[go: up one dir, main page]

JP4569670B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4569670B2
JP4569670B2 JP2008152643A JP2008152643A JP4569670B2 JP 4569670 B2 JP4569670 B2 JP 4569670B2 JP 2008152643 A JP2008152643 A JP 2008152643A JP 2008152643 A JP2008152643 A JP 2008152643A JP 4569670 B2 JP4569670 B2 JP 4569670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
image
unit
registered
dimensional model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008152643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009301170A (ja
Inventor
孝英 大谷
良太 小坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008152643A priority Critical patent/JP4569670B2/ja
Priority to TW098117978A priority patent/TW201003570A/zh
Priority to US12/481,117 priority patent/US20090309878A1/en
Priority to EP09162271A priority patent/EP2133819A3/en
Priority to KR1020090051461A priority patent/KR20090129357A/ko
Priority to CN2009101457973A priority patent/CN101604387B/zh
Publication of JP2009301170A publication Critical patent/JP2009301170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4569670B2 publication Critical patent/JP4569670B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/16Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
    • G06V40/172Classification, e.g. identification
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/60Type of objects
    • G06V20/64Three-dimensional objects
    • G06V20/647Three-dimensional objects by matching two-dimensional images to three-dimensional objects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • H04N23/611Control of cameras or camera modules based on recognised objects where the recognised objects include parts of the human body

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、画像に含まれる人物等の顔を識別する画像処理装置および画像処理方法に関する。
人物等の被写体を撮像して撮像画像を記録するデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置が普及している。また、撮像画像から人物の顔を検出する顔検出機能を備える画像処理装置が多数提案されている。
さらに、近年では、このような顔検出機能を用いて検出された顔について、特定人物の顔を識別する顔識別技術が提案されている。例えば、登録画像上の注目領域に対応する対応領域であって、入力画像上の対応領域の位置を特定し、この対応領域の位置に基づいて、入力画像の顔を識別する画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、セキュリティやエンターテイメント等の分野においては、バイオメトリクス認証の一環として、人物の顔を含む顔画像を利用して個人を識別する顔識別技術が実用化されつつある。
特開2007−115109号公報(図3)
上述の従来技術によれば、正面を向いた顔の精度を高めることができる。しかしながら、例えば、人物の顔が撮影される場合には、正面向きの顔が撮影されることが多いものの、正面向き以外の顔が撮影されることも想定される。このため、正面向きの顔を含む撮像画像と、正面向き以外の顔を含む撮像画像とが記録されることが考えられる。このように、撮像画像に含まれる顔の向きが異なる場合には、同一人物であっても、撮像画像に含まれる顔画像が大きく異なることがあり、顔識別性能が安定しないおそれがある。そこで、撮像画像に含まれる顔を識別する場合には、例えば、人物の顔に対応する複雑な3次元顔モデルを用いて、対象となる撮像画像に含まれる顔の向きと、登録されている顔の向きとを同じ向きとして、顔識別を行うことが考えられる。
しかしながら、例えば、小型のデジタルスチルカメラ等の撮像装置により顔識別を行う場合には、顔識別に係る演算量が比較的制限されていることが多い。このため、上述した複雑な3次元顔モデルを用いて顔識別を行うことが困難であることが想定される。そこで、顔識別処理の負荷を軽減しつつ、顔の向きにかかわらず顔識別の精度を高めることが重要となる。
本発明は、顔識別処理の負荷を軽減しつつ、顔識別の精度を高めることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、画像が投影される表面上における一方向の一部を折線として上記一方向の両端部が裏面側に折り曲げて形成されている形状からなる3次元モデルの表面に、少なくとも顔の一部を含む登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と上記折線とが略一致するように、上記登録顔画像を投影する投影部と、対象画像に含まれる顔の向きに基づいて上記3次元モデルを変換する変換部と、上記変換部により変換された3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して2次元画像を生成する生成部と、上記生成部により生成された2次元画像および上記対象画像を比較することにより、上記対象画像に含まれる顔を識別する識別部とを具備する画像処理装置およびその処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と、3次元モデルの折線とが略一致するように、3次元モデルの表面に登録顔画像を投影し、対象画像に含まれる顔の向きに基づいて3次元モデルを変換し、変換後の3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して2次元画像を生成し、この2次元画像および対象画像を比較することにより、対象画像に含まれる顔を識別するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記投影部は、上記登録顔画像に含まれる顔の水平方向と上記一方向とが略一致するように上記登録顔画像を投影するようにしてもよい。これにより、登録顔画像に含まれる顔の水平方向と、3次元モデルの表面上における一方向とが略一致するように、3次元モデルの表面に登録顔画像を投影するという作用をもたらす。

また、この第1の側面において、上記登録顔画像は、当該登録顔画像に含まれる顔の両目に基づいて正規化された正規化画像であり、上記対象画像に含まれる顔の両目を検出する目検出部と、上記目検出部により検出された両目に基づいて上記対象画像を正規化して正規化対象画像とする正規化部とをさらに具備し、上記変換部は、上記生成部により生成される2次元画像に含まれる顔の両目の位置と上記正規化対象画像に含まれる顔の両目の位置とが同じ位置となるように、上記3次元モデルの表面に投影された登録顔画像に含まれる顔の両目を結ぶ線分の中点を基準として、上記3次元モデルを回転移動させ、上記識別部は、上記生成部により生成された2次元画像および上記正規化対象画像を比較することにより、上記対象画像に含まれる顔を識別するようにしてもよい。これにより、2次元画像に含まれる顔の両目の位置と、正規化対象画像に含まれる顔の両目の位置とが同じ位置となるように、3次元モデルの表面に投影された登録顔画像に含まれる顔の両目を結ぶ線分の中点を基準として3次元モデルを回転移動させ、2次元画像および正規化対象画像を比較することにより、対象画像に含まれる顔を識別するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と上記折線とが略一致するように上記3次元モデルの表面に上記登録顔画像を投影し、上記生成部により生成される2次元画像に含まれる顔の両目の位置と上記正規化対象画像に含まれる顔の両目の位置とが同じ位置となるように、上記3次元モデルの表面に投影された登録顔画像に含まれる顔の両目を結ぶ線分の中点を基準として上記3次元モデルを回転移動させ、当該回転移動後の3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して、顔の向き毎に2次元画像を生成するための変換パラメータを、顔の向きに関連付けて記憶する変換パラメータ記憶部をさらに具備し、上記生成部は、上記対象画像に含まれる顔の向きに関連付けて記憶されている変換パラメータを用いて、上記登録顔画像から上記2次元画像を生成するようにしてもよい。これにより、対象画像に含まれる顔の向きに関連付けて記憶されている変換パラメータを用いて、登録顔画像から2次元画像を生成するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記対象画像に含まれる顔の2つの器官を検出する器官検出部と、上記器官検出部により検出された2つの器官に基づいて上記対象画像を正規化して正規化対象画像とする正規化部とをさらに具備し、上記変換部は、上記生成部により生成される2次元画像に含まれる顔の2つの器官の位置と上記正規化対象画像に含まれる顔の2つの器官の位置とが同じ位置となるように、上記3次元モデルを回転移動させ、上記識別部は、上記生成部により生成された2次元画像および上記正規化対象画像を比較することにより、上記対象画像に含まれる顔を識別するようにしてもよい。これにより、2次元画像に含まれる顔の2つの器官の位置と、正規化対象画像に含まれる顔の2つの器官の位置とが同じ位置となるように、3次元モデルを回転移動させ、2次元画像および正規化対象画像を比較することにより、対象画像に含まれる顔を識別するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、3次元モデルの回転角度および移動距離の値を、顔の向きに関連付けて記憶する変換データ記憶部をさらに具備し、上記変換部は、上記対象画像に含まれる顔の向きに関連付けて記憶されている上記回転角度および上記移動距離の値を用いて、上記3次元モデルを回転移動させるようにしてもよい。これにより、対象画像に含まれる顔の向きに関連付けて記憶されている回転角度および移動距離の値を用いて、3次元モデルを回転移動させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記識別部は、上記対象画像の比較対象として上記対象画像に含まれる顔の向きに基づいて決定された上記登録顔画像または上記生成部により生成された2次元画像の何れかと、上記対象画像とを比較することにより、上記対象画像に含まれる顔を識別するようにしてもよい。これにより、対象画像の比較対象として、対象画像に含まれる顔の向きに基づいて決定された登録顔画像または2次元画像の何れかと、対象画像とを比較することにより、対象画像に含まれる顔を識別するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、少なくとも正面顔の一部を含む画像を上記登録顔画像として記憶する登録顔画像記憶部と、上記対象画像に含まれる顔の向きを判定する判定部とをさらに具備し、上記識別部は、上記判定部により上記対象画像に含まれる顔の向きが正面向きであると判定された場合には、上記登録顔画像および上記対象画像を比較することにより、上記対象画像に含まれる顔を識別するようにしてもよい。これにより、対象画像に含まれる顔の向きが正面向きであると判定された場合には、登録顔画像および対象画像を比較することにより、対象画像に含まれる顔を識別するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、被写体を撮像して撮像画像を生成する撮像部と、上記撮像画像に含まれる顔を検出する顔検出部と、上記顔検出部により検出された顔の向きを判定する判定部とをさらに具備し、上記識別部は、上記生成部により生成された2次元画像および上記顔検出部により検出された顔を含む顔画像を比較することにより、上記撮像画像に含まれる顔を識別するようにしてもよい。これにより、被写体を撮像して撮像画像を生成し、この撮像画像に含まれる顔を検出し、この検出された顔の向きを判定し、2次元画像および顔画像を比較することにより、撮像画像に含まれる顔を識別するという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、少なくとも顔の一部を含み当該顔の両目に基づいて正規化された正規化画像である登録顔画像を記憶する登録顔画像記憶部と、対象画像に含まれる顔の向きを判定する判定部と、上記対象画像に含まれる顔の両目を検出する目検出部と、上記目検出部により検出された両目に基づいて上記対象画像を正規化して正規化対象画像とする正規化部と、画像が投影される表面上における一方向の一部を折線として上記一方向の両端部が裏面側に折り曲げて形成されている形状からなる3次元モデルの表面に、上記登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と上記折線とが略一致するように、上記登録顔画像を投影し、上記3次元モデルの表面に投影された登録顔画像に含まれる顔の両目の位置が特定位置となるように当該両目を結ぶ線分の中点を基準として上記3次元モデルを回転移動させ、当該回転移動後の3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して、上記判定の対象となる顔の向き毎に2次元画像を生成するための変換パラメータを、上記判定の対象となる顔の向きに関連付けて記憶する変換パラメータ記憶部と、上記判定部により判定された顔の向きに関連付けて記憶されている変換パラメータを用いて、上記登録顔画像から上記2次元画像を生成する画像変換部と、上記画像変換部により生成された2次元画像および上記正規化対象画像を比較することにより、上記対象画像に含まれる顔を識別する識別部とを具備する画像処理装置およびその処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、対象画像に含まれる顔の向きを判定し、この顔の両目を検出し、この両目に基づいて対象画像を正規化し、判定された顔の向きに関連付けて記憶されている変換パラメータを用いて登録顔画像から2次元画像を生成し、この2次元画像および対象画像を比較することにより、対象画像に含まれる顔を識別するという作用をもたらす。
本発明によれば、顔識別処理の負荷を軽減しつつ、顔識別の精度を高めることができるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における画像処理装置100の機能構成例を示すブロック図である。画像処理装置100は、光学系111と、撮像部112と、顔検出部120と、目検出部130と、正規化部140と、顔向き判定部150と、顔向き判定基準データ保持部151と、登録顔画像記憶部160と、3次元モデル記憶部170と、画像変換部180と、変換データ記憶部181と、顔識別部190と、顔識別結果出力部195とを備える。画像処理装置100は、例えば、被写体が撮像された撮像画像について、画像解析により特徴量を抽出し、この抽出された特徴量を用いて各種画像処理を施すことが可能なデジタルスチルカメラ等の撮像装置によって実現することができる。
光学系111は、被写体からの光を集光する複数のレンズ(ズームレンズ、フォーカスレンズ等)から構成され、入射された被写体からの光がこれらのレンズおよびアイリス(図示せず)を介して撮像部112に供給される。
撮像部112は、所定の撮像パラメータに従って、被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成するものであり、生成された撮像画像を顔検出部120、目検出部130および正規化部140に出力する。すなわち、撮像部112において、光学系111を介して入射された被写体からの光信号が撮像素子(図示せず)によりアナログの画像信号に光電変換される。そして、この光電変換されたアナログの画像信号に対して、信号処理部(図示せず)が、ノイズ除去等、A/D(Analog/Digital)変換処理等のカメラ信号処理を施すことにより、撮像画像が生成される。
顔検出部120は、撮像部112から出力された撮像画像に含まれる人物の顔を検出するものであり、検出された顔に関する顔検出情報を目検出部130および正規化部140に出力する。顔検出方法として、例えば、顔の輝度分布情報が記録されているテンプレートと実画像とのマッチングによる顔検出方法(例えば、特開2004−133637参照。)、撮像画像に含まれる肌色の部分や人間の顔の特徴量等に基づいた顔検出方法等を用いることができる。また、顔検出情報には、検出された顔の撮像画像上における位置およびサイズが含まれる。なお、検出された顔の撮像画像上における位置は、例えば、撮像画像上における顔画像の中心位置とし、検出された顔の撮像画像上におけるサイズは、例えば、撮像画像上における顔画像の水平方向および垂直方向の長さとすることができる。この顔検出情報により、撮像画像上における顔の少なくとも一部を含む矩形状の撮像画像である顔画像を特定することができる。
目検出部130は、撮像部112から出力された撮像画像に含まれる人物の顔の両目を検出するものであり、検出された両目に関する目検出情報を正規化部140に出力する。すなわち、目検出部130は、撮像部112から出力された撮像画像において、顔検出部120から出力された顔検出情報(位置およびサイズ)を用いて、顔検出部120により検出された顔に対応する顔画像を抽出する。そして、この抽出された顔画像における両目を検出する。この目検出方法として、例えば、顔検出方法と同様に、目の輝度分布情報が記録されているテンプレートと実画像とのマッチングによる目検出方法等を用いることができる。また、目検出情報には、検出された両目の顔画像における位置が含まれる。この顔画像における位置は、例えば、顔画像における目の中心位置とすることができる。この目検出情報を用いて顔画像を正規化することができる。なお、目検出部130は、特許請求の範囲に記載の目検出部および器官検出部の一例である。
正規化部140は、顔検出部120により検出された顔に対応する顔画像について、目検出部130から出力された目検出情報に基づいて正規化を行うものであり、正規化された顔画像(正規化顔画像)を顔向き判定部150および顔識別部190に出力する。また、正規化部140は、正規化を行うための正規化テンプレートを保持し、この正規化テンプレートに基づいて顔画像を正規化する。この正規化テンプレートとして、例えば、図2(c)および図3(c)に示すように、顔画像における両目の位置を基準とする正規化テンプレート141を用いることができる。すなわち、正規化部140は、顔画像における両目の位置が、正規化テンプレート141における両目の位置と合致するように、顔画像に拡大縮小処理および回転処理を施すとともに解像度変換を施し、その顔画像を正規化する。なお、顔画像の正規化および正規化テンプレートについては、図2および図3を参照して詳細に説明する。
顔向き判定部150は、顔向き判定基準データ保持部151に記憶されている顔向き判定基準データを用いて、顔検出部120により検出された顔の向きを判定するものであり、この判定結果を画像変換部180に出力する。すなわち、顔向き判定部150は、正規化部140から出力された正規化顔画像について、顔向き判定基準データ保持部151に記憶されている顔向き判定基準データの判定条件がどの程度満たされるか否かを算出して、顔の向きに関する積算結果値を得る。そして、この積算結果値に基づいて、顔向き判定部150は、顔検出部120により検出された顔の向きを判定する。なお、顔向き判定部150により判定される顔の向きは、例えば、「正面向き」、「右向き」、「左向き」である。なお、顔向きの判定方法として、例えば、目、鼻、口等の顔の器官の形状的な特徴を利用して顔向きを判定する判定方法や、判定対象となる顔画像上の2点間の輝度値の差分値を用いた判別器による判定処理を行う判定方法等を用いることができる。なお、顔向き判定については、図4乃至図6を参照して詳細に説明する。また、顔向き判定部150は、特許請求の範囲に記載の判定部の一例である。
顔向き判定基準データ保持部151は、顔向き判定部150による判定に用いられる顔向き判定基準データを保持するものである。この顔向き判定基準データは、顔向き判定部150により判定される顔の向きに関して予め十分に学習をさせた基準データである。なお、顔向き判定基準データについては、図5を参照して詳細に説明する。
登録顔画像記憶部160は、顔識別部190による顔識別に用いられる顔画像を登録顔画像として記憶するものであり、記憶されている登録顔画像を画像変換部180に供給する。なお、登録顔画像記憶部160に記憶される登録顔画像については、図7を参照して詳細に説明する。
3次元モデル記憶部170は、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像を変換するための3次元モデルを記憶するものであり、記憶されている3次元モデルを画像変換部180に供給する。なお、3次元モデル記憶部170に記憶される3次元モデルについては、図8を参照して詳細に説明する。
画像変換部180は、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像を変換して照合用顔画像を生成するものであり、生成された照合用顔画像を顔識別部190に出力する。すなわち、画像変換部180は、3次元モデル記憶部170に記憶されている3次元モデルの水平方向と登録顔画像に含まれる顔の水平方向とが略一致するように、3次元モデルの表面に登録顔画像を投影する。そして、顔向き判定部150から出力された顔向きの判定結果に基づいて、登録顔画像が貼り付けられた3次元モデルを変換する。そして、変換後の3次元モデルの表面に貼り付けられている登録顔画像を平面上に投影して照合用顔画像(2次元画像)を生成する。なお、画像変換部180は、顔向き判定部150から「正面向き」の判定結果が出力された場合には、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像を変換せずに、照合用顔画像として顔識別部190に出力する。また、この登録顔画像の変換については、図10乃至図13を参照して詳細に説明する。なお、画像変換部180は、特許請求の範囲に記載の投影部、変換部および生成部の一例である。
変換データ記憶部181は、画像変換部180が変換を行うための変換データを、顔向き判定部150による判定の対象となる顔の向きに関連付けて記憶するものであり、記憶されている変換データを画像変換部180に供給する。なお、変換データ記憶部181については、図9を参照して詳細に説明する。
顔識別部190は、顔検出部120により検出された顔が、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像に含まれる顔(登録顔)であるか否かを識別するものであり、識別結果を顔識別結果出力部195に出力する。すなわち、顔識別部190は、正規化部140から出力された正規化顔画像と、画像変換部180から出力された照合用顔画像とを比較することにより、顔検出部120により検出された顔が登録顔であるか否かを識別する。この顔識別方法として、例えば、比較対象となる登録顔画像および正規化顔画像のそれぞれから特徴量を抽出し、この抽出された特徴量に基づいて顔識別を行う顔識別方法を用いることができる。すなわち、登録顔画像から抽出された特徴量と、正規化顔画像から抽出された特徴量とが比較されることにより、これらの特徴量の類似度が算出される。そして、この算出された類似度が閾値を超えた場合に、その正規化顔画像に含まれる顔が登録顔であると判定される。また、顔識別方法として、例えば、比較対象となる登録顔画像および正規化顔画像のそれぞれの画像上の2点間の輝度値の差分値を用いた弱判別器による識別処理を行う識別方法等を用いることができる。なお、顔識別部190は、特許請求の範囲に記載の識別部の一例である。
顔識別結果出力部195は、顔識別部190から出力された識別結果を出力するものである。例えば、顔検出部120により検出された顔が登録顔である旨の識別結果が顔識別部190から出力された場合には、顔識別結果出力部195は、その旨を表示する。例えば、表示部(図示せず)に表示されている撮像画像上において、登録顔であると判定された顔に特定マーカを付すことができる。また、表示部(図示せず)に表示されている撮像画像上において、登録顔であると判定された顔の周辺にその人物の氏名を付すことができる。また、登録顔であると判定された顔に基づいて、撮像部112の撮像パラメータを変更することができる。
図2および図3は、本発明の実施の形態における正規化部140が顔画像を正規化する場合における遷移を示す図である。図2(a)および図3(a)は、撮像部112から出力された撮像画像200および210を示す図である。図2(b)および図3(b)は、顔検出部120により検出された顔に対応する顔画像203および213を示す図である。図2(c)および図3(c)は、顔画像を正規化する際に用いられる正規化テンプレート141と、正規化顔画像206および216とを示す図である。正規化テンプレート141は、正規化部140に保持されて、正規化部140が正規化を行う際に用いられるテンプレートであり、正規化を行う際に基準となる基準位置142および143が規定されている。図2および図3に示す例では、目検出部130により検出された顔画像における両目の位置が、正規化テンプレート141における基準位置142および143に合致するように、顔画像について拡大縮小処理および回転処理等を行う場合について説明する。また、図2に示す例では、顔検出部120により検出された顔202が、比較的正面を向いている場合を示し、図3に示す例では、顔検出部120により検出された顔212が右側を向いている場合を示す。なお、図2に示す撮像画像200に含まれる人物201と、図3に示す撮像画像210に含まれる人物211とは、同一人物であるものとする。
図2(a)に示すように、例えば、撮像部112から出力された撮像画像200が顔検出部120に入力されると、顔検出部120は撮像画像200に含まれる顔202を検出する。また、撮像部112から出力された撮像画像200と、顔検出部120から出力された顔検出結果とが目検出部130に入力されると、目検出部130は撮像画像200に含まれる顔202の両目を検出する。図2(b)では、顔画像203に含まれる顔202の両目の中心位置を目の位置204および205として示す。
正規化部140は、検出された目の位置204および205が、図2(c)に示す正規化テンプレート141における基準位置142および143に合致するように、顔画像203について拡大縮小処理および回転処理等を行う。例えば、顔画像203について回転処理が行われ、正規化された顔画像である正規化顔画像206が生成される。図2(c)に示すように、正規化顔画像206は、顔202の目の位置204および205が、正規化テンプレート141における基準位置142および143に合致する。
また、図3に示す場合も図2と同様に、例えば、顔212の目の位置214および215が、図3(c)に示す正規化テンプレート141における基準位置142および143に合致するように、顔画像213について拡大縮小処理および回転処理等が行われる。例えば、顔画像213について拡大縮小処理および回転処理が行われ、正規化顔画像216が生成される。
図2(c)および図3(c)に示すように、同一人物の顔であっても、撮像時における顔の向きによって、正規化顔画像が大きく異なることがある。このため、例えば、図2(c)に示す正規化顔画像206を用いて顔識別を行う場合と、図3(c)に示す正規化顔画像216を用いて顔識別を行う場合とでは、顔識別結果が異なることが考えられる。すなわち、同一人物であっても、顔の向きによっては、正確に顔を識別することができないおそれがある。そこで、本発明の実施の形態では、顔検出部120により検出された顔の向きに基づいて、登録顔画像を変換して照合用顔画像を生成し、この照合用顔画像を用いて顔識別を行う。
次に、顔向き判定について図面を参照して詳細に説明する。
図4は、本発明の実施の形態における顔向き判定部150による顔向き判定の対象となる顔画像を概略的に示す図である。なお、図4(a)に示す正規化顔画像206は、図2(c)に示す正規化顔画像206と同じ画像であり、図4(b)に示す正規化顔画像216は、図3(c)に示す正規化顔画像216と同じ画像である。ここで、正面向きの顔と右向きの顔とを比較した場合、一般的に、右向きの顔には、右側の頬の面積が少なくなる等の特徴的な点が生じることが多い。そこで、これらの顔の向きに関する特徴的な状態に対応する顔向き判定基準データを顔向き判定基準データ保持部151に保持しておき、この顔向き判定基準データを顔向き判定に用いる。この顔向き判定基準データを用いた顔向き判定方法については、図5および図6を参照して詳細に説明する。また、図4(b)に示す位置221乃至226については、図5を参照して詳細に説明する。
図5は、本発明の実施の形態における顔向き判定基準データ保持部151の内容および顔向き判定部150による顔向き判定に用いられる積算結果値の範囲を示す図である。すなわち、図5(a)には、顔向き判定基準データ保持部151に保持されている顔向き判定基準データの構成例を示し、図5(b)には、その顔向き判定基準データを用いて算出される顔向きに関する積算結果値の範囲を示す。なお、本発明の実施の形態では、画素差分での相関性判断手法を用いて顔向き判定を行う例について説明する。
顔向き判定基準データ保持部151に保持されている顔向き判定基準データは、正規化顔画像の座標0(x,y)152および正規化顔画像の座標1(x,y)153と、閾値(m)154と、基準データの重み(r)155とから構成されている。ここで、正規化顔画像の座標0(x,y)152および正規化顔画像の座標1(x,y)153は、正規化顔画像における2点の位置を示す座標である。また、閾値(m)154は、座標0および座標1のレベル差(輝度差)に対する閾値である。さらに、基準データの重み(r)155は、座標0および座標1のレベル差の値と閾値(m)との比較結果に基づいて加算される重み係数である。また、顔向き判定基準データ保持部151には、これらの各値の組合せからなる基準データがn個格納されている。なお、本発明の実施の形態で示す基準データは、弱判別器(弱仮説)と称される。
顔向き判定基準データを構成する各値は、例えば、アダブースト(AdaBoost)等の機械学習アルゴリズムにより学習されたもののうちで、最も効果的な上位300乃至1000組の組合せを用いて設定される。
次に、正規化顔画像について顔向き判定基準データを用いて顔向き判定を行う例について図面を参照して詳細に説明する。この例では、図4(b)に示す正規化顔画像216の左上隅を原点として、横軸をx軸とし、縦軸をy軸とする。また、正規化顔画像216について顔向き判定基準データ保持部151に保持されている顔向き判定基準データを用いた顔向き判定処理をする場合について説明する。
例えば、顔向き判定基準データの1行目(基準データ0)に格納されている座標0(x,y)152の値に対応する正規化顔画像216の位置を位置221とし、座標1(x,y)153の値に対応する正規化顔画像216の位置を位置222とする。また、顔向き判定基準データの2行目(基準データ1)に格納されている座標0(x,y)152の値に対応する正規化顔画像216の位置を位置223とし、座標1(x,y)153の値に対応する正規化顔画像216の位置を位置224とする。さらに、顔向き判定基準データの3行目(基準データ2)に格納されている座標0(x,y)152の値に対応する正規化顔画像216の位置を位置225とし、座標1(x,y)153の値に対応する正規化顔画像216の位置を位置226とする。
最初に、判定を行うためのスコアSの値に0がセットされ、顔向き判定基準データの基準データ0に含まれる各値を用いた演算が行われる。具体的には、顔向き判定基準データ基準データ0に含まれる座標0(x,y)152の値に対応する位置221における輝度の値A(0)と、座標1(x,y)153の値に対応する位置222における輝度の値B(0)とが抽出される。そして、次式を用いて、抽出された各輝度の値の差C(0)が算出される。
C(0)=A(0)−B(0)
続いて、算出された各輝度の差の値C(0)と、顔向き判定基準データ基準データ0に含まれる閾値(m)154の値とを比較して、算出された値C(0)が閾値(m)154の値よりも大きいか否かが判断される。算出された値C(0)が閾値(m)154の値以下である場合には、顔向き判定基準データの基準データ0に含まれる重み(r)155の値をスコアSに加算する。一方、算出された値C(1)が閾値(m)154の値よりも大きい場合には、顔向き判定基準データの基準データ0に含まれる重み(r)155の値をスコアSに加算しない。
続いて、顔向き判定基準データの基準データ1に含まれる各値を用いて、上述した各演算を繰り返す。具体的には、顔向き判定基準データの基準データ1に含まれる座標0(x,y)152の値に対応する位置223における輝度の値A(1)と、座標1(x,y)153の値に対応する位置224における輝度の値B(1)とが抽出される。そして、次式を用いて、抽出された各輝度の値の差C(1)が算出される。
C(1)=A(1)−B(1)
続いて、算出された各輝度の差の値C(1)と、顔向き判定基準データの基準データ1に含まれる閾値(m)154の値とを比較して、算出された値C(1)が閾値(m)154の値よりも大きいか否かが判断される。算出された値C(1)が閾値(m)154の値以下である場合には、顔向き判定基準データの基準データ1に含まれる重み(r)155の値をスコアSに加算する。一方、算出された値C(1)が閾値(m)154の値よりも大きい場合には、顔向き判定基準データの基準データ1に含まれる重み(r)155の値をスコアSに加算しない。
続いて、顔向き判定基準データの基準データ3以降、基準データn−1までの各値を順次用いて、上述した各演算を繰り返す。
すなわち、正規化顔画像216について顔向き判定基準データを用いた判定処理をする場合には、顔向き判定基準データの基準データ0乃至n−1に含まれる各値を順次用いて、式Aを用いてC(i)が算出される。そして、算出されたC(i)が式Bを満たすか否かが判定される。ここで、変数iは整数であり、0からn−1の値を示す。
C(i)=A(i)−B(i) …式A
C(i)>m(i) …式B
そして、算出されたC(i)が式Bを満たす場合には、r(i)の値がスコアSに加算されず、算出されたC(i)が式Bを満たさない場合には、r(i)の値がスコアSに加算される。ここで、基準データiに含まれる座標0(x,y)152に対応する輝度の値をA(i)で表し、基準データiに含まれる座標1(x,y)153に対応する輝度の値をB(i)で表す。また、基準データiに含まれる閾値(m)154の値をm(i)で表し、基準データiに含まれる重み(r)155の値をr(i)で表す。
そして、顔向き判定基準データの基準データn−1に含まれる各値を用いた各演算が終了した後に、積算結果値であるスコアSの値に基づいて各属性が判定される。
ここで、顔向き判定基準データの基準データ0乃至n−1に含まれる各値を用いた各演算の終了後におけるスコアS(P)は、次の式Cで表すことができる。
ここで、S(P)は基準データ0乃至n−1の積算結果値を示し、rは基準データiに含まれる重み(r)155の値を示し、P(xi0,yi0)は基準データiに含まれる座標0(x,y)152に対応する輝度の値を示す。また、P(xi1,yi1)は基準データiに含まれる座標1(x,y)153に対応する輝度の値を示し、mは基準データiに含まれる閾値(m)154の値を示し、nは基準データの数を示す。また、h(z)は、z>0の場合には「0」となり、z≦0の場合には「1」となる関数を表すものとする。
次に、顔向き判定基準データの基準データ0乃至n−1に含まれる各値を用いて算出された積算結果値に基づいて顔属性を判定する判定方法について図5(b)を参照して詳細に説明する。図5(b)に示す顔向きに関する積算結果値の範囲は、例えば、−1000〜+1000の範囲とする。なお、本発明の実施の形態では、顔向き判定部150が、「右向き」、「正面向き」、「左向き」の3つの顔向きを判定する例について説明する。
例えば、上述の機械学習アルゴリズムによって学習時における右向きの学習サンプルを正側とし、左向きの学習サンプルを負側として学習したものとする。このように学習された場合において、顔向きを判定する場合には、図5(b)に示す閾値156および157を用いて、「右向き」、「正面向き」、「左向き」が判定される。
例えば、図5(b)に示す顔向きに関する積算結果値の範囲において、顔向き判定基準データの基準データ0乃至n−1に含まれる各値を用いて算出された積算結果値であるスコアS(P)が閾値156未満である場合には、「左向き」であると判定される。一方、スコアS(P)が閾値157よりも大きい場合には、「右向き」であると判定される。また、スコアS(P)が閾値156から閾値157の範囲内にある場合には、「右向き」、「左向き」の何れにも判定されず、「正面向き」であると判定される。これらの判定結果が、顔向き判定部150から画像変換部180に出力される。
図6は、本発明の実施の形態における顔向き判定部150による顔向きの判定結果例を示す図である。図6(a)乃至(e)に示す顔231乃至235は、顔向き判定部150に入力される正規化顔画像に含まれる顔である。図6(a)および(b)に示す顔231および232は、正面側に対して右側に向いている。このため、顔231および232については、顔向き判定部150により右向きと判定される。一方、図6(d)および(e)に示す顔234および235は、正面側に対して左側に向いている。このため、顔234および235については、顔向き判定部150により左向きと判定される。また、図6(c)に示す顔233は、正面側を向いている。このため、顔233については、顔向き判定部150により正面向きと判定される。
図7は、本発明の実施の形態における登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像を模式的に示す図である。ここで、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像161乃至163は、正規化部140により正規化された正規化顔画像について、顔識別部190による顔識別処理を行うための判定データである。また、本発明の実施の形態では、顔向き判定部150の判定結果に基づいて画像変換部180により登録顔画像161乃至163が変換された照合用顔画像についても判定データとして用いる。また、図7では、3人の顔に対応する登録顔画像161乃至163が登録顔画像記憶部160に記憶されている例を示す。ここで、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像161乃至163は、両目の位置が、図2(c)および3(c)に示す正規化テンプレート141における基準位置142および143に合致するように、正規化された正規化顔画像であるものとする。
図7に示すように、登録顔画像記憶部160には、登録顔画像を識別するための識別番号および氏名が各登録顔画像に関連付けて記憶されている。例えば、登録顔画像161乃至163について、識別番号として「001」、「002」、「003」が付与されるとともに、氏名として「甲田一郎」、「甲田花子」、「乙山美咲」が関連付けられて記憶される。なお、登録顔画像161(識別番号「001」、氏名「甲田一郎」)に含まれる顔は、図2および図3に示す顔202および212と同一人物の顔であるものとする。
図8は、本発明の実施の形態における3次元モデル記憶部170に記憶されている3次元モデル300を模式的に示す図である。図8(a)には、3次元モデル300を正面側から見た場合を示し、図8(b)には、3次元モデル300を右側から見た場合を示し、図8(c)には、3次元モデル300を左側から見た場合を示し、図8(d)には、3次元モデル300を上側から見た場合を示す。
3次元モデル300は、矩形の上辺および下辺の各中点を結ぶ線を折線として、その矩形を裏面側に2つ折りにした形状からなる3次元CG(Computer Graphics:コンピュータ・グラフィックス)モデルである。また、3次元モデル300は、図8(d)に示すように、左半分の矩形および右半分の矩形のそれぞれを、折り曲げる前の状態から角度αだけ折り曲げた形状である。ここで、角度αは、例えば、10乃至20度とすることができる。
図9は、本発明の実施の形態における変換データ記憶部181の内容を示す図である。変換データ記憶部181には、ヨー(yaw)回転角度(θ)184と、ロール(roll)回転角度(φ)185と、x軸の移動距離(Tx)186と、y軸の移動距離(Ty)187と、z軸の移動距離(Tz)188とが格納されている。また、これらの各値は、左向き182または右向き183に関連付けて格納されている。なお、これらの各値は、画像変換部180が3次元モデルを回転および移動させ、この回転および移動後に生成される照合用顔画像に含まれる顔の両目の位置と、登録顔画像に含まれる顔の両目の位置とが同じ位置となるようにするための変換データである。なお、図9では、ヨー回転角度(θ)184以外の値についての記載を省略する。
ヨー回転角度(θ)184は、表面に登録顔画像が投影された3次元モデル300をヨー回転させるための角度を示す値である。ロール回転角度(φ)185は、表面に登録顔画像が投影された3次元モデル300をロール回転させるための角度を示す値である。なお、この例では、θ=−30、30の場合を示すが、例えば、θ=−30〜−20、20〜30とすることができる。
x軸の移動距離(Tx)186は、表面に登録顔画像が投影された3次元モデル300をx軸方向に平行移動させるための距離を示す値である。y軸の移動距離(Ty)187は、表面に登録顔画像が投影された3次元モデル300をy軸方向に平行移動させるための距離を示す値である。z軸の移動距離(Tz)188は、表面に登録顔画像が投影された3次元モデル300をz軸方向に平行移動させるための距離を示す値である。
ここで、顔向き判定部150により「左向き」または「右向き」が判定された場合に、判定された顔向き(左向き182または右向き183)に関連付けて格納されている値を用いて、画像変換部180が3次元モデル300について回転および平行移動を行う。なお、これらの回転および平行移動については、図11を参照して詳細に説明する。
図10乃至図12は、本発明の実施の形態における画像変換部180により登録顔画像が変換される場合における遷移を概略的に示す図である。すなわち、図10(a)に示す登録顔画像161上の座標g1(x,y)を、図12に示す照合用顔画像340上の座標g4(u,v)に変換する場合における遷移を示す。なお、図10乃至図12に示す遷移については、図13および式1を参照して詳細に説明する。
式1は、図10(a)に示す登録顔画像161上の座標g1(x,y)を、図12に示す照合用顔画像340上の座標g4(u,v)に変換するための行列式である。
図13は、本発明の実施の形態における画像変換部180により登録顔画像を変換する場合における3次元モデル300と、画像投影面350との関係を模式的に示す図である。
図10(a)には、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像161を示す。なお、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像162および163の変換については、登録顔画像161の変換と同様であるため、ここでの説明を省略する。この例では、図10(a)に示すように、登録顔画像161の左上隅を原点O1として、横軸をx軸とし、縦軸をy軸として、登録顔画像161を変換する場合について説明する。
図10(b)には、3次元モデル記憶部170に記憶されている3次元モデル300の表面に登録顔画像161を投影する場合を示す。なお、図10乃至図12では、説明の容易のため、3次元モデル300については左斜め側から見た状態を示す。図10(b)に示すように、登録顔画像161の4隅311乃至314の座標が、3次元モデル300の4隅321乃至324の座標に変換されるように、3次元モデル300の表面に登録顔画像161が投影される。また、登録顔画像161の上辺の中点315および下辺の中点316が、3次元モデル300の折線の頂点325および326に変換されるように、3次元モデル300の表面に登録顔画像161が投影される。この投影により、図10(b)に示すように、3次元モデル300の表面に登録顔画像161が貼り付けられる。なお、以下では、表面に登録顔画像161が貼り付けられた3次元モデル300を、登録顔画像3次元モデル330と称して説明する。
ここで、式1の左辺の行列(x y 1 1)は、登録顔画像161の座標g1(x,y)に対応する行列であり、右辺の行列(u v 1 1)は、照合用顔画像340の座標g4(u,v)に対応する行列である。また、右辺の行列Fは、3次元モデル300に貼り付けられた画像を平面上に投影させて2次元画像を生成し、この2次元画像における座標原点を変更する行列である。すなわち、行列Fの逆行列F−1を用いることにより、図10(a)に示すように、登録顔画像161の左上隅の原点O1を、登録顔画像161の中心位置O2に変更することができる。そして、図10(b)に示すように、3次元モデル300の表面に登録顔画像161を投影させることができる。
図11(a)には、表面に登録顔画像161が貼り付けられた登録顔画像3次元モデル330を左斜め側から見た状態を示し、図11(b)には、表面に登録顔画像161が貼り付けられた登録顔画像3次元モデル330を上側から見た状態を示す。この例では、図11(a)および(b)に示すように、登録顔画像3次元モデル330の折線上の中点を原点O3として、水平方向の軸をx軸とし、垂直方向の軸をy軸とし、x軸およびy軸に直行する軸をz軸とする。そして、登録顔画像3次元モデル330を回転および移動させる場合について説明する。また、この例では、顔向き判定部150により「右向き」であると判定された場合を例にして説明する。
図11(c)には、登録顔画像3次元モデル330を回転および移動させる場合を示す。ここで、式1の行列Gは、3次元空間において3次元モデル300をヨー回転させる行列である。なお、行列Gによるヨー回転の回転角度はθである。また、行列Hは、3次元空間において3次元モデル300をロール回転させる行列である。なお、行列Hによるロール回転の回転角度はφである。また、行列Iは、3次元空間において3次元モデル300を平行移動させる行列である。なお、行列Iによるx軸方向の移動距離はTxであり、y軸方向の移動距離はTyであり、z軸方向の移動距離はTzである。これらの行列G乃至Iの逆行列G−1、H−1、I−1を用いることにより、登録顔画像3次元モデル330を回転および平行移動させることができる。なお、これらの角度θ、φ、移動距離Tx、Ty、Tzは、顔向き判定部150により判定された顔の向きに応じて決定される値であり、図9に示す変換データ記憶部181に記憶されている。なお、変換データ記憶部181に記憶されている各値は、登録顔画像3次元モデル330を回転および平行移動させた後に生成される2次元画像(図12に示す照合用顔画像340)を正規化画像とするための値である。
図13には、逆行列G−1、H−1、I−1を用いて変換された登録顔画像3次元モデル330の表面に貼り付けられている登録顔画像を平面上に投影して2次元画像(図12に示す照合用顔画像340)を生成する場合を模式的に示す。図13(a)には、登録顔画像3次元モデル330と、2次元画像を生成するための画像投影面350との関係をy軸方向から見た場合を示す。また、図13(b)には、登録顔画像3次元モデル330と画像投影面350との関係をx軸方向から見た場合を示す。図13に示すように、登録顔画像3次元モデル330の表面に貼り付けられている登録顔画像が基準点(光学中心)K1に収束するように、登録顔画像3次元モデル330の表面に貼り付けられている登録顔画像が画像投影面350に投影される。このように、画像投影面350に投影された画像が照合用顔画像340として生成される。
ここで、基準点K1から登録顔画像3次元モデル330の原点O3までの距離を距離Zcとし、基準点K1から画像投影面350までの距離を距離fとする。この距離fは、例えば、登録顔画像3次元モデル330の左右端の一辺の長さと同じ値とすることができる。また、これらの距離Zcおよびfを用いた行列Jは、三角形の相似条件を用いることにより、3次元モデル300の表面に画像を投影させる行列である。また、図12に示すように、行列Jの逆行列J−1を用いることにより、登録顔画像3次元モデル330の表面に貼り付けられている登録顔画像を画像投影面350に投影させて照合用顔画像340を生成することができる。また、行列Kは、2次元画像における座標原点を変更する行列である。すなわち、行列Kの逆行列K−1を用いることにより、図12に示すように、照合用顔画像340の中心位置にある原点O5を、照合用顔画像340の左上隅O6に変更することができる。
図14は、本発明の実施の形態における画像変換部180により登録顔画像161を照合用顔画像340に変換した場合の遷移を示す図である。図14(a)には、変換前の登録顔画像161を示し、図14(b)には、変換後の照合用顔画像340を示す。このように、登録顔画像161は、正面顔241を含む画像であるとともに、正面顔241の目の位置242および243に基づいて正規化された画像である。これに対して、照合用顔画像340は、画像変換部180による画像変換により右向きのようになった顔341を含む画像であるとともに、顔341の目の位置342および343に基づいて正規化された画像である。すなわち、登録顔画像161の目の位置242および243と、照合用顔画像340の目の位置342および343とは、同じ位置となる。
図15は、本発明の実施の形態における顔識別部190による比較対象となる照合用顔画像および正規化顔画像と、登録顔画像および正規化顔画像とを示す図である。図15(a)および(b)に示す正規化顔画像216は、図3(c)に示す正規化顔画像216と同じである。また、図15(a)に示す照合用顔画像340は、図14(b)に示す照合用顔画像340と同じであり、顔向き判定部150により判定された顔の向きに基づいて、画像変換部180により生成された画像である。一方、図15(b)に示す登録顔画像161は、図7に示す登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像161と同じであり、顔向き判定部150により判定された顔の向きに基づいた変換が行われていない画像である。
図15(a)に示すように、顔向き判定部150により判定された顔の向きに基づいて生成された照合用顔画像340と、正規化顔画像216とを比較した場合には、この2つの顔が比較的似ている。このため、顔識別部190による顔識別の精度を向上させることができる。一方、図15(b)に示すように、変換が行われていない登録顔画像161と、正規化顔画像216とを比較した場合には、正面顔と右向きの顔とであるため、同一人物であるにもかかわらず、画像上における顔の各部分が似ていない。このため、図15(a)に示す場合と比較して顔識別部190による顔識別の精度を向上させることが困難である。
次に、本発明の実施の形態における画像処理装置100の動作について図面を参照して説明する。
図16は、本発明の実施の形態における画像処理装置100による顔識別処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、撮像部112が撮像画像を生成する(ステップS901)。続いて、顔検出部120が、生成された撮像画像について顔検出処理を行う(ステップS902)。この顔検出処理により、顔が検出されたか否かが判断され(ステップS903)、顔が検出されない場合には、顔識別処理の動作を終了する。一方、顔が検出された場合には(ステップS903)、目検出部130が、顔検出部120により検出された顔について目検出処理を行う(ステップS904)。
続いて、正規化部140が、顔検出部120により検出された顔を含む顔画像について、両目の位置が正規化テンプレート141の基準位置142および143になるように調整することにより正規化を行う(ステップS905)。続いて、正規化された顔画像である正規化顔画像について顔向き判定部150が顔向き判定処理を実行する(ステップS920)。この顔向き判定処理については、図17を参照して詳細に説明する。
続いて、画像変換部180が、顔向き判定部150により判定された顔の向きが正面向きであるか否かを判断する(ステップS906)。顔向き判定部150により判定された顔の向きが正面向きでない場合には(ステップS906)、画像変換部180が、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像を3次元モデル300に投影する(ステップS907)。続いて、画像変換部180が、顔向き判定部150により判定された顔の向きに関連付けて変換データ記憶部181に記憶されている変換データを用いて、登録顔画像が貼り付けられている3次元モデル300を回転および移動させる(ステップS908)。続いて、画像変換部180が、回転および移動後の3次元モデル300に貼り付けられている登録顔画像を平面上に投影して2次元画像(照合用顔画像)を生成する(ステップS909)。
続いて、顔識別部190が、画像変換部180により生成された2次元画像と、正規化部140により生成された正規化顔画像とを比較することにより、この正規化顔画像の顔が登録顔画像の顔と同一人物の顔であるか否かを判断する(ステップS910)。すなわち、顔検出部120により検出された顔について顔識別処理が行われる。なお、登録顔画像記憶部160に複数の登録顔画像が記憶されている場合には、各登録顔画像について2次元画像が生成され、各2次元画像について顔識別処理が行われる。
また、顔向き判定部150により判定された顔の向きが正面向きである場合には(ステップS906)、顔識別部190が登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像と、正規化部140により生成された正規化顔画像とを比較する。そして、この正規化顔画像の顔が登録顔画像の顔と同一人物の顔であるか否かを判断する(ステップS910)。なお、登録顔画像記憶部160に複数の登録顔画像が記憶されている場合には、各登録顔画像について顔識別処理が行われる。
図17は、本発明の実施の形態における画像処理装置100による顔向き判定処理の処理手順を示すフローチャートである。この顔向き判定処理は、図16のステップS920の顔向き判定処理に対応する処理である。
最初に、スコアSが「0」に初期化され(ステップS921)、変数iが「0」に初期化される(ステップS922)。続いて、正規化顔画像から抽出された輝度の値の中から、顔向き判定基準データ保持部151の基準データiの座標0(x,y)152に対応する輝度の値A(i)と、座標1(x,y)153に対応する輝度の値B(i)とが取得される(ステップS923)。続いて、次式を用いて、取得された各輝度の値の差C(i)が算出される(ステップS924)。
C(i)=A(i)−B(i)
続いて、算出された各輝度の差の値C(i)と、顔向き判定基準データ保持部151の基準データiに含まれる閾値(m)154の値とを比較して、算出された値C(i)が閾値(m)154の値よりも大きいか否かが判断される(ステップS925)。算出された値C(i)が閾値(m)154の値以下である場合には(ステップS925)、顔向き判定基準データ保持部151の基準データiに含まれる重み(r)155の値をスコアSに加算する(ステップS926)。一方、算出された値C(i)が閾値(m)154の値よりも大きい場合には(ステップS925)、顔向き判定基準データ保持部151の基準データiに含まれる重み(r)155の値をスコアSに加算せずに、ステップS927に進む。
続いて、変数iに「1」が加算され(ステップS927)、変数iがn−1よりも大きいか否かが判断される(ステップS928)。変数iがn−1よりも大きくない場合には(ステップS928)、顔向き判定基準データ保持部151の各基準データについての判定処理が終了していないため、ステップS923に戻り、判定処理を繰り返す(ステップS923乃至S927)。一方、変数iがn−1よりも大きい場合には(ステップS928)、スコアSの値が閾値1および閾値2の範囲内に存在するか否かが判断される(ステップS929)。なお、閾値1は、図5(b)に示す閾値156に対応し、閾値2は、図5(b)に示す閾値157に対応する。
スコアSの値が閾値1および閾値2の範囲内に存在する場合には(ステップS929)、正規化顔画像に含まれる顔の向きは「正面向き」であると判定される(ステップS930)。
スコアSの値が閾値1および閾値2の範囲内に存在しない場合には(ステップS929)、スコアSの値が閾値2よりも大きいか否かが判断される(ステップS931)。スコアSの値が閾値2よりも大きい場合には(ステップS931)、正規化顔画像に含まれる顔は「右向き」であると判定される(ステップS932)。一方、スコアSの値が、閾値1よりも小さい場合には(ステップS931)、正規化顔画像に含まれる顔は「左向き」であると判定される(ステップS933)。なお、ステップS907は、特許請求の範囲に記載の投影手順の一例である。また、ステップS908は、特許請求の範囲に記載の変換手順の一例である。また、ステップS909は、特許請求の範囲に記載の生成手順の一例である。また、ステップS910は、特許請求の範囲に記載の識別手順の一例である。
以上では、式1の行列F乃至Kを用いた演算を行うことにより、登録顔画像を照合用顔画像に変換する例について説明した。すなわち、式1の行列F乃至Kを用いた演算では、表面に登録顔画像が貼り付けられている3次元モデル300における3次元座標原点を3次元モデル300の折線の中点とし、この3次元座標原点を基準として回転および平行移動を行う。このように、折線の中点を3次元座標原点とする場合には、3次元モデル300のヨー回転を行った後に、両目の位置を基準として正規化するためのロール回転およびy軸への平行移動を行う必要がある。
ここで、登録顔画像は両目の位置を基準として正規化された画像である。このため、例えば、3次元モデル300の表面に貼り付けられている登録顔画像に含まれる顔の両目を結ぶ線分の中点を3次元座標原点とすることにより、ロール回転およびy軸への平行移動を省略することができる。これにより、式1の行列F乃至Kを用いた演算を行う場合によりも、演算量を低減させることができる。以下では、3次元モデル300における両目を結ぶ線分の中点を3次元座標原点として画像変換を行い、ロール回転およびy軸への平行移動を省略する例について図面を参照して詳細に説明する。
図18は、本発明の実施の形態における画像処理装置500の機能構成例を示すブロック図である。ここで、画像処理装置500は、図1に示す画像処理装置100の一部を変形したものであり、画像変換部180および変換データ記憶部181の代わりに、画像変換部510および変換データ記憶部520を設けた画像処理装置である。このため、図1に示す画像処理装置100と同様の構成についての詳細な説明は省略する。また、他の構成についても、以下では、図1に示す画像処理装置100と異なる点を中心に説明する。
画像変換部510は、顔向き判定部150により判定された顔の向きに関連付けて変換データ記憶部520に記憶されている変換パラメータを用いて、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像から2次元画像を生成するものである。
変換データ記憶部520は、画像変換部510が変換を行うための変換パラメータを、顔向き判定部150による判定の対象となる顔の向きに関連付けて記憶するものであり、記憶されている変換パラメータを画像変換部510に供給する。なお、変換データ記憶部520については、図19を参照して詳細に説明する。また、変換データ記憶部520に記憶されている変換パラメータの算出方法については、図20乃至図22を参照して詳細に説明する。なお、変換データ記憶部520は、特許請求の範囲に記載の変換パラメータ記憶部の一例である。
図19は、本発明の実施の形態における変換データ記憶部520の内容を示す図である。変換データ記憶部520には、変換パラメータ523が左向き521または右向き522に関連付けて格納されている。
変換パラメータ523は、画像変換部510が、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像を変換して照合用顔画像を生成するための変換パラメータである。具体的に、変換パラメータ523は、3次元モデルの表面に登録顔画像を投影し、顔向きの判定結果に基づいてその3次元モデルを変換し、変換後の3次元モデルにおける登録顔画像を平面上に投影して照合用顔画像を生成するための変換パラメータである。なお、3次元モデルの表面に登録顔画像が投影される際には、3次元モデル記憶部170に記憶されている3次元モデルの折線と、登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線とが略一致するように投影される。また、3次元モデルを変換する際には、3次元モデルの表面に貼り付けられている登録顔画像に含まれる顔の両目の位置が特定位置となるように、その両目を結ぶ線分の中点を基準として、3次元モデルが回転および移動される。
ここで、顔向き判定部150により「左向き」または「右向き」の何れかが判定された場合に、判定された顔向き(左向き521または右向き522)に関連付けて格納されている変換パラメータを用いて、画像変換部510が登録顔画像を2次元画像に変換する。この変換は、登録顔画像の中心位置を座標原点として、「x<0」および「x≧0」に応じた変換パラメータを用いる。また、2次元画像の中心位置を座標原点として、登録顔画像が2次元画像に変換される。なお、変換パラメータA乃至Eについての算出方法については、図20乃至図22を参照して詳細に説明する。
図20乃至図22は、本発明の実施の形態における変換パラメータA乃至Eを算出する場合における算出方法の概略を示す図である。なお、上述した画像等と同一のものについては、同一の符号を付して説明する。
図20(a)に示すように、登録顔画像161の中心位置O2を原点とした場合に、登録顔画像161に含まれる顔241の両目の位置を位置242および243とする。なお、位置242および243は、例えば、顔241の両目の中心位置とする。この場合における位置242の座標を(−p,q)とし、位置243の座標を(p,q)とする。ここで、式1の行列Fの逆行列F−1および行列Gの逆行列G−1を用いることにより、図20(b)に示すように、登録顔画像161を3次元モデル300に投影させてヨー回転させることができる。そして、このヨー回転後の登録顔画像3次元モデル330における顔の右目の座標をOL2(XL,YL,ZL)とし、左目の座標をOR2(XR,YR,ZR)した場合における座標OL2およびOR2を求める場合を考える。ただし、ここでは、3次元空間の座標原点を、図20(b)に示す点O3から図21に示す基準点K1に変更した場合を想定して座標OL2およびOR2を求める例を示す。このように、基準点K1を座標原点とした場合において、右目の座標OL2(XL,YL,ZL)は、式2を用いて算出することができる。また、左目の座標OR2(XR,YR,ZR)は、式3を用いて算出することができる。
また、図20(c)に示すように、照合用顔画像340の中心位置O5を座標原点とした場合に、照合用顔画像340に含まれる顔341の両目の位置を位置342および343とする。なお、位置342および343は、例えば、顔341の両目の中心位置とする。この場合における位置342および343の座標は、照合用顔画像340が、両目の位置を基準として正規化された画像であるため、登録顔画像161に含まれる両目の位置242および243と同じ座標となる。そこで、照合用顔画像340における右目の座標を(−p,q)とし、左目の座標を(p,q)とする。ここで、3次元空間の座標原点を、図20(c)に示す点O5から図21に示す基準点K1に変更した場合を想定して、右目の座標(−p,q)および左目の座標(p,q)を求める例を示す。このように、基準点K1を座標原点とした場合において、図21(a)および(b)に示す位置関係に基づいて、右目の座標(−p,q)は、式4を用いて算出することができる。また、左目の座標(p,q)は、式5を用いて算出することができる。
ここで、登録顔画像161および登録顔画像3次元モデル330に含まれる顔の両目を結ぶ線分の中心位置を原点とする場合には、q=0となる。そこで、Ty=0とする。また、式2および式3を式4および式5に代入することにより、平行移動成分Tx、Ty、Tzは、以下の通り求めることができる。
Tx=psinθ(tanα−(p/f)) …式6
Ty=0 …式7
Tz=(f+ptanα)cosθ−Zc …式8
ここで、登録顔画像3次元モデル330における顔の両目の中心位置を座標原点とする場合には、上述したように、Tyの平行移動とロール回転とを省略することができる。ここで、登録顔画像161上の座標原点が中心点に変更されるとともに3次元モデル300の表面に登録顔画像161が投影された後におけるヨー回転前の3次元座標は、x≧0の場合、図22(b)を参照すると、z1=−x1tanαである。このため、登録顔画像161が投影された後におけるヨー回転前の3次元座標を座標(x,y,−xtanα)と表すことができる。ただし、xおよびyについては、以下の通りとする。
=x+Cx
=y+Cy
なお、CxおよびCyは、図10(a)に示す値と同じである。この場合に、3次元座標(x,y,−xtanα)については、以下の式9が成り立つ。
ここで、式9の右辺の左側の行列は、3次元空間において3次元モデルをヨー回転させる行列である。なお、この行列は、行列Gと同様に回転角度θでヨー回転させる行列である。また、式9の右辺の右側の行列は、3次元空間において3次元モデルをヨー回転させた後における3次元座標を示す行列である。ただし、uおよびvについては、以下の通りとする。なお、CuおよびCvは、図12に示す値と同じである。
=u−Cu
=v−Cv
続いて、式9の行列式を展開すると、以下の式10乃至12が求められる。
=(u/f)Zcosθ+(u/f)Zccosθ−Txcosθ−Zsinθ+Tzsinθ …式10
=(v/f)Z+(v/f)Zc …式11
−xtanα=(u/f)Zsinθ+(u/f)Zcsinθ−Txsinθ+Zcosθ−Tzcosθ …式12
また、登録顔画像3次元モデル330における両目の中心位置を原点O7とする場合には、図22(b)を参照すると、Zの値は、以下の式13により求めることができる。
Z=−(xcosθ−xtanαsinθ)tan(α+θ)+Tz …式13
ここで、上述した式8のTzを式13に代入することにより、以下の式14を求めることができる。
Z=−x(cosθ−tanαsinθ)tan(α+θ)+(f+ptanα)cosθ−Zc …式14
続いて、式6のTx、式8のTzおよび式14のZを、式10および式11に代入することにより、x≧0の場合におけるxおよびyを、式15、式16のように求めることができる。ここで、式15乃至33で示すx、y、uおよびvについては、一般化するため、単に、x、y、uおよびvで表す。
また、同様に、x<0の場合におけるxおよびyを、式17、式18のように求めることができる。
続いて、以下の式19乃至21を用いて、式15乃至18で示すxおよびyを変形することができる。この変形後の式を式22乃至25に示す。
tan(α+θ)=(tanα+tanθ)/(1−tanαtanθ) …式19
tan(α−θ)=(tanα−tanθ)/(1+tanαtanθ) …式20
1/cosθ=1+tanθ …式21
ここで、式22および23は、x≧0の場合におけるxおよびyを示し、式24および25は、x<0の場合におけるxおよびyを示す。ここで、変数u、v以外のf、p、α、θを固定値として設定することができる。例えば、αおよびθについては、α=10〜20、θ=−30〜−20、20〜30の範囲内で設定することができる。また、本発明の実施の形態では、顔向き判定部150により判定された「左向き」または「右向き」に応じて登録顔画像を変換する。そこで、「左向き」または「右向き」の場合を想定して(θ≧0、θ<0)、以下の式26乃至33を算出することができる。
ここで、A、B、B、C、C、D、DおよびEについては、図19に示す変換データ記憶部520に記憶されている値であり、以下の値とする。
このように、変換データ記憶部520に記憶されている変換パラメータ523を予め算出しておき、画像変換部510が、変換パラメータ523の各値を用いて登録顔画像から2次元画像を生成することができる。すなわち、登録顔画像の中心位置を原点とし、2次元画像の中心位置を原点として、登録顔画像の座標(x,y)が2次元画像の座標(u,v)に変換される。これにより、表面に登録顔画像が貼り付けられている3次元モデル300における3次元座標原点を折線の中点とした場合と比較して、演算量を削減することができる。これにより、顔識別処理時における処理の負荷を大幅に低減することができる。このため、例えば、小型のデジタルスチルカメラや携帯電話機等に顔識別機能を搭載させ易くすることができる。
図23は、本発明の実施の形態における顔識別部190により出力される顔識別結果を集計した顔識別結果グラフ600を示す図である。顔識別結果グラフ600は、顔向き判定部150の判定結果に基づいて画像変換部180により画像変換を行った場合と、画像変換部180による画像変換を行わなかった場合とにおける顔識別結果を集計したグラフである。ここでは、α=15度とし、θ=−30、30度とした場合において、男女10名の顔について、実際の顔の向きの角度を変更して撮像された複数の撮像画像を用いて顔識別を行った例を示している。
ここで、顔識別結果グラフ600において、横軸は、撮像画像に含まれる顔の実際の向きの角度の値を示し、縦軸は、顔識別部190により出力された顔識別結果のスコアを集計して平均した値を示す。また、算出された顔識別結果のスコアにより、登録顔であるか否かを判定するための顔識別閾値601が0〜10000の間に設定されているものとする。さらに、この例では、撮像画像に含まれる顔が正面向きの場合の顔向き角度を90度とする。また、顔向き判定部150により左向きと判定される角度を77度以下と設定する。また、顔向き判定部150により右向きと判定される角度を113度以上と設定する。
また、各撮像画像について、顔向き判定部150の判定結果に基づいて画像変換部180により画像変換を行った後に顔識別を行った場合に算出された顔識別結果のスコアを集計して平均した値を折線611で示す。一方、各撮像画像について、画像変換部180による画像変換を行わずに顔識別を行った場合に算出された顔識別結果のスコアを集計して平均した値を折線612で示す。
顔識別結果グラフ600に示すように、顔が正面向きに近い場合(縦線603および604の間)には、折線611および612にはほとんど差異がない。しかしながら、顔向き判定部150により左向きまたは右向きと判定される角度を超えた場合(縦線603よりも左側、または、縦線604よりも右側)には、例えば、差分値621乃至624で示すように、折線611および612の差分値が大きくなる。すなわち、本発明の実施の形態を適用することにより、顔が斜め方向に向いている撮像画像についても顔識別の精度を向上させることができる。なお、この例では、予め記録された撮像画像を用いて顔識別を行う例を示したが、デジタルスチルカメラ等の撮像装置による撮像時における撮像画像の顔識別についても同様に精度を向上させることができる。
次に、本発明の実施の形態における画像処理装置500の動作について図面を参照して説明する。
図24は、本発明の実施の形態における画像処理装置500による顔識別処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順は、図16に示す処理手順の変形例であり、図24に示すステップS901乃至S906、S910、S911、S920については、図16に示すS901乃至S906、S910、S911、S920と同一の処理手順である。このため、同一の処理手順についての説明は省略する。
顔向き判定部150により判定された顔の向きが正面向きでない場合には(ステップS906)、画像変換部510が、顔向き判定部150により判定された顔の向きに基づいて、2次元画像(照合用顔画像)を生成する(ステップS950)。すなわち、顔向き判定部150により判定された顔の向きに関連付けて変換データ記憶部520に記憶されている変換パラメータを用いて、登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像を変換して2次元画像(照合用顔画像)を生成する。
図25は、本発明の実施の形態における3次元モデルの例を示す図である。以上では、3次元モデル300を用いて画像変換を行う例について説明したが、図25(a)乃至(d)に示すように、他の3次元モデルを用いて画像変換を行うようにしてもよい。
図25(a)に示す3次元モデル700は、矩形の水平方向の真中付近において2つの折線を形成し、両端の矩形を裏面側に折り曲げた形状からなる3次元CGモデルである。図25(b)に示す3次元モデル710は、円柱形状からなる3次元CGモデルである。図25(c)に示す3次元モデル720は、球形状からなる3次元CGモデルである。図25(d)に示す3次元モデル730は、表面に突起部731が形成された円柱形状からなる3次元CGモデルである。3次元モデル730については、例えば、登録顔画像に含まれる顔の鼻の部分が突起部731に投影されるように、円柱形状に突起部731を形成することが好ましい。なお、図25(a)乃至(d)に示す3次元モデル以外でも、例えば、楕円球等の3次元CGモデルを用いて画像変換を行うようにしてもよい。このように、本発明の実施の形態では、画像が投影される表面上における水平方向の少なくとも一部が表面側に曲げて形成されている形状からなる3次元モデルを用いて画像変換を行うことができる。これにより、鼻等を含む真中部分が盛り上がっている人物の顔について、顔向きに応じた2次元画像を生成する際に、人物の顔に近い横向きの顔を生成することができる。
また、例えば、α=0とした3次元モデル300を用いて画像変換を行うようにしてもよい。すなわち、略平面形状からなる3次元モデルを用いて画像変換を行うようにしてもよい。また、画像が投影される表面上における水平方向の少なくとも一部が裏面側に曲げて形成されている形状からなる3次元モデルを用いて画像変換を行うようにしてもよい。すなわち、画像が投影される表面の一部分が凹部となっている3次元モデルを用いて画像変換を行うようにしてもよい。このように、本発明の実施の形態では、いわゆる、3次元モデル簡易モデル(簡易的なポリゴンモデル)を用いて登録顔画像の画像変換を行うことができる。
以上で示したように、本発明の実施の形態によれば、3次元モデルを利用して、撮像画像に含まれる顔画像と同じ向きの2次元画像(照合用顔画像)を登録顔画像から生成し、この生成された2次元画像と正規化顔画像とを比較照合することができる。これにより、顔識別部190による識別処理の際には、対比の対象となる2つの画像に含まれる顔の向きが同じ方向となるため、顔識別精度を向上させることができる。また、識別処理の際には、撮像画像に含まれる顔画像と同じ向きの2次元画像を登録顔画像から生成することができるため、各人物について正面向きの登録顔画像を1枚のみ登録しておくだけでよい。これにより、登録顔画像の記憶容量を低減させることができる。
また、登録顔画像を画像変換する際に、簡易形状モデルを利用することにより、従来の標準的な3次元顔モデルを用いて画像変換する場合と比較して演算量の大幅な削減を実現することができる。これにより、携帯電話機やデジタルスチルカメラ等の演算量が比較的制限されているモバイル機器等に対しても実装することができる。
ここで、例えば、判定された顔の向きに基づいて登録顔画像を画像変換する代わりに、撮像画像に含まれる顔画像を正面向きに画像変換して顔識別する場合を考える。例えば、顔画像に含まれる顔が右向きの顔である場合には、顔の右側の部分が顔画像に含まれていないことになる。このため、その顔画像を正面顔に画像変換した場合には、変換後の正面顔に含まれる右側の部分を正確に画像変換できない可能性が高くなる。特に、顔の目、口等の各器官は顔識別に重要であるが、これらの各器官が顔画像に含まれていない場合には、変換後の正面顔に含まれるそれらの各器官を正確に画像変換できない可能性が高いため、顔識別の精度が低減する。これに対して、本発明の実施の形態では、正面顔を含む登録顔画像から照合用顔画像を生成するため、顔の目、口等の各器官を正確に画像変換することができる。このため、顔識別の精度を向上させることができる。
なお、本発明の実施の形態では、顔向き判定部150が「正面向き」、「右向き」、「左向き」の3つに分類して顔の向きを判定する例について説明したが、4以上に分類して顔の向きを判定する場合についても本発明の実施の形態を適用することができる。また、本発明の実施の形態では、顔向き判定部150が顔の左右方向の向きを判定する例について説明したが、例えば、顔の上下方向の向きを判定する場合についても本発明の実施の形態を適用することができる。この場合には、例えば、画像が投影される表面上における垂直方向の少なくとも一部が表面側に曲げて形成されている形状からなる3次元モデルを用いて画像変換を行うことができる。
また、カムコーダ(camcorder:camera and recorder)、撮像部を備える携帯電話機等のカメラ機能を有する機器等やPC(Personal Computer)等の画像処理装置に本発明の実施の形態を適用することができる。
また、本発明の実施の形態では、顔識別の対象となる顔として人物の顔を例にして説明したが、哺乳類等の他の動物の顔を識別する場合についても本発明の実施の形態を適用することができる。
また、本発明の実施の形態では、顔識別の対象となる対象画像として静止画の撮像画像を例にして説明したが、動画についても本発明の実施の形態を適用することができる。動画の場合には、例えば、ストリーム毎に顔を検出して、この顔を含む顔画像について顔識別を行うことができる。また、GOP(Group Of Picture)毎に顔を検出するようにしてもよく、ストリーム中の一定間隔毎に顔を検出するようにしてもよい。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、上述のように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
また、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
本発明の実施の形態における画像処理装置100の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における正規化部140が顔画像を正規化する場合における遷移を示す図である。 本発明の実施の形態における正規化部140が顔画像を正規化する場合における遷移を示す図である。 本発明の実施の形態における顔向き判定部150による顔向き判定の対象となる顔画像を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態における顔向き判定基準データ保持部151の内容および顔向き判定部150による顔向き判定に用いられる積算結果値の範囲を示す図である。 本発明の実施の形態における顔向き判定部150による顔向きの判定結果例を示す図である。 本発明の実施の形態における登録顔画像記憶部160に記憶されている登録顔画像を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態における3次元モデル記憶部170に記憶されている3次元モデル300を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態における変換データ記憶部181の内容を示す図である。 本発明の実施の形態における画像変換部180により登録顔画像が変換される場合における遷移を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態における画像変換部180により登録顔画像が変換される場合における遷移を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態における画像変換部180により登録顔画像が変換される場合における遷移を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態における画像変換部180により登録顔画像を変換する場合における3次元モデル300と、画像投影面350との関係を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態における画像変換部180により登録顔画像161を照合用顔画像340に変換した場合の遷移を示す図である。 本発明の実施の形態における顔識別部190による比較対象となる照合用顔画像および正規化顔画像と、登録顔画像および正規化顔画像とを示す図である。 本発明の実施の形態における画像処理装置100による顔識別処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における画像処理装置100による顔向き判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における画像処理装置500の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における変換データ記憶部520の内容を示す図である。 本発明の実施の形態における変換パラメータA乃至Eを算出する場合における算出方法の概略を示す図である。 本発明の実施の形態における変換パラメータA乃至Eを算出する場合における算出方法の概略を示す図である。 本発明の実施の形態における変換パラメータA乃至Eを算出する場合における算出方法の概略を示す図である。 本発明の実施の形態における顔識別部190により出力される顔識別結果を集計した顔識別結果グラフ600を示す図である。 本発明の実施の形態における画像処理装置500による顔識別処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における3次元モデルの例を示す図である。
符号の説明
100 画像処理装置
111 光学系
112 撮像部
120 顔検出部
130 目検出部
140 正規化部
141 正規化テンプレート
150 顔向き判定部
151 顔向き判定基準データ保持部
160 登録顔画像記憶部
170 3次元モデル記憶部
180 画像変換部
181 変換データ記憶部
190 顔識別部
195 顔識別結果出力部
500 画像処理装置
510 画像変換部
520 変換データ記憶部

Claims (12)

  1. 画像が投影される表面上における一方向の一部を折線として前記一方向の両端部が裏面側に折り曲げて形成されている形状からなる3次元モデルの表面に、少なくとも顔の一部を含む登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と前記折線とが略一致するように、前記登録顔画像を投影する投影部と、
    対象画像に含まれる顔の向きに基づいて前記3次元モデルを変換する変換部と、
    前記変換部により変換された3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して2次元画像を生成する生成部と、
    前記生成部により生成された2次元画像および前記対象画像を比較することにより、前記対象画像に含まれる顔を識別する識別部と
    を具備する画像処理装置。
  2. 記投影部は、前記登録顔画像に含まれる顔の水平方向と前記一方向とが略一致するように前記登録顔画像を投影する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記登録顔画像は、当該登録顔画像に含まれる顔の両目に基づいて正規化された正規化画像であり、
    前記対象画像に含まれる顔の両目を検出する目検出部と、
    前記目検出部により検出された両目に基づいて前記対象画像を正規化して正規化対象画像とする正規化部とをさらに具備し、
    前記変換部は、前記生成部により生成される2次元画像に含まれる顔の両目の位置と前記正規化対象画像に含まれる顔の両目の位置とが同じ位置となるように、前記3次元モデルの表面に投影された登録顔画像に含まれる顔の両目を結ぶ線分の中点を基準として、前記3次元モデルを回転移動させ、
    前記識別部は、前記生成部により生成された2次元画像および前記正規化対象画像を比較することにより、前記対象画像に含まれる顔を識別する
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と前記折線とが略一致するように前記3次元モデルの表面に前記登録顔画像を投影し、前記生成部により生成される2次元画像に含まれる顔の両目の位置と前記正規化対象画像に含まれる顔の両目の位置とが同じ位置となるように、前記3次元モデルの表面に投影された登録顔画像に含まれる顔の両目を結ぶ線分の中点を基準として前記3次元モデルを回転移動させ、当該回転移動後の3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して、顔の向き毎に2次元画像を生成するための変換パラメータを、顔の向きに関連付けて記憶する変換パラメータ記憶部をさらに具備し、
    前記生成部は、前記対象画像に含まれる顔の向きに関連付けて記憶されている変換パラメータを用いて、前記登録顔画像から前記2次元画像を生成する
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記対象画像に含まれる顔の2つの器官を検出する器官検出部と、
    前記器官検出部により検出された2つの器官に基づいて前記対象画像を正規化して正規化対象画像とする正規化部とをさらに具備し、
    前記変換部は、前記生成部により生成される2次元画像に含まれる顔の2つの器官の位置と前記正規化対象画像に含まれる顔の2つの器官の位置とが同じ位置となるように、前記3次元モデルを回転移動させ、
    前記識別部は、前記生成部により生成された2次元画像および前記正規化対象画像を比較することにより、前記対象画像に含まれる顔を識別する
    請求項1記載の画像処理装置。
  6. 3次元モデルの回転角度および移動距離の値を、顔の向きに関連付けて記憶する変換データ記憶部をさらに具備し、
    前記変換部は、前記対象画像に含まれる顔の向きに関連付けて記憶されている前記回転角度および前記移動距離の値を用いて、前記3次元モデルを回転移動させる
    請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記識別部は、前記対象画像の比較対象として前記対象画像に含まれる顔の向きに基づいて決定された前記登録顔画像または前記生成部により生成された2次元画像の何れかと、前記対象画像とを比較することにより、前記対象画像に含まれる顔を識別する請求項1記載の画像処理装置。
  8. 少なくとも正面顔の一部を含む画像を前記登録顔画像として記憶する登録顔画像記憶部と、
    前記対象画像に含まれる顔の向きを判定する判定部とをさらに具備し、
    前記識別部は、前記判定部により前記対象画像に含まれる顔の向きが正面向きであると判定された場合には、前記登録顔画像および前記対象画像を比較することにより、前記対象画像に含まれる顔を識別する
    請求項7記載の画像処理装置。
  9. 被写体を撮像して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記撮像画像に含まれる顔を検出する顔検出部と、
    前記顔検出部により検出された顔の向きを判定する判定部とをさらに具備し、
    前記識別部は、前記生成部により生成された2次元画像および前記顔検出部により検出された顔を含む顔画像を比較することにより、前記撮像画像に含まれる顔を識別する
    請求項1記載の画像処理装置。
  10. 少なくとも顔の一部を含み当該顔の両目に基づいて正規化された正規化画像である登録顔画像を記憶する登録顔画像記憶部と、
    対象画像に含まれる顔の向きを判定する判定部と、
    前記対象画像に含まれる顔の両目を検出する目検出部と、
    前記目検出部により検出された両目に基づいて前記対象画像を正規化して正規化対象画像とする正規化部と、
    画像が投影される表面上における一方向の一部を折線として前記一方向の両端部が裏面側に折り曲げて形成されている形状からなる3次元モデルの表面に、前記登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と前記折線とが略一致するように、前記登録顔画像を投影し、前記3次元モデルの表面に投影された登録顔画像に含まれる顔の両目の位置が特定位置となるように当該両目を結ぶ線分の中点を基準として前記3次元モデルを回転移動させ、当該回転移動後の3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して、前記判定の対象となる顔の向き毎に2次元画像を生成するための変換パラメータを、前記判定の対象となる顔の向きに関連付けて記憶する変換パラメータ記憶部と、
    前記判定部により判定された顔の向きに関連付けて記憶されている変換パラメータを用いて、前記登録顔画像から前記2次元画像を生成する画像変換部と、
    前記画像変換部により生成された2次元画像および前記正規化対象画像を比較することにより、前記対象画像に含まれる顔を識別する識別部と
    を具備する画像処理装置。
  11. 画像が投影される表面上における一方向の一部を折線として前記一方向の両端部が裏面側に折り曲げて形成されている形状からなる3次元モデルの表面に、少なくとも顔の一部を含む登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と前記折線とが略一致するように、前記登録顔画像を投影する投影手順と、
    対象画像に含まれる顔の向きに基づいて前記3次元モデルを変換する変換手順と、
    前記変換手順において変換された3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して2次元画像を生成する生成手順と、
    前記生成手順において生成された2次元画像および前記対象画像を比較することにより、前記対象画像に含まれる顔を識別する識別手順と
    を具備する画像処理方法。
  12. 画像が投影される表面上における一方向の一部を折線として前記一方向の両端部が裏面側に折り曲げて形成されている形状からなる3次元モデルの表面に、少なくとも顔の一部を含む登録顔画像に含まれる顔の水平方向に対する中心線と前記折線とが略一致するように、前記登録顔画像を投影する投影手順と、
    対象画像に含まれる顔の向きに基づいて前記3次元モデルを変換する変換手順と、
    前記変換手順において変換された3次元モデルの表面に投影された登録顔画像を平面上に投影して2次元画像を生成する生成手順と、
    前記生成手順において生成された2次元画像および前記対象画像を比較することにより、前記対象画像に含まれる顔を識別する識別手順と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2008152643A 2008-06-11 2008-06-11 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Expired - Fee Related JP4569670B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152643A JP4569670B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
TW098117978A TW201003570A (en) 2008-06-11 2009-06-01 Image processing apparatus and image processing method
US12/481,117 US20090309878A1 (en) 2008-06-11 2009-06-09 Image processing apparatus and image processing method
EP09162271A EP2133819A3 (en) 2008-06-11 2009-06-09 Image processing apparatus and image processing method
KR1020090051461A KR20090129357A (ko) 2008-06-11 2009-06-10 화상 처리 장치 및 화상 처리 방법
CN2009101457973A CN101604387B (zh) 2008-06-11 2009-06-11 图像处理装置和图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152643A JP4569670B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009301170A JP2009301170A (ja) 2009-12-24
JP4569670B2 true JP4569670B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=41090245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008152643A Expired - Fee Related JP4569670B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20090309878A1 (ja)
EP (1) EP2133819A3 (ja)
JP (1) JP4569670B2 (ja)
KR (1) KR20090129357A (ja)
CN (1) CN101604387B (ja)
TW (1) TW201003570A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200117790A1 (en) * 2017-10-20 2020-04-16 CPMasterpiece Co. Ltd Authentication system, request apparatus, response apparatus, request method, and response method

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8508520B2 (en) * 2009-07-09 2013-08-13 Nvidia Corporation Luminous power control of a light source of a multimedia processing system
JP5423379B2 (ja) * 2009-08-31 2014-02-19 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム
JP5413250B2 (ja) 2010-03-05 2014-02-12 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
KR101214732B1 (ko) * 2010-03-09 2012-12-21 삼성전자주식회사 복수의 얼굴 영상을 이용한 얼굴 인식 장치 및 방법
JP5631025B2 (ja) * 2010-03-10 2014-11-26 キヤノン株式会社 情報処理装置、その処理方法及びプログラム
JP5514599B2 (ja) * 2010-03-24 2014-06-04 アズビル株式会社 2d・3d複合照合装置
CN102201126B (zh) * 2010-03-24 2013-02-13 联想(北京)有限公司 一种图像处理方法、系统及终端
US8422782B1 (en) * 2010-09-30 2013-04-16 A9.Com, Inc. Contour detection and image classification
WO2012061549A2 (en) * 2010-11-03 2012-05-10 3Dmedia Corporation Methods, systems, and computer program products for creating three-dimensional video sequences
TWI418478B (zh) * 2010-12-03 2013-12-11 Automotive Res & Testing Ct And a method and system for detecting the driving state of the driver in the vehicle
CN102024273A (zh) * 2010-12-10 2011-04-20 中国人民解放军国防科学技术大学 基于隐式向量空间的非刚性注册方法
US8552873B2 (en) 2010-12-28 2013-10-08 Automotive Research & Testing Center Method and system for detecting a driving state of a driver in a vehicle
US9323980B2 (en) * 2011-05-13 2016-04-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Pose-robust recognition
US9251402B2 (en) * 2011-05-13 2016-02-02 Microsoft Technology Licensing, Llc Association and prediction in facial recognition
JP2012244525A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
DE102011054658A1 (de) * 2011-10-20 2013-04-25 Bioid Ag Verfahren zur Unterscheidung zwischen einem realen Gesicht und einer zweidimensionalen Abbildung des Gesichts in einem biometrischen Erfassungsprozess
WO2013140702A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US9437011B2 (en) * 2012-06-11 2016-09-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for estimating a pose of a head for a person
EP2704107A3 (en) * 2012-08-27 2017-08-23 Accenture Global Services Limited Virtual Access Control
JP5898036B2 (ja) * 2012-10-02 2016-04-06 日本電信電話株式会社 映像コミュニケーションシステム及び映像コミュニケーション方法
CN103035031B (zh) * 2012-11-15 2016-03-02 北京科东电力控制系统有限责任公司 面向电网运行监控的三维人机交互显示控制方法
JP6046501B2 (ja) * 2013-01-17 2016-12-14 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 特徴点出力装置、特徴点出力プログラム、特徴点出力方法、検索装置、検索プログラムおよび検索方法
US10095917B2 (en) * 2013-11-04 2018-10-09 Facebook, Inc. Systems and methods for facial representation
KR101608822B1 (ko) 2013-11-29 2016-04-04 고려대학교 산학협력단 지능형 영상보완을 위한 얼굴 인식 방법 및 시스템
KR20150065445A (ko) * 2013-12-05 2015-06-15 한국전자통신연구원 얼굴 포즈를 이용한 정면 얼굴 검출 장치 및 방법
US10283162B2 (en) 2014-02-05 2019-05-07 Avatar Merger Sub II, LLC Method for triggering events in a video
JP6278108B2 (ja) * 2014-03-14 2018-02-14 オムロン株式会社 画像処理装置、画像センサ、画像処理方法
JP6280412B2 (ja) * 2014-03-26 2018-02-14 株式会社メガチップス 物体検出装置
US9727776B2 (en) * 2014-05-27 2017-08-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Object orientation estimation
JP6330036B2 (ja) * 2014-06-06 2018-05-23 シャープ株式会社 画像処理装置及び画像表示装置
JP2016021184A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 東芝テック株式会社 顔識別装置及びプログラム
US20160070952A1 (en) * 2014-09-05 2016-03-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for facial recognition
KR102357340B1 (ko) * 2014-09-05 2022-02-03 삼성전자주식회사 얼굴 인식 방법 및 장치
KR102290392B1 (ko) 2014-12-02 2021-08-17 삼성전자주식회사 얼굴 등록 방법 및 장치, 얼굴 인식 방법 및 장치
US10134177B2 (en) * 2015-01-15 2018-11-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for adjusting face pose
CN105844276A (zh) * 2015-01-15 2016-08-10 北京三星通信技术研究有限公司 人脸姿态校正方法和装置
KR101586765B1 (ko) * 2015-02-27 2016-01-25 주식회사 다우인큐브 반도체 공정 기반 3차원 가상 형상 모델링 방법
US10116901B2 (en) * 2015-03-18 2018-10-30 Avatar Merger Sub II, LLC Background modification in video conferencing
CN106156692B (zh) * 2015-03-25 2019-12-13 阿里巴巴集团控股有限公司 一种用于人脸边缘特征点定位的方法及装置
CN107408290A (zh) * 2015-07-09 2017-11-28 瑞穗情报综研株式会社 增龄化预测系统、增龄化预测方法以及增龄化预测程序
PH12018500541B1 (en) * 2015-09-11 2024-04-12 Jumio Corp Method and system for determining a quality metric in biometric authentication
WO2017131672A1 (en) * 2016-01-27 2017-08-03 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Generating pose frontalized images of objects
US10395099B2 (en) * 2016-09-19 2019-08-27 L'oreal Systems, devices, and methods for three-dimensional analysis of eyebags
US10755459B2 (en) * 2016-10-19 2020-08-25 Adobe Inc. Object painting through use of perspectives or transfers in a digital medium environment
CN106504187A (zh) * 2016-11-17 2017-03-15 乐视控股(北京)有限公司 视频识别方法以及装置
EP3554069B1 (en) * 2016-12-07 2021-09-15 Kyocera Corporation Image projection device, image display device, and moving body
KR20200039814A (ko) * 2017-09-05 2020-04-16 페이스북, 인크. 영상 캡쳐 장치에 의해 이전에 캡쳐된 비디오 데이터에 기초하여 영상 캡쳐 장치에 의한 비디오 데이터의 캡쳐를 수정
US10868955B2 (en) 2017-09-05 2020-12-15 Facebook, Inc. Modifying capture of video data by an image capture device based on video data previously captured by the image capture device
CN109697688B (zh) * 2017-10-20 2023-08-04 虹软科技股份有限公司 一种用于图像处理的方法和装置
JP7230345B2 (ja) * 2018-06-07 2023-03-01 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
CN111191655B (zh) * 2018-11-14 2024-04-16 佳能株式会社 对象识别方法和装置
EP3674974B1 (en) * 2018-12-31 2024-10-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method with user verification
CN109919016B (zh) * 2019-01-28 2020-11-03 武汉恩特拉信息技术有限公司 一种在无脸部器官的对象上生成人脸表情的方法及装置
CN112672139A (zh) * 2021-03-16 2021-04-16 深圳市火乐科技发展有限公司 投影显示方法、装置及计算机可读存储介质
TWI768913B (zh) * 2021-05-20 2022-06-21 國立中正大學 眼睛中心定位方法及其定位系統
US11854115B2 (en) * 2021-11-04 2023-12-26 Adobe Inc. Vectorized caricature avatar generator
CN116358760B (zh) * 2023-06-01 2023-08-25 深圳亿维锐创科技股份有限公司 测量车辆轮胎载荷分布的方法、装置、设备及存储介质

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04101280A (ja) * 1990-08-20 1992-04-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 顔画像照合装置
JPH04256185A (ja) * 1991-02-08 1992-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像認識システムのサンプル画像収集方法
JP2000322577A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Nec Corp 画像照合装置及びその画像照合方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP2001273496A (ja) * 2000-03-28 2001-10-05 Medeikku Engineering:Kk 人物照合システム
JP2001291108A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Honda Motor Co Ltd 画像処理装置およびその方法ならびにプログラム記録媒体
JP2002157595A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Nec Corp 物体照合方法,物体照合装置,およびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2002288670A (ja) * 2001-03-22 2002-10-04 Honda Motor Co Ltd 顔画像を使用した個人認証装置
JP2003006645A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Secom Co Ltd 本人認証用の顔画像照合装置
JP2003346147A (ja) * 2002-05-23 2003-12-05 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 被写体判別方法、被写体判別装置、被写体判別プログラム、及び被写体判別プログラムを記録した記録媒体
JP2006146323A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 顔特徴照合装置、顔特徴照合方法、及びプログラム
JP2006338092A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Nec Corp パタン照合方法、パタン照合システム及びパタン照合プログラム
JP2007004767A (ja) * 2005-05-23 2007-01-11 Toshiba Corp 画像認識装置、方法およびプログラム
JP2007316809A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Fujifilm Corp 顔照合装置および方法並びにプログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG91841A1 (en) * 1999-11-03 2002-10-15 Kent Ridge Digital Labs Face direction estimation using a single gray-level image
JP2004133637A (ja) 2002-10-09 2004-04-30 Sony Corp 顔検出装置、顔検出方法及びプログラム、並びにロボット装置
JP2007115109A (ja) 2005-10-21 2007-05-10 Sony Corp 画像処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
CN1831846A (zh) * 2006-04-20 2006-09-13 上海交通大学 基于统计模型的人脸姿势识别方法
JP4623001B2 (ja) 2006-12-19 2011-02-02 日本電気株式会社 障害切り分けシステム、障害切り分け方法、およびプログラム
CN101159015B (zh) * 2007-11-08 2010-12-08 清华大学 一种二维人脸图像的识别方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04101280A (ja) * 1990-08-20 1992-04-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 顔画像照合装置
JPH04256185A (ja) * 1991-02-08 1992-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像認識システムのサンプル画像収集方法
JP2000322577A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Nec Corp 画像照合装置及びその画像照合方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP2001273496A (ja) * 2000-03-28 2001-10-05 Medeikku Engineering:Kk 人物照合システム
JP2001291108A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Honda Motor Co Ltd 画像処理装置およびその方法ならびにプログラム記録媒体
JP2002157595A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Nec Corp 物体照合方法,物体照合装置,およびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2002288670A (ja) * 2001-03-22 2002-10-04 Honda Motor Co Ltd 顔画像を使用した個人認証装置
JP2003006645A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Secom Co Ltd 本人認証用の顔画像照合装置
JP2003346147A (ja) * 2002-05-23 2003-12-05 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 被写体判別方法、被写体判別装置、被写体判別プログラム、及び被写体判別プログラムを記録した記録媒体
JP2006146323A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 顔特徴照合装置、顔特徴照合方法、及びプログラム
JP2007004767A (ja) * 2005-05-23 2007-01-11 Toshiba Corp 画像認識装置、方法およびプログラム
JP2006338092A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Nec Corp パタン照合方法、パタン照合システム及びパタン照合プログラム
JP2007316809A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Fujifilm Corp 顔照合装置および方法並びにプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200117790A1 (en) * 2017-10-20 2020-04-16 CPMasterpiece Co. Ltd Authentication system, request apparatus, response apparatus, request method, and response method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009301170A (ja) 2009-12-24
CN101604387B (zh) 2012-04-18
US20090309878A1 (en) 2009-12-17
CN101604387A (zh) 2009-12-16
EP2133819A2 (en) 2009-12-16
TW201003570A (en) 2010-01-16
EP2133819A3 (en) 2012-11-28
KR20090129357A (ko) 2009-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4569670B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
KR102596897B1 (ko) 모션벡터 및 특징벡터 기반 위조 얼굴 검출 방법 및 장치
JP5517858B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法
US8837786B2 (en) Face recognition apparatus and method
JP4743823B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法
JP4626692B2 (ja) 物体検出装置、撮像装置、物体検出方法およびプログラム
US9053388B2 (en) Image processing apparatus and method, and computer-readable storage medium
JP2009118009A (ja) 撮像装置、その制御方法およびプログラム
US20070196001A1 (en) Face identification device
WO2010122721A1 (ja) 照合装置、照合方法および照合プログラム
JP2012038106A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2010137157A1 (ja) 画像処理装置、方法、プログラム
JP2012198781A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
CN105243376A (zh) 一种活体检测方法和装置
WO2011058807A1 (ja) 映像処理装置および映像処理方法
JP5241606B2 (ja) オブジェクト識別装置及びオブジェクト識別方法
KR20110089655A (ko) 촬영 구도를 유도하는 디지털 영상 촬영 장치 및 방법
CN112528902A (zh) 一种基于3d人脸模型的视频监控动态人脸识别方法及装置
JPWO2020213166A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
CN105744144A (zh) 图像生成方法以及图像生成装置
US8861803B2 (en) Image recognition apparatus, image recognition method, and program
CN114170690A (zh) 活体识别和构建活体识别模型的方法、装置
JP5791361B2 (ja) パターン識別装置、パターン識別方法およびプログラム
CN112990047A (zh) 一种结合面部角度信息的多姿态人脸验证方法
JP2020071627A (ja) 画像処理装置および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100726

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees