JP4571162B2

JP4571162B2 - 電子機器

Info

Publication number: JP4571162B2
Application number: JP2007072191A
Authority: JP
Inventors: 敏彦中川
Original assignee: アール・ビー・コントロールズ株式会社
Priority date: 2007-03-20
Filing date: 2007-03-20
Publication date: 2010-10-27
Anticipated expiration: 2027-03-20
Also published as: JP2008236303A

Description

本発明は、例えば浴室テレビのように、前面に表示窓を備えたケーシングに取り付けられ、ケーシングの前面の表示窓以外の部分を覆うカバーを備えた電子機器に関する。

例えば浴室テレビでは、防水性を備えたケーシングを有しており、そのケーシングの前面には透明な表示部が設けられている。その表示部の内側には液晶表示ユニットが内蔵されており、液晶表示ユニットに表示されるテレビ画像を、表示部を通して鑑賞することができるように構成されている。

ケーシングには浴室の壁面にケーシングを固定するための取付穴などが設けられており、ケーシングをそのまま露出させたのではデザイン性が損なわれる場合がある。そこで、ケーシングの前面にカバーを取り付け、表示部以外の部分をカバーで隠すことによりデザイン性が損なわれないようにしたものが知られている（例えば、特許文献１参照）。
特開２００４−２０７８０１号公報（図２）

上記公報に記載されている浴室テレビではカバーは１個の一体成形されたものが使用されている。ところが表示部のサイズが大型化したり、デザイン上の要請から、カバーを上下左右の４つのパーツに分割する場合が生じる。

浴室テレビの場合には、表示部はケーシングの前面であって、左右方向に対して中央に設けられているが、上下方向に対しては中央よりも上方に偏位して設けられている場合が多い。このように中央の位置から偏位して設けられていると、上下のカバーは異なる形状となり、カバーを樹脂成形する場合には各々別の射出成形型を用意しなければならず、コストが高くなるという不具合が生じる。

そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、上記の不具合の生じない電子機器を提供することを課題とする。

上記課題を解決するために本発明による電子機器は、前面に表示窓を備えたケーシングに取り付けられ、ケーシングの前面の表示窓以外の部分を覆うカバーを備えた電子機器において、上記表示窓をケーシングの前面の中央から左右方向および上下方向の少なくとも一方に沿って偏位させると共に、偏位方向に沿って表示窓を挟む１対のカバーを設け、この１対のカバーを、ケーシングに取り付けられるカバー基部と、カバー基部の表面を覆う化粧部とで構成し、両カバー基部を同一の形状として共通化したことを特徴とする。

例えば表示部が上方に偏位している場合には、化粧部は上下で相違するものを用意しなければならないが、カバー基部を共通化することにより部品点数の削減を図ることができる。

以上の説明から明らかなように、本発明は、部品点数の削減を図ることによりカバーのコストの上昇を抑えることができる。

図１を参照して、１は本発明による浴室テレビであり、浴室ＢＲの壁部Ｗに取り付けられている。

図２に示すように、この浴室テレビ１は防水性を備えたケーシング１１を有しており、このケーシング１１の前面には透明な表示部１２が設けられている。この表示部１２は左右方向に対しては中央に設けられているが、上下方向に対しては上方に偏位した位置に設けられている。そして、この表示部１２を囲むように左右１対のカバー２と、上カバー３としたカバー４とがケーシングに着脱自在に取り付けられている。これら４つのカバーによってケーシング１１の前面であって表示部１２以外の部分が覆い隠され、デザイン性が高められている。

左右１つのカバー２は金属板に複数の穴を形成した、いわゆるパンチングメタルで形成されており、図示しないがケーシング１１の左右に設けられたスピーカを覆っている。このようにカバー２を金属材料で形成したことにより、上カバー３と下カバー４とを共に金属製の外観にすることが望まれる。

そこで、図３に示すように、上カバー３を樹脂の成型品であるカバー基部３１と、このカバー基部３１の表面に接着された金属の薄板からなる化粧部３２とで構成した。

そして、図４に示すように、下カバー４も同様にカバー基部４２と化粧部４３とで構成するようにした。なお、４１はスイッチ用のボタンであり、カバー基部４２に取り付けた。そして、そのカバー基部４２は上記カバー基部３１と全く同じものを用いることにより、カバー基部３１とカバー基部４２との共通化を図った。なお、このように両カバー基部４１，４２の共通化を図ったため、化粧部４３がカバー基部４２より大きくなり、上方に得張り出すことになる。すると、その張り出した部分の合成が損なわれるので、化粧部４３の上端縁にスペーサ４４を貼り付け、下カバー４をケーシング１１に取り付けた状態で化粧部４３の上端が動かないようにした。

なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。

本発明の一実施の形態の構成を示す図浴室テレビの外観を示す図上カバーの断面形状を示すIII-III断面図下カバーの断面形状を示すIV-IV断面図

符号の説明

１浴室テレビ
３上カバー
４下カバー
１１ケーシング
１２表示部
３１カバー基部
３２化粧部
４２カバー基部
４３化粧部
４４スペーサ
ＢＲ浴室
Ｗ壁部

Claims

前面に表示窓を備えたケーシングに取り付けられ、ケーシングの前面の表示窓以外の部分を覆うカバーを備えた電子機器において、上記表示窓をケーシングの前面の中央から左右方向および上下方向の少なくとも一方に沿って偏位させると共に、偏位方向に沿って表示窓を挟む１対のカバーを設け、この１対のカバーを、ケーシングに取り付けられるカバー基部と、カバー基部の表面を覆う化粧部とで構成し、両カバー基部を同一の形状として共通化したことを特徴とする電子機器。