JP4610949B2 - Sealing device - Google Patents
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Description
本発明は、シール装置に関する。更に詳しくは、被密封流体の圧力叉は高温の被密封流体による熱膨張力又は回転時の振動力等により組立部品間が変位する間隙をシールするシール装置に関する。例えば、ガスタービンのステーター、シュラウドなどの組立部品間をシールするシール装置に関するものである。 The present invention relates to a sealing device. More particularly, the present invention relates to a sealing device that seals a gap in which assembly parts are displaced by a pressure of a sealed fluid or a thermal expansion force due to a hot sealed fluid or a vibration force during rotation. For example, the present invention relates to a sealing device that seals between assembly parts such as a stator and a shroud of a gas turbine.
ガスタービン、蒸気タービンの装置等は高温による熱応力、高圧の作用力、回転による振動力を受けるので、取付部品間が変位する。例えば、ガスタービンにおいては、動翼の外周側には静止体外壁となるシュラウドが設けられている。このシュラウドは、設計上から、周方向に分割された複数のシュラウドセグメントから構成されている。このシュラウドセグメントの組立間にはシール板が配置されている(特許文献1、特許文献2参照)。
Since gas turbine, steam turbine devices, and the like are subjected to thermal stress due to high temperature, high pressure acting force, and vibrational force due to rotation, the mounting parts are displaced. For example, in a gas turbine, a shroud serving as a stationary outer wall is provided on the outer peripheral side of a moving blade. The shroud is composed of a plurality of shroud segments divided in the circumferential direction in terms of design. A seal plate is disposed between the shroud segments assembled (see
このシュラウドセグメントは、上述のような熱応力を受けるために、シュラウドセグメントの互いに隣接する組立接合間を一定の間隙に開いておかなければならない。同時に、組立接合間から半径方向へ空気が漏れないようにするために、シュラウドセグメントの接合間の側面に取付溝を設け、この取付溝に嵌め込んだシール板により、組立接合間から被密封流体が漏洩するのを防止している。しかし、シール板は、上述したように種々の作用力を受けるために、作用力に対して耐摩耗がなく、更に、変位が対応できずに、シール能力に問題が生じている。又、このような高温による熱応力、高圧の作用力、回転時の振動力を受ける装置のシール板は、技術の向上につれて、用途が多くなっている。 In order to receive the thermal stress as described above, the shroud segment must have a certain gap between the adjacent assembly joints of the shroud segment. At the same time, in order to prevent air from leaking in the radial direction from between the assembly joints, a mounting groove is provided on the side surface between the joints of the shroud segments, and a sealed plate is fitted into the mounting groove to seal the fluid to be sealed between the assembly joints. Is prevented from leaking. However, since the seal plate receives various acting forces as described above, there is no wear resistance against the acting forces, and the displacement cannot be accommodated, resulting in a problem in the sealing ability. Moreover, the sealing plate of the apparatus which receives the thermal stress by such high temperature, the high-pressure action force, and the vibration force at the time of rotation has been used more and more as the technology improves.
この関連する技術1の内容を更に説明する。図20に示すシール装置は、特許文献1及び特許文献2に関連する技術1である。図20に示すガスタービンのタービン流路壁のタービンセクション100は、図示省略のロータと共に回転する動翼体110と、図示省略の翼室に固定された静翼体とが設けられている。動翼体110は、ロータに結合されたプラットフォーム110Aと動翼110Bとから成る。叉、動翼体110の下流側の静翼体は、図示省略の静翼と、この静翼の両端に固定された内側シュラウドと外側シュラウドとから構成されている。
The contents of the
そして、翼室には、動翼110Bの先端と所定の間隔を介して分割環が設けられている。この分割環の内周の各動翼110B、110Bとプラットフォーム110A、110Aとの間は、高温ガスVの流路を形成する。この各プラットフォーム110A、110Aと各分割環は、動翼110Bの配列方向へ等配に複数個が連結されている。そして、動翼体110は、翼間を通過する高温の被密封流体により、熱変形することになる。この熱変形を防止するために、各プラットフォーム110A、110Aの各側端面113、113に間隙112を設けている。各プラットフォーム110A、110Aと共に、分割環は翼の配列方向へ複数個に分割して配列されている。尚、この種のタービンの各部品は、分割間に間隙を設けないと、互いに熱応力を受けて異常変形する。又、各部品の組立が容易になるように構成しないと、組立コストも上昇する。
The blade chamber is provided with a split ring with a predetermined distance from the tip of the moving
このプラットフォーム110A、110Aを、ロータの周方向へ配列する為、配列された分割プラットフォーム110A、110A間に、熱変形を吸収するための間隙112が設けられている。この間隙112の大きさは、熱膨張したときに互いに当接して損傷しないようにするため、取付寸法に余裕を設けている。そして、高温ガスVが、翼面と、プラットフォーム110Aと分割環とによって形成される流路を流れるとき、配列されたプラットフォーム110A、110Aの間の間隙112から、高温ガスが漏洩する。これを防止するために、各プラットフォーム110A、110Aの側端面113、113に取付溝を設け、この両取付溝に断面がT形状で長いシール部材102が配設されている。このシール板102は、両端部がシール部102A、102Bに形成されている。そして、シール板102は、高温ガスVが間隙112から外部へ流出するのを防止している。
In order to arrange the
しかし、このT型のシール部材102では、プラットフォーム110A、110A間が熱膨張して両側端面113、113がシール板102のシール部102A、102Bに密接しない限り、両部品間に間隙が形成される。このために、この間隙112から高温ガスVが外部へ漏洩することになる。この間隙112から高温ガスの漏れが生じると、タービンの効率が低下したり、燃焼ガスによる高温よって流路以外の部分が損傷するおそれがある。又、シール板102は、直線である場合は未だ良いが、曲線にする場合には製作が困難になる。更に、各プラットフォーム110A、110Aが熱膨張して両側端面113、113間が必要以上に近接すると、当接してシール板102が損傷されることになる。
However, in the T-
次に、上述と同様なガスタービンの他の関連技術について説明する。ガスタービンは図示省略するが空気圧縮機部と燃焼機部とタービン部から構成されている。この燃焼機部には、トランジッションピースが設けられている。トランジッションピースは、筒状に形成されている。トランジッションピースの筒状の端部は接続部に形成されている。接続部は四角状に形成されており、接続部の両側を互いに連結してトランジッションピースが環状に配列されている。このトランジッションピース内は高温ガスが通過する。この高温ガスによる接続部の熱膨張を吸収するために、各接続部の間は間隙に形成されている。ところが、この間隙から空気がタービン部内に漏れ出すと、タービンの熱効率が低下することになる。このために、各トランジッションピースの接続部の間にシール板が設置されている(特許文献3、特許文献4参照)。
Next, other related techniques of the gas turbine similar to those described above will be described. Although not shown, the gas turbine includes an air compressor unit, a combustor unit, and a turbine unit. The combustor section is provided with a transition piece. The transition piece is formed in a cylindrical shape. The cylindrical end portion of the transition piece is formed at the connection portion. The connecting portion is formed in a square shape, and transition pieces are arranged in an annular shape by connecting both sides of the connecting portion to each other. Hot gas passes through the transition piece. In order to absorb the thermal expansion of the connection portion due to the high-temperature gas, a gap is formed between the connection portions. However, if air leaks from the gap into the turbine section, the thermal efficiency of the turbine is reduced. For this purpose, a seal plate is installed between the connecting portions of the transition pieces (see
図21は、この関連する技術2の構成を図示したものである。各トランジッションピースの各連結部210A、210Bの間は間隙215に形成されている。この間隙215を塞ぐために、各連結部210A、210Aには、取付溝211A、211Bが設けられている。この取付溝211A、211Bにシール板200が取り付けられる。シール板200は取付溝211A、211Bに挿入される両端が第1シール部200Aと第2シール部200Bに形成されている。しかし、シール板200は板状であるために、シール板200の第1シール部200Aと第2シール部200Bは、取付溝211A、211Bとの間に隙間を設けなければならない。この隙間から空気がタービン部内に浸入することになるので、タービンの熱効率が低下する。又、シール板200の各シール部200A、200Bを各取付溝211A、211Bの対向面に近接する為に、シール板200を薄肉にして可撓性を付与すると、薄肉であるために加熱により損傷が大きくなり耐久能力を低下させる。
FIG. 21 illustrates the configuration of this
本発明は上述のような問題点に鑑み成されたものである。そして、本発明が解決しようとする課題は、熱応力、流体圧力及び振動力等の外力によりシール装置を取り付ける両組立部品の接合面間の間隔が変位する場合でも、シール装置が変位に対応して弾性変形し、シール装置のシール能力と耐久能力を向上させることにある。叉、取付部品の接合面が曲面であっても、この曲線に応じて確実に密接できるようにすることにある。更に、シール装置の製作を容易にすると共に、組立部品への取付を容易にし、且つ、シール装置の製作コストと、組立コストとを低減することにある。 The present invention has been made in view of the above problems. The problem to be solved by the present invention is that even when the distance between the joint surfaces of both assembly parts to which the seal device is attached is displaced by external forces such as thermal stress, fluid pressure, and vibration force, the seal device can cope with the displacement. It is to be elastically deformed to improve the sealing ability and durability of the sealing device. Furthermore, even if the joint surface of the mounting part is a curved surface, it is to ensure close contact according to this curve. Further, it is to facilitate the manufacture of the sealing device, facilitate the attachment to the assembly part, and reduce the manufacturing cost and the assembly cost of the sealing device.
本発明は、上述のような技術的課題を解決するために成されたものである。そして、その技術的解決手段は以下のように構成されている。
請求項1に係わる発明のシール装置は、相対的に変位可能であり、間隙を有して対向する第1組立部品(40A)と第2組立部品(40B)との間に配置されて被密封流体をシールするシール装置である。第1組立部品(40A)と第2組立部品(40B)とが対向する面には、それぞれ溝状の第1取付面間部(41A)と第2取付面間部(41B)とが設けられる。そして、請求項1に係わる発明のシール装置は、断面が方形状あるいは円形状の巻き材(4)を密接させながら螺旋状に巻きつけて内周に空間部(3)を設けるように形成し、巻き材(4)の巻き付け進行方向に直線状に形成したシール本体(2)を有し、シール本体(2)の一端には第1シール面(2A1)を有する第1シール端部(2A)が形成され、シール本体(2)の他端には第2シール面(2B1)を有する第2シール端部(2B)が形成され、第1シール端部(2A)と第2シール端部(2B)との間にはシール連結部(2C)が形成され、第1取付面間部(41A)に第1シール端部(2A)が収容され、第2取付面間部(41B)に第2シール端部(2B)が収容されるものである。
The present invention has been made to solve the technical problems as described above. The technical solution is configured as follows.
The sealing device of the invention according to
請求項2に係わる発明のシール装置は、シール連結部の内部の空間部の断面が、シール連結部の内側の対向面が略平行となる空間(間隙)に形成されているものである。
Sealing apparatus of the invention according to
請求項3に係わる発明のシール装置は、シール本体の断面が円弧状の曲部に形成されているものである。
In the sealing device of the invention according to
請求項4に係わる発明のシール装置は、シール端部が円形状に形成されていると共に、シール連結部の厚さよりもシール端部の直径が大きい寸法に形成されているものである。
In the sealing device of the invention according to
請求項5に係わる発明のシール装置は、巻き材が帯状に形成されていると共に帯状の側面を接合させながら螺旋状に巻かれているものである。
In the sealing device of the invention according to
請求項6に係わる発明のシール装置は、空間部にシール板が挿着されているものである。 In the sealing device according to the sixth aspect of the present invention, a sealing plate is inserted in the space.
この請求項1に係わる発明のシール装置では、シール本体の巻き材の内部に空間部を有するので、巻き材が太くとも可撓性を発揮する。そして、シール装置を一方の組立部品の第1端面に設けた第1取付溝と他方の組立部品の第1対向端面に設けた第2取付溝に挿入して一方の組立部品と他方の組立部品の間の間隙がどの方向へ変位しても変位に応じ、巻き材により構成されたシール装置は変位することが可能になる。このために、シール装置は一方の組立部品と他方の組立部品から作用力を受けても弾性変形して損傷することが防止される。又、シール装置は巻き材が板状に巻かれているので、巻き材を厚肉にしても、可撓性を発揮する。このために、加熱されても耐久能力を発揮する。又、巻き材を巻いて板状に形成したシール装置は、どのような形状にでも形成できるから、製作コストが低減できる効果を奏する。 In the sealing device according to the first aspect of the present invention, since the space is provided inside the wound material of the seal main body, flexibility is exhibited even if the wound material is thick. The sealing device is inserted into the first mounting groove provided on the first end face of one assembly part and the second mounting groove provided on the first opposing end face of the other assembly part, and the one assembly part and the other assembly part are inserted. Even if the gap between them is displaced in any direction, the sealing device formed of the wound material can be displaced according to the displacement. For this reason, the seal device is prevented from being elastically deformed and damaged even if it receives an acting force from one assembly part and the other assembly part. Further, since the winding material is wound in a plate shape, the sealing device exhibits flexibility even when the winding material is thick. For this reason, even if it is heated, it exhibits durability. Moreover, since the sealing device formed by winding a wound material into a plate shape can be formed in any shape, the manufacturing cost can be reduced.
この請求項2に係わる発明のシール装置では、巻き材を巻いたシール連結部間の空間部の断面がおおよそ平行な空間に形成されているので、可撓性を発揮する。このために、シール装置はどの方向から力を受けても、空間部の互いの対向面が接触するまで、力が作用した方向へ弾性変形する効果を奏する。しかも、空間部に応じた治具に巻き材を巻き付ければシール装置は容易に形成できるから、製作コストが低減できる効果を奏する。更に、空間部が0となって、互いの空間部の対向面が接触しても、両側から外力を受けると、対向面が互いに滑るようにして弾性変形し、両組立部品間で変位に対応することが可能になる。 In the sealing device according to the second aspect of the present invention, since the cross section of the space portion between the seal connecting portions wound with the winding material is formed in a substantially parallel space, the flexibility is exhibited. For this reason, the sealing device has an effect of elastically deforming in the direction in which the force is applied until the opposing surfaces of the space portion contact each other regardless of the direction from which the force is applied. In addition, if the winding material is wound around a jig corresponding to the space, the sealing device can be easily formed, so that the production cost can be reduced. Furthermore, even if the space part becomes 0 and the opposing surfaces of each space part come into contact with each other, when external force is received from both sides, the opposing surfaces slide elastically so that they can slide against each other, and can accommodate displacement between both assembly parts. It becomes possible to do.
この請求項3に係わる発明のシール装置では、シール本体の断面が円弧状に曲げられているので、シール連結部で間隙を密封すると共に、両端の各シール部が対応する取付溝の取付面に密接して被密封流体を密封することが可能になる効果を奏する。しかも、シール本体は弾性変形して、一方の組立部品と他方の組立部品の各取付溝の取付面に強く密接させることが可能になるので、振動等の外力を受けても、シール能力を発揮する。
In the sealing device of the invention according to
この請求項4に係わる発明のシール装置では、シール端部が円形状に形成されていると共に、シール連結部の板状の厚さよりも円形状の直径が大きく形成されているので、各部品の取付溝に挿入すると、各円形状のシール端部は各取付溝の取付面に弾性変形して密接することが可能になる。このために、取付溝内に余裕をもって装着できる。その結果、一方の組立部品と他方の組立部品の相対変位が大きくとも、変位に対応じてシール装置はシール能力を発揮することが可能になる。 In the sealing device according to the fourth aspect of the present invention, the seal end portion is formed in a circular shape, and the circular diameter is formed larger than the plate-like thickness of the seal connecting portion. When inserted into the mounting groove, each circular seal end can be elastically deformed and brought into close contact with the mounting surface of each mounting groove. For this reason, it can be mounted in the mounting groove with a margin. As a result, even if the relative displacement between one assembly part and the other assembly part is large, the sealing device can exhibit the sealing ability corresponding to the displacement.
この請求項5に係わる発明のシール装置では、巻き材が帯状板に形成されていると共に、帯状板の側面を接合させながら巻かれているから、シール本体が外力により弾性変形しても、巻き材の巻き間に隙間が発生するのを効果的に防止できる。そして、シール装置1のシール能力が発揮できる。
In the sealing device of the invention according to
この請求項6に係わる発明のシール装置では、空間部にシール板が挿入されているので、シール本体に保護されたシール板は薄板に形成できる。そして、シール本体の巻き材の間に隙間が生じても、シール板により被密封流体をシールすることが可能になる。その結果、熱応力、外力等により変位する取付面に対してシール本体とシール板とによりシール能力を発揮する。 In the sealing device according to the sixth aspect of the present invention, since the seal plate is inserted into the space portion, the seal plate protected by the seal body can be formed into a thin plate. And even if a clearance gap arises between the wound materials of a seal main body, it becomes possible to seal a to-be-sealed fluid with a sealing plate. As a result, the sealing body and the sealing plate exhibit sealing ability against the mounting surface that is displaced by thermal stress, external force, or the like.
以下、本発明に係わる実施の形態のシール装置を図面に基づいて詳述する。尚、以下に説明する各図面は、設計図を基にした正確な図面である。 Hereinafter, a sealing device according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Each drawing described below is an accurate drawing based on the design drawing.
図1は、本発明に係わる好ましい第1実施例を示すシール装置1である。図示省略するガスタービンは、主に、空気圧縮機と、燃焼器部と、タービン部とから構成されている。この空気圧縮機において圧縮された空気は、燃焼ライナに導入される。この燃焼ライナ内で燃料が燃焼し、高温のガスとなってトランジションピース内を経てタービン部に流入する。図1において、各第1トランジッションピース(通路管)50Aと第2トランジッションピース50Bは、高温ガスP2、P2を流す断面が方形状の通路55、55に形成されている。この高温ガスP2、P2用の角筒形状の各トランジッションピース50A、50Bは、一端側の連結部の組合面を連結して全体が各トランジッションピース50A、50B・・により環状に成るように配列する。しかし、高温ガスP2、P2により各トランジションピース50A、50B、・・が熱膨張することを考慮して組立面間を間隙53に形成している。
FIG. 1 shows a
この為に、各トランジッションピース50A、50B内の通路を高温ガスP2が流れるときに、各トランジッションピース50A、50Bの組立面間の隙間から空気である被密封流体P1が漏洩する。この被密封流体P1がガスタービン内に漏洩するとガスタービンの熱効率が低下する。又、被密封流体P1が漏洩すると、各トランジションピース50A、50B、・・の出口のガス温度が局部的に高温と低温とになって、各トランジションピース50A、50B、・・の下流のタービン動翼及び静翼等の材料の温度に差が生じて、高価な部品である寿命が低下する。更に、タービンは複雑な構造であり、分解することが困難であるために、部品のメンテナンスコストを高揚させる。これを解決するために、シール装置1を各トランジションピース50A、50B、・・の各取付面間部51A、51Bの間に取り付ける。
For this reason, when the hot gas P2 flows through the passages in the
図1のシール装置1は、第1取付面間部51Aと第2取付面間部51Bとの対向間に挿入した状態である。叉、図2は、このシール装置1の長さ方向の一部の形状を示す。図1の各トランジッションピース50A、50Bの図示する上下には他の部品が接合されているために、上下方向への被密封流体P1の漏洩は防止される。又、第1取付面間部51Aと第2取付面間部51Bは、第1トランジッションピース50Aと第2トランジッションピース50Bの各端面に形成する。そして、各トランジッションピース50A、50Bは環状に配列するので、対向する第1取付面間部51Aと第2取付面間部51Bの間は、取付空間部に形成される。この取付空間部にシール装置1は配置する。このシール装置1の第1シール面2A1は第1取付面間部51Aに密接すると共に、第2シール面2B1は第2取付面間部51Bに密接してシールする。
1 is in a state of being inserted between the first mounting surface portion 51A and the second mounting surface portion 51B facing each other. FIG. 2 shows a partial shape of the
シール装置1の外形は、図2に示す。このシール装置1は、巻き材4を螺旋状に巻き付けてシール連結部2Cを板状に形成したシール本体2の斜視図である。このシール本体2は断面が方形状の巻き材4を螺旋状に巻き付けて図2のように形成する。この巻き材4の断面の縦・横の一辺が1mmである。この巻き材4の一辺の長さは0.1mmから5mmの範囲のものを使用すると良い。この巻き材4を螺旋状に巻き付けた面は接触する状態にする。そして、シール本体2の幅方向の一端は円形状に折曲げられて第1シール端部2Aに形成する。この第1シール端部2Aの周面には第1シール面2A1を設ける。更に、シール本体2の他端も、円形状に折曲げられて第2シール端部2Bに形成する。この第2シール端部2Bの周面には第2シール面2B1を設ける。又、第1シール端部2Aと第2シール端部2Bの直径は、シール連結部2Cの厚さより大きな寸法にする。尚、シール本体2は、巻き方向の全長に対し、第1シール端部2Aと第2シール端部2Bの間が幅である。又、幅に直交する方向が厚さである。
The external shape of the
この第1シール端部2Aと第2シール端部2Bの中間はシール連結部2Cに形成する。このシール装置1は、第1シール面2A1が円周面に形成するため、第1取付面間部51Aに於ける取付溝の対向する両取付面に密接する。又、円周面状の第2シール面2B1も第2取付面間部51Bに於ける取付溝の対向する両取付面と接触する。そして、シール連結部2Cは、第1シール端部2A及び第2シール端部2Bよりも薄い寸法に形成されているから、両取付面とは接触しない。
An intermediate portion between the
このシール連結部2Cの厚さは、第1シール端部2Aと第2シール端部2Bとの円形に対する各直径より、小さな寸法に形成する。又、シール本体2の内周は空間部3に形成する。この空間部3の全体形状は、略シール本体2の外周と類似した形になる。そして、この空間部3にシール板5を挿入し、このシール板5をシール本体2の空間部3に取り付ける。このシール板5は薄板に構成されて可撓性が付与されている。シール板5の上端部は、図2に示すように、シール本体2より突出させてトランジッションピース50A、50Bに取り付けても良い。又、シール本体2と略同一高さにして両端部を溶接しても良い。このシール装置1は、全長を直線状に形成したが、全長を環状に形成することもできる。又、円弧状にも形成できる。つまり、取付面間部51A、51B・・の形状に応じてどのような形状でも容易に形成できる。
The thickness of the
シール本体2及びシール板5は、ニッケル基合金材のような耐熱材である。このニッケル基合金材は、76%Ni−16%Cr−8%Fe合金である。この合金材は、特に、加工性に富み、熱間、冷間加工が可能で、しかも、耐食性に優れるので適している。更に、シール本体2及びシール板5は、ステンレス鋼又は鋼又はアルミニュウムにすることができる。
The
図3(a)及び図3(b)は第2実施例を示すシール装置1である。図3(a)は、図3(b)のシール装置1の平面図である。又、図3(b)はシール装置1の斜視図である。図3(a)と図3(b)の構成は、図2に示すシール装置1と同様に、断面が正方形の巻き材4を螺旋状に巻き付けて形成したものである。図3(a)と図3(b)のシール装置1の構成に於いて、図2と同一符号で示すように、シール板5を取り除いた構成は、略同一である。又、シール本体2を形成する巻き材4の材質も同一である。このため、図3(a)と図3(b)のシール装置1の構成の説明は省略する。尚、空間部3は、シール連結部2Cの内側の対向面間が接触する0に近い空間も含むものである。つまり、シール連結部2Cの内側の対向面間の空間部3が0に近い接触状態でも両対向面は互いに滑って弾性変形が可能になる。
3 (a) and 3 (b) is a
図4から図6は、この第2実施例のシール装置1をガスタービンの第1シュラウドセグメント(組立部品)40Aの第1端面40A4と第2シュラウドセグメント(組立部品)40Bの第2対向端面40B4の間隙42を遮断するために、シール装置1を取り付けた状態である。このシール装置1を取り付けて第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bとの作動中の状態を以下に説明する。図4は、シール装置1を第1シュラウドセグメント40Aの第1取付面間部41Aと第2シュラウドセグメント40Bの第1取付面間部41Bとに取付た状態である。第1シュラウドセグメント40Aの第1端面40A4には、溝状の第1取付面間部41Aを形成する。この第1取付面間部41Aには、第1取付面間部41Aの側面である第1取付面40A2と第2取付面40A3を形成する。又、溝の底面は第1底面40A1に形成する。更に、第2対向端面40B4にも第2取付面間部41Bを形成する。この第2取付面間部41Bには、溝の側面である第1取付面40B2と第2取付面40B3を形成する。又、溝の底面は第2底面40B1に形成する。この第1取付面間部41Aと第2取付面間部41Bにシール装置1を配置して間隙42を流れる被密封流体P1を遮断する。
FIGS. 4 to 6 show the
このシール装置1は、第1取付面40A2と第2取付面40A3に円形の第1シール端部2Aの第1シール面2A1を密接させる。更に、第1取付面40B2と第2取付面40B3にも円形の第2シール端部2Bの第2シール面2B1を密接させる。そして、円周面に形成された第1シール面2A1が、第1取付面40A2と第2取付面40A3との変位に対し周面の位置を変えながら密接できる。又、第2シール面2B1が第1取付面40B2と第2取付面40B3の変位に対して円周状の周面の位置を変えながら密接できる。このため、間隙42を流れる被密封流体P1を効果的にシールすることができる。
In the
図5は、図4の状態から、第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bの間隙42が矢印P3、P4の力を受けて互いに狭くなったり、広くなったりする場合である。この場合のシール装置1は、第1シール面2A1が第1取付面間部41A内で密接すると共に、第2シール面2B1が第2取付面間部41B内で密接しながら左右(幅)方向へ相対移動することができる。このために、間隙42を流れる被密封流体P1を効果的にシールすることができる。そして、シール装置1のシール能力が発揮される。
FIG. 5 shows a case where the
図6は、第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bが矢印F1とF2の力を受けて相対的に上下へ変位した場合である。この場合も、シール装置1の第1シール面2A1は、円形に形成されているから、第1取付面間部41A内で各取付面に密接しながら相対変位することができる。又、第2シール面2B1も、円形に形成されているから、第2取付面間部41B内で各取付面に密接しながら相対変位することができる。このために、第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bが上下へ相対変位するような場合でもシール装置1のシール能力が発揮される。
FIG. 6 shows a case where the
このように構成されたシール装置1は、第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bが各取付面間部41A、41Bの間に相対変位が生じても、シール装置1のシール本体2は、巻き材4を螺旋状に巻き付けて形成しているから、巻き材4を太くしても弾性変形が可能になる。しかも、シール本体2の内部は空間部3に形成されているから、弾性変形を容易にする。そして、図示のF1、F2、F3、F4の力に対して第1シール端部2A及び第2シール端部2Bは弾性変形して対応する各第1取付面40A2と第2取付面40A3、及び各第1取付面40B2と第2取付面40B3に密接することが可能になる。又、シール連結部2C、2Cも空間部3により弾性変形することが可能になる。更に、シール本体2は、ねじり変形に対して弾性変形するから、破損することなくシール能力を発揮することができる。
Even if the
更に又、第1シール端部2A又は第2シール端部2Bを支点にして他方の第2シール端部2B又は第1シール端部2Aが変位することも可能になる。このために、シール装置1は、第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bが熱による応力や被密封流体による外力を受けて変位しても、常に、円周面に形成された第1シール面2A1と第2シール面2B1を各取付面間部41A、41Bの各取付面40A2、40A3、40B2、40B3に対して密接させ、被密封流体P1に対しシール能力を発揮する。尚、第1シール面2A1と第2シール面2B1は、円形状とは限らずに、楕円形、角を円弧状に形成された方形状にすることができる。
Furthermore, the other
図7は、本発明に係わる第3の実施例を示すシール装置1である。図7は、図4と同様に、第1シュラウドセグメント40Aの第1取付面間部41Aと、第2シュラウドセグメント40Bの第2取付面間部41Bに取り付けた状態図である。図7に於いて、図4のシール装置1と相違する点は、シール本体2の幅方向の第1シール端部2Aと第2シール端部2Bとシール連結部2Cを略同じ厚さに形成したものである。又、シール本体2の内周に於ける空間部3の厚さは、図3(a)、図3(b)の空間部3よりもやや大きく形成できる。その他の構成は、図3(a)、図3(b)と同一符号で示すように、図3(a)、図3(b)のシール装置1と略同様である。尚、第2シュラウドセグメント40Bの端面をL型に形成して第4端面40B5を設けると共に、第4端面40B5を第1シュラウドセグメント40Aの第3端面40A5に摺動自在に接触させている。シール本体2は、ニッケル基合金材のような耐熱材である。このニッケル基合金材は、76%Ni−16%Cr−8%Fe合金である。更に、シール本体2は、ステンレス鋼又は鋼又はアルミニュウムにすることができる。
FIG. 7 shows a
このシール装置1は、このように構成することにより、被密封流体P1の圧力を受けると可撓性を発揮してシール連結部2C1が、第1取付面40A2と第1取付面40B2に密接する。又、第1シール端部2Aの第1シール面2A1は第1底面40A1に密接すると共に、第2シール端部2Bの第2シール面2B1は第2底面40B1に密接する。このため、隙間42を通る被密封流体P1はシール装置1によりシールされる。同時に、第1シール端部2Aと第2シール端部2Bが第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bから押圧されても、シール本体2は、巻き材4が螺旋状に巻かれて弾性変形可能に形成されていると共に、空間部3が形成されているので、どの方向にでも弾性変形が可能になる。そして、シール装置1は容易に弾性変形すると共に、取付面との当接に対して損傷が防止できる。
With this configuration, the
図8(a)は、図7に示すシール装置1の平面図である。又、図8(b)は、図8(a)のシール装置1の斜視図である。このシール装置1は、上述した通りの形状であるが、このシール装置1の構成を更に詳しく説明する。断面が長方形の巻き材4を空間部3と断面が同形状をした板状の治具に螺旋状に巻き付ける。この巻き材4の巻き付けは、巻き付ける上下面の対向面を密接しながら巻き付ける。この巻き材4の巻き方向の寸法である縦寸法は1.0mmであり、巻き方向に直交する内外方向の横寸法は1.5mmである。この巻き材4の縦寸法と横寸法の範囲は、それぞれ0.1mmから5.0mmにすると良い。そして、シール本体2は、図8(b)に示すような長さに巻き付けて形成する。このシール本体2の全長さと幅と厚さ寸法は、取り付けるシュラウドセグメントの取付面間部(図1の51A、51B)の大きさにより決められる。
FIG. 8A is a plan view of the
シール装置1は、シール本体2に於けるシール連結部2Cの各端部に第1シール端部2Aと第2シール端部2Bを設ける。この第1シール端部2Aの外周は第1シール面2A1に形成する。又、第2シール端部2Bの外周には、第2シール面2B1を形成する。更に、シール本体2の内部は板状の断面のような空間部3に形成する。そして、外力を受けたときに、空間部3の大きさによりシール本体2の弾性変形を容易にする。又、外力に対し、巻き材4の巻き方により可撓性を発揮させる。
The
図9は、本発明に係わる第4の実施例を示すシール装置1の斜視図である。
図9に於いて、図8(a)及び図8(b)のシール本体2と相違する点は、巻き材4が丸棒である。この巻き材4の直径は0.8mmである。この巻き材4の直径の範囲は、0.01mmから5mmにすると良い。この丸棒の巻き材4を螺旋状に巻き付ける。そして、螺旋状に巻き付けた巻き材4と巻き材4との間の外周の凹みに、更に、この巻き材4より細いシール線材14を巻き材4と巻き材4との間の凹みに沿って螺旋状に巻き付ける。このシール線材14はシール本体2の外周面より突出しない線径にする。つまり、シール線材14の線径は巻き材4の1/5以下の線径にすると良い。このシール装置1のその他の構成は、図8(b)のシール装置1に同じ符号で示すように、ほぼ同形状である。
FIG. 9 is a perspective view of a
9 is different from the
図10は、本発明に係わる第5の実施例を示すシール装置1の斜視図である。図10に於いて、図8(b)と相違する点は、巻き材4の断面が長方形又は帯板状に形成したものである。この巻き材4は横寸法が1.5mmであると共に、縦寸法が0.5mmである。この巻き材4の横寸法及び縦寸法の範囲は、各々0.1mmから5mmにすると良い。その他の構成は、図8(a)及び図8(b)に示すシール装置1と同一符号で示すように同一構成である。
FIG. 10 is a perspective view of a
図11は、本発明に係わる第6の実施例を示すシール装置1の斜視図である。図11於いて、図8(b)のシール装置1と相違する点は、巻き材4の断面が板のように長方形である。この板帯状の巻き材4を円錐形にしながら螺旋状に巻き付ける。この巻き材4の円錐面2Fは互いに螺旋状に接合している。そして、シール本体2が弾性変形するときには、互いの円錐面2Fが滑るようにして変位する。その他の構成は図8(b)と同様に形成する。図11の符号で図8(a)及び図8(b)の符号と同じものは同一構成である。このようにシール装置1を構成することにより、各巻き材4間が密接するので、被密封流体P1をシールする能力が向上する。しかも、巻き材4の各円錐面同士が接合しているので、互いの円錐面2Fが滑るので、弾性変形は容易になる。更に、シール本体2の内部は空間部3に構成されているので、シール連結部2Cの可撓性が発揮される。
FIG. 11 is a perspective view of a
図12は、本発明に係わる第7の実施例を示すシール装置1の斜視図である。図12於いて、図8(a)及び図8(b)と相違する点は、線径が0.5mmの丸棒の巻き材4を螺旋状に巻き付けて図12のシール本体2ように形成したものである。この巻き材4の線径の寸法範囲は、0.01mmから5mmにすると良い。その他の構成は、図12に於いて、図8(a)及び図8(b)のシール本体2と同一符号は同一構成である。このように丸棒の巻き材4にすることのより線径を小径にできるから、小型のシール装置1に適する。このシール装置1のその他の効果は、上述の各実施例と同様である。
FIG. 12 is a perspective view of a
図13は、本発明に係わる第8の実施例を示すシール装置1の斜視図である。図13於いて、図8(a)及び図8(b)のシール装置1と相違する点は、シール本体2の空間部3にシール板5を装着したものである。このシール板5により更にシール効果を発揮させるものである。
FIG. 13 is a perspective view of a
図14は、本発明に係わる第9の実施例を示すシール装置1の斜視図である。図14於いて、図8(a)及び図8(b)又は図13のシール装置1の端面に取付シール板10を設けたものである。取付シール板10は、L形に形成されて取付孔11が設けられている。又、取付シール板10には、取付接合面10Aと取付側面10Bが設けてある。この取付接合面10Aと取付側面10Bを組立部品に接合してシール装置1を組立部品に取り付けると共に、図1に示す両取付面間部51A、51Bの間の取付空間部51を遮蔽する。このように構成すると、シール装置1の取付が容易になると共に、取付空間部51A、51Bのシールが可能になる。その他の構成は、図2と同一符号で示すように、図2のシール装置1と略同様な形状である。シール本体2、取付シール板10及びシール板5は、ニッケル基合金材のような耐熱材である。このニッケル基合金材は、76%Ni−16%Cr−8%Fe合金で、例えば、商標名インコネルがある。このインコネルは、特に、加工性に富み、熱間、冷間加工が可能で、しかも、耐食性に優れるので適している。この他の材質としては、ステンレス鋼板、鋼板、セラミック板材にすることが可能である。又、高温でない場合は樹脂材にすることもできる。
FIG. 14 is a perspective view of a
図15は、本発明に係わる第10実施例を示すシール装置1の斜視図である。図15に於いて、図13と相違する点は、シール本体2とシール板5の両端部を溶接して結合したものである。このシール装置1は、直線状に形成する場合に適している。又、図7の第1シュラウドセグメント40Aの第1取付面間部41Aと、第2シュラウドセグメント40Bの第2取付面間部41Bとの間に取り付けることが容易になる。そして、シール装置1は、間隙42を通過する被密封流体P1をシールするのに優れた効果を奏する。
FIG. 15 is a perspective view of a
図16は、本発明に係わる第11実施例を示すシール装置1の斜視図である。図16に於いて、図15のシール装置1と相違する点は、シール板5の端部をU形部に折曲げると共に、U形部の内側を巻き材4に嵌めてシール本体2に固定したものである。このようにすることにより、シール板5をシール本体2と容易に固定できる。
FIG. 16 is a perspective view of a
図17は、本発明に係わる第12実施例を示すシール装置1の斜視図である。図17に於いて、シール装置1は、第1シュラウドセグメント40Aの第1取付面間部41Aと、第2シュラウドセグメント40Bの第2取付面間部41Bとの間に取り付けられる。このシール本体2は、図8(a)及び図8(b)のシール本体2と同様に構成する。そして、図8(a)及び図8(b)のシール本体2と相違する点は、シール本体2の断面において一方側へ曲げた円弧状体に形成する。このシール装置1は、シール本体2の両端に第1シール端部2Aと第2シール端部2Bを設ける。又、第1シール端部2Aには第1シール面2A1を設ける。又、第2シール端部2Bには第2シール面2B1を設ける。更に、第1シール端部2Aと第2シール端部2Bとの間はシール連結部2Cに形成する。更に又、シール本体2の内部には空間部3を設ける。
FIG. 17 is a perspective view of a
そして、第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bとの間の間隙42を流れる被密封流体P1は、シール装置1により遮断される。この第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bにおいて、溝状の第1取付面間部41Aと溝状の第2取付面間部41Bとを対向に設ける。第1取付面間部41A側には第1底面40A1を挟んで第1取付面40A2と第2取付面40A3を設ける。又、第2取付面間部41B側にも第2底面40B1を挟んで第1取付面40B2と第2取付面40B3を設ける。そして、第1シール面2A1は第2取付面40A3に接合する。又、第2シール面2B1は第2取付面40B3に密接する。更に、シール連結部2Cの曲部の凸面は第1取付面40A2と第1取付面40B2に接合する。このようにシール装置1を配列することにより、シール装置1は間隙42を流れる被密封流体P1をシールする。又、第1シュラウドセグメント40Aと第2シュラウドセグメント40Bとが外力により相対移動してもシール装置1は弾性変形してシール能力を発揮する。
The sealed fluid P1 flowing through the
図18及び図19は、図15のシール装置1の弾性変形状体を示す斜視図である。図18のシール装置1はシール本体2の全長Aに対して外力が作用した場合に、弾性変形する状態を示す。又、図19のシール装置1は、シール本体2の幅に対して外力N1とN2が捩るように作用した場合に、弾性変形する状態を示す。このように、シール装置1が取り付けられる取付部品が外力により異常な変位をする場合でも、シール装置1は、この変位に対応して弾性変形することが可能になる。このシール装置1は、巻き材4を螺旋状に巻いてシール本体2を形成すると共に、シール本体2の空間部3は巻き材4の対向面が互いに近接しているか、又は、空間部3に間隙が形成されているから、シール本体2の厚さが厚いにもかかわらず、弾性変形が発揮される。同時に、シール本体2の厚さは厚くできるから、外力及び熱に対して耐久能力が向上する。尚、以上の各実施例に於けるシール装置1のシール連結部2C間の空間部3は、0となるようなシール連結部2Cの内側の対向面が接触状態でも空間部2Cが存在する場合と同様な効果が生じる。つまり、本発明では、空間部3は、シール連結部2Cの内側の対向面が接触状態も含むものである。
18 and 19 are perspective views showing an elastically deformable body of the
以上のように、本発明のシール装置は、高温・高圧流体をシールする一般機器の各組立部品の取付面間に用いて有用である。特に、ガスタービン、原子力機器等の高温・高圧流体が作用して熱応力変形する取付面間叉は振動する取付面間の取付空間部に用いるシール装置として有用である。更に、製作コストを低減できるシール装置として有用である。 As described above, the sealing device of the present invention is useful when used between the mounting surfaces of each assembly part of a general device that seals a high temperature / high pressure fluid. In particular, it is useful as a sealing device used in a mounting space portion between mounting surfaces that undergo thermal stress deformation due to the action of a high-temperature / high-pressure fluid such as a gas turbine or nuclear equipment, or between mounting surfaces that vibrate. Furthermore, it is useful as a sealing device that can reduce the manufacturing cost.
1 シール装置
2 シール本体
2A 第1シール端部
2A1 第1シール面
2B 第2シール端部
2B1 第3シール面
2C シール連結部
3 空間部
4 巻き材
5 シール板
14 シール線材
1 Sealing device
2 Seal body
2A First seal end
2A1 First seal surface
2B Second seal end
2B1 Third seal surface
2C Seal joint
3 spaces
4 Rolls
5 Seal plate
14 Seal wire
Claims (6)
前記第1組立部品(40A)と前記第2組立部品(40B)とが対向する面には、それぞれ溝状の第1取付面間部(41A)と第2取付面間部(41B)とが設けられ、On the surface where the first assembly part (40A) and the second assembly part (40B) face each other, there are a groove-shaped first mounting surface part (41A) and a second mounting surface part (41B), respectively. Provided,
断面が方形状あるいは円形状の巻き材(4)を密接させながら螺旋状に巻きつけて内周に空間部(3)を設けるように形成し、前記巻き材(4)の巻き付け進行方向に直線状に形成したシール本体(2)を有し、A winding member (4) having a square or circular cross section is spirally wound in close contact with each other so that a space (3) is provided on the inner periphery, and the winding member (4) is linearly wound in the winding direction. A seal body (2) formed in a shape,
前記シール本体(2)の一端には第1シール面(2A1)を有する第1シール端部(2A)が形成され、前記シール本体(2)の他端には第2シール面(2B1)を有する第2シール端部(2B)が形成され、A first seal end (2A) having a first seal surface (2A1) is formed at one end of the seal body (2), and a second seal surface (2B1) is formed at the other end of the seal body (2). A second seal end (2B) is formed,
前記第1シール端部(2A)と前記第2シール端部(2B)との間にはシール連結部(2C)が形成され、A seal coupling part (2C) is formed between the first seal end part (2A) and the second seal end part (2B),
前記第1取付面間部(41A)に前記第1シール端部(2A)が収容され、前記第2取付面間部(41B)に前記第2シール端部(2B)が収容されることを特徴とするシール装置。The first seal end (2A) is accommodated in the first attachment surface portion (41A), and the second seal end (2B) is accommodated in the second attachment surface portion (41B). A sealing device characterized.
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