JP4569548B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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また、図12に示すように、より広帯域化させるためには、放射板を大きくする必要があるという問題があった。
第一放射板と第二放射板とが所定幅の間隙を設けて配置され、前記間隙には前記第一放射板及び前記第二放射板に給電する給電部が備えられているアンテナ装置において、
前記第一放射板と前記第二放射板とは平面視形状が互いに相似することを特徴とする。
また、第一放射板と第二放射板とは平面視形状が互いに相似しており、大きさの異なる不平衡アンテナとなっている。従って、給電部からみた各放射板のインピーダンスが低減されており、不平衡線路を直接接続させて給電が行われる。
前記第一放射板及び前記第二放射板は平面視が対称面形状であることを特徴とする。
前記第一放射板及び前記第二放射板の少なくとも一方は、左右方向の両端を結ぶ直線部の中心点と前記給電部とが中心線上に位置し、前記直線部は前記中心線と直交しないように配置されていることを特徴とする。
前記第一放射板及び前記第二放射板の少なくとも一方には円弧部が設けられており、前記直線部は前記円弧部の両端を通り、前記給電部は前記円弧部に備えられていることを特徴とする。
前記第一放射板及び前記第二放射板の少なくとも一方は、左右方向における中心位置と前記給電部とが基準線上に位置し、左右方向の両端を結ぶ直線部は前記基準線と直交しないことを特徴とする。
前記第一放射板及び前記第二放射板の少なくとも一方には円弧部が設けられており、前記直線部は前記円弧部の両端を通り、前記給電部は前記円弧部に備えられていることを特徴とする。
また、第一放射板と第二放射板との大きさが異なる不平衡アンテナであるので、不平衡線路を直接接続させて給電可能であり、不平衡−平衡変換回路やインピーダンス変換回路などを備える必要が無く、アンテナ装置全体の小型化が可能である。
[第一の実施形態]
図1に示すように、本実施形態に係るアンテナ装置1には、平板状の電子基板2が備えられている。電子基板2の上面には、平面視半円状の第一放射板3が備えられている。図2(b)に示すように、第一放射板3は中心点C1を円中心とし、半径r1で形成されている。また、第一放射板3には、円弧状の一辺である第一円弧部4と、第一円弧部4の両端と中心点C1を通る直線状の第一直線部5が設けられている。
対称面形状の放射板の一例として、図3に示すような、二等辺三角形状や台形状の放射板が挙げられる。二等辺三角形状の放射板を用いる場合には、長さ寸法の等しい辺に挟まれる頂点を対向させるようになっており、台形状の放射板を用いる場合には上辺同士を対向させるようになっている。また、二等辺三角形状のような自己相似形状の場合、各波長に対応した幾何学的な面積の相似比を容易に得ることができ、高い周波数域で多くの共振点を得ることができるようになっている(図12参照)。
まず、アンテナ装置1が電波を送信する場合、不平衡線路12を介して第一放射板3及び第二放射板6のそれぞれに、電子機器からの電気信号に基づいて所定の振幅及び位相で電流が給電される。第一放射板3及び第二放射板6に給電された電流は、それぞれの放射板に沿って給電部11から第一直線部5及び第二直線部8まで伝達される。すると、第一放射板3及び第二放射板6は所定の周波数で共振して、中心点C1,C2から電波が送信される。
図4に示すように、アンテナ装置1の共振点は、距離L1に基づいて決定される共振点P1と、半径r1に基づいて決定される共振点P2と、半径r2に基づいて決定される共振点P3と、が周波数の低い方から順に挙げられる。
一方、図2(a)に示すように、従来のアンテナ装置50は、平面視半円形状で半径r1の放射板51,51を備えている。放射板51はそれぞれの円弧頂点を対向させかつ所定幅の間隙を設けて配置されており、当該間隙には給電部54が接続されている。そして、従来のアンテナ装置50の共振点は、放射板51の一端同士の距離L2に基づいて決定される共振点P4と、放射板51の半径r1に基づいて決定される共振点P5と、が周波数の低い方から順に挙げられる。
また、不平衡線路12を直接給電部11に接続させることができるので、容易に給電することが可能である。さらに、不平衡−平衡変換回路を備える必要が無いので、アンテナ装置1自体の小型化及び簡略化が可能である。
[第二の実施形態]
ここで、アンテナ特性の他の指標として、入力電圧と反射電圧の比から求められるリターンロスが挙げられる。リターンロスは反射係数ともいい、その値が小さいほどアンテナ装置としてマッチングがとれていることを示し、一般にはその値が−10以下の範囲が使用帯域とされている。また、リターンロスとはVSWR特性と比例関係にあり、かつVSWR特性より容易に求められるものである。
また、各放射板は平面視半円形状であり、第一円弧部4と第二円弧部7とに給電部11を取付けるので、給電部11は各円弧部の任意箇所に取付け可能であり、第二直線部8を中心線に対して傾斜させても給電部11の取付けが容易であり、第一放射板3と第二放射板6との間隙の幅が変化せず、インピーダンスが変化することを防止することができる。
つまり、共振点は4つであり、より広帯域化された使用帯域が得られる。
つまり、共振点は5つであり、さらに広帯域化された使用帯域となる。
[第三の実施形態]
本実施形態のアンテナ装置30には、第一の実施形態と同様の電子基板が備えられている。また、電子基板の上面には、第一の実施形態と同様の、半径r1、中心点C1の第一放射板3が備えられている。図8(b)に示すように、第一円弧部4に対向する位置には、第一放射板3と相似形状の第二放射板6が配置されている。第二放射板6の半径はr2となるように形成されており、その中心点はC2とされている。
アンテナ装置30は基準線を中心として電波を放射しており、その放射パターンは図9において一点差線で示されるようになっている。ここで、図9において、本発明の第一の実施形態にかかるアンテナ装置1の放射パターンを点線で示し、本発明の第二の実施形態にかかるアンテナ装置20の放射パターンを二点差線で示す。
このような配置にすることにより、放射パターンの改善が可能であり、指向性のムラを解消させることができる。
3 第一放射板
4 第一円弧部
5 第一直線部
6 第二放射板
7 第二円弧部
8 第二直線部
11 給電部
12 不平衡線路
Claims (6)
- 第一放射板と第二放射板とが所定幅の間隙を設けて配置され、前記間隙には前記第一放射板及び前記第二放射板に給電する給電部が備えられているアンテナ装置において、
前記第一放射板と前記第二放射板とは平面視形状が互いに相似することを特徴とするアンテナ装置。 - 前記第一放射板及び前記第二放射板は平面視が対称面形状であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記第一放射板及び前記第二放射板の少なくとも一方は、左右方向の両端を結ぶ直線部の中心点と前記給電部とが中心線上に位置し、前記直線部は前記中心線と直交しないように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記第一放射板及び前記第二放射板の少なくとも一方には円弧部が設けられており、前記直線部は前記円弧部の両端を通り、前記給電部は前記円弧部に備えられていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
- 前記第一放射板及び前記第二放射板の少なくとも一方は、左右方向における中心位置と前記給電部とが基準線上に位置し、左右方向の両端を結ぶ直線部は前記基準線と直交しないことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記第一放射板及び前記第二放射板の少なくとも一方には円弧部が設けられており、前記直線部は前記円弧部の両端を通り、前記給電部は前記円弧部に備えられていることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
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