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JP4606365B2 - ローダ - Google Patents

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JP4606365B2
JP4606365B2 JP2006092025A JP2006092025A JP4606365B2 JP 4606365 B2 JP4606365 B2 JP 4606365B2 JP 2006092025 A JP2006092025 A JP 2006092025A JP 2006092025 A JP2006092025 A JP 2006092025A JP 4606365 B2 JP4606365 B2 JP 4606365B2
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Description

本発明は、土砂、肥料、雪などのすくい取りや掘削等の作業をするローダに関するものである。
従来、機体の前部に作業装置を備え、この作業装置を、基部側が機体に上下揺動自在に支持されたブームと、該ブームの先端側に前後揺動自在に枢支連結されたアームと、該アームの先端側に揺動自在に設けられた作業具とから構成したローダがある(特許文献1参照)。
特開2005−171608号公報
前記従来のローダにおいて、作業具としてのバケットを前方を向くように配置し且つその背面側をアームの先端側に掬い・ダンプ動作可能に枢支したものにあっては、バケットの揺動支点がアームの揺動支点の下方側に位置し且つバケットの底面が地面に対向した作業姿勢において、アームを前方に揺動させてバケットの先端側を土砂等に対して突き刺していって土砂等をすくい取る作業をした場合に、バケットの揺動支点がバケットの背面側の上部に位置していると、バケットの推進力がバケット背面側に逃げやすく、バケットの先端側が土砂等に良好にささっていかないという問題がある。
この問題を解決するには、バケットの揺動支点を下げて該揺動支点をバケット背面の下部側に位置させるとよいが、バケットの揺動支点がアームの揺動支点の下方側に位置し且つバケットの底面が地面に対向した作業姿勢において、作業具の揺動支点が該作業具の背面側の下部側に位置するように構成した場合、バケットの姿勢を維持したまま該バケットが機体側に近づくようにアームを後方に揺動させると、アームは前方に向かうに従って上方に移行する傾斜姿勢となるので、バケットの背面側上端がアームに近接することとなるが、このとき従来のローダのようにアームが直線状に形成されていると、バケットの背面上端とアームとの干渉を防止するためにバケットを機体に近接させることが困難となると共に、バケットの前後方向のストロークも十分に確保することができない。
また、バケットの背面上端部とアームとの間隔が小さくなり、バケットを機体に寄せた状態で該バケットを揺動させるときのバケットの揺動角(バケット底面と地面とが成す角度)を大きくとれないという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、前記問題を解決したローダを提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、機体の前部に作業装置を備え、この作業装置を、基部側が機体に上下揺動自在に支持されたブームと、該ブームの先端側に前後揺動自在に枢支連結されたアームと、該アームの先端側に揺動自在に設けられた作業具とを備えて構成したローダにおいて、
作業具の揺動支点がアームの揺動支点の下方側に位置し且つ作業具の底面が地面に対向する作業姿勢において、作業具の揺動支点が該作業具の背面側の下部側に位置するように構成すると共に、アームをその長手方向中途部で作業具から後方に離れる方向に凸となるように屈曲形成したことを特徴とする。
また、他の技術的手段は、機体の前部に作業装置を備え、この作業装置を、基部側が機体に上下揺動自在に支持されたブームと、該ブームの先端側に前後揺動自在に枢支連結されたアームと、該アームの先端側に揺動自在に設けられた作業具とを備えて構成したローダにおいて、
作業具の揺動支点がアームの揺動支点の下方側に位置し且つ作業具の底面が地面に対向し且つ作業具が機体に近接するようにアームを揺動させた作業姿勢において、作業具の揺動支点が該作業具の背面側の下部側に位置するように構成すると共に、アームの長手方向上部側が下方に行くに従って後方に移行する傾斜状となり且つアームの長手方向下部側が略垂下状となるようにアームを屈曲形成することを特徴とする。
また、アームの前側の長手方向縁部が、該長手方向縁部の上部側と下部側とに接する接線よりも後方側に位置するように、アームが屈曲形成されているのがよい。
本発明によれば、作業具の揺動支点がアームの揺動支点の下方側に位置し且つ作業具の底面が地面に対向する作業姿勢において、作業具の揺動支点が該作業具の背面側の下部側に位置するように構成することにより、例えば、アームを前方に揺動させて作業具の先端側を土砂等に対して突き刺していく場合に、作業具の推進力が背面側に逃げるのが防止されて、作業具の先端側が土砂等に良好に突き刺さる。
また、アームがその長手方向中途部で作業具から後方に離れる方向に凸となるように屈曲形成する、または、作業具が機体に近接するようにアームを揺動させた作業姿勢においてアームの長手方向上部側が下方に行くに従って後方に移行する傾斜状となり且つアームの長手方向下部側が略垂下状となるようにアームを屈曲形成することにより、アームを後方に揺動させて作業具を機体に近接させたときのアームと作業具の背面上端との間隔が十分に確保され、これによって、作業具の揺動支点を作業具の背面側下部に位置するように構成したものであっても作業具を機体に十分に近接させることができ、作業具を機体に近接させることができることにより作業具の前後方向のストロークも十分に確保でき、且つ、作業具を機体に近接させた状態で作業具を揺動させるときの作業具の揺動角を大きくとることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3において、1は、例えば園芸等に使用される都市型の小型のホイールローダであり、該ホイールローダ1は大別して下部の走行体2と、上部の旋回体3とから構成されている。
走行体2は、左右一対の前後の車輪4,5によって走行可能とされたホイール式の走行体2であって、前記左右一対の前後輪4,5と、この前後輪4,5によって支持された走行機体6と、この走行機体6に搭載されたエンジン7と、このエンジン7からの動力を後輪5に伝達する走行系主動力伝達機構8と、この走行系主動力伝達機構8から分岐して前輪4に動力を伝達する前輪動力伝達機構9とを備えている。
走行機体6は、メインフレーム11と、このメインフレーム11の前側に設けられたフロントフレーム12とから主構成されており、メインフレーム11にはエンジン7,ラジエータ13,バッテリー14,スイベルジョイント15,旋回モータ16及び旋回軸受17等が装備され、フロントフレーム12にはエンジン7用の燃料を貯留する燃料タンク18が装備され、メインフレーム11の後部が左右の後輪5によって支持され、フロントフレーム12の前部が左右の前輪4によって支持されて走行可能とされている。
メインフレーム11は、板材から構成され、上壁19と、この上壁19の左右両側縁から下方に延設された左右の側壁20と、上壁19及び左右側壁20の前端に固定された前壁21と、左右の側壁20の後端下部同士を連結する後壁22とから主構成されていて、下方開放状に形成されている。
エンジン7は、メインフレーム11の左右側壁20間の後部の左右方向中央側に、クランク軸の軸心が前後方向となるように且つ出力軸23が前方に突出するように縦置き配置されており、このエンジン7の上端側はメインフレーム11の上壁19に形成された開口部から上方に突出されている。
エンジン7の後部には冷却ファン25が設けられ、該エンジン7の左側方にはラジエータ13が配置され、該エンジン7の右側方にはバッテリー14が配置されている。
図4、図7及び図8に示すように、走行系主動力伝達機構8は、エンジン7からの動力が伝達される走行推進軸26と、この走行推進軸26から動力が伝達される静油圧トランスミッション(以下、HSTという)27と、このHST27からの動力をベベルピニオン軸28に伝達する機械式伝動手段29と、ベベルピニオン軸28から動力が伝達される後輪デフ装置30と、この後輪デフ装置30に伝達された動力を左右の後車軸31に伝達する左右の終伝動装置32とを備え、走行推進軸26,HST27,機械式伝動手段29,ベベルピニオン軸28及び後輪デフ装置30はエンジン7の前方側に配置され、終伝動装置32は後輪デフ装置30の側方からエンジン7の前部側方に亘るように配置されている。
走行推進軸26はエンジン7の前方側に前後方向に配置されていて、エンジン7の出力軸23に連結されたフライホイール33に後端側が連結されている。
HST27は、ケーシング34内に、エンジン7からの動力を入力する入力軸36と、後輪デフ装置30へと動力を出力する出力軸37とを軸心が前後方向に一致するように備えると共に、入力軸36に設けられた油圧ポンプ38と、出力軸37に設けられた油圧モータ39とを収容してなり、入力軸36によって駆動される油圧ポンプ38から送られる作動油によって油圧モータ39を駆動して、該油圧モータ39によって駆動される出力軸37から動力を出力するミッションである。
ケーシング34は、後面側が開口状の本体40と、該本体40の後面側開口を塞ぐ蓋体41とから構成されており、入力軸36及び出力軸37は蓋体41から後方に突出している。
HST27の入力軸36は、走行推進軸26の前方側に該推進軸26と同心状に配置されてカップリングによって走行推進軸26と連動連結されている。
油圧ポンプ38は可変容量型ポンプからなり、斜板制御アクチュエータ42によって斜板の角度が変更可能とされ、斜板の角度を変えることにより、油圧モータ39へと吐出される作動油の流量を変えて出力軸37の回転速度(車速)を変えることができると共に、油圧モータ39へと吐出される作動油の流れの方向を変えて出力軸37の回転方向を正転(前進回転)又は逆転(後進回転)に切り換えることができる。
前記斜板制御アクチュエータ42は、パイロット作動油によって操作されるパイロット操作切換サーボ弁からなる前後進切換手段43によって制御され、この前後進切換手段43の前進側ポート44にパイロット作動圧が立つと出力軸37が正転するように油圧ポンプ38の斜板が制御され、後進側ポート45にパイロット作動圧が立つと出力軸37が逆転するように油圧ポンプ38の斜板が制御され、前進側ポート44又は後進側ポート45に立つ圧力の程度によって油圧ポンプ38から吐出される作動油の流量が制御されて出力軸37の回転速度が制御される。
油圧モータ39は可変容量型モータからなり、高低切換アクチュエータ46によって斜板の角度が2段に変更可能とされ、斜板の角度を変えることにより、出力軸37から出力される回転動力を高速状態と低速状態とに切換可能とされている。
ベベルピニオン軸28は、HST27の出力軸37の、蓋体41から後方に突出した部分の左側方で且つ下方側に平行状に配置され、HST27の出力軸37後端よりも後方に延出されていて、後端側にベベルギヤ部が形成されている。
前記機械式伝動手段29は、本実施の形態にあっては、HST27の出力軸37の、蓋体41から後方に突出した部分に一体回転自在に外嵌された駆動側ギヤ47と、ベベルピニオン軸28の前端側に一体回転自在に外嵌されていて前記駆動側ギヤ47に噛合する被駆動側ギヤ48とから構成されたギヤ伝動機構によって構成されていると共に、減速機構とされている。
なお、この機械式伝動手段29は、増速機構(変速機構)又は同速機構であってもよく、また、カップリング等の動力伝動を行うものであればよい。
後輪デフ装置30は、ベベルピニオン軸28の後方で且つエンジン7左側方の前方側に配置され、左右両側にデフ出力軸49を突出している。
後車軸31は、後輪デフ装置30のデフ出力軸49の後方位置で且つ側面視でエンジン7とオーバーラップするように設けられており、左右各後車軸31の外端側に後輪5が取付固定されている。
終伝動装置32は、デフ出力軸49の左右方向外端部に一体回動自在に外嵌された駆動側ギヤ51と、後車軸31に一体回動自在に外嵌された被駆動側ギヤ52とからなるギヤ伝動機構によって構成されていると共に減速機構とされている。
なお、この終伝動装置32にあっても、増速機構(変速機構)又は同速機構であってもよい。
前記構成の走行系主動力伝達機構8にあっては、エンジン7から前方に出力された動力は、HST27で折り返されて後方に伝達され、エンジン7の前側の後輪デフ装置30で左右両側方に伝達され、終伝動装置32によって後方に伝達されて後車軸31に至るように構成され、前後方向のコンパクト化が図られている。
エンジン7の前面側には、フライホイール33及び後輪デフ装置30等を収容したハウジング53が連結固定され、このハウジング53の前面側には、機械式伝動手段29等を収容した伝動ケース54が連結固定され、この伝動ケース54の前面側には、HST27のケーシング34(の蓋体41)が連結固定されていて、エンジン7に、後輪デフ装置30、機械式伝動手段29及びHST27等が取り付けられて一体化されていると共に、これらハウジング53,伝動ケース54及びケーシング34はメインフレーム11の左右側壁20間に配置されている。
また、ハウジング53の左右両側には、終伝動装置32を収容した終伝動ケース55が固定されており、この左右各終伝動ケース55に後車軸31が支持されていると共に、終伝動ケース55がメインフレーム11に取付固定されている。
この左右の各終伝動ケース55は、その前部の左右方向内端側が前記ハウジング53の側面にボルト固定され、左右の各終伝動ケース55の後部側がメインフレーム11の側壁20上部側にボルト固定されている。
メインフレーム11の左右側壁20の後部の下部側には、終伝動ケース55の上部側に上方から嵌合すべく、下方に開放状の切欠部56が形成され、この切欠部56の周囲のメインフレーム側壁20に終伝動ケース55がボルト固定されている。
また、前記エンジン7の前部側がハウジング53及び終伝動ケース55を介してメインフレーム11に支持されており、エンジン7の後部側は、メインフレーム11の後壁22に連結板等を介して支持されている。
前記構成の走行体2にあってはエンジン7の前側に後輪デフ装置30を設けると共に、この後輪デフ装置30からの動力が伝達されて後輪5を回転させる後車軸31を、デフ出力軸49の後方位置で且つ側面視でエンジン7とオーバーラップするように設けることにより、ホイールローダ1の前後方向のコンパクト化が図られている。
前記HST27の前面側には、該HST27の入力軸36の前端側に連動連結されてエンジン7の動力によって駆動される2連式のギヤポンプからなるメインポンプ58が取り付けられ、このメインポンプ58からの作動油がスイベルジョイント15を介して当該ホイールローダ1に装備された各種の油圧アクチュエータに供給される。
また、当該ホイールローダ1には、エンジン7によって駆動され、主としてパイロット圧用の作動油を供給するサブポンプ59が設けられ、このサブポンプ59からのパイロット圧用の作動油はスイベルジョイント15を介して当該ホイールローダ1に装備されたパイロット弁に送られると共に、該サブポンプ79からの作動油は前記前後進切換手段43等にも供給される。
なお、本実施の形態では、エンジン7の下端側に備えられたオイルパン60が油圧機器用の作動油を貯留する作動油タンクとして利用されている。
また、図4及び図5に示すように、前記走行系主動力伝達機構8には、走行時や作業時等においてHST27から後輪デフ装置30及び後述する前輪デフ装置61に伝達される(後輪デフ装置30及び前輪デフ装置61に入力される)走行動力を制動する油圧作動式のメインブレーキ(走行ブレーキ、オートブレーキ)62と、駐車時において前輪4及び後輪5を停止状態に保持する油圧作動式の駐車ブレーキ63とが設けられ、これらブレーキ62,63は、機械式伝動手段29の駆動側ギヤ47の後方に配置されている。
前記メインブレーキ62は、伝動ケース54側に収容されており、該伝動ケース54に固定されたメインブレーキケース64と、該メインブレーキケース64内に前後方向移動自在で回動不能に収容された複数枚のプレート66と、このプレート66間に配置されたブレーキディスク67と、ブレーキディスク67とプレート66とを圧接させるメインブレーキピストン68とを有する。
前記メインブレーキケース64は後方開放状に形成されていると共に、該メインブレーキケース64内にはHST27の出力軸37の後端側が挿入され、このメインブレーキケース64内に挿入された出力軸37の後端側に前記ブレーキディスク67が軸方向(前後方向)移動自在で且つ一体回動自在に外嵌されている。
メインブレーキピストン68は、前端側のプレート66の前方側に対向配置されていると共に、メインブレーキケース64に設けられた後方開放状のピストン収容部69内に前後方向移動自在で且つ出退自在に収容されている。
また、駐車ブレーキ63は、メインブレーキ62の後方側に配置されており、
該駐車ブレーキ63はハウジング53内に配置されて該ハウジング53に固定された駐車ブレーキケース70と、この駐車ブレーキケース70内に収容された駐車ブレーキピストン71と、駐車ブレーキケース70に固定されたピストン支持部材72と、駐車ブレーキピストン71を押圧して前記ブレーキディスク67とプレート66とを圧接させるバネ73とを有する。
駐車ブレーキケース70は前方に開放状とされていて、該駐車ブレーキケース70は前記メインブレーキケース64と連通状とされている。
ピストン支持部材72は、後端側のプレート66に対向状に配置された円板部74と、この円板部74の中心から後方に突出すると共に駐車ブレーキケース70の後壁70aを貫通して後方に突出したロッド部75とから構成され、ロッド部75は駐車ブレーキケースの後壁70aに固定されている。
駐車ブレーキピストン71はピストン支持部材72に前後方向移動自在に外嵌されている。
バネ73は駐車ブレーキピストン71に後方開放状に形成されたバネ収容部76に収容されていて、駐車ブレーキピストン71と駐車ブレーキケース70の後壁70aとの間に圧縮状に介装されている。
前記構成のメインブレーキ62にあっては、ピストン収容部69のメインブレーキピストン68の背面側(図例ではメインブレーキピストン68の前方側)に作動油を供給することにより、該作動油によってメインブレーキピストン68が押圧されて該メインブレーキピストン68が後方移動し、ブレーキディスク67とプレート66とを駐車ブレーキ63の駐車ブレーキピストン71に押しつけることにより、ブレーキディスク67とプレート66とが圧接され、これにより、メインブレーキ62が作動してHST27の出力軸37が制動される(後輪5及び前輪4が制動される)。
また、前記構成の駐車ブレーキ63にあっては、エンジン7停止時(駐車時)において、バネ73が駐車ブレーキピストン71を押圧してブレーキディスク67とプレート66とをメインブレーキケース64に押しつけることにより、該ブレーキディスク67とプレート66とが圧接され、これにより、前輪4及び後輪5が停止状態に保持される。
また、エンジン7を始動させると、メインポンプ58又はサブポンプ59からの作動油がピストン支持部材72の円板部74の背面と、駐車ブレーキピストン71との間に供給され、該作動油の油圧によって前記バネ73の付勢力に抗して駐車ブレーキピストン71が後方移動されて、ブレーキディスク67とプレート66との圧接が解除される。
前記構成のブレーキ構造にあっては、メインブレーキ62はディスクブレーキによって構成されており、このディスクブレーキのブレーキディスク67及びプレート66が駐車ブレーキ63に兼用されている。
また、後輪デフ装置30の左側方にはデフロック装置77が設けられている。
このデフロック装置77は、図4に示すように、左側のデフ出力軸49と一体回動するデフロックシフタ78を作動油によって戻しバネに抗して後輪デフ装置30側に移動させ、該デフロックシフタ78に形成された係合歯を、後輪デフ装置30側に設けた係合歯に噛合させることで後輪デフ装置30の差動作用を禁止してデフロックする油圧作動式のデフロック装置77である。
メインフレーム11の前部の上壁19上面側には、厚板材からなる軸受取付板79が設けられ、この軸受取付板79上に旋回軸受17のアウターレースが取付固定されており、この旋回軸受17の中心が旋回軸心Xとされている。
また、旋回軸受17のインナーレースの内周側には内ば歯車が形成され、この内ば歯車に噛合したピニオンがメインフレーム11に固定された油圧モータからなる旋回モータ16の出力軸に固定されていて、該旋回モータ16によって旋回軸受17のインナーレースが旋回軸心X回りに回転駆動可能とされている。
メインフレーム11の左右側壁20間の前部には、旋回軸心Xと同心状にスイベルジョイント15が配置され、このスイベルジョイント15を介して走行体2側と旋回体3側との間の作動油の流通が行われる。
前記走行機体6のフロントフレーム12は、板材から構成され、上壁81と、この上壁81の左右両側縁から下方に延設された左右の側壁82と、この左右側壁82の前部同士を連結する連結板とを備えて主構成され、後部側が下方に開放状に形成されている。
フロントフレーム12の前部下部側には前車軸ケース83が左右方向に配置されており、この前車軸ケース83の左右方向中央部の前後両側には、フロントフレーム12に支持された前車軸受84が配置され、この前後の前車軸受84にセンタピンを介して前車軸ケース83が前後方向の軸心回りに揺動自在に支持されており、該前車軸ケース83の左右両側にギヤケース等を介して前輪4が操向自在に支持されている。
この前車軸ケース83の前方側には、前輪4を操向操作する油圧シリンダからなる操向シリンダ85が左右方向に配置されていて前車軸ケース83に取付固定されており、この操向シリンダ85にはシリンダチューブ86の左右両側から突出するピストンロッド87が設けられており、左右各ピストンロッド87は左右方向で同じ側にある前輪4に連動連結されており、この操向シリンダ85は旋回体3側に設けられたパワステコントローラ88によって制御される。
フロントフレーム12の左右側壁82間の後部には、エンジン7用の燃料を貯留する燃料タンク18が配置されている。
前輪4に動力を伝達する前輪動力伝達機構9は、前記機械式伝動手段29の被駆動側ギヤ48に連結されていて伝動ケース54から前方に突出する前輪動力取出軸89と、前車軸ケース83内に設けられた前輪デフ装置61と、この前輪デフ装置61に動力を入力するベベルピニオン軸90と、このベベルピニオン軸90と前輪動力取出軸89とを連動連結する伝動シャフト91と、前輪デフ装置61のデフ出力軸92から前輪4に動力伝達する図示省略の終減速機構(伝動機構)とを備えてなる。
旋回体3は、走行機体6上に上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に支持された旋回機体93と、走行系の操縦装置94と、作業装置(対地作業装置、掘削作業装置)95と、運転席96と、作業装置95及び旋回機体93を制御するコントロールバルブ97と、作業装置95との重量バランスを図るカウンタウエイト98と、ロプス99等とを備えている。
走行機体6と旋回機体93とで、ホイールローダ1の機体が構成されている。
旋回機体93は、前記旋回軸受17のインナーレースに取付固定されていて旋回軸心Xを中心として旋回自在とされた旋回台101と、この旋回台101の前部に立設された左右一対のマスト(作業装置支持体)102と、旋回台101の後部に設けられた運転席配置枠体103とから主構成されている。
運転席配置枠体103は、旋回台101に固定された支持枠104と、この支持枠104に取り付けられていて運転席96を前側枢支で前倒し可能に載置するシート台105と、カウンタウエイト98が取り付けられるウエイト取付枠106とを備えており、前記支持枠104に前記コントロールバルブ97が取付固定されている。
また、ロプス99の前部下端はマスト102の上端側に固定され、該ロプス99の後部下端はウエイト取付枠106に固定されている。
走行系の操縦装置94は、旋回台前部の左右方向中央部で(運転席96の前方側で)且つ左右一対のマスト102の間に配置された操縦台107に支持されたステアリングハンドル108及びブレーキペダル(走行系ブレーキ操作手段)109と、運転席96の前方側に配置され且つ旋回台101に支持された走行ペダル(走行操作手段)110とを備えている。
ステアリングハンドル108はパワステコントローラ88を操作可能であり、ブレーキペダル109は、上端側が操縦台107に左右方向の軸心回りに回動自在に支持されていて人為的操作により踏み込み操作自在とされており、該ブレーキペダル109を踏み込むことにより、マスタシリンダ111内の作動油がメインブレーキ62(のピストン収容部69のメインブレーキピストン68の背面側)へ供給されて該メインブレーキ62が作動する。
該ブレーキペダル109は、踏込みを解除すると戻しバネによって踏込み前の位置に復帰するように付勢されており、踏込みを解除するとメインブレーキ62に供給された作動油がマスタシリンダ111へと戻る。
前記マスタシリンダ111は運転席96の下方側に配置され、その近傍には、マスタシリンダ111用の作動油を貯留するブレーキオイルタンク112が設けられている。
走行ペダル110は、前後方向中途部が左右方向の軸心を有する支軸113に揺動自在に枢支されており、人為的操作によって運転者から見て前側に踏み込み操作又は後側に踏込み操作可能とされていると共に、この前踏み込み又は後踏込みを解除すると中立位置に復帰するように付勢されている。
この走行ペダル110を踏み込み操作することによりパイロット弁からなる走行用リモコン弁114が操作可能とされており、この走行用リモコン弁114は、HST27の前後進切換手段43の前進側ポート44又は後進側ポート45にパイロット作動圧を立たせることで、HST27を前進状態と後進状態とに切り換えると共に、走行体2の走行スピードを調整可能とする。
また、走行用リモコン弁114から前後進切換手段43に至るパイロット油路115a、115bには、旋回台101を前向き姿勢から後向き姿勢に旋回させたときに走行ペダル110による前後進切換手段43の切換操作を反転する前後進切換弁116が介装されている。
この前後進変換切換弁116は、走行用リモコン弁114と前後進切換手段43の間のパイロット油路115a、115bを流れるパイロット作動油の流れを切り換えて該走行用リモコン弁114からのパイロット作動油を前後進切換手段43に供給可能な4ポート3位置切換弁によって構成されている。
この前後進切換弁116は、A位置に切り換えられた状態では、走行ペダル110の前踏み込みによって走行用リモコン弁114からのパイロット作動油が前後進切換手段43の前進側ポート44に供給され、走行ペダル110の後踏み込みによって走行用リモコン弁114からの作動油が前後進切換手段43の後進側ポート45に供給されることとなり、走行ペダル110を前側に踏み込むことにより走行体2は前進し、走行ペダル110を後側に踏み込むことにより走行体2は後進する。
また、前後進切換弁116がB位置に切り換えられた状態では、走行用リモコン弁114からの前後進切換手段43へのパイロット作動油の供給が断たれることとなり、これによって、走行ペダル110の操作による走行体2の走行は不能となる。
さらに、前後進切換弁116がC位置に切り換えられた状態では、走行ペダル110の前踏み込みによって走行用リモコン弁114からの作動油が前後進切換手段43の後進側ポート45に供給され、走行ペダル110の後踏み込みによって走行用リモコン弁114からの作動油が前後進切換手段43の前進側ポート44に供給されることとなり、走行ペダル110を前側に踏み込むことにより走行体2は後進し、走行ペダル110を後側に踏み込むことにより走行体2は前進する。
そして、この前後進切換弁116は、旋回機体93が前向き姿勢のときにA位置に切り換えられ、旋回機体93が後向き姿勢のときにC位置に切り換えられ、旋回機体93が横向き姿勢のときにB位置に切り換えられる。
したがって、旋回機体93が前向き姿勢のときにあっては、走行ペダル110を前側に踏み込むことにより走行体2は前進し、走行ペダル110を後側に踏み込むことにより走行体2は後進し、また、旋回機体93が後向き姿勢のときにあっては、走行ペダル110を前側に踏み込むことにより走行体2は後進し、走行ペダル110を後側に踏み込むことにより走行体2は前進し、また、旋回機体93が横向き姿勢のときには走行体2の走行が不能となる。
また、パワステコントローラ88から操向シリンダ85に至る作動油流通経路には、旋回機体93を前向き姿勢としたときであっても、後向き姿勢としたときにあっても、運転席96に着座した運転者から見てステアリングハンドル108を切る方向と走行体2の旋回方向とが一致するように作動油の流れを切り換えるステアリング変換手段117が介装されている。
なお、このステアリング変換手段117は、旋回機体93が横向きの場合は中立状態となり、ステアリングハンドル108の操作に拘わらず走行体2は操向不能となる。
作業装置95は、図1及び図6に示すように、取付部材118と、この取付部材118の上部に基部側がブーム支軸119を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されたブーム120と、基部側がブーム120の先端側にアーム支軸121を介して左右軸回りに回動自在に枢支連結されたアーム122とを左右一対備えていると共に、作業具としての1つのバケット123とを備えている。
左右の取付部材118は、左右方向で同じ側にあるマスト102に上下の連結ピンを介して着脱可能に取り付けられ、左右のブーム120の長手方向中途部及び左右のアーム122の基部は、それぞれ連結部材124,125によって連結されている。
バケット123は、左右アーム122の先端側に該左右アーム122にわたって設けられていると共に、左右のアーム122から左右方向外方にはみ出す左右幅に形成されている。
また、図例のバケット123は、土砂,肥料,雪などのすくい取り作業、掘削作業等の対地作業をするものであり、底壁部126と背面壁部127と左右側壁部128とを備えてなり、底面が地面と対向状に配置された状態で開口部分が前方側を向くように、アーム122の先端側に設けられた取付体129に、その背面側が着脱自在に取り付けられている。
取付体129はアーム122の先端側にバケット支軸130を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されている。
この取付体129には第1リンク131の一端側が枢軸132を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結され、この第1リンク131の他端側には第2リンク133の一端側が連結軸134を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結され、この第2リンク133の他端側はアーム122の先端側の、前記バケット支軸130よりも反先端寄りに横軸135を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されている。
左右の各ブーム120の基部側(後部側)の下側には、それぞれブームシリンダ136が配置され、該ブームシリンダ136の一端側は取付部材118の下部に枢支連結され、他端側はブーム120の下面側の長手方向中途部に枢支連結されており、該ブームシリンダ136を伸長・収縮させることによりブーム120がブーム支軸119回りに揺動して上げ・下げ動作される。
ブーム120の先端側(前部側)の上側には、それぞれアームシリンダ137が配置され、該アームシリンダ137の一端側はブーム120の上面側の長手方向中途部に枢支連結され、他端側はアーム122の基部側に枢支連結されており、該アームシリンダ137を伸張・収縮させることによりアーム122がアーム支軸121回りに揺動して前・後に揺動動作する。
左右のアーム122間には1本のバケットシリンダ(作業具シリンダ)138が配置され、該バケットシリンダ138の一端側は左右のアーム122の基部側を連結する連結部材125に枢支連結され、他端側は第1リンク131と第2リンク133との連結部分に前記連結軸134を介して枢支連結されており、該バケットシリンダ138を伸長・収縮させることによりバケット123がバケット支軸130回りに揺動してダンプ動作(下方揺動)・掬い動作(上方揺動)する。
前記ブームシリンダ136,アームシリンダ137及びバケットシリンダ138は油圧シリンダによって構成されている。
前記バケット123を取付・支持する取付体129は、図1及び図6に示すように、バケット123の揺動支点(バケット支軸130)がアーム122の揺動支点(アーム支軸121)の下方側に位置し且つバケット123の底面が地面に対向する作業姿勢において、バケット123の揺動支点130が該バケット123の背面側の下部側に位置するようにアーム122の先端側に枢支連結されている。
また、アーム122は、その長手方向中途部でバケット123から後方に離れる方向に凸となるように屈曲形成されており、アーム122の前側の長手方向縁部122aが、該長手方向縁部122aの上部側と下部側とに接する接線140よりも後方側に位置するように、アーム122が屈曲形成されていて、アーム122の前側の長手方向中途部に、バケット123を掬い動作(上方揺動動作)させたときに、バケット123の背面上端側との干渉を回避する干渉回避スペース141が設けられている。
また、前記構成は、換言すると、バケット123の揺動支点130がアーム122の揺動支点121の下方側に位置し且つバケット123の底面が地面に対向し且つバケット123がホイールローダ1の機体に近接するようにアーム122を揺動させた作業姿勢において、バケット123の揺動支点130が該バケット123の背面側の下部側に位置するように構成されていると共に、アーム122は、その長手方向上部側が下方に行くに従って後方に移行する傾斜状となり且つアーム122の長手方向下部側が略垂下状(鉛直下方に垂下状、または、下方に行くに従って後方又は前方に移行する傾斜状であって且つアーム122上部側の鉛直方向に対する傾斜角度よりも小さい傾斜角度の傾斜状)となるように屈曲形成されている。
なお、前記アーム122の屈曲部139よりも下側のアーム122の下部側は直線状又は湾曲状に形成されていてもよい。
前記構成によれば、バケット123の揺動支点130がアーム122の揺動支点121の下方側に位置し且つバケット123の底面が地面に対向する作業姿勢において、バケット123の揺動支点130が該バケット123の背面側の下部側に位置するように構成されているので、例えば、アーム122を前方に揺動させてバケット123の先端側を土砂等に対して突き刺していく場合に、バケット123が背面側に逃げるのが防止されて、バケット123の先端側が土砂等に良好に突き刺さっていく。
また、バケット123の揺動支点130をバケット123の背面側下部に位置するように構成したものにあっては、アーム122が一端から他端にかけて直線状であるものであれば、バケット123の揺動支点130がアーム122の揺動支点121の下方側に位置し且つバケット123の底面が地面に対向する作業姿勢において、アーム122を後方に揺動させてバケット123をホイールローダ1の機体に近接させたときにバケット123の背面上端がアーム122に近接するため、バケット123の背面上端とアーム122との間隔を確保するために、バケット123を機体にあまり近接させることができないが、本実施の形態にあっては、アーム122がその長手方向中途部でバケット123から後方に離れる方向に凸となるように屈曲形成されている(アーム122の前縁側中途部に干渉回避スペース141が形成されている)ので、アーム122を後方に揺動させてバケット123を機体に近接させたときにおいて、アーム122とバケット123の背面上端との間隔が十分に確保でき、これによって、バケット123の揺動支点130をバケット123背面側下部に位置するように構成したものであってもバケット123を機体に近接させることができ、バケット123を機体に近接させることができることによりバケット123の前後方向のストロークも十分に確保でき、且つ、バケット123を機体に近接させた状態でバケット123を揺動させるときのバケット123の揺動角(バケット123底面と地面とが成す角度)を大きくとる(十分に確保する)ことができる。
なお、本実施の形態では、バケット123は、掬い・ダンプ動作可能なバケット123が取り付けられているが、底面が地面に対向する姿勢で開口部分が後方を向き且つ掻き込み・ダンプ動作可能なバケット123が取り付けられてもよく、また、バケット123の代わりに、その他の作業具が取り付けられてもよい。
また、左右のアームの先端側に該左右アームにわたって取り付けられた支持体に、バケットが、バケット支持面に対して垂直な軸心回りに回動自在に支持されていて、該バケットを油圧アクチュエータによって前記回動軸心回りに180°回動することにより、掬い作業可能な第1作業姿勢から、掻き込み作業可能な第2作業姿勢に姿勢変更可能とされたものであってもよい。
前記運転席96の左右両側には、作業装置95及び旋回機体93の操作用の操作レバー(作業系操作手段)146が配置されている。
図7に示すように、左右の操作レバー146は、本実施の形態では、左側の操作レバー146が旋回台101及びアーム122を操作するもの(アーム操作手段)とされ、右側の操作レバー146がブーム120及びバケット123を操作するものとされている。
また、前記コントロールバルブ97は、バケットシリンダ138を制御するバケット用制御弁V1と、ブームシリンダ136を制御するブーム用制御弁V2と、バケットを掬い姿勢と掻き込み姿勢とに姿勢変更自在に取り付けた場合において該バケットの回動用の油圧アクチュエータを制御するバケット回動用制御弁V3と、アームシリンダ137を制御するアーム用制御弁V4と、旋回モータ16を制御する旋回用制御弁V5とを集約してなり、直動スプール形の切換弁からなる各制御弁をスプールの摺動方向に直交する方向に連結して構成されており、前記メインポンプ58からの作動油が、スイベルジョイント15を介してコントロールバルブ97に供給されると共に該コントロールバルブ97の各制御弁V1〜V5からそれぞれのアクチュエータへ送られる。
前記バケット用制御弁V1、ブーム用制御弁V2、アーム用制御弁V4、旋回用制御弁V5制御弁は、パイロット作動油によって切り換えられるパイロット操作切換弁によって構成され、バケット回動用制御弁V3は旋回機体93に設けられる切換レバーによって切り換えられる人力方式の切換弁によって構成されている。
左側の操作レバー146は、アーム用制御弁V4と旋回用制御弁V5とを制御するパイロット弁からなるアーム・旋回用リモコン弁147に取り付けられ、右側の操作レバー146は、ブーム用制御弁V2とバケット用制御弁V1とを制御するパイロット弁からなるブーム・バケット用リモコン弁148に取り付けられていて、該操作レバー146によって該リモコン弁147,148を操作可能としている。
そして、本実施の形態では、例えば、前記左側の操作レバー146を前後に揺動させることにより、アーム用制御弁V4が操作されてアーム122が前・後に揺動動作し、該左側の操作レバー146を左右に揺動させることにより、旋回用制御弁V5が操作されて旋回機体93が左・右に旋回動作する。
また、前記右側の操作レバー146を前後に揺動させることにより、ブーム用制御弁V2が操作されてブーム120が下げ・上げ動作し、該右側の操作レバー146を左右に揺動させることによりバケット用制御弁V1が操作されてバケット123がダンプ・掬い動作する。
ホイールローダの側面図である。 走行体及び旋回機体の側面図である。 走行体の平面図である。 走行系主動力伝達機構の平面断面図である。 メインブレーキ及び駐車ブレーキの平面断面図である。 作業装置の側面図である。 ホイールローダの油圧回路の旋回体側の油圧回路図である。 ホイールローダの油圧回路の走行体側の油圧回路図である。
符号の説明
6 走行機体
93 旋回機体
95 作業装置
120 ブーム
121 アームの揺動支点
122 アーム
122a アームの前側の長手方向縁部
123 バケット(作業具)
130 バケットの揺動支点
140 アーム前側の長手方向縁部の上部側と下部側とに接する接線

Claims (4)

  1. 機体(6,93)の前部に作業装置(95)を備え、この作業装置(95)を、基部側が機体(6,93)に上下揺動自在に支持されたブーム(120)と、該ブーム(120)の先端側に揺動支点(121)を介して前後揺動自在に連結されたアーム(122)と、該アーム(122)の先端側に背面下部が揺動支点(130)を介して枢支連結された作業具(123)とを備えて構成したローダにおいて、
    作業具(123)の底面が地面に対向し且つ作業具(123)が機体(6,93)に近接するようにアーム(122)を揺動させた作業姿勢において、
    アーム(122)の前側の長手方向縁部(122a)が、その長手方向中途部で作業具(123)の背面上部から後方に離れる方向に凸となるように屈曲形成され、
    作業具(123)の背面上部とアーム(122)の前側の長手方向縁部(122a)との間に、作業具(123)の背面上部側と前記長手方向縁部(122a)との干渉を回避する干渉回避スペース(141)が形成されていることを特徴とするローダ。
  2. 前記アーム(122)の長手方向縁部(122a)は、上部側が下方に行くに従って後方に移行する傾斜状となり且つ下部側が略垂下状となっていることを特徴とする請求項1に記載のローダ。
  3. 前記干渉回避スペース(141)は、アーム(122)の前側の長手方向縁部(122a)の長手方向中途部と、該長手方向縁部(122a)の上部側と下部側とに接する接線(140)との間に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のローダ。
  4. 一端が前記作業具(123)側に枢支連結された第1リンク(131)と、
    一端が前記作業具(123)の揺動支点(130)よりも上方で前記アーム(122)に枢支連結された第2リンク(133)と、
    前記第1リンク(131)及び第2リンク(133)の他端同士を連結する連結軸(134)と前記アーム(122)との間に設けられた作業具シリンダ(138)と、を有しており、
    前記作業具シリンダ(138)の基部は、前記アーム(122)の揺動支点(121)の後上方でアーム(122)と連結し、前記連結軸(134)は、前記長手方向縁部(122a)の上部側と下部側とに接する接線(140)より後方に位置すること特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のローダ。
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