油圧制御弁47bへパイロット圧油管路P12を介してパイロット圧油を供給させる。すると、パイロットチェック弁A1が開くので、管路36は、連結経路38A及び管路38を介して、油タンク59に連通される。これにより、該油タンク59からの油が管路36に補充される。
【0068】
これと同時に、前記油圧閉回路制御手段22は、油圧切替弁47aに切替信号を送信して閉止位置47a−1から開放位置47a−2に切り替えさせ、管路32及び管路33を管路36及び管路37にそれぞれ連通させる。これにより、油圧ポンプ16から吐出された圧油が、管路37及び管路33を介して、ロッド側油圧室11bに供給されるので、油圧シリンダ11が縮長方向に起動される。
【0069】
この場合、油圧シリンダ11の推力があるロッド側油圧室11bに連通する管路33の圧力と管路37の圧力とを等しくさせた状態で、遮断されていた管路33と管路37とを連通させるので、前記管路33と管路37とを連通させた瞬間に油圧の変動が発生することがない。そのため、油圧シリンダ11が縮長方向に起動する時にロッド側油圧室11b内の油圧に変動が発生しないので、油圧シリンダ11を滑らかに動作させることができ、微速起動させることができる。
【0070】
次に、油圧シリンダ11の作動状態から油圧シリンダ11を停止する場合の電動閉回路油圧シリンダ駆動回路の動作について説明する。
【0071】
この場合、油圧シリンダ11の作動状態は、油圧シリンダ11の伸長側、縮長側の推力の大小によって次のような場合が考えられる。
【0072】
まず、油圧シリンダ11の伸長方向に推力がある場合の作動状態では、
Pa×Aa>Pb×Ab
である。
【0073】
この場合、前記油圧シリンダ11を伸長している作動状態では、PaとPbの大小関係は、
Pa>Pb
又は、
Pa≦Pb
である。
【0074】
また、前記油圧シリンダ11を縮長している作動状態では、PaとPbの大小関係は、
Pa>Pb
又は、
Pa≦Pb
である。
【0075】
次に、油圧シリンダ11の縮長方向に推力がある場合の作動状態では、
Pa×Aa≦Pb×Ab
である。
【0076】
この場合、前記油圧シリンダ11を伸長している作動状態では、PaとPbの大小関係は、
Pa≦Pb
である。
【0077】
また、前記油圧シリンダ11を縮長している作動状態では、PaとPbの大小関係は、
Pa≦Pb
である。
【0078】
次に、油圧シリンダ11が伸長している作動状態から停止する場合の動作について説明する。
【0079】
まず、コントロールレバー23からの油圧シリンダ11を伸長させる操作指令を油圧閉回路制御手段22が受信している。この場合、該油圧閉回路制御手段22は、圧力検出手段34、35からの圧力信号によって、管路32の圧力P4と管路33の圧力P5とを検出する。ここで、前記P4及びP5は、油圧シリンダ11のベース側油圧室11aの圧力Pa及びロッド側油圧室11bの圧力Pbに等しいので、これにより、前記油圧シリンダ11のベース側油圧室11aの圧力Pa及びロッド側油圧室11bの圧力Pbが検出されたことになる。
【0080】
そして、油圧閉回路制御手段22はあらかじめ記憶されている油圧シリンダ11の受圧面積Aa、Ab及び圧力Pa、Pbから油圧シリンダ11の停止・保持の油圧シリンダ11の推力の方向を判定する。ここで、
Pa×Aa−Pb×Ab>0
である場合は、油圧シリンダ11の伸長方向に推力があると判定し、また、
Pa×Aa−Pb×Ab≦0
である場合は、油圧シリンダ11の縮長方向に推力があると判定する。
【0081】
ここで、油圧シリンダ11の伸長方向に推力がある場合に油圧シリンダ11を停止する時は、油圧閉回路制御手段22はインバータ43に制御信号を送信し、電動機42を減速させて油圧ポンプ16を減速させる。そして、油圧ポンプ16の回転数は、前記油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量だけ管路36に吐出する微小回転数にまで減速される。なお、前記微小回転数は、実験や理論に基づいてあらかじめ定められ、油圧閉回路制御手段22に記憶されている。
【0082】
次に、前記油圧閉回路制御手段22は、油圧切替弁47aに切替信号を送信して開放位置47a−2から閉止位置47a−1に切り替えさせ、管路32及び管路33と管路36及び管路37とをそれぞれ遮断する。
【0083】
この場合、油圧ポンプ16からの管路36への圧油の吐出量を油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量にまで低下させてから、連通されていた管路32と管路36とを遮断させるので、前記管路32と管路36とを遮断させた瞬間に油圧の変動が発生することがない。そのため、油圧シリンダ11が停止する時にベース側油圧室11a内の油圧に変動が発生しないので、油圧シリンダ11を伸長している作動状態から滑らかに停止させることができる。
【0084】
一方、油圧シリンダ11の縮長方向に推力がある場合に油圧シリンダ11を停止する時は、油圧閉回路制御手段22はインバータ43に制御信号を送信し、電動機42を減速させて油圧ポンプ16を減速させて停止させる。この場合、油圧ポンプ16は、油圧シリンダ11を伸長させる方向に回転し、管路36に圧油を吐出している。そして、油圧ポンプ16は、一旦(たん)停止させられた後、逆転され、前記油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量だけ管路37に吐出する微小回転数で回転させられれる。油圧ポンプ16を減速させる。なお、前記微小回転数は、実験や理論に基づいてあらかじめ定められ、油圧閉回路制御手段22に記憶されている。
【0085】
次に、前記油圧閉回路制御手段22は、油圧切替弁47aに切替信号を送信して開放位置47a−2から閉止位置47a−1に切り替えさせ、管路32及び管路33と管路36及び管路37とをそれぞれ遮断する。
【0086】
この場合、油圧ポンプ16からの管路37への圧油の吐出量を油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量にまで低下させてから、連通されていた管路33と管路37とを遮断させるので、前記管路33と管路37とを遮断させた瞬間に油圧の変動が発生することがない。そのため、油圧シリンダ11が停止する時にロッド側油圧室11b内の油圧に変動が発生しないので、油圧シリンダ11を滑らかに停止させることができる。
【0087】
次に、油圧シリンダ11が縮長している作動状態から停止する場合の動作について説明する。
【0088】
まず、コントロールレバー23からの油圧シリンダ11を縮長させる操作指令を油圧閉回路制御手段22が受信している。この場合、該油圧閉回路制御手段22は、圧力検出手段34、35からの圧力信号によって、管路32の圧力P4と管路33の圧力P5とを検出する。ここで、前記P4及びP5は、油圧シリンダ11のベース側油圧室11aの圧力Pa及びロッド側油圧室11bの圧力Pbに等しいので、これにより、前記油圧シリンダ11のベース側油圧室11aの圧力Pa及びロッド側油圧室11bの圧力Pbが検出されたことになる。
【0089】
そして、油圧閉回路制御手段22はあらかじめ記憶されている油圧シリンダ11の受圧面積Aa、Ab及び圧力Pa、Pbから油圧シリンダ11の停止・保持の油圧シリンダ11の推力の方向を判定する。ここで、
Pa×Aa−Pb×Ab>0
である場合は、油圧シリンダ11の伸長方向に推力があると判定し、また、
Pa×Aa−Pb×Ab≦0
である場合は、油圧シリンダ11の縮長方向に推力があると判定する。
【0090】
ここで、油圧シリンダ11の伸長方向に推力がある場合に油圧シリンダ11を停止する時は、油圧閉回路制御手段22はインバータ43に制御信号を送信し、電動機42を減速させて油圧ポンプ16を減速させて停止させる。この場合、油圧ポンプ16は、油圧シリンダ11を縮長させる方向に回転し、管路37に圧油を吐出している。そして、油圧ポンプ16は、一旦停止させられた後、逆転され、前記油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量だけ管路36に吐出する微小回転数で回転させられる。なお、前記微小回転数は、実験や理論に基づいてあらかじめ定められ、油圧閉回路制御手段22に記憶されている。
【0091】
次に、前記油圧閉回路制御手段22は、油圧切替弁47aに切替信号を送信して開放位置47a−2から閉止位置47a−1に切り替えさせ、管路32及び管路33と管路36及び管路37とをそれぞれ遮断する。
【0092】
この場合、油圧ポンプ16からの管路36への圧油の吐出量を油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量にまで低下させてから、連通されていた管路32と管路36とを遮断させるので、前記管路32と管路36とを遮断させた瞬間に油圧の変動が発生することがない。そのため、油圧シリンダ11が停止する時にベース側油圧室11a内の油圧に変動が発生しないので、油圧シリンダ11を伸長している作動状態から滑らかに停止させることができる。
【0093】
一方、油圧シリンダ11の縮長方向に推力がある場合に油圧シリンダ11を停止する時は、油圧閉回路制御手段22はインバータ43に制御信号を送信し、電動機42を減速させて油圧ポンプ16を減速させる。そして、油圧ポンプ16の回転数は、前記油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量だけ管路37に吐出する微小回転数にまで減速される。なお、前記微小回転数は、実験や理論に基づいてあらかじめ定められ、油圧閉回路制御手段22に記憶されている。
【0094】
次に、前記油圧閉回路制御手段22は、油圧切替弁47aに切替信号を送信して開放位置47a−2から閉止位置47a−1に切り替えさせ、管路32及び管路33と管路36及び管路37とをそれぞれ遮断する。
【0095】
この場合、油圧ポンプ16からの管路37への圧油の吐出量を油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量にまで低下させてから、連通されていた管路33と管路37とを遮断させるので、前記管路33と管路37とを遮断させた瞬間に油圧の変動が発生することがない。そのため、油圧シリンダ11が停止する時にロッド側油圧室11b内の油圧に変動が発生しないので、油圧シリンダ11を滑らかに停止させることができる。
【0096】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0097】
図4は本発明の第2の実施の形態における電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【0098】
図に示されるように、一体型の油圧切替制御手段77の切替弁としての油圧切替弁77aは、油タンク61から汲み上げられ、パイロット圧油源60によって、パイロット圧油管路58、パイロット圧油切替弁72、及び、パイロット圧油管路P13を介して、供給されるパイロット圧油によって切替制御される。
【0099】
そして、油圧制御弁77bは、油タンク61から汲み上げられ、パイロット圧油源60によって、パイロット圧油管路73、パイロット圧油切替弁62、並びに、パイロット圧油管路P11及びP12を介して、供給されるパイロット圧油によって切替制御される。
【0100】
また、油圧切替制御手段77は一体化されているが、用途によって油圧切替弁77aと油圧制御弁77bとに分離しても機能が変わることはない。
【0101】
ここで、停止・保持状態にある油圧シリンダ11を伸長する場合の動作について説明する。
【0102】
まず、コントロールレバー23からの油圧シリンダ11を伸長させる操作指令を油圧閉回路制御手段22が受信する。続いて、該油圧閉回路制御手段22は、油圧シリンダ11の停止・保持の油圧シリンダ11の推力の方向を判定する。
【0103】
ここで、
Pa×Aa−Pb×Ab>0
である場合は、油圧シリンダ11の伸長方向に推力があると判定されるので、管路32の圧力P4と管路36の圧力P9とが等しくなるまで管路36の圧力を上昇させる。続いて、油圧制御弁77bによって管路37を、管路38を介して、油タンク59に連通させる。
【0104】
これと同時に、油圧切替弁77aを閉止位置77a−1から開放位置77a−2に切り替えさせ、管路32及び管路33を管路36及び管路37にそれぞれ連通させる。これにより、油圧ポンプ16から吐出された圧油が、管路36及び管路32を介して、ベース側油圧室11aに供給されるので、油圧シリンダ11が伸長方向に起動する。
【0105】
また、
Pa×Aa−Pb×Ab≦0
である場合は、油圧シリンダ11の縮長方向に推力があると判定されるので、管路33の圧力P5と管路37の圧力P10とが等しくなるまで管路37の圧力を上昇させる。続いて、油圧制御弁77bによって管路36及び管路38を介して、油タンク59に連通させる。
【0106】
これと同時に、油圧切替弁77aを閉止位置77a−1から開放位置77a−2に切り替えさせ、管路32及び管路33を管路36及び管路37にそれぞれ連通させる。これにより、油圧ポンプ16から吐出された圧油が、管路36及び管路32を介して、ベース側油圧室11aに供給されるので、油圧シリンダ11が伸長方向に起動する。
【0107】
なお、
P10>P9
の場合には、前記第1の実施の形態における場合と同様に、管路33及び管路37の高圧力側の圧油が戻され、管路36及び管路32の低圧力側に圧油が吐出されるので、油圧ポンプ16がモータ機能を、電動機42が発電機能を果たして電力が回生され、インバータ43によって回生電力がバッテリ46に充電される。
【0108】
次に、停止・保持状態にある油圧シリンダ11を縮長する場合の動作について説明する。
【0109】
まず、コントロールレバー23からの油圧シリンダ11を縮長させる操作指令を油圧閉回路制御手段22が受信する。続いて、該油圧閉回路制御手段22は、油圧シリンダ11の停止・保持の油圧シリンダ11の推力の方向を判定する。
【0110】
ここで、
Pa×Aa−Pb×Ab>0
である場合は、油圧シリンダ11の伸長方向に推力があると判定されるので、管路32の圧力P4と管路36の圧力P9とが等しくなるまで管路36の圧力を上昇させる。続いて、油圧制御弁77bによって管路37及び管路38を介して、油タンク59に連通させる。
【0111】
これと同時に、油圧切替弁77aを閉止位置77a−1から開放位置77a−2に切り替えさせ、管路32及び管路33を管路36及び管路37にそれぞれ連通させる。これにより、油圧ポンプ16から吐出された圧油が、管路37及び管路33を介して、ロッド側油圧室11bに供給されるので、油圧シリンダ11が縮長方向に起動する。
【0112】
なお、
P9>P10
の場合には、前記第1の実施の形態における場合と同様に、管路32及び管路36の高圧力側の圧油が戻され、管路37及び管路33の低圧力側に圧油が吐出されるので、油圧ポンプ16がモータ機能を、電動機42が発電機能を果たして電力が回生され、インバータ43によって回生電力がバッテリ46に充電される。
【0113】
また、
Pa×Aa−Pb×Ab≦0
である場合は、油圧シリンダ11の縮長方向に推力があると判定されるので、管路33の圧力P5と管路37の圧力P10とが等しくなるまで管路37の圧力を上昇させる。続いて、油圧制御弁77bによって管路36を、管路38を介して、油タンク59に連通させる。
【0114】
これと同時に、油圧切替弁77aを閉止位置77a−1から開放位置77a−2に切り替えさせ、管路32及び管路33を管路36及び管路37にそれぞれ連通させる。これにより、油圧ポンプ16から吐出された圧油が、管路37及び管路33を介して、ロッド側油圧室11bに供給されるので、油圧シリンダ11が縮長方向に起動する。
【0115】
次に、油圧シリンダ11の作動状態から油圧シリンダ11を停止する場合の電動閉回路油圧シリンダ駆動回路の動作について説明する。まず、油圧シリンダ11が伸長している作動状態から停止する場合の動作について説明する。
【0116】
まず、コントロールレバー23からの油圧シリンダ11を停止させる操作指令を油圧閉回路制御手段22が受信する。続いて、該油圧閉回路制御手段22は、油圧シリンダ11の停止・保持の油圧シリンダ11の推力の方向を判定する。
【0117】
ここで、
Pa×Aa−Pb×Ab>0
である場合は、油圧シリンダ11の伸長方向に推力があると判定されるので、油圧ポンプ16の回転を減速させる。そして、油圧ポンプ16の回転数は、前記油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量だけ管路36に吐出する微小回転数にまで減速される。
【0118】
そして、油圧切替弁77aを開放位置77a−2から閉止位置77a−1に切り替えさせ、管路32及び管路33と管路36及び管路37とをそれぞれ遮断する。これにより、油圧シリンダ11を伸長している作動状態から滑らかに停止させることができる。
【0119】
また、
Pa×Aa−Pb×Ab≦0
である場合は、油圧シリンダ11の縮長方向に推力があると判定されるので、油圧ポンプ16の回転を減速させて停止させる。この場合、油圧ポンプ16は、油圧シリンダ11を伸長させる方向に回転し、管路36に圧油を吐出している。そして、油圧ポンプ16は、一旦停止させられた後、逆転され、前記油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量だけ管路37に吐出する微小回転数で回転させられる。
【0120】
そして、油圧切替弁77aを開放位置77a−2から閉止位置77a−1に切り替えさせ、管路32及び管路33と管路36及び管路37とをそれぞれ遮断する。これにより、油圧シリンダ11を伸長している作動状態から滑らかに停止させることができる。
【0121】
次に、油圧シリンダ11が縮長している作動状態から停止する場合の動作について説明する。
【0122】
まず、コントロールレバー23からの油圧シリンダ11を停止させる操作指令を油圧閉回路制御手段22が受信する。続いて、該油圧閉回路制御手段22は、油圧シリンダ11の停止・保持の油圧シリンダ11の推力の方向を判定する。
【0123】
ここで、
Pa×Aa−Pb×Ab>0
である場合は、油圧シリンダ11の伸長方向に推力があると判定されるので、油圧ポンプ16の回転を減速させて停止させる。この場合、油圧ポンプ16は、油圧シリンダ11を縮長させる方向に回転し、管路37に圧油を吐出している。そして、油圧ポンプ16は、一旦停止させられた後、逆転され、前記油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量だけ管路36に吐出する微小回転数で回転させられる。
【0124】
そして、油圧切替弁77aを開放位置77a−2から閉止位置77a−1に切り替えさせ、管路32及び管路33と管路36及び管路37とをそれぞれ遮断する。これにより、油圧シリンダ11を縮長している作動状態から滑らかに停止させることができる。
【0125】
また、
Pa×Aa−Pb×Ab≦0
である場合は、油圧シリンダ11の縮長方向に推力があると判定されるので、油圧ポンプ16の回転を減速させる。そして、油圧ポンプ16の回転数は、前記油圧ポンプ16からの圧油漏れ量を補償するために必要な量だけ管路37に吐出する微小回転数にまで減速される。
【0126】
そして、油圧切替弁77aを開放位置77a−2から閉止位置77a−1に切り替えさせ、管路32及び管路33と管路36及び管路37とをそれぞれ遮断する。これにより、油圧シリンダ11を縮長している作動状態から滑らかに停止させることができる。
【0127】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0128】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、電動閉回路油圧シリンダ駆動装置においては、ロッドが取り付けられたピストン並びに該ピストンの両側のベース側油圧室及びロッド側油圧室を備える油圧シリンダ装置と、前記ベース側油圧室及びロッド側油圧室に一端がそれぞれ接続された第1管路及び第2管路と、2つの吐出口を備え、回生機能付き電動機によって駆動される2方向形の油圧ポンプと、前記2つの吐出口に一端がそれぞれ接続され、相互に吐出管路又は吸引管路として機能する第3管路及び第4管路と、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の他端がそれぞれ接続される少なくとも4つのポートと、前記第1管路及び第2管路の他端と第3管路及び第4管路の他端とをそれぞれ連結する開放位置と、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の他端を閉止する閉止位置とに切り替える切替弁、並びに、前記第3管路及び第4管路を油タンクに選択的に連通させる油圧制御弁を備える油圧切替制御手段と、停止している前記油圧シリンダ装置を起動させる時には、前記油圧ポンプから圧油を吐出させ、前記第3管路の内部の圧力を前記第1管路の内部の圧力と等しくさせて、前記切替弁を閉止位置から開放位置に切り替えるとともに、前記第4管路を前記油タンクに連通させるように前記油圧制御弁を作動させるか、又は、前記油圧ポンプから圧油を吐出させ、前記第4管路の内部の圧力を前記第2管路の内部の圧力と等しくさせて、前記切替弁を閉止位置から開放位置に切り替えるとともに、前記第3管路を前記油タンクに連通させるように前記油圧制御弁を作動させ、作動している前記油圧シリンダ装置を停止させる時には、前記油圧ポンプを、該油圧ポンプからの圧油漏れ量を補うように、回転方向の制御を行い、同時に微小回転数まで低下させて、前記切替弁を開放位置から閉止位置に切り替える制御装置とを有し、前記吸引管路の内部の圧力が前記吐出管路の内部の圧力よりも高い時には、前記電動機が回生電流を発生する。
【0129】
この場合、油圧シリンダ装置を確実に保持し、油圧シリンダ駆動回路の油量を適正に制御するとともに、油圧シリンダ装置を滑らかに起動・停止させることができ、エネルギを回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【図2】従来の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【図3】従来の他の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における電動閉回路油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【符号の説明】
11 油圧シリンダ
11a ベース側油圧室
11b ロッド側油圧室
16 油圧ポンプ
22 油圧閉回路制御手段
32、33、36、37、38 管路
42 電動機
47、77 油圧切替制御手段
47a、77a 油圧切替弁
47a−1、77a−1 閉止位置
47a−2、77a−2 開放位置
47b、77b 油圧制御弁
59、61 油タンク
Claims (4)
- (a)ロッドが取り付けられたピストン並びに該ピストンの両側のベース側油圧室及びロッド側油圧室を備える油圧シリンダ装置と、
(b)前記ベース側油圧室及びロッド側油圧室に一端がそれぞれ接続された第1管路及び第2管路と、
(c)2つの吐出口を備え、回生機能付き電動機によって駆動される2方向形の油圧ポンプと、
(d)前記2つの吐出口に一端がそれぞれ接続され、相互に吐出管路又は吸引管路として機能する第3管路及び第4管路と、
(e)前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の他端がそれぞれ接続される少なくとも4つのポートと、前記第1管路及び第2管路の他端と第3管路及び第4管路の他端とをそれぞれ連結する開放位置と、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の他端を閉止する閉止位置とに切り替える切替弁、並びに、前記第3管路及び第4管路を油タンクに選択的に連通させる油圧制御弁を備える油圧切替制御手段と、
(f)停止している前記油圧シリンダ装置を起動させる時には、前記油圧ポンプから圧油を吐出させ、前記第3管路の内部の圧力を前記第1管路の内部の圧力と等しくさせて、前記切替弁を閉止位置から開放位置に切り替えるとともに、前記第4管路を前記油タンクに連通させるように前記油圧制御弁を作動させるか、又は、前記油圧ポンプから圧油を吐出させ、前記第4管路の内部の圧力を前記第2管路の内部の圧力と等しくさせて、前記切替弁を閉止位置から開放位置に切り替えるとともに、前記第3管路を前記油タンクに連通させるように前記油圧制御弁を作動させ、作動している前記油圧シリンダ装置を停止させる時には、前記油圧ポンプを、該油圧ポンプからの圧油漏れ量を補うように、回転方向の制御を行い、同時に微小回転数まで低下させて、前記切替弁を開放位置から閉止位置に切り替える制御装置とを有し、
(g)前記吸引管路の内部の圧力が前記吐出管路の内部の圧力よりも高い時には、前記電動機が回生電流を発生することを特徴とする電動閉回路油圧シリンダ駆動装置。 - 前記切替弁は、前記制御装置からの切替信号によって、又は、該切替信号によって供給されるパイロット圧油によって作動する請求項1に記載の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置。
- 前記制御装置は、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の内部の圧力を検出し、前記第3管路又は第4管路の内部の油量を調整するために前記第3管路又は第4管路を前記油タンクに連通させるように前記油圧制御弁を作動させる請求項1又は2に記載の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置。
- 前記制御装置は、前記第1管路、第2管路、第3管路及び第4管路の内部の圧力を検出し、前記油圧ポンプの回転方向、回転数、及び、吐出流量を制御して、停止している前記油圧シリンダ装置を起動させる時には滑らかに微速起動させ、作動している前記油圧シリンダ装置を停止させる時には滑らかに微速停止させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動閉回路油圧シリンダ駆動装置。
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