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JP4622174B2 - 受信装置 - Google Patents

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JP4622174B2
JP4622174B2 JP2001203827A JP2001203827A JP4622174B2 JP 4622174 B2 JP4622174 B2 JP 4622174B2 JP 2001203827 A JP2001203827 A JP 2001203827A JP 2001203827 A JP2001203827 A JP 2001203827A JP 4622174 B2 JP4622174 B2 JP 4622174B2
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上波や衛星波により送信されたデジタル信号を受信する受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルデータを伝送する場合、送信側では伝送データに対して誤り訂正符号化をした後にデジタル変調して信号の送信を行い、受信側ではデジタル復調した後に誤り訂正符号の復号をして伝送データを再生している。デジタルデータの伝送システムでは、このような誤り訂正符号を伝送データに付加することにより、信頼性の高いデータ伝送が行われる。
【0003】
一般に、エラー訂正符号は、低C/N環境においてもエラー訂正効果が期待できる畳み込み符号と、ある程度以上のエラー率が保証されている場合にエラーを完全に除去することができるブロック符号とを連接して用いることが多い。特に、ブロック符号の一つであるリードソロモン(RS)符号は、畳み込み符号の復号処理であるビタビ復号と親和性がよいため、広く用いられている。
【0004】
また、デジタル衛星放送を受信する場合、アンテナを設置しなければならないが、そのアンテナの向きを電波が送信されてくる方向に調整する必要がある。つまり、アンテナの向きを衛星の方向に設置しなければならない。一般にデジタル衛星放送のアンテナは屋外に設置されるため、アンテナを設置する時点で確実に調整をしておかなければならない。このアンテナの方向は、通常、伝送データが受信できるかできないかを監視しながら、方向の調整が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、晴天時などのC/Nが高い環境下では伝送で生じるエラー自体が少ない。従って、アンテナの向きが多少衛星の方向からずれていたとしても、その方向ずれによるエラー成分がRSデコーダにより完全に訂正される。そのため、アンテナの設置を晴天時に行い、さらに、伝送データが受信できるかできないかを判断することによりアンテナの向きの調整を行った場合、アンテナの向きを正確に衛星の方向に調整することができない。
【0006】
しかしながら、アンテナの向きを正確に調整していないと、たとえ晴天時には受信ができていたとしても、降雨や降雪など受信電界が低い環境となりC/Nが低下した場合には、伝送データ内のエラー数が増大し、エラー訂正不能な受信状態となってしまう。
【0007】
従って、アンテナの方向を調整する場合、伝送データが単に受信ができたかどうかだけで判断するのではなく、調整当初から最適な受信状態となるように余裕を持った状態でアンテナを設置しなければならない。
【0008】
また、デジタル地上波放送や携帯電話のように移動体メディアを介して伝送される伝送データの送受信をする場合、一般に、1つの基地局によりカバーされるサービスエリアが規定され、そのサービスエリア内にいる場合には当該基地局との間で送受信が行われる。移動体受信機は、このサービスエリアの内側で受信をしてさえいれば、たとえサービスエリアの周縁にいても、上述したようにRS符号によるエラー訂正を行っているため、RSデコーダにより伝送誤りを完全に訂正され、伝送データの送受信が可能となる。しかしながら、一旦サービスエリアから外れると、エラー訂正能力を超えた数のエラーバイトが発生し、とたんに劣悪な受信状態となってしまう。ユーザとしては、サービスエリアから外れそうであれば、例えば、アンテナの調整をしたり、予め次のサービスエリアの受信チャネルに合わせておくという対応をとることができる。従って、現在の受信状態が受信できない状態となるまでにどの程度余裕があるのかをユーザに通知することが望まれる。
【0009】
本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、リードソロモン符号が付加された後に畳み込み符号化がされた伝送データを受信する受信装置であって、簡易な構成で正確に受信信号の受信状態を検出する受信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る受信装置は、所定の搬送波信号に対してデジタル変調されたデータであって、リードソロモン符号が付加された後に畳み込み符号化がされた伝送データを含む信号を受信する受信装置において、受信した受信信号から伝送データを復調する復調手段と、上記復調手段により復調された伝送データを伝送方式に従って復号する伝送路復号手段と、上記伝送路復号手段から出力された伝送データをビタビ復号するビタビ復号手段と、上記ビタビ復号手段から出力された伝送データから演算されたシンドロームを用いた誤り位置多項式を解くことによって、上記伝送データを複数のブロックに分割した各ブロック中のエラーが発生している位置を特定するエラーフラグをブロック毎に検出し、当該伝送データの検出したエラーを訂正するエラー訂正を行うと共に、上記各ブロック中に9バイト未満のエラーバイトが存在している場合には、検出されたブロック毎のエラーフラグと、アクティブであるときに上記各ブロックの先頭バイト位置を示す同期信号とを出力し、上記各ブロック中に9バイト以上のエラーバイトが存在している場合に、当該ブロックを訂正することが不可能なことを示すエラー訂正不能フラグと、アクティブであるときに各ブロックの先頭バイト位置を示す同期信号とを出力するリードソロモン復号手段と、エラー訂正が可能なブロックに関しては、上記リードソロモン復号手段によって出力されたブロック毎のエラーフラグを上記同期信号に同期してカウントし、カウントして得られるブロック毎の総エラーバイト数を、エラー訂正が不可能なブロックに関しては、上記リードソロモン復号手段によって出力された同期信号がアクティブのときに、当該各ブロックを訂正することが不可能なことを示す上記リードソロモン復号手段から出力されたエラー訂正不能フラグをそれぞれ出力する受信状態検出手段と、上記受信状態検出手段から出力された上記各ブロック内に発生した総エラーバイト数と、予め定められた閾値とを比較し、当該比較の結果、総エラーバイト数が閾値よりも大きい場合にはHを、総エラーバイト数が閾値よりも小さい場合にはLをそれぞれ出力する複数の比較器と、上記各比較器から出力された出力と、上記エラー訂正不能フラグとの論理和を演算する、上記比較器と同数のOR回路とを備える表示手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、本発明を適用したデジタル衛星放送(BSデジタル放送)の受信装置について説明する。
【0013】
BSデジタル放送の受信装置1は、図1に示すように、チューナ11と、復調部12と、ビタビ復号部13と、伝送路復号部14と、RS復号部15と、受信状態検出部16と、受信状態表示部17と、アンテナ制御部18とを備えて構成されている。
【0014】
アンテナ2は、いわゆるアダプティブアンテナと称される受信方向を制御することが可能なアンテナである。
【0015】
チューナ11には、アンテナ2により受信されたRF信号が入力される。チューナ11は、増幅、周波数変換、フィルタリング等を行い、IF信号を出力する。出力されたIF信号は、復調部12に供給される。
【0016】
復調部12は、IF信号に対して、デジタル直交復調を行い、直交変調信号であるI,Q信号を出力する。出力されたI,Q信号はビタビ復号部13に供給される。
【0017】
ビタビ復号部13は、畳み込み符号化がされている伝送データに対してビタビ復号を行う。ビタビ復号がされた伝送データは、伝送路復号部14に供給される。
【0018】
伝送路復号部14は、デインタリーブ、逆エネルギー拡散、TMCC(Transmission and Multiplexing Configration Control)信号の復号処理等の伝送路方式に従った伝送路復号処理を行う。伝送路復号処理がされた伝送データは、RS復号部15に供給される。
【0019】
RS復号部15は、204バイトからなるRSブロック単位で、RS(204,188)のRS復号を行って、RSブロック内に存在するエラーバイトを訂正し、トランスポートパケット(TSP)を出力する。出力されたトランスポートパケットは、本受信装置1の後段に設けられるMPEGデコーダ等に供給される。
【0020】
デジタル衛星放送の場合、188バイトの1トランスポートパケットに対して16バイトのパリティを付加したリードソロモン符号化処理が行われる。このRS(204,188)のRS符号化処理は、RS(244,239)の縮退符号である。RS(204,188)のリードソロモン符号は、1ブロック(204バイト)中に存在する8バイトまでのエラーを訂正することができる。すなわち、このRS(204,188)のエラー訂正能力は8バイトであり、1RSブロック(204バイト)内に9バイト以上のエラーが存在していた場合には、そのブロックは訂正することができない。
【0021】
ここで、RS符号の復号は、以下のようなアルゴリズムで行われる。
ステップ1 誤りが付加されている受信符号語からシンドロームを計算する。
ステップ2 誤り位置多項式係数を求める。
ステップ3 誤り位置多項式を解く。
ステップ4 誤りパターンを求める。
ステップ5 受信符号語から誤りパターンを減算する。
【0022】
RS復号アルゴリズムでは、誤り位置多項式を解く際(ステップS3)に、1RSブロック(204バイト)中のどの位置のバイトにエラーが発生しているかを特定している。RS復号部15では、この誤り位置多項式を解くことによって得られるエラー位置情報、つまり、1RSブロック中のどのバイト位置にエラーがあったかを特定する情報(以下、エラーフラグ(Error Flag)という。)を、各ブロック毎に検出し、受信状態検出部16に供給している。
【0023】
また、RS復号アルゴリズムでは、1RSブロック(204バイト)中に9バイト以上のエラーバイトが存在していると、そのRSブロックは訂正することはできないが、そのブロックのエラーを訂正できないこと、つまり、9バイト以上のエラーバイトが存在していることは検出することができる。RS復号部15は、1ブロック内に9バイト以上のエラーバイトが存在して、誤り訂正能力を超えた誤りがブロック内に存在する場合には、エラー訂正不能フラグを、受信状態検出部16に供給する。
【0024】
また、さらに、RS復号部15は、RSブロックの先頭バイト位置を示す同期信号(Sync)も、受信状態検出部16に供給する。
【0025】
受信状態検出部16は、上記エラーフラグ(Error Flag),エラー訂正不能フラグ,同期信号(Sync)が入力され、これらの情報に基づきアンテナ2により受信されている受信信号の受信状態を検出する。
【0026】
表示部17は、受信状態検出部16による検出結果に基づき、受信信号の受信状態をユーザに表示する。
【0027】
アンテナ制御部18は、受信状態検出部16による検出結果に基づき、アダプティブアンテナとして機能するアンテナ2の受信方向を制御する。このアンテナ制御部18は、受信状態検出部16による検出結果が最も良好となるように、アンテナ2の方向を最適な位置へと制御する。
【0028】
つぎに、受信状態検出部16及び表示部17についてさらに説明をする。図2に、受信状態検出部16及び表示部17の構成図を示す。また、図3に受信状態検出部16内の各信号のタイムチャートを示す。
【0029】
受信状態検出部16には、図3(A)に示すようなRSブロックの先頭バイト位置を示す同期信号(Sync)と、図3(B)に示すようなRSブロック中のどのバイトにエラーバイトがあったかを特定するエラーフラグ(Error Flag)と、図3(C)に示すような誤り訂正能力を超えた誤りがRSブロック内に存在することを示すエラー訂正不能フラグとが、RS復号部15から入力される。
【0030】
受信状態検出部16は、エラーカウンタ20と、第1のセレクタ21と、エラーレジスタ22と、第2のセレクタ23と、エラー訂正不能フラグレジスタ24とを備えて構成されている。
【0031】
エラーカウンタ20のイネーブル端子(EN)には、エラーフラグ(Error Flag)が入力される。また、ロード端子(LD)には同期信号(Sync)が入力され、ロードデータ端子(LDData)にはエラーフラグ(Error Flag)が入力される。このエラーカウンタ20は、イネーブル端子(EN)がアクティブ(H)となると、内部カウント値(Q)を1インクリメントする。また、ロード端子(LD)がアクティブ(H)となると、ロードデータ端子(LDData)に入力されている値を、内部カウント値(Q)としてロードする。
【0032】
すなわち、エラーカウンタ20は、図3(D)に示すように、同期信号(Sync)の発生バイト位置から次の同期信号の直前のバイト位置までの間に、イネーブル端子(EN)に入力されるエラーフラグ(Error Flag)がアクティブとなった回数をカウントする。つまり、エラーカウンタ20は、1RSブロック内に発生したエラーバイトの数をカウントする。なお、このエラーカウンタ20では、同期信号(Sync)がアクティブ(H)となっているバイト位置(つまり、RSブロックの先頭バイト位置)で、エラーフラグがアクティブ(H)となっても、そのエラーフラグをカウントすることができない。そのため、このエラーカウンタ20では、エラーフラグ(Error Flag)をロードデータ端子(LDData)に入力することによって、同期信号(Sync)がアクティブ(H)で且つエラーフラグ(Error Flag)がアクティブ(H)になっているときにはカウント値(Q)に“1”をロードし、同期信号(Sync)がアクティブ(H)で且つエラーフラグ(Error Flag)がアクティブではないとき(L)にはカウント値(Q)に“0”をロードするようにしている。
【0033】
第1のセレクタ21には、エラーカウンタ20のカウント値(Q)及び後段のエラーレジスタ22の格納値とが入力される。第1のセレクタ21は、同期信号(Sync)の状態に応じて、いずれか一方の信号を選択して出力する。第1のセレクタ21は、同期信号(Sync)がアクティブ(H)のときには、エラーカウンタ20のカウント値を選択して出力する。第2のセレクタ21は、同期信号がアクティブでないとき(L)には、後段のエラーレジスタ22の格納値を選択して出力する。第1のセレクタ21から出力された値は、エラーレジスタ22に格納される。
【0034】
すなわち、第1のセレクタ21及びエラーレジスタ22では、同期信号がアクティブ(H)のとき(つまり、RSブロックの先頭バイト位置)には、エラーカウンタ20によるカウント値をエラーレジスタ22に格納し、それ以外のタイミングでは、エラーレジスタ22の内部の格納値を保持している。つまり、エラーレジスタ22には、図3(E)に示すように、前のRSブロックに発生した総エラーバイト数が保持される。
【0035】
第2のセレクタ23には、エラー訂正不能フラグ及び後段のエラー訂正不能フラグレジスタ24の格納値とが入力される。第2のセレクタ23は、同期信号(Sync)の状態に応じて、いずれか一方の信号を選択して出力する。第2のセレクタ23は、同期信号(Sync)がアクティブ(H)のときには、RS復号部15から出力されたエラー訂正不能フラグを選択して出力する。第2のセレクタ21は、同期信号がアクティブでないとき(L)には、後段のエラー訂正不能フラグレジスタ24の格納値を選択して出力する。第2のセレクタ23から出力された値は、エラーレジスタ23に格納される。
【0036】
すなわち、第2のセレクタ23及びエラー訂正不能フラグレジスタ24では、同期信号(Sync)がアクティブ(H)のとき(つまり、RSブロックの先頭バイト位置)に、RSデコーダ15から入力されたエラー訂正不能フラグの値(“1”又は“0”)をエラー訂正不能フラグレジスタ24に格納し、それ以外のタイミングでは、エラー訂正不能フラグレジスタ24の内部の格納値を保持している。つまり、エラー訂正不能フラグレジスタ24には、図3(F)に示すように、当該RSブロックがエラー訂正が不能であるかどうかを示す値(“0”又は“1”)が保持される。なお、RS復号部15は、RSブロックのエラー訂正が不能であるのであれば、少なくとも当該RSブロックの先頭のバイト位置でアクティブ(H)となるエラー訂正不能フラグを出力する。
【0037】
以上のように受信状態検出部16では、RSブロック毎に、当該RSブロック内に発生した総エラーバイト数X、並びに、当該RSブロックがエラー訂正が不能であるかどうかを示すフラグYが出力されることとなる。
【0038】
このようなエラーバイト数X及びエラー訂正不能フラグYは、表示部17及びアンテナ制御部18に供給される。
【0039】
表示部17は、第1〜第nの比較器25−1〜25−nと、第1〜第nのOR回路26−1〜26−nと、第1〜第(n+1)の表示部27−1〜27−(n+1)とを備えて構成されている。
【0040】
第1〜第nの比較器25−1〜25−nは、入力端子Aと入力端子Bとが設けられており、入力端子Aに入力された値と入力端子Bに入力された値とを比較し、入力端子Aに入力された値の方が入力端子Bに入力された値より大きい場合には出力をHighとし、入力端子Bに入力された値の方が入力端子Aに入力された値より大きい場合には出力をLowとする。各比較器25−1〜2−nの入力端子Aには、レジスタ24に保持されているRSブロック内に発生した総エラーバイト数Xが入力される。また、第1の比較器25−1の入力端子Bには第1の比較値C1が入力され、第2の比較器25−2の入力端子Bには第2の比較値C2が入力され、第3の比較器25−3には第3のの比較値C3、以下同様に第4〜第nの比較値C4〜Cnが各比較器に入力される。比較値C1〜Cnは、RSブロック内に発生するエラー量を所定数のレベルに分割するための、各レベル間の閾値であり、各比較値は、C1<C2<C3<…<Cnの条件で適当に定められる。例えば、nが8であるのであれば、C1〜Cnは、0〜8に設定される。
【0041】
すなわち、第1〜第nの比較器25−1〜25−nは、レジスタ24に保持されているRSブロック内に発生した総エラーバイト数Xと、各比較値C1〜Cnとを比較し、各比較値C1〜Cnよりもエラーバイト数Xの方が大きければ出力をHighとし、各比較値C1〜Cnよりもエラーバイト数Xの方が小さければ出力をLowとする。第1の比較器25−1の出力は第1のOR回路26−1に入力され、第2の比較器25−2の出力は第2のOR回路26−2に入力され、同様に、以後各比較器25−3〜25−nの出力は、対応するOR回路26−3〜26−nに入力される。
【0042】
第1〜第nのOR回路26−1〜26−nは、各比較器25−1〜25−nの出力と、エラー訂正不能フラグYとのOR論理演算を行う。
【0043】
第1の表示部27−1は、第1のOR回路26−1の出力がHighのときに発光し、第1のOR回路26−1の出力がLowのときに消灯する。第2の表示部27−2は、第2のOR回路26−2の出力がHighのときに発光し、第2のOR回路26−2の出力がLowのときに消灯する。第3の表示部27−3〜第nの表示部27−nも同様に、対応するOR回路26−3〜26−nの出力がHighのときに発光し、Lowのときに消灯する。また、第(n+1)の表示部27−(n+1)は、エラー訂正不能フラグYがHighのときに点灯し、エラー訂正不能フラグYがLowのときに消灯する。そして、これらの第1から第(n+1)までの表示部27−1〜27−(n+1)は、本受信装置1の筐体の外部等のユーザから目視できる場所に、順番に一列に並べられて設置されている。
【0044】
以上のような構成の表示部17の動作について説明する。
【0045】
総エラーバイト数Xは、各比較器25−1〜25−nにより各比較値C1〜Cnと比較されることとなる。総エラーバイト数Xが比較値C1以下の場合には、全比較器25−1〜25−nの出力はLowとなる。総エラーバイト数Xが比較値C1より大きくC2以下の場合には、第1の比較器25−1の出力のみがHighとなり、それ以外の比較器の出力はLowとなる。総エラーバイト数Xが比較値C2より大きくC3以下の場合には、第1の比較器25−1〜第2の比較器25−2の出力がHighとなり、それ以外の比較器の出力はLowとなる。同様に、XがC3〜C4の場合には第1から第3の比較器25−1〜25〜3がHigh、XがC4〜C5の場合には第1から第4の比較器25−1〜25〜4がHigh、・・・、そして、XがCnより大きい場合には第1から第nの比較器25−1〜25−nすべての出力がHighとなる。
【0046】
また、RS復号部15は、1つのTSパケット内に9バイト以上の誤りが存在し、エラー訂正をしきれないTSパケットに対しては、エラー訂正不能フラグを受信状態検出部16に発行する。エラー訂正不能フラグが発行されると、第1から第(n+1)までの全ての表示部27が点灯する。
【0047】
以上の結果、各表示部27−1〜27−(n+1)は、図4に示すように表示が行われる。
【0048】
すなわち、伝送状態が良好な場合には表示部が全て消灯した状態となり、以後、伝送状態が悪化するに連れて点灯した表示部が1つずつ増加していく。そして、伝送状態が悪化して、エラー訂正を行いきれないTSパケットが発生すると、そのTSパケットに関しては、強制的に全ての表示部が点灯される。
【0049】
以上のように、本発明の実施の形態の受信装置1では、リードソロモン復号によるエラー訂正処理過程において求められるエラー位置情報に基づきリードソロモンブロックに対するエラー数を検出し、上記エラー数に基づきエラー訂正能力に対する余裕度をリードソロモンブロック毎に求め、上記余裕度を上記受信信号の受信状態として表示している。
【0050】
このため、本発明の実施の形態の受信装置1では、例えば、現在の受信状態が劣悪となるまでに、どの程度余裕があるかどうかを定量的にユーザに通知でき、ユーザはこの通知があることにより、受信状態が完全に劣悪となる前に、その対応をとることができる。
【0051】
また、本発明の実施の形態の受信装置1では、リードソロモン復号によるエラー訂正処理過程において求められるエラー位置情報に基づきリードソロモンブロックに対するエラー数を検出し、上記エラー数に基づきエラー訂正能力に対する余裕度をリードソロモンブロック毎に求め、上記余裕度を受信状態としてアンテナ制御部18に出力している。そのため、アンテナ制御部17は、受信状態が良いのか悪いのかを定量的に知ることができ、例えば、アンテナの方向設定している際に、その方向を最適とすることができる。
【0052】
特に、本発明の実施の形態の受信装置1では、ビタビ復号処理をした後のリードソロモン復号処理時において、受信状態を検出している。そのため、全システムに対する受信状態を正確に把握することができる。さらに、伝送路の特性を示すエラーレートカーブ(C/Nに対するエラーレートを示すカーブ)は、通常、C/Nが大きくなればなるほど、エラーレートの変化が急峻となる。そのため、ビタビ復号処理後は低エラーレートととなり、ビタビ復号後の残留誤りは、C/Nの微少変動に対しても急峻に変動する。そのため、例えばアンテナの方向に対する出力感度が非常に高くなり、最適なアンテナの方向を正確に把握することができる。
【0053】
なお、以上デジタル衛星放送の受信装置を例にとって実施の形態を説明したが、本発明はデジタル衛星放送の受信装置に限らず、畳み込み符号及びリードソロモン符号を用いたエラー訂正処理を行う伝送を行うシステムであれば、どのようなシステムにも適用することができる。例えば、デジタル携帯電話システム等にも適用することができる。
【0054】
また、受信状態をユーザに通知する手段は、表示して通知するものに限らず、エラー訂正処理にどの程度余裕があるかどうかを定量的にユーザに通知することができればどのような手段であってもよい。例えば、アンテナ調整時やユーザにより所定のボタン等を押したときに音声や文字で通知しても良い。また、表示内容も、図4に示すようなボリューム表示に限らず、例えば、図5に示すように、複数の表示灯が一列に並んでおり、受信状態が悪化すると、点灯位置が一つずつずれていくような表示方式でもよい。なお、このような表示方式の場合には、図6に示すように、OR回路26−1〜26−nに換えて、AND回路28−1〜28−nと、反転回路29−1〜29−nと、OR回路30−1〜30−(n−1)を用い、制御回路を構成すればよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明にかかる受信装置では、リードソロモン復号によるエラー訂正処理過程において求められるエラー位置情報に基づきリードソロモンブロックに対するエラー数を検出し、上記エラー数に基づきエラー訂正能力に対する余裕度を求め、上記余裕度を上記受信信号の受信状態として出力する。
【0056】
このため本発明にかかる受信装置では、受信信号の受信状態を、簡易な構成で且つ正確に検出することができる。検出した受信状態は、例えば、ユーザに通知したり、アダプティブアンテナの方向制御に用いることができる。特に、本発明で検出する受信信号の受信状態は、リードソロモンによるエラー訂正能力に対するエラー発生数の余裕度に基づき直接求められている。そのため、例えば、現在の受信状態が劣悪となるまでに、どの程度余裕があるかどうかを知ることができる。従って、ユーザは、受信状態が完全に劣悪となる前に、その対応をとることができる。例えば、受信ができている状態であっても、その中でさらに受信状態が良いか悪いかを検出することができ、この検出結果に基づき、アンテナの方向を最適としたり、或いは、予め受信チャネルの切換等をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデジタル衛星放送受信装置のブロック構成図である。
【図2】上記受信装置の受信状態検出部の構成を説明するための図である。
【図3】上記受信状態検出部内の信号タイミングを説明するための図である。
【図4】伝送状態をユーザに通知するための表示内容を説明するための図である。
【図5】上記伝送状態の他の表示例を説明するための図である。
【図6】上記図5で示した他の表示例で表示を行うための受信状態表示制御部の構成例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 受信装置、2 アンテナ、11 チューナ、12 復調部、13 ビタビ復号、14 伝送路復号部、15 RS復号部、16 受信状態検出部、17 表示部、18 アンテナ制御部

Claims (3)

  1. 所定の搬送波信号に対してデジタル変調されたデータであって、リードソロモン符号が付加された後に畳み込み符号化がされた伝送データを含む信号を受信する受信装置において、
    受信した受信信号から伝送データを復調する復調手段と、
    上記復調手段により復調された伝送データを伝送方式に従って復号する伝送路復号手段と、
    上記伝送路復号手段から出力された伝送データをビタビ復号するビタビ復号手段と、
    上記ビタビ復号手段から出力された伝送データから演算されたシンドロームを用いた誤り位置多項式を解くことによって、上記伝送データを複数のブロックに分割した各ブロック中のエラーが発生している位置を特定するエラーフラグをブロック毎に検出し、当該伝送データの検出したエラーを訂正するエラー訂正を行うと共に、上記各ブロック中に9バイト未満のエラーバイトが存在している場合には、検出されたブロック毎のエラーフラグと、アクティブであるときに上記各ブロックの先頭バイト位置を示す同期信号とを出力し、上記各ブロック中に9バイト以上のエラーバイトが存在している場合に、当該ブロックを訂正することが不可能なことを示すエラー訂正不能フラグと、アクティブであるときに各ブロックの先頭バイト位置を示す同期信号とを出力するリードソロモン復号手段と、
    エラー訂正が可能なブロックに関しては、上記リードソロモン復号手段によって出力されたブロック毎のエラーフラグを上記同期信号に同期してカウントし、カウントして得られるブロック毎の総エラーバイト数を、エラー訂正が不可能なブロックに関しては、上記リードソロモン復号手段によって出力された同期信号がアクティブのときに、当該各ブロックを訂正することが不可能なことを示す上記リードソロモン復号手段から出力されたエラー訂正不能フラグをそれぞれ出力する受信状態検出手段と、
    上記受信状態検出手段から出力された上記各ブロック内に発生した総エラーバイト数と、予め定められた閾値とを比較し、当該比較の結果、総エラーバイト数が閾値よりも大きい場合にはHを、総エラーバイト数が閾値よりも小さい場合にはLをそれぞれ出力する複数の比較器と、上記各比較器から出力された出力と、上記エラー訂正不能フラグとの論理和を演算する、上記比較器と同数のOR回路とを備える表示手段と
    を備える受信装置。
  2. 上記受信状態検出手段は、
    エラーカウンタと、第1のセレクタと、エラーレジスタと、第2のセレクタと、エラー訂正不能フラグレジスタとを備え、
    上記エラーカウンタは、
    上記リードソロモン復号手段から出力されたブロック毎のエラーフラグを上記同期信号に同期してカウントすることによって、上記各ブロック内に発生したエラーバイトの数をカウントし、
    上記第1のセレクタは、
    上記同期信号がアクティブである各ブロックのときには、上記エラーカウンタのカウント値を選択して出力し、上記同期信号がアクティブでないときには、上記エラーレジスタの格納値を選択して出力し、
    上記エラーレジスタは、
    上記同期信号がアクティブのときには、上記エラーカウンタによるカウント値を格納し、上記同期信号がアクティブでないときには、当該エラーレジスタに予め格納していた値を保持することによって、前のブロックに発生した総エラーバイト数を保持し、保持した総エラーバイト数のデータを上記表示手段に出力し、
    上記第2のセレクタは、
    上記同期信号がアクティブのときには、上記リードソロモン復号手段から出力されたエラー訂正不能フラグを選択して出力し、上記同期信号がアクティブでないときには、上記エラー訂正不能フラグレジスタの格納値を選択して出力し、
    上記エラー訂正不能フラグレジスタは、
    上記同期信号がアクティブのときには、上記リードソロモン復号手段から入力されたエラー訂正不能フラグの値を格納し、格納したエラー訂正不能フラグの値を保持し、保持したエラー訂正不能フラグの値を上記表示手段に出力し、上記同期信号がアクティブでないときには、予め格納していた値を保持し、保持した値を上記表示手段に出力する請求項1に記載の受信装置
  3. 上記受信状態検出手段により検出された上記受信信号の受信状態を音声又は文字でユーザに通知する通知手段と、
    上記受信信号を受信するアンテナの指向を制御するアンテナ制御手段とを更に備え、
    上記アンテナ制御手段は、上記受信状態検出手段により検出された上記受信信号の受信状態に基づき、受信状態が最適となるようにアンテナの指向を制御する請求項1又は2記載の受信装置。
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