JP4581472B2 - 有機ケイ素化合物とその製造方法、およびポリシロキサンとその製造方法 - Google Patents
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Description
最近では式(4)で示される不完全縮合型構造を有するシルセスキオキサンは、米国のハイブリッドプラスチック社 (Hybrid plastics Inc.) より市販されているが、その種類は限られている。
式(6)において、i-Prはイソプロピル基を表し、nは1~4の整数である。
(1)式(1)で示される有機ケイ素化合物。
ここに、それぞれのR1は水素、炭素原子の数が1〜45であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはシクロアルケニレンで置き換えられてもよいアルキル、置換もしくは非置換のアリール、および、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキレンと置換もしくは非置換のアリールとで構成されるアリールアルキルから独立して選択される基である。
(2)それぞれのR1が、水素、および炭素原子の数が1〜30であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキルから独立して選択される基である、前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(3)それぞれのR1が、水素、炭素原子の数が2〜20であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルケニル、および炭素原子の数が1〜20であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして少なくとも1つの−CH2−がシクロアルケニレンで置き換えられるアルキルから独立して選択される基である前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(4)それぞれのR1が、水素、任意の水素がハロゲンまたは1〜10の炭素原子を有するアルキルで置き換えられてもよいフェニルおよびナフチルから独立して選択される基であり;フェニルの置換基であるアルキルにおいて、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはフェニレンで置き換えられてもよく;そして、フェニルまたはナフチルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(5)それぞれのR1が、水素、および任意の水素がハロゲンまたは1〜10の炭素原子を有するアルキルで置き換えられてもよいフェニルと1〜12の炭素原子を有するアルキレンとで構成されるフェニルアルキルから独立して選択される基であり;フェニルの置換基であるアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはフェニレンで置き換えられてもよく;該アルキレンにおいて、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−は−O−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよく;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(6)それぞれのRが、水素、および任意の水素がハロゲンまたは1〜10の炭素原子を有するアルキルで置き換えられてもよいフェニルと2〜12の炭素原子を有するアルケニレンとで構成されるフェニルアルケニルから独立して選択される基であり;フェニルの置換基である1〜10の炭素原子を有するアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはフェニレンで置き換えられてもよく;該アルケニレンにおいて、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−は−O−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよく;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし、異なる基であってもよい、前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(7)それぞれのR1が、水素、炭素原子の数が1〜8であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはシクロアルケニレンで置き換えられてもよいアルキル、任意の水素がハロゲン、メチルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニル、任意の水素がフッ素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ビニルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニルと炭素原子の数が1〜8であり、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキレンとで構成されるフェニルアルキルおよびナフチルから独立して選択される基であり;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(8)すべてのR1が、水素、炭素原子の数が1〜8であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはシクロアルケニレンで置き換えられてもよいアルキル、任意の水素がハロゲン、メチルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニル、任意の水素がフッ素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ビニルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニルと炭素原子の数が1〜8であり、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキレンとで構成されるフェニルアルキルおよびナフチルから選択される同一の基であり;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(9)すべてのR1が、水素、任意の水素がハロゲン、メチルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニル、任意の水素がフッ素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ビニルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニルと炭素原子の数が1〜8であり、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキレンとで構成されるフェニルアルキルおよびナフチルから選択される同一の基であり;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(10)すべてのR1がフェニルである、前記第1項記載の有機ケイ素化合物。
(11)式(2)で示される有機ケイ素化合物を用いることを特徴とする前記第1項記載の有機ケイ素化合物の製造方法。
ここに、R2は前記第1項に記載の式(1)におけるR1と同一の意味を有し、Mは1価のアルカリ金属原子である。
(12)式(2)で示される有機ケイ素化合物とプロトン供与体とを反応させることを特徴とする、前記第1項記載の有機ケイ素化合物の製造方法。
(13)式(2)で示される有機ケイ素化合物と無機酸とを反応させることを特徴とする、前記第1記載の有機ケイ素化合物の製造方法。
(14)式(2)で示される有機ケイ素化合物と有機酸とを反応させることを特徴とする、前記第1項記載の有機ケイ素化合物の製造方法。
(15)式(3)で示されるポリシロキサン。
ここに、R3は前記第1項に記載の式(1)におけるR1と同一の意味を有し、mは2から1000の整数である。
(16)mが2から500の整数である前記第15項記載のポリシロキサン。
(17)mが2から50の整数である前記第15項記載のポリシロキサン。
(18)前記第1項〜第10項の何れか1項記載の有機ケイ素化合物の重縮合反応により得られるポリシロキサン。
(19)前記第1項〜第10項の何れか1項記載の有機ケイ素化合物と、加水分解性基を有する有機ケイ素化合物との反応により得られるポリシロキサン。
(20)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がシラノールを有する有機ケイ素化合物である前記第19項記載のポリシロキサン。
(21)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がアルコキシ基を有する有機ケイ素化合物である前記第19項記載のポリシロキサン。
(22)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がアセトキシ基を有する有機ケイ素化合物である前記第19項記載のポリシロキサン。
(23)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がクロロシリル基を有する有機ケイ素化合物である前記第19項記載のポリシロキサン。
(24)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がアミノ基を有する有機ケイ素化合物である前記第19項記載のポリシロキサン。
(25)前記第1項〜第10項の何れか1項記載の有機ケイ素化合物を重縮合させることを特徴とするポリシロキサンの製造方法。
(26)前記第1項〜第10項の何れか1項記載の有機ケイ素化合物と、加水分解性基を有する有機ケイ素化合物とを反応させることを特徴とするポリシロキサンの製造方法。
(27)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がシラノールを有する有機ケイ素化合物である前記第26項記載のポリシロキサンの製造方法。
(28)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がアルコキシ基を有する有機ケイ素化合物である前記第26項記載のポリシロキサンの製造方法。
(29)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がアセトキシ基を有する有機ケイ素化合物である前記第26項記載のポリシロキサンの製造方法。
(30)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がクロロシリル基を有する有機ケイ素化合物である前記第26項記載のポリシロキサンの製造方法。
(31)加水分解性基を有する有機ケイ素化合物がアミノ基を有する有機ケイ素化合物である前記第26項記載のポリシロキサンの製造方法。
式(1)において、R1のそれぞれは水素、炭素数1〜45のアルキル、置換または非置換のアリール、および置換または非置換のアリールアルキルからなる群から独立して選択される基である。すべてのRが同一の基であることが好ましいが、8個のR1が異なる2つ以上の基で構成されていてもよい。
式(7)において、R7は式(2)におけるR2と同様に定義され、A1は加水分解性の基である。従って、最も好ましいR7の例は、前記のようにフェニル、ハロゲン化フェニル、少なくとも1つのメチルを有するフェニル、メトキシフェニル、ナフチル、フェニルメチル、フェニルエチル、フェニルブチル、2−フェニルプロピル、1−メチル−2−フェニルエチル、ペンタフルオロフェニルプロピル、4−エチルフェニルエチル、3−エチルフェニルエチル、4−(1,1−ジメチルエチル)フェニルエチル、4−エテニルフェニルエチル、1−(4−エテニルフェニル)エチル、4−メトキシフェニルプロピル、およびフェノキシプロピルである。そして、A1の好ましい例は塩素、アセトキシおよびアルコキシである。このアルコキシ基は加水分解によって脱離される基であるから、その炭素数の範囲を限定することにはあまり意味がない。しかしながら、入手のしやすさ考慮すると、その炭素数は1〜4である。
また、反応に際しては縮合触媒を添加したり、系内から水を抜き出しながら反応を行なうことにより、効果的に反応を進行させ、高分子量体を得ることが出来る。
ここに、式(3)において、R3は請求項1記載の式(1)におけるR1と同様に定義される基であり、mは2から1000の整数である。
式(4)、式(5)において、R4およびR5は式(1)におけるR1と同様に定義される基である。
また、市販されていない化合物でも、非特許文献2〜5あるいは特許文献1で示される方法により得ることが出来る。
式(8)において、R6〜R8 は式(1)におけるR1と同一の意味を有し、R9、R10は加水分解性の基あるいは式(1)におけるR1と同義に定義される基であるが、R9、R10が同時にR1と同義に定義される基になることはない。そしてnは2から500の整数である。
<有機ケイ素化合物(2)の合成>
還流冷却器、温度計、撹拌装置を備えた50リットルの反応容器に、フェニルトリメトキシシラン(6.54kg)、2−プロパノール(26.3リットル)、純水(0.66kg)、および水酸化ナトリウム(0.88kg)を仕込み窒素でシールした。撹拌しながら加熱し、還流状態で5時間反応を行なった。反応終了後、室温で15時間放置したのち、デカンテーションによって上澄み液を除去した。そして、2−プロパノール(9.87kg)加え攪拌したのち、ADVANTEC製の濾紙(No.2)を具備した加圧濾過器で濾過し白色個体を得た。そして得られた白色個体をポリテトラフルオロエチレンシートで内張したステンレス製バットに移し、減圧乾燥機を用いて、庫内温度80℃、圧力6.7×10−4MPaで24時間乾燥して、粉末状の白色固体を2.22kg得た。
<有機ケイ素化合物(1)の合成>
滴下漏斗、温度計、攪拌子を具備した100mlの反応容器に、実施例1で得られた有機ケイ素化合物(2)(10g)、酢酸ブチル(100ml)を仕込み窒素にてシールし、氷浴で0℃に冷却した。溶液温度を10℃以下に保持しつつ、マグネチックスターラーで撹拌しながら、酢酸(3.0g)を滴下した。滴下終了後0℃で2時間撹拌を継続したのち脱イオン水(20g)を滴下した。滴下終了後10分間撹拌を継続したのち、分液漏斗に移して有機層と水層に分液した。得られた有機層は、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和したのち、飽和食塩水で2回、脱イオン水で2回水洗を行なった。そして無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過したのち、ロータリーエバポレーターで減圧濃縮(オイルバス温度:45℃)した。次に得られた残渣にアセトン(24.0g)加え、室温で10分間攪拌を行なったのち、孔径3ミクロンのメンブランフィルターで減圧濾過を行ない、白色個体を得た。得られた白色個体は室温で減圧乾燥を行なった結果、粉末状の白色個体を10.0g得た。
IR(KBr):
n=3300cm−1[Si−OH],
950cm−1「Si−OH」
29Si−NMR:
d(ppm)=−69.32[PhSi(OH)O2/2],
−79.45[PhSiO3/2]
GPC:
数平均分子量(Mn)=760,
重量平均分子量(Mw)=780
以上のデータは得られた粉末状の白色固体が式(9)の構造であることを示唆している。
<有機ケイ素化合物(1)の合成>
滴下漏斗、温度計を備えた内容積100mlの反応容器に、実施例1で得られた化合物(2)(6g)、およびテトラヒドロフラン(50ml)を仕込み、乾燥窒素にてシールした。そして撹拌しながら氷酢酸(2.4g)を溶液温度が22〜27℃に保ちながら約10秒間で滴下した。滴下終了後、室温で1時間撹拌を継続したのちイオン交換水(20g)を滴下した。滴下終了後10分間撹拌を継続したのち、分液漏斗に移し有機層と水層を分離した。このようにして得られた有機層を、飽和炭酸水素ナトリウム水で1回洗浄したのち、イオン交換水で水洗を繰り返し中性とした。次いで有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、減圧濃縮して粉末状の白色固体を5.3g得た。
<ポリシロキサンの合成>
還流冷却器、攪拌子を具備した200mlの反応容器に、実施例2で得られた有機ケイ素化合物(9)(5g)、トルエン(120ml)を仕込んだ。そこへ n−ヘキシルアミン/2−エチルヘキサン酸のモル比1:2混合溶液を(0.05g)添加、窒素シールしたのちマグネチックスターラーで攪拌しながらオイルバスで加熱した。そして反応液が還流状態に達してから16.5時間反応を継続した。その後、室温まで冷却、濾過したのち減圧下濃縮し白色個体を得た。
<ポリシロキサンの合成>
還流冷却器、攪拌子を具備した100mlの反応容器に、実施例2で得られた有機ケイ素化合物(9)(2.14g)、ジメチルスルホキシド(30ml)そしてN,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.24g)を仕込み、窒素シールしたのちマグネチックスターラーで攪拌しながらオイルバスで加熱した。そして反応液が125℃に達してから43時間反応を継続した後、室温まで冷却した。そして水洗を3回繰り返したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過したのち減圧下で濃縮し白色個体を0.6g得た。
<ポリシロキサンの合成>
還流冷却器、攪拌子、モレキュラシーブ3Aを充填したディーンスタークを備えた200mlの反応容器に、実施例2で得られた有機ケイ素化合物(9)(5g)、トルエン(120ml)を仕込み、そこへ p-トルエンスルホン酸一水和物を(0.05g)添加、窒素シールしたのちマグネチックスターラーで攪拌しながらオイルバスで加熱する。そして反応液が還流状態に達してから24時間反応を継続し、その後、室温まで冷却、飽和重曹水で1回洗浄を行った後、イオン交換水で3回洗浄し中性とする。得られる有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち濾過、減圧濃縮することにより白色個体が得られる。
Claims (20)
- 式(1)で示される有機ケイ素化合物。
ここに、それぞれのR1は水素、炭素原子の数が1〜45であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはシクロアルケニレンで置き換えられてもよいアルキル、任意の水素がハロゲンまたは炭素数1〜10のアルキルで置き換えられてもよいアリール、および、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキレンと任意の水素がハロゲンまたは炭素数1〜10のアルキルで置き換えられてもよいアリールとで構成されるアリールアルキルから独立して選択される基である。 - それぞれのR1が、水素、および炭素原子の数が1〜30であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキルから独立して選択される基である、請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- それぞれのR1が、水素、炭素原子の数が2〜20であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルケニル、および炭素原子の数が1〜20であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして少なくとも1つの−CH2−がシクロアルケニレンで置き換えられるアルキルから独立して選択される基である請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- それぞれのR1が、水素、任意の水素がハロゲンまたは1〜10の炭素原子を有するアルキルで置き換えられてもよいフェニルおよびナフチルから独立して選択される基であり;フェニルおよびナフチルの置換基であるアルキルにおいて、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはフェニレンで置き換えられてもよく;そして、フェニルまたはナフチルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- それぞれのR1が、水素、および任意の水素がハロゲンまたは1〜10の炭素原子を有するアルキルで置き換えられてもよいフェニルと1〜12の炭素原子を有するアルキレンとで構成されるフェニルアルキルから独立して選択される基であり;フェニルの置換基であるアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはフェニレンで置き換えられてもよく;該アルキレンにおいて、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−は−O−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよく;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- それぞれのR1が、水素、および任意の水素がハロゲンまたは1〜10の炭素原子を有するアルキルで置き換えられてもよいフェニルと2〜12の炭素原子を有するアルケニレンとで構成されるフェニルアルケニルから独立して選択される基であり;フェニルの置換基である1〜10の炭素原子を有するアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはフェニレンで置き換えられてもよく;該アルケニレンにおいて、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−は−O−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよく;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし、異なる基であってもよい、請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- それぞれのR1が、水素、炭素原子の数が1〜8であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはシクロアルケニレンで置き換えられてもよいアルキル、任意の水素がハロゲン、メチルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニル、任意の水素がフッ素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ビニルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニルと炭素原子の数が1〜8であり、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキレンとで構成されるフェニルアルキルおよびナフチルから独立して選択される基であり;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- すべてのR1が、水素、炭素原子の数が1〜8であり、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよく、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンまたはシクロアルケニレンで置き換えられてもよいアルキル、任意の水素がハロゲン、メチルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニル、任意の水素がフッ素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ビニルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニルと炭素原子の数が1〜8であり、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキレンとで構成されるフェニルアルキルおよびナフチルから選択される同一の基であり;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- すべてのR1が、水素、任意の水素がハロゲン、メチルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニル、任意の水素がフッ素、1〜4の炭素原子を有するアルキル、ビニルまたはメトキシで置き換えられてもよいフェニルと炭素原子の数が1〜8であり、そして任意の−CH2−が−O−、−CH=CH−またはシクロアルキレンで置き換えられてもよいアルキレンとで構成されるフェニルアルキルおよびナフチルから選択される同一の基であり;そして、フェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし異なる基であってもよい、請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- すべてのR1がフェニルである、請求項1記載の有機ケイ素化合物。
- プロトン供与体が無機酸である、請求項11記載の有機ケイ素化合物の製造方法。
- プロトン供与体が有機酸である、請求項11記載の有機ケイ素化合物の製造方法。
- mが2から500の整数である請求項14記載のポリシロキサン。
- mが2から50の整数である請求項14記載のポリシロキサン。
- 請求項1〜10の何れか1項記載の有機ケイ素化合物の重縮合反応により得られるポリシロキサン。
- 請求項1〜10の何れか1項記載の有機ケイ素化合物と、シラノール、アルコキシ基、アセトキシ基、クロロシリル基またはアミノ基を有する有機ケイ素化合物との反応により得られるポリシロキサン。
- 請求項1〜10の何れか1項記載の有機ケイ素化合物を重縮合させることを特徴とするポリシロキサンの製造方法。
- 請求項1〜10の何れか1項記載の有機ケイ素化合物と、シラノール、アルコキシ基、アセトキシ基、クロロシリル基またはアミノ基を有する有機ケイ素化合物とを反応させることを特徴とするポリシロキサンの製造方法。
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