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JP4574898B2 - モータ駆動装置及び送風機 - Google Patents

モータ駆動装置及び送風機 Download PDF

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JP4574898B2
JP4574898B2 JP2001196393A JP2001196393A JP4574898B2 JP 4574898 B2 JP4574898 B2 JP 4574898B2 JP 2001196393 A JP2001196393 A JP 2001196393A JP 2001196393 A JP2001196393 A JP 2001196393A JP 4574898 B2 JP4574898 B2 JP 4574898B2
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守 川久保
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、DCブラシレスモータをインバータにて駆動するモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は、例えば特開昭63−316688号公報に示された従来のブラシレス直流モータの駆動装置の回路構成図、図15はその動作を説明するタイミング図である。図14において、50は直流電源、51はトランジスタQ1〜Q6で構成されたスイッチング回路、52はスイッチング回路51を制御し、メモリ53、CPU54を有するマイコン、55r、55s、55tはモータの巻線、H1、H2、H3はホールICの検出出力である。
【0003】
図15を用いて動作を説明する。トランジスタQ1〜Q6のオンオフが図15(b)に示されており、導通角データT120に対し、モータの速度に応じて加算角データTを加算し、T120+Tの導通角にてモータを駆動しようとするものである。
【0004】
また、特開平3−284188号公報には、上記従来のブラシレス直流モータの駆動装置と同様な技術が示されている(図示せず)。特開平3−284188号公報で示されているものは、120度から180度まで任意に通電しようとするものである。
【0005】
さらに、図16は特開平10−66375号公報に示された他の従来のブラシレスDCモータの駆動回路の動作タイミング図である。これには、120度から180度のタイミングを検出するタイミング回路を有し、通電末期のオンデューティーを徐々に低下させて、モータの騒音を低減させる技術が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開昭63−316688号公報に示されている技術は、モータの回転速度に応じて、120度の導通角度に加算角度を加算して導通角度を拡大するものである。これにより、モータ騒音をある一定量低減することができるが、モータが機械的共振を有する以上、その共振周波数と一致した場合に、騒音低減の効果を得ることはできない。
【0007】
また、特開平3−284188号公報に示されている技術も上記と同様で、モータ騒音をある一定量低減することができるが、モータが機械的共振を有する以上、その共振周波数と一致した場合に、騒音低減の効果を得ることはできない。
【0008】
さらに、特開昭63−316688号公報および特開平3−284188号公報に示されている技術は、通電角度を増加させて騒音を低減させるものであるが、通電角度を拡大させた場合、拡大によって回転数が上昇するため、低減されるべき回転数とは異なる回転数で動作する可能性がある。
【0009】
さらに云えば、拡大によって上昇した回転数によって、拡大した通電角度を縮小するように制御されると、回転数が不安定となり、不安定な回転数変動がうなり音となって新たな騒音が発生することもあり得る。
【0010】
また、特開平10−66375号公報に示されている技術は、導通角度を120度から拡大させて、さらに通電末期のオンデューティーを徐々に低下させてモータ騒音を低減しようとするものであり、この技術を用いれば、前述よりも更に騒音を低減する効果を有するものの通電末期のみではDCモータをファンモータとした場合に、抑制レベルの絶対量が高いため、騒音レベルとしては不十分である。
【0011】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、DCブラシレスモータをファンモータとして使用した場合でも、モータからの騒音を大幅に低下させ、実用上問題とならない騒音レベルにまで低下させるモータ駆動装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るモータ駆動装置は、DCブラシレスモータのロータの回転位置に基づいて、インバータにより通電するステータコイルを順に切り換えてモータをPWM制御にて一定回転数に駆動するモータ駆動装置において、モータのステータコイルへ通電する通電巾を所定の基準巾に対して変化させ、通電巾の変化に伴うモータの回転速度の変動を抑制し所望の回転数になるようにPWM制御するインバータ制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、インバータ制御手段は、ステータコイルへ通電する通電位相も所定の基準位相に対して変化させることを特徴とする。
【0014】
また、所定の基準巾はモータの騒音の絶対レベルに応じて設定されることを特徴とする。
【0015】
また、所定の基準巾を120度とし、通電巾を拡大することを特徴とする。
【0016】
また、所定の基準巾を120度とし、モータの回転速度が高い場合、通電巾を縮小することを特徴とする。
【0017】
また、所定の基準巾を135度又は150度とし、通電巾を拡大又は縮小することを特徴とする。
【0018】
また、インバータ制御手段にてステータコイルへの通電巾を所定の基準巾より拡大させた場合、拡大している期間中のPWMのオンする割合は、拡大期間中でない期間のPWMのオンする割合よりも小さくなるように制御することを特徴とする。
【0019】
また、インバータ制御手段にてステータコイルへの通電巾を所定の基準巾より拡大させた場合、拡大している期間中のPWMのオンする割合は、立ち上がり時は徐々に大きく、立ち下がり時は徐々に小さく制御し、拡大期間中でない期間のPWMのオンする割合が上限となるよう制御することを特徴とする。
【0020】
また、拡大している期間中のPWMのオンする割合は、台形状に変化することを特徴とする。
【0021】
また、拡大している期間中のPWMのオンする割合は、階段状に変化することを特徴とする。
【0022】
また、インバータ制御手段は、ステータコイルへの通電巾を所定の基準巾に対して前後非対称な割合で変化させることを特徴とする。
【0023】
また、インバータ制御手段は、通電位相をモータが効率良く駆動される関係に制御することを特徴とする。
【0024】
また、インバータ制御手段は、所定の基準巾より変化している期間中にモータ音抑制のための消音パルスを出力することを特徴とする。
【0025】
また、インバータ制御手段は、所定の基準巾より変化している期間中にモータ音抑制のための消音パルスを上側か下側のいずれか一方のスイッチ素子群に出力し、他方のスイッチ素子群へは徐々にPWMのオン割合を変化させることを特徴とする。
【0026】
この発明に係るモータ駆動装置は、DCブラシレスモータのロータの回転位置に基づいて、インバータにより通電するステータコイルを順に切り換えてモータをPWM制御にて一定回転数に駆動するモータ駆動装置において、モータの回転速度が該モータの機械共振周波数と一致する場合に、モータのステータコイルへ通電する通電巾を所定の基準巾に対し対して変化させると共に、モータのステータコイルへ通電する通電位相を所定の基準位相に対し変化させ、所望の回転数になるようにPWM制御するインバータ制御手段を備えたことを特徴とする。
【0027】
また、インバータ制御手段は、モータの回転速度がモータの機械共振周波数と一致する場合は、ステータコイルへの通電位相を所定の基準位相より進み位相、一致しない場合は所定の基準位相もしくは所定の基準位相より遅れ位相に制御することを特徴とする。
【0028】
また、インバータ制御手段は、モータの回転速度が該モータの機械共振周波数と一致する場合に、ステータコイルへの通電巾を所定の基準通電巾よりも拡大させて所望の回転数にモータを制御することを特徴とする。
【0029】
また、モータの機械共振周波数は、モータの固定子、回転子等から構成されるモータ単体だけでなく、モータの固定用支持部材、モータの軸を介して接続され慣性モーメントを有する負荷、負荷にて発生する力の伝達される伝達経路に接触する何れの固有振動数の合成により決まる機械共振周波数であることを特徴とする。
【0030】
また、インバータ制御手段は、モータの極対数P、モータ回転速度f[Hz]、機械共振周波数N[Hz]としたとき、N=2n・P・f(n=1,2,…の整数)の場合に、モータの回転速度がモータの機械共振周波数と一致したと判断することを特徴とする。
【0031】
この発明に係る送風機は、請求項1乃至19のいずれかに記載のモータ駆動装置を、ファンモータの駆動装置として用いたことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1乃至11は実施の形態1を示す図で、図1はモータ駆動装置の構成を示す回路ブロック図、図2は動作波形図、図3,4はモータ模式図図5は動作波形図、図6はモータ模式図、図7は位相角度差を示す波形図、図8乃至11はPWMのイメージ波形図である。
図1において、1はスイッチ素子1a〜1fを有するインバータ、2はコンデンサ、3はDCブラシレスモータであるところのモータ、4はモータ3の回転子の磁極位置を検出するホールセンサ、5はインバータ1を制御するマイコンである。
【0033】
次に動作について説明する。図1に示されるインバータ1は、モータ3を駆動するため、ステータの相を順次切り換えて制御する。モータ3は図2に示すように、インバータ1を構成している6個のスイッチ素子1a〜1fのうち、2個だけがオンする。図2において、Hiがオン、Loがオフを示し、上段の数値はモータ3のロータ位置における電気角度を示す。
【0034】
図2のように、インバータ1を制御してモータ3を駆動する通電方式は、一般的に120度矩形波通電と呼ばれるものであり、広く知られる技術である。この120度通電方式は、120度毎に通電する相が切り替わるため、モータ3にトルクリップルが発生し、モータ3より電磁騒音が発生する。
【0035】
モータ3を送風機向けのファンモータとして使用する場合、この電磁騒音が非常に耳障りな音となる。本発明はこの電磁騒音を抑制するための技術である。
【0036】
図3に示すように、例えば、ロータの位置角度が0から30度の場合、1eと1dがオンしているため、W相からV相へ電流が流れる。30度から60度の場合、1aと1dがオンしているため、図4に示すようにU相からV相へ電流が流れる。
【0037】
以上のように、120度通電方式は、3相のうちの2相に電流が流れ、残る1相には電流は流れない。モータ3は電流が流れることによってトルクが発生するが、このように電流が切れることによって、この期間中にトルクが発生しなくなる。よって、トルクにリップルが生じ、生じたトルクリップルから騒音が発生する。
【0038】
そこで、通電する通電巾を120度から拡大することによって、相電流が流れない期間を少なくし、トルクリップルを低減しようとするのが、通電巾の拡大の意味するところである。図5に示される網掛け部が、拡大する通電巾の期間である。図5から解るように、拡大期間中はオンするスイッチ素子が2個から3個に増加しており、0度から60度区間の通電巾の拡大期間中は、図6に示す通りU相およびW相からV相へ向かって電流が流れる。
【0039】
図5に示されるHu、Hv、Hwはホールセンサ4の出力であるが、通電巾を拡大した場合としない場合において、ホールセンサ4の出力と通電角度との関係は、ピーク位相の位置関係が変わらないことが望ましい。図5における通電角度のピークは、U相の場合、90度および270度の位置である。
【0040】
さらに、図7に通電巾が120度である場合の位相関係図を示す。1a−fwが図2における1aに対し進み位相を、1a−deが遅れ位相を示す。120度通電の場合、進み位相及び遅れ位相を図7に示すように、ピークの位相角度で設定しても何ら変わりはない。しかしながら、エッジで位相関係を設定する場合において、通電巾を変更する際には、変更された通電巾に応じて変更しなければ、通電位相を一定に制御することができなくなる。ピーク角度の位相関係で制御していれば、通電巾を変更に関わらず、通電位相角度の制御ができ、制御を変更することなく実現可能である。
【0041】
ここで、進み位相と遅れ位相との関連であるが、進み位相で制御した方が、通常モータ3の効率が高い。しかしながら、通電巾が120度である場合、電流の切れ方が急峻でその場合に発生するトルクリップルが大きく、騒音が大きくなる傾向がある。遅れ位相の場合、電流がモータ3のインダクタンス成分によって遅れが大きくなり、電流が緩やかに切れるため、騒音が小さくなる傾向がある。
【0042】
しかしながら、効率は高く運転する方が良いため、効率と騒音を比較しつつ通電する位相を決定する必要がある。また、通電巾がトルクリップルを低減するため、通電巾によっても通電位相は可変する方がより高効率の運転が可能になる。
例えば、120度通電している場合、30度の位相から150度までの120度区間にU相を通電するとする。この30度から150度の角度は、モータの回転子の位置で決まるもので、現実的には、ホールセンサ4の出力から算出される角度になる。ここで、進み位相角度の制御というのは、例えば120度通電での10度進みであれば、20度から140度の回転子の位置角度中にU相を通電することを言い、150度通電での10度進みは5度から155度で通電する。通電巾を拡大した場合に、通電位相を同じ10度ではなく、他の値、例えば15度進み等にし、通電巾の変更に伴い、通電位相角度も変更することを指す。
【0043】
このように位相差の位置関係を保ちつつ、通電巾を拡大する際に、PWMが一定であるとモータ3の回転速度は上昇する。通電巾の拡大に伴い速度が上昇するので、PWMを低下させて回転速度を所定の速度にするようマイコン5のインバータ制御手段にて制御される。
【0044】
この場合、回転速度と通電巾との制御が、干渉してハンチングをおこす危険があるため、本発明のように回転数を一定に保つようPWMによる速度制御を行う必要がある。
【0045】
また、図5では、120度通電を基準の通電巾として記述されているが、基準の通電巾は120度に限ったことではなく135度が基準で通電巾でも何ら問題はない。モータ3の騒音の絶対レベルに応じて基準の通電巾は設定されるものであり、基準が135度として、通電巾が縮小しても構わない。
【0046】
回転速度が高い場合、モータ3へ流れる電流が大きくなり、モータ3のインダクタンス成分のため、通電巾が広くなくてもトルクリップルが抑制されることがある。この場合は、逆に縮小しても構わない。また、縮小することによって、インバータ1での動作が低減されるため、インバータ1の発熱が抑制される利点も有する。
【0047】
図5に従い、通電巾の拡大方法について説明する。拡大期間中も拡大期間外も当然のことながらPWM制御されている。そのPWMのオンの割合であるオンデューティーは、同一値でも構わないが、拡大する意味合いは、トルクリップル低減であるため、モータ3に流れる電流の時間変化率(di/dt)が緩やかな方がトルクリップルも小さい。
【0048】
そこで、図8に出力する相電圧のPWMのオンデューティーのイメージ図を示す。拡大期間中において、立ち上がり時は徐々にオンデューティーを大きくし、立ち下がり時は徐々にオンデューティーを小さくするようにPWMを制御する。
図8に示すようにPWMのデューティーが台形状に変化することによって、通電巾拡大以上の低騒音効果を有することになる。
【0049】
また、上記のように徐々にPWMのオンデューティーを可変することは非常に高速制御を要求し、コストアップに繋がる。さらに、モータ3が高速回転時は、高周波数によるPWMを実施しなければ、台形状にならない。その為、滑らかに台形状に可変せず、階段状にでも徐々に可変することで、上記と同様な効果を奏することができる。また、モータ3がファンモータのようにインダクタンス成分が大きいモータである場合、階段状でも台形状と同様な効果がある。
【0050】
次に、図5では拡大する期間は、拡大しない場合に対し、前後対称に拡大している。これは、モータ3の固定子の通電位相における位相と回転子の磁極位置における位相との関係を同一に保つ方がモータ3を効率よく運転できるからであり、先に述べたとおり、ピーク値における位相関係で制御していれば、位相を一致させやすい為である。
【0051】
しかしながら、前後対称に拡大せず、モータ3の特性に関わるが、拡大する部分を図9の矢印に示すように前後非対称にすることによって低騒音化できることもある。この場合、位相関係をモータ3が効率良く駆動される関係に制御しつつ行うことで、効率面は悪化させず、更なる低騒音化を実現できる。
【0052】
さらに、図10に示すように、拡大期間中にPWMを出力するのではなく、消音パルスを出力する。これにより、マイコンの処理能力を軽減することができる。この消音パルスは、モータ3から発生する騒音成分を打ち消すような音が発生するように出力するものである。図10では、拡大期間となる後半部分にしか出力されていないが、前後で出力しても同等、もしくはそれ以上の効果を有することは言うまでもない。また、前半だけであっても問題がないことも言うまでもない。
【0053】
図11は、図10における消音パルスと図8における台形状のPWMを組み合わせたものである。矩形波駆動の場合、上側アーム(図1における1a、1c、1e)か、もしくは下側アーム(図1における1b、1d、1f)のいずれか一方をPWMすれば、上下アーム全てをPWMしたことと同義になることが一般的に知られている。
【0054】
図11は、片側のみをPWMする技術を考慮したもので、片側のみのPWMの場合、PWMを重畳されているアーム側の拡大期間中は台形状にPWMを制御できるが、重畳されていないアーム側はPWMされている素子が1個となるため、拡大期間中のPWM制御ができなくなる。従って、PWMを重畳しているアーム側は台形状に、重畳していないアーム側は消音パルスを出力することで、低騒音駆動するよう回転数制御する。
【0055】
この場合、上下アームで出力する電圧が変化してしまうため、速度を制御しなければ、回転数のハンチングが発生し、矩形波とは異なる周波数の騒音が発生してしまう可能性があるが、本発明では、所望の回転数に制御しつつ通電巾の拡大化を実施して低騒音化を図るため、上記のような問題は発生せず、低騒音化を実現できる。
【0056】
実施の形態2.
図12,13は実施の形態2を示す図で、図12はモータ駆動装置の構成を示す回路ブロック図、図13は空気調和機の室内機の斜視図である。
図12において、6はモータの回転子による逆起電圧を検出する位置検出部であり、他は図1と同様である。図1ではホールセンサ4による位置検出、図12では逆起電圧による位置検出を回転子位置検出方式として用いているが、これらは本発明に対して本質的な問題ではなく、どちらでも何ら問題になるものではない。図1が逆起電圧による位置検出、図12がホールセンサ4による位置検出であっても同等である。
【0057】
実施の形態1では、モータ3の回転速度に応じて通電巾や通電位相を制御していたが、本実施の形態では、モータ3やそれに接続されている機械共振周波数によって、通電巾や通電位相を可変しようとするものである。
【0058】
図13に示すように、空気調和機の室内機10にモータ3が取り付けられ、図示されていないがモータ3を固定する支持部材がモータ3を固定している。モータ3はファンモータであるため、ファン11にモータ軸12を介して接続されている。ファン11が回転することによって、吹き出し口13より送風され、ダンパー14にて風向を調整する。
【0059】
以上のように、ファンモータはモータ3自身が有する固定子と回転子などの固有周波数だけでなく、接続されている各々の部材の固有周波数や、モータ軸12とファン11とのねじれ共振、風路と風量による共鳴などとの合成で機械共振周波数が決まる。
【0060】
ここで、機械共振周波数と加振源であるモータ3の周波数が一致すると、加振力が弱くとも大きな振動が発生し騒音となり、電気的な制御で如何に加振力を低下させても騒音レベルを低下させることは難しい。
【0061】
これらの機械共振周波数は、元々、製品毎ではあるが明らかになっているため、その領域のモータ3の回転速度をジャンプさせ、モータ3の回転周波数が機械共振周波数と一致しないように制御してことは、一般的に知られる方法である。
【0062】
しかしながら、省エネルギー性を追求すると、機械共振周波数を飛ばすことは、省エネと相反するものとなる。それは、機械共振と一致しなければ低い周波数でモータ3を運転でき、エネルギー消費量が小さくて済むところを、騒音のため回転数を飛ばすことで高い周波数でモータ3を動作させ、エネルギー消費量を増加させてしまうためである。
【0063】
本発明は、機械共振周波数と周波数ジャンプさせるのではなく、加振源となるモータの発生振動周波数レベルを変え機械共振周波数と一致しない周波数へ振動のピーク周波数を変えるため、通電巾や通電位相を可変させ、周波数ジャンプさせずにモータ3の騒音を低減することを目的としているものである。
【0064】
図7の波形図に示すように、位相角度を制御するが、共振周波数に一致する場合は、進み位相で通電巾をできる限り拡大して制御する。これは、進み位相で制御した方が効率の高い動作点で駆動できるため、モータ3に流れる相電流は小さくて済む。共振に一致しない場合、多少電流が大きくても、トルクリップルの影響を低減させる方が低騒音となるが、共振点と一致する場合は、ちょっとしたトルクリップルでも騒音が発生するため、電流を小さくし、進み位相で制御する方が低騒音となる。
【0065】
さらに、進み位相角度にて通電巾を拡大することによって、相電流の5次高調波成分を抑制することができる。相電流の5次成分が電流の歪みによる騒音発生に大きな影響が出るため、相電流の5次成分を抑制可能な進み位相角度で通電巾拡大で制御することによって、機械共振周波数に一致してしまう回転数の場合、低騒音化ができる。
【0066】
但し、機械共振周波数に一致する回転数の場合、通電巾を拡大するだけや位相角度を進み位相角度にするだけでは効果がない。両者とも同時に制御することによって、機械共振周波数に一致する周波数への低騒音化の効果が発揮できるものである。
【0067】
さらに、機械共振周波数と回転周波数が一致するという条件について説明する。加振源となるモータ3の回転周波数をf[Hz]とすると、fの整数倍の電気的周波数でピークとなる振動がモータ3より発生する。前述の通り、モータ3は加振源であるので、発生した振動が外部構造に伝達され、騒音に変換される。その際、構造自身に固有共振周波数と振動が一致するとより大きな騒音になる。
【0068】
よって、モータ3の回転周波数fが共振周波数と一致するというのは、fの整数倍のある周波数が共振周波数と一致することを意味するが、fの整数倍全てが騒音となるわけではない。本発明は矩形波駆動であるため、モータ3に流れる電流の歪みが振動に成りやすい。
【0069】
電流の歪み成分は、通常、奇数次が主成分であり、特に、5次、7次成分が主である。この電流の奇数次と回転子の磁束の基本次成分の合成で振動が発生する。よって、電流の奇数次と磁束の1次の合成となる偶数成分の振動が大きい。以上は電気的周波数であるため、モータ3の極対数Pを乗算して、2n・P・fの周波数が、機械共振周波数Nと一致した場合、前記のような制御を行う。
【0070】
このように構成されたモータ3とインバータ1、マイコン5のモータ駆動装置を送風機用のモータ駆動装置として使用することによって、安価で高効率のモータ駆動装置を低騒音が要求される送風機用途にも提供することができる。特に、本発明は空気調和機の室内機、室外機、換気扇、空気清浄機、除湿器など空気調和には欠かすことができないファンモータ分野において、騒音面から敬遠されていたDCブラシレスモータを採用することを可能にするものである。
【0071】
【発明の効果】
この発明に係るモータ駆動装置は、モータのステータコイルへ通電する通電巾を所定の基準巾に対して変化させ、通電巾の変化に伴うモータの回転速度の変動を抑制し所望の回転数になるようにPWM制御するインバータ制御手段を備えたことにより、モータの回転速度の変動を抑制しつつ、トルクリップルを低減させて低騒音化が図れる。
【0072】
また、インバータ制御手段は、ステータコイルへ通電する通電位相も所定の基準位相に対して変化させることにより、モータ効率と騒音を任意に設定できる。
【0073】
また、所定の基準巾はモータの騒音の絶対レベルに応じて設定されることにより、騒音の絶対レベルを一定レベル以下にすることができる。
【0074】
また、所定の基準巾を120度とし、通電巾を拡大することにより、トルクリップルを低減させて低騒音化が図れる。
【0075】
また、所定の基準巾を120度とし、モータの回転速度が高い場合、通電巾を縮小することにより、インバータの発熱を低減できる。
【0076】
また、所定の基準巾を135度又は150度とし、通電巾を拡大又は縮小することにより、トルクリップルを低減させて低騒音化が図れるか、又はインバータの発熱を低減できる。
【0077】
また、インバータ制御手段にてステータコイルへの通電巾を所定の基準巾より拡大させた場合、拡大している期間中のPWMのオンする割合は、拡大期間中でない期間のPWMのオンする割合よりも小さくなるように制御することにより、モータの回転速度の変動を低減できる。
【0078】
また、インバータ制御手段にてステータコイルへの通電巾を所定の基準巾より拡大させた場合、拡大している期間中のPWMのオンする割合は、立ち上がり時は徐々に大きく、立ち下がり時は徐々に小さく制御し、拡大期間中でない期間のPWMのオンする割合が上限となるよう制御することにより、トルクリップルを低減させて低騒音化が図れる。
【0079】
また、拡大している期間中のPWMのオンする割合は、台形状に変化することにより、通電巾拡大以上の低騒音化が図れる。
【0080】
また、拡大している期間中のPWMのオンする割合は、階段状に変化することにより、台形状に変化する場合とと同様な効果を奏することができる。特に、モータがファンモータのようにインダクタンス成分が大きいモータである場合、階段状でも台形状と同様な効果がある。
【0081】
また、インバータ制御手段は、ステータコイルへの通電巾を所定の基準巾に対して前後非対称な割合で変化させることにより、通電位相の制御と同等の効果を奏する。
【0082】
また、インバータ制御手段は、通電位相をモータが効率良く駆動される関係に制御することにより、効率を悪化させずに、更なる低騒音化が図れる。
【0083】
また、インバータ制御手段は、所定の基準巾より変化している期間中にモータ音抑制のための消音パルスを出力することにより、マイコンの処理能力を軽減することができる。
【0084】
また、インバータ制御手段は、所定の基準巾より変化している期間中にモータ音抑制のための消音パルスを上側か下側のいずれか一方のスイッチ素子群に出力し、他方のスイッチ素子群へは徐々にPWMのオン割合を変化させることにより、マイコンの処理能力を軽減することができる。
【0085】
この発明に係るモータ駆動装置は、モータの回転速度がモータの機械共振周波数と一致する場合に、モータのステータコイルへ通電する通電巾を所定の基準巾に対し対して変化させると共に、モータのステータコイルへ通電する通電位相を所定の基準位相に対し変化させ、所望の回転数になるようにPWM制御するインバータ制御手段を備えたことにより、共振周波数をとばすことなく、低騒音化が図れる。
【0086】
また、インバータ制御手段は、モータの回転速度がモータの機械共振周波数と一致する場合は、ステータコイルへの通電位相を所定の基準位相より進み位相、一致しない場合は所定の基準位相もしくは所定の基準位相より遅れ位相に制御することにより、相電流を小さくして、トルクリップルが低減して低騒音化が図れる。
【0087】
また、インバータ制御手段は、モータの回転速度が該モータの機械共振周波数と一致する場合に、ステータコイルへの通電巾を所定の基準通電巾よりも拡大させて所望の回転数にモータを制御することにより、相電流の5次高調波成分を低減できる。
【0088】
また、モータの機械共振周波数は、モータの固定子、回転子等から構成されるモータ単体だけでなく、モータの固定用支持部材、モータの軸を介して接続され慣性モーメントを有する負荷、負荷にて発生する力の伝達される伝達経路に接触する何れの固有振動数の合成により決まる機械共振周波数であることにより、モータ周辺部材の共振を抑制できる。
【0089】
また、インバータ制御手段は、モータの極対数P、モータ回転速度f[Hz]、機械共振周波数N[Hz]としたとき、N=2n・P・f(n=1,2,…の整数)の場合に、モータの回転速度がモータの機械共振周波数と一致したと判断することにより、共振周波数を特定してマイコンの処理能力を軽減できる。
【0090】
この発明に係る送風機は、請求項1乃至19のいずれかに記載のモータ駆動装置を、ファンモータの駆動装置として用いたことにより、低騒音の送風機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示す図で、モータ駆動装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】実施の形態1を示す図で、動作波形図である。
【図3】実施の形態1を示す図で、モータ模式図である。
【図4】実施の形態1を示す図で、モータ模式図である。
【図5】実施の形態1を示す図で、動作波形図である。
【図6】実施の形態1を示す図で、モータ模式図である。
【図7】実施の形態1を示す図で、位相角度差を示す波形図である。
【図8】実施の形態1を示す図で、PWMのイメージ波形図である。
【図9】実施の形態1を示す図で、PWMのイメージ波形図である。
【図10】実施の形態1を示す図で、PWMのイメージ波形図である。
【図11】実施の形態1を示す図で、PWMのイメージ波形図である。
【図12】実施の形態2を示す図で、モータ駆動装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図13】実施の形態2を示す図で、空気調和機の室内機の斜視図である。
【図14】従来のブラシレス直流モータの駆動装置の回路構成図である。
【図15】従来のブラシレス直流モータの駆動装置の動作波形図である。
【図16】他の従来のブラシレスDCモータの駆動回路の動作タイミング図である。
【符号の説明】
1 インバータ、2 コンデンサ、3 モータ、4 ホールセンサ、5 マイコン、6 位置検出部。

Claims (9)

  1. DC(Direct Current)ブラシレスモータのロータの回転位置に基づいて、インバータにより通電するステータコイルを順に切り換えて前記モータをPWM(Pulse Width Modulation)制御にて一定回転数に駆動するモータ駆動装置において、
    前記モータのステータコイルへ通電する通電巾を所定の基準巾に対して変化させ、通電巾の変化に伴う前記モータの回転速度の変動を抑制し所望の回転数になるようにPWM制御するインバータ制御手段を備え、
    前記インバータ制御手段は、所定の基準巾より変化している期間中にモータ音抑制のためのパルスを出力することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. DC(Direct Current)ブラシレスモータのロータの回転位置に基づいて、インバータにより通電するステータコイルを順に切り換えて前記モータをPWM(Pulse Width Modulation)制御にて一定回転数に駆動するモータ駆動装置において、
    前記モータのステータコイルへ通電する通電巾を所定の基準巾に対して変化させ、通電巾の変化に伴う前記モータの回転速度の変動を抑制し所望の回転数になるようにPWM制御するインバータ制御手段を備え、
    前記インバータ制御手段は、所定の基準巾より変化している期間中にモータ音抑制のためのパルスを上側か下側のいずれか一方のスイッチ素子群に出力し、他方のスイッチ素子群へは徐々にPWMのオン割合を変化させることを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 前記インバータ制御手段は、ステータコイルへ通電する通電位相も所定の基準位相に対して変化させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のモータ駆動装置。
  4. DCブラシレスモータのロータの回転位置に基づいて、インバータにより通電するステータコイルを順に切り換えて前記モータをPWM制御にて一定回転数に駆動するモータ駆動装置において、
    前記モータの回転速度が該モータの機械共振周波数と一致する場合に、前記モータのステータコイルへ通電する通電巾を所定の基準巾に対し対して変化させると共に、前記モータのステータコイルへ通電する通電位相を所定の基準位相に対し変化させ、所望の回転数になるようにPWM制御するインバータ制御手段を備えたことを特徴とするモータ駆動装置。
  5. 前記インバータ制御手段は、前記モータの回転速度が該モータの機械共振周波数と一致する場合は、ステータコイルへの通電位相を所定の基準位相より進み位相、一致しない場合は所定の基準位相もしくは所定の基準位相より遅れ位相に制御することを特徴とする請求項記載のモータ駆動装置。
  6. 前記インバータ制御手段は、前記モータの回転速度が該モータの機械共振周波数と一致する場合に、ステータコイルへの通電巾を所定の基準通電巾よりも拡大させて所望の回転数に前記モータを制御することを特徴とする請求項記載のモータ駆動装置。
  7. 前記モータの機械共振周波数は、モータの固定子、回転子等から構成されるモータ単体だけでなく、モータの固定用支持部材、モータの軸を介して接続され慣性モーメントを有する負荷、前記負荷にて発生する力の伝達される伝達経路に接触する何れの固有振動数の合成により決まる機械共振周波数であることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  8. 前記インバータ制御手段は、前記モータの極対数P、モータ回転速度f[Hz]、機械共振周波数N[Hz]としたとき、
    N=2n・P・f(n=1,2,…の整数)
    の場合に、前記モータの回転速度が該モータの機械共振周波数と一致したと判断することを特徴とする請求項記載のモータ駆動装置。
  9. 請求項1乃至のいずれかに記載のモータ駆動装置を、ファンモータの駆動装置として用いたことを特徴とする送風機。
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