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JP4626918B2 - ラマン光増幅中継器 - Google Patents

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JP4626918B2
JP4626918B2 JP2001058544A JP2001058544A JP4626918B2 JP 4626918 B2 JP4626918 B2 JP 4626918B2 JP 2001058544 A JP2001058544 A JP 2001058544A JP 2001058544 A JP2001058544 A JP 2001058544A JP 4626918 B2 JP4626918 B2 JP 4626918B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光伝送路を伝送される波長多重(WDM)信号光を一括して増幅するための光増幅中継技術に関し、特に、複数の伝送系を伝搬するWDM信号光をラマン増幅するラマン光増幅中継器およびWDM光伝送システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のWDM光伝送方式と光増幅中継伝送方式を組み合わせたWDM光増幅中継伝送方式においては、光増幅器を用いて2つ以上の異なる波長をもつ光信号を一括して増幅することが可能であり、簡素な構成(経済的)で、大容量かつ長距離の光伝送が実現可能である。
【0003】
一般的なWDM光増幅中継伝送システムは、例えば図に示すように、電気信号を光信号に変換する光送信器系100と、光信号を伝送する光ファイバ伝送路およびその伝送路の損失を補償するために光信号を増幅して次の光伝送路へ送り出す光増幅中継器の組み合わせを繰り返して構成される伝送系110と、光信号を電気信号に復調する光受信器系120から構成される。
【0004】
上記のようなWDM光増幅中継伝送システムにおいて、伝送系110の光増幅中継器等に適用される従来のWDM用光増幅器としては、例えば、希土類元素を添加した光ファイバに励起光を供給する構成の光ファイバ増幅器(rear earth element doped fiber amplifier:REDFA)を用いてWDM信号光を一括増幅する方式が知られている。このREDFAについては、添加した元素によって決定される光増幅帯域によって信号光帯域が制限されるという特徴があった。
【0005】
一方、誘導ラマン散乱を利用したラマン増幅器は、REDFAよりも広帯域な信号光波長帯域の増幅を実現することが可能であり、将来の光増幅中継器への適用が有望視されている。しかし、上記のラマン増幅器は、REDFAよりも比較的大きな励起光パワーを必要とするため、例えば、海底ケーブルシステムなどのように中継器の消費電力が制限されるシステムに適用する場合には、ラマン増幅器に与える励起光を効率よく供給することが重要になる。
【0006】
従来のラマン増幅器の構成としては、例えば、特開2000−98433号公報等に開示されたものがある。この従来のラマン増幅器では、ファブリペロー型等の半導体レーザを用いて構成した複数の励起光源から出力される所要波長の励起光が合波されてラマン増幅媒体に供給される。ところで、WDM光増幅中継伝送システムに用いられる光増幅中継器については、ある1方向へ伝達されるWDM信号光のみを増幅するのではなく、伝送容量増大のために別の伝送路を伝搬するWDM信号光を増幅したり、上り方向および下り方向を伝送される各WDM信号光を増幅したりすることが求められる。このような要求の実現は、特に海底ケーブルシステムなどにおいて重要である。
【0007】
上り/下りの各方向のWDM信号光を増幅することのできる光増幅中継器をREDFAを用いて実現した従来技術としては、例えば、特開平5−268166号公報、特開平6−314833号公報、特開平7−176813号公報、特開平8−54580号公報、特開平8−304860号公報、特開2000−49405号公報および特開2000−114625号公報などに記載されたものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の伝送系に対応した光増幅中継器をラマン増幅器を用いて実現する技術は、現状ではまだ具体化されていない。ラマン増幅器は、前述したようにREDFAよりも広帯域な信号光波長帯域の増幅が可能であり、それを用いて複数の伝送系に対応した光増幅中継器の実現を図ることは非常に有用である。
【0009】
上述したような従来のラマン増幅器を適用して、複数の伝送系に対応した光増幅中継器を実現しようとすると、従来構成が1本の光ファイバ(1つの伝送系)を伝搬するWDM信号光を増幅するものであるため、各伝送系に対応させて個別にラマン増幅器を設けることになり、多数のラマン増幅用励起光源を駆動することが必要になる。しかし、このような光増幅中継器の構成は、消費電力が制限される海底ケーブルシステムなどでは現実的ではなく、励起効率の改善が課題となる。
【0010】
また、複数の伝送系のWDM信号光を1つの光増幅中継器でラマン増幅する場合、各伝送系について、中継器のトータル出力光パワーや、励起光波長に対応した信号光波長帯域の光パワー(或いは利得)、該光パワー(或いは利得)偏差などの重要なパラメータが許容範囲内にそれぞれ入るようにラマン増幅動作が制御されていないと、すべての伝送系のWDM信号光を所要の誤り率以下で伝送できなくなる可能性があり問題となる。
【0011】
本発明は、上記の点に着目してなされたもので、複数の伝送系を伝搬するWDM信号光を高い励起効率で安定してラマン増幅できるラマン光増幅中継器等に関する技術を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明によるラマン光増幅中継器は、WDM信号光を伝送する複数の伝送系に対して、各伝送系のラマン増幅媒体に励起光をそれぞれ供給し、各伝送系を伝送される各々のWDM信号光をラマン増幅するラマン光増幅中継器であって、WDM信号光の波長帯域に対応した波長の異なる励起光を発生する複数の励起光発生部と、各励起光発生部に対応した複数の入力ポートおよび各伝送系に対応した複数の出力ポートを有し、各励起光発生部から各入力ポートに入力される各々の励起光を合波し、合波した励起光を分波して各出力ポートからそれぞれ出力する光合分波部と、光合分波部の各出力ポートから出力される各々の励起光を各伝送系のラマン増幅媒体にそれぞれ供給する複数の励起光合波部と、各伝送系について、ラマン増幅後のWDM信号光のパワーをそれぞれ検出する信号光パワー検出部と、光パワー検出部の検出結果に基づいて、各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する制御部と、を備えて構成されるものである。
【0013】
かかる構成では、複数の励起光発生部で発生する波長の異なる励起光が、光合分波部により合波された後に複数の伝送系に対応した数に分波されて、各伝送系のラマン増幅媒体に供給され、各々のラマン増幅媒体を伝搬するWDM信号光がラマン増幅される。これにより、複数の励起光が各伝送系のラマン増幅媒体に対して無駄なく、バランスよく供給されるようになるため、複数の伝送系を伝搬する各WDM信号光を高い励起効率でラマン増幅できるようになり、低消費電力で小型のラマン光増幅中継器を実現することが可能になる。
【0014】
また、信号光パワー検出部および制御部を備えた上記の構成によれば、各伝送系についてのラマン増幅後のWDM信号光パワーに基づいて、光合分波部に送られる各励起光のパワーがフィードバック制御されるようになる。これにより、光合分波部から出力される励起光パワーのばらつきや光伝送路の特性変動などが与えるラマン増幅動作への影響を低減することが可能になり、複数の伝送系を伝搬する各WDM信号光を安定してラマン増幅することができる。
【0015】
【0016】
【0017】
本発明によるラマン光増幅中継器の具体的な構成として、信号光パワー検出部は、各伝送系について、ラマン増幅後のWDM信号光のパワーを、各励起光発生部の励起光波長に対応した各々の利得波長帯域に区分してそれぞれ検出し、制御部は、信号光パワー検出部で検出される各伝送系光パワー利得波長帯域ごと平均値を演算する平均値演算部と、利得波長帯域ごとに予め設定した目標平均値に対する、平均値演算部で演算される利得波長帯域ごとの光パワーの平均値の差分を求める比較部と、比較部で求められる利得波長帯域ごとの差分の値に応じて、利得波長帯域に対応した励起光波長の励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する励起光パワー制御部と、を備えることができる
【0018】
かかる構成では、各伝送系についてのラマン増幅後のWDM信号光パワーが励起光波長に対応した利得波長帯域ごとにモニタされて平均値が求められ、各々の利得波長帯域の平均値が目標の値に近づくように、各励起光パワーがフィードバック制御されるようになる。
本発明によるラマン光増幅中継器の別の具体的な構成として、信号光パワー検出部は、各伝送系について、ラマン増幅後のWDM信号光のパワーを、各励起光発生部の励起光波長に対応した各々の利得波長帯域に区分してそれぞれ検出し、制御部は、信号光パワー検出部で検出される各伝送系の光パワーについて、予め設定した基準の利得波長帯域の光パワーに対する、他の利得波長帯域の光パワーの差分をそれぞれ求める比較部と、比較部で求められる各差分の値について利得波長帯域ごと平均値を演算する平均値演算部と、平均値演算部で演算される利得波長帯域ごとの差分の平均値に応じて、利得波長帯域に対応した励起光波長の励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する励起光パワー制御部と、を備えるようにしてもよい。
【0019】
かかる構成では、各伝送系についてのラマン増幅後のWDM信号光パワーが励起光波長に対応した利得波長帯域ごとにモニタされ、基準の利得波長帯域の光パワーに対する他の利得波長帯域の光パワーの差分が求められる。そして、各伝送系についての差分の平均値を利得波長帯域ごとに演算し、該演算結果を基に各励起光パワーがフィードバック制御されるようになる。これにより、経時的な特性劣化の補償にも対処することが可能になる。
【0020】
【0021】
上述したようなラマン光増幅中継器は、送信端局および受信端局の間でWDM信号光を伝送する複数の伝送系を有し、各伝送系の光伝送路上に光中継局を備えたWDM光伝送システムにおける、前記光中継局として好適である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明の第1実施形態にかかるラマン光増幅中継器について説明する。図1は、本実施形態にかかるラマン光増幅中継器の構成を示す図である。
【0023】
図1において、本ラマン光増幅中継器は、例えば、複数の励起光発生部としての4台の励起光源11,12,13,14から供給される各励起光を、上り伝送系S1Uおよび下り伝送系S1Dを組み合わせたファイバペア回線SYS1、並びに、上り伝送系S2Uおよび下り伝送系S2Dを組み合わせたファイバペア回線SYS2の各伝送系に含まれるラマン増幅媒体に対して、光合分波部としての4×4ポートのスターカプラ2および励起光合波部としての各光合波器31U,32U,31D,32Dを介してそれぞれ分配する基本構成を有する。
【0024】
励起光源11〜14は、それぞれ、各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dを伝搬するWDM信号光の波長帯域に対応した波長λP1〜λP4を有するラマン増幅用の励起光を発生する。各励起光の波長λP1〜λP4は、ラマン増幅の利得が最大になる波長が励起光の波長より13.2THz小さい周波数に位置することに基づいて、異なる波長の励起光を組み合わせることにより信号光波長帯域にわたって略平坦なラマン利得が得られるように予め設定されている。
【0025】
スターカプラ2は、例えば、分岐比(%)が50:50である2×2ポートの光カプラを4個組み合わせて構成される。具体的には、励起光源11,12の各出力ポートが光カプラ21の各入力ポートに接続され、励起光源13,14の各出力ポートが光カプラ22の各入力ポートに接続される。また、光カプラ21の一方の出力ポートおよび光カプラ22の一方の出力ポートが光カプラ23の各入力ポートに接続され、光カプラ22の他方の出力ポートが光カプラ24の一方の入力ポートに接続される。さらに、光カプラ21の他方の出力ポートが光カプラ24の他方の入力ポートに接続される。これにより、光カプラ21,22の各入力ポートに入力される各励起光のパワーがそれぞれ1/4に分岐されて光カプラ23,24の各出力ポートから一様に出力されるようになる。
【0026】
光合波器31U,32U,31D,32Dは、各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dの光ファイバ伝送路の途中にそれぞれ挿入され、スターカプラ2の各出力ポートから出力される励起光を、各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dのラマン増幅媒体にそれぞれ供給する。ここでは、各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dを伝搬するWDM信号光の伝搬方向とは逆方向に各々の励起光が合波され、各光合波器31U,32U,31D,32Dの信号光入力ポートに接続される光ファイバ伝送路がラマン増幅媒体として機能する。また、各光合波器31U,32U,31D,32Dの信号光出力側には、WDM信号光と同一方向に伝搬する光を通過させ、逆方向に伝搬する光を阻止する光アイソレータ41U,42U,41D,42Dがそれぞれ配置される。なお、これらの光アイソレータ41U,42U,41D,42Dは省略することも可能である。
【0027】
上記のような基本構成を有するラマン光増幅中継器では、4つの励起光源11〜14から出力される各励起光が、各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dのラマン増幅媒体に対して無駄なく、バランスよく供給されるようになる。これにより、4つの伝送系を伝搬する各WDM信号光を高い励起効率でラマン増幅できるようになるため、低消費電力で小型のラマン光増幅中継器を実現することが可能になる。
【0028】
なお、ここでは、4台の励起光源11〜14からの各励起光を4つの伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dの各ラマン増幅媒体に分配する構成について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、m,nを2以上の正数として、m台の励起光源からの各励起光をn個の伝送系の各ラマン増幅媒体に分配する構成に一般化することが可能である。この場合には、各励起光がm×nポートのスターカプラおよびn個の光合波器を介して各々の伝送系のラマン増幅媒体に供給されることになる。
【0029】
また、ここでは、各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dの光ファイバ伝送路をラマン増幅媒体とする、いわゆる分布ラマン増幅型の構成を示したが、例えば図2に示すように、各光合波器31U,32U,31D,32Dの信号光入力ポートと光ファイバ伝送路との間に別途ラマン増幅媒体51U,52U,51D,52Dを挿入するようにした、いわゆる集中ラマン増幅型の構成とすることも可能である。更に、図2に示すように、例えば、各光合波器31U,32U,31D,32Dの信号光出力側にREDFA61U,62U,61D,62Dを設けて、ラマン増幅器とREDFAを組み合わせにより光増幅中継器の広帯域化を図る応用も可能である。図2の構成例では、各光分岐器7 1U ,7 1D ,7 2U ,7 2D が各REDFA6 1U ,6 2U ,6 1D ,6 2D の出力ポート後段にそれぞれ配置され、ラマン増幅され更にREDFAで増幅された後の光パワーが、各伝送系に対応した後述する受光部8 1U ,8 1D ,8 2U ,8 2D でそれぞれモニタされることになる。
【0030】
以上の構成のラマン光増幅中継器については、スターカプラ2を構成する各光カプラ21〜24の分岐比の誤差によって、各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dのラマン増幅媒体に分配される励起光のパワーにばらつきが生じてしまう可能性がある。このような励起光パワーのばらつきは、中継数が少なくシステム長の短いWDM光増幅中継伝送システムではそれほど問題とはならない。しかしながら、大洋横断などの数千kmに及ぶシステムでは、1つの伝送系に注目した場合に、上記の励起光パワーのばらつきや光伝送路の特性変動などの要因によって、中継器出力パワーが偶然に連続して増大、または、減少する可能性があり、その結果、多段中継後の光受信器直前でのWDM信号光の波長間における着信レベル差が増大してしまう可能性がある。また、複数の伝送系のWDM信号光が1つのラマン光増幅中継器で増幅されるため、各伝送系について、中継器のトータル出力光パワーや、励起光波長に対応した信号光波長帯域の光パワー(或いは利得)、該光パワー(或いは利得)偏差などの重要なパラメータが許容範囲内にそれぞれ入るようにラマン増幅動作が制御されていないと、すべての伝送系のWDM信号光を所要の誤り率以下で伝送できなくなってしまう可能性もある。そこで、実施形態では、上記のような事項を考慮してラマン増幅動作の安定化を図る。
【0031】
において、本ラマン光増幅中継器は、例えば、各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dを伝搬するWDM信号光の中継器出力パワーをモニタするための信号光パワー検出部としての光分岐器71U,71D,72U,72Dおよび受光部81U,81D,82U,82Dと、各受光部81U,81D,82U,82Dのモニタ結果に基づいて、各励起光源11〜14から出力される励起光のパワーを調整する制御部としてのコントローラ10とを有する
【0032】
各光分岐器71U,71D,72U,72Dは、例えば、各光アイソレータ41U,41D,42U,42Dを通過して各伝送系S1U,S1D,S2U,S2Dに送出されるWDM信号光の一部を分岐し、該分岐光を対応する受光部81U,81D,82U,82Dにそれぞれ出力する。なお、ここでは各光分岐器71U,71D,72U,72Dを各光アイソレータ41U,41D,42U,42Dの出力ポート側に配置する構成としたが、各光合波器31U,32U,31D,32Dの信号光出力ポートと各光アイソレータ41U,41D,42U,42Dの入力ポートとの間に各光分岐器71U,71D,72U,72Dを配置してもよい。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
は、本実施形態にかかるラマン光増幅中継器の要部構成を示すブロック図である。なお、ここでは、ラマン光増幅中継器の基本構成をm台の励起光源11〜1mおよびn個の伝送系S1〜Snに一般化した場合を考えることにする。
【0046】
において、本ラマン光増幅中継器では、n個の伝送系S1〜Snそれぞれについて、ラマン増幅後のWDM信号光の一部を光分波器で分岐して得たモニタ光のパワーが、m台の励起光源11〜1mの励起光波長にそれぞれ対応したラマン利得の波長帯域に区分されてモニタされる。この光パワーをモニタする利得波長帯域の区分としては、各励起光源11〜1mが担当する信号光の波長帯域λ1〜λm、すなわち、各波長λP1〜λPmの励起光によってラマン増幅される信号光の主な波長帯域λ1〜λmが予め設定される。具体的には、各波長帯域λ1〜λmの中心波長が、該当する励起光の波長λP1〜λPmより13.2THz小さい周波数に対応した波長に略一致するように利得波長帯域を設定することが可能である。ここでは、伝送系S1について、WDM信号光の各波長帯域λ1〜λmに対応した光パワーをモニタする構成として受光部81(λ1),81(λ2),…,81(λm)が設けられ、これと同様にして、各伝送系S2〜Snについて、受光部82(λ1),82(λ2),…,82(λm)〜8n(λ1),8n(λ2),…,8n(λm)がそれぞれ設けられる。
【0047】
受光部81(λ1)の具体的な構成としては、例えば図に示すように、光分岐器71で分岐された伝送系S1のWDM信号光をバンドパス光フィルタBPFに通すことで波長帯域λ1成分を抽出し、該抽出した光を受光素子PDで受光して電流信号に変換し、受光素子PDと接地端子との間に接続した抵抗器Rの端子間電圧VOUTを波長帯域λ1の光パワーを示す信号としてコントローラ10に出力する回路構成などとすることができる。なお、受光部81(λ1)以外の他の受光部についても、モニタする波長帯域に対応させてバンドパス光フィルタBPFの通過帯域を変えることで、上記受光部81(λ1)の具体的な構成と同様とすることが可能である。また、ここでは、WDM信号光から各波長帯域λ1〜λm成分を抽出するデバイスとしてバンドパス光フィルタBPFを用いるようにしたが、これ以外にも、例えばアレイ型導波路格子(AWG)などの光デバイスを用いてもよく、または、光スペクトルアナライザ等を使用して各波長帯域λ1〜λmの光パワーを測定することも可能である。
【0048】
各受光部81(λ1)〜8n(λm)のモニタ結果は、それぞれコントローラ10に送られて、波長帯域λ1〜λmごとに平均値処理され、各励起光源11〜1mの駆動状態が制御される。本実施形態で用いられるコントローラ10は、例えば図に示すように、各励起光源11〜1mにそれぞれ対応させて、平均値演算部211〜21m、記憶部221〜22m、比較部231〜23mおよび電流駆動部141〜14mを設けた構成などとすることができる。平均値演算部211には、各伝送系S1〜Snの波長帯域λ1に対応した受光部81(λ1)〜8n(λ1)で得られる光パワーのモニタ値が送られ、これと同様にして、各平均値演算部212,…,21mには、各伝送系S1〜Snの波長帯域λ2,…,λmに対応した受光部81(λ2)〜8n(λ2),…,81(λm)〜8n(λm)で得られる光パワーのモニタ値がそれぞれ送られる。
【0049】
各平均値演算部211〜21mでは、該当する受光部からそれぞれ送られてくる光パワーの平均値が演算されて、その演算結果が比較部231〜23mに伝えられる。各比較部231〜23mでは、平均値演算部211〜21mから出力される光パワーの平均値と、記憶部221〜22mに記憶された目標平均値とが比較され、その差分を示す信号が電流駆動部141〜14mに出力される。なお、各記憶部221〜22mには、平均値演算部211〜21mで演算される光パワーの平均値についての目標値(目標平均値)が、該当する波長帯域に対応させて記憶されている。
【0050】
そして、各電流駆動部141〜14mでは、比較部231〜23mから出力される差分信号に応じて、励起光源11〜1mに与える駆動電流の値が増減される。これにより、各波長帯域λ1〜λmに対応した光パワーの平均値が目標平均値に近づくように、各励起光源11〜1mで発生する各波長λP1〜λPmの励起光パワーが制御されるようになる。
【0051】
このように第実施形態によれば、各伝送系S1〜Snに対応したラマン増幅後のWDM信号光のパワーを、各励起光源11〜1mが担当する波長帯域λ1〜λmごとにモニタして平均値を求め、各々の波長帯域λ1〜λmの平均値が目標の値に近づくように、各励起光源11〜1mの駆動状態を自動制御したことによって、前述したようなスターカプラ2の分岐比の誤差による励起光パワーのばらつきや光伝送路の特性変動などが与えるラマン増幅動作への影響を波長帯域λ1〜λmごとに効果的に低減して、ラマン増幅動作を高い精度で制御することが可能になる。これにより、n個の伝送系S1〜Snを伝搬する各WDM信号光を高い励起効率でより安定してラマン増幅することができる。
【0052】
次に、本発明の第2実施形態にかかるラマン光増幅中継器について説明する。実施形態では、前述した第実施形態のラマン光増幅中継器に用いられるコントローラ10の変形例について説明する。図は、実施形態のラマン光増幅中継器に用いられるコントローラの構成例を示すブロック図である。
【0053】
において、本ラマン光増幅中継器に用いられるコントローラ10では、例えば、m台の励起光源11〜1mのうちから適宜に選択した1台を基準の励起光源1kに設定し、n個の伝送系S1,…,Snそれぞれについて、基準の励起光源1kが担当する信号光の波長帯域λkに対応した受光部81(λk),…,8n(λk)でモニタされる光パワーと、それ以外の他の受光部でモニタされる光パワーとが、比較部311(λ1)〜311(λm),…,31n(λ1)〜31n(λm)で比較されて、基準の波長帯域λkの光パワーに対する他の波長帯域の光パワーの差分がそれぞれ求められる。
【0054】
そして、各伝送系S1,…,Snの波長帯域λ1に対応した比較部311(λ1),…,31n(λ1)の各出力信号が平均値演算部321に送られて差分の平均値が演算され、これと同様にして、各波長帯域λ2〜λmにそれぞれ対応した差分の平均値が各平均値演算部322〜32mで演算される。各平均値演算部321〜32mで演算された差分の平均値は対応する電流駆動部141〜14mにそれぞれ入力され、各励起光源11〜1mに与える駆動電流の値が、入力された差分の平均値に従って増減される。なお、基準の励起光源1kに対応する電流駆動部14kには、例えば、予め設定した基準値を与えて一定の駆動電流が励起光源1kに供給されるようにする。これにより、基準の波長帯域λkの光パワーに対して他の波長帯域の光パワーが近づくように、各励起光源11〜1mで発生する各波長λP1〜λPmの励起光パワーがフィードバック制御されるようになる。
【0055】
このように第実施形態によれば、各伝送系S1〜Snに対応したラマン増幅後のWDM信号光のパワーを、各励起光源11〜1mが担当する波長帯域λ1〜λmごとにモニタし、基準の波長帯域λkの光パワーに対する他の波長帯域の光パワーの差分を求め、各波長帯域に対応させて差分の平均値を演算して各励起光源11〜1mの駆動状態を自動制御したことによって、前述したようなスターカプラ2の分岐比の誤差による励起光パワーのばらつきや光伝送路の特性変動などが与えるラマン増幅動作への影響を波長帯域λ1〜λmごとに効果的に低減して、ラマン増幅動作を高い精度で制御することが可能になる。特に、基準の波長帯域λkの光パワーに対する他の波長帯域の光パワーの差分を求めるようにしたことで、経時的な特性劣化の補償にも対処することが可能である。これにより、n個の伝送系S1〜Snを伝搬する各WDM信号光を高い励起効率でより一層安定してラマン増幅することができる。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
なお、上述した第1及び第2実施形態では、各励起光源に供給する駆動電流の値を増減させることにより各々の励起光パワーを制御するようにしたが、励起光パワーを制御する手段はこれに限られるものではない。例えば、各励起光源の出力ポート後段に可変光減衰器を挿入し、該可変光減衰器の光減衰量をコントローラからの制御信号に従って変化させることで、スターカプラに入力される励起光のパワーを制御することも可能である。
【0068】
また、上述した第1及び第2実施形態では、各励起光源から出力される励起光をスターカプラ2の各入力ポートに直接導く構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば図に示すように、各励起光源11〜14として、波長が略等しく偏波状態が直交した励起光を発生する2つの励起光源の組み合わせをそれぞれ考え、各組の励起光源から出力される励起光を偏波合成カプラ1C1〜1C4で偏波合成してスターカプラ2の各入力ポートに送るようにしてもよい。この場合には、ラマン利得の偏波依存性を解消することが可能になると共に、スターカプラ2の各入力ポートに与えられる励起光パワーを増加させることができるようになる。また、例えば図に示すように、各励起光源11〜14の出力ポートとスターカプラ2の入力ポートとの間に光ファイバブラッググレーティングフィルタ1G1〜1G4を挿入して、励起光波長の安定化を図るようにしてもよい。なお、光ファイバブラッググレーティングフィルタ1G1〜1G4としては、対応する励起光源の発振波長を中心とする狭帯域(例えば、3dB帯域幅<1nm等)で低い反射率(例えば、<1〜15%等)を有するものを用いることが好ましい。
【0069】
加えて、上述した第1及び第2実施形態では、スターカプラ2から出力された各励起光を光合波器を用いて各伝送系のラマン増幅媒体に供給する構成を示したが、例えば図に示すように、光合波器に代えて光サーキュレータ3’1U,3’2U,3’1D,3’2Dを用いるようにしてもよい。また、本発明によるラマン光増幅中継器は、上述の第1及び第2実施形態でそれぞれ説明した励起光パワーの制御モードの双方を組み合わせ、注目するパラメータに応じて各制御モードを切り替えて実行するような応用も可能である。このときの制御モードの切り替えは、例えば、監視制御機能を有する光中継器とした場合には、端局からの制御によって行うことも可能である。
【0070】
(付記1)波長多重信号光を伝送する複数の伝送系に対して、該各伝送系のラマン増幅媒体に励起光をそれぞれ供給し、前記各伝送系を伝送される各々の波長多重信号光をラマン増幅するラマン光増幅中継器であって、前記波長多重信号光の波長帯域に対応した波長の異なる励起光を発生する複数の励起光発生部と、該各励起光発生部に対応した複数の入力ポートと、前記各伝送系に対応した複数の出力ポートとを有し、前記各励起光発生部から前記各入力ポートに入力される各々の励起光を合波し、該合波した励起光を分波して前記各出力ポートからそれぞれ出力する光合分波部と、該光合分波部の各出力ポートから出力される各々の励起光を前記各伝送系のラマン増幅媒体にそれぞれ供給する複数の励起光合波部と、備えて構成されることを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0071】
(付記2)付記1に記載のラマン光増幅中継器であって、前記各伝送系について、ラマン増幅後の波長多重信号光のパワーをそれぞれ検出する信号光パワー検出部と、該光パワー検出部の検出結果に基づいて、前記各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する制御部と、を備えて構成されることを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0072】
(付記3)付記2に記載のラマン光増幅中継器であって、前記信号光パワー検出部は、前記各伝送系について、ラマン増幅後の波長多重信号光のトータル光パワーをそれぞれ検出し、前記制御部は、前記信号光パワー検出部で検出される各伝送系についてのトータル光パワーの平均値を演算する平均値演算部と、予め設定した目標平均値に対する前記平均値演算部で演算されるトータル光パワーの平均値の差分を求める比較部と、該比較部で求められる差分の値に応じて、前記各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する励起光パワー制御部と、を備えたことを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0073】
(付記4)付記3に記載のラマン光増幅中継器であって、前記制御部は、前記比較部で求められる差分の値に対して、前記各励起光発生部にそれぞれ対応した重み付け補正を行う補正部を有し、前記励起光パワー制御部が、前記補正部で重み付け補正された値に応じて、前記各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御することを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0074】
(付記5)付記2に記載のラマン光増幅中継器であって、前記信号光パワー検出部は、前記各伝送系について、ラマン増幅後の波長多重信号光のパワーを、前記各励起光発生部の励起光波長に対応した各々の利得波長帯域に区分してそれぞれ検出し、前記制御部は、前記信号光パワー検出部で検出される各伝送系についての光パワーを前記利得波長帯域ごとにまとめて平均値を演算する平均値演算部と、前記利得波長帯域に対応させて予め設定した目標平均値に対する、前記平均値演算部で演算される前記利得波長帯域ごとの光パワーの平均値の差分を求める比較部と、該比較部で求められる前記利得波長帯域ごとの差分の値に応じて、前記各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する励起光パワー制御部と、を備えたことを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0075】
(付記6)付記2に記載のラマン光増幅中継器であって、前記信号光パワー検出部は、前記各伝送系について、ラマン増幅後の波長多重信号光のパワーを、前記各励起光発生部の励起光波長に対応した各々の利得波長帯域に区分してそれぞれ検出し、前記制御部は、前記信号光パワー検出部で検出される各伝送系の光パワーについて、予め設定した基準の利得波長帯域の光パワーに対する、他の利得波長帯域の光パワーの差分をそれぞれ求める比較部と、該比較部で求められる各差分の値を前記利得波長帯域ごとにまとめて平均値を演算する平均値演算部と、該平均値演算部で演算される前記利得波長帯域ごとの差分の平均値に応じて、前記各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する励起光パワー制御部と、を備えたことを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0076】
(付記7)付記5または6に記載のラマン光増幅中継器であって、前記信号光パワー検出部は、前記複数の伝送系のうちのいずれか1つの伝送系を選択してラマン増幅後の波長多重信号光のパワーを検出し、前記制御部は、前記信号光パワー検出部で選択された伝送系についての検出結果のみに基づいて、前記各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御することを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0077】
(付記8)付記2に記載のラマン光増幅中継器であって、前記制御部は、励起光パワーの制御方式が異なる複数の制御モードを切り替える機能を備えたことを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0078】
(付記9)付記1に記載のラマン光増幅中継器であって、前記各励起光発生部は、複数の励起光源から出力される励起光を偏波合成カプラで合成して出力することを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0079】
(付記10)付記1に記載のラマン光増幅中継器であって、前記各励起光発生部は、励起光波長に対応した狭帯域の光ファイバブラッググレーティングフィルタを含むことを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0080】
(付記11)付記1に記載のラマン光増幅中継器であって、前記光合分波部は、所定の分岐比を有する2×2ポートの光カプラを組み合わせて構成したスターカプラであることを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0081】
(付記12)付記1に記載のラマン光増幅中継器であって、前記各励起光合波部に接続される前記各伝送系の光伝送路をラマン増幅媒体とする分布ラマン増幅型の構成としたことを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0082】
(付記13)付記1に記載のラマン光増幅中継器であって、前記各励起光合波部と前記各伝送系の光伝送路との間にラマン増幅媒体を接続する集中ラマン増幅型の構成としたことを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0083】
(付記14)付記1に記載のラマン光増幅中継器であって、前記各伝送系を伝送される各々の波長多重信号光を増幅する希土類元素添加光ファイバ増幅器を組み合わせたことを特徴とするラマン光増幅中継器。
【0084】
(付記15)送信端局および受信端局の間で波長多重信号光を伝送する複数の伝送系を有し、該各伝送系の光伝送路上に光中継局を備えた波長多重光伝送システムにおいて、前記光中継局が、付記1に記載のラマン光増幅中継器を有することを特徴とする波長多重光伝送システム。
【0085】
(付記16)送信端局および受信端局の間で波長多重信号光を伝送する複数の伝送系を有し、該各伝送系の光伝送路上に複数の光中継局を備えた波長多重光伝送システムにおいて、前記複数の光中継局が、付記7に記載のラマン光増幅中継器を有し、前記複数の伝送系に対応した個数の光中継局を1つの単位として、前記各伝送系を順次選択して励起光パワーの制御を行うことを特徴とする波長多重光伝送システム。
【0086】
(付記17)波長多重信号光を伝送する複数の伝送系に対して、該各伝送系のラマン増幅媒体に励起光をそれぞれ供給し、前記各伝送系を伝送される各々の波長多重信号光をラマン増幅するときの励起光供給方法であって、前記波長多重信号光の波長帯域に対応した波長の異なる複数の励起光を発生し、該発生した複数の励起光を合波した後に前記複数の伝送系に対応した数に分波し、該分波した各励起光を前記各伝送系のラマン増幅媒体にそれぞれ供給することを特徴とするラマン増幅の励起光供給方法。
【0087】
(付記18)波長多重信号光を伝送する複数の伝送系に対して、該各伝送系のラマン増幅媒体に励起光をそれぞれ供給し、前記各伝送系を伝送される各々の波長多重信号光をラマン増幅するときの励起光制御方法であって、前記波長多重信号光の波長帯域に対応した波長の異なる複数の励起光を発生し、該発生した複数の励起光を合波した後に前記複数の伝送系に対応した数に分波し、該分波した各励起光を前記各伝送系のラマン増幅媒体にそれぞれ供給し、前記各伝送系のラマン増幅媒体でラマン増幅された波長多重信号光のパワーをそれぞれ検出し、該検出した各伝送系の波長多重信号光パワーに基づいて、前記発生する各励起光のパワーを制御することを特徴とするラマン増幅の励起光制御方法。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のラマン光増幅中継器によれば、波長の異なる複数の励起光を光合分波部および励起光合波部を介して複数の伝送系のラマン増幅媒体に供給するようにしたことで、各伝送系を伝搬するWDM信号光を高い励起効率でラマン増幅できるようになり、低消費電力で小型のラマン光増幅中継器を実現することが可能になる。また、信号光パワー検出部および制御部を設けて各励起光のパワーをフィードバック制御するようにしたことで、光合分波部から出力される励起光パワーのばらつきや光伝送路の特性変動などが与えるラマン増幅動作への影響を低減することが可能になり、複数の伝送系を伝搬するWDM信号光の安定したラマン増幅を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるラマン光増幅中継器の構成を示す図である。
【図2】同上第実施形態に関連して、集中ラマン増幅型でREDFAと組み合わせた場合の構成例を示す図である。
【図3】本発明の第実施形態にかかるラマン光増幅中継器の要部構成(コントローラの具体的な構成例)を示す図である。
【図4】同上第実施形態に用いる受光部の具体的な構成例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかるラマン光増幅中継器の要部構成(コントローラの具体的な構成例を示す図である。
【図6】本発明の各実施形態に関連して、偏波合成した励起光をスターカプラに与えるようにした場合の構成例を示す図である。
【図7】本発明の各実施形態に関連して、光ファイバブラッググレーティングフィルタを用いて励起光波長を安定化させた場合の構成例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に関連して、光サーキュレータを用いて励起光をラマン増幅媒体に与えるようにした場合の構成を示す図である。
【図9】一般的なWDM光増幅中継伝送システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1〜1m 励起光源
2 スターカプラ
1〜24 2×2ポート光カプラ
1U,32U,31D,32D 光合波器
1U,42U,41D,42D 光アイソレータ
1U,52U,51D,52D ラマン増幅媒体
1U,62U,61D,62D REDFA
1U,71D,72U,72D 光分岐器
1U,81D,82U,82D,81〜8n
1(λ1)〜8n(λm),8(λ1)〜8(λm) 受光部
9 光スイッチ
10 コントローラ
11,211〜21m,321〜32m 平均値演算部
12,221〜22m,411〜41m 記憶部
13,231〜23m,311(λ1)〜31n(λm),421〜42m 比較部
141〜14m 電流駆動部
151〜154 乗算部
SYS1,SYS2 ファイバペア回線
1U,32U,31D,32D,S1〜Sn 伝送系
1〜W4 重み係数

Claims (2)

  1. 波長多重信号光を伝送する複数の伝送系に対して、該各伝送系のラマン増幅媒体に励起光をそれぞれ供給し、前記各伝送系を伝送される各々の波長多重信号光をラマン増幅するラマン光増幅中継器であって、
    前記波長多重信号光の波長帯域に対応した波長の異なる励起光を発生する複数の励起光発生部と、
    該各励起光発生部に対応した複数の入力ポートと、前記各伝送系に対応した複数の出力ポートとを有し、前記各励起光発生部から前記各入力ポートに入力される各々の励起光を合波し、該合波した励起光を分波して前記各出力ポートからそれぞれ出力する光合分波部と、
    該光合分波部の各出力ポートから出力される各々の励起光を前記各伝送系のラマン増幅媒体にそれぞれ供給する複数の励起光合波部と、
    前記各伝送系について、ラマン増幅後の波長多重信号光のパワーをそれぞれ検出する信号光パワー検出部と、
    該光パワー検出部の検出結果に基づいて、前記各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する制御部と、を備えて構成され、
    前記信号光パワー検出部は、前記各伝送系について、ラマン増幅後の波長多重信号光のパワーを、前記各励起光発生部の励起光波長に対応した各々の利得波長帯域に区分してそれぞれ検出し、
    前記制御部は、前記信号光パワー検出部で検出される各伝送系の光パワーの前記利得波長帯域ごとの平均値を演算する平均値演算部と、前記利得波長帯域ごとに予め設定した目標平均値に対する、前記平均値演算部で演算される前記利得波長帯域ごとの光パワーの平均値の差分を求める比較部と、該比較部で求められる前記利得波長帯域ごとの差分の値に応じて、前記利得波長帯域に対応した励起光波長の励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する励起光パワー制御部と、を備えることを特徴とするラマン光増幅中継器。
  2. 波長多重信号光を伝送する複数の伝送系に対して、該各伝送系のラマン増幅媒体に励起光をそれぞれ供給し、前記各伝送系を伝送される各々の波長多重信号光をラマン増幅するラマン光増幅中継器であって、
    前記波長多重信号光の波長帯域に対応した波長の異なる励起光を発生する複数の励起光発生部と、
    該各励起光発生部に対応した複数の入力ポートと、前記各伝送系に対応した複数の出力ポートとを有し、前記各励起光発生部から前記各入力ポートに入力される各々の励起光を合波し、該合波した励起光を分波して前記各出力ポートからそれぞれ出力する光合分波部と、
    該光合分波部の各出力ポートから出力される各々の励起光を前記各伝送系のラマン増幅媒体にそれぞれ供給する複数の励起光合波部と、
    前記各伝送系について、ラマン増幅後の波長多重信号光のパワーをそれぞれ検出する信号光パワー検出部と、
    該光パワー検出部の検出結果に基づいて、前記各励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する制御部と、を備えて構成され
    前記信号光パワー検出部は、前記各伝送系について、ラマン増幅後の波長多重信号光のパワーを、前記各励起光発生部の励起光波長に対応した各々の利得波長帯域に区分してそれぞれ検出し、
    前記制御部は、前記信号光パワー検出部で検出される各伝送系の光パワーについて、予め設定した基準の利得波長帯域の光パワーに対する、他の利得波長帯域の光パワーの差分をそれぞれ求める比較部と、該比較部で求められる各差分の値について前記利得波長帯域ごとの平均値を演算する平均値演算部と、該平均値演算部で演算される前記利得波長帯域ごとの差分の平均値に応じて、前記利得波長帯域に対応した励起光波長の励起光発生部からそれぞれ出力される励起光のパワーを制御する励起光パワー制御部と、を備えることを特徴とするラマン光増幅中継器。
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