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JP4567067B2 - コンピュータ・システムに搭載される放熱システムおよび放熱方法 - Google Patents

コンピュータ・システムに搭載される放熱システムおよび放熱方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータ・システムに搭載された放熱ファンを効率的に動作させる技術に関する。
図12は、ノート型パーソナル・コンピュータ(以下、ノートPCという。)に搭載されている従来の放熱ユニットの概要を示す分解斜視図である。放熱ユニット10はハウジング15の内部に遠心式の放熱ファン17が取り付けられ、周辺にヒート・シンク11、13が設けられている。ハウジング15とヒート・シンク11、13は熱伝導率のよい材料で形成され相互に熱的に結合されている。受熱部23、25は、電子デバイスからの熱を吸収する。ヒート・パイプ19は受熱部25、ハウジング15の表面、およびヒート・シンク13に結合されている。
ヒート・パイプ21aは受熱部23とヒート・シンク11に結合されている。ヒート・パイプ21bは、受熱部23、ハウジング15の表面、およびヒート・シンク13に結合されている。放熱ユニット10がノートPCの筐体に取り付けられると、放熱ファン17はハウジング15の上面と下面に設けられた開口から吸気した筐体内部の空気を、ヒート・シンク11、13を経由して筐体の外部に排気し、ヒート・シンク11、13が受熱部23、25に接触する電子デバイスの熱を放熱する。さらに、放熱ファン17が回転すると筐体内部には外気が流入し、受熱部23、25に接触していない電子デバイスの熱を空気流が拡散してヒート・シンク11、13から排出する。
特許文献1は、回路基板上の発熱部品から2本のヒート・パイプが2つの放熱フィンにそれぞれ熱を導く冷却装置を開示する。2つの放熱フィンは、その間に配置された一つのファンにより冷却される。特許文献2は、一つのファンでサーマル・ヘッドと電源との2つの発熱体を冷却するサーマル・プリンタを開示する。サーマル・プリンタは、ファンのエア・フローを電源に向ける電源冷却位置と、サーマル・ヘッドに向けるヘッド冷却位置との間で移動自在とされた可動フィンをファンに配置し、可動フィンの移動をサーマル・ヘッドの記録位置と待機位置との間の移動に連動させている。
特開2001−217366号公報 特開2003−291384号公報
放熱ユニット10は、放熱ファン17を回転させて筐体の内部を負圧にし、筐体の各所に形成された開口部から流入した空気を筐体に形成された排気口から排気することで、受熱部23、25に結合された電子デバイスおよびその他の電子デバイスから放熱する。この放熱システムでは、放熱の対象となる主要な電子デバイスに温度センサが取り付けられており、いずれかの温度センサが検出した温度が所定の値を超えると、放熱ファン17の回転速度を上昇させて、いずれの電子デバイスの温度も限界値を超えないように制御している。そして、ヒート・シンク11とヒート・シンク13を通過する空気量の割合は、放熱ユニット10内部の構造で決まり調整することはできない。
ところで、ノートPCに実装される電子デバイスの消費電力は、ノートPCが実行するプログラムの種類や提供している機能によって変化する。たとえば、受熱部25で放熱される電子デバイスの発熱量が多くて受熱部23で放熱される電子デバイスの発熱量が少ない場合やその逆の場合が発生する。そして、放熱ファン17が現在の回転速度で、受熱部23、25に結合された電子デバイスを安全な温度に維持しながら放熱できる場合でも、いずれか一方の電子デバイスが所定値を越えたことにより放熱ファン17の回転速度が上昇してしまい、結果として必要のない電子デバイスが過剰に放熱されて放熱ファン17からの騒音の発生や消費電力のロスが生ずる。
そこで本発明の目的は、コンピュータ・システムに搭載される放熱効率のよい放熱システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、放熱ファンからの騒音を抑制することができる放熱システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、放熱ファンの省電力を実現した放熱システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような放熱システムを搭載したコンピュータ・システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような放熱システムに使用される放熱ユニットを提供することにある。さらに本発明の目的は、コンピュータ・システムにおける放熱効率のよい放熱方法を提供することにある。
本発明は、筐体の内部に設けた放熱ファンにより複数の電子デバイスから放熱する放熱システムに関する。各電子デバイスは温度センサにより温度が監視されており、いずれの電子デバイスもそれぞれに設定された所定の基準温度値を越えないように放熱ファンの回転速度が制御される。この放熱システムには、第1の電子デバイスと第2の電子デバイスから放熱する空気量の割合を調整する可動調整機構が設けられている。制御部は、温度センサが検出した温度に基づいて可動調整機構を制御する。
第1の電子デバイスと第2の電子デバイスのいずれか一方の温度が基準温度値に対して余裕があれば、可動調整機構を制御することで余裕のある方の電子デバイスに対する空気量を余裕のない方の電子デバイスに対する空気量として使用することで、放熱ファンの所定の回転速度により生成された空気量を有効に利用することができる。
放熱システムが複数のヒート・シンクを含む場合は、可動調整機構がそれぞれのヒート・シンクに対する空気量の割合を変更することで、放熱ファンの風量を効果的に利用することができる。放熱システムの一部を、複数のヒート・シンクと遠心式の放熱ファンと可動調整機構で形成された放熱ユニットで構成するようにしてもよい。そして可動調整機構を、放熱ファンの周囲を回動して各ヒート・シンクに供給される空気量の割合を制御するように構成してもよい。
ヒート・パイプとヒート・シンクの組からなる複数の放熱系を相互に独立させ、さらに可動調整機構がそれぞれのヒート・シンクに供給する空気量の割合を変更できるようにすると、各放熱系の放熱能力を制御することができるため、電子デバイスの発熱量に差が生じても放熱ファンの空気量を効率的に利用することができる。第1の電子デバイスと第2の電子デバイスにそれぞれ放熱ファンの動作状態を変更する基準温度値を設定することができる。そして制御部が第1の電子デバイスに設定された基準温度値と第1の温度センサが検出した温度値の差と、第2の電子デバイスに設定された基準温度値と第2の温度センサが検出した温度値の差に基づいて可動調整機構を制御すれば、第1の電子デバイスと第2の電子デバイスが温度上昇したときにほぼ同じタイミングで冷却ファンの回転速度の上昇を要求することになるので、従来のような過剰放熱による無駄がなくなる。
本発明にかかる放熱システムにおいては、放熱ファンが生成した空気量を有効に活用できるが、その空気量が電子デバイス全体に対して足りない場合は、放熱ファンの動作状態を放熱能力が増大するように制御することができる。プロセッサ、ビデオ・チップ、およびノース・ブリッジは負荷の変動が激しいため、これらを本発明にかかる放熱システムに適用すれば特に効率のよい放熱ができる。
本発明の他の態様にかかる放熱システムでは、可動調整機構として、第1の吸気口から流入する空気量を調整する第1のシャッターと、第2の吸気口から流入する空気量を調整する第2のシャッターとで構成することができる。そして制御部が、第1の温度センサと第2の温度センサが検出したそれぞれの温度に基づいてシャッターの位置を制御することで放熱ファンの風量を効率よく利用することができる。
本発明により、コンピュータ・システムに搭載される放熱効率のよい放熱システムを提供することができた。さらに本発明により、放熱ファンからの騒音を抑制することができる放熱システムを提供することができた。さらに本発明により、放熱ファンの省電力を実現した放熱システムを提供することができた。さらに本発明により、そのような放熱システムを搭載したコンピュータ・システムを提供することができた。さらに本発明により、そのような放熱システムに使用される放熱ユニットを提供することができた。さらに本発明により、コンピュータ・システムにおける放熱効率のよい放熱方法を提供することができた。
図1は、本発明の実施の形態にかかるノートPC100を前方および後方からみた斜視図である。ノートPC100は、液晶ディスプレイ装置(LCD)102を保持するディスプレイ筐体101がシステム筐体105から開かれている状態になっている。システム筐体105には、キーボード104および光学ディスク・ドライブ(ODD)103が取り付けられている。システム筐体105にはそれぞれルーバが形成された排気口106、107および吸気口108、109が形成されている。
図2は、ノートPC100の分解斜視図である。システム筐体105には、フレーム111、マザー・ボード113、ハードディスク・ドライブ(HDD)117、バッテリィ・ユニット119などが実装されている。フレーム111はマグネシウム合金で形成された強度部材であり、本実施の形態にかかる放熱ユニット200もこれに取り付けられている。マザー・ボード113には、中央処理装置(CPU)121、ビデオ・チップ125、ノース・ブリッジ127、メイン・メモリ129、およびその他の半導体素子が実装されている。
図3は、放熱ユニット200の外形を示す斜視図である。放熱ユニット200は、ハウジング215、遠心式の放熱ファン213、ヒート・パイプ201、203、ヒート・シンク209、211、受熱部205、206、207を含んで構成されている。ハウジング215、ヒート・シンク209、211はそれぞれアルミニウムや銅などの熱伝導率のよい金属材料で形成されている。ハウジング215はヒート・シンク209およびヒート・シンク211に熱的に結合されている。
ヒート・シンク209、211は、金属材料と空気の接触面積を増大させて熱交換率を高めるために内部に複数の流路が形成されており、内部を通過する空気の温度が低いほど、また、空気量が多いほど通過する空気の温度に近づいて多量の熱を放散することができる。受熱部205はCPU121が生成した熱を吸収してヒート・パイプ201に伝達し、ヒート・パイプ201はその熱をヒート・シンク209に伝達する。受熱部207は、ビデオ・チップ125およびノース・ブリッジ127の熱を吸収してヒート・パイプ203に伝達し、ヒート・パイプ203はヒート・シンク211に伝達する。
放熱ユニット200の一つの特徴として、受熱部205からの熱のほとんどはヒート・シンク209から放熱し、受熱部207からの熱のほとんどはヒート・シンク211から放熱するようにヒート・パイプ201、203、ハウジング215、およびヒート・シンク209、211の結合関係を構成した点にある。この特徴の機能については後に説明する。放熱ユニット200がシステム筐体105の内部に取り付けられたときに、ヒート・シンク209は排気口106に位置が整合し、ヒート・シンク211は排気口107に位置が整合する。放熱ユニット200は、ハウジング215の中に取り付けられた放熱ファン213が回転してハウジング215の上面と下面に形成された開口部から放熱ファンの軸方向に空気を吸引してヒート・シンク209、211から排気することにより熱をシステム筐体105の外部に放散する。
放熱ユニット200は、受熱部205、207から受け取った熱だけでなく、システム筐体105の内部に収納された他の電子デバイスの熱も放熱する。システム筐体105には、吸気口108、109の他に、ネットワーク・ケーブル、USBデバイス、および外部ディスプレイなどの端子やメモリ・カードの取り付け部などにも実質的に開口部が形成されている。放熱ファン213が回転するとシステム筐体105の内部が負圧になり、それらの開口部から空気が流入して生成された空気流が電子デバイスの熱を拡散し、排気口106、107を通じて排気されることで外部に熱を放散する。
図4は、放熱ユニット200を裏側からみた分解斜視図である。放熱ユニット200のハウジング215の蓋215aが取り外され、内部に回転ドア217が取り付けられるときの様子が示されている。回転ドア217は、放熱ファン213の羽の先端部分を結んだ円周に沿う形状に加工されたステンレスや合成樹脂の薄板で形成されており、ステッピング・モータ219により放熱ファン213の中心軸を中心にして回動するように構成されている。ステッピング・モータ219から回転ドア217への動力伝達機構は歯車や摩擦式のローラを利用するなど周知の方式を採用することができる。また、回転ドア217をハウジング215の中で回転可能に支持する構造も同様に周知のものを採用することができる。
図5は、回転ドア217がハウジング215の内部に収納された様子を示す斜視図である。図5(A)は、回転ドア217がヒート・シンク209の入り口を遮る位置まで回転して停止している状態を示す。図5(B)は、回転ドア217がヒート・シンク211の入り口を遮る位置まで回転して停止している状態を示す。放熱ユニット200では、放熱ファン213が一定の回転速度で回転してヒート・シンク209、211に一定の空気量を供給しているときに、回転ドア217の回転角度を調整してヒート・シンク209とヒート・シンク211を通過する空気量の割合を変化させることができる。
ヒート・シンク209、211は、内部を通過する空気量が多いほど多量の熱が交換されて温度が下がるため、受熱部205、207に対する放熱能力が増大する。放熱ユニット200は、放熱ファン213が一定の回転速度で回転するときに、回転ドア217の位置を制御することでヒート・シンク209、211からの放熱能力の割合を調整することができる。図12に示した従来の放熱システムのように2本のヒート・パイプを2つのヒート・シンクにそれぞれ結合して2つのヒート・シンクの温度が等しくなるように制御する場合は、たとえヒート・シンク209、211に対する空気量の割合を調整しても受熱部に対する放熱能力に有位な差を設けることが困難であったが、放熱ユニット200では、受熱部205、ヒート・パイプ201、およびヒート・シンク209で構成されるCPU放熱系と、受熱部207、ヒート・パイプ203、およびヒート・シンク211で構成されるビデオ・チップ放熱系を熱的に分離し、かつ、ヒート・シンク209、211に供給する空気量の割合を調整することで、受熱部205、207に対する放熱能力を制御することができる。
図6(A)は、ノートPC100のシステム筐体105からフレーム、マザー・ボードおよびその他の電子デバイスを取り除いた状態を示す斜視図である。システム筐体105の側壁に形成された吸気口108、109には、システム筐体105の内側に図6(B)に示したシャッター221、222が取り付けられる。シャッター221、222はステッピング・モータ223、224により矢印Aまたは矢印B方向にスライドして、吸気口108、109の開口率を調整することができる。たとえば、吸気口109の開口率を小さくして吸気口108の開口率を大きくすれば、吸気口108からはより多くの空気が流入してその近辺に配置された電子デバイスに対する放熱能力が増大する。
図7は、ノートPC100のシステム構成を示すブロック図である。CPU121は、FSB(Front Side Bus)122を通じてノース・ブリッジ127に接続されている。ノース・ブリッジ127は、メイン・メモリ129へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントローラ機能や、FSB122とPCIバス128との間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータ・バッファ機能などを含んだ構成となっている。ノース・ブリッジ127には、メイン・メモリ129およびビデオ・チップ125が接続されている。ビデオ・チップ125には、LCD102が接続されている。
ビデオ・チップ125は、CPU121からの描画命令を受け、描画すべきイメージを生成してVRAMに書き込み、所定のタイミングでVRAMから読み出してLCD102に描画データとして送る。ノース・ブリッジ127にはまた、PCIバス128が接続されている。PCIバス128には、サウス・ブリッジ131、カード・バス・コントローラ133、miniPCIスロット135、イーサネット(登録商標)・コントローラ137がそれぞれ接続されている。カード・バス・コントローラ133は、PCIバス128とPCカード139とのデータ転送を制御するコントローラである。カード・バス・コントローラ133にはカード・バス・スロット141が接続され、カード・バス・スロット141に、PCカード139が装着される。miniPCIスロット135には、例えばワイヤレスLANモジュールが内蔵されたminiPCIカード143が装着される。イーサネット・コントローラ137は、ノートPC100をLANに接続するためのコントローラである。
サウス・ブリッジ131は、PCIバス128とLPCバス145とのブリッジ機能を備えている。また、サウス・ブリッジ131は、IDE(Integrated Device Electronics)インタフェース機能を備えており、HDD117、ODD103、およびUSBコネクタ140が接続されている。LPCバス145には、エンベデッド・コントローラ(EC)147、BIOSフラッシュROM157、I/Oコントローラ159が接続されている。I/Oコントローラ159にはI/Oコネクタ161が接続されている。
EC147は、CPU、ROM、RAMなどで構成されたマイクロ・コンピュータである。EC147には、温度センサ153および放熱システム駆動回路149が接続されている。温度センサ153は、電子デバイスの温度を監視するために主要な電子デバイスごとに複数個設けられ、それぞれ外付け型として監視対象となる電子デバイス近辺に配置されるか、または埋め込み型として当該電子デバイスのダイの中に形成される。外付け型の温度センサは、それぞれの電子デバイスの近辺においてマザー・ボード113またはフレーム111に取り付けられる。
EC147は、温度センサ群153が検出した温度に基づいて放熱ファン213の制御信号を生成して放熱システム駆動回路149に送る。放熱システム駆動回路149には放熱ファン213が接続されている。放熱システム駆動回路149は、EC147から送られた制御信号に基づいて、放熱ファン213のオン/オフ制御および回転数制御を行う。本実施の形態では、放熱システム駆動回路149は、放熱ファン213を、停止、低速回転、中速回転、および高速回転の4つの動作状態のいずれかになるように制御する。
EC147は、温度センサ群153が検出したそれぞれの温度に基づいてステッピング・モータ群160の制御信号を生成して放熱システム駆動回路149に送る。放熱システム駆動回路149にはステッピング・モータ群160が接続されている。ステッピング・モータ群160は、図4に示したステッピング・モータ219および図6に示したステッピング・モータ223、224で構成されている。放熱システム駆動回路149は、EC147から送られた制御信号に基づいてステッピング・モータ219、223、224を回転させ、回転ドア217の角度制御およびシャッター221、212の位置制御を行う。
CPU121、ノース・ブリッジ127、およびビデオ・チップ125は、その他の電子デバイスに比べて発熱量が多いため、放熱ユニット200の受熱部205、207を経由して放熱される。その他の電子デバイスは、放熱ファン213の動作によりシステム筐体内に生成される空気流で放熱される。本実施の形態にかかる放熱システム250の制御系は、EC147、放熱システム駆動回路149、温度センサ群153、ステッピング・モータ群160、および放熱ファン213で構成される。
図8は、本実施の形態にかかる放熱システム250を構成する2つの放熱系を説明する図である。放熱システムは、放熱ユニット200、シャッター221、222、ステッピング・モータ223、224、排気口106、107、吸気口108、109、および放熱対象となる複数の電子デバイスで構成される。システム筐体105の内部には、温度の監視対象となる電子デバイスとして、CPU121、ノース・ブリッジ127、ビデオ・チップ125、HDD117、およびODD103が代表的に示されている。
そしてそれらを監視する温度センサ153a〜153eが実装されている。CPU121、ノース・ブリッジ127、およびビデオ・チップ125をそれぞれ監視する温度センサ153a、153b、153cは埋め込み型で、ODD103およびHDD117を監視する温度センサ153d〜153eは外付け型である。なお、各温度センサは、監視対象となる電子デバイスが許容温度値を越えないように監視する目的で設けられるものであり、埋め込み型であるか外付け型であるかは本発明において本質的な相違はない。図8に示したその他の同一参照番号の構成要素は図1〜図7で説明したものであるため説明を省略する。
放熱システム250は、システム筐体105の中に収納された複数の電子デバイスを共用の放熱ファン213を利用して放熱する。図8では放熱ファン213は1台だけ示されているが、複数の放熱ファンを設けてそれらの放熱ファン群を複数の電子デバイスに共用するようにしてもよい。ただし、各電子デバイスに専用の放熱ファンを設けて独立した温度制御をする場合は、本発明とは異なる放熱システムとなる。放熱システム250は、放熱ファン213を共有した2つの放熱系で構成されている。
一つは、放熱ユニット200によりCPU121、ノース・ブリッジ127、ビデオ・チップ125からの放熱を制御する系統で、これをヒート・シンク系ということにする。もう一つは、シャッター221、222によりODD103およびHDD117からの放熱を制御する系統で、これを筐体系ということにする。放熱ファン213を共用するような放熱システムでは、いずれの電子デバイスも許容最高温度を超えないように制御しようとした場合に、各電子デバイスにおける発熱量の不均衡により放熱ファン213は電子デバイス全体が発生する熱に対しては放熱能力に余裕があっても、先に最高許容温度になった電子デバイスのために高い回転速度で回転して騒音の発生や消費電力の無駄といった問題を引き起こす。
これを解決するために放熱システム250は、各電子デバイスの温度を監視して回転ドア217およびシャッター221、222を制御しそれぞれの発熱状態に応じて各電子デバイスに対する放熱能力を制御する。放熱システム250は、放熱ファン213が一定の回転速度で回転しているときに、ヒート・シンク系が、ヒート・シンク209とヒート・シンク211を通過する空気量の割合を制御し、筐体系が吸気口108、109から流入する空気量の割合を制御して、所定の回転速度における放熱ファン213が電子デバイス全体に対して有する放熱能力を有効に活用する。
EC147のROMには、放熱ファン213の動作状態を変更する基準温度値を記述したサーマル・アクション・テーブル(TAT)251が格納されている。図9は、TAT251の構成を示す図である。TAT251は、電子デバイスごとに放熱ファン213の動作状態を停止、低速回転、中速回転、高速回転の間で変更するための基準温度値を記述している。基準温度値は、各動作状態に対するイネーブル値とディスエーブル値で構成され、回転速度が上昇方向に変化する場合と下降方向に変化する場合との間にヒステリシス特性を形成している。イネーブル値は、温度センサの検出温度が上昇傾向にある場合に放熱ファン213が1段階回転速度が遅い動作状態から当該動作状態に移行する温度値である。ディスエーブル値は、温度センサの検出温度が下降傾向にある場合に放熱ファン213が当該動作状態より1段階回転速度の遅い動作状態に移行する温度値である。ここで、低速回転より遅い動作状態は停止状態である。
TAT251において、各温度センサ153a〜153eに対して設定された基準温度値は、各電子デバイスとそれを監視する温度センサ153a〜153eが実際にシステム筐体105の内部に実装されたときに、動作中の各電子デバイスが許容最高温度を超えないように放熱ファン213を所定の回転速度で動作させるために設定される。埋め込み型温度センサに対する基準温度値も外付け型温度センサに対する基準温度値も、電子デバイスの許容最高温度値より低い値となる。
EC147は、いずれかの温度センサ153a〜153eが検出した温度が監視対象の電子デバイスに設定されたイネーブル値に到達したとき放熱ファン213の動作状態を放熱能力が向上する方向に変更し、すべての温度センサ153a〜153eが検出した温度が監視対象の電子デバイスに設定されたディスエーブル値以下まで下降したとき放熱ファン213の動作状態を放熱能力が低減させる方向に変更する。
具体的には、筐体内部の温度が上昇していずれかの温度センサの検出温度値が低速回転のイネーブル値を検出したとき放熱ファン213は低速回転で動作を開始し、中速回転のイネーブル値を検出したとき中速回転に移行し、さらに高速回転のイネーブル値を検出したとき高速回転に移行する。放熱ファン213が高速回転している状態からノートPC100の負荷が減少して各温度センサが検出した温度が低下したときには、放熱ファン213はすべての温度センサ153a〜153eの検出温度が高速回転のディスエーブル値に到達すると中速回転に移行し、中速回転のディスエーブル値に到達すると低速回転に移行し、低速回転のディスエーブル値に到達すると停止する。
各電子デバイスの発熱量が比例的に増減する場合は、このような制御をしても放熱ファン213は効率的に放熱することができる。しかし実際には、ノートPC100の動作状態によっては、各電子デバイスの発熱および電子デバイス間での発熱の状態は異なる。たとえば、数値解析などのようにCPU121の負荷が増大するときはCPU121を監視する温度センサ153aが先にイネーブル値に達してしまうが、他の電子デバイスはイネーブル値まではかなり余裕がある場合がある。あるいは画像処理を行っている場合は、ビデオ・チップ125の温度だけが増大したり、データの入出力を連続的に行っている場合はHDD117の温度だけが増大したりして同じような現象が発生する場合がある。
図10は、放熱システム250が各電子デバイスから放熱する手順を示したフローチャートである。ブロック301では、ノートPC100は、図8に示した各電子デバイスが不均一な発熱をしている。温度センサ153a〜153eは、対象となる電子デバイスを監視するために温度を測定している。温度センサが検出した温度と実際の電子デバイスの温度は異なる場合があるが、以降の説明では、温度センサ153a〜153eが測定した温度を電子デバイスの温度として説明する。
ブロック303において、各電子デバイスを監視する温度センサ153a〜153eが定期的に温度値をEC147に送る。たとえば、放熱ファン213が中速回転の回転速度で回転しているときには、各温度センサが検出した温度値は、高速回転の欄の対応する電子デバイスに設定されたイネーブル値より低くなっており、いずれかの電子デバイスの温度が高速回転のイネーブル値に到達すると放熱ファン213は高速回転で回転する。ブロック305において、EC147は、TAT251に記述された放熱ファン213の現在の動作状態より回転速度が早い動作状態のイネーブル値と各温度センサが測定した現在の温度値との温度差ΔTを計算する。なお、温度差ΔTは、以下、同様の意味を示すものとする。
放熱システム250では、放熱ファン213を共用しながら、ヒート・シンク系でCPU121と、ノース・ブリッジ127およびビデオ・チップ125に対する放熱ファン213の放熱能力を制御し、筐体系ではODD103とHDD117に対する放熱ファン213の放熱能力を制御する。放熱システム250では、さらに放熱ファン213の回転速度を制御して電子デバイス全体に対する放熱能力を制御する。そしてこれら3つの制御系は独立して動作する。
ブロック307では、ヒート・シンク系の温度センサ153aに関する温度差ΔTと、温度センサ153bまたは温度センサ153cに関する温度差ΔTの間に所定値以上の差があるか否かをEC147が判断する。ノース・ブリッジ127とビデオ・チップ125は共通の受熱部207に放熱するので、温度センサ153bに関する温度差ΔTと温度センサ153cに関する温度差ΔTのうち温度差が小さい方の温度センサに関する温度差ΔTを採用する。温度差ΔTが小さい電子デバイスは、近いうちに現在よりも多くの空気量を要求する可能性が高いといえる。いま、ビデオ・チップ125を監視する温度センサ153cに関する温度差ΔTが、ノース・ブリッジ127を監視する温度センサ153bに関する温度差ΔTよりも小さいものとする。
そしてEC147は、ビデオ・チップ125に関する温度差ΔTがCPU121に関する温度差ΔTよりも大きい場合には、CPU121の現在の温度よりもビデオ・チップ125の現在の温度に余裕があると判断する。この場合EC147は、放熱システム駆動回路149を通じてステッピング・モータ219にパルスを送って回転ドア217を回転させ、ヒート・シンク209に供給する空気量の割合を増大させ、その分だけヒート・シンク211に供給する空気量の割合を減少させる。
CPU121の温度差ΔTがビデオ・チップ125の温度差ΔTよりも大きい場合には、ビデオ・チップ125の現在の温度よりもCPU121の現在の温度に余裕があると判断して、EC147は回転ドア217を逆の方向に回転させて、ヒート・シンク211に供給する空気量の割合を増大させ、その分だけヒート・シンク209に供給する空気量の割合を減少させる(ブロック309)。ブロック307とブロック309の手順により、回転ドア217はCPU121とビデオ・チップ125のそれぞれに関する温度差ΔTが一致するように制御される。
EC147は、温度差ΔTの大小により回転ドア217を回転させる方向を決めるが、回転ドア217の回転角度を制御する方法にはPID制御などのようなさまざまなフィードバック方式を採用することができる。あるいは、EC147のROMに、ヒート・シンク系の温度差ΔTと筐体系の温度差ΔTの差と回転角度との関係を記述した制御テーブルを格納し、その制御テーブルを参照して回転ドア217の回転角度を制御することもできる。
ブロック311では同様に筐体系における温度センサ153dに関する温度差ΔTと、温度センサ153eに関する温度差ΔTの間において所定値以上の温度差があるか否かをEC147が判断する。そしてEC147は、温度センサ153dに関する温度差ΔTが温度センサ153eに関する温度差ΔTよりも大きい場合には、HDD117の現在の温度よりもODD103の現在の温度に余裕があると判断する。この場合EC147は、放熱システム駆動回路149を通じてステッピング・モータ223、224にパルスを送ってシャッター221、222をスライドさせ、吸気口108から流入する空気量の割合を増大させ、吸気口109から流入する空気量の割合を減少させる。
温度センサ153eに関する温度差ΔTが温度センサ153dに関する温度差ΔTよりも大きい場合には、シャッター221、222をスライドさせて、ODD103の現在の温度よりもHDD117の現在の温度に余裕があると判断して、EC147は吸気口109から流入する空気量の割合を増大させ、吸気口108から流入する空気量の割合を減少させる(ブロック313)。その結果、両者の温度差ΔTの差は接近するようになる。ブロック311とブロック313の手順により、ODD103とHDD117のそれぞれの基準温度値に対する温度差が一致するように吸気口108、109の開口率が制御される。
このようにヒート・シンク系と筐体系の2つの放熱系は独立して動作するが、それぞれの放熱系の中に含まれる電子デバイスに対する現在の放熱ファン213の回転速度のもとでの放熱能力が有効に活用されるため、放熱ファン213の所定の回転速度の基での電子デバイス全体に対する放熱能力が足りる限り、その回転速度が維持され放熱ファン212の回転速度が上昇する機会は減少する。
しかし、各放熱系において放熱ファン213の現在の回転速度では、現在の回転速度より早い回転速度に移行するときのイネーブル値以内に各電子デバイスの温度を維持することができない状態になる場合がある。ブロック315ではEC147が、温度センサ153a〜153dが検出した温度のいずれかが、現在よりも早い回転状態に移行するときのイネーブル値以上か否かを判断する。イネーブル値以上の場合はブロック317に移行してTAT251に基づいてEC147は放熱ファン213の回転速度を上昇させる。イネーブル値未満の場合はブロック319に移行してEC147はすべての温度センサ153a〜153eが検出した温度が、現在の回転速度よりも遅い回転状態に移行するディスエーブル値未満になったか否かを判断する。ディスエーブル値未満の場合は、ブロック321に移行して図8のTAT251に基づいてEC147は放熱ファン213の回転速度を下げる。
図11は、ヒート・シンク201、211に供給する空気量の割合を制御する他の機構を示す図である。図11の例では、回転ドア231に代えて風向板411、制御板413、415で空気量の割合を制御する。制御板413、415はステッピング・モータで回転できるように構成されている。風向板411は、ステンレス鋼のような材料の薄い板材で形成することができる。図11(A)では、制御板413が風向版411を放熱ファン213側に押し込む位置まで回転し、さらに、制御板415は、ヒート・シンク209に対する流路を開くように回転している。この状態では、ヒート・シンク211よりもヒート・シンク209に多くの空気が供給される。
図11(B)では、制御板413をハウジングの側壁に水平になるまで回転させ、風向板411が弾力で復元する力を利用して、ヒート・シンク211に対する流路を確保する。さらに制御板415を回転させてヒート・シンク209に対する流路を閉じる。この状態では、ヒート・シンク209よりもヒート・シンク211に多くの空気が供給される。制御板413、415の回転は、エンベデッド・コントローラ147および放熱システム駆動回路149で制御することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
電子デバイスを放熱する必要がある装置に適用できる。
ノートPCを前方および後方からみた斜視図である。 ノートPCの分解斜視図である。 放熱ユニットの外形を示す斜視図である。 放熱ユニットを裏側からみた分解斜視図である。 回転ドアがハウジングの内部に収納された様子を示す斜視図である。 ノートPCのシステム筐体からフレーム、マザー・ボードおよびその他の電子デバイスを取り除いた状態を示す斜視図である。 ノートPCのシステム構成を示すブロック図である。 放熱システムを構成する2つの放熱系を説明する図である。 サーマル・アクション・テーブルの構成を示す図である。 放熱システムが各電子デバイスから放熱する手順を示したフローチャートである。 ヒート・シンクに供給する空気量を制御する他の機構を示す図である。 ノートPCに搭載されている従来の放熱システムの概要を示す分解斜視図である。
符号の説明
100…ノートPC
101…ディスプレイ筐体
102…LCD
103…ODD
104…キーボード
105…システム筐体
106、107…排気口
108、109…吸気口
111…フレーム
113…マザー・ボード
117…HDD
121…CPU
125…ビデオ・チップ
127…ノース・ブリッジ
153a〜153e…電子デバイス
200…放熱ユニット
201、203…ヒート・パイプ
213…放熱ファン
205、207…受熱部
209、211…ヒート・シンク
215…ハウジング
217…回転ドア
219、223、224…ステッピング・モータ
221、222…シャッター
250…放熱システム

Claims (6)

  1. コンピュータ・システムに搭載が可能な放熱システムであって、
    吸気口と側壁のコーナーに第1の排気口と第2の排気口とが形成された筐体と、
    前記筐体に収納されたプロセッサと、
    前記筐体に収納されたビデオ・チップと、
    前記プロセッサの温度を監視する第1の温度センサと、
    前記ビデオ・チップの温度を監視する第2の温度センサと、
    前記第1の排気口に位置が整合した第1のヒート・シンクと、
    前記第1のヒート・シンクと前記プロセッサに結合された第1のヒート・パイプと、
    前記第2の排気口に位置が整合し前記第1のヒート・シンクから熱的に分離した第2のヒート・シンクと、
    前記第2のヒート・シンクと前記ビデオ・チップに結合された第2のヒート・パイプと、
    前記筐体内の空気を吸気し前記第1のヒート・シンクと前記第2のヒート・シンクを経由して排気する遠心式の放熱ファンと、
    前記放熱ファンの中心軸を中心にして回動するように構成され前記第1のヒート・シンクと前記第2のヒート・シンクに供給する空気量の割合を調整する回転ドアと
    前記第1の温度センサと前記第2の温度センサが検出した温度に基づいて前記回転ドアを制御する制御部と
    を有する放熱システム。
  2. 前記プロセッサと前記ビデオ・チップにそれぞれ前記放熱ファンの動作状態を変更する基準温度値が設定されており、前記制御部は前記プロセッサに設定された基準温度値と前記第1の温度センサが検出した温度値の差と、前記ビデオ・チップに設定された基準温度値と前記第2の温度センサが検出した温度値の差に基づいて前記回転ドアの回転角度を制御する請求項に記載の放熱システム。
  3. 前記制御部は前記第1の温度センサが検出した温度値が前記プロセッサに対して設定された基準温度値を越えるか、または、前記第2の温度センサが検出した温度値が前記ビデオ・チップに対して設定された基準温度値を越えたときに、前記放熱ファンの動作状態を放熱能力が増大するように制御する請求項に記載の放熱システム。
  4. 前記吸気口を構成する第1の吸気口と、
    前記吸気口を構成する第2の吸気口と、
    前記第1の吸気口の近辺に配置された第1の電子デバイスと、
    前記第2の吸気口の近辺に配置された第2の電子デバイスと、
    前記第1の吸気口から流入する空気量を調整する第1のシャッターと、
    前記第2の吸気口から流入する空気量を調整する第2のシャッターと、
    前記第1の電子デバイスの温度を監視する第3の温度センサと、
    前記第2の電子デバイスの温度を監視する第4の温度センサとを有し、
    前記制御部は前記第3の温度センサと前記第4の温度センサが検出したそれぞれの温度に基づいて前記第1のシャッターと前記第2のシャッターの動作を制御する請求項1から請求項3のいずれかに記載の放熱システム。
  5. 前記第1の電子デバイスと前記第2の電子デバイスにそれぞれ前記放熱ファンの動作状態を変更する基準温度値が設定されており、前記制御部は前記第1の電子デバイスに設定された基準温度値と前記第の温度センサが検出した温度値の差と、前記第2の電子デバイスに設定された基準温度値と前記第の温度センサが検出した温度値の差に基づいて前記第1のシャッターと前記第2のシャッターの動作を制御する請求項に記載の放熱システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の放熱システムを有するコンピュータ・システム。
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