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JP4630656B2 - 液体現像装置 - Google Patents

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JP4630656B2
JP4630656B2 JP2004373501A JP2004373501A JP4630656B2 JP 4630656 B2 JP4630656 B2 JP 4630656B2 JP 2004373501 A JP2004373501 A JP 2004373501A JP 2004373501 A JP2004373501 A JP 2004373501A JP 4630656 B2 JP4630656 B2 JP 4630656B2
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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ、及びこれらの複合機等に採用される液体現像装置に関する。
従来から、トナーとキャリア液を用いて現像を行う液体現像装置は、微細なトナーを用いることにより、オフセット印刷並みの高画質が実現でき、しかも、トナー量が少なくても充分な画像濃度を得ることができるため、経済的である特徴がある。
液体現像剤を使用する液体現像装置では、一般的な不具合現象として液体現像液が液体現像装置から漏れ出ることが知られている。特に、感光体ドラムに液体現像剤を供給する現像ローラや、該現像ローラに液体現像剤を供給する供給ローラや、液体現像剤を収納する収納空間内に配置され、該液体現像剤を撹拌する撹拌部材の軸受部では、該軸受部から液漏れ現象が発生しやすい。このため、従来から、その対策として、軸受部に対して適正なシール部材の選定を行ったり、適正なシール構成を構築することにより液漏れを防止したり、或いは、特許文献1のように、液体現像装置の下方に受け皿を設置したりして、印刷画像に悪影響を付与しないようにしている。
特開平5−273801号公報
上記のような対策によって、画像形成装置の装置本体内において液漏れの防止及び、液漏れ時の対策は可能ではある。しかし、液体現像装置が、メンテナンスが可能にハンドリングが可能な構成、例えば、前記装置本体に対して、液体現像装置が着脱可能な構成とされている場合には、下記のような現象が生ずる。
すなわち、ハンドリング可能な液体現像装置は、液体現像剤を収納する収納容器に設けられた開口部を備え、印刷時に該開口部を介して、現像ローラが感光体ドラム等の潜像担持体に液体現像剤を供給するようにされている。このため、液体現像装置のハンドリング中に、液体現像剤が該開口部から漏れて装置本体や、或いは、作業者の手等を汚してしまう問題がある。
本発明の目的は、ハンドリング中は、閉塞部材がユニットの開口部を覆うため、液体現像剤による開口部からの液漏れを防止できる液体現像装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、静電潜像が形成された潜像担持体に液体現像剤を供給する現像ローラと、該現像ローラに液体現像剤を供給する供給ローラと、該供給ローラに供給するための液体現像剤、前記現像ローラ及び供給ローラを収納するとともに、印刷時に前記現像ローラによる潜像担持体への液体現像剤の供給を許容する開口部を備えた収納容器とを少なくとも含むユニットを備え、前記ユニットを装置本体に対して着脱自在に設けた液体現像装置において、前記ユニット前記潜像担持体に対して近接する近位位置と、前記ユニットが前記潜像担持体から離間する遠位位置との間で、前記ユニットを往復作動させる接近離間機構と、前記現像ローラは、前記開口部を閉塞可能にする閉塞部材として設けられ、前記ユニットが前記遠位位置に位置するとき、前記収納容器の開口部を閉塞するように前記閉塞部材を移動させる駆動機構を備え、前記ユニットが前記近位位置に位置するとき、前記潜像担持体により前記現像ローラが前記収納容器の前記供給ローラ側に押されて前記開口部が開口され、前記ユニットが前記遠位位置に位置するとき、前記潜像担持体と前記現像ローラとが離間して前記収納容器と前記現像ローラとが接触することにより前記開口部が閉塞されることを特徴とする液体現像装置を要旨とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液体現像装置において、前記接近離間機構は、カム機構であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の液体現像装置において、前記収納容器の開口部には、シール部材が設けられており、前記閉塞部材該シール部材とが接触することにより前記開口部を閉塞することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか項に記載の液体現像装置において、前記駆動機構は、前記閉塞部材により、前記開口部を閉塞した際に、該閉塞部材による閉塞状態を保持する保持手段を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体現像装置において、前記現像ローラは、前記潜像担持体と接触可能なローラと該ローラの径方向中心に設けられる回転軸とを備えるものであり、該ローラの軸方向の端面は、該回転軸の軸方向の端部よりも軸方向の中央側に設けられるものであり、前記端面は、前記ユニットが前記近位位置および前記遠位位置のいずれの位置に位置するときおいても前記収納容器と接触することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体現像装置において、前記ユニットが前記遠位位置に位置するとき、前記現像ローラと前記供給ローラとが離間することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体現像装置において、前記現像ローラおよび前記供給ローラを駆動するための駆動モータを備え、前記ユニットが前記近位位置に位置するとき、前記現像ローラおよび前記供給ローラが前記駆動モータと接続され、前記ユニットが前記遠位位置に位置するとき、前記現像ローラおよび前記供給ローラが前記駆動モータと切り離されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、非印刷時であるハンドリング中は、閉塞部材がユニットの開口部を閉塞するため、液体現像剤による開口部からの液漏れを防止でき、ハンドリングを容易にできる。
また、閉塞部材を現像ローラとすることにより、開口部を覆う部材を別途設ける必要が無くなり、部品点数を少なくできる。
請求項の発明によれば、カム機構により、ユニットに対して作用して、潜像担持体に対して接近する近位位置と、前記潜像担持体から離間する遠位位置への該ユニットの移動を行わせることができる。
請求項3に記載の発明によれば、閉塞部材は、シール部材を介して開口部を閉塞することにより、液漏れをより確実に防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、保持手段により、閉塞部材による開口部の閉塞を保持できる。
以下、本発明の液体現像装置の一実施形態を図1〜7を参照して説明する。なお、この液体現像装置は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ、或いは、これらを含む複合機等に採用可能である。
液体画像形成装置10は、感光体ドラム20、主帯電装置30、LPH(LED PRINT HEAD)40、液体現像装置50、クリーニングブレード60、除電ランプ70等を備えており、液体画像形成装置10の装置本体の図示しないハウジングに組み付けられている。感光体ドラム20はアモルファス・シリコンドラムを用いており、現像位置での暗電位はおよそ300Vになるよう前記主帯電装置30により帯電される。この帯電した感光体ドラム20の表面にLPH40が画像情報に応じた光を照射することにより感光体ドラム20の表面に静電潜像が形成される。
液体現像装置50は、トナーとキャリア液からなる液体現像剤Aを所定の濃度になるように撹拌混合して用い、現像ローラ52でこの現像剤を感光体ドラム20の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより感光体ドラム20にトナー像を形成するものである。感光体ドラム20の暗電位が300Vで、現像バイアスは200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。上記のように形成された静電潜像が現像されたトナー像は、紙や中間転写体(ともに図示しない)等の転写媒体Tに転写される。
感光体ドラム20上の転写されなかったトナーは次のプロセスのクリーニングブレード60により掻き落とされる。感光体ドラム20は表面の残留電位を下げて均一にすべく除電ランプ70により除電されてその後は次の一連のプロセスに備える。なお、このように画像形成する場合の電位設定は、感光体ドラム20の特性、トナーの性能、環境に応じて最適な値は変わるものである。
液体現像装置50は、ユニットUとして構成されている。ユニットUは、収納容器51、現像ローラ52、供給ローラ53、汲み上げローラ54、ドクタブレード55、クリーニング装置80、駆動機構等を備えている。
収納容器51内には、液体現像剤Aを収容するとともに、現像ローラ52と、供給ローラ53と、汲み上げローラ54と、ドクタブレード55と、クリーニング装置80等が収納されている。
収納容器51は、図1,図2に示すように互いに対向して平行に配置された一対の側壁51a、51b、一対の側端壁51c、底壁51d及び上壁51eを備えている。側壁51a,51b、底壁51d及び上壁51eは、収納容器51の長手方向(図1において、図面に対して垂直方向)に沿って延出されている。側壁51a,51bの下部は底壁51dにて互いに一体に連結されて、側壁51a,51bの下部間が閉塞されている。又、側壁51a,51bの長手方向の両端部は、一対の側端壁51c(図2において、一方の側端壁51cのみ図示)にて一体に連結されて、その両端部間が閉塞されている。
側壁51bの上端には、感光体ドラム20側に向かって延びる上壁51eが連結されている。
側端壁51cの上端部は、感光体ドラム20に対向するように、図5(a)、(b)に示すように水平方向に対して斜状にカットされている。そして、図1に示すように、上壁51eの先端部、側端壁51cの上端部、側壁51aの上端部間には、感光体ドラム20側に対向するように開口部510が形成されている。開口部510を形成する側壁51aの上端部,側端壁51c上端部、上壁51eの先端部には、シール部材520が固着されている。なお、シール部材520は、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、ポリウレタン系ゴム、又はエピクロルヒドリン系樹脂ゴム等のように、キャリア液によっては膨潤せず、耐油性の弾性材により形成することが好ましい。
シール部材520は、図7(a)〜(c)に示すように、開口部510に沿って長尺状に、かつ、四角リング状に形成されている。シール部材520の長手方向において配置された両端部は、それぞれ肉厚部522とされており、側端壁51c上端部に固着されている。肉厚部522の内端面は、図6(a),(b)に示すように平面に形成されたシール面522aとされている。シール部材520の短手方向において配置された両側部は、それぞれ肉薄部524とされており、図5(a)、(b)に示すようにそれぞれ側壁51a上端部,及び上壁51e先端部に固着されている。又、両肉薄部524は、図5(a)、(b)に示すように先端ほど肉が薄くなるようにリップ状に形成されている。又、両肉薄部524先端縁は、互いに平行に配置されている。
そして、シール部材520は、一対の肉薄部524と一対の肉厚部522とで囲まれた空間は、現像ローラ52が臨む窓部526とされ、内外が連通されている。
各側端壁51cの上端部の内面には、図5(a),(b)及び図6(a),(b)に示すようにガイド溝600が形成されている。ガイド溝600は、図5(a)に示すようにその中心線Lが、感光体ドラム20の回転中心を通過するように配置されており、その上部は、感光体ドラム20側に向かって開放された開放部602(図5(a)、(b)参照)とされている。ガイド溝600の下部は、底部601とされている。各ガイド溝600に対し、軸受620が摺動体610を介して摺動自在にかつ離脱不能に嵌合されている。ガイド溝600の開放部602に対応して、シール部材520の肉厚部522のシール面522aには、ガイド溝600に対して連通する凹部522bが形成されている。該凹部522bには摺動体610の上端が嵌入されて当接可能である。
現像ローラ52の回転軸52aは、その両端が前記軸受620によりそれぞれ回動自在に支持されている。
(シール面522aによるシール)
現像ローラ52の長手方向の長さは、窓部526の長手方向の長さ(一対のシール面522a間の距離)よりも若干長くされている。この結果、現像ローラ52の両端面は、両肉厚部522のシール面522aに対して、回転可能に密接されている。
(両肉薄部524先端によるシール)
保持手段としての弾性体630は、摺動体610下部と底部601との間に介在配置されている。本実施形態では、コイルスプリングにて弾性体630が構成されているが、コイルスプリングに限定するものではなく、板バネや、ゴム材にて構成するようにしてもよい。そして、弾性体630の付勢力(すなわち、弾性力)により、摺動体610はシール部材520側に常時付勢されている。現像ローラ52が感光体ドラム20から離間した状態では、弾性体630の付勢力により、摺動体610が、凹部522bの内面に当接され、現像ローラ52の周面がシール部材520の両肉薄部524の先端内面に対し、シール部材520の弾性力に抗して密接する。そして、弾性体630の付勢力により、肉薄部524の弾性力に抗して現像ローラ52の当接した状態が保持可能である。この結果、現像ローラ52の周面は、両肉薄部524の先端内面に対して密接され、シールされる。
すなわち、現像ローラ52が感光体ドラム20から離間した状態では、シール面522aにて現像ローラ52の端面がシールされるととともに、肉薄部524の先端にて現像ローラ52の周面がシールされることにより、窓部526が閉塞状態(図5(b)、図6(b)参照)となる。
又、現像ローラ52が感光体ドラム20に当接された状態では、現像ローラ52が前記弾性体630の付勢力に抗して押圧されることにより、摺動体610が、ガイド溝600を下方へ移動され、図1及び図5(a)に示すように、窓部526の閉塞状態を解除し、窓部526を開放可能である。この閉塞状態が解除された場合においても、シール面522aに対して、現像ローラ52の両端面は、図6(a)に示すように密接されている。すなわち、現像ローラ52の両端面は、シール面522aに対して、常時密接されている。摺動体610、軸受620、及び弾性体630により駆動機構が構成されている。
回転軸52aの両端部は、それぞれ側端壁51cの上端部の端面に対して貫通部51fを介して外方に突出されている。該貫通部51fは、現像ローラ52が、図5(a)と図5(b)で示す位置を移動する際に、回転軸52aの移動を許容する。前記貫通部51fは、側端壁51cの内外を貫通する貫通溝であっても、貫通孔であってもよい。なお、本実施形態では、貫通部51fは上部が開放された貫通溝にて形成されている。
供給ローラ53及び汲み上げローラ54は、図1に示すように、現像ローラ52の下方において、並設されている。供給ローラ53及び汲み上げローラ54の回転軸53a,54aは収納容器51の両側端壁51cに対して固定された図示しない軸受を介して回転自在に支持されている。
各ローラの回転軸52a,53a,54aの両端部にはギヤ90,91,92が固着されている(図2では、各回転軸において一方の端部側のみ図示)。ギヤ90,91,92は、ユニットUが近位位置(後に詳細に説明する)に位置するときは、図2に示すように、側端壁51cに設けられた3つの歯車Ka,Kb,Kcの列からなる駆動伝達機構Kを介して、装置本体に設けられたトルク伝達ギヤ(図示しない)にて回転駆動可能とされている。なお、トルク伝達ギヤは、駆動モータ(図示しない)により駆動される。
すなわち、歯車Kcは、ギヤ92及び歯車Kbに対して噛合されている。歯車Kbは、ギヤ91及び歯車Kaに対して噛合されている。又、ギヤ90と歯車Kaとは、図5(a)に示すように窓部526の閉塞状態が解除された開放状態では回転軸52aが歯車Kaに近接することにより、ギヤ90が歯車Kaと噛合されるようにその配置が設定されている。又、ギヤ90と歯車Kaとは、図5(b)に示すように窓部526が閉塞状態の場合には、回転軸52aが歯車Kaから離間することにより、ギヤ90は歯車Kaとの噛合が解除されるようにその配置が設定されている。そして、ユニットUが遠位位置(後に詳細に説明する)に位置するときは、歯車Kaは、前記駆動モータ(図示しない)にて駆動されるトルク伝達ギヤとは噛合されないように配置される。
収納容器51内の液体現像剤Aは、シリコンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液中にトナーが高濃度で分散するように調整されている。
収納容器51内の汲み上げローラ54は収納容器51に貯溜された液体現像剤Aを汲み上げて、供給ローラ53に該液体現像剤Aを供給する。供給ローラ53は、液体現像剤Aを現像ローラ52上に塗布することにより、現像ローラ52上に液体現像剤Aの薄層を形成する。感光体ドラム20上では、ユニットUから供給されるこの液体現像剤Aによって潜像が現像される。又、現像後、現像ローラ52上に残留した液体現像剤Aはクリーニング装置80によって現像ローラ52上から除去される。
ユニットUの収納容器51は、両側端壁51c外面には、図2に示すように、上下一対のガイド突起95,96が突設されている(図2では、一方の側端壁51cに設けられたガイド突起95,96のみ図示)。
装置本体の図示しないハウジング内には、互いに対向する一対の支持板(図示しない)が設けられ、該一対の支持板に、前記感光体ドラム20が回動自在に支持されている。そして、該支持板の互いに対向する内側面において、感光体ドラム20から斜め下方の位置には、図3に示すように、上下一対のガイド段部100,102がそれぞれ設けられている。ガイド段部100,102の上面は、互いに平行で、かつ、感光体ドラム20側に向かうガイド面100a,102aが形成されている。該ガイド面100a,102aに沿ってユニットUのガイド突起95,96が移動自在に載置可能である。又、ガイド段部100,102の下部には、ガイド突起95,96を係止可能な係止段100b,102bが設けられている。
そして、ユニットUの装置本体に対する組み付け時には、ガイド段部100と係止段100bに対してガイド突起95を載置(係止)するとともに、ガイド段部102と係止段102bに対してガイド突起96を載置(係止)することにより、ユニットUは、水平状態に配置される。この配置状態は、ガイド突起95,96については、図3で実線で示した状態である。又、この配置状態は、ユニットUの全体については、図4で示している。この配置状態では、ユニットUが、感光体ドラム20から離間した遠位位置に位置することになる。このように、ユニットUが遠位位置に位置した状態では、現像ローラ52は、弾性体630の付勢力により、シール部材520の窓部526を閉塞状態にしている。
又、遠位位置に、ユニットUが位置した状態では、歯車Kaが、駆動モータ(図示しない)にて駆動されるトルク伝達ギヤ(図示しない)とは噛合されないように配置されるため、ユニットUは、ガイド段部100,102,係止段100b,102bから離脱可能とされている。すなわち、ユニットUは、装置本体から着脱自在とされている。
前記支持板(図示しない)間において、遠位位置に位置した状態のユニットUを挟んで感光体ドラム20とは180度反対位置には、すなわち、ユニットUよりも斜め下方には、カム機構Cが設けられている。カム機構Cは、前記支持板(図示しない)に回動自在に支持されたカム回転軸Caと、カム回転軸Caに設けられたカムCbとから構成されている。カム機構Cのカム回転軸Caは、駆動源Mの回転駆動により180度の正逆回転可能である。なお、駆動源Mとしては、例えば、モータでもよく、或いは、ロータリソレノイドでもよい。
駆動源Mが回転制御されて、カム機構Cのカム回転軸Caが図4の状態から、180度反転すると、カムCbが、収納容器51の下面を上方に押圧することにより、ガイド突起95,96をガイド段部100,102に沿って上動させ、ユニットUを近位位置に位置させることが可能である。ここで、近位位置は、ユニットUの現像ローラ52が、感光体ドラム20に当接した位置である。この近位位置では、図1に示すように、現像ローラ52は、弾性体630の弾性力に抗して、図5(b)の状態、すなわち、窓部526を閉塞している状態(閉塞状態)から図5(a)の状態、すなわち、窓部526を開放した状態(開放状態)にする。
又、この近位位置では、現像ローラ52が、移動することにより、ギヤ90が、歯車Kaに噛合され、さらに、ユニットUが、近位位置に移動することにより、歯車Kaが、駆動モータ(図示しない)にて駆動されるトルク伝達ギヤ(図示しない)に噛合される。この結果、ユニットUが近位位置では、駆動モータ(図示しない)にて駆動されることにより、歯車列を構成する駆動伝達機構Kにより、現像ローラ52、供給ローラ53、汲み上げローラ54が駆動される。
上記のように構成された、液体画像形成装置10では、非印刷時において、ユニットUが、感光体ドラム20から離間した遠位位置に位置すると、弾性体630の駆動により現像ローラ52が移動してシール部材520の窓部526が、該現像ローラ52にて閉塞される。そして、この窓部526が閉塞された状態で、すなわち、開口部510が閉塞された状態で、ユニットUを装置本体から取り外すことができる。このようにユニットUがハンドリングされても、窓部526は現像ローラ52により閉塞されているため、収納容器51に収納された液体現像剤Aが漏れ出ることがない。この結果、液体現像剤Aが漏れ出ないため、ハンドリングを容易にできる効果がある。
又、現像ローラ52は、弾性体630により、閉塞状態が保持されて、窓部526が開放されることがないため、液体現像剤Aの漏出防止をより行うことができる。
さらに、本実施形態では、現像ローラ52により、シール部材520の窓部526を閉塞できるようにしているため、別途他の部材を新たに設けて窓部526を閉塞する場合と異なり、該他の部材を設ける必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
さらに、本実施形態では、カム機構Cにより、ユニットUを遠位位置と近位位置との2位置間を選択して移動できるようにしている。この結果、遠位位置に位置させることにより、感光体ドラム20から離間した状態でユニットUを配置できるため、容易にユニットUを着脱することができる。
本実施形態では、シール部材520を開口部510に設けているため、窓部526を閉塞状態にしたときは、該シール部材520により、シール性を向上することができる。
又、本実施形態では、現像ローラ52の両端面は、シール部材520のシール面522aにて常時シールされているため、現像時においても、液体現像剤Aが現像ローラの端面からユニットU外部に漏れ出ることがない。
○ なお、本実施形態では、汲み上げローラ54を設けたが、汲み上げローラ54の代わりに、汲み上げポンプとしてもよい。
○ 前記実施形態では、閉塞部材は現像ローラ52にて構成したが、閉塞部材は現像ローラに限定するものではなく、窓部526を閉塞できるものであれば他の部材であってもよい。
○ 前記実施形態では、接近離間機構はカム機構にて構成したが、接近離間機構はカム機構に限定するものではなく、ラックアンドピニオン等のユニットUを遠位位置と近位位置に作動できるものであればよい。
○ 前記実施形態では、ユニットUの装置本体に対する着脱を、遠位位置で行えるようにしたが、着脱するユニットUの位置は、遠位位置に限定するものではなく、他の位置であっもよい。
本発明を具体化した実施形態の液体現像装置の概略図。 ユニットの概略要部斜視図。 ガイド段部100,102の配置状態を示す説明図。 液体現像装置の作用を示す概略図。 (a)、(b)は現像ローラの作用を示す説明図。 (a)、(b)は現像ローラの作用を示す説明図。 (a)は現像ローラとシール部材の分解斜視図、(b)は、現像ローラにてシール部材の窓部を閉塞した状態の斜視図、(c)は同じく要部斜視図。
符号の説明
20…感光体ドラム(潜像担持体)
50…液体現像装置
51…収納容器
52…現像ローラ(閉塞部材)
53…供給ローラ
510…開口部
520…シール部材
610…摺動体
620…軸受
630…弾性体(保持手段、摺動体610、軸受620とともに駆動機構を構成)
A…液体現像剤
C…カム機構(接近離間機構)
U…ユニット

Claims (7)

  1. 静電潜像が形成された潜像担持体に液体現像剤を供給する現像ローラと、該現像ローラに液体現像剤を供給する供給ローラと、該供給ローラに供給するための液体現像剤、前記現像ローラ及び供給ローラを収納するとともに、印刷時に前記現像ローラによる潜像担持体への液体現像剤の供給を許容する開口部を備えた収納容器とを少なくとも含むユニットを備え、前記ユニットを装置本体に対して着脱自在に設けた液体現像装置において、
    前記ユニット前記潜像担持体に対して近接する近位位置と、前記ユニットが前記潜像担持体から離間する遠位位置との間で、前記ユニットを往復作動させる接近離間機構と、
    前記現像ローラは、前記開口部を閉塞可能にする閉塞部材として設けられ
    前記ユニットが前記遠位位置に位置するとき、前記収納容器の開口部を閉塞するように前記閉塞部材を移動させる駆動機構を備え
    前記ユニットが前記近位位置に位置するとき、前記潜像担持体により前記現像ローラが前記収納容器の前記供給ローラ側に押されて前記開口部が開口され、前記ユニットが前記遠位位置に位置するとき、前記潜像担持体と前記現像ローラとが離間して前記収納容器と前記現像ローラとが接触することにより前記開口部が閉塞される
    ことを特徴とする液体現像装置。
  2. 請求項1に記載の液体現像装置において、
    前記接近離間機構は、カム機構である
    ことを特徴とする液体現像装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体現像装置において、
    前記収納容器の開口部には、シール部材が設けられており、
    前記閉塞部材該シール部材とが接触することにより前記開口部を閉塞する
    ことを特徴とする液体現像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体現像装置において、
    前記駆動機構は、前記閉塞部材により、前記開口部を閉塞した際に、該閉塞部材による閉塞状態を保持する保持手段を備える
    ことを特徴とする液体現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体現像装置において、
    前記現像ローラは、前記潜像担持体と接触可能なローラと該ローラの径方向中心に設けられる回転軸とを備えるものであり、該ローラの軸方向の端面は、該回転軸の軸方向の端部よりも軸方向の中央側に設けられるものであり、
    前記端面は、前記ユニットが前記近位位置および前記遠位位置のいずれの位置に位置するときおいても前記収納容器と接触する
    ことを特徴とする液体現像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体現像装置において、
    前記ユニットが前記遠位位置に位置するとき、前記現像ローラと前記供給ローラとが離間する
    ことを特徴とする液体現像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体現像装置において、
    前記現像ローラおよび前記供給ローラを駆動するための駆動モータを備え、
    前記ユニットが前記近位位置に位置するとき、前記現像ローラおよび前記供給ローラが前記駆動モータと接続され、前記ユニットが前記遠位位置に位置するとき、前記現像ローラおよび前記供給ローラが前記駆動モータと切り離される
    ことを特徴とする液体現像装置。
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