JP4570769B2 - 家具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば四隅に脚部を備えた棚とかテーブルのような家具の改良に関し、同一形状に形成された単位家具を上下に積み重ねるスタッキング状態を簡単に、かつ、強固に保持できるようにしたことを特長とするものである。
【0002】
【従来の技術】
同一形状に形成された単位家具を上下に積み重ねる場合には、家具本来の構造とは別に、スタッキング状態を保持させるために例えばほぞとほぞ穴とからなる嵌合構造を設ける必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の家具にあっては、個別にスタッキング用の特別な構造を付設する必要があり、コスト高になる欠点がある。
このようなことから本発明が解決しようとする課題は、例えば脚部を四隅に備えた棚とかテーブルのような同一の形状を具えた単位家具を簡単にスタッキングできるようにすることによって、コストダウンできるようにするとともに、スタッキング状態を強固に保持できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、棚面あるいはテーブル面となる板材にねじ孔を貫通させ、上方から挿通したねじの下端を脚部材の上端に備えた接続部のねじ孔と螺合させることによって板材の裏面に脚部材を取付けた単位家具であって、上記脚部材の取付け手段として用いたねじの頭部を板材上面に臨出させる。そして、上記脚部材の下端部に備えた接地部材の裏面に、上記ねじの頭部と嵌合して、上下に重ねた単位家具の前後左右のずれを防止するスタッキング状態を保持する環状の凹部を設ける。この環状の凹部は、前記接地部材の裏側の内面に配設した複数の縦リブの前端の内側に形成するか、接地部材の裏側に形成した環状のリブによって形成する。
【0005】
上記のように構成した本発明家具は、下段の家具の上面に臨出するねじの頭部に、重ね合わせる上段の家具の接地部に備えた環状の凹部を嵌め合わせることによって簡単に単位家具のスタッキングができ、相互に着脱が自在にできる。また、接地部材に環状の凹部を形成する以外は板材と脚部材との締結手段を利用するので、スタッキング用に特別の嵌合構造を付設する必要がなく、スタッキングを可能にした家具のコストダウンができる。
以上のようにして、本発明は前記の課題を解決したものである。
【0006】
本発明に係る接地部材は、例えば四隅に脚部を備えたテーブルの場合、前後または左右に取り付けられた2本一組の脚部材の下端を相互に連結する連結体に形成し、脚部材のそれぞれの取付け位置に当たる該連続体の裏面に、ねじの頭部を嵌合する環状の凹部を設けることができる。
また、上記のようにして複数段に積み重ねたテーブル全体を物を載せたり本を置けるようにした棚として使用する場合もある。
【0007】
また、本発明に係る接地部材は、連結体の使用に限らず個々の脚部材の下端にそれぞれ備える場合もある。
さらに、ねじの頭部を嵌合する環状の凹部の形態は、接地部材の裏面の内側に複数の縦リブを配設して、各リブの前端の内側を環状の凹部とする場合と、接地部材の裏面に環状のリブを設けてその内周を環状の凹部とする場合とがある。いずれの場合もねじの頭部の外形に見合った内形を形成するものとする。
【0008】
【実施例】
図面に示す実施例は、本発明をサイドテーブルとか、積み重ねて棚として使用できるように、板材1の四隅に脚部材2を取り付けて単位家具Aを形成する場合のもので、図1は、2本の脚部材2の下端に連結体に形成した1個の接地部材3を連結するようにした実施例1の一部分の分解斜視図、図2は、実施例1の組立状態を示す一部省略の立面図、図3は、脚部材2に個別に接地部材3を備える実施例2の一部を切欠した分解立面図である。
【0009】
図1、2に示す実施例1を図面について説明すると、2本の脚部材2間を連結する接地部材3は、上面の両端に後述のように構成した軸継手部4を備えている。また、脚部材2はパイプ製で、下端部に備えた接続部5を上記軸継手部4と嵌合させることにより立設される。テーブル面または棚面を形成する板材1は、脚部材2と同一軸線上にねじ孔6を貫通させている。そして、上方から挿通したねじ7の下端を、脚部材2の上端に備えた接続部5のねじ孔8と螺合させ、緊締することによって、脚部材2が板材1の裏面に強固に取り付けられる。
この実施例1において、接地部材3は、脚部材2と同一軸線上の裏面に、図1に示すように内周面に複数の縦リブ9を配設し、その前端の包絡線の内側を環状の凹部10としている。
【0010】
図2に示すように、ねじ7は、板材1と脚部材2を締結した状態で板面上に頭部11を臨出させている。そして、下段の単位家具Aに次の単位家具Aを重ねるときは、上段の家具Aの接地部材3の裏面に備えた環状の凹部10を、板面上に臨出しているねじ頭11に嵌合させることによって、前後左右のずれを防止された単位家具A同士のスタッキングができる。
【0011】
図3に示す実施例2は、個々の脚部材2に接地部材3を備えさせた場合のもので、図示のように、接地部材3は、裏面が接地面となるように比較的大径に形成したフランジ12と、フランジ12と一体に形成されて、上端にナット13を埋設した台形部14とを具えた接地部主体15と、逆コップ形に形成されて上部にナット16を埋設して台形部14と嵌合する中間体17とによって構成され、上記ナット13とナット16とに螺合して接地部主体15と中間体17とに螺定されるボルト18と、脚部材2の下端に備えたナット20との螺合により脚部材2の下端と一体に結合される。
また、実施例2において、上記接地部主体15は、裏面の内周に前記実施例1の場合と同様に設けた縦リブ9が形成する環状の凹部10を有する。
【0012】
一方、パイプ製の脚部2の上下に備えた接続部5は、同じく図3に示すように、端面に軸孔19を開口させたナット20を埋設し、脚部材2の下部では、上述のように軸継手部4のナット16に螺合して突出する前記ボルト18との螺合により前述のように接地部材3を結合し、上端部では、板材1を挿通するねじ7との螺合により、ねじの頭部11との間で板材1を緊締する。
【0013】
なお、実施例1における接地部材3は、上端にヨーク21を取り付けた台形部22で構成した軸継手部4を備え、脚部材2の下端に備えた接続部5は、下端を開口して逆コップ形に形成した嵌合部23の底部に磁石24と椀型のヨーク25とを備え、磁力を介して脚部材2に結合され、かつ、脚部材2との脱着を可能にしている。
【0014】
上記のように構成した各単位家具Aは、使用目的に沿って個別にサイドテーブルとして利用することができる。また、各単位家具Aを収納する場合とか、別の目的のために使用する場合とかに、接地部材3の裏面の環状の凹部10と板材1の上面に臨出しているねじ7の頭部11とを上下で嵌め合わせて、多段にスタッキングすることができる。
【0015】
なお、実施例に用いた軸継手部4と接続部5はいずれも樹脂製で、本出願人の先願特願平11−368982号と特願2000−320653号のものを採用しているが、その態様は、本発明の要旨に沿って設計変更される場合もあり、実施例に限定されないことはいうまでもない。
また、図示した実施例は、いずれもサイドテーブル形に形状を一定に形成した場合のものであるが、環状の凹部10とねじ7の頭部11との嵌め合い位置が一定であれば、脚部材2の長さの異なる家具を相互にスタッキングすることができることはいうまでもなく、また、使用目的に沿って板材1の大きさとか脚部材2の長さとかを変更することも任意である。
【0016】
【発明の効果】
上記のように構成した本発明家具は、下段の家具の上面に臨出するねじの頭部に、重ね合わせる上段の家具の接地部材に備えた環状の凹部を嵌め合わせることによって簡単に単位家具のスタッキングがでる。また、単位家具は相互に着脱が自在であるから個別の使用ができる。
さらに、本発明家具は、接地部材に環状の凹部を形成する以外は板材と脚部材との締結手段を利用するので、スタッキング用に特別の嵌合構造を付設する必要がなく、この種の家具のコストダウンができるなど構造が簡単で、きわめて実用性に富むとともに応用範囲が広く優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1の一部分の分解斜視図、
【図2】図2は、実施例1の組立状態を示す一部省略の立面図、
【図3】図3は、脚部材に接地部材を個別に備える実施例2の一部を切欠した分解立面図である。
【符号の説明】
A 単位家具
1 板材
2 脚部材
3 接地部材
4 軸継手部
5 接続部
6 ねじ孔
7 ねじ
8 ねじ孔
9 縦リブ
10 環状の凹部
11 ねじの頭部
Claims (1)
- 棚面あるいはテーブル面となる板材にねじ孔を貫通させ、上方から挿通したねじの下端を脚部材の上端に備えた接続部のねじ孔と螺合させることによって板材の裏面に脚部材を取付けた単位家具であって、上記脚部材の取付け手段として用いたねじの頭部を板材上面に臨出させる一方、上記脚部材の下端部に備えた接地部材の裏面に、上記ねじの頭部と嵌合して、上下に重ねた単位家具の前後左右のずれを防止するスタッキング状態を保持する環状の凹部を設け、該環状の凹部は、前記接地部材の裏側の内面に配設した複数の縦リブの前端の内側に形成するか、接地部材の裏側に形成した環状のリブによって形成したことを特徴とする家具。
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