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JP4591480B2 - コンピュータプログラム及びネットワーク端末 - Google Patents

コンピュータプログラム及びネットワーク端末 Download PDF

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JP4591480B2 JP2007173508A JP2007173508A JP4591480B2 JP 4591480 B2 JP4591480 B2 JP 4591480B2 JP 2007173508 A JP2007173508 A JP 2007173508A JP 2007173508 A JP2007173508 A JP 2007173508A JP 4591480 B2 JP4591480 B2 JP 4591480B2
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Description

本発明は、ネットワーク端末のマルチユーザ対応のオペレーティングシステム上で動作する通話アプリケーションと、ネットワーク端末に接続されるインターフェース機器との通信を制御する、コンピュータプログラム及びネットワーク端末に関する。
IP電話システムは、IP電話の事業者が提供する、発信・着信・音声通話を行うためのソフトウェアである通話アプリケーションを、パソコンや電話端末などに組み込むことにより利用することができる。通話アプリケーションには、利用者ID・表示名・プロフィールなどが登録されるため、IP電話のユーザの身分を表すものになっている。ここで例えばIP電話システムとしては、スカイプ等が挙げられる。
また近年のパソコンのオペレーティングシステムでは、複数の異なるユーザ環境を並列動作させることが可能なマルチユーザ環境が採用されている。各ユーザ環境では、通信アプリケーションなどのソフトウェアを各々独立して動作し続けることが可能とされる。ここで例えばオペレーティングシステムとしては、マイクロソフトのWindowsXP(登録商標)が挙げられる。WindowsXP(登録商標)では、Windows(登録商標)にあるユーザがログオンしている状態で、そのユーザをログアウトさせることなく、他のユーザがログオンすることが可能である。そして各々のユーザ環境下で、ソフトウェアを継続動作させることができる。
そして特許文献1には、ネットワーク通信可能なパソコンとハンドセットとが、USB接続されるシステムが記載されている。当該システムでは、ハンドセットを使うユーザが、パソコン内の通話アプリケーションを介して、ネットワーク先の機器のユーザとIP電話を行う。
特開2005−175722
通話アプリケーションには、利用者IDなどのユーザを特定するための情報が登録されているため、ユーザが通話等を行う際には、自分の利用者ID等が登録されている通話アプリケーションを使用する必要がある。しかし特許文献1では、マルチユーザ環境について触れられていない。すると、特許文献1の技術をマルチユーザ環境に適用する場合には、パソコン上で並列動作する各ユーザ環境において、それぞれ通話アプリケーションが動作する状態となる。
ユーザ環境ごとに通話アプリケーションが動作しているのに対し、ハンドセットとパソコンとを接続するために用いられる、入出力デバイスの動作を司るデバイスドライバは、オペレーティングシステム上に、デバイスの種類ごとに1つづつしか動作していない(例えば、HID(ヒューマンインターフェースデバイス)の制御を司るHIDドライバ、音声デバイスの制御を司る音声ドライバなどがある)。この状況で、ハンドセットから通話アプリケーションへ、通話先を選択するために通話先の候補一覧を要求するなどのコマンドが送信された場合、そのコマンドはHIDドライバが通話アプリケーションに伝達するものであるが、HIDドライバは、どの通話アプリケーションにコマンドを伝えてよいか判らない。そのため、全ての通話アプリケーションにコマンドを伝えてしまったり、ユーザが予想もつかない通話アプリケーションにコマンドを伝えてしまうことになる。すると、ハンドセットへは、複数の通話アプリケーションそれぞれから通話先の候補一覧が返ってきてしまい、ユーザは、どの通話先の候補一覧がどの通話アプリケーションから返信されたものかわからない。また、自分の利用者ID等が登録された通話アプリケーション以外から、ユーザが予想しない通話先の候補一覧が返ってきてしまい、ユーザが選択に困ってしまうということも考えられる。
なお、ユーザが通話先の候補一覧から通話先を選択すると、ハンドセットから通話アプリケーションへ、通話先との通話を要求するコマンドが送信される。ユーザの利用者ID等が登録された通話アプリケーション、もしくは、ユーザが予想した通話アプリケーションにコマンドが送信されれば、通話先へは、ユーザの利用者ID等もしくはユーザが予想した利用者ID等を用いて通話できるものであるが、このときも、どの通話アプリケーションにコマンドが伝達されるかどうかわからない。つまり、ユーザが予想しなかった利用者ID等を用いて通話してしまうことが考えられる。このようなことは、通話先の候補一覧の要求に限らず、このように通話アプリケーションとハンドセットとの間ではコマンド通信が混信することが十分にありうる。
通話アプリケーションを介して外部のIP電話端末と通話しているときは、通話アプリケーションから音声ドライバに音声データが入力され、音声ドライバが音声を再現し、ハンドセットに音声を伝達している。このような作用により、外部のIP電話端末からの音声がハンドセットで再生されている。別のIP電話端末から、他の通話アプリケーションに対して通話要求があった場合、他の通話アプリケーションは呼び出し音の音声データを音声ドライバに入力する。すると、音声ドライバは、通話中の音声データと、呼び出し音の音声データの双方から音声を再現してしまうので、通話中の音声と呼び出し音の双方が混信した状態でハンドセットから鳴ってしまうことになる。また、このような状態で、他の通話アプリケーションで通話を開始してしまうと、すでに通話中のハンドセットから、複数の通話音声が混信して流れ出すということになる。
これにより、他人の利用者ID等が登録されている通話アプリケーションを利用してIP電話を使用してしまったり、ハンドセットと複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信が発生するなどの事態が発生するため問題である。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ネットワーク端末のマルチユーザ対応のオペレーティングシステム上で動作する通話アプリケーションと、ネットワーク端末に接続されるインターフェース機器との通信を制御し、混信を防止する、コンピュータプログラム及びネットワーク端末の提供を目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るプログラムは、ネットワーク端末が備えるコンピュータを所定の手段として機能させるプログラムであり、前記ネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアである通話アプリケーションがインストールされており前記プログラムは、前記ユーザ環境の優先順位を決定するための設定入力を受け付ける優先順位受付手段と、前記優先順位受付手段が受け付けた前記設定入力に基づいて決定される前記優先順位を示す情報を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させる優先順位記憶制御手段と前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境ごとに前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に前記記憶装置から前記優先順位を示す情報を取得する優先順位取得手段と、前記オペレーティングシステム上でいずれの前記ユーザ環境が動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、該いずれの前記ユーザ環境が動作しているかを示す情報と前記優先順位取得手段が取得した前記優先順位を示す情報とに基づいて動作中の全ての前記ユーザ環境のうち前記優先順位が最も高い前記ユーザ環境を特定し、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段がいずれの前記ユーザ環境で動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、該優先順位が最も高い前記ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致する場合には前記連携手段前記連携制御を開始させる一方で、該優先順位が最も高い前記ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致しない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、して前記コンピュータ機能させることを特徴とする。
また、請求項に係るプログラムは、請求項1に記載のプログラムにおいて、前記通話アプリケーションが前記ネットワークを介して前記IP電話端末から前記IP電話通信の開始要求を受信したことに応じて該通話アプリケーションに対応する前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際には、該連携手段が動作するユーザ環境とは異なるユーザ環境上で動作する前記通話アプリケーションに対応する前記連携手段である他の連携手段において前記連携制御が行われているか否かを調査し、前記他の前記連携手段において前記連携制御が行われていないという調査結果である場合には前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記他の連携手段において前記連携制御が行われているという調査結果である場合には前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させないように前記コンピュータ機能させることを特徴とする。
また、請求項に係るプログラムは、請求項に記載のプログラムにおいて、前記通話アプリケーションが前記ネットワークを介して前記IP電話端末から前記IP電話通信の開始要求を受信することに応じて該通話アプリケーションに対応する前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に該連携手段が動作するユーザ環境とは異なるユーザ環境上で動作する前記通話アプリケーションに対応する前記連携手段である他の連携手段において前記連携制御が行われていないという調査結果に応じて前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させる場合には、該連携手段が動作するユーザ環境の前記優先順位を前記オペレーティングシステム上で動作中の全ての前記ユーザ環境のうち最も高い優先順位に決定して該決定した前記優先順位を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させように前記コンピュータ機能させることを特徴とする。
また、請求項に係るプログラムは、ネットワーク端末が備えるコンピュータを所定の手段として機能させるプログラムであり、前記ネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアである通話アプリケーションがインストールされており前記プログラムは、前記ユーザ環境のうちいずれかの前記ユーザ環境を指定ユーザ環境として指定するための設定入力を受け付ける指定ユーザ環境受付手段と、前記指定ユーザ環境受付手段が受け付けた設定入力に基づいて指定される前記指定ユーザ環境を示す情報を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させる指定ユーザ環境記憶制御手段と、前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境上において前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に前記記憶装置から前記指定ユーザ環境を示す情報を取得する指定ユーザ情報取得手段と、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段がいずれの前記ユーザ環境で動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、前記指定ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致する場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記指定ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致しない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、して前記コンピュータ機能させることを特徴とする。
また、請求項に係るプログラムは、ネットワーク端末が備えるコンピュータを所定の手段として機能させるプログラムであり、前記ネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており、前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列して同時に動作するソフトウェアである通話アプリケーションがインストールされており、前記プログラムは、前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境上において前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末から受信した前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーションが前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアとの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に、該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境は、該ユーザ環境上で動作中のアプリケーションを前記ネットワーク端末に備えられたユーザインターフェース装置を介してユーザが直接操作可能な状態であるアクティブ状態であるかを判断する取得手段と、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境が前記アクティブ状態である場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境が前記アクティブ状態でない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、して前記コンピュータを機能させることを特徴とする
また、請求項に係るプログラムは、請求項4または5に記載のプログラムにおいて、 前記通話アプリケーションが前記ネットワークを介して前記IP電話端末から前記IP電話通信の開始要求を受信したことに応じて該通話アプリケーションに対応する前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際には、該連携手段が動作するユーザ環境とは異なるユーザ環境上で動作する前記通話アプリケーションに対応する前記連携手段である他の連携手段において前記連携制御が行われているか否かを調査し、前記他の前記連携手段において前記連携制御が行われていないという調査結果である場合には前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記他の連携手段において前記連携制御が行われているという調査結果である場合には前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させない、ように前記コンピュータ機能させることを特徴とする。
また、請求項に係るネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアであるIP電話を行うための通話アプリケーションがインストールされている前記ネットワーク端末であって、前記ユーザ環境の優先順位を決定するための設定入力を受け付ける優先順位受付手段と、前記優先順位受付手段が受け付けた前記設定入力に基づいて決定される前記優先順位を示す情報を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させる優先順位記憶制御手段と前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境ごとに前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に前記記憶装置から前記優先順位を示す情報を取得する優先順位取得手段と、前記オペレーティングシステム上でいずれの前記ユーザ環境が動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、該いずれの前記ユーザ環境が動作しているかを示す情報と前記優先順位取得手段が取得した前記優先順位を示す情報とに基づいて動作中の全ての前記ユーザ環境のうち前記優先順位が最も高い前記ユーザ環境を特定し、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段がいずれの前記ユーザ環境で動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、該優先順位が最も高い前記ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致する場合には前記連携手段前記連携制御を開始させる一方で、該優先順位が最も高い前記ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致しない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、請求項に係るネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアである通話アプリケーションがインストールされている前記ネットワーク端末であって、前記ユーザ環境のうちいずれかの前記ユーザ環境を指定ユーザ環境として指定するための設定入力を受け付ける指定ユーザ環境受付手段と、前記指定ユーザ環境受付手段が受け付けた設定入力に基づいて指定される前記指定ユーザ環境を示す情報を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させる指定ユーザ環境記憶制御手段と、前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境上において前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に前記記憶装置から前記指定ユーザ環境を示す情報を取得する指定ユーザ情報取得手段と、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段がいずれの前記ユーザ環境で動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、前記指定ユーザと該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致する場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記指定ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致しない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、備える、ことを特徴とする。
また、請求項に係るネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアであるIP電話を行うための通話アプリケーションがインストールされているネットワーク端末であって、前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境上において前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に、該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境は、該ユーザ環境上で動作中のアプリケーションを前記ネットワーク端末に備えられたユーザインターフェース装置を介してユーザが直接操作可能な状態であるアクティブ状態であるかを判断する取得手段と、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境が前記アクティブ状態である場合には前記連携手段前記連携制御を開始させる一方で、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境が前記アクティブ状態でない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
請求項1に係るプログラムでは、取得手段により複数のユーザ環境間における優先順位を取得する。また連携手段により、通話アプリケーションとインターフェース機器とを連携制御する。そして動作中の全てのユーザ環境のうち、優先順位が最も高いユーザ環境上で動作する連携手段が、連携制御を行う。これにより、ネットワーク端末上では、通話アプリケーションとインターフェース機器が連携するユーザ環境を一義に設定することができる。よってマルチユーザ環境において、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信を防止することができる。かつ、優先順位が最も高いユーザ環境が選択されるので、ユーザは予想通りの通話アプリケーションを利用できる。
また、請求項2に係るプログラムでは、連携手段は、該連携手段が動作する自ユーザ環境と優先順位との関係に応じて、連携制御を行うか否かを決定する。これにより、優先順位に応じて、インターフェース機器と連携する通話アプリケーションを一義に設定することができる。
また、請求項3に係るプログラムでは、連携手段は、IP電話端末からアクセス要求が行われることに応じて、他の連携手段において連携制御が行われているか否かを調査する。そして自ユーザ環境以外の他のユーザ環境において連携制御が行われていない場合には、自ユーザ環境の連携手段が連携制御を行う。また他のユーザ環境において連携制御が行われている場合には、自ユーザ環境の連携手段は連携制御を行わない。これにより、ユーザ環境がオペレーティングシステム上で複数動作していても、他のIP電話端末からアクセス要求を受けた通話アプリケーションは、通話アプリケーション自身が動作するユーザ環境の優先順位にかかわらず、ネットワーク外の他のIP電話端末からのアクセス要求に、インターフェース機器と連携して対応することが可能となる。また、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における混信が防止されているので、他のIP電話端末からのアクセスに、誤りなく対応することが可能となる。
ここでIP電話端末とは、IP電話専用の端末に限られず、固定電話や携帯電話などを含む広い概念である。固定電話や携帯電話と、ネットワーク端末との間には、両者間の通信データ等の互換性を確保するための変換装置が接続される。変換装置としては、例えばスカイプイン装置と呼ばれる装置が挙げられる。
また、請求項4に係るプログラムでは、他のIP電話端末からのアクセス要求に応じて自ユーザ環境の連携手段が連携制御を行う場合には、該連携手段が動作する自ユーザ環境の優先順位を、動作中の全てのユーザ環境のうち最も高い順位に変更する。これにより、アクセス要求に応じてインターフェース機器と連携している通話アプリケーションと、他のユーザ環境で動作する通話アプリケーションとの間における通信の混信を、防止することができる。
また、請求項5に係るプログラムでは、取得手段により複数のユーザ環境の何れが指定ユーザ環境であるかを取得する。また連携手段により、通話アプリケーションとインターフェース機器とを連携制御する。そして指定ユーザ環境上で動作する連携手段が、連携制御を行う。これにより、ユーザは、通話アプリケーションとインターフェース機器が連携するユーザ環境を一義に設定することができる。よってマルチユーザ環境において、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信を防止することができる。
また、請求項7に係るプログラムでは、連携手段は、該連携手段が動作する自ユーザ環境と指定ユーザ環境との関係に応じて、連携制御を行うか否かを決定する。これにより、指定ユーザ環境に応じて、インターフェース機器と連携する通話アプリケーションを一義に設定することができる。
また、請求項8に係るプログラムでは、自ユーザ環境以外の他のユーザ環境において連携制御が行われていない場合には、自ユーザ環境を指定ユーザ環境に変更する。これにより、ユーザ環境がオペレーティングシステム上で複数動作していても、いわゆるログオン状態であるユーザ環境で動作する通話アプリケーションは、指定ユーザであるか否かにかかわらず、ネットワーク外の他のIP電話端末からのアクセス要求に、インターフェース機器と連携して対応することが可能となる。また、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における混信が防止されているので、他のIP電話端末からのアクセスに、誤りなく対応することが可能となる。
また、請求項9に係るプログラムでは、連携手段が起動する自ユーザ環境以外の他の全てのユーザ環境においてすでに動作中の連携手段が存在する場合に、自ユーザ環境における連携手段の起動を中止する。これによりマルチユーザ環境において、インターフェース機器と通話アプリケーションとを連携させる連携手段を、常に1つのみ動作させることができる。よって、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信を防止することができる。
また、請求項10に係るプログラムでは、連携手段が起動する自ユーザ環境以外の他の全てのユーザ環境においてすでに動作中の連携手段が存在する場合に、他のユーザ環境で動作中の連携手段を終了させる。これによりマルチユーザ環境において、インターフェース機器と通話アプリケーションとを連携させる連携手段を、常に1つのみ動作させることができる。よって、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信を防止することができる。
また、請求項11に係るネットワーク端末では、ユーザは、通話アプリケーションとインターフェース機器が連携するユーザ環境を一義に設定することができる。よってマルチユーザ環境において、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信を防止することができる。
また、請求項12および13に係るネットワーク端末では、マルチユーザ環境において、インターフェース機器と通話アプリケーションとを連携させる連携手段を、常に1つのみ動作させることができる。よって、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信を防止することができる。
以下、本発明に係るコンピュータプログラムおよびネットワーク端末1について具体化した第1ないし第4実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1実施形態を、図1ないし図5を用いて説明する。図1に、本発明に係るIP電話システムの概略構成を示す。図1に示すIP電話システムは、ネットワーク端末1、インターフェース機器2、IP電話端末3を備える。ここでネットワーク端末1としては、例えばパーソナルコンピュータが挙げられる。またインターフェース機器2は、IP電話をすることが可能な通話機を備えている。ネットワーク端末1とIP電話端末3とは、ネットワーク6を介して双方向通信可能に接続されている。またネットワーク端末1とインターフェース機器2とは、USBポートを介して接続されている。
尚、ネットワーク6に接続されるIP電話端末は1台に限られず、複数台あっても良く、本発明に係るIP電話システムは、複数のIP電話端末の各々とIP電話等をすることが可能であることは言うまでもない。またIP電話端末は、パーソナルコンピュータ等の端末装置に限られず、固定電話や携帯電話などであってもよいことは言うまでもない。この場合、固定電話や携帯電話と、ネットワーク端末との間には、両者間の通信データ等の互換性を確保するための変換装置(スカイプイン装置など)が接続される。
ネットワーク端末1には、複数の異なるユーザ環境を並列動作させることが可能なマルチユーザ環境を有するオペレーティングシステムが搭載されている。なお、オペレーティングシステムによって提供される各種機能そのものは公知なので、ここでの詳細な説明は省略する。
図1を用いて、ネットワーク端末1内で動作するアプリケーションソフトウェア間の通信状態について説明する。ネットワーク端末1に、ユーザAないしCがログオンしている場合を説明する。このときログオンユーザAないしCの各々に対応して、ユーザ環境40Aないし40Cが並列動作する。ユーザ環境40Aでは、スカイプアプリケーション50Aおよび連携アプリケーション51Aが動作する。同様にユーザ環境40Bでは、スカイプアプリケーション50Bおよび連携アプリケーション51Bが動作する。また同様にユーザ環境40Cでは、スカイプアプリケーション50Cおよび連携アプリケーション51Cが動作する。このように、ユーザ環境ごとにスカイプアプリケーションおよび連携アプリケーションが動作する。
連携手段である連携アプリケーション51Aないし51Cは、スカイプアプリケーション50Aないし50Cとデバイスドライバ52との間を連携させ、データDDの相互通信を行うアプリケーションソフトウェアである。オペレーティングシステム上には、連携アプリケーション51Aないし51Cの3つが並列して動作する。ここでデータDDには、ネットワーク端末1とインターフェース機器2との間の制御を行う各種コマンドや、メール等の通信データ等が含まれる。また各種コマンドには、通信先の候補一覧のデータを、インターフェイス機器2がスカイプアプリケーション50Aないし50Cに要求するコマンドや、通信先の候補一覧のデータを、スカイプアプリケーション50Aないし50Cからインターフェース機器2へ送信する旨のコマンドなどがある。
また通話アプリケーションであるスカイプアプリケーション50Aないし50Cは、ネットワーク6を介してIP電話端末3とデータDDおよび音声データADの相互通信を行うためのアプリケーションソフトウェアである。オペレーティングシステム上には、スカイプアプリケーション50Aないし50Cの3つが並列して同時に動作する。
また、デバイスドライバ52は、連携アプリケーション51Aないし51Cとインターフェース機器2との間を連携させ、データDDの相互通信を行うドライバソフトウェアである。オペレーティングシステム上には、デバイスドライバ52は1つしか動作しない。
また、音声ドライバ53は、スカイプアプリケーション50Aないし50Cとインターフェース機器2との間を連携させ、音声データADの通信を行うドライバソフトウェアである。スカイプアプリケーション50Aないし50Cから音声ドライバ53に音声データADが入力されると、音声ドライバ53は音声を再現した上でインターフェース機器2に伝達する。これにより、IP電話端末3から送信された音声データADが、インターフェース機器2で再生される。オペレーティングシステム上には音声ドライバ53は1つしか動作しない。
次に、図2を用いて、ネットワーク端末1の電気的構成について説明する。ネットワーク端末1には、ネットワーク端末1の制御を司るCPU11が備えられている。このCPU11には、バス26を介して、CPU11が実行するBIOS等のプログラムを記憶したROM21、CPU11により演算された各種の演算結果を一時的に記憶するRAM22、 データの記憶装置であるハードディスク25が接続される。RAM22には、ワーク領域22A等の各種の記憶エリアが設けられている。またハードディスク25には、ネットワーク端末1において実行されるスカイプアプリケーション50Aないし50C、連携アプリケーション51Aないし51C等を記憶する記憶エリア27が設けられている。
さらにバス26には、インターフェース機器2とのUSB接続を行うUSB用I/F29、ネットワーク6との通信を行うための通信用I/F30、ユーザに操作画面を表示するモニタ13への画面表示を行う表示制御部31、ユーザが操作の入力を行うキーボード14やマウス15の入力の検知を行う入力検知部32、が接続されている。キーボード14やマウスの接続形態は限定せず、赤外線などを使った無線通信でつながっていたり、短いLANケーブルでつながっていてもよい。
次に、第1実施形態における、ネットワーク端末1において実行される各アプリケーションの処理動作について、図3ないし図5のフローチャートを用いて説明する。第1実施形態は、優先順位に従って、ドライバとアプリケーションとの間の通信の排他を行う形態である。
ユーザAないしCがネットワーク端末1にログオンしている場合を例として説明する。まず、CPU11(図2)によって、記憶エリア27に記憶されているスカイプアプリケーションおよび連携アプリケーションが実行される。すると図1に示すように、ユーザ環境40Aないし40Cでは、スカイプアプリケーション50Aないし50C、および連携アプリケーション51Aないし51Cが並列して動作する。尚、以下の図3ないし図5に示す処理は、ネットワーク端末1のCPU11によって実行される。
図3のフローチャートを用いて、ログオン中のユーザの中での優先順位を決定するフローを説明する。このフローは、連携アプリケーションAないしCが起動するときに開始されてもよいし、ユーザ操作で任意に開始されるものでもよい。フローが開始されると、ステップ(以下、Sと略す)S1に進み、CPU11はウインドウズ(登録商標)のAPI(Application Program Interface)を用いて、ウインドウズ(登録商標)のログオンユーザを取得し、リストアップする。本実施形態の例では、ユーザAないしCがリストアップされる。更にCPU11は、ログオンユーザであるユーザAないしCのリストを、表示制御部31を介してモニタ13に表示する。そしてユーザによるキーボード14やマウス15の入力操作により、ユーザの優先順位が決定される。
S2において、リストアップされた全てのログオンユーザについて優先順位が決定したか否かが判断される。全てのログオンユーザの優先順位が決定していない場合(S2:NO)にはS1へ戻り、残りログオンユーザに対して再度優先順位が決定される。一方、全てのログオンユーザの優先順位が決定している場合(S2:YES)にはS3へ進む。本実施形態では、例として、ユーザAが1位、ユーザBが2位、ユーザCが3位に決定された場合を説明する。
S3においてCPU11は、決定されたユーザの優先順位を、ハードディスク25のレジストリに書き込む。これにより、ユーザの優先順位を決定するフローが終了する。
次に図4のフローチャートを用いて、通常動作時における連携アプリケーション51Aないし51Cの動作を説明する。この通常動作の処理は、IP電話端末3からのアクセス要求を待ち、アクセス要求に応じて動作する受信動作の処理と並列に動作している。
S11において、連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、ユーザ毎の優先順位をハードディスク25のレジストリから取得する。よって連携アプリケーション51Aないし51Cは、ユーザAないしCの優先順位が、1位ないし3位であることを認識する。
またS12において、連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、連携アプリケーション自身が動作するユーザ環境である動作環境を知るために、ウインドウズ(登録商標)のAPIを用いて、ユーザ環境のウインドウズユーザ名を取得する。よって連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、各々の動作環境が、ユーザ環境40Aないし40Cであることを認識する。
またS13において、連携アプリケーション51Aないし51Cは、現在ログオン中のウインドウズユーザ名を、ウインドウズ(登録商標)のAPIを用いて取得する。よって連携アプリケーション51Aないし51Cは、ログオン中のウインドウズユーザ名が、ユーザAないしCであることを認識する。
そしてS14において、連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、自身が動作する動作環境のユーザの優先順位が、現在ログオン中のウインドウズユーザのうちで最も高いか否かを判断する。本実施形態では、現在ログオン中のユーザAないしCの3人のうち、ユーザAの優先順位が1位であり最も高い。よって連携アプリケーション51Aが、動作環境であるユーザ環境40AのユーザAが最優先であると判断し(S14:YES)、S15へ進む。
なお、現在ログオン中のユーザがユーザBおよびCの2人である場合には、ログオン中のユーザのうちで優先順位が最も高いユーザBが最優先と判断される。また現在ログオン中のユーザがユーザCの1人のみである場合には、ユーザCが最優先と判断される。
S15では、デバイスドライバ52をハンドリングする処理が行われる。ハンドリングする処理では、デバイスドライバ52のハンドルを取得し、デバイスドライバ52からのコマンドを取得したり、デバイスドライバ52にコマンドを入力できるようになる。よってデバイスドライバ52と連携アプリケーション51Aとが一義に対応されるため、スカイプアプリケーション50Aとインターフェース機器2とが、1対1でデータDDを通信することが可能となる。よって、スカイプアプリケーション50Bおよび50Cからインターフェース機器2へコマンドが入力されることによるコマンドの混信を防止することができる。
S16では、インターフェース機器2は、スカイプアプリケーション50Aから受信したデータDDに基づき、各種のメッセージを処理する。そしてS11へ戻る。
一方、連携アプリケーション51Bおよび51Cでは、動作環境のユーザ環境40Bおよび40Cが最優先でないため(S14:NO)、S17へ進む。S17では、連携アプリケーション51Bおよび51Cが、デバイスドライバ52をハンドリングしているか否かが判断される。デバイスドライバをハンドリングしている場合(S17:YES)には、デバイスドライバ52が連携アプリケーション51Bまたは51Cに対応して動作中である状態である。すなわち最優先でないユーザのスカイプアプリケーションが、インターフェース機器2と通信可能とされている状態である。よってS18へ進み、デバイスドライバ52のハンドリングを終了(ハンドルを解放)した上でS11へ戻る。一方、デバイスドライバをハンドリングしていない場合(S17:NO)には、S11へ戻る。
これにより、優先順位に従って、デバイスドライバ52と連携アプリケーション51Bおよび51Cとの間の通信の排他を行うことができる。よって、デバイスドライバ52と連携動作をする連携アプリケーションを、連携アプリケーション51Aに一義に決定することができる。これにより、デバイスドライバ52がスカイプアプリケーション50Aないし50Cの全てにコマンドを送信してしまったり、ユーザが予想もつかないスカイプアプリケーションにコマンドを送信してしまうことが防止される。
また、インターフェース機器2から通話開始を要求するデータDDを取得できるスカイプアプリケーションがスカイプアプリケーション50Aに一義に決定され、かつ、外部機器からの通話開始要求を伝達するデータDDをインターフェース機器2に入力できるスカイプアプリケーションがスカイプアプリケーション50Aに一義に決定される。これにより、他のスカイプアプリケーション50Bまたは50Cを用いて通話が開始されることがないため、すでにスカイプアプリケーション50Aを用いて通話中のIP電話端末から、複数の通話音声が混信して流れ出してしまうという事態を防止することができる。
また図5のフローチャートを用いて、IP電話端末3からのアクセス要求に応じて動作する受信動作時における、連携アプリケーション51Aないし51Cの動作を説明する。図5のフローチャートは、連携アプリケーション51Aないし51Cが起動したときに開始され、IP電話端末3からのアクセス要求を待ち受けるループを含んでいる。本実施形態では例として、IP電話端末3からユーザBに対してアクセス要求が行われる場合の動作について説明する。
S21において、連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、連携アプリケーション自身が動作するユーザ環境である動作環境を知るために、ウインドウズ(登録商標)のAPIを用いて、ユーザ環境のウインドウズユーザ名を取得する。よって連携アプリケーション51Aないし51Cは、各々の動作環境が、ユーザ環境40Aないし40Cであることを認識する。
S22では、連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、スカイプアプリケーション50Aないし50Cから送信されるメッセージを処理する。
S23では、メッセージを処理した結果、メッセージの内容がIP電話端末3からのアクセス指令を受けた旨の受信通知であるか否かが判断される。その結果、受信通知が行われていないと判断された場合には、S22へ戻り、スカイプアプリケーション50からの受信通知の待ち受け状態とされる(待ち受けループに戻る)。一方、受信通知が行われていると判断された場合には、S24へ進む。本実施形態の例では、連携アプリケーション51Bにおいて、受信通知が行われていると判断される。
S24では、スカイプアプリケーションが受信可能な状態であるか否かが判断される。連携アプリケーション51Bは、連携アプリケーション51A、51Cが待機中であること、および、スカイプアプリケーション50Aおよび50Cが通話・チャット・ボイスメール等を実施していない旨の情報をワーク領域22Aから得る場合に、受信が可能である旨の判断を行い、S25へ進む。一方、連携アプリケーション51Bが、受信が可能でない旨の判断を行った場合には、S22へ戻り再度メッセージを処理することで、スカイプアプリケーション50からの受信通知の待ち受け状態とされる。
S25において連携アプリケーション51Bは、ユーザBの優先順位を最高位にして、ハードディスク25のレジストリに書き込む。よってレジストリに書き込まれる優先順位は、ユーザBが1位、ユーザAが2位、ユーザCが3位に書き換えられる。これにより、優先順位が最高位でない連携アプリケーション51A、51Cは、インターフェース機器2と通信をすることが禁止されるため、通信の混信が防止される。
S26では、連携アプリケーション51Bが、デバイスドライバ52を既にハンドリングしているか否かが判断される。連携アプリケーション51Bがデバイスドライバ52をまだハンドリングしていない場合(S26:NO)には、S27へ進み、デバイスドライバ52のハンドリングが行われる。よって連携アプリケーション51Bに対応してデバイスドライバ52がハンドリングされる。そしてS28へ進む。一方、連携アプリケーション51Bが既にデバイスドライバ52をハンドリングしている場合(S26:YES)は、S28へ進む。
S28では、連携アプリケーション51Bは、IP電話端末3からのアクセス要求を受信した旨を、デバイスドライバ52を経由してインターフェース機器2へ通知する。このとき、ワーク領域22Aは、スカイプアプリケーション51Bを介して通話中であることを示す記憶状態にされる。そして通知を受けたユーザBは、インターフェース機器2を用いてIP電話端末3との通信を開始する。これによりフローが終了する。なお、ユーザBがインターフェース機器2にて通話終了の入力を行うと、通話終了を示すコマンドが連携アプリケーション51Bに伝達される。ワーク領域22Aは、連携アプリケーション51Bによって、スカイプアプリケーション51Bを介して通話中でないことを示す記憶状態にされる。
以上説明したように、第1実施形態に係るネットワーク端末1及びコンピュータプログラムでは、現在ログオン中のウインドウズユーザのうち、優先順位が最も高いユーザのユーザ環境上で動作する連携アプリケーションが、スカイプアプリケーションとインターフェース機器2とを連携させ、相互通信を可能とする。これにより、ネットワーク端末1上では、スカイプアプリケーションとインターフェース機器2が連携するユーザ環境を一義に設定することができる。よってマルチユーザ環境において、インターフェース機器2と複数のスカイプアプリケーション50Aないし50Cとの間における通信の混信を防止することができる。かつ、優先順位が最も高いユーザ環境が選択されるので、ユーザは予想通りのスカイプアプリケーションを利用できる。
また第1実施形態に係るネットワーク端末1及びコンピュータプログラムでは、連携アプリケーション51Aないし51Cは、該連携アプリケーションが動作する自ユーザ環境と優先順位との関係に応じて、連携制御を行うか否かを決定する。これにより、優先順位に応じて、インターフェース機器2と連携するスカイプアプリケーションを一義に設定することができる。
また第1実施形態に係るネットワーク端末1及びコンピュータプログラムでは、連携アプリケーションは、IP電話端末からアクセス要求が行われることに応じて、他の連携アプリケーションにおいて連携制御が行われているか否かを調査する。そして連携アプリケーションは、自身が動作する自ユーザ環境以外の他のユーザ環境において連携制御が行われていない場合には、連携制御を行う。また連携アプリケーションは、他のユーザ環境において連携制御が行われている場合には、連携制御を行わない。これにより、ユーザ環境40Aないし40Cがオペレーティングシステム上で複数動作していても、他のIP電話端末からアクセス要求を受けたスカイプアプリケーションは、スカイプアプリケーション自身が動作するユーザ環境の優先順位にかかわらず、ネットワーク外の他のIP電話端末3からのアクセス要求に、インターフェース機器2と連携して対応することが可能となる。また、インターフェース機器2と複数のスカイプアプリケーション50Aないし50Cとの間における混信が防止されているので、他のIP電話端末3からのアクセスに、誤りなく対応することが可能となる。
また第1実施形態に係るネットワーク端末1及びコンピュータプログラムでは、他のIP電話端末3からのアクセス要求に応じて連携アプリケーションが連携制御を行う場合には、該連携アプリケーションが動作する自ユーザ環境の優先順位を、動作中の全てのユーザ環境のうち最も高い順位に変更する。これにより、アクセス要求に応じてインターフェース機器2と連携しているスカイプアプリケーションと、他のユーザ環境で動作するスカイプアプリケーションとの間における通信の混信を、防止することができる。
また第1実施形態に係るネットワーク端末1及びコンピュータプログラムでは、優先順位をネットワーク端末1のレジストリ等の記憶装置に記憶させ、記憶装置から優先順位を読み出す。これにより、各々のユーザ環境40Aないし40C上で動作する連携アプリケーション51Aないし51Cで、1つの優先順位を共有する事が可能となる。また、ユーザが入力した優先順位を記憶装置に書き込むように構成すれば、ユーザは、常に所望したユーザ環境におけるスカイプアプリケーションを用いることができる。
また、IP電話端末3からのアクセス要求に応答したユーザ環境の優先順位を最高として記憶装置に書き込むように構成される。よってアクセス要求へ応答したユーザは、その後、別のスカイプアプリケーションからのアクセス要求へ応答するまでは、そのスカイプアプリケーションを常に用いることが可能となる。このことは特に、いったん通話を切り、それから同じ相手に対し通話を行いたいときに都合がよい。
なお、第1実施形態では、ログオン中のユーザの中での優先順位に従って、ドライバとアプリケーションとの間の通信の排他を行う形態を説明したが、通信の排他を行う方法はこれに限られない。例えば、ログオン中のユーザからある固定のユーザを指定するように変更することで、通信の排他を行う形態とすることも可能である。
固定のユーザを指定することで通信の排他を行う形態を、図3および図4のフローの一部を変更しながら、以下に説明する。例として、ユーザAが指定される場合を説明する。図3のS1では、ユーザの優先順位の決定に代えて、ユーザAが指定ユーザに決定される。S2では、優先順位が決定したか否かの判断に代えて、指定ユーザが決定したか否かが判断される。S3では、決定された優先順位に代えて、決定された指定ユーザ(ユーザA)が、ハードディスク25のレジストリに書き込まれる。
図4のS11では、連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、指定ユーザ(ユーザA)をハードディスク25のレジストリから取得する。S14では、連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、指定ユーザのユーザ環境と動作環境とが一致するか否かを判断する。なお図4のその他のステップについては変更がないため、ここでは詳細な説明を省略する。これにより、ユーザAを指定すれば、通話ができるユーザ環境がユーザAのみに固定されるため、ユーザBおよびCとの間の通信の混信を防止することができる。
第2実施形態を、図6を用いて説明する。第2実施形態は、アクティブ状態とされているユーザ環境のユーザを指定することで、ドライバとアプリケーションとの間の通信の排他を行う形態である。なおネットワーク端末1の構成等は第1実施形態と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
図6のフローチャートを用いて、通常動作時における連携アプリケーション51Aないし51Cの動作を説明する。S51において、連携アプリケーション51Aないし51Cの各々は、連携アプリケーション自身が動作するユーザ環境である動作環境がアクティブ状態であるか否かを判断する。ここでアクティブ状態とは、ネットワーク端末1に備えられたモニタ13、キーボード14等のユーザインターフェース装置を介して、そのユーザ環境におけるスカイプアプリケーション等をユーザが直接操作可能な状態を指す。本実施形態では、例として、ユーザ環境40Aがアクティブ状態である場合を説明する。すると、連携アプリケーション51Aのみが、動作環境であるユーザ環境40Aがアクティブ状態であると判断し(S51:YES)、S52へ進む。
S52では、デバイスドライバ52のハンドリングが行われる。
S53では、インターフェース機器2では、スカイプアプリケーション50Aから受信したデータDDに基づき、各種のメッセージを処理する。そしてS51へ戻る。
一方、連携アプリケーション51Bおよび51Cでは、ユーザ環境40Bおよび40Cがアクティブ状態ではないため(S51:NO)、S54へ進む。S54では、連携アプリケーション51Bおよび51Cが、デバイスドライバ52をハンドリングしているか否かが判断される。ドライバをハンドリングしている場合(S54:YES)には、アクティブ状態でないユーザ環境のスカイプアプリケーションが、インターフェース機器2と通信可能とされている状態である。よってS55へ進み、デバイスドライバ52のハンドリングを終了した上でS51へ戻る。一方、デバイスドライバ52をハンドリングしていない場合(S54:NO)には、S51へ戻る。
以上説明したように、第2実施形態に係るネットワーク端末1及びコンピュータプログラムでは、ユーザ環境上で動作中のアプリケーションをユーザが直接操作可能な状態であるアクティブ状態とされているユーザ環境に対応して、デバイスドライバ52がハンドリングされる。これによりユーザは、自分の情報が登録された通話アプリケーションが動作するユーザ環境をアクティブにするだけで、インターフェース機器2から自分の通話アプリケーションを動作させることができる。よってさらなる操作の簡易化を図ることができる。
第3実施形態を、図7を用いて説明する。第3実施形態は、先に動作している連携アプリケーションを優先して動作させることで、連携アプリケーションの動作の排他を行う形態である。なおネットワーク端末1の構成等は第1実施形態と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。なお動作の説明は、ユーザAないしCがネットワーク端末1にログオンし、ユーザ環境40Aないし40Cが並列動作している場合について説明する。また例として、ユーザAがスカイプアプリケーション50Aを用いて通信を開始する場合を説明する。
ユーザAによる指示に応じて、連携アプリケーション51Aの起動処理が開始される。S61において、起動処理中の連携アプリケーション51Aは、まずユーザAの自ユーザ環境であるユーザ環境40Aにおいて、既に連携アプリケーション51Aが動作しているか否かを判断する。既に連携アプリケーション51Aが動作している場合(S61:YES)には、起動中の連携アプリケーション51Aは自身の起動処理を終了する。一方、連携アプリケーション51Aが動作していない場合(S61:NO)には、S62へ進む。
S62において、起動処理中の連携アプリケーション51Aは、他のユーザ環境であるユーザ環境40Bおよび40Cにおいて、既に連携アプリケーション51Bおよび51Cが動作しているか否かを判断する。既に連携アプリケーション51Bまたは51Cが動作している場合(S62:YES)には、起動中の連携アプリケーション51Aは、自身の起動処理を終了する。一方、連携アプリケーション51Bまたは51Cが動作していない場合(S62:NO)には、連携アプリケーション51Aは、自身の起動処理を完了させる。
以上説明したように、第3実施形態に係るネットワーク端末1及びコンピュータプログラムでは、連携アプリケーションが起動する自ユーザ環境以外の他の全てのユーザ環境においてすでに動作中の連携アプリケーションが存在する場合に、自ユーザ環境における連携アプリケーションの起動を中止する。これにより、例えば先にあるユーザ環境で動作している連携アプリケーションが存在している場合には、後から他のユーザ環境で連携アプリケーションを起動しようとしても、その起動を排他することができる。よって、全てのユーザ環境下で、動作している連携アプリケーションを常に1つにすることができる。よって、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信を防止することができる。
第4実施形態を、図8を用いて説明する。第4実施形態は、後から起動する連携アプリケーションを優先して動作させることで、連携アプリケーションの動作の排他を行う形態である。なおネットワーク端末1の構成等は第1実施形態と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。なお動作の説明は、ユーザAないしCがネットワーク端末1にログオンし、ユーザ環境40Aないし40Cが並列動作している場合について説明する。また例として、ユーザAがスカイプアプリケーション50Aを用いて通信を開始する場合を説明する。
ユーザAによる指令に応じて、連携アプリケーション51Aの起動処理が開始される。S71において、起動処理中の連携アプリケーション51Aは、まずユーザAの自ユーザ環境であるユーザ環境40Aにおいて、既に連携アプリケーション51Aが動作しているか否かを判断する。既に連携アプリケーション51Aが動作している場合(S71:YES)には、起動中の連携アプリケーション51Aは自身の起動処理を終了する。一方、連携アプリケーション51Aが動作していない場合(S71:NO)には、S72へ進む。
S72において、起動処理中の連携アプリケーション51Aは、他のユーザ環境であるユーザ環境40Bおよび40Cにおいて、既に連携アプリケーション51Bおよび51Cが動作しているか否かを判断する。既に連携アプリケーション51Bまたは51Cが動作している場合(S72:YES)には、S73へ進む。S73では、起動処理中の連携アプリケーション51Aは、他のユーザ環境であるユーザ環境40Bおよび40Cにおいて動作中の連携アプリケーション51Bまたは51Cに対して、終了イベントを発行する。終了イベントを受けた連携アプリケーション51Bまたは51Cは、動作を終了する。そして連携アプリケーション51Aの起動処理が完了し、動作状態となる。
その後、S74およびS75において、連携アプリケーション51Aに対する終了イベントの発行の有無が確認される。S74では、動作中の連携アプリケーション51Aは、他の起動処理中の連携アプリケーション51Bまたは51Cにおいて、終了イベントが発行されたか否かを監視する。終了イベントが発行されている場合(S74:YES)には、連携アプリケーション51Aは、終了イベントに応じて自身の動作を終了する。一方、終了イベントが発行されていない場合(S74:NO)には、S75に進む。S75では、引き続き連携アプリケーション51Aとスカイプアプリケーション50Aとの連携処理が行われる。以後、S74とS75とが繰り返されることによって、連携アプリケーション51Aは、終了イベントの待ち受け状態とされる。
以上説明したように、第4実施形態に係るネットワーク端末1及びコンピュータプログラムでは、連携アプリケーションが起動する自ユーザ環境以外の他の全てのユーザ環境においてすでに動作中の連携アプリケーションが存在する場合に、他のユーザ環境で動作中の連携アプリケーションを終了させる。すなわち、先にあるユーザ環境で連携アプリケーションが動作中である場合に、後から他のユーザ環境で連携アプリケーションを起動しようとすると、先に動作中の連携アプリケーションが終了される。これにより、先に動作している連携アプリケーションの動作を排他することができる。よって、全てのユーザ環境下で、動作している連携アプリケーションを常に1つにすることができる。よって、インターフェース機器と複数の通話アプリケーションとの間における通信の混信を防止することができる。
尚、本発明は上記第1ないし第4実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。図3におけるログオン中のユーザの中での優先順位を決定するフローを行うためのアプリケーションプログラムが、別途、オペレーティングシステム上で動作する形態であってもよいし、インターフェース機器で選択を行い、ネットワーク端末に記憶させる形態であってもよい。また、優先順位がインターフェース機器に記憶されており、連携アプリケーションがインターフェース機器内の記憶を参照する形態となっていてもよい。また、第1実施形態と第2実施形態において、連携アプリケーションは連携処理を行うときにデバイスドライバのハンドリングを行い、連携処理を終了するときにハンドリングを終了する形態を示した。この形態に代えて、連携アプリケーションはデバイスドライバを常にハンドリングしており、連携処理を行う時はデータDDの伝送を行い、連携処理を行わない時はデータDDの伝送を行わない形態としてもよい。
本発明に係るIP電話システムの概略構成図である。 ネットワーク端末1の電気的構成を示す図である。 第1実施形態に係る優先順位を決定するフローチャートである。 第1実施形態に係る通常動作時における連携アプリケーションの動作を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る受信動作時における連携アプリケーションの動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る通常動作時における連携アプリケーションの動作を説明するフローチャートである。 第3実施形態に係る動作の排他を説明するフローチャートである。 第4実施形態に係る動作の排他を説明するフローチャートである。
1 ネットワーク端末
2 インターフェース機器
3 IP電話端末
6 ネットワーク
40Aないし40C ユーザ環境
50Aないし50C スカイプアプリケーション
51Aないし51C 連携アプリケーション
52 デバイスドライバ
53 音声ドライバ

Claims (9)

  1. ネットワーク端末が備えるコンピュータを所定の手段として機能させるプログラムであり、
    前記ネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアである通話アプリケーションがインストールされており
    前記プログラムは、
    前記ユーザ環境の優先順位を決定するための設定入力を受け付ける優先順位受付手段と、
    前記優先順位受付手段が受け付けた前記設定入力に基づいて決定される前記優先順位を示す情報を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させる優先順位記憶制御手段と
    前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境ごとに前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、
    前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に前記記憶装置から前記優先順位を示す情報を取得する優先順位取得手段と、
    前記オペレーティングシステム上でいずれの前記ユーザ環境が動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、該いずれの前記ユーザ環境が動作しているかを示す情報と前記優先順位取得手段が取得した前記優先順位を示す情報とに基づいて動作中の全ての前記ユーザ環境のうち前記優先順位が最も高い前記ユーザ環境を特定し、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段がいずれの前記ユーザ環境で動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、該優先順位が最も高い前記ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致する場合には前記連携手段前記連携制御を開始させる一方で、該優先順位が最も高い前記ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致しない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、
    して前記コンピュータ機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 前記通話アプリケーションが前記ネットワークを介して前記IP電話端末から前記IP電話通信の開始要求を受信したことに応じて該通話アプリケーションに対応する前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際には、該連携手段が動作するユーザ環境とは異なるユーザ環境上で動作する前記通話アプリケーションに対応する前記連携手段である他の連携手段において前記連携制御が行われているか否かを調査し、前記他の前記連携手段において前記連携制御が行われていないという調査結果である場合には前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記他の連携手段において前記連携制御が行われているという調査結果である場合には前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させない
    ように前記コンピュータ機能させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記通話アプリケーションが前記ネットワークを介して前記IP電話端末から前記IP電話通信の開始要求を受信することに応じて該通話アプリケーションに対応する前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に該連携手段が動作するユーザ環境とは異なるユーザ環境上で動作する前記通話アプリケーションに対応する前記連携手段である他の連携手段において前記連携制御が行われていないという調査結果に応じて前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させる場合には、該連携手段が動作するユーザ環境の前記優先順位を前記オペレーティングシステム上で動作中の全ての前記ユーザ環境のうち最も高い優先順位に決定して該決定した前記優先順位を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させ
    ように前記コンピュータ機能させる
    ことを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  4. ネットワーク端末が備えるコンピュータを所定の手段として機能させるプログラムであり、
    前記ネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアである通話アプリケーションがインストールされており
    前記プログラムは、
    前記ユーザ環境のうちいずれかの前記ユーザ環境を指定ユーザ環境として指定するための設定入力を受け付ける指定ユーザ環境受付手段と、
    前記指定ユーザ環境受付手段が受け付けた設定入力に基づいて指定される前記指定ユーザ環境を示す情報を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させる指定ユーザ環境記憶制御手段と、
    前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境上において前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、
    前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に前記記憶装置から前記指定ユーザ環境を示す情報を取得する指定ユーザ情報取得手段と、
    前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段がいずれの前記ユーザ環境で動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、前記指定ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致する場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記指定ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致しない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、
    して前記コンピュータ機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  5. ネットワーク端末が備えるコンピュータを所定の手段として機能させるプログラムであり、
    前記ネットワーク端末は、IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており、前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアである通話アプリケーションがインストールされており
    前記プログラムは、
    前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境上において前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、
    前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に、該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境は、該ユーザ環境上で動作中のアプリケーションを前記ネットワーク端末に備えられたユーザインターフェース装置を介してユーザが直接操作可能な状態であるアクティブ状態であるかを判断する取得手段と、
    前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境が前記アクティブ状態である場合には前記連携手段前記連携制御を開始させる一方で、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境が前記アクティブ状態でない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、
    して前記コンピュータ機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 前記通話アプリケーションが前記ネットワークを介して前記IP電話端末から前記IP電話通信の開始要求を受信したことに応じて該通話アプリケーションに対応する前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際には、該連携手段が動作するユーザ環境とは異なるユーザ環境上で動作する前記通話アプリケーションに対応する前記連携手段である他の連携手段において前記連携制御が行われているか否かを調査し、前記他の前記連携手段において前記連携制御が行われていないという調査結果である場合には前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記他の連携手段において前記連携制御が行われているという調査結果である場合には前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段に前記連携制御を開始させない、
    ように前記コンピュータ機能させる
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のプログラム。
  7. IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアであるIP電話を行うための通話アプリケーションがインストールされている前記ネットワーク端末であって、
    前記ユーザ環境の優先順位を決定するための設定入力を受け付ける優先順位受付手段と、
    前記優先順位受付手段が受け付けた前記設定入力に基づいて決定される前記優先順位を示す情報を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させる優先順位記憶制御手段と
    前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境ごとに前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、
    前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に前記記憶装置から前記優先順位を示す情報を取得する優先順位取得手段と、
    前記オペレーティングシステム上でいずれの前記ユーザ環境が動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、該いずれの前記ユーザ環境が動作しているかを示す情報と前記優先順位取得手段が取得した前記優先順位を示す情報とに基づいて動作中の全ての前記ユーザ環境のうち前記優先順位が最も高い前記ユーザ環境を特定し、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段がいずれの前記ユーザ環境で動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、該優先順位が最も高い前記ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致する場合には前記連携手段前記連携制御を開始させる一方で、該優先順位が最も高い前記ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致しない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とするネットワーク端末。
  8. IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアである通話アプリケーションがインストールされている前記ネットワーク端末であって、
    前記ユーザ環境のうちいずれかの前記ユーザ環境を指定ユーザ環境として指定するための設定入力を受け付ける指定ユーザ環境受付手段と、
    前記指定ユーザ環境受付手段が受け付けた設定入力に基づいて指定される前記指定ユーザ環境を示す情報を前記ネットワーク端末の記憶装置に記憶させる指定ユーザ環境記憶制御手段と、
    前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境上において前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、
    前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に前記記憶装置から前記指定ユーザ環境を示す情報を取得する指定ユーザ情報取得手段と、
    前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段がいずれの前記ユーザ環境で動作しているかを示す情報を前記オペレーティングシステムから取得し、前記指定ユーザと該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致する場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させる一方で、前記指定ユーザ環境と該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境とが一致しない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とするネットワーク端末。
  9. IP電話端末とネットワークを介して接続しており、前記IP電話端末とIP電話通信を行うための音声データを入出力する手段を備えたインターフェース機器と接続しており、ユーザがログインすることに応じて生成される環境であってユーザ毎に対応したデスクトップ環境やデータ保存領域などを備える各ユーザに専用のユーザ環境を同時に複数並列動作させることで1台のネットワーク端末を複数のユーザで利用可能なマルチユーザ対応のオペレーティングシステムを備えており前記インターフェース機器と前記ネットワーク端末との間で音声データを含むデータを通信するIP電話通信を行うためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で1つ動作するソフトウェアであるドライバソフトウェアがインストールされており、前記ネットワークを介して前記IP電話端末との間で前記IP電話通信に係る音声データを含むデータを通信するためのソフトウェアであって前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境毎に並列し同時に動作するソフトウェアであるIP電話を行うための通話アプリケーションがインストールされているネットワーク端末であって、
    前記オペレーティングシステム上で前記ユーザ環境が同時に複数並列動作している場合に前記オペレーティングシステム上で各々の前記ユーザ環境上において前記通話アプリケーションに対応して動作する手段であって、前記通話アプリケーションが前記IP電話端末からした前記音声データを前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器へ送信すると共に前記ドライバソフトウェアが前記インターフェース機器から受信した前記音声データを前記通話アプリケーション前記IP電話端末へ送信することで前記IP電話通信を実現するために前記通話アプリケーションと前記ドライバソフトウェアの間で前記音声データの送受信をさせる制御である連携制御を行う連携手段と、
    前記連携手段が前記連携制御を開始しようとする際に、該連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境は、該ユーザ環境上で動作中のアプリケーションを前記ネットワーク端末に備えられたユーザインターフェース装置を介してユーザが直接操作可能な状態であるアクティブ状態であるかを判断する取得手段と、
    前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境が前記アクティブ状態である場合には前記連携手段前記連携制御を開始させる一方で、前記連携制御を開始しようとしている前記連携手段が動作している前記ユーザ環境が前記アクティブ状態でない場合には前記連携手段に前記連携制御を開始させない制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とするネットワーク端末。
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