JP4629639B2 - パケット中継装置 - Google Patents
パケット中継装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4629639B2 JP4629639B2 JP2006269360A JP2006269360A JP4629639B2 JP 4629639 B2 JP4629639 B2 JP 4629639B2 JP 2006269360 A JP2006269360 A JP 2006269360A JP 2006269360 A JP2006269360 A JP 2006269360A JP 4629639 B2 JP4629639 B2 JP 4629639B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packet
- route
- communication
- transfer
- sequence number
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 511
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 231
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 121
- 238000005457 optimization Methods 0.000 claims description 42
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 296
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 249
- 238000000034 method Methods 0.000 description 226
- 230000008569 process Effects 0.000 description 166
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 32
- UDYLZILYVRMCJW-UHFFFAOYSA-L disodium;oxido carbonate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-]OC([O-])=O UDYLZILYVRMCJW-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 24
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 20
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 20
- 230000008859 change Effects 0.000 description 19
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 9
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 9
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 229920006235 chlorinated polyethylene elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000000136 cloud-point extraction Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 238000013519 translation Methods 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/46—Interconnection of networks
- H04L12/4641—Virtual LANs, VLANs, e.g. virtual private networks [VPN]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/02—Topology update or discovery
- H04L45/04—Interdomain routing, e.g. hierarchical routing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
ようにしている。
1)ネットワーク的に近いクライアント(端末)同士やGW同士での通信において、トンネル化の接続経路によっては、無駄なパケット転送が生じる。
図50は、IPネットワーク(ネットワークシステム)においてホストのグループ化を行ったシステムの一例である。
ている。GW−AとGW−B間は、トンネル8000を利用してユニキャス、マルチキャスト及びブロードキャストによるパケット通信が可能となっている。
‐ Virtual Private Network)等において、エンド・ユーザ・ネットワークからISP(Internet Service Provider)/キャリアのMPLSバックボーンと接続する出口である終端される機器であるCE(Customer Edge)デバイスである。また、PE6011〜PE6013は、ISP/キャリア内のMPLSネットワーク上で、エンド・ユーザ・ネットワークと接続される最も端に設置される機器であるPE(Provider Edge)デバイスである。
情報と、前記メインルートと前記サブルートの2つのルートで転送されていることを識別するための情報であるルート識別情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に格納されている前記管理情報と前記ルート識別情報を設定、更新する情報管理手段と、前記自配下の端末との間で、前記第2のIPパケットを送受信する第1の送受信手段と、該記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、前記第1の送受信手段により受信された前記第2のIPパケットに前記グループメンバ間通信用の情報とメインルートに関する情報と前記ルート識別情報とパケットを識別するためのパケット識別番号を含むパケット中継装置間ヘッダが付加された前記第1のIPパケットを作成する第1のパケット作成手段と、該第1のパケット作成手段により作成された前記第1のIPパケットを、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、他のパケット中継装置に送信すると共に、他のパケット中継装置から自装置配下の端末宛の前記第1のIPパケットを受信する第2の送受信手段と、該第2の送受信手段により受信された前記第1のIPパケットから前記パケット中継装置間ヘッダを削除して、前記第2のIPパケットを作成し、その第2のIPパケットを前記第1の送受信手段に出力する第2のパケット作成手段とを備える。
本発明のパケット中継装置の第3態様は、前記第1態様のパケット中継装置が備える手段に加え、自配下の端末が前記第2のIPパケットの通信に利用している通信ルートの使用状況を監視して、前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を、前記通信ルートに配置されている他のパケット中継装置と同期して更新する同期更新手段を、さらに備える。
ルーティング情報と前記ルート識別情報を設定、更新する情報管理手段と、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報を参照して、IPヘッダの送信元アドレスとして自端末の実IPアドレスが、宛先アドレスとして送信先の端末の仮想IPアドレスが設定された前記第2のIPパケットに、グループメンバ間通信用の情報とメインルートに関する情報と前記ルート識別情報とパケットを識別するためのパケット識別番号を含むパケット中継装置間ヘッダを付加して、前記第1のIPパケットを作成する第1のパケット作成手段と、該第1のパケット作成手段により作成された前記第1のIPパケットを、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、自装置を収容しているパケット中継装置に送信すると共に、前記パケット中継装置から前記第1のIPパケットを受信する送受信手段と、該送受信手段により受信された前記第1のIPパケットから前記パケット中継装置間ヘッダを削除し、次に、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報を参照して前記第2のIPパケットを作成する第2のパケット作成手段とを備える。
1)ゲートウェイ間またはクライアント(端末)とゲートウェイ間での通信において、通信経路を随時変更できるので、パケット転送効率を向上させることができる。
[第1実施形態]
第1実施形態は、図51に示した問題点を解消するためのGW間通信経路の最適化手法を提供する。この手法は2段階に分けて実施される。この手法について、図1〜図3を参照しながら説明する。尚、図1〜図3において、図51と同一の構成要素には同じ符号を付与しており、これらの構成要素の説明は省略する。
{最適化第一段階}
図1は、第1実施形態におけるパケット転送経路の最適化第一段階の手法を示す図である。
最適化経路への第二段階では、マルチキャストとブロードキャストの最適化を行う。
図2は、図1のネットワークシステムにおいてマルチキャストが行われる場合に生じる問題点を説明する図である。図2に示すように、例えば、Note−CからVoIP(Voice
over IP)がPC−AやPC−Bにマルチキャストで転送される場合を考える。この場合、図2中で破線の矢印で示すように、Note−CからGW−Bに送信されるパケットがGW−Aを中継するため、GW−AとCE6001間で余分なパケットが転送される。すなわち、GW−AとCE6001間に不要なパケット経路81が生成されてしまう。
チキャストを行う場合、上記IPパケット10は、マルチキャストアドレスが設定されたIPヘッダでカプセル化されているので、このIPパケット10により、Note−CとGW−A、GW−B間に仮想的なトンネル91(以下、便宜上、仮想トンネル91と呼ぶ)が形成される。この仮想トンネル91は、Note−C、GW−C、PE6012、PE6013、インターネット7000、PE6011、CE6001及びGW−A、GW−B間に仮想的に形成される。
第1実施形態では、上述した段階的なトンネルのルート切り替えは、例えば、下記1)、2)、3)のような契機で行われる。
Note−CのユーザがFTPやマルチキャストによる電話会議等を行うヘビーユーザであることが予め想定されるような場合は、グループ1でのネットワーク構成時に、ダイレクトに上記最適化第二段階の構成を構築する。
Note−CやPC−B等のようなパケット通信経路の端に位置する末端端末が、ユニキャストやマルチキャストの状況を判断して、各最適化段階への移行を実施する。
GW−Aのようなパケット通信経路においてパケットを他のGWに中継するGW(中継装置)が中継するパケットの通過量を判断して、Note−CやPC−B等の末端端末に対して各最適段階への移行を要求し、それら末端端末が各最適化段階への移行を実施する。
<2)のトンネル化の段階的切り替え処理フロー>
上記2)の末端端末による段階的なトンネルのルート切り替えの契機処理を図5のフローチャートを参照しながら説明する。図5は、第1実施形態における末端端末による段階的なトンネルのルート切り替え契機処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。ここで、末端端末は、図1のネットワークシステムにおいては、Note−CやPC−Bに相当する。
ステップS19では、図3に示す最適化第2段階の状態に遷移する。
上記3)の中継装置による段階的なトンネルのルート切り替えの契機処理を図6のフローチャートを参照しながら説明する。図6は、第1実施形態における中継装置による段階
的なトンネルのルート切り替え契機処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。ここで、中継装置は、図1のネットワークシステムにおいてはGW−Aに相当する。
ステップS39では、図3に示す最適化第2段階の状態に遷移する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、GW間経路を最適化経路へシームレスに変更する手法に関するものである。
図7は、第2実施形態のネットワークシステムの全体構成図である。
第2実施形態のネットワークシステムは、実家のネットワーク100、自宅のネットワーク200及び出張先のネットワーク300を備えている。これら3つのネットワークはコアネットワークであるインターネット400によって互いに通信接続されている。
ネットワーク200はホストとしてサーバ201を備えており、パケット中継装置としてゲートウェイGW−B(以下、GW−Bと記載)を備えている。サーバ201はGW−Bと接続されている。
図7に示すネットワークシステムでユニキャストによるパケット転送を行なう場合に、最適化経路へ段階的にシームレスに変更する場合を考える。この場合、一時的に2ルート(既存ルートと新規ルート)でのパケット転送が必要になる。
GW間ヘッダ110は、前記特許文献3に開示されたGW間ヘッダに、さらに、「メイン/サブ(Main/Sub)」、「ルートコード(RouteCode)」及び「パケット通番(PN)」を含むGW間拡張ヘッダ112を付加した構成となっている。ここで、これら第2実施形態で追加する上記3項目の機能について説明する。
第2実施形態施形態では、GW−AとGW−C間に設けられた2ルートには「AC」を付与する。また、GW−A、GW−B及びGW−Cを接続する2ルートには「ABC」というコードを付与する。
着信先では、この通番を基に遅達破棄を行う。
GW間ヘッダ110は、上記3項目に加え、「転送通番(TN)」、「グループ通番(GN)」、「宛先通番(DN)」、「送信元通番(SN)」が設定される。これら4項目については、特許文献3に詳しい説明がある。尚、転送通番は、特許文献3では「転送通し番号」と表記されている。また、特許文献3では、グループ通番は「グループ通し番号」と、宛先通番は「宛先通し番号」と、送信元通番は「送信元通し番号」と表記されている。第2実施形態では、GW間ヘッダ110の内、前記特許文献3の発明で使用されている上記4項目から成る部分を「標準GW間ヘッダ111」と名づける。
第2実施形態のGWは、前記特許文献3の発明のGWが備えるテーブルに加え、「ルートコードテーブル(RouteCodeテーブル)」を新たに備える。また、特許文献3の発明のGWが保有している「グローバルテーブル」と「受信転送テーブル」のレコードに「サブ内部管理転送通番(SubLTN)」を追加する。
図9に示すように、GW−Aは、ローカルテーブル(Localテーブル)200A、ルートコードテーブル(RouteCodeテーブル)210A、グローバルテーブル(Grobalテーブル)220A、受信転送テーブル230A、送信転送テーブル240Aを備える。GW−B、GW−Cも、GW−Aと同様に、ローカルテーブル(200B、200C)、ルートコードテーブル(210B、210C)、グローバルテーブル(220B、220C)、受信転送テーブル(230B、230C)及び送信転送テーブル(240B、240C)を備える(図10、図11参照)。
テーブル230(230A、230B、230C)は、「転送通番(TN)」、「ローカル転送通番(LTN)」及び「サブローカル転送通番(SubLTN)」を格納する。送信転送テーブル240(240A、240B、240C)は、「内部管理転送通番(LTN)」、「転送通番(TN)」、「グループ通番(GN)」及び「出力ポート値(OUTPUT POTR)」を格納する。
本例では、メインルートをトンネル501とトンネル502とから構成されるルートとし、サブルートをトンネル503で構成されるルートとする。GW−Aは、出力ポートとしてGW−B向けのポート(出力ポートAB)とGW−C向けのポート(出力ポートAC)を備える。メインルートとサブルートは上記のようになっているため、GW−Aは、メインルート向けのパケットは出力ポートABから、サブルート向けのパケットは出力ポートACから送信する。
・GW−Aは、新たに作成したトンネル503用の出力ポートACに関するレコードを送信転送テーブル240Aに追加する(図9(e)参照)。
・GW−Aは、上記仮想IPアドレス(“cD”)がDNとなっているユニキャストのIPパケットに対して、GW間ヘッダ110を追加する。そして、このGW間ヘッダ110が付加されたパケット101をメインルートとサブルートの2つのルートに送信する。
・GW−Cは、メインルートとサブルートの2つのルートから受信したパケット101のGW間ヘッダ110に設定されている「GN」、「DN」、「SN」、「ルートコード」、「PN」をチェックし、遅達廃棄処理を行う。
図12は、第2実施形態の2ルート決定時おけるGW−Aの内部テーブル設定処理を示すフローチャートである。図12を参照しながら、GW−AがGW−Cとの間に2つのユニキャストパケットの通信用ルートを設定する場合の処理手順を説明する。ここでは、図8の例を取り上げながら説明する。尚、この処理を開始する前に、GW−Aは、GW−Cとの間にトンネルを確立しているものとする。
に対応するサブ内部管理転送通番(SubLTN)に前記新規ルートの内部管理転送通番を設定する。GW−Aは、このステップS45の処理を、ステップS42で抽出した全てのユニキャスト宛先情報について行う。
ここでは、GW−Aについて説明したが、GW−Cも、図12とほぼ同様の処理を行い、ルートコードテーブル210C、グローバルテーブル220C及び送信転送テーブル240Cを更新する。
図7に示すようにGW−AとGW−C間で2ルート転送を行っているものとする。すなわち、GW−AとGW−Cが、トンネル501とトンネル502で構成されるメインルートとトンネル503によるサブルートを利用して2ルート転送を行っているものとする。この場合に、GW−Cが、上記2つのルートからの受信パケット量を基に、GW−Aへの転送ルートを1つのルートの転送に切り替える方法について、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
GW−Cは、前記メインルートと前記サブルートから受信するユニキャストのパケットを計数する(S51)。そして、それぞれのルートにおいて、計数したパケット数が予め定められた規定値以上であるか判断し(S52)、上記規定値以上でなければ処理をステップS51に戻す。一方、上記規定値以上であれば、処理をステップS53に移行する。
GW−Aも、GW−Cと同様に、グローバルテーブル220Aの宛先通番がGW−Cとなっているレコードの内部管理転送通番とサブ内部管理転送通番を入れ替える処理を行う。すなわち、グローバルテーブル220Aの宛先通番がGW−C(“103”)となっているレコードの内部管理転送通番をサブ内部管理転送通番に切り替える。具体的には、内部管理転送通番を“5”に設定する。
図7に示すように、GW−Cが、GW−Aとメインルートとサブルートの2つのルート
でユニキャストしている場合に、ユニキャストを転送率の良い方のルートのみで行う方法について説明する。
図15は、GW−AとGW−C間で、図8に示すようにメインルートとサブルートを用いて2ルートでユニキャストを行っていた状態において、メインルートからサブルートへの切り替え(ルート一本化)が発生した状態を示す図である。このルート一本化は、GW−A、GW−B及びGW−Cが、内部管理転送通番とサブ内部管理転送通番の切り替えや、受信転送テーブル230、送信転送テーブル240から不要な転送通番(TN)や内部管理転送通番(LTN)を削除することで実施される。
図15に示すように、GW−AとGW−C間に確立されたトンネル503(図3参照)を通信経路とするルートがサブルートからメインルートに切り替わり、この新たなメインルートのみでGW−AとGW−C間でユニキャストが行われる場合、GW−A、GW−B及びGW−Cは、それぞれの内部テーブルを、それぞれ、図16、17、18に示す状態
に変更する。
<GWのテーブル設定処理フロー>
上述した図15に示すGW−AとGW−B間の通信経路を一本化する際のGW−AとGW−Bの内部テーブル処理を、ぞれぞれ、図19と図20を参照しながら説明する。
図19は、第2実施形態におけるGW−Aの内部テーブル設定処理の手順を示すフローチャートである。
次に、グローバルテーブル220Aから削除された内部管理転送通番を抽出する(S72)。図15の例では、“2”という内部管理転送通番が抽出される。
れている行(レコード)を削除する。図15の例では、送信転送テーブル240Aの2行目のレコードが削除される(図16(e)参照)。
図20は、図15に示すようにルート一本化がなされた場合に、GW−Bが行う内部テーブルの設定処理の手順を示すフローチャートである。GW−Bは、図19のステップS76の処理により、GW−Aから“2”という転送通番の削除依頼を受け取ると、図20のフローチャートに示す処理を実行する。
GW−Bは、上記削除依頼のあった転送通番が同じグループの他のGWで設定されているかどうかについて情報を収集する(S81)。図15の例では、GW−AとGW−Cについて、GW−B向けの前記転送通番(“2”)の情報を収集する。
図21は、第2実施形態のGW(GW−A、GW−B及びGW−C)の構成例を示す図である。
GW間拡張ヘッダ付パケット:パケット送受信部617←→トンネル処理部616←→ルート管理処理部631←→転送通番処理部614←→ヘッダ処理部613
GW間標準ヘッダ111:パケット送受信部617←→トンネル処理部616←→転送通番処理部614←→ヘッダ処理部613
GW間標準ヘッダ付中継用パケット:パケット送受信部617←→トンネル処理部616←→転送通番処理部614←→トンネル処理部616←→パケット送受信部617
通常IPパケット:パケット送受信部617←→トンネル処理部616←→IPルーティング処理部615←→ヘッダ処理部613
ヘッダ処理部613は、ローカル側インターフェース611からIPパケット(以下、ローカルバス側IPパケットと記載)を受信すると、それが通常IPパケットであるか、グループメンバ間で送受信されるIPパケット(以下、グループメンバ間通信IPパケットと記載)であるか判断する。この判断は、ローカルパス側IPパケットの宛先アドレス(DA)が管理テーブル618に設定されているか否かによってなされる。すなわち、該宛先アドレスが管理テーブル618(前記グローバルテーブル)に設定されていればグループメンバ間通信IPパケットであると判断し、設定されていなければ通常IPパケットであると判断する。そして、ローカルパス側IPパケットが通常IPパケットであれば、
それをIPルーティング処理部615に転送する。一方、ローカルパス側IPパケットがグループメンバ間で通信されるIPパケットであれば、管理テーブル618を参照して、そのグループメンバ間通信IPパケットの宛先アドレスに対してNAT(Network Address
Translation)処理を施す。このNAT処理により、前記グループメンバ間通信IPパケットの宛先アドレス(D)または送信元アドレス(S)について、仮想IPアドレスと実IPアドレス(ローカルアドレス)間の変換が行われる。ヘッダ処理部613は、さらに、IPパケットに対して、宛先通番(DN)、発信元通番(SN)を付加すると共に、内部管理転送通番(LTN)を転送通番処理部614に通知する。また、管理テーブル618にサブ内部管理転送通番(SubLTN)が設定されている場合には、それも転送通番処理部614に通知する。
ケットをパケット送受信部617に転送する。また、トンネル処理部616は、パケット送受信部617から受け取るIPパケットを復号化し、その復号化したIPパケットをルート管理処理部631、転送通番処理部614またはIPルーティング処理部615に転送する。
図22〜図24のフローチャートを参照しながら、本実施形態のGW(GW−A、GW−B、GW−C)の処理の詳細を説明する。ここでは、図8と図15のネットワークシステムにおいてネットワーク100内のPC−Aがネットワーク300内のNote−Cに対してIPパケットを送信する場合の処理について説明する。
図22は、GW−Aがローカル側インターフェース611から受信したIPパケットをグローバル側インターフェース612から送信するまでの処理手順を示すフローチャートである。図22を参照しながら、GW−Aによる上記IPパケットの受信・送信処理を説明する。
ステップS113では、グローバルテーブル220Aから前記宛先アドレス(DA)に対応する宛先通番(DN)を取得する。また、ローカルテーブル200Aから前記送信元アドレス(SA)に対応する発信元通番(SN)を取得する。そして、該宛先通番と該発信元通番を前記受信IPパケットのGW間標準ヘッダ111に付加する。
ステップS116では、受信IPパケットが対象グループ(グループメンバ)外のIPパケットであるとみなして、その受信IPパケットを廃棄する。
ステップS140では、トンネル処理部616がルート管理処理部631、転送通番処理部614またはIPルーティング処理部615から受信するパケットを暗号化する。パケット送受信部617は、この暗号化されたパケットを、ルート管理処理部631、転送通番処理部614またはIPルーティング処理部615が転送通番処理部614に通知(指定)したグローバル側インターフェース612の出力ポートから送信する。
{GW−Bの処理}
図23を参照しながら、GW−Bによるグローバル側インターフェース612から受信したIPパケットの処理について説明する。図23は、GW−Bがグローバル側インターフェース612から受信するIPパケットを処理する手順を示すフローチャートである。
ステップS211で、トンネル処理部616は前記受信IPパケットを復号化する。そして、該復号化により得られたIPパケットのヘッダがGW間ヘッダ(GW間標準ヘッダ111とGW間拡張ヘッダ112から構成されるヘッダ)であるか判断する(S211)。そして、該IPパケットのヘッダがGW間ヘッダであれば処理をステップS212に移し、GW間ヘッダでなければ処理をステップS213に移す。
と判断すれば処理をステップS214に移し、遅達廃棄対象でないと判断すれば処理をステップS220に移す。
ステップSS214の処理は、GW−Bがトンネル処理部616から受け取ったIPパケットを転送するか、または、遅達廃棄するかによって異なる。転送の場合には、後述するステップS220を行う。また、遅達廃棄する場合には、後述する、GW−Cのルート管理処理部631の処理を行う。
ステップS221では、転送通番処理部614はトンネル処理部616から受け取ったIPパケットのGW間ヘッダの転送通番(TN)を基に受信転送テーブル230Bを参照し、受信転送テーブル230Bからその宛先通番に対応する内部管理転送通番(LTN)を取得する。そして、この内部管理転送通番を指定する。
ステップS230では、トンネル処理部616は、転送通番処理部614から受け取ったIPパケットを暗号化する。そして、その暗号化したIPパケットを、転送通番処理部614から指定された出力ポートと共にパケット送受信部617に送信する。パケット送受信部617は、転送通番処理部614から受け取ったIPパケットをグローバル側インターフェース612の前記指定された出力ポートから送信する。
{GW−Cの処理}
図24を参照しながら、GW−Cがグローバル側インターフェース612からIPパケットを受信した場合の処理を説明する。図24は、GW−Cがグローバル側インターフェース612から受信したIPパケットをローカル側インターフェース611に出力する処理を示すフローチャートである。
次に、トンネル処理部616がステップS310の処理を実行する。ステップS310は、ステップS311〜S312から構成される。
ステップS320の処理は、ルート管理処理部631により実行される。ステップS320は、ステップS321〜S324から構成される。
ステップS330の処理は、転送通番処理部614により実行される。ステップS330は、ステップS331〜S332から構成される。
ステップS332の処理に続いて、ステップS340の処理が行われる。ステップS340の処理は、ヘッダ処理部613によって実行される。ステップS340は、ステップS341〜S342から構成される。
前記第1及び第2実施形態で示したIPネットワークシステムにおいて、あるGWが2ルートで通信を行う場合、その通信の開始/終了において、パケットの通信経路(転送経路)に配置されている全てのGWが最新のGW間拡張ヘッダ情報を共有する必要がある。このために、前記通信の開始の前と終了後に、各GWが保有するGW間拡張ヘッダ情報を最新のものに同期をとって更新する処理が必要となる。
ここでは、図7に示すネットワークシステムを例にして、上記GW間拡張ヘッダ情報の同期更新処理について説明する。すなわち、PC−A、サーバ201及びNote−Cがグループ1としてグループ化されており、PC−AがGW−A配下の端末、サーバ201がGW−B配下の端末、Note−CがGW−C配下の端末となっている場合を例にして説明する。また、前提として、GW−AとGW−B間及びGW−BとGW−C間が既にトンネルで接続されているものとする。つまり、GW−AとGW−Cとの間で1ルートの通信が既に行われているものとする。この状態において、GW−AとGW−C間で新たにユニキャスト用トンネルが確立され、GW−AとGW−C間が2ルートでの通信に移行する場合の処理について説明する。
GW−AとGW−B間でトンネルが確立し、グループ1での通信(グループ1通信)が確立済みであるとする(SQ1)。また、GW−BとGW−C間でも、トンネルが確立し、グループ1通信が確立済みであるとする(SQ2)。
GW−AとGW−C間で2ルート転送を開始する(SQ4)。尚、上記トンネル確立に先立って、GW−AとGW−Cとの間でGW間認証を行うようにしてもよい。
次に、GW−AとGW−Cとの間で、GW間拡張ヘッダ情報の同期処理が実行される(SQ5)。
続いて、GW−AとGW−B間、及びGW−BとGW−C間で上記ルート一本化に伴い不要となったルートの削除同期処理が実行される(SQ13、SQ14)。
前述した第2実施形態は、GW間通信がユニキャストである場合に、GW間通信経路(転送経路)を、最適化経路に段階的かつシームレスに移行する方法であった。
図26に示すように、第4実施形態では、GW−AとGW−B間にトンネル501を確立すると共に、GW−BとGW−C間にトンネル502を確立する。また、マルチキャスト用のトンネル504を、GW−AとGW−B、GW−C間に確立する。このトンネル504は、前記第1実施形態の仮想トンネル91と同様なトンネルである。GW−A配下のPC−Aは、これらのトンネルを利用して、GW−B配下のサーバ201とGW−C配下のNote−Cにブロードキャスト/マルチキャストでパケットを送信する。この場合、GW−Aからトンネル504に送信されたブロードキャスト/マルチキャストのパケットは、CE401によりコピーされ、トンネル504を介してGW−Bに転送されると共にGW−C側にも転送される。PE411に転送された前記ブロードキャスト/マルチキャストのパケットは、PE411、インターネット400、PE413及びPE412を経由してGW−Cに送られる。なお、図26に示すGW−AとGW−C間に確立されているトンネル503は、ユニキャスト用のトンネルである。
図27は、第4実施形態におけるシームレスな経路変更方法を全体的に示す図である。図28、29、30は、それぞれ、上記シームレスな経路変更方法を実現するGW−A、GW−B、GW−Cの内部テーブルの構成と状態を示す図である。尚、図28〜図30に示すテーブルの前状態は、図16〜図18に示すようになっているものと仮定して説明を行う。
第4実施形態では、図28〜図30に示すように、受信転送テーブル230のレコード
にグループ通番(GN)項目を追加する。これは、各GWが受信したパケットのグループを特定するためである。ブロードキャストやマルチキャストでは、1つのパケットが複数拠点に転送されるため、転送通番(TN)の共通化やグループ通番(GN)の強制変換を行う必要が生じる。
1)GW−Aは、グローバル側インターフェース612に、新たに“ABC”というブロードキャスト/マルチキャスト用の出力ポートを設ける。そして、図28(e)に示すように、この出力ポート(“ABC”)を送信転送テーブル240Aの空き内部管理転送通番(“2”)のレコードに設定する。
GW−A、GW−B及びGW−Cの内部設定処理を説明する。ここでは、GW−Aの内部テーブル設定処理を例にして説明する。
GW−Aは、ブロードキャストパケットを送信する2つのルートを決定する(S401)。次に、ルートコードをルートコードテーブル210Aに設定する(S402)。図2
8の例では、ルートコードとして“ABC”が設定される。
図28に示すように一時的にブロードキャストパケット/マルチキャストパケットを2ルートで転送している状態において、ルート切り替えを行い、ルートを一本化する手法について、図32〜図35を参照しながら説明する。
内部テーブルにおいて、内部管理転送通番(LTN)とサブ内部管理転送通番(SubLTN)の切り替える処理や、送信転送テーブル240において不要な内部管理転送通番(LTN)を削除する処理を実行することで実現される(図33〜図35を参照)。
{2ルート対象のGWの内部テーブル変更処理}
図36は、GW−Aが内部テーブルを、図28に示す状態から図33に示す状態に変更する処理を示すフローチャートである。図28では、GW−Aが2ルート転送の発信元のGW(2ルート対象のGW)となっている。図36のフローチャートは、前述した図19のフローチャートと同様である。
ステップS505の処理が終了すると、ステップS504で削除した行の出力ポート項目に設定されていた出力ポートの対向GWに対して、上記削除行に設定されていた転送通番(TN)の削除依頼を行う(S506)。この処理により、最初に、GW−Bに対して転送通番“3”の削除依頼が行われ、2回目に、GW−Bに対して転送通番“4”の削除依頼が行われる。
{転送通番(TN)削除処理対象のGWの内部テーブル変更処理}
<GW−Bの処理>
図37は、第4実施形態におけるGW−Bの内部テーブル変更処理を示すフローチャートである。図37のフローチャートは、前述した図20のフローチャートと同様である。
この削除依頼を受けて、GW−Bは、送信転送テーブル240Bを参照し、上記削除依頼を受けた2つの転送通番(“3”と“4”)が、同じグループ(この場合は、PC−Aが属するグループ通番(GN)が“1”のグループ1)の他のGW(GW−AとGW−C)向けに設定されているか収集する(S512)。図32の例では、GW−AとGW−Cに対して、GW−B向けの転送通番“3”と“4”の情報を収集する。
ステップS517では、送信転送テーブル240Bから対象の内部管理転送通番が設定されている行を削除する。図32の例では、送信転送テーブル240Aの内部管理転送通番“5”が設定されている行が削除される。
GW−Cの処理は、GW−Bと同様に図37のフローチャートに示した手順で行われる。ここでは、図27の例を取り上げて説明する。
<GW−Aの処理>
図38は、第4実施形態におけるGW−AのIPパケットの送受信処理を示すフローチャートである。図38において、図20と同じステップには同一のステップ番号を付与している。図38のフローチャートは、図20のフローチャートと全く同様である。したがって、図38のフローチャートの説明は割愛する。
図39は、第4実施形態におけるGW−BのIPパケットの送受信処理を示すフローチャートである。図39において、図23と同じステップには同一のステップ番号を付与している。また、図39のステップS240(S241〜S244)及びステップS260(S261、S262)は、それぞれ、図24のステップS320、ステップS330、ステップS340及びステップS340と同様である。また、図39のステップS245とS246は、それぞれ、図24のステップS325とS326と同様である。
図40は、第4実施形態おけるGW−CのIPパケットの送受信処理を示すフローチャートである。図40において、図24と同じステップには同一のステップ番号を付与している。また、図40にいて、図39のステップと同じステップには同一のステップ番号を付与している。GW−Cの転送通番処理部614の処理は、GW−Bの転送通番処理部614と同様である(ステップS250を参照)
図27の例の場合、GW−Cは、GW−Bからブロードキャストパケット105とブロードキャストパケット108を受信する。そして、先に受信したブロードキャストパケットについて、ステップS320、S250、S340の順に処理を行い、IPパケット109を、ローカル側インターフェース611を介してNote−Cに転送する。
第5実施形態は、上述した第4実施形態のようにマルチキャストルートを追加する場合における、各GW間でのGW間拡張ヘッダ情報の同期処理の手法に関するものである。
その後、GW−A、GW−B及びGW−Cは、切り替え系を確定する。すなわち、ブロードキャスト/マルチキャスト用のルートを一本化するため、メインルートとして残すルートを確定する(SQ33、SQ34)。
GW間のトンネル化だけでなく、GWとホスト(端末)間もトンネルすることでセキュ
リティを向上させるような用途も想定されえる。例えば、外出先のカフェから、ノートパソコンのようなホストで社内LANに接続するような場合である。本出願人は、前記特許文献3で、そのようなホストの構成を提案している。
<構成>
図42は、第6実施形態におけるNote−Cの2ルート接続の構成例を示す図である。同図において、図1の構成要素と同一な構成要素には同じ符号を付与している。
図43は、Note−Cが図42に示すような2ルート接続状態に至るまでの手順を示すシーケンス図である。
te−Cは、それぞれのグローバルテーブル220、受信転送テーブル230及び送信転送テーブル240を設定(更新)する(SQ59、SQ60、SQ61)。
{第2の2ルート接続例}
<構成>
図44は、第6実施形態における、Note−Cが2ルート接続を行う他の構成例を示す図である。図44において、図42と同一の構成要素には同じ符号を付与している。
GW−Cは、第2実施形態のGW−Cのように、GW間ヘッダ(GW間標準ヘッダ111とGW間拡張ヘッダ112)を認識して、GW間ヘッダを有するIPパケット101を中継可能なゲートウェイである。
図45は、図44に示すNote−Cの2ルート接続を構成するための処理手順を示すシーケンス図である。
GW−Aは、上記グループ1通信接続要求を受け取ると、グループ1通信接続応答(Note−CとGW−C間でのグループ1通信接続応答)をNote−Cに返す(SQ73)。
GW−BとGW−C間、GW−AとGW−C間及びGW−CとNote−C間で、GW間拡張ヘッダ情報同期処理を行う(SQ77、SQ78、SQ79)。
GW−B、GW−C及びNote−Cは、それぞれのグローバルテーブル220、受信転送テーブル230及び送信転送テーブル240を設定(更新)する(SQ80、SQ81、SQ82)。
図46は、図43、45のNote−Cのシステム構成を示す図である。
Note−C800は、ユーザ領域810とカーネル領域830を備え、それらの領域の境界に2つの実LANインターフェース(実LAN−IF)821R、821cと仮想LANインターフェース(仮想LAN‐IF)823が設けられている。
Pアドレスであり、その仮想IPアドレスが前記グローバルテーブルに設定されていれば、グループ内通信用IPパケットと判断する。その逆であれば、通常IPパケットと判断する。そして、通常IPパケットであれば、実LANインターフェース821Rまたは実LANインターフェース821cに送られる。一方、グループ内通信用IPパケットであれば、仮想LANインターフェース823に送られる。尚、グループ内通信用IPパケットは、前記グループメンバ間通信IPパケットと同じものある。
たはカプセル化パケットであるか判断する。そして、通常IPパケットであれば、それを実LANインターフェース821c、821Rに転送する。一方、カプセル化パケットであれば、それをトンネル処理部838に転送する。
トンネル処理部838で受信されたカプセル化パケットは、トンネル処理部838、ルート管理処理部837、転送通番処理部836及びヘッダ処理部835により、前述した図21のGW800と同様の処理を施されて、仮想LANドライバ834に渡される。このようにして、仮想LANドライバ834は、カプセル化パケットからGW間ヘッダが外されたパケット(通常IPパケット)をトンネル処理部838から受け取る。仮想LANドライバ834は、その受け取った通常IPパケットを仮想LANインターフェース823に送る。仮想LANインターフェース823は、仮想LANドライバ834から受け取った前記通常IPパケットをクライアントアプリケーション811に渡す。
図47は、図46に示すNote−Cのカーネル領域830のより詳細な構成を示す図である。図47において、図46の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付与している。また、図21の構成要素と同じ構成要素にも同じ符号を付与している。
図47に示すNote−Cの内部システムによるIPパケットの送受信処理を説明する。
図48は、第6実施形態におけるNote−Cのパケット送信処理の手順を示すフローチャートである。図48において、図22のステップと同一のステップには同じステップ番号を付与している図48のフローチャートが図22のフローチャートと異なるのは、ステップ601とステップ640の処理である。
管理処理部837から送信されてくるIPパケット(カプセル化パケット)に対して暗号化等の処理を施し、該処理が施されたIPパケットを、指定出力ポートに対応する物理LANドライバ(物理LANドライバ831Cまたは物理LANドライバ831R)へ送信する。
図49は、第6実施形態におけるNote−Cのパケット受信処理の手順を示すフローチャートである。図49において、図24のステップと同一のステップには同じステップ番号を付与している。図49のフローチャートが図24のフローチャートと異なるのは、ステップ701とステップS740の処理である。
また、本実施形態の端末装置は、前述した実施形態のGWと同様に、前記した通信ルートの最適化や、前述したルート切り替えを契機とする内部テーブルの同期更新を行うことも可能である。これらの処理は、前述したGWと同様な手法により実現できる。
上述した実施形態は本発明をGW(ゲートウェイ)に適用したものであるが、本発明は、ルータなどの他のパケット中継装置にも適用可能である。また、上述した第1、2、4、6実施形態のネットワークシステムは、CPE(Customer Premises Equipment)としてCEデバイス を利用しているが、本発明のパケット中継装置は、CEデバイス以外のCPEを利用するネットワークシステムにも適用可能である。
自装置が収容するサブネットワークをグローバルネットワークに接続し、該サブネットワーク内の端末を仮想的にグループ化して、グループメンバ間通信により仮想閉域網を構築するパケット中継装置であって、
前記グループ間通信に使用するメインルートを識別するための内部管理転送番号と前記グループ内通信に使用するサブルートを識別するためのサブ内部管理転送番号と他のパケット中継装置に転送する第1のIPパケットの転送ルートを識別するための転送番号とグループを識別するためのグループ番号により管理された前記第1のIPパケット及び自配下の端末と送受信する第2のIPパケットの前記メインルート及び前記サブルートに関する前記グループメンバ間通信用のルーティング情報と、前記メインルートと前記サブルートの2つのルートで転送されていることを識別するための情報であるルート識別情報を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に格納されている前記管理情報と前記ルート識別情報を設定、更新する情報管理手段と、
前記自配下の端末との間で、前記第2のIPパケットを送受信する第1の送受信手段と、
該記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、前記第1の送受信手段により受信された前記第2のIPパケットに前記グループメンバ間通信用の情報とメインルートに関する情報と前記ルート識別情報とパケットを識別するためのパケット識別番号を含むパケット中継装置間ヘッダが付加された前記第1のIPパケットを作成する第1のパケット作成手段と、
該第1のパケット作成手段により作成された前記第1のIPパケットを、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、他のパケット中継装置に送信すると共に、他のパケット中継装置から自装置配下の端末宛の前記第1のIPパケットを受信する第2の送受信手段と、
該第2の送受信手段により受信された前記第1のIPパケットから前記パケット中継装置間ヘッダを削除して、前記第2のIPパケットを作成し、その第2のIPパケットを前記第1の送受信手段に出力する第2のパケット作成手段と、
を備えることを特徴とするパケット中継装置。
(付記2)
付記1記載のパケット中継装置であって、
自装置が受信した前記第1のIPパケットを、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、他のパケット中継装置に転送する転送手段を、
さらに備える。
(付記3)
付記1記載のパケット中継装置であって、
前記第2の送受信手段は、
他のパケット中継装置に送信する前記第1のIPパケットを暗号化する暗号化手段と、他のパケット中継装置から受信した前記第1のIPパケットを復号化する復号化手段と、
を備える。
(付記4)
付記1記載のパケット中継装置であって、
前記管理情報は、
自配下の第1の端末に割り当てられた実IPアドレスに対応する、前記第1の端末に割り当てられた発信元識別番号と前記第1の端末が属する前記グループ番号を格納する第1テーブルと、
前記第1の端末の仮想IPアドレスに対応する、前記第1の端末が送信する前記第2のIPパケットの宛先である第2の端末に割り当てられた宛先識別番号と前記第1の端末が属するグループのグループ番号と前記内部管理転送番号と前記サブ内部管理転送番号を格納する第2テーブルと、
前記内部管理転送番号に対応するIPパケットのルーティング情報と、前記サブ内部管理転送番号に対応する前記第2のIPパケットのルーティング情報を格納する第3テーブルと、
受信した前記第2のIPパケットのルーティング情報を、前記内部管理転送番号と前記サブ内部管理転送番号と前記グループ番号により管理している第4テーブルから構成される。
(付記5)
付記1記載のパケット中継装置であって、
前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を、自配下の端末が前記第2のIPパケットを通信するために使用しているルートの状況に応じて更新する更新手段を、
さらに備える。
(付記6)
付記1記載のパケット中継装置であって、
前記自配下の端末が前記メインルートと前記サブルートを利用して前記第1のIPパケットを通信しているときに、他のパケット中継装置から前記端末宛ての第1のIPパケットを受信した場合、その第1のIPパケットを識別するためのパケット識別情報を格納する格納手段と、
該格納手段に格納されている前記パケット識別情報を基に、前記メインルートと前記サブルートから受信する前記端末を宛先とする同一な2つの前記第1のパケットの内、遅れて受信した第1のIPパケットを廃棄する遅達廃棄処理手段を、
さらに備える。
(付記7)
付記1記載のパケット中継装置であって、
前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を更新することにより、前記第1のIPパケットの通信ルートを最適化する通信ルート最適化手段を、
さらに備える。
(付記8)
付記7記載のパケット中継装置であって、
前記通信ルート最適化手段は、前記第2のIPパケットを送受信している端末において、前記第2のIPパケットの通信量が規定値を超えたときに、前記通信ルートを最適化する。
(付記9)
付記7記載のパケット中継装置であって、
前記通信ルート最適化手段は、前記通信ルートの中継地点に配置されたパケット中継装置において、前記第1のIPパケットの転送量が規定値を超えたときに、前記通信ルートを最適化する。
(付記10)
付記7記載のパケット中継装置であって、
前記通信ルート最適化手段は、前記通信ルートの最適化を段階的に実施する。
(付記11)
付記10記載のパケット中継装置であって、
前記通信ルート最適化手段は、まず、第一段階として前記第1のIPパケットを通信するルートを追加して前記第2のIPパケットを2つのルートで通信するようにし、次に、第二段階として前記第1のIPパケットを通信している2つのルートを、前記第2のIPパケットの転送率が良いほうのルートに一本化する。
(付記12)
付記11記載のパケット中継装置であって、
前記通信ルート最適化手段が最適化する通信ルートは、ユニキャスト用の通信ルートである。
(付記13)
付記12記載のパケット中継装置であって、
前記情報管理手段は、
前記第一段階において、追加された通信ルートに関するルーティング情報を前記記憶手段に追加し、
前記第二段階において、少なくとも前記内部管理転送番号または前記サブ内部管理転送番号のいずれか一方の設定を変更することにより、前記ルーティング情報から不要になった通信ルートに関係する転送識別番号と、前記内部管理転送番号もしくは前記サブ内部管理転送番号を削除する。
(付記14)
付記11記載のパケット中継装置であって、
前記通信ルート最適化手段が最適化する通信ルートは、マルチキャスト用の通信ルートである。
(付記15)
付記14記載のパケット中継装置であって、
前記情報管理手段は、
前記第一段階において、追加された通信ルートに関するルーティング情報の追加と、前記転送番号の共通化と、前記グループ番号の強制変換を行い、
前記第二段階において、少なくとも前記内部管理転送番号または前記サブ内部管理転送番号のいずれか一方の設定を変更することにより、前記ルーティング情報から不要になった通信ルートに関係する転送識別番号と、前記内部管理転送番号もしくは前記サブ内部管理転送番号を削除する。
(付記16)
付記11記載のパケット中継装置であって、
前記最適化手段が最適化する通信ルートは、ブロードキャスト用の通信ルートである。(付記17)
付記16記載のパケット中継装置であって、
前記情報管理手段は、
前記第一段階において、追加された通信ルートに関するルーティング情報の追加と、前記転送番号の共通化と、前記グループ番号の強制変換を行い、
前記第二段階において、少なくとも前記内部管理転送番号または前記サブ内部管理転送番号のいずれか一方を設定変更し、前記ルーティング情報から不要になった通信ルートに関係する転送識別番号と、前記内部管理転送番号もしくは前記サブ内部管理転送番号を削除する。
(付記18)
付記7記載のパケット中継装置であって、
前記通信ルート最適化手段は、自装置が2つの通信ルートから規定値以上の前記第2のIPパケットを受信したときに、前記第2段階として、メインルートとサブルートの切り替えを実施する。
(付記19)
付記1記載のパケット中継装置であって、
自配下の端末が前記第2のIPパケットの通信に利用している通信ルートの使用状況を監視して、前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を、前記通信ルートに配置されている他のパケット中継装置と同期して更新する同期更新手段を、
さらに備える。
(付記20)
付記19記載のパケット中継装置であって、
前記同期更新手段は、自装置が前記第1のIPパケットの通信ルートを1ルートから2ルートに切り替えるときに、前記同期更新を実施する。
(付記21)
付記19記載のパケット中継装置であって、
前記同期更新手段は、自装置が前記第1のIPパケットの通信ルートを2ルートから1ルートに切り替えるときに、前記同期更新を実施する。
(付記22)
自装置が収容するサブネットワークをグローバルネットワークに接続し、該サブネットワーク内の端末を仮想的にグループ化して、グループメンバ間通信により仮想閉域網を構築するパケット中継装置とIPパケットを通信する端末装置であって、
前記グループ間通信に使用するメインルートを識別するための内部管理転送番号と前記グループ内通信に使用するサブルートを識別するためのサブ内部管理転送番号と他のパケット中継装置に送信する第1のIPパケットの転送ルートを識別するための転送番号とグループを識別するためのグループ番号により管理された前記第1のIPパケット及び自装置内部で送受信処理する第2のIPパケットの前記メインルート及び前記サブルートに関する前記グループメンバ間通信用のルーティング情報と、前記メインルートと前記サブルートの2つのルートで転送されていることを識別するための情報であるルート識別情報を
記憶する記憶手段と、
該記憶手段に格納されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を設定、更新する情報管理手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報を参照して、IPヘッダの送信元アドレスとして自端末の実IPアドレスが、宛先アドレスとして送信先の端末の仮想IPアドレスが設定された前記第2のIPパケットに、グループメンバ間通信用の情報とメインルートに関する情報と前記ルート識別情報とパケットを識別するためのパケット識別番号を含むパケット中継装置間ヘッダを付加して、前記第1のIPパケットを作成する第1のパケット作成手段と、
該第1のパケット作成手段により作成された前記第1のIPパケットを、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、自装置を収容しているパケット中継装置に送信すると共に、前記パケット中継装置から前記第1のIPパケットを受信する送受信手段と、
該送受信手段により受信された前記第1のIPパケットから前記パケット中継装置間ヘッダを削除し、次に、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報を参照して前記第2のIPパケットを作成する第2のパケット作成手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。
(付記23)
付記22記載の端末装置であって、
前記送受信手段は、有線通信用の通信手段と無線通信用の通信手段を備え、前記パケット中継装置との前記第1のIPパケットの送受信を、該有線通信用通信手段と該無線通信用通信手段を利用して行う。
(付記24)
付記22記載の端末装置であって、
前記パケット中継装置間ヘッダを利用したルーティング処理が可能なパケット中継装置とトンネルを確立するトンネル確立手段を、
さらに備える。
(付記25)
付記22記載の端末装置であって、
前記管理情報は、
自配下の第1の端末に割り当てられた実IPアドレスに対応する、前記第1の端末に割り当てられた発信元識別番号と前記第1の端末が属する前記グループ番号を格納する第1テーブルと、
前記第1の端末の仮想IPアドレスに対応する、前記第1の端末が送信する前記第2のIPパケットの宛先である第2の端末に割り当てられた宛先識別番号と前記第1の端末が属するグループのグループ番号と前記内部管理転送番号と前記サブ内部管理転送番号を格納する第2テーブルと、
前記内部管理転送番号に対応するIPパケットのルーティング情報と、前記サブ内部管理転送番号に対応する前記第2のIPパケットのルーティング情報を格納する第3テーブルと、
受信した前記第2のIPパケットのルーティング情報を、前記内部管理転送番号と前記サブ内部管理転送番号と前記グループ番号により管理している第4テーブルから構成される。
(付記26)
付記22記載の端末装置であって、
前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を更新することにより、前記第1のIPパケットの通信ルートを最適化する通信ルート最適化手段を、
さらに備える。
(付記27)
付記22記載の端末装置であって、
自装置が前記第1のIPパケットの通信に利用している通信ルートの使用状況を監視して、前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を、前記通信ルートに配置されている他のパケット中継装置と同期して更新する同期更新手段を、
さらに備える。
GW−A、GW−B、GW−C ゲートウェイ
X、Y グローバルネットワーク
10 IPパケット
11 IPヘッダ
12 データ部
20 IPパケット
21 IPヘッダ
22 データ
23 GW間ヘッダ
83、503、8000,8001 トンネル(ユニキャスト)
91 仮想トンネル
100 ネットワーク(サブネットワーク)
101 IPネットワーク
110 GW間ヘッダ
111 GW間標準ヘッダ
112 GW間拡張ヘッダ
120 TCP/IPヘッダ
130 データ
105、106、108 ブロードキャストパケット(カプセル化パケット)
107、109 IPパケット(通常IPパケット)
200 ネットワーク(サブネットワーク)
201 サーバ
200(200A、200B、200C) ローカルテーブル
210(210A、210B、210C) ルートコードテーブル
220(220A、220B、220C) グローバルテーブル
230(230A、230B、230C) 受信転送テーブル
240(240A、240B、240C) 送信転送テーブル
300 ネットワーク(サブネットワーク)
400 インターネット
401、6001 CE(Customer Edge)デバイス
411〜413、6011〜6013 PE(Provider Edge)デバイス
501、502 トンネル(ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト)
503 トンネル(ユニキャスト)
504 トンネル(マルチキャスト、ブロードキャスト)
600 ゲートウェイ(GW)
611 ローカル側インターフェース
612 グローバル側インターフェース
613 ヘッダ処理部
614 転送通番処理部
615 IPルーティング処理部
616 トンネル処理部
617 パケット送受信部
618 管理テーブル
619 転送通番テーブル
631 ルート管理処理部
632 ルートコードテーブル
633 遅達管理バッファ
701 GW−AとNote−C間のトンネル(有線)
702 GW−AとNote−C間のトンネル(無線)
710 GW−AとGW−C間のトンネル(ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト)
721 GW−CとNote−C間のトンネル(有線)
722 GW−CとNote−C間のトンネル(無線)
800 Note−C(クライアント)
810 ユーザ領域
811 クライアントアプリケーション
821C 実LANインターフェース(有線)
821R 実LANインターフェース(無線)
823 仮想LANインターフェース
830 カーネル領域
831C、831R 物理LANドライバ
832 無線LANカード
833 有線LANカード
834 仮想LANドライバ
835 ヘッダ処理部
836 転送通番処理部
837 ルート管理処理部
838 トンネル処理部
Claims (5)
- 自装置が収容するサブネットワークをグローバルネットワークに接続し、該サブネットワーク内の端末を仮想的にグループ化して、グループメンバ間通信により仮想閉域網を構築するパケット中継装置であって、
前記グループ間通信に使用するメインルートを識別するための内部管理転送番号と前記グループ内通信に使用するサブルートを識別するためのサブ内部管理転送番号と他のパケット中継装置に転送する第1のIPパケットの転送ルートを識別するための転送番号とグループを識別するためのグループ番号により管理された前記第1のIPパケット及び自配下の端末と送受信する第2のIPパケットの前記メインルート及び前記サブルートに関する前記グループメンバ間通信用のルーティング情報と、前記メインルートと前記サブルートの2つのルートで転送されていることを識別するための情報であるルート識別情報を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に格納されている前記管理情報と前記ルート識別情報を設定、更新する情報管理手段と、
前記自配下の端末との間で、前記第2のIPパケットを送受信する第1の送受信手段と、
該記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、前記第1の送受信手段により受信された前記第2のIPパケットに前記グループメンバ間通信用の情報とメインルートに関する情報と前記ルート識別情報とパケットを識別するためのパケット識別番号を含むパケット中継装置間ヘッダが付加された前記第1のIPパケットを作成する第1のパケット作成手段と、
該第1のパケット作成手段により作成された前記第1のIPパケットを、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、他のパケット中継装置に送信すると共に、他のパケット中継装置から自装置配下の端末宛の前記第1のIPパケットを受信する第2の送受信手段と、
該第2の送受信手段により受信された前記第1のIPパケットから前記パケット中継装置間ヘッダを削除して、前記第2のIPパケットを作成し、その第2のIPパケットを前記第1の送受信手段に出力する第2のパケット作成手段と、
を備えることを特徴とするパケット中継装置。 - 請求項1記載のパケット中継装置であって、
前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を更新することにより、前記第1のIPパケットの通信ルートを最適化する通信ルート最適化手段を、
さらに備える。 - 請求項1記載のパケット中継装置であって、
自配下の端末が前記第2のIPパケットの通信に利用している通信ルートの使用状況を監視して、前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を、前記通信ルートに配置されている他のパケット中継装置と同期して更新する同期更新手段を、
さらに備える。 - 自装置が収容するサブネットワークをグローバルネットワークに接続し、該サブネットワーク内の端末を仮想的にグループ化して、グループメンバ間通信により仮想閉域網を構築するパケット中継装置とIPパケットを通信する端末装置であって、
前記グループ間通信に使用するメインルートを識別するための内部管理転送番号と前記グループ内通信に使用するサブルートを識別するためのサブ内部管理転送番号と他のパケット中継装置に送信する第1のIPパケットの転送ルートを識別するための転送番号とグループを識別するためのグループ番号により管理された前記第1のIPパケット及び自装置内部で送受信処理する第2のIPパケットの前記メインルート及び前記サブルートに関
する前記グループメンバ間通信用のルーティング情報と、前記メインルートと前記サブルートの2つのルートで転送されていることを識別するための情報であるルート識別情報を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に格納されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を設定、更新する情報管理手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報を参照して、IPヘッダの送信元アドレスとして自端末の実IPアドレスが、宛先アドレスとして送信先の端末の仮想IPアドレスが設定された前記第2のIPパケットに、グループメンバ間通信用の情報とメインルートに関する情報と前記ルート識別情報とパケットを識別するためのパケット識別番号を含むパケット中継装置間ヘッダを付加して、前記第1のIPパケットを作成する第1のパケット作成手段と、
該第1のパケット作成手段により作成された前記第1のIPパケットを、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報と前記ルート識別情報を参照して、自装置を収容しているパケット中継装置に送信すると共に、前記パケット中継装置から前記第1のIPパケットを受信する送受信手段と、
該送受信手段により受信された前記第1のIPパケットから前記パケット中継装置間ヘッダを削除し、次に、前記記憶手段に記憶されている前記ルーティング情報を参照して前記第2のIPパケットを作成する第2のパケット作成手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。 - 請求項4記載の端末装置であって、
前記送受信手段は、有線通信用の通信手段と無線通信用の通信手段を備え、前記パケット中継装置との前記第1のIPパケットの送受信を、該有線通信用通信手段と該無線通信用通信手段を利用して行う。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006269360A JP4629639B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | パケット中継装置 |
DE200760001429 DE602007001429D1 (de) | 2006-09-29 | 2007-02-06 | Paket-Uebertragungsvorrichtung |
EP20070101851 EP1906600B1 (en) | 2006-09-29 | 2007-02-06 | Packet relay apparatus |
US11/675,353 US8085795B2 (en) | 2006-09-29 | 2007-02-15 | Packet relay apparatus |
CN2007100861706A CN101155143B (zh) | 2006-09-29 | 2007-03-06 | 数据包中继设备 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006269360A JP4629639B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | パケット中継装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008092170A JP2008092170A (ja) | 2008-04-17 |
JP4629639B2 true JP4629639B2 (ja) | 2011-02-09 |
Family
ID=37930353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006269360A Expired - Fee Related JP4629639B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | パケット中継装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8085795B2 (ja) |
EP (1) | EP1906600B1 (ja) |
JP (1) | JP4629639B2 (ja) |
CN (1) | CN101155143B (ja) |
DE (1) | DE602007001429D1 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4993202B2 (ja) * | 2007-12-10 | 2012-08-08 | 横河電機株式会社 | フィールドネットワークシステム |
US8045555B2 (en) * | 2008-08-20 | 2011-10-25 | Futurewei Technologies, Inc. | Method and apparatus for tunnel packet optimization |
WO2010057120A2 (en) * | 2008-11-17 | 2010-05-20 | Qualcomm Incorporated | Remote access to local network |
EP2364535A2 (en) * | 2008-11-17 | 2011-09-14 | QUALCOMM Incorporated | Remote access to local network via security gateway |
CN101990304B (zh) * | 2009-07-29 | 2015-04-01 | 中兴通讯股份有限公司 | R-mac pdu封装方法、传输方法、系统及装置 |
CN102083126A (zh) * | 2009-11-27 | 2011-06-01 | 诺基亚西门子通信公司 | 对不同中继链路使用不同收发机的中继节点切换 |
US9584414B2 (en) * | 2009-12-23 | 2017-02-28 | Pismo Labs Technology Limited | Throughput optimization for bonded variable bandwidth connections |
US9787501B2 (en) | 2009-12-23 | 2017-10-10 | Pismo Labs Technology Limited | Methods and systems for transmitting packets through aggregated end-to-end connection |
US10218467B2 (en) | 2009-12-23 | 2019-02-26 | Pismo Labs Technology Limited | Methods and systems for managing error correction mode |
CN103380600B (zh) * | 2011-02-17 | 2016-11-09 | 日本电气株式会社 | 网络系统和网络流跟踪方法 |
JP5459628B2 (ja) * | 2012-01-12 | 2014-04-02 | 横河電機株式会社 | 時刻同期システム |
EP2822234A4 (en) * | 2012-02-28 | 2015-09-16 | Alaxala Networks Corp | RELAY NODES, REGULATORY PROCEDURES FOR THE RELAY NODE AND NETWORK SYSTEM |
KR20140124116A (ko) | 2013-04-16 | 2014-10-24 | 삼성전자주식회사 | 이동 통신 네트워크에서 데이터-패스를 최적화시키는 장치 및 방법 |
WO2017119219A1 (ja) | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 日本電気株式会社 | 通信方法 |
US10638532B2 (en) * | 2016-09-20 | 2020-04-28 | Texas Instruments Incorporated | Method and circuitry for wireless communications between different networks |
US10862809B2 (en) * | 2017-05-19 | 2020-12-08 | Advanced Micro Devices, Inc. | Modifying carrier packets based on information in tunneled packets |
CN108449125A (zh) * | 2018-03-06 | 2018-08-24 | 四川斐讯信息技术有限公司 | 一种无线网络的扩展方法、系统、中继设备和路由器 |
CN108696309B (zh) * | 2018-04-24 | 2022-01-25 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 中继设备及多联式控制系统 |
CN110417666B (zh) * | 2019-07-31 | 2021-08-13 | 南京邮电大学 | 一种基于Head modify技术的分组封装和传输方法 |
WO2021261175A1 (ja) * | 2020-06-23 | 2021-12-30 | 日本電気株式会社 | 通信システム、通信装置、通信方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
CN114598999B (zh) * | 2020-12-07 | 2024-11-08 | 中国移动通信有限公司研究院 | 一种多播业务的处理方法、接入网节点及服务器 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999000949A1 (en) * | 1997-06-30 | 1999-01-07 | Sun Microsystems, Inc. | A system and method for a quality of service in a multi-layer network element |
US6208649B1 (en) * | 1998-03-11 | 2001-03-27 | Cisco Technology, Inc. | Derived VLAN mapping technique |
US20030051195A1 (en) * | 2000-05-05 | 2003-03-13 | Bosa Patrick A. | Systems and methods for isolating faults in computer networks |
WO2005027438A1 (ja) * | 2003-09-11 | 2005-03-24 | Fujitsu Limited | パケット中継装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4302170B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2009-07-22 | 富士通株式会社 | パケット中継装置 |
WO2007108124A1 (ja) * | 2006-03-23 | 2007-09-27 | Fujitsu Limited | パケット中継装置 |
-
2006
- 2006-09-29 JP JP2006269360A patent/JP4629639B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2007
- 2007-02-06 DE DE200760001429 patent/DE602007001429D1/de active Active
- 2007-02-06 EP EP20070101851 patent/EP1906600B1/en not_active Ceased
- 2007-02-15 US US11/675,353 patent/US8085795B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2007-03-06 CN CN2007100861706A patent/CN101155143B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999000949A1 (en) * | 1997-06-30 | 1999-01-07 | Sun Microsystems, Inc. | A system and method for a quality of service in a multi-layer network element |
US6208649B1 (en) * | 1998-03-11 | 2001-03-27 | Cisco Technology, Inc. | Derived VLAN mapping technique |
US20030051195A1 (en) * | 2000-05-05 | 2003-03-13 | Bosa Patrick A. | Systems and methods for isolating faults in computer networks |
WO2005027438A1 (ja) * | 2003-09-11 | 2005-03-24 | Fujitsu Limited | パケット中継装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1906600B1 (en) | 2009-07-01 |
EP1906600A1 (en) | 2008-04-02 |
CN101155143B (zh) | 2011-04-06 |
US8085795B2 (en) | 2011-12-27 |
CN101155143A (zh) | 2008-04-02 |
JP2008092170A (ja) | 2008-04-17 |
US20080080533A1 (en) | 2008-04-03 |
DE602007001429D1 (de) | 2009-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4629639B2 (ja) | パケット中継装置 | |
US7366894B1 (en) | Method and apparatus for dynamically securing voice and other delay-sensitive network traffic | |
EP1164753B1 (en) | Method and arrangement for handling information packets via user selectable relay nodes | |
JP4033773B2 (ja) | ネットワークルーティングを実行する方法および装置 | |
CN101185296B (zh) | 用于在本地网络和远程网络之间建立多链路接入的方法及相应的设备 | |
JP4231773B2 (ja) | Vrの機密性を維持したvrrp技術 | |
JP6544401B2 (ja) | パケット転送装置、制御装置、通信システム、通信方法及びプログラム | |
EP2099180B1 (en) | Switching device and method for Layer-2 forwarding of OAM frames with multicast Layer-3 addresses | |
WO2008092351A1 (fr) | Procédé de liaison dynamique de réseau privé virtuel | |
KR20140099598A (ko) | 모바일 vpn 서비스를 제공하는 방법 | |
CN108259466B (zh) | DDoS流量回注方法、SDN控制器及网络系统 | |
JP2003234759A (ja) | 通信システム、通信制御方法、通信ノード、通信媒介ノード、通信媒介プログラム、セッション移動方法及びセッション移動プログラム | |
JP2004320693A (ja) | パケット制御システム、パケット制御装置、パケット中継装置およびパケット制御プログラム | |
JP2009147695A (ja) | 通信制御方法およびシステム | |
JP4601704B2 (ja) | パケット中継装置 | |
WO2008000387A1 (en) | A personal network comprising a plurality of clusters | |
JP4011528B2 (ja) | ネットワーク仮想化システム | |
JP2004274702A (ja) | ルータ装置及びパケット転送制御方法 | |
Cisco | Configuring DECnet | |
Cisco | Configuring DECnet | |
Cisco | Configuring DECnet | |
Cisco | Configuring DECnet | |
Cisco | Configuring DECnet | |
Cisco | Configuring DECnet | |
Cisco | Configuring DECnet |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090611 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101109 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4629639 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |