JP4608025B1 - 放熱性及び樹脂密着性に優れた電子機器用銅合金条材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含有し、残部がCu及び不可避不純物からなり、銅合金条材の表面より10μmまでの深さの範囲の結晶組織内のEBSD法にて測定したCube方位の方位密度が10〜20%であり、EBSD法にて測定した平均結晶粒径が12〜20μmであり、銅合金条材の表面が表面処理剤により粗化された部位の表面の最大高さRzが1.0〜2.0μmであり、粗化されていない部位の表面の算術平均粗さRaが0.02〜0.05μmであり、最大高さRzが0.20〜0.40μmであり、二乗平均平方根粗さRqと最大高さRzの比Rq/Rzが0.10〜0.25である。
【選択図】図1
Description
タ上に導光板を配置してバックライト光源を構成した、高輝度かつ低発光ムラの光を生成
でき、かつ駆動安定性にも優れたバックライト装置(光源)が開示されている。
チップオンボード(COB)に使用される基板としてはアルミニウムが主であったが、近年、熱伝導性、プレス加工性、導電性、機械的強度とのバランスから銅合金が使用されている。特に、LEDチップの発熱を効率的に放熱させる熱伝導性が重要であり、また、粗化処理されて表面上に樹脂層(絶縁層)が形成されることから、樹脂密着性の良さも求められている。
特許文献3には、特定組成のCu−Fe−P系銅合金板の、引張試験により求められる、引張弾性率が120GPaを超えるものとするとともに、均一伸びと全伸びとの比、均一伸び/全伸びを0.50未満とし、特許文献3の図1に示すように測定される、せん断面率を低下させ、高強度で、かつ、スタンピング加工の際のプレス打ち抜き性を向上させたCu−Fe−P系銅合金板が開示されている。
非特許文献1には、Fe;2.1〜2.6重量%、P;0.015〜0.15重量%およびZn;0.05〜0.20重量%を含む、熱伝導性、プレス加工性、導電性、機械的強度とのバランスが取れた銅合金条材が開示されている。
一方、LEDチップが直接搭載される表面は、粗化しない方がよく、粗化されない部分の表面の算術平均粗さRaが0.02〜0.05μmであり、最大高さRzが0.20〜0.40μmであり、二乗平均平方根粗さRqと最大高さRzの比Rq/Rzが0.10〜0.25であると、その条材表面に直接的に搭載されるLED等の発熱素子との接触熱抵抗が小さくなり、チップオンボード用の放熱基板として優れた特性を発揮することも見出した。
Cube方位とは、結晶の<001> 方向が圧延方向、圧延面法線および幅方向と平行になる方位であり、圧延面には(100)面が配向する。Cube方位が発達するにつれて、そのCube方位を有する結晶粒の存在比率は大きくなり、Cube方位が過度に発達すると、当該銅合金の強度は低下する。
EBSD法でのCube方位の方位密度は、試料表面に電子線を入射させ、この時に発生する反射電子から菊池パターン(Cube方位マッピング)を得る。この菊池パターンを解析すれば、電子線入射位置の結晶方位を知ることができる。そして、該電子線を試料表面に2次元で走査させ、所定ピッチ毎に結晶方位を測定すれば、試料表面の方位分布が測定出来る。
EBSD法での平均結晶粒径は、菊池パターン(Cube方位マッピング)を解析し、結晶粒径のヒストグラムと各面積比率のヒストグラムとから求めた。
また、表面処理剤により粗化された表面の最大粗さRzが1.0μm未満では、樹脂密着性が不充分であり、最大粗さRzが2.0μmを超えても、粗大析出物粒子が残って樹脂密着性が不充分となり、特に高湿度時での密着性が悪くなる。
また、表面が粗化されていない部位の表面の算術平均粗さRaが0.05μm或いは最大高さRzが0.40μmを超えると、その表面に直接搭載されるLEDとの接触熱抵抗が大きくなり、Raを0.02μm或いはRzを0.20μm未満とするには、特殊な表面処理が必要となり製造コストが増加する。
また、二乗平均平方根粗さRqと最大高さRzの比Rq/Rzが0.25を超えると粗さの均質性が失われ、その条材表面に直接搭載されるLEDチップとの接触熱抵抗が大きくなる。Rq/Rzが0.10未満では効果が飽和してコスト的に無駄である。
これらの元素は、電子機器用銅合金の特性を向上させる効果を有しており、用途にあわせて選択的に含有させることで特性を向上させることが可能となる。
これらの元素は、電子機器用銅合金の特性を向上させる効果を有しており、用途にあわせて選択的に含有させることで特性を向上させることが可能となる。
これにより、高輝度化及び放熱性を目的とした、複数のLEDチップを搭載し、樹脂層により被覆されたチップオンボード(COB)タイプの優れた特性を有するLEDパッケージの製造が可能となる。
本発明の異形断面の電子機器用銅合金条材を使用することにより、種々のバリエーションの優れた特性を有するLEDパッケージの製造が可能となる。
[銅合金条の成分組成]
本発明の一実施形態のCu−Fe−P系銅合金条は、Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含有し、残部がCu及び不可避不純物からなる基本組成を有する。この基本組成に対し、後述するSn、Ni等の元素を更に選択的に含有させても良い。
(Fe)
Feは銅の母相中に分散する析出物粒子を形成して強度及び耐熱性を向上させる効果があるが、その含有量が1.5質量%未満では析出物の個数が不足し、その効果を奏功せしめることができない。一方、2.4質量%を超えて含有すると、強度及び耐熱性の向上に寄与しない粗大な析出物粒子が存在してしまい、耐熱性に効果のある析出物粒子が不足してしまうことになる。このため、Feの含有量は1.5〜2.4質量%の範囲内とすることが好ましい。
PはFeと共に銅の母相中に分散する析出物粒子を形成して強度及び耐熱性を向上させる効果があるが、その含有量が0.008質量%未満では析出物粒子の個数が不足し、その効果を奏功せしめることができない。一方、0.08質量%を超えて含有すると、強度及び耐熱性の向上に寄与しない粗大な析出物が存在してしまい、耐熱性に効果のあるサイズの析出物粒子が不足してしまうことになると共に導電率及び加工性が低下してしまう。このため、Pの含有量は0.008〜0.08質量%の範囲内とすることが好ましい。
(Zn)
Znは銅の母相中に固溶して半田耐熱剥離性を向上させる効果を有しており、0.01質量%未満ではその効果を奏功せしめることができない。一方、0.5質量%を超えて含有しても、更なる効果を得ることが出来なくなると共に母層中への固溶量が多くなって導電率の低下をきたす。このため、Znの含有量は0.01〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
Niは母相中に固溶して強度を向上させる効果を有しており、0.003質量%未満ではその効果を奏功せしめることができない。一方、0.5質量%を超えて含有すると導電率の低下をきたす。このため、Niを含有する場合には、0.003〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
(Sn)
Snは母相中に固溶して強度を向上させる効果を有しており、0.003質量%未満ではその効果を奏功せしめることができない。一方、0.5質量%を超えて含有すると導電率の低下をきたす。このため、Snを含有する場合には、0.003〜0.5質量%の範囲内とすることが好ましい。
なお、本発明の銅合金は、Al,Be,Ca,Cr,Mg及びSiのうちの少なくとも1種以上が0.0007〜0.5質量%含有されていても良い。これらの元素は、銅合金の様々な特性を向上させる役割を有しており、用途に応じて選択的に添加することが好ましい。
本発明の樹脂密着性に優れた電子機器用銅合金条材は、銅合金条材の表面より深さ10μmまでの範囲の結晶組織内のEBSD法にて測定したCube方位の方位密度が10%〜20%であり、EBSD法にて測定した平均結晶粒径が12μm〜20μmであり、その銅合金条材の表面は、表面処理剤により均質に粗化された部位と、粗化されていない部位とを有する。
EBSD法にて測定したCube方位の方位密度が10%未満であると、表面処理による表面の粗化が充分ではなく、方位密度が20%を超えると、表面の歪が大きくなり均質な粗化が出来難くなる。
Cube方位とは、結晶の<001> 方向が圧延方向、圧延面法線および幅方向と平行になる方位であり、圧延面には(100)面が配向する。Cube方位が発達するにつれて、そのCube方位を有する結晶粒の存在比率は大きくなり、Cube方位が過度に発達すると、当該銅合金の強度は低下する。
EBSD法でのCube方位の方位密度は、試料表面に電子線を入射させ、この時に発生する反射電子から菊池パターン(Cube方位マッピング)を得る。この菊池パターンを解析すれば、電子線入射位置の結晶方位を知ることができる。そして、該電子線を試料表面に2次元で走査させ、所定ピッチ毎に結晶方位を測定すれば、試料表面の方位分布を測定出来る。
EBSD法にて測定した平均結晶粒径が12μm未満では、表面の粗化の効果が飽和してコスト的に無駄である。平均結晶粒径が20μmを超えると、粗大析出物粒子の残留により、表面の均質な粗化に支障をきたす。
EBSD法での平均結晶粒径は、菊池パターン(Cube方位マッピング)を解析し、結晶粒径のヒストグラムと各面積比率のヒストグラムとから求めた。
樹脂密着される表面の粗化は、銅合金条材の表面より深さ10μm以内がなされれば充分であり、表面より10μmまでの深さの範囲のCube方位の方位密度、平均結晶粒径が上記数値範囲内であれば充分であり、10μmを超えるのは製造コスト的に無駄である。
前述したように、銅合金条材の表面は、表面処理剤により粗化された部位と、粗化されていない部位とが存在し、粗化された部位の表面に樹脂が成形され、粗化されていない部位の表面にLEDチップ素子が直接搭載される。
表面処理剤に粗化された表面は、その表面粗さ(最大高さ)Rzが1.0μm〜2.0μmである。最大高さRzが1.0μm未満では、樹脂密着性が不充分であり、最大高さRzが2.0μmを超えても、粗大析出物粒子が残って樹脂密着性が不充分となり、特に高湿度時での密着性が悪くなる。
一方、粗化されていない部位の表面は、算術平均粗さRaが0.02μm〜0.05μmであり、最大高さRzが0.20μm〜0.40μmであり、二乗平均平方根粗さRqと最大高さRzの比Rq/Rzが0.10〜0.25である。
表面が粗化されていない部位の表面の算術平均粗さRaが0.05μm或いは最大高さRzが0.40μmを超えると、その表面に直接搭載されるLEDとの接触熱抵抗が大きくなり、Raを0.02μm或いはRzを0.20μm未満とするには、特殊な表面処理が必要となり製造コストが増加する。
また、二乗平均平方根粗さRqと最大高さRzの比Rq/Rzが0.25を超えると粗さの均質性が失われ、その条材表面に直接搭載されるLEDチップとの接触熱抵抗が大きくなる。Rq/Rzが0.10未満では効果が飽和してコスト的に無駄である。
次に、本発明の析出物粒子(Fe−P系化合物)を有するCu−Fe−P系銅合金の製造条件について以下に説明する。析出物粒子を銅合金条材の表面より10μmまでの深さの範囲の結晶組織内に均質に分散させる為の冷間圧延、低温焼鈍の各条件を除き、通常の製造工程自体を大きく変えることは不要である。
先ず、上記の好ましい成分範囲に調整された銅合金を溶解鋳造し、鋳塊を面削後、圧延率を60%以上にて熱間圧延を施し、次に、900〜950℃にて20〜300秒の溶体化処理を行う。
(時効処理)
溶体化処理後の銅合金板を450〜575℃にて3〜12時間の時効処理を行い、広範な粒度分布を有する析出物粒子を析出させ、最終の目的とする構成の析出物粒子を得るための素地をつくる。450℃以下或いは3時間以下では析出物粒子が充分に析出せず、575℃以上或いは12時間以上では銅合金組織が軟化する。
時効処理後の銅合金板を加工率(圧延率)60〜70%で冷間圧延し、析出物の粒径を小さくすると共に更なる析出物粒子の析出を促進させる。析出相の優先核形成サイトが核生成の駆動力的に有利な転位セル境界となるため、核生成頻度が促進される。加工率が60%未満では析出物粒子の粒径を小さくするには不十分であり、70%を超えると核生成頻度の促進効果に支障を来たす。
(第1低温焼鈍)
第1冷間圧延後の銅合金板を270〜320℃にて40〜110分の低温焼鈍を行い、析出物粒子の直径を一定の範囲値内にシフトさせ、表面から深さ10μm以内の範囲の結晶組織内のEBSD法にて測定したCube方位の方位密度が10%〜20%であり、EBSD法にて測定した平均結晶粒径が12〜20μmとし、表面処理剤により、銅合金条材の表面が均質に粗化されるようにする。270℃未満或いは40分未満では効果がなく、320℃或いは110分を超えると析出物粒子の粗大化に繋がりピン止め効果の発揮に支障をきたし、表面状態の均質性をなくす。
この1回の低温焼鈍のみでは、析出物粒子の直径を一定の範囲値内にシフトさせ、表面から深さ10μm以内の範囲の方位密度、平均結晶粒径を所定範囲値内に入れるのは無理であり、更なる冷間圧延及び低温焼鈍が必要となる。
第1低温焼鈍後の銅合金板を加工率20〜35%で冷間圧延し、析出物粒子を目的とする直径の範囲内にシフトさせる素地を作製する。加工率が35%を超えると全体としての圧延率が高くなり、再結晶化を促すことに繋がり、また、強度、導電率、ビッカース硬度にも悪影響を及ぼす。加工率が20%未満では殆んど効果はない。
(第2低温焼鈍)
第2冷間圧延後の銅合金板を270〜320℃にて20〜90分の低温焼鈍を行うことにより、析出粒子の1μm2あたりの析出物粒子の直径を一定の範囲値内にシフトさせ、表面から深さ10μm以内の範囲の結晶組織内のEBSD法にて測定したCube方位の方位密度が10%〜20%であり、EBSD法にて測定した平均結晶粒径が12μm〜20μmとする。270℃或いは30分未満では効果がなく、350℃或いは100分を超えると析出物粒子の粗大化に繋がりピン止め効果の発揮に支障をきたし、表面状態の均質性をなくす。
この第2低温焼鈍にて、析出粒子の1μm2あたりの析出物粒子の直径を一定の範囲値内にシフトさせ、表面から深さ10μm以内の範囲の結晶組織内のEBSD法にて測定したCube方位の方位密度が10%〜20%であり、EBSD法にて測定した平均結晶粒径が12μm〜20μmとならなければ、更に冷間圧延及び低温焼鈍を上記の加工率、熱処理条件にて繰返すことが必要となる。この場合、冷間圧延或いは低温焼鈍を単独で繰り返しても意味はなく、冷間圧延の後に低温焼鈍を行うことが重要である。
前述の様な構成とされた本実施形態の電子機器用銅合金は、容易に均質な粗化処理がなされて樹脂密着に優れ、更に、放熱性の良好なCu−Fe−P系の銅合金条材となる。
上記のようにして得られたCu−Fe−P系の銅合金条材を所望の形状に打ち抜き加工した後、LEDチップが搭載される部位にマスキングし、エッチング液等の表面処理剤に浸漬することにより、マスキングを施した部位以外の部位を粗化処理する。
粗化された部位の表面は、その表面粗さ(最大高さ)Rzが1.0μm〜2.0μmとされ、マスキングにより粗化されなかった部位の表面は、算術平均粗さRaが0.02μm〜0.05μm、最大高さRzが0.20μm〜0.40μm、二乗平均平方根粗さRqと最大高さRzの比Rq/Rzが0.10〜0.25とされる。
本発明の実施形態である電子機器用銅合金条材にLEDチップを直接搭載してなるLEDパッケージの一例を図1に示す。
このLEDパッケージは、実施形態の銅合金条材からなる基板1の表面の一部に絶縁層2Aと導電層(回路パターン)2Bが形成され、LEDチップ3が基板1に直接搭載されて電気的に接続されており、他方、導電層2Bとの間がボンディングワイヤ4によって接続されている。また、基板1の上にはLEDチップ3を囲むように円錐状凹部を有するリフレクタブロック5が設けられており、そのリフレクタブロック5の円錐状凹部の内面が反射面として機能している。このリフレクタブロック5はポリブチレンテレフタレートやポリカーボネート等の樹脂により形成され、基板1上に一体に成形されている。また、このリフレクタブロック5の円錐状凹部内は、LEDチップ3を埋設状態とする封止樹脂6が設けられている。
そして、前述したように、基板1において、LEDチップ3が搭載されている部位を除いて、その表面が表面処理剤によって粗化され、その粗化された表面上にリフレクタブロック5や封止樹脂6が固着されており、LEDチップ3が搭載されている部位の表面は粗化されていない表面とされ、その粗化されていない表面にLEDチップ3が直接固着されている。
図2は、図1におけるLEDチップの部分の縦断面に相当する断面図であり、基板11が厚肉部12とその両側の薄肉部13とを幅方向に並べてなる異形断面条材から形成され、その厚肉部12の上にLEDチップ3が搭載されて電気的に接続されている。そして、この図2に示す例では、基板11の厚肉部12の上面のLEDチップ3が搭載される部位を除いて、表面が粗化されており、その粗化された表面に樹脂が固着され、LEDチップ3が搭載される厚肉部12の上面が粗化されていない部位とされ、その粗化されていない表面にLEDチップ3が直接固着されている。
いずれの例においても、粗化された表面は、その表面粗さ(最大高さ)Rzが1.0μm〜2.0μmであり、粗化されていない部位の表面は、算術平均粗さRaが0.02μm〜0.05μmであり、最大高さRzが0.20μm〜0.40μmであり、二乗平均平方根粗さRqと最大高さRzの比Rq/Rzが0.10〜0.25である。
下記表1に示す組成の銅合金(添加元素以外の成分はCu及び不可避不純物)を、電気炉により還元性雰囲気下で溶解し、厚さが30mm、幅が100mm、長さが250mmの鋳塊を作製した。この鋳塊を730℃にて1時間加熱した後、圧延率67%にて熱間圧延を行って厚さ10mmに仕上げ、その表面をフライスで板厚8mmになるまで面削した後、920℃にて60秒間の溶体化処理を行った後、板厚1.5mmまで冷間圧延を行った。次に、450〜575℃にて3〜12時間の時効処理を行った後、表1に示す条件にて第1冷間圧延、第1低温焼鈍、第2冷間圧延、第2低温焼鈍を順次行い、表1の実施例1〜11、比較例1〜9に示す0.3mmの銅合金薄板を得た。
また、これらの銅合金薄板の試験片の表面粗さRa、Rz、Rqを、レーザー顕微鏡(オリンパス社製OLS300)を用いて測定した。これらの測定の結果を表2に示す。
また、これらの銅合金薄板の試験片の一部をマスキングした状態とし、H2SO4:70.5g/L(0.72mol/L)、H2O2:34g/L(1mol/L)からなる組成のマイクロエッチング剤に35℃で1分間浸漬して表面の粗化を行い、各試料片につき、マスキングした部分の表面粗さRa,Rz,Rq/Rz及び粗化された部分の表面粗さRzを、レーザー顕微鏡(オリンパス社製OLS300)を用いて測定した。これらの測定の結果を表2に示す。
接触熱抵抗性は、図3に示すように、各試料21を寸法50mm×50mm×0.1mmとし、その表面の粗化されていない部位に抵抗素子とダイオードが組み込まれたSi半導体デバイス22を圧着し、これをスタンド23に支持して300mm×300mm×300mmのアクリルケース24の中心部に固定し、無風状態でSi半導体デバイス22を加熱し、Si半導体デバイス22と銅合金薄板21の温度を測定し、下記(1)式より算出した。
Rth=(Tj−Tx)/P …(1)
Tx;Si半導体デバイスが接合している銅合金薄板の裏面中央部の温度(K)
Tj;Si半導体デバイスに与えられる銅合金薄板と接する面の温度Tj(K)
P;Si半導体デバイスに与えられる全熱損失量P(W)
ビッカース硬さは、10mm×10mmの試験片を作製し、松沢精機社製のマイクロビッカース硬度計(商品名「微小硬度計」)を用いて0.5kgの荷重を加えて4箇所硬さ測定を行い、硬さはそれらの平均値とした。
導電率は、ミーリングにより10mm×30mmの短冊状の試験片を加工し、ダブルブリッジ式抵抗測定装置により電気抵抗を測定し、平均断面法により算出した。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの記載に限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、例えば、光沢及び耐熱性の観点から、銅条材の表面が粗化されていない部位の表面に電解めっき方法により、錫或いは銀めっき処理が施されていても良い。
2A 絶縁層
2B 導電層
3 LEDチップ
4 ボンディングワイヤ
5 リフレクタブロック
6 封止樹脂
11 基板
12 厚肉部
13 薄肉部
Claims (5)
- Fe;1.5〜2.4質量%、P;0.008〜0.08質量%およびZn;0.01〜0.5質量%を含有し、残部がCu及び不可避不純物からなる銅合金条材において、前記銅合金条材の表面より10μmまでの深さの範囲の結晶組織内のEBSD法にて測定したCube方位の方位密度が10〜20%であり、EBSD法にて測定した平均結晶粒径が12〜20μmであり、前記銅合金条材の表面が表面処理剤により粗化された部位の表面の最大高さRzが1.0〜2.0μmであり、粗化されていない部位の表面の算術平均粗さRaが0.02〜0.05μmであり、最大高さRzが0.20〜0.40μmであり、二乗平均平方根粗さRqと最大高さRzの比Rq/Rzが0.10〜0.25であることを特徴とする放熱性及び樹脂密着性に優れた電子機器用銅合金条材。
- Ni;0.003〜0.5質量%及び/又はSn;0.003〜0.5質量%を含有することを特徴とする請求項1に記載の放熱性及び樹脂密着性に優れた電子機器用銅合金条材。
- Al、Be、Ca、Cr、Mg及びSiのうちの少なくとも1種以上を含有し、その含有量が0.0007〜0.5質量%に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の放熱性及び樹脂密着性に優れた電子機器用銅合金条材。
- 前記表面が粗化された部位に絶縁層が形成され、前記表面が粗化されていない部位にLEDチップ素子が直接搭載されたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の放熱性及び樹脂密着性に優れた電子機器用銅合金条材。
- 複数の厚肉部と薄肉部とが幅方向に交互に並んだ異形断面を有しており、前記粗化された部位が薄肉部であり、前記表面が粗化されていない部位が厚肉部であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の放熱性及び樹脂密着性に優れた電子機器用銅合金条材。
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