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JP4623713B2 - カメラモジュール及びこのカメラモジュールを用いた携帯端末 - Google Patents

カメラモジュール及びこのカメラモジュールを用いた携帯端末 Download PDF

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JP4623713B2 JP2004283034A JP2004283034A JP4623713B2 JP 4623713 B2 JP4623713 B2 JP 4623713B2 JP 2004283034 A JP2004283034 A JP 2004283034A JP 2004283034 A JP2004283034 A JP 2004283034A JP 4623713 B2 JP4623713 B2 JP 4623713B2
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Description

本発明は、カメラモジュールに関し、特に、小型軽量に構成したカメラモジュール及びこのカメラモジュールを搭載した携帯端末に関するものである。
一般に、カメラモジュールにおいては、オートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を備えており、例えば、光学系レンズの側面側に円柱カムを配置して、この円柱カムによってズームレンズ枠とAFレンズ枠とを駆動するようにしたものがあり、ここでは、前面カバー(固定枠)に円柱カムの軸受け及びレンズ枠の軸受けを配置している。そして、ハウジング(ケース)に固体撮像素子(CCD)を直接配設して、円柱カムの側面に回動角度を検出するためのカムを配置し、メカニカルスイッチによって円柱カムの回動角度を検出するようにしている(特許文献1参照)。
さらに、ケースの一辺側の隅にそれぞれAF用リードスクリューとズーム用リードスクリューとを配置して、リードスクリューに沿ってズームレンズ系の可動レンズ群を移動するようにしたものがあり、また、カムを駆動して撮影光学系を光軸に沿って移動させる際、カムに通常変倍撮影用カム領域とマクロ撮影用カム領域とを連続して形成し、このカムをステップモータで駆動するようにしたものがあり、ここでは、所謂テレとマクロの2点切替でレンズ枠に隣接して円柱カムを配置して、この円柱カムによってAFレンズ枠とズームレンズ枠とを駆動するようにして、ステッピングモータは円柱カム側面側に配置されている。
また、ステッピングモータにリードスクリューを一体的に設けて、リードスクリューをステッピングモータ22a,22bとともに独立的に保持部材で保持し、これら保持部材を鏡胴基体である函体11へ取り付ける取り付け部材を、リードスクリューに対して片側だけに配設するようにしたものがあり、ここでは、2本のリードスクリューによってズーム及びAF用レンズ枠を駆動し、ハウジングにレンズ枠のガイド支持部を設けて、ハウジング下部にCCDを配置している。
加えて、撮影レンズを駆動するためのフォーカスモータ及びズームモータと内部機構を駆動するシャッタモータ及び絞りモータとを備えて、撮影レンズの光軸と直交する平面を、光軸と直交し且つ相直交する第一軸と第二軸とにより分割した第1〜第4象限に、これらのモータをそれぞれ配置して、シャッタユニットのベースにフォーカスモータとズームモータとの回転中心軸を通過させるための切り欠き部を設けるようにしたものがある。
また、スクリュー軸によって可動レンズを光軸に沿って駆動し、スクリュー軸を装置本体に回転可能に保持する軸受け部が型成形により一体形成されて、軸受け部を、互いにスライド方向が異なる複数のスライド型よって形成するようにしたものがあり、ここでは、2本のリードスクリューによってズーム及びAF用レンズ枠を駆動し、上部ハウジングで2本のリードスクリューの軸受けと2つのレンズ枠ガイドシャフトの軸受けを行って、下部ハウジングにCCDを保持するようにしている。
ところで、最近の携帯電話機などの携帯端末に用いられるカメラモジュールでは、固体撮像素子(CCD)の高画素化に伴って、通常の電子カメラ(デジカメ)と同様に、高速、高精度なオートフォーカス(AF)機能及び焦点距離の変化(ズーム)機能が要求され、さらに、携帯端末そのものの小型化、軽量化によって、必然的にカメラモジュールも小型化、軽量化が望まれている。
このようなカメラモジュールにおけるオートフォーカス及び焦点距離の変化のためには、レンズ群を光軸に沿って移動させることが必要であり、そのため、従来では、回転子を有する電磁モータ又はパルスモータが用いられ、ヘリコイド機構又はカムリング、リードスクリューなどを駆動してレンズ群を光軸に沿って移動させている。
しかしながら、上記の回転子を用いた電磁モータは、回転子とその周囲に電磁石及び永久磁石が必要であり、軸方向長さを短くしたとしても円柱形状部分が不可欠であるから、カメラモジュールを小型化する上でのネックとなる。
そのため、駆動源として、ピエゾ素子を用いることが提案されており、例えば、レンズ保持枠を送るための回転送り部材に圧電素子を近接して配置して、この圧電素子によって回転送り部材に歩進的回転を与えるようにしたものがあり、ここでは、圧電素子をレンズ枠駆動用の送りネジの端部円周に近接配置している(特許文献2参照)。
さらに、レンズ保持枠を案内する案内部材に二種の圧電素子を一体的に取り付けて、これら圧電素子に交互に伸縮動作を行わせて、案内部材に間欠的送り動作を生じさせるようにしたものがあり、ここでは、圧電素子を、レンズ保持枠を駆動するための送りネジの端部に配置している(特許文献3参照)。
また、電気信号を印加することにより振動する電気−機械エネルギー変換素子(圧電素子)を、ネジ部を有する出力部材に接触させて、この出力部材を変換素子の振動によって回転させて、出力部材のネジ部に移動部材を当接させて、ネジ部の回転に伴って移動部材を出力部材の軸方向に移動させるようにしたものがあり、ここでは、送りネジ端部の円柱形状部分の周囲に圧電素子を配置している(特許文献4参照)。
加えて、鏡筒と一体のスリーブ部をガイドバーに摺動可能に嵌合して、スリーブ部の外周面にリニア駆動式振動波アクチュエーターの振動子を板ばねで圧接して、圧電素子に所定の位相差の二つの交流電圧を印加し、スリーブ部に軸方向推力を加え、鏡筒を光軸に沿って移動するようにしたものがある(特許文献5参照)。
また、一つの移動レンズ枠に対して、それぞれ1個のセラミック振動子を移動レンズ枠又はレンズ装置の固定部(鏡筒)の何れかに配置して、セラミック振動子が配置されていない方の移動レンズ枠又は固定部の何れかの一部にセラミック振動子を圧接して、セラミックの楕円運動によってレンズ駆動を行うようにしたものがある。
さらに、軸回りに回転自在に設けられた駆動軸のねじ部にレンズ保持枠が螺合され、圧電素子を備えた振動体を駆動軸の周面に当接して、駆動軸を振動体の振動によって回転運動させて、レンズ保持枠を駆動軸の軸方向に沿って進退駆動するようにしたものがある。
ピエゾ素子(圧電素子)を用いた駆動源は、低速であるが、高トルクで応答性・制御性に優れ、微小な位置決めが可能、無通電時に保持トルク(または保持力)を有する、静粛性に優れる、小型・軽量であるなどの利点を有している。そして、ピエゾ素子を用いた駆動源として、例えば、長縁部及び短縁部と第一及び第二の面とを有する少なくとも一つの矩形の圧電板10を備え、第一及び第二の面に電極を取り付けるとともに、縁部の第一の縁部に中心にセラミックスペーサを取り付けて、弾性力を第一の縁部と反対の第二の縁部の中心に付与して、セラミックスペーサを物体に押し付け、電極に交流又は非対称の単一極のパルス電圧の何れかを印加するようにしたものがある(特許文献6参照)。
また、ピエゾ素子を用いた駆動源として、第1及び第2長辺、第1及び第2短辺、長辺と短辺で囲まれた前面及び裏面、この前面に接続された複数の電極と裏面に接続された対向電極を有する第1圧電プレートを備えるとともに、第1及び第2長辺、第1及び第2短辺、長辺と短辺で囲まれた前面及び裏面、前面に接続された複数の電極と裏面に接続された対向電極を有する第2圧電プレートを備えて、第1スペーサを第1圧電プレートの第1短辺の近傍の一端で第1長辺に取り付け、物体の表面に係合させ、第2スペーサを第2圧電プレートの第1短辺の近傍の一端で第1長辺に取り付けて、物体の表面に係合させて、各スペーサを物体の表面に押圧し、複数の電極に励起電圧を印加するようにして、第1圧電プレートの第1短辺を第2圧電プレートの第1短辺にほぼ平行でかつ近接させるようにしたものがある(特許文献7参照)。
また、ピエゾ素子を用いた駆動源として、2つの長エッジ部、2つの短エッジ部、及び長エッジ部の1つに取り付けたスペーサを有する圧電プレートを備えて、軸心を中心として回動自在とした少なくとも1つのアームとを設け、アームが、軸心から離間してその両端に設けた第1と第2の端部、アームの第1端部に取り付けたリード/ライトヘッド、及び第2端部上に剛性の部材を有し、圧電プレートのスペーサを剛性部材に弾性的に付勢されて、圧電プレートを、軸心に対し可動とするようにしたものがある(特許文献8参照)。
同様に、ピエゾ素子を用いた駆動源として、圧電プレートの一面に複数の電極を設けるとともに、他面に対向電極を設けて、軸回りに旋回可能なアームの一端にヘッドを設けるとともに、アームの他端に剛体を設けて、圧電プレートを剛体に弾性的に付勢するようにしたものがある(特許文献9参照)。
さらに、ピエゾ素子を用いた駆動源として、ピエゾ素子が第1の電極グループと共通電極の間に電圧が印加されると第1の方向に運動を起こし、第2の電極グループと共通電極の間に電圧が印加されると第2の方向に運動を起こして、スイッチによって第1及び第2の電極グループを低電圧に接続して、第1又は第2の方向に選択的に運動を起こすようにしたものがある (特許文献10参照)。
加えて、ピエゾ素子を用いた駆動源として、バイブレータが圧電性材料からなる複数の薄い層から形成された直方体の形状を有し、この層は第1及び第2の同一の比較的大きな四角い主面を備えて、主面が長い端面及び短い端面から規定され、層が積層されるとともに、主面を互いに接着されて、電極が層の面上に存在し、接触領域が層の1以上の端面に配置されて、接触領域に振動を励起するために電極に電圧を印加するようにしたものがある(特許文献11参照)。
特開平7−63970号公報 特開平4−212913号公報 特開平4−212910号公報 特開平8−47273号公報 特開平7−104166号公報 特開平7−184382号公報 特許第2980541号公報 特開平9−37575号公報 特開2000−40313公報 特表2002−529037公報 特表2003−501988公報
ところで、携帯電話機などの携帯端末に用いられるカメラモジュールでは、常に小型化を要求されており、このような携帯端末に適用するには駆動機構を小型化しなければならず、従来のカメラモジュールでは、ピエゾ素子を用いたとしても、レンズ保持部材をスライダーで移動させるようにしているため、小型に構成することが難しく、しかもその構成が複雑になってしまうという課題がある。
上記事情に鑑み本発明は、ピエゾ素子を用いてオートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を組み込んでも小型で軽量に構成できるカメラモジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明におけるカメラモジュールは、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持する第1のレンズ保持部と、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持する第2のレンズ保持部と、前記第1のレンズ保持部と係合して該第1のレンズ保持部を光軸に沿って移動可能にするとともに、光軸と略平行に配置した第1のリードスクリューと、前記第2のレンズ保持部と係合して該第2のレンズ保持部を光軸に沿って移動可能にするとともに、前記光軸に略平行に配置した第2のリードスクリューと、前記第1のリードスクリューと同心の略円柱形状で構成され、且つ、前記第1のリードスクリューより大きな外径を有し、前記第1のリードスクリューと一体的に回動する第1のローターと、前記第2のリードスクリューと同心の略円柱形状で構成され、且つ、前記第2のリードスクリューより大きな外径を有し、前記第2のリードスクリューと一体的に回動する第2のローターと、端部に第1の作動部を備えるとともに、該第1の作動部が前記第1のローターに被写体側より当接することにより、通電時に前記第1のリードスクリューに回転駆動力を付与すると共に無通電時に前記第1のリードスクリューに保持トルクを付与する第1のピエゾ素子と、端部に第2の作動部を備えるとともに、該第2の作動部が前記第2のローターに結像側より当接することにより、通電時に前記第2のリードスクリューに回転駆動力を付与すると共に無通電時に前記第2のリードスクリューに保持トルクを付与する第2のピエゾ素子とを含む。
本発明では、前記第1のピエゾ素子及び前記第2のピエゾ素子はそれぞれ略長手形状を有し、前記第1のピエゾ素子及び前記第2のピエゾ素子をそれぞれの前記長手形状の長さ方向を光軸に略平行になるように配置している。また、本発明では、前記第1のローターは前記第1のリードスクリューの被写体側の略端部に配置され、前記第2のローターは前記第2のリードスクリューの結像側の略端部に配置されている。
本発明では、前記第1のピエゾ素子は、前記第1の作動部を前記第1のローターの被写体側の面に当接することにより前記第1のリードスクリューに回転駆動力を付与し、前記第2のピエゾ素子は、前記第2の作動部を前記第2のローターの結像側の面に当接することにより前記第2のリードスクリューに回転駆動力を付与する。
さらに、本発明では、前記第1のリードスクリューと一体的に回動するとともに、前記第1のリードスクリューの被写体側の略端部近傍又は前記第1のローターの被写体側に配置された前記第1のリードスクリューより小径の第1の軸部材と、前記第2のリードスクリューと一体的に回動するとともに、前記第2のリードスクリューの結像側の略端部近傍又は前記第2のローターの結像側に配置された前記第2のリードスクリューより小径の第2の軸部材とをさらに含んでいる。
本発明では、光軸と略平行に配置されたガイド軸部材と、前記第1のレンズ保持部に配置された前記ガイド軸部材によりガイドされる第1のガイド部材と、前記第2のレンズ保持部に配置された前記ガイド軸部材によりガイドされる第2のガイド部材とをさらに含んでいる。
本発明では、少なくとも一つ以上の光学レンズを保持するとともに、前記第2のリードスクリューを回動自在に保持する第3のレンズ保持部と、前記第1のリードスクリューを回動自在に保持するベース部とをさらに含んでおり、前記第3のレンズ保持部はさらに前記第1のピエゾ素子を保持し、前記ベース部はさらに前記第2のピエゾ素子を保持している。
本発明では、前記第3のレンズ保持部は、さらに前記ガイド軸部材を保持するとともに、前記第1の軸部材とを回動自在に保持し、前記ベース部は、さらに前記ガイド軸部材を保持するとともに前記第2の軸部材とを回動自在に保持しており、前記第3のレンズ保持部と前記ベース部とを含む略立方体形状のケース部をさらに含んでいる。そして、撮像素子と、前記ベース部の下面に設けられた該撮像素子を保持した基板をさらに含み、前記第3のレンズ保持部を前記ケース部の上面に配置する。
本発明によれば、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持する第1のレンズ保持部と、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持する第2のレンズ保持部と、前記第1のレンズ保持部と係合して該第1のレンズ保持部を光軸に沿って移動可能にするとともに、光軸と略平行に配置した第1のリードスクリューと、前記第2のレンズ保持部と係合して該第2のレンズ保持部を光軸に沿って移動可能にするとともに、前記光軸に略平行に配置した第2のリードスクリューと、前記第1のリードスクリューと同心の略円柱形状で構成され、且つ、前記第1のリードスクリューより大きな外径を有し、前記第1のリードスクリューと一体的に回動する第1のローターと、前記第2のリードスクリューと同心の略円柱形状で構成され、且つ、前記第2のリードスクリューより大きな外径を有し、前記第2のリードスクリューと一体的に回動する第2のローターと、端部に第1の作動部を備えるとともに、該第1の作動部が前記第1のローターに被写体側より当接することにより、通電時に前記第1のリードスクリューに回転駆動力を付与すると共に無通電時に前記第1のリードスクリューに保持トルクを付与する第1のピエゾ素子と、端部に第2の作動部を備えるとともに、該第2の作動部が前記第2のローターに結像側より当接することにより、通電時に前記第2のリードスクリューに回転駆動力を付与すると共に無通電時に前記第2のリードスクリューに保持トルクを付与する第2のピエゾ素子とを含むカメラモジュールと、操作部材と、表示部材と、バッテリーと、通信部と、前記カメラモジュール、前記表示部材、前記バッテリー及び前記通信部を収納すると共に厚さ寸法を略前記カメラモジュールの高さに制限した筐体と、を含むことを特徴する携帯端末が得られる。
以上のように、本発明では、第1及び第2のピエゾ素子を備えて、第1のピエゾ素子の作動部を第1のローターの一面に圧接して第1のピエゾ素子が光軸に沿って延し、第2のピエゾ素子の作動部を第2のローターの一面に圧接して第2のピエゾ素子が光軸に沿って第1のピエゾ素子と反対側に延びるようにしたので、第1及び第2のレンズ保持部を駆動する駆動機構を簡単にでき、オートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を組み込んだ際のカメラモジュールを小型で軽量に構成できるという効果がある。
以下、図面を参照して実施形態の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明による実施例1によるカメラモジュールの一例をカメラフレーム(カメラ筐体)を省略した状態で示す斜視図であり、図示のカメラモジュール10はCCD11を備え、このCCD11は配線基板11a上に搭載されている。そして、光学レンズ系12を介してCCD11の受光面で受光した光がCCD11によって電気信号に変換される。図示のように、カメラモジュール10は一対のガイド軸13及び14を有しており、これらガイド軸13及び14にはそれぞれ第1及び第2のレンズホルダ15及び16が摺動可能に支持され、第1及び第2のレンズホルダ15及び16はガイド軸13及び14にガイドされて光軸に沿って移動可能となっている。
なお、第1及び第2のレンズホルダ15及び16には少なくとも一つの光学レンズが保持されている。また、第2のレンズホルダ16の上側(つまり、被写体側)には、少なくとも一つの光学レンズを有する第3のレンズホルダ17が配設されている(図1においては、光学レンズのみが示されているが、符号17は光学レンズを保持する第3のレンズホルダを示している)。
図示のように、第1のリードスクリュー18が光軸に略平行に配置され、この第1のリードスクリュー18は第1のレンズホルダ15と係合しており、後述するようにして、第1のリードスクリュー18が回転駆動されると、第1のレンズホルダ15が光軸に沿って移動する。同様にして、第2のリードスクリュー19が光軸に略平行に配置され、この第2のリードスクリュー19は第2のレンズホルダ16と係合しており、後述するようにして、第2のリードスクリュー19が回転駆動されると、第2のレンズホルダ16が光軸に沿って移動する。
第1のリードスクリュー18の上端(被写体側端)には、円柱形状(円板形状)の第1のローター20が取り付けられており(第1のローター20は第1のリードスクリュー18と同芯状となっている)、この第1のローター20の上面(被写体側の面)には、第1のピエゾ素子21の作動部21aが当接して、第1のピエゾ素子21の動作によって、第1のローター20が回転して、これによって第1のリードスクリュー18が回転し、第1のレンズホルダ15が光軸に沿って移動する。
第2のリードスクリュー19の下端(被写体側端と反対側の端部)には、円柱形状(円板形状)の第2のローター22が取り付けられており(第2のローター22は第2のリードスクリュー19と同芯状となっている)、この第2のローター22の下面(被写体側の面と反対側の面)には、第2のピエゾ素子23の作動部23aが当接して、第2のピエゾ素子23の動作によって、第2のローター22が回転して、これによって第2のリードスクリュー19が回転し、第2のレンズホルダ16が光軸に沿って移動する。
なお、図1に示すように、第1のリードスクリュー18と第1のピエゾ素子21とを合算した長さは、第2のリードスクリュー19と第2のピエゾ素子23とを合算した長さに等しい(つまり、第1のリードスクリュー18の長さ+第1のピエゾ素子21の長さ=第2のリードスクリュー19の長さ+第2のピエゾ素子23の長さである)。
図2〜図4も参照して、図2はカメラモジュール10をカメラフレームを除いた上体で上方から見た図であり、図3はカメラモジュール10を側方から見た図である。また、図4は図3を別の角度において側方から見た図である。図示はしないが、略立方体形状のカメラフレームは、例えば、弗素入りポリカーボネイトで成形されており、カメラフレームには第1のリードスクリュー18と第2のリードスクリュー19とを軸支する軸受部(図示せず)が形成されており、前述の第1のリードスクリュー18がカメラフレームの上面と下面との間に回転可能に軸受部(図示せず)によって支持されている。また、カメラフレームの側面には光学センサ(発光素子及び受光素子)が取り付けられて、この光学センサによって、光学レンズ系12の基準位置及び基準位置からの移動量が検出される。また、カメラフレームの上面には第3のレンズホルダ17が取り付けられている。
また、図示はしないが、第1のピエゾ素子21はコイルバネによって下方に付勢され、第2のピエゾ素子23はコイルバネによって上方に付勢されている。その結果、第1のピエゾ素子21を励振させると、作動部21aに高次の曲げ振動が生じて進行波が生じる。そして、作動部21aが圧接された第1のローター20と作動部21aとの間に摩擦力が生じ、この摩擦力によって第1のローター20が回転駆動する(この原理は超音波モータとして説明されており、詳しくは、例えば、特開平8−237971号公報に記載された圧電マイクロモータを参照されたい)。
第1のリードスクリュー18の外周面にはカム体(図示せず)が形成されており、同様に、第2のリードスクリュー19にもカム体(図示せず)が形成されている。前述のようにして、第1のピエゾ素子21及び第2のピエゾ素子23を励振すると、第1のローター20及び第2のローター22が回転駆動する。第1のローター20及び第2のローター22の回転方向は、第1のピエゾ素子21及び第2のピエゾ素子23に印加する電圧の向きを変更することによって変更される。
第1のローター20及び第2のローター22の回転によってそれぞれ第1及び第2のリードスクリュー18及び19が回転し、これによって、各カム体の回転に応じてそれぞれ第1及び第2のレンズホルダ15及び16が光軸に沿って移動する。例えば、第1のローター20の外周面には軸方向に延びる検出線20aが所定の間隔で形成されており、光学センサはその発光素子から第1のローター20の外周面に光を照射し、第1のローター20の外周面からの反射光を受光素子で受光する。前述の検出線20aの検出する繰り返し数により回転角が検出できるので、制御部(図示せず)では受光した検出線20aの繰り返し数に応じて第1のローター20の回転量、つまり、第1のレンズホルダ15の移動量を把握することになる。
同様にして、第2のローターに対応して設けられた光学センサ(図示せず)によって第2のローター22の回転量が検出されて、前述のようにして、第1及び第2のレンズホルダ15及び16を光軸に沿って相対的に駆動して、第1及び第2のレンズホルダ15及び16の相対的位置を変化させて、フォーカス及びズームが行われることになる。
実施例1で示すカメラモジュール10では、第1のレンズホルダ15と第2のレンズホルダ16は、広角(ワイド)側とした際には、図5(a)に示すように、第3のレンズホルダ17から離れ、望遠(テレ)側とした際には、図5(b)に示すように第3のレンズホルダ17に近寄る。そして、この図5(a)、図5(b)に示すレンズホルダ位置に対応させて、各レンズ群の位置と合焦のための移動範囲を図5(c)に示すように、第1のレンズホルダ15は、合焦のために、例えば、図5(a)の広角(ワイド)側の場合には図5(c)に符号Aで示した範囲を、図5(b)の望遠(テレ)側の場合には図5(c)に符号Bで示した範囲を移動可能としてある。
つまり、図6(a)及び(b)に示すように、第3のレンズホルダ17は固定的に配置されており、第1及び第2のレンズホルダ15及び16はガイド軸13及び14に移動可能に支持されている。第2のレンズホルダ16が第3のレンズホルダ17側に移動すると、望遠状態となり、第2のレンズホルダ16の移動に追従して、第1のレンズホルダ15も第3のレンズホルダ17側に移動する(図6(a)参照:この際、AF時においては、望遠で規定されるスキャン範囲で移動することになる)。一方、第2のレンズホルダ16を第1のレンズホルダ15側へ戻すと、広角状態となって、第2のレンズホルダ16の移動に追従して、第1のレンズホルダ16も移動する(図6(b)参照: この際、AF時においては、広角で規定されるスキャン範囲で移動することになる)。
前述の第1のピエゾ素子21は、例えば、図7に示すように、略長方形状に成形されており、長手方向と短手方向で形成される第1面211、その反対側となる第2面212に電極(図示せず)を設けるとともに、短手方向の第3面213に相対的に移動させる物体に係合させるスペーサ(作動部)21aを設けて、第1面211と第2面212に設けた電極にサイン波形状の電圧を印加することによって作動部26aに往復運動を生成し、それによって、作動部21aが係合した物体に対する相対的な移動を実現するものである。このように、第1のピエゾ素子21は、摩擦駆動型であるため、低速ではあるが高トルクで応答性・制御性に優れ、微小な位置決めが可能、無通電時に保持トルク(または保持力)を有する、静粛性に優れる、小型・軽量であるなどの利点を有する(なお、第2のピエゾ素子23も第1のピエゾ素子21と同様に構成されている)。
図8及び図9を参照して、ここでは、第1及び第2のピエゾ素子21及び23を保持する保持部材、ガイド軸13及び14とリードスクリュー18及び19を回転可能に支持する機構について説明する。図1及び図2には示されていないが、基板11a上にはベース部材40が配設され、第3のレンズホルダ17はレンズ17aを保持する枠体17bを有している。枠体17bには第1のピエゾ素子保持部材41が保持され、ベース部材40には第2のピエゾ素子保持部材42が保持されている。図8に示すように、第2のピエゾ素子保持部材42の一端(下端)はベース部材40に支持されて、第2のピエゾ素子保持部材42に光軸方向上向きに延在している。第2のピエゾ素子保持部材42は中空の直方体形状であり、その内側壁には支持突起体42aが形成されて、この支持突起体42aによって第2のピエゾ素子23が第2のピエゾ素子保持部材42内に支持されている。そして、第2のピエゾ素子保持部材42の第1のロータ22側に面する面は開口されて、作動部23aがこの開口面から突出して、第1のロータ20の下面に圧接されている。
第1のピエゾ素子保持部材41も第2のピエゾ素子保持部材42と同様に構成され、第1のピエゾ素子保持部材41の一端(上端)は枠体17bに支持されて、第1のピエゾ素子保持部材41に光軸方向下向きに延在している。そして、第1のピエゾ素子保持部材41内に第1のピエゾ素子21が保持され(第1のピエゾ素子保持部材41の支持突起体41aは図13に示されている)、その作動部21aが第1のロータ20の上面に圧接している。
図8に示すように、枠体17bの下面には下方に突出する軸受け部43が形成されており、この軸受け部43に第1のリードスクリュー18の上端が回転可能に支持されている。一方、軸受け部43に対向する位置において、ベース部材40の上面には軸受け部44が規定され、第1のリードスクリュー18の下端が軸受け部44に回転可能に支持されている。同様にして、図9に示すように、ベース部材40の上面には上方に突出する軸受け部45が形成されており、この軸受け部45に第2のリードスクリュー19の下端が回転可能に支持されている。一方、軸受け部45に対向する位置において、枠体17bの下面には軸受け部(図示せず)が規定され、第2のリードスクリュー19の上端がこの軸受け部に回転可能に支持されている。
さらに、ガイド軸13及び14の上端が枠体17bに支持され、ガイド軸13及び14の下端がベース部材40に支持されている。そして、上述のようにして、組み立てられた組み立て体は、図10に示すように、ケース46に収納されて、カメラモジュール10となる。
図11を参照すると、図12は、第1のピエゾ素子21の動作原理を説明するための図であり、前述のように、第1のピエゾ素子21は第1のピエゾ素子支持部41でその側面が保持され、第1のピエゾ素子支持部41によって第1のピエゾ素子21は第1のロータ20側に付勢されて、第1のピエゾ素子21の作動部21aが第1のローター20の外周面に押圧されている(図11(a)及び(b)参照)。この結果、第1のピエゾ素子21を励振すると、図11(c)及び(d)に示すように、第1のピエゾ素子21は屈曲運動を行い、この屈曲運動によって第1のローター20と作動部21aとの間に生じる摩擦力によって第1のローター20が回転する。なお、第1のピエゾ素子21が光軸と交差する方向に屈曲するため、第1のピエゾ素子21はその側面において2箇所で保持することが望ましい。
上述の説明から明らかなように、第1及び第2のピエゾ素子21及び23はそれぞれその長手方向が光軸に平行になるように配置され、第1のローター20は第1のリードスクリュー18の被写体側の端部に配置され、第2のピエゾ素子23は第2のリードスクリュー29の結像側の端部に配置されていることになる。そして、第1のピエゾ素子21は、その作動部21aを第1のローター20の被写体側の面に当接して、第1のリードスクリュー18に回転駆動力を付与し、第2のピエゾ素子23は、その作動部23aを第2のローター22の結像側の面に当接して、第2のリードスクリュー19に回転駆動力を付与している。
図12〜図14を参照して、本発明によるカメラモジュール10の他の例について説明する。図12〜図14において、図8及び図9と同一の構成要素については同一の参照番号を付し、説明を省略する。図示の例では、枠体17bの下面には、第1のリードスクリュー18よりも小径の第1の軸部材47の一端(上端)が回転可能に取り付けられ、第1の軸部材47は、第1のリードスクリュー18の上端に配設された第1のローター20に連結されている。
同様にして、図14に示すように、ベース部材40の上面には、第2のリードスクリュー19よりも小径の第2の軸部材48の一端(下端)が回転可能に取り付けられ、第2の軸部材48は、第2のリードスクリュー18の下端に配設された第2のローター22に連結されている。つまり、この例では、第1のリードスクリュー18と一体的に回動して、第1のリードスクリュー18の被写体側の端部近傍又は第1のローター20の被写体側に第1のリードスクリュー18より小径の第1の軸部材47を配置するとともに、第2のリードスクリュー19と一体的に回動して、第2のリードスクリュー19の結像側の端部近傍又は第2のローター22の結像側に第2のリードスクリュー19より小径の第2の軸部材48を配置するようにしている。なお、第1及び第2の軸部材47及び48は第1及び第2のリードスクリュー18及び19と同径でもよいが、第1及び第2のリードスクリュー18及び19よりも小径の第1及び第2の軸部材47及び48を配置するようにすれば、第1及び第2のピエゾ素子を配置するスペースが確保でき、その結果、カメラモジュール自体を小型に形成できる。
上述したカメラモジュールは、例えば、携帯端末に組み込まれる。図15は、携帯端末の一例である携帯電話機50を操作部(操作部材)51及びディスプレイ(表示部材)52が見える状態(開状態)で示す平面図であり、図示の携帯電話機50は操作部51が搭載された第1のケース部53とディスプレイ52が搭載された第2のケース部54とがヒンジ機構55によって連結され、第1及び第2のケース部53及び54はヒンジ機構55の回りに回動可能となっている。なお、第1及び第2のケース部53及び54はケース体を構成する。
第2のケース54には図中破線二重丸で示すように、前述したカメラモジュール56が組み込まれており、操作部51の所定のボタンを操作すると、カメラモジュール56によって撮像が行われて、カメラモジュール56によって撮像された画像は、例えば、ディスプレイ52上に表示される。なお、カメラモジュール56は図1に示す上側が第2のケース部54の外側に向けられている。
つまり、第2のケース部54にはカメラモジュール56の第3のレンズホルダ17に保持された光学レンズを露出させる開口部が形成されていることになる。また、図示はしないが、第1のケース部53にはバッテリー及び通信部等が収納されており、さらに、第2のケース部54の厚さ寸法は略カメラモジュール56の高さに規制されている。
このようにして、第1及び第2のピエゾ素子を用いてそれぞれ第1及び第2のレンズホルダ15及び16を光軸に沿って駆動するようにしたので、第1及び第2のレンズホルダ15及び16、つまり、光学レンズ系を駆動する際のレンズ移動機構の構造が極めて簡単となり、オートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を組み込んでも、カメラモジュールを小型・軽量化できるという効果がある。
第1及び第2のピエゾ素子を備えて、第1のピエゾ素子の作動部を第1のローターの一面に圧接して第1のピエゾ素子が光軸に沿って延在し、第2のピエゾ素子の作動部を第2のローターの一面に圧接して第2のピエゾ素子が光軸に沿って第1のピエゾ素子と反対側に延びるようにしたから、第1及び第2のレンズホルダを駆動する駆動機構を簡単にでき、オートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を組み込んでも、部品点数が少なくなり、カメラモジュールを小型・軽量化できる結果、携帯端末等に搭載されるカメラモジュールに適用できる。
本発明の実施例1によるカメラモジュールの一例をカメラフレーム(カメラ筐体)を省略して概略的に示す斜視図である。 本発明の実施例1によるカメラモジュールを上方から見た図である。 本発明の実施例1によるカメラモジュールを側方から見た図である。 図3に示すカメラモジュールを別の角度から示す側面図である。 本発明の実施例1によるカメラモジュールにおける光学系を構成するレンズ群の移動を説明するための図であり、(a)はレンズ群が広角(ワイド)側にある状態を示す図、(b)はレンズ群が望遠(テレ)側にある状態を示す図、(c)は望遠側と広角側における合焦用レンズの移動範囲を説明するための図である。 本発明の実施例1によるカメラモジュールにおける光学系を構成するレンズ群の移動を説明するための図であり、(a)は望遠状態を示す図、(b)は広角状態を示す図である。 本発明の実施例1で用いられるピエゾ素子の形状を示す斜視図である。 ピエゾ素子の保持とリードスクリュー及びガイド軸の支持を斜め上方から示す斜視図である。 ピエゾ素子の保持とリードスクリュー及びガイド軸の支持を示す側面図である。 ケースに収納された状態でカメラモジュールを示す斜視図である。 本発明の実施例1で用いられるピエゾ素子の動作を説明するための図であり、(a)及び(b)はピエゾ素子の支持を示す図、(c)及び(d)はピエゾ素子の屈曲運動を示す図である。 本発明によるカメラモジュールの他の例を側方から示す斜視図である。 図12に示すカメラモジュールを斜め下方から示す斜視図である。 図12に示すカメラモジュールの側面図である。 本発明によるカメラモジュールが組み込まれた携帯電話機の一例を概略的に示す図である。
符号の説明
10 カメラモジュール
11 CCD
13,14 ガイド軸
15,16,17 レンズホルダ
18,19 リードスクリュー
20,22 ローター
21,23 ピエゾ素子

Claims (12)

  1. 少なくとも1つ以上の光学レンズを保持する第1のレンズ保持部と、
    少なくとも1つ以上の光学レンズを保持する第2のレンズ保持部と、
    前記第1のレンズ保持部と係合して該第1のレンズ保持部を光軸に沿って移動可能にするとともに、光軸と略平行に配置した第1のリードスクリューと、
    前記第2のレンズ保持部と係合して該第2のレンズ保持部を光軸に沿って移動可能にするとともに、前記光軸に略平行に配置した第2のリードスクリューと、
    前記第1のリードスクリューと同心の略円柱形状で構成され、且つ、前記第1のリードスクリューより大きな外径を有し、前記第1のリードスクリューと一体的に回動する第1のローターと、
    前記第2のリードスクリューと同心の略円柱形状で構成され、且つ、前記第2のリードスクリューより大きな外径を有し、前記第2のリードスクリューと一体的に回動する第2のローターと、
    端部に第1の作動部を備えるとともに、該第1の作動部が前記第1のローターに被写体側より当接することにより、通電時に前記第1のリードスクリューに回転駆動力を付与すると共に無通電時に前記第1のリードスクリューに保持トルクを付与する第1のピエゾ素子と、
    端部に第2の作動部を備えるとともに、該第2の作動部が前記第2のローターに結像側より当接することにより、通電時に前記第2のリードスクリューに回転駆動力を付与すると共に無通電時に前記第2のリードスクリューに保持トルクを付与する第2のピエゾ素子とを含むカメラモジュール。
  2. 前記第1のピエゾ素子及び前記第2のピエゾ素子はそれぞれ略長手形状を有し、
    前記第1のピエゾ素子及び前記第2のピエゾ素子をそれぞれの前記長手形状の長さ方向を光軸に略平行になるように配置した請求項1記載のカメラモジュール。
  3. 前記第1のローターは前記第1のリードスクリューの被写体側の略端部に配置され、
    前記第2のローターは前記第2のリードスクリューの結像側の略端部に配置された請求項1又は2記載のカメラモジュール。
  4. 前記第1のピエゾ素子は、前記第1の作動部を前記第1のローターの被写体側の面に当接することにより前記第1のリードスクリューに回転駆動力を付与し、
    前記第2のピエゾ素子は、前記第2の作動部を前記第2のローターの結像側の面に当接することにより前記第2のリードスクリューに回転駆動力を付与する請求項1〜3いずれかに記載のカメラモジュール。
  5. 前記第1のリードスクリューと一体的に回動するとともに、前記第1のリードスクリューの被写体側の略端部近傍又は前記第1のローターの被写体側に配置された前記第1のリードスクリューより小径の第1の軸部材と、
    前記第2のリードスクリューと一体的に回動するとともに、前記第2のリードスクリューの結像側の略端部近傍又は前記第2のローターの結像側に配置された前記第2のリードスクリューより小径の第2の軸部材とをさらに含む請求項1〜4いずれかに記載のカメラモジュール。
  6. 光軸と略平行に配置されたガイド軸部材と、
    前記第1のレンズ保持部に配置された前記ガイド軸部材によりガイドされる第1のガイド部材と、
    前記第2のレンズ保持部に配置された前記ガイド軸部材によりガイドされる第2のガイド部材とをさらに含む請求項1〜5いずれかに記載のカメラモジュール。
  7. 少なくとも一つ以上の光学レンズを保持するとともに、前記第2のリードスクリューを回動自在に保持する第3のレンズ保持部と、
    前記第1のリードスクリューを回動自在に保持するベース部とをさらに含む請求項1〜6いずれかに記載のカメラモジュール。
  8. 前記第3のレンズ保持部はさらに前記第1のピエゾ素子を保持し、
    前記ベース部はさらに前記第2のピエゾ素子を保持する請求項7記載のカメラモジュール。
  9. 前記第3のレンズ保持部は、さらに前記ガイド軸部材を保持するとともに、前記第1の軸部材とを回動自在に保持し、
    前記ベース部は、さらに前記ガイド軸部材を保持するとともに前記第2の軸部材とを回動自在に保持する請求項8記載のカメラモジュール。
  10. 前記第3のレンズ保持部と前記ベース部とを含む略立方体形状のケース部をさらに含む請求項9記載のカメラモジュール。
  11. 撮像素子と、前記ベース部の下面に設けられた該撮像素子を保持した基板をさらに含み、
    前記第3のレンズ保持部を前記ケース部の上面に配置した請求項10記載のカメラモジュール。
  12. 少なくとも1つ以上の光学レンズを保持する第1のレンズ保持部と、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持する第2のレンズ保持部と、前記第1のレンズ保持部と係合して該第1のレンズ保持部を光軸に沿って移動可能にするとともに、光軸と略平行に配置した第1のリードスクリューと、前記第2のレンズ保持部と係合して該第2のレンズ保持部を光軸に沿って移動可能にするとともに、前記光軸に略平行に配置した第2のリードスクリューと、前記第1のリードスクリューと同心の略円柱形状で構成され、且つ、前記第1のリードスクリューより大きな外径を有し、前記第1のリードスクリューと一体的に回動する第1のローターと、前記第2のリードスクリューと同心の略円柱形状で構成され、且つ、前記第2のリードスクリューより大きな外径を有し、前記第2のリードスクリューと一体的に回動する第2のローターと、端部に第1の作動部を備えるとともに、該第1の作動部が前記第1のローターに被写体側より当接することにより、通電時に前記第1のリードスクリューに回転駆動力を付与すると共に無通電時に前記第1のリードスクリューに保持トルクを付与する第1のピエゾ素子と、端部に第2の作動部を備えるとともに、該第2の作動部が前記第2のローターに結像側より当接することにより、通電時に前記第2のリードスクリューに回転駆動力を付与すると共に無通電時に前記第2のリードスクリューに保持トルクを付与する第2のピエゾ素子とを含むカメラモジュールと、
    操作部材と、表示部材と、バッテリーと、通信部と、
    前記カメラモジュール、前記表示部材、前記バッテリー及び前記通信部を収納すると共に厚さ寸法を略前記カメラモジュールの高さに制限した筐体と、を含むことを特徴する携帯端末。
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