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JP4616968B2 - インターポーザを使用した高周波用半導体装置 - Google Patents

インターポーザを使用した高周波用半導体装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターポーザを用いた半導体装置に関し、特に高い周波数領域まで使用できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
高い周波数領域で使用される場合、周波数が低い場合には無視できた線路のインダクタンス及びキャパシタンスが無視できなくなる。従って、半導体チップは入出力を50Ω又は75Ωとし設計している。しかしながら、パッケージがそれらのインピーダンスからかけ離れていると、ミスマッチとなり半導体チップ単体の特性とパッケージング後の特性が異なり、使用できなくなる場合も少なくない。現在ICパツケージの主流となっているSSOP(shrink Small Outline Package)等樹脂モールドパツケージは、2GHzを超えた領域では使用できないということが知られている。そのため基板上にインピーダンスが50Ωになるよう計算された線路を配し、50Ωで設計された半導体チップとミスマッチを起こさないようにしたパッケージが使用されている。さらに封止も誘電損失のあるモールド樹脂は使用せず、乾燥空気又は窒素によって充填し蓋をするという方法を採っている。
【0003】
図10に示すものはその一例であり、(a)に平面図、(b)に側面断面図を示す。なお、図の理解のため、(a)の平面図において蓋は省略してある。本図において、2は半導体チップ、3はボンディングワイヤ、12はシグナルライン、13は同軸コネクタ、14は金属筐体、15は基板、16はグランドパターンを示す。
【0004】
基板15は、所定厚さのアルミナ等の誘電体からなり、裏面全面にグランドパターン16が被着されている。シグナルライン12はこのような基板15の表面にパターニングされ、マクロストリップ線路となっている。本図に示すように、半導体チップ2はワイヤのインダクタンスの影響を考慮し、極力ワイヤ長を短くするため、基板15を介さずに直接金属筐体14上に搭載され、ボンディングワイヤ3・シグナルライン12・同軸コネクタ13を介して外部と接続できるよう構成されている。同軸コネクタ13とシグナルライン12のインピーダンスは50Ωであるため、ほぼ50Ω化されたパッケージを得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記図10のような構造のパッケージでは、接続する他の部品も同軸構造が必要である。また、同軸コネクタを使用することから、半導体チップに比べてパッケージサイズが大きくなってしまう。さらに金属製の筐体を使用することからパッケージ重量が重くなってしまい、携帯機器への使用には大きな欠点となってしまう。
【0006】
本発明は、上記間題点を解消し、容易に構成でき、小さく薄く軽いパッケージを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、モールド樹脂とインターポーザとともに半導体パッケージを構成し、半導体チップがインターポーザ上に接着され、該半導体チップと前記インターポーザ上にパターニングされたシグナルラインをワイヤーボンドで接続したインターポーザを使用した高周波用半導体装置において、前記インターポーザは、前記半導体チップ周辺に複数配置された前記シグナルラインと、該シグナルラインの両脇に配置されたグランドラインと、前記シグナルラインと前記グランドラインをそれぞれ裏面に導通させるビアホールとを具備し、前記複数のシグナルラインには、該シグナルラインのパターンを前記ワイヤーボンドのボンディングポイントから前記ビアホールと反対方向に延在してなるオープンスタブが形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、モールド樹脂とインターポーザとともに半導体パッケージを構成し、半導体チップがインターポーザ上に接着され、該半導体チップと前記インターポーザ上にパターニングされたシグナルラインをワイヤーボンドで接続したインターポーザを使用した高周波用半導体装置において、前記インターポーザは、貫通穴と、該貫通穴周辺に複数配置された前記シグナルラインと、該シグナルラインを裏面に導通させるビアホールとを具備する第1のインターポーザと、前記ビアホールのそれぞれに接続する複数のオープンスタブと、該オープンスタブの両脇に配置されたグランドラインと、前記オープンスタブと前記グランドラインをそれぞれ裏面に導通させるビアホールとを具備する第2のインターポーザとからなる多層構造を有し、前記半導体チップが前記貫通穴に挿入され、前記第2のインターポーザ上へ接着されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例及び図面を用いて説明する。なお、複数の図面にわたって同一又は相当するものには同一の符号を付し、説明の重複を避けた。
【0011】
図1は本発明の参考例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は底面図を示す。また、本図において、1はインターポーザ、4はモールド樹脂、5はシグナルライン、6はグランドライン、7はグランドパターン、8は電極、9はビアホールを示す。なお、図の理解のため、(a)の平面図において、モールド樹脂4は省略し、半導体チップ2は輪郭のみ点線で示している。
【0012】
インターポーザ1はアルミナ等からなる誘電体であり、その表面には、シグナルライン5とともにグランドライン6が金属パターンで形成され、そのパターンは、シグナルライン5の両脇にグランドライン6が配置された形となっている。一方、インターポーザ1の裏面にはグランドパターン7と電極8の金属パターンが形成され、シグナルライン5と電極8がビアホール9によって電気的に接続され、各グランドライン6とグランドパターン7もそれぞれビアホール9によって電気的に接続されている。なお、図中インターポーザ1の角部近傍にあり、ビアホール9には接続しているがシグナルライン5が形成されていない端子があるが、これは半導体チップに形成した回路のグランド接続用のものあるいは電源接続用のものであり、信号が流れるものではない。
【0013】
さらに、このシグナルライン5とグランドライン6を配置したインターポーザ1上には、半導体チップ2が接着され、半導体チップ2の電極とシグナルライン5がボンディングワイヤ3にて接続され、それら全てがモールド樹脂4によって覆われている。なお、図示省略しているが、インターポーザ1の表裏のシグナルライン5、グランドライン6、グランドパターン7、電極8には、それらの電気的接続に必要な部分のみ露出するようにしたレジストが被着している。
【0014】
このような構造であるため、インターポーザ1表面でシグナルライン5がコプレーナ線路となり、そのインピーダンスを半導体チップの持つ任意のインピーダンスに合わせることができる。例えば、半導体チップが50Ω系で設計され作製されている場合、シグナルライン5の線幅及びグランドライン6との距離をシミュレーションや実験結果等に基づいて適宜選択することで線路の持つインピーダンスも50Ωに合わせることができる。もっとも、ワイヤのインダクタンスのみが不整合となるが、全体としては50Ωに近いパッケージを得ることができる。むしろワイヤの高周波領域に与える影響を補正するため、インピーダンスを必ずしも50Ωに設定せず、ワイヤの長さや径などを考慮して決定することが望ましい。
【0015】
図2は、図1に示す半導体装置の高周波特性の一例を示すグラフである。本例の半導体装置は、4GHz以下の周波数帯で使用されるものであり、そのときの半導体チップのインピーダンスと線路インピーダンスを共に50Ωとし、ワイヤー長を1mmとして形成したものである。また、このときのインターポーザの厚さは0.2mmで比誘電率は4.65、シグナルラインの幅は0.1mmでグランドラインとの間隙は0.05mmであった。なお、図2において、横軸は周波数、縦軸は反射損失と挿入損失を示す。本図に示すように、使用帯域とされる4GHzまでの周波数帯において、反射損失は−13dB以下、挿入損失は0〜−0.9dBとなっている。これは、従来例に示したものに対して一般的に要求される反射損失−10dB以下、挿入損失0〜−1dBに比べ、同等の性能といえる。
【0016】
一方、図9は、通常よく使用されている16ピンのSSOPを使用した場合の高周波特性を示すグラフであり、横軸、縦軸は図2に示したものと同一のものを示す。なお、SSOP16は一般的な樹脂モールドパッケージで、内部で半導体チップがリードフレームに搭載され、ワイヤボンディングが施されているものであり、その搭載した半導体チップは図2で使用したものと同一である。本図に示すとおり、図2の特性に比べ、周波数上昇による反射損失と挿入損失の増加割合が大きいことが判る。特に挿入損失においては、3.5GHzあたりから急激な増加を来たし、使用に耐えないことが明らかになっている。もっとも、前述したような一般的に要求される特性があるため、事実上2GHz以上では使えないことになる。
【0017】
また、本例では、インターポーザ1表面の各グランドライン6をそれぞれビアホール9でグランドパターン7に繋げており、そのグランドパターン7を電極8で囲まれる領域内に1つの連続したパターンで形成した構造としている。そのため、実装基板にもグランドパターン7に対応した面積を持つパターンを形成しておけば、そこへグランドパターン7を半田付け等で接合することにより、実装基板を放熱板として使用でき、SSOP等の樹脂封止パッケージに比較し、高い放熱性を得ることができる。なお、グランドパターン7は、電極8とマイグレーション等の問題を発生させない限り、電極8に囲まれる領域内で加工寸法限界まで拡張することができる。
【0018】
図3は、本発明の実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図を示し、10はオープンスタブを示す。なお、図の理解のため、(a)の平面図において、モールド樹脂4は省略し、半導体チップ2は輪郭のみ点線で示している。
【0019】
本例は、図1の半導体装置とオープンスタブ10が形成されている点と、半導体チップのサイズが大きくなっている点のみ異なり、他は同じものである。即ち、オープンスタブ10は、シグナルラインのパターンをワイヤーボンドのボンディングポイント(ワイヤーボンドポイント)からビアホール9と反対方向に延在してなり、ワイヤーボンドポイントからビアホールとの接続部までは伝送線路として機能し、ワイヤーボンドポイントから反対方向に延在したパターンの開放端まではワイヤーのインダクタンス成分をキャンセルするオープンスタブとして機能する。従って、半導体チップのサイズが大きくなったためにボンディングポイントがインターポーザ端近傍に移っても、オープンスタブによってワイヤーのインダクタンス成分を補正することができる。
【0020】
ワイヤの高周波領域での影響は、周波数が高くなるとワイヤのインピーダンスも高くなることが知られている。ワイヤのインピーダンスをZ、インダクタンスをL、周波数をfとすると、これらの間には、Z=2jπfL(j2=−1)の関係が存在する。従って、50Ωで設計された半導体チップをワイヤで接続すると、そのインピーダンスが50Ωからずれてくるが、そのずれ幅が高い周波数になれば大きくなる。
【0021】
図4は、図3に示した半導体装置の高周波特性であるが、先に図2で示したオープンスタブがない半導体装置の特性と比較して、挿入損失及び反射損失の増加割合がともに緩やかになっていることが判る。これは使用する周波数帯域の最高周波数4GHzにおける挿入損失と反射損失が最も少なくなるよう、ワイヤーボンドポイントを選択したためである。即ち、オープンスタブがワイヤのもつインダクタンス成分を打ち消した結果を示している。因みに、本例は、図1の半導体装置のシグナルラインのパターンをその端部からさらに0.45mm延長しており、このときのオープンスタブの長さは0.8mmであった。
【0022】
図5は、図3における半導体チップをサイズの小さなものに変えた場合を示す例で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図を示す。なお、図の理解のため、(a)の平面図において、モールド樹脂4は省略し、半導体チップ2は輪郭のみ点線で示している。
本例のように、半導体チップのサイズが小さくなった場合でも、ワイヤーのインダクタンス成分の補正が可能である。
【0023】
図6は、このときの高周波特性の例である。インターポーザへのワイヤ長が大きい半導体チップを搭載したときと同じとすると、小さい半導体チップを搭載したことにより、オープンスタブ長は短くなり、伝送線路長が長くなる。図6は、ワイヤ長1mm、オープンスタブ長0.3mmのときの特性である。従って、半導体チップは図3よりも一辺あたり1mm小さい半導体チップが搭載されたことになる。本図が示すように図4と比較して挿入損失で0.18dB、反射損失で1.68dB劣る結果ながら、前述した従来要求されている特性に対して見劣りがしない特性である。
また、図2と比較すると挿入損失で0.16dB、反射損失で0.8dB優る結果である。これは、小さいチップを搭載しオープンスタブ長が短くなっても、オープンスタブの補正効果があることを示している。
【0024】
図7も図5に示した例の高周波特性の例であり、ワイヤー長を長くした場合を示す。インターポーザへのワイヤボンドポイントが、図3に示した大きい半導体チップを搭載したときと同じであるとして、小さい半導体チップを搭載したことによりワイヤ長が長くなったと想定した。このときのワイヤ長は1.5mmであった。本図が示すように図2と比較して挿入損失で0.39dB、反射損失で1.6dB劣る結果ながら、前述した従来要求されている特性を満足し得る程までに特性劣化を抑制している。通常、ワイヤ長は限界まで短くするものであるが、このようにワイヤ長を長くしてもオープンスタブによるインダクタンス成分の補正がなされるため、それだけ回路設計に冗長性を持たせることができる。
また、従来例である図9と比較すると挿入損失で1.67dB、反射損失で7.3dB優る結果である。これは、小さいチップを搭載しそのことによってワイヤ長が長くなってもオープンスタブの補正効果があることを示している。
【0025】
このように、インターポーザ上に接着する半導体チップのサイズを変えることによって、ワイヤーボンドポイントが変わっても、またはワイヤー長が長くなってもワイヤーのインダクタンス成分の補正が可能となる。よって、本実施例によれば、図1に示したものよりも容易に半導体チップのインピーダンスに合わせたパッケージを得ることができる。
また、図3のようにオープンスタブの一部を半導体チップの下に位置させることにより、オープンスタブを設けることによる回路面積の増大を抑止することができる。このことは、これまで述べたように、インターポーザに接着する半導体チップの大きさに自由度を与えることにもなり、パッケージに汎用性を持たせることができる。
【0026】
図8は、本発明の別の実施例を示すであり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は後述する第2のインターポーザの平面図を示し、1a及び1bはそれぞれ第1及び第2のインターポーザ、9a及び9bはビアホール、10aはオープンスタブ、11は半導体チップ搭載用穴を示す。なお、図の理解のため、(a)の平面図において、モールド樹脂4は省略し、半導体チップ2は輪郭のみ点線で示している。
【0027】
本例で使用するインターポーザは第1のインターポーザと第2のインターポーザからなる多層構造を有し、第1のインターポーザに矩形状の貫通穴を設けることによって半導体チップ搭載用穴11を形成している。半導体チップ2は、半導体チップ搭載用穴11内に挿入され、第2のインターポーザ1b上に接着されている。
【0028】
第1のインターポーザ1aの半導体チップ搭載用穴11の周辺には、シグナルライン5が複数配置されており、これらはビアホール9aによって裏面に導通可能となっており、そのビアホール9aには、第2のインターポーザ1b上に形成されたオープンスタブ10aが電気的に接続されている。
【0029】
一方、第2のインターポーザ1b上には、図8(c)で示したようなパターンが形成されている。それは図1(a)や図3(a)で示したパターンと略同一であり、それらの図のシグナルライン5やオープンスタブ10に相当する部分が全てオープンスタブ10aとなったものにほぼ等しい。オープンスタブ10a及びグランドライン6はそれぞれビアホール9bによって裏面の電極8及びグランドパターン7に電気的に接続されている。
【0030】
このような構成とすることにより、ワイヤ長を短くしてボンディングすることができ、高周波領域では無視できなくなるワイヤのインダクタンス成分を小さくでき、ワイヤの高周波に与える影響を小さくでき、加えてオープンスタブによって補正できるため、さらに50Ωに近いパッケージを得ることができる。
また、モールド樹脂4が半導体チップ搭載用穴11にも充填されることから密着性を向上し、容易に剥離しない構造とすることができる。
【0031】
以上、発明の実施の形態について述べたが、本発明はこれに限らず、請求の範囲に記載された発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変更が可能である。例えば、上記実施例において、1層または2層のインターポーザを使用するものについて言及したが、3層以上の多層構造のインターポーザや多層構造のインターポーザをさらに積層したものを使用しても同様の効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、インターポーザ上にシグナルラインをグランドラインとともに構成することにより、樹脂モールドとインターポーザを用いた高周波用パッケージを得ることができる。しかも、シグナルラインにそのパターンを延在させて形成したオープンスタブを設けたことから、より50Ωに近い高周波用パッケージを得ることができる。またこのパッケージは、主流となっているパッケージングプロセスを使用でき、さらにパッケージサイズを小さく・薄くかつ軽くできる特徴がある。そして、小さいパッケージの問題点であった、耐熱性に関しても、インターポーザのグランドパターンとマザーボード等の実装基板に設けられたグランドとを半田接合することにより、高い放熱性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示す図である。
【図2】図1に示した参考例の特性を示すグラフである。
【図3】本発明の実施例を示す図である。
【図4】図3に示した実施例の特性を示すグラフである。
【図5】本発明の別の実施例を示す図である。
【図6】図5に示した実施例の高周波特性を示す図である。
【図7】図5に示した実施例の高周波特性を示す図である。
【図8】本発明の更に別の実施例を示す図である。
【図9】パッケージとして、SSOP16を用いた場合の特性を示すグラフである。
【図10】従来の高周波用パッケージを用いた半導体装置を示す図である。
【符号の説明】
1:インターポーザ、1a:第1のインターポーザ、1b:第2のインターポーザ、2:半導体チップ、3:ボンディングワイヤ、4:モールド樹脂、5:シグナルライン、6:グランドライン、7:グランドパターン、8:電極、9,9a,9b:ビアホール、10:オープンスタブ、11:半導体チップ搭載用穴、12:50Ω線路、13:同軸コネクタ、14:金属筐体、15:基板、16:グランドパターン

Claims (2)

  1. モールド樹脂とインターポーザとともに半導体パッケージを構成し、半導体チップがインターポーザ上に接着され、該半導体チップと前記インターポーザ上にパターニングされたシグナルラインをワイヤーボンドで接続したインターポーザを使用した高周波用半導体装置において、前記インターポーザは、前記半導体チップ周辺に複数配置された前記シグナルラインと、該シグナルラインの両脇に配置されたグランドラインと、前記シグナルラインと前記グランドラインをそれぞれ裏面に導通させるビアホールとを具備し、
    前記複数のシグナルラインには、該シグナルラインのパターンを前記ワイヤーボンドのボンディングポイントから前記ビアホールと反対方向に延在してなるオープンスタブが形成されていることを特徴とする高周波用半導体装置。
  2. モールド樹脂とインターポーザとともに半導体パッケージを構成し、半導体チップがインターポーザ上に接着され、該半導体チップと前記インターポーザ上にパターニングされたシグナルラインをワイヤーボンドで接続したインターポーザを使用した高周波用半導体装置において、
    前記インターポーザは、貫通穴と、該貫通穴周辺に複数配置された前記シグナルラインと、該シグナルラインを裏面に導通させるビアホールとを具備する第1のインターポーザと、前記ビアホールのそれぞれに接続する複数のオープンスタブと、該オープンスタブの両脇に配置されたグランドラインと、前記オープンスタブと前記グランドラインをそれぞれ裏面に導通させるビアホールとを具備する第2のインターポーザとからなる多層構造を有し、前記半導体チップが前記貫通穴に挿入され、前記第2のインターポーザ上へ接着されていることを特徴とする高周波用半導体装置。
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