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JP4559772B2 - スイッチ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体通信機等において信号の切り替えを行うスイッチ回路及び半導体装置に関する。
近年、携帯電話に代表される移動体通信システムにおいて、電界効果トランジスタ(FET)を用いた高性能な高周波スイッチへの期待が高まっている。しかし、FETを用いた高周波スイッチは、大電力入力時に高周波特性が劣化するという短所を有しており、これを改善するために複数のFETを直列に接続する方法が用いられている。さらに、半導体チップのサイズを縮小して低コスト化するために、複数のFETを直列に接続する代わりにドレイン電極とソース電極の間に複数のゲート電極を有するマルチゲートFETを用いる技術が提案されている。
以下に、従来のマルチゲートFETを用いた高周波スイッチ回路の高周波特性を改善する方法について図面を参照しながら説明する(特許文献1を参照。)。
図17は従来例のデュアルゲートFETにより構成されたスイッチ回路の半導体基板上のレイアウトを示し、図18(a)及び図18(b)は、それぞれ図17のXVIIIa−XVIIIa線及びXVIIIb−XVIIIb線における断面構造を示す。
図17に示すように、半導体基板2の上に形成された活性層3の上に、間隔をおいて2つのオーミック電極4A及び4Bが形成されている。オーミック電極4Aとオーミック電極4Bとの間には、ショットキー電極である2つのゲート5A及びゲート5Bが形成されており、ゲート5A及びゲート5Bにはそれぞれゲートパッド6が接続されている。また、活性層3におけるゲート5Aとゲート5Bとの間の領域であるゲート間領域3Aは、オーミック電極4Aと接続用パターン7により接続されている。
次に、従来例のスイッチ回路の動作について説明する。例えば、FETをオン状態にするハイレベル電圧を電源電圧と等しい3V、オフ状態にするローレベル電圧を接地電圧と等しい0Vとすると、オーミック電極4A及びオーミック電極4Bに3Vの電圧を印加し、ゲートパッド6を経由してゲート5A及びゲート5Bに0Vの電圧を印加すると、図18(a)に示すように、活性層3におけるゲート5A及びゲート5Bの下側の領域に空乏層が広がるためチャネルが閉じてFETはオフ状態になる。
図17に示すスイッチ回路においては、さらにゲート5Aとゲート5Bとの間のゲート間領域3Aの直流電位が、接続用パターン7によりオーミック電極4Aの直流電位とほぼ等しくなっている。このため、ゲート5A及びゲート5Bは逆バイアスがかけられた状態となるので、接続用パターン7がない場合と比べて空乏層が広がりやすく空乏層容量C11aから空乏層容量C14aは等しくなる。その結果、オーミック電極4Aとオーミック電極4Bとの間の高周波信号の絶縁性(アイソレーション)が向上する。
特開2000−183362号公報。
しかしながら、実際にFETの動作時にオーミック電極に印加されている電圧は、電源電圧と同一ではなく、電圧降下の影響を受けるため電源電圧の90%程度の電圧である。また、ゲート間領域3Aの抵抗値がオーミック電極4Aと比べて2桁程度高いため、接続用パターン7から離れたXVIIIb−XVIIIb線の位置においてはオフ状態にあるFETのゲートは十分に逆方向にバイアスされず、図18(b)に示すように空乏層が不完全なものとなる。従って、空乏層容量C11b及び空乏層容量C14bが空乏層容量C12b及び空乏層容量C13bと比べて小さくなり、その結果、高周波信号のアイソレーションが不十分になるという問題がある。
また、ゲートの下側の領域における空乏層の広がりが不十分である場合には、比較的低い信号入力において高周波スイッチ回路がオフ状態を維持することができなくなり、これにより生じる波形歪みによって高調波歪が劣化するという問題も有している。
一方、オーミック電極に直接バイアス電圧を印加し、オーミック電極の電位を電源電圧に固定した場合には、ゲートに接地電圧を印加するオフ状態においてはゲートが十分逆方向にバイアスされるが、ゲートに電源電圧を印加した場合にゲートとソースとの間の電位差が0Vとなるため、十分な順方向電圧が得られないので、オン状態における挿入損失が大きくなるという問題がある。
本発明は、前記従来の問題を解決し、マルチゲートFETを用いた場合にも高周波信号の絶縁性の劣化及び高調波歪特性の劣化を防止できるようにすると共に、オン状態における挿入損失が小さいスイッチ回路を実現できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、マルチゲート電界効果トランジスタを備えた高周波スイッチ回路を、マルチゲート電界効果トランジスタの半導体層におけるゲート間の領域にゲートに印加されている電圧とは異なったレベルのバイアス電圧が印加されている構成とする。
具体的に第1の高周波スイッチ回路は、高周波信号を入出力する複数の入出力端子と、入出力端子の間の電気的な接続を開閉するスイッチ部とを備えた高周波スイッチ回路を対象とし、スイッチ部は、半導体層の上に互いに間隔を置いて設けられたソースとドレインとの間に複数のゲートが設けられたマルチゲート電界効果トランジスタにより構成され、半導体層における各ゲート同士の間の領域であるゲート間領域には、バイアス電圧が印加されており、バイアス電圧は、マルチゲート電界効果トランジスタがオン状態にある場合にはマルチゲート電界効果トランジスタをオン状態にするハイレベル電圧の90%以下の電圧であり、オフ状態にある場合にはハイレベル電圧の80%以上且つハイレベル電圧以下であることを特徴とする。
第1の高周波スイッチ回路によれば、マルチゲート電界効果トランジスタがオフ状態にある場合には、高周波スイッチ回路を構成するマルチゲート電界効果トランジスタのゲート間領域に、マルチゲート電界効果トランジスタをオン状態にするハイレベル電圧の80%以上且つ電源電圧以下のバイアス電圧が印加されているため、各ゲートが十分に逆方向にバイアスされる。従って、半導体層における各ゲートの下側の領域に空乏層が十分広がるので、ゲートとドレインとの間及びゲートとソースとの間の浮遊容量を十分に小さく且つ均一にすることができるようになり、その結果、優れたアイソレーション及び高調波歪特性を有する高周波スイッチ回路を実現することができる。一方、オン状態にある場合には、トランジスタのゲート間領域に印加される電圧はハイレベル電圧の90%以下であるため、ゲートとゲート間領域との電位差を十分にとることができるので、ゲートを順方向にバイアスすることができ、オン抵抗を小さくすることができる。
第1の高周波スイッチ回路は、複数の入出力端子は3個であり、各入出力端子同士の間にそれぞれ1個のマルチゲート電界効果トランジスタが接続された2入力1出力型の高周波スイッチ回路であって、2個のマルチゲート電界効果トランジスタのうち一方のトランジスタの各ゲートと、他方のトランジスタのゲート間領域とに接続された制御配線をさらに備えていることが好ましい。
このような構成とすることにより、ゲート間領域にバイアス電圧を確実に印加することができる。
また、制御配線とゲート間領域との間に、カソードがゲート間領域と接続されたダイオードをさらに備えていてもよい。
このような構成とすることにより、各ゲートに流れる順方向電流を低減することができるので、消費電力の少ない高性能の高周波スイッチ回路を実現することができる。
さらに、複数の入出力端子は3個であり、各入出力端子同士の間にそれぞれ1個のマルチゲート電界効果トランジスタが接続された2入力1出力型の高周波スイッチ回路であって、2個のマルチゲート電界効果トランジスタ同士のゲート間領域は、互いに接続されていてもよい。これにより、簡単な構成により高性能の高周波スイッチ回路を実現することができる。
本発明に係る第2の高周波スイッチ回路は、高周波信号を入出力する複数の入出力端子と、入出力端子の間の電気的な接続を開閉するスイッチ部とを備えた高周波スイッチ回路を対象とし、スイッチ部は、半導体層の上に互いに間隔を置いて設けられたソースとドレインとの間に複数のゲートが設けられたマルチゲート電界効果トランジスタにより構成され、マルチゲート電界効果トランジスタは、バイアス電圧を印加するバイアス用ゲートが各ゲート同士の間に設けられていることを特徴とする。
本発明の第2の高周波スイッチ回路によれば、高周波スイッチ回路を構成するマルチゲート電界効果トランジスタには、各ゲートの間に半導体層にバイアス電圧を印加するバイアス用ゲートが設けられており、バイアス用ゲートにバイアス電圧を印加することにより、各ゲートに十分な逆バイアスをかけることが可能となる。このため、半導体層におけるゲートの下側の領域に空乏層を十分広げることができるようになるので、ゲートとドレインとの間及びゲートとソースとの間の浮遊容量を十分に小さく且つ均一にすることができ、その結果、優れたアイソレーション及び高調波歪特性を有する高周波スイッチ回路を実現することが可能となる。
第2の高周波スイッチ回路において、バイアス用ゲートには、マルチゲート電界効果トランジスタをオン状態にするハイレベル電圧の80%以上且つハイレベル電圧以下の電圧が印加されていることが好ましい。これにより高周波スイッチ回路がオフ状態である場合に各ゲートに逆バイアスを確実にかけることができるため、アイソレーションを高めることができる。
また、第2の高周波スイッチ回路においてバイアス用ゲートには、マルチゲート電界効果トランジスタをオン状態にするハイレベル電圧の80%以上且つ90%以下の電圧が印加されていることが好ましい。このような構成とすることにより、高周波スイッチ回路がオフ状態においては、アイソレーションを高めることができ、オン状態においては、ハイレベル電圧を印加する場合と比べてオン抵抗を低減することができる。
本発明の第2の複数の入出力端子は3個であり、各入出力端子同士の間にそれぞれ1個のマルチゲート電界効果トランジスタが接続された2入力1出力型の高周波スイッチ回路であって、2個のマルチゲート電界効果トランジスタの各バイアス用ゲート同士が接続されたバイアス用配線をさらに備えていることが好ましい。このようにすることにより、バイアス用ゲートにバイアス電圧を確実に印加することができる。
また、2個のマルチゲート電界効果トランジスタの一方と接続された入出力端子を高周波的に接地する2個のシャント回路をさらに備え、各シャント回路は、入出力端子と接地との間に接続され、バイアス用ゲートを有するマルチゲート電界効果トランジスタから構成され、シャント回路を構成するマルチゲート電界効果トランジスタのバイアス用ゲートは、バイアス用配線と接続されていることが好ましい。このような構成とすることにより、入力端子を高周波的に接地することができるため、高周波スイッチ回路のアイソレーションをさらに向上させることができる。
また、バイアス用配線には、マルチゲート電界効果トランジスタをオン状態にするハイレベル電圧と等しい電圧が印加されていることが好ましい。このようにすることにより、オフ状態においてマルチゲート電界効果トランジスタの各ゲートに逆バイアスを確実にかけることができる。
さらに、バイアス用配線は、2個のマルチゲート電界効果トランジスタ同士が互いに接続された入出力端子と接続されていてもよい。このようにすることにより、別に電源回路を設けることなくバイアス用ゲートに確実にバイアス電圧を印加できる。
バイアス用配線は、マルチゲート電界効果トランジスタをオン状態にするハイレベル電圧の80%以上且つ90%以下の電圧を発生させるレベルシフト回路をさらに備えていることが好ましい。このようにすることにより、オン状態においては、マルチゲート電界効果トランジスタの各ゲートに順方向バイアスをかけることができ、オフ状態においては各ゲートに逆方向バイアスをかけることができる。
この場合において、レベルシフト回路は、2個のマルチゲート電界効果トランジスタの各ゲートを制御する1対の制御配線の各々にアノードが接続され、バイアス用配線にカソードが接続された2個のレベルシフト用ダイオードと、1対の制御配線の各々に一方の端子が接続され、バイアス用配線に他方の端子が接続された2個のバイアス電圧調整用抵抗からなることが好ましい。
本発明の第1の高周波スイッチ回路及び第2の高周波スイッチ回路において、ハイレベル電圧は、電源電圧であることが好ましい。
本発明に係る半導体装置は、本発明の高周波スイッチ回路を半導体基板上に集積化したことを特徴とする。
本発明の半導体装置によれば、アイソレーション及び高調波歪特性に優れた高周波スイッチ回路が半導体基板上に集積化されているため、高性能で且つコンパクトな高周波用半導体装置を実現することができる。
本発明の半導体装置は、高周波電力の増幅を行う高周波増幅回路がさらに設けられていることが好ましい。このような構成とすることにより、接続部における損失を低減することができるため、低消費電力で且つコンパクトな高周波用半導体装置を実現することができる。
本発明に係るスイッチ回路及び半導体装置によれば、マルチゲートFETを用いた場合にも高周波信号の絶縁性の劣化及び高調波歪の劣化が生じず、且つオン状態における挿入損失が小さい高周波スイッチ回路を実現することが可能となる。
(第1の実施形態)
本発明に係る第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施形態の高周波スイッチ回路の等価回路を示す。図1に示すように、第1の入出力端子501と第2の入出力端子502との間に、3つのゲートが設けられたマルチゲート電界効果トランジスタ(FET)である第1のFET101が接続されている。また、第1の入出力端子501と第3の入出力端子503との間には、第1のFET101と同様に3つのゲートが設けられたマルチゲートFETである第2のFET102が接続されており、2入力1出力型の高周波スイッチ回路が形成されている。
第1のFET101の第1のゲート51A、第2のゲート51B及び第3のゲート51Cは、それぞれ抵抗器201を介在させて第1の制御配線701と接続され、第2のFET102の第1のゲート52A、第2のゲート52B及び第3のゲート52Cは、それぞれ抵抗器201を介在させて第2の制御配線702と接続されている。
一方、第1のFET101のゲート間領域401A及びゲート間領域401Bは、それぞれ抵抗器202を介在させて第2の制御配線702と接続され、第2のFET102のゲート間領域402A及びゲート間領域402Bは、それぞれ抵抗器202を介在させて第1の制御配線701と接続されており、第1の制御配線701及び第2の制御配線702にはそれぞれ第1の制御端子601及び第2の制御端子602が接続されている。
次に、本実施形態の高周波スイッチ回路を集積化した半導体装置について説明する。図2は本実施形態の高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板の平面構成を示す。
図2に示すように、半導体基板90の上に第1の入出力端子501、第2の入出力端子502及び第3の入出力端子503が形成されている。半導体基板90における第1の入出力端子501と第2の入出力端子502との間の領域には平面長方形の第1の活性層21が形成されており、第1の入出力端子501と第3の入出力端子503との間の領域には平面長方形の第2の活性層22が形成されている。
第1の活性層21における長辺方向で中央部分には、第1のゲート51Aから第3のゲート51Cが互いに等間隔に形成され、第1の活性層21における長辺方向の両側部にはそれぞれソース31及びドレイン41が形成されており、第1のFET101が形成されている。同様にして、第2の活性層22の上には、第2のFET102が形成されている。
第1のFET101のドレイン41は金属配線50Aを介在させて第1の入出力端子501と接続され、ソース31は金属配線50Bを介在させて第2の入出力端子502と接続されている。一方、第2のFET102のドレイン42は金属配線50Aを介在させて第1の入出力端子501と接続され、ソース32は金属配線50Bを介在させて第3の入出力端子503と接続されている。
第1のFET101の第1のゲート51Aから第3のゲート51Cは、それぞれ抵抗器201を介在させて金属配線である第1の制御配線701と接続され、第2のFET102のゲート間領域402A及びゲート間領域402Bは、それぞれ抵抗器202を介在させて第1の制御配線701と接続されており、第1の制御配線701は第1の制御端子601と接続されている。
同様に、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52C並びに第1のFET101のゲート間領域401A及びゲート間領域401Bは、それぞれ第2の制御配線702と接続され、第2の制御配線702は第2の制御端子602と接続されている。
図3(a)及び図3(b)は、図2のIIIa−IIIa線及びIIIb−IIIb線における断面構造を示す。図3に示すように第2のFET102は、半導体基板90の上にバッファ層14、活性層22及びノンドープ層12が順に積層され、ノンドープ層12の上にキャップ層13が形成された構成である。また、キャップ層13には、ノンドープ層12を露出させる開口部が等間隔に形成されており、各開口部にはそれぞれ、ショットキー電極である第1のゲート52Aから第3のゲート52Cが形成されている。
次に、第2の入出力端子502に入力した高周波信号を第1の入出力端子501から出力する場合における本実施形態の高周波スイッチ回路の動作について説明する。なお、本実施形態において、第1のFET101及び第2のFET102をオン状態にする場合に各ゲートに印加するハイレベル電圧は電源電圧と等しい3Vとし、オフ状態にする場合に各ゲートに印加するローレベル電圧は接地電圧と等しい0Vとする。
第2の入出力端子502に入力した信号を第1の入出力端子501から出力する場合には、第1の制御端子601に3Vを印加し、第2の制御端子602に0Vを印加する。これにより、第1のFET101の第1のゲート51Aから第3のゲート51Cには、3Vの電圧が印加されるため第1のFET101はオン状態となる。一方、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには、0Vの電圧が印加されるため第2のFET102はオフ状態となる。
また、オン状態の第1のFET101のゲート間領域401A及びゲート間領域401Bには0Vの電圧が印加されているため、第1のFET101の第1のゲート51Aから第3のゲート51Cには十分な順バイアスがかかるので、オン抵抗は低くなり挿入損失を小さくすることができる。
一方、オフ状態の第2のFET102のゲート間領域402A及びゲート間領域402Bには3Vの電圧が印加されているため、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには十分な逆バイアスがかかる。従って、図3(a)及び図3(b)に示すように、活性層22における第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cの下側の領域全体にわたって空乏層18が十分に形成される。これにより空乏層容量C1aからC6a及びC1bからC6bの容量がほぼ等しくなるため、オフ状態の第2のFET102に印加される高周波電圧が空乏層容量により均一に分割される。従って、第1の入出力端子501と第3の入出力端子503との間のアイソレーション及び高調波歪特性を向上させることができる。
図4は入力電力と高調波歪みの関係を示す図である。図4において横軸は、入力電力値(dBm)を表し、縦軸は高調波歪み(dBm)を表す。図4に示すように、実線で示す本実施形態の高周波スイッチの場合には、破線で示す従来の高周波スイッチの場合と比べて、通常の高調波歪みの規格値−30dBmを達成する入力電力値が約2dBm改善されている。
図5はゲート間領域に印加するバイアス電圧を変化させた場合の高調波歪みの変化及び挿入損失の変化を表す。図5において横軸は、オフ状態のFETのゲート間領域に印加するバイアス電圧とオン状態のゲートに印加するハイレベル電圧との比(%)を表し、左の縦軸は高調波歪み(dBm)を表し、右の縦軸は挿入損失(dB)を表す。図5において実線で示す高調波歪みは、バイアス電圧が低くなるに従い悪化し、ハイレベル電圧の80%より小さい場合には、一般的な規格値である−30dBmを満足することができない。これは、バイアス電圧が低すぎるため十分な逆バイアスがかからず空乏層が十分に広がらないことによる。
一方、破線で示す挿入損失は、バイアス電圧がハイレベル電圧の90%を超えると急激に悪化し、一般的な規格値である−0.5dBを超えてしまう。これは、バイアス電圧が高すぎるため十分な順バイアスがかからないことによる。
従って、オフ状態のFETの各ゲートに十分な逆バイアスをかけアイソレーションを向上させると共に、オン状態のFETの各ゲートに順バイアスをかけ挿入損失を小さくするには、FETがオフ状態にある場合にはハイレベル電圧の80%以上の電圧を印加し、FETがオン状態にある場合にはハイレベル電圧の90%以下の電圧を印加することが好ましい。
本実施形態の高周波スイッチ回路によれば、FETがオフ状態にある場合にはゲート間領域にハイレベル電圧が印加され、FETがオン状態にある場合にはゲート間領域にローレベル電圧が印加される。従って、オフ状態のFETの各ゲートには十分な逆バイアスが均一にかかるため、アイソレーション及び高調波歪特性を向上させることができる。また、オン状態のFETの各ゲートには順バイアスがかかるため、挿入損失を小さくすることができ、高周波スイッチ回路全体として大電力信号を入力する場合の高調波歪特性を向上させることができる。
(第1の実施形態の第1変形例)
以下に、本発明に係る第1の実施形態の第1変形例について図面を参照しながら説明する。図6は本変形例の高周波スイッチ回路の等価回路を示す。なお、図6において図1と同一の構成要素については同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図6に示すように本変形例の高周波スイッチ回路においては、第1のFET101のゲート間領域401A及びゲート間領域401Bには、それぞれダイオード141の各カソードが接続され、ダイオード141の各アノードはそれぞれ抵抗器202を介在させて第2の制御配線702と接続されている。同様に、第2のFET102のゲート間領域402A及びゲート間領域402Bには、それぞれダイオード141の各カソードが接続され、ダイオード141の各アノードはそれぞれ抵抗器202を介在させて第1の制御配線701と接続されている。
本変形例においては、例えば第2の制御端子602に0Vの電圧を印加した場合に、ゲート間領域401A及びゲート間領域401Bにダイオード141のカソードが接続されているため、第1のFET101の第1のゲート51Aから第3のゲート51Cの順方向電流を低減することができる。
従って、本変形例においては高調波歪の低減及びアイソレーションの向上に加えて消費電力の低減を実現することができる。
(第1の実施形態の第2変形例)
以下に、本発明に係る第1の実施形態の第2変形例について図7を参照しながら説明する。図7は本変形例の高周波スイッチ回路の等価回路を示す。なお、図7において図1と同一の構成要素については同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図7に示すように本変形例の高周波スイッチ回路においては、第1のFET101のゲート間領域401A及びゲート間領域401Bと、第2のFET102のゲート間領域402A及びゲート間領域402Bとがそれぞれ抵抗器202を介在させて接続されている。
本変形例の高周波スイッチによれば、例えば第2の入出力端子502に入力した高周波信号を第1の入出力端子501から出力する場合において、第1のFET101をオン状態として第2のFET102をオフ状態とすると、第1のFET101のゲート間領域401A及びゲート間領域401Bの電位は、印加された高周波信号により上昇する。従って、抵抗を介在させて第1のFET101のゲート間領域401A及びゲート間領域401Bと接続された第2のFET102のゲート間領域402A及びゲート間領域402Bも上昇する。その結果、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cは逆方向にバイアスされるので高調波歪の低減及びアイソレーションの向上を実現することができる。さらに、回路構成を簡単にすることができるためチップサイズを低減することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明に係る第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。図8は本発明の第の実施形態の高周波スイッチ回路の等価回路を示す。図8に示すように、第1の入出力端子501と第2の入出力端子502との間に、3つのゲートと2つのバイアス用ゲートが設けられた第1のFET101が接続されている。また、第1の入出力端子501と第3の入出力端子503との間には、第1のFET101と同様に3つのゲートと2つのバイアス用ゲートが設けられた第2のFET102が接続されており、2入力1出力型の高周波スイッチ回路が形成されている。
第1のFET101の第1のゲート51A、第2のゲート51B及び第3のゲート51Cは、それぞれ抵抗器201を介在させて第1の制御配線701と接続され、第1の制御配線701は制御端子601と接続されている。同様に、第2のFET102の第1のゲート52A、第2のゲート52B及び第3のゲート52Cは、それぞれ抵抗器201を介在させて第2の制御配線702と接続され、第2の制御配線702は制御端子602と接続されている。
一方、第1のFET101の第1のバイアス用ゲート61A及び第2のバイアス用ゲート61B並びに第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bは、それぞれ抵抗器202を介在させてバイアス用配線703と接続され、バイアス用配線703はバイアス用端子603と接続されている
次に、本実施形態の高周波スイッチ回路を集積化した半導体装置について説明する。図9は本実施形態の高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板の平面構成を示す。
図9に示すように、半導体基板90の上に第1の入出力端子501から第3の入出力端子503及び第1の制御端子601から第3の制御端子603が形成されている。半導体基板90における第1の入出力端子501と第2の入出力端子502との間の領域には平面長方形の第1の活性層21が形成されており、第1の入出力端子501と第3の入出力端子503との間の領域には平面長方形の第2の活性層22が形成されている。
第1の活性層21における長辺方向で中央部分には第1のゲート51Aから第3のゲート51Cが互いに等間隔に形成され、第1の活性層21における長辺方向の両側部にはそれぞれソース31及びドレイン41が形成されている。さらに第1のゲート51Aと第2のゲート51Bとの間及び第2のゲート51Bと第3のゲート51Cとの間には、それぞれ第1のバイアス用ゲート61A及び第2のバイアス用ゲート61Bが形成されており、第1のFET101が形成されている。同様に、第2の活性層22の上には、第2のFET102が形成されている。
第1のFET101のドレイン41は金属配線50Aを介在させて第1の入出力端子501と接続され、ソース31は金属配線50Bを介在させて第2の入出力端子502と接続されている。一方、第2のFET102のドレイン42は金属配線50Aを介在させて第1の入出力端子501と接続され、ソース32は金属配線50Bを介在させて第3の入出力端子503と接続されている。
また、第1のFET101の第1のゲート51Aから第3のゲート51Cは、それぞれ抵抗器201を介在させて金属配線である第1の制御配線701と接続されており、第1の制御配線701は第1の制御端子601と接続されている。
同様に、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cは、それぞれ抵抗器201を介在させて第2の制御配線702と接続され、第2の制御配線702は第2の制御端子602と接続されている。
また、第1のFET101の第1のバイアス用ゲート61A及び第2のバイアス用ゲート61B並びに第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bは、それぞれ抵抗器202を介在させてバイアス用御配線703と接続され、バイアス用配線703はバイアス用端子603と接続されている。
次に、本実施形態の高周波スイッチ回路の動作について説明する。図10は図9のX−X線における断面の状態を示し、図10(a)及び図10(b)は、それぞれFET102がオフ状態の場合及びオン状態の場合を示している。なお、本実施形態において、第1のFET101及び第2のFET102をオン状態にする場合に各ゲートに印加するハイレベル電圧は電源電圧と等しい3Vとし、オフ状態にする場合に各ゲートに印加するローレベル電圧は接地電圧と等しい0Vとする。
第2の入出力端子502に入力した信号を第1の入出力端子501から出力する場合には、第1の制御端子601に3Vを印加して、第2の制御端子602に0Vを印加する。これにより、第1のFET101の第1のゲート51Aから第3のゲート51Cには、3Vの電圧が印加されるため第1のFET101はオン状態となり、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには、0Vの電圧が印加されるため第2のFET102はオフ状態となる。
この場合において、第3の制御端子603に3Vの電圧を印加すると、オフ状態の第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bに順方向のバイアス電圧が印加されると共に、順方向電流が流れる。これにより第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには逆イアスがかかるので、図10(a)に示すように、第2の活性層22における第1のゲート52Aから第3のゲート52Cの下側の領域に十分な空乏層18が形成される。その結果、空乏層容量C1から空乏層容量C6がすべて等しくなり、FET102に印加される高周波電圧は、各ゲートに均等に分割されるため、従来のマルチゲートFETと比べて大きな入力電力においても、高いアイソレーションと低歪性を維持することができる。
一方、第1の制御端子601に0Vを印加し、第2の制御端子602に3Vを印加することにより、第2のFET102をオン状態とした場合には、第1のゲート52Aから第3のゲート52C及び第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bのすべてに3Vが印加されるため、図10(b)に示すように通常のオン状態を実現できる。
なお、本実施形態において第3の制御端子603にハイレベル電圧である3Vを印加する場合について説明したが、ハイレベル電圧の80%以上の電圧を印加すれば各ゲートに逆バイアスをかけることができるので、同様の効果が得られる。
(第2の実施形態の第1変形例)
以下に、本発明に係る第2の実施形態の第1変形例について図面を参照しながら説明する。図11は本変形例の高周波スイッチ回路の等価回路を示す。なお、図11において図8と同一の構成要素については同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図11に示すように本変形例においてはバイアス用配線703は、抵抗器203を介在させて第1の入出力端子501と接続されている。
第1のFET101と第2のFET102が互いに接続された2入力1出力型の高周波スイッチ回路においては、第1のFET101と第2のFET102とが接続されたノードである入出力端子501における直流電圧は、第1の制御端子601及び第2の制御端子602に印加されている電圧のうち高い方の電圧とほぼ等しい。高周波スイッチ回路が動作している場合には、第1のFET101又は第2のFET102の一方は必ずオン状態である。従って、第1の制御端子601又は第2の制御端子602の一方には必ず3Vの電圧が印加されているので、第1の入出力端子501における直流電圧は、常に3Vとほぼ等しい。
従って、第1の入出力端子501と接続された、第1のFET101の第1のバイアス用ゲート61A及び第2のバイアス用ゲート61B並びに第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bには、常にハイレベル電圧である3Vとほぼ等しい電圧が印加される。
これにより、オフ状態の第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bに順方向のバイアス電圧が印加されると共に、順方向電流が流れる。従って、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには逆バイアスがかかるので、第2の活性層22における第1のゲート52Aから第3のゲート52Cの下側の領域に十分な空乏層18が形成される。その結果、空乏層容量C1から空乏層容量C6がすべて等しくなり、FET102に印加される高周波電圧は、各ゲートに均等に分割されるため、従来のマルチゲートFETと比べて大きな入力電力においても、高いアイソレーションと低歪性を維持することができる。
一方、オン状態のFET101においては、第1のゲート51Aから第3のゲート51C並びに第1のバイアス用ゲート61A及び第2のバイアス用ゲート61Bのすべてに3Vの電圧が印加されているため、通常のオン状態を実現できる。
また、このような構成とすることにより、バイアス用の電源を外部に設ける必要がないため、装置を小さくすることが可能となる。
(第2の実施形態の第2変形例)
以下に、本発明に係る第2の実施形態の第2変形例について図面を参照しながら説明する。図12は本変形例の高周波スイッチ回路の等価回路を示す。なお、図12において図8と同一の構成要素については同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図12に示すように本変形例においては、バイアス用配線703にはレベルシフト回路131が接続されている。レベルシフト回路131は、レベルシフト用ダイオード151及びレベルシフト用ダイオード152並びにバイアス電圧調整用抵抗204及びバイアス電圧調整用抵抗205からなり、レベルシフト用ダイオード151及びレベルシフト用ダイオード152のカソード並びにバイアス電圧調整用抵抗204及びバイアス電圧調整用抵抗205の一方の端子がバイアス用配線703と接続されている。また、レベルシフト用ダイオード151のアノード及びバイアス電圧調整用抵抗205の他方の端子が第1の制御配線701と接続され、レベルシフト用ダイオード152のアノード及びバイアス電圧調整用抵抗204の他方の端子が第2の制御配線702と接続されている。
次に、本変形例の高周波スイッチ回路を集積化した半導体装置について説明する。図13は本変形例の高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板の平面構成を示す。なお、図13において図9と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図13に示すように、半導体基板90の表面におけるバイアス用配線703に隣接する領域にレベルシフト回路131が形成されている。レベルシフト回路131は、レベルシフト用ダイオード151とレベルシフト用ダイオード152が形成されており、レベルシフト用ダイオード151のカソードは、バイアス用配線703と接続されると共にバイアス電圧調整用抵抗204を介在させて第2の制御配線702と接続され、アノードは第1の制御配線701と接続されている。一方、レベルシフト用ダイオード152のカソードは、バイアス用配線703と接続されると共にバイアス電圧調整用205を介在させて第1の制御配線701と接続され、アノードは第2の制御配線702と接続されている。
次に、第2の入出力端子502に入力した高周波信号を第1の入出力端子501から出力する場合における本変形例の高周波スイッチ回路の動作について説明する。図14は図13のXIV−XIV線における断面の状態を示し、図14(a)及び図14(b)は、それぞれ第2のFET102がオフ状態の場合及びオン状態の場合を示す。
なお、本変形例において、第1のFET101及び第2のFET102をオン状態にする場合に各ゲートに印加するハイレベル電圧は電源電圧と等しい3Vとし、オフ状態にする場合に各ゲートに印加するローレベル電圧は接地電圧と等しい0Vとする。また、レベルシフト用ダイオード151及びレベルシフト用ダイオード152の順方向立ち上がり電圧は0.5Vとする。
この場合において第1の制御端子601に3Vを印加し、第2の制御端子602に0Vを印加して第2のFET102をオフ状態とすると、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには0Vが印加され、第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bには、第1の制御端子601に印加された3Vとレベルシフト用ダイオード151の順方向立ち上がり電圧0.5Vとの差である2.5Vの電圧が印加される。
従って、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには逆バイアスがかかるため、図14(a)に示すように第1のゲート52Aから第3のゲート52Cの下には空乏層18が広がるので、アイソレーションが改善されると共に高調波歪も低減される。
一方、第1の制御端子601に0Vを印加し、第2の制御端子602に3Vを印加して第2のFET102をオン状態とすると、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには3Vが印加され、第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bには、第2の制御端子602に印加された3Vとレベルシフト用ダイオード152の順方向立ち上がり電圧0.5Vとの差である2.5Vの電圧が印加される。
このように、第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62Bに印加されている電圧がハイレベル電圧である3Vよりわずかに低いため、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52Cには順バイアスがかかるので、図14(b)に示すように第1のゲート52Aから第3のゲート52Cの下側に空乏層は広がらず、オン抵抗を低減することができる。
本変形例において、レベルシフト用ダイオード151及びレベルシフト用ダイオード152として順方向立ち上がり電圧が0.5Vのものを用いたが、各バイアス用ゲートにハイレベル電圧の80%以上、且つ90%以下の電圧を印加することができる範囲のものを用いることができる。
(第3の実施形態)
以下に、本発明に係る第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。図15は本実施形態の高周波スイッチ回路の等価回路を示す。なお、図15において図12と同一の構成要素については同一の符号を付すことにより説明を省略する。
15に示すように本実施形態においては、第2の入出力回路502と接地との間及び第3の入出力回路503と接地との間にそれぞれ3つのゲートと2つのバイアス用ゲートを有する第3のFET103からなるシャント回路161及び3つのゲートと2つのバイアス用ゲートを有する第4のFET104からなるシャント回路162が設けられている。
第3のFET103の第1のゲート53Aから第3のゲート53Cは抵抗器201を介在させて第2の制御配線702と接続されており、第4のFET104の第1のゲート54Aから第3のゲート54Cは抵抗器201を介在させて第1の制御配線701と接続されている。また、第3のFET103の第1のバイアス用ゲート63A及び第2のバイアス用ゲート63B並びに第4のFET104の第1のバイアス用ゲート64A及び第2のバイアス用ゲート64Bは抵抗器202を介在させてバイアス用配線703と接続されている。
さらに、第3のFET103及び第4のFET104のドレインはそれぞれコンデンサ801を介在させて接地されており、第2の入出力端子502及び第3の入出力端子503を高周波的に接地することができる構成となっている。
次に、第2の入出力端子502に入力した高周波信号を第1の入出力端子501から出力する場合における本実施形態の高周波スイッチ回路の動作について説明する。なお、本実施形態において、第1のFET101から第4のFET104をオン状態にする場合に各ゲートに印加するハイレベル電圧は電源電圧と等しい3Vとし、オフ状態にする場合に各ゲートに印加するローレベル電圧は接地電圧と等しい0Vとする。
第2の入出力端子502に入力した信号を第1の入出力端子501から出力する場合には、第1の制御端子601に3Vを印加し、第2の制御端子602に0Vを印加する。これにより、第1のFET101の第1のゲート51Aから第3のゲート51C及び第4のFET104の第1のゲート54Aから第3のゲート54Cに3Vが印加され、第2のFET102の第1のゲート52Aから第3のゲート52C及び第3のFET103の第1のゲート53Aから第3のゲート53Cに0Vが印加される。
また、バイアス用配線703には、第1の制御端子601に印加された3Vとレベルシフト用ダイオード151の立ち上がり電圧0.5Vとの差である2.5Vが印加されるため、第1のFET101の第1のバイアス用ゲート61A及び第2のバイアス用ゲート61B、第2のFET102の第1のバイアス用ゲート62A及び第2のバイアス用ゲート62B、第3のFET103の第1のバイアス用ゲート63A及び第2のバイアス用ゲート63B及び第4のFET104の第1のバイアス用ゲート64A及び第2のバイアス用ゲート64Bにはそれぞれ2.5Vが印加される。
従って、オン状態の第1のFET101及び第4のFET104における挿入損失は低減されており、オフ状態の第2のFET102及び第3のFET103におけるアイソレーション及び歪性は向上している。
さらに、第3の入出力端子503はシャント回路162により高周波的に接地されているため、第1の入出力端子501と第3の入出力端子503との間のアイソレーションをさらに向上させることができる。
本実施形態においては、第2の実施形態の第2変形例における高周波スイッチ回路にシャント回路を組み合わせる構成としたが、第2の実施形態及び第2の実施形態の第1変形例における高周波スイッチ回路にシャント回路を組み合わせる構成としてもよい。
第1の実施形態から第3の実施形態及びその変形例において、第2の入出力端子502に入力した高周波信号を第1の入出力端子501から出力する場合について説明したが、第3の入出力端子503に入力した高周波信号を第1の入出力端子501から出力する場合も同様の効果を有している。また、入力と出力とを逆にした場合も同様である。さらに、マルチゲートFETとして3つのゲートを有するものを用いたが、2つ以上のゲートを有するマルチゲートFETであれば同様の効果が得られる。
(第4の実施形態)
以下に、本発明の第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。図16は本実施形態の高周波スイッチ回路を備えた半導体装置のブロック図を示す。図16に示すように、半導体装置1004には、第2の実施形態の第2変形例の高周波スイッチ回路1001及び高周波増幅回路1002が設けられており、高周波スイッチ回路1001と高周波増幅回路1002とは整合回路1003を介在させて接続されている。高周波スイッチ回路1001にはアンテナ端子1014、出力端子1016、第1の制御端子1017及び第2の制御端子1018が接続され、高周波増幅回路1002には、入力端子1015が接続されている。また、アンテナ端子1014には、アンテナ1020が接続されている。
次に、本実施形態の半導体装置の動作を説明する。送信時には、第1の制御端子1017をハイレベル電圧とし、第2の制御端子1018をローレベル電圧とする。これにより、アンテナ端子1014と入力端子1015との間が高周波的に導通した状態となり、アンテナ端子1014と出力端子1016との間は高周波的に絶縁された状態となる。従って、入力端子1015から入力された高周波信号は高周波増幅器1002により増幅され、整合回路1003及び高周波スイッチ回路1001を経てアンテナ1020から出力される。
受信時には、送信時とは逆に第1の制御端子1017をローレベル電圧とし、第2の制御端子1018をハイレベル電圧とすることにより、アンテナ1020に入力された高周波信号が、高周波スイッチ回路1001を経て出力端子1015から出力される。
このように、アイソレーションに優れた本発明に係る高周波スイッチ回路と整合回路及び高周波増幅回路とを同一半導体装置内に形成することにより、小型で且つ送信回路と受信回路とのアイソレーションに優れた高周波用半導体装置が得られる。さらに、接続部におけるロスを低減することができるため、高周波増幅器の電力効率を改善することができるので、低消費電力の高周波回路を実現することが可能となる。
なお、本実施形態において高周波スイッチ回路として第2の実施形態の第2変形例の高周波スイッチ回路を用いたが、他の実施形態及び変形例の高周波スイッチ回路を用いても同様の効果が得られる。
各実施形態及び変形例においてハイレベル電圧として電源電圧、ローレベル電圧として接地電圧の例を示したが、ハイレベル電圧はFETをオン状態にできる電圧であればよく、ローレベル電圧はFETをオフ状態にできる電圧であればよい。
本発明に係るスイッチ回路及び半導体装置は、マルチゲートFETを用いた場合にも高周波信号の絶縁性の劣化及び高調波歪の劣化が生じず、且つオン状態における挿入損失が小さい高周波スイッチ回路を実現できるすることができるため、移動体通信機等において信号の切り替えを行うスイッチ回路及び半導体装置等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る高周波スイッチ回路を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板を示す平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板を示し、(a)は図2のIIIa−IIIa線における断面図であり、(b)は図2のIIIb−IIIb線における断面図である 本発明の第1の実施形態に係る高周波スイッチ回路の、入力電圧と高調波歪みの相関を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る高周波スイッチ回路のゲート間領域に印加する電圧を変化させた場合の高調波歪み及び挿入損失の変化を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る高周波スイッチ回路を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態の第2変形例に係る高周波スイッチ回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る高周波スイッチ回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板を示す平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板を示す図9のX−X線における断面を示し、(a)は一のトランジスタのオフ状態を示す断面図であり、(b)は一のトランジスタのオン状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の第1変形例に係る高周波スイッチ回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の第2変形例に係る高周波スイッチ回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の第2変形例に係る高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板を示す平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態の第2変形例に係る高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板を示す図13のXIV−XIV線における断面を示し、(a)は一のトランジスタのオフ状態を示す断面図であり、(b)は一のトランジスタのオン状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る高周波スイッチ回路を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置を示すブロック図である。 従来例に係る高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板を示す平面図である。 (a)及び(b)は、従来例に係る高周波スイッチ回路を集積化した半導体基板を示し、(a)は図17のXVIIIa−XVIIIa線における断面図であり、(b)は図17のXVIIIb−XVIIIb線における断面図である
符号の説明
12 ノンドープ層
13 キャップ層
13A 第1のFETの第1のゲート間キャップ層
13B 第1のFETの第2のゲート間キャップ層
13C 第2のFETの第1のゲート間キャップ層
13D 第2のFETの第2のゲート間キャップ層
14 バッファ層
18 空乏層
18a 空乏層
18b 空乏層
21 第1の活性層
22 第2の活性層
31 第1のFETのソース
32 第2のFETのソース
41 第1のFETのドレイン
42 第2のFETのドレイン
50A 第1の金属配線
50B 第2の金属配線
51A 第1のFETの第1のゲート
51B 第1のFETの第2のゲート
51C 第1のFETの第3のゲート
52A 第2のFETの第1のゲート
52B 第2のFETの第2のゲート
52C 第2のFETの第3のゲート
53A 第3のFETの第1のゲート
53B 第3のFETの第2のゲート
53C 第3のFETの第3のゲート
54A 第4のFETの第1のゲート
54B 第4のFETの第2のゲート
54C 第4のFETの第3のゲート
61A 第1のFETの第1のバイアス用ゲート
61B 第1のFETの第2のバイアス用ゲート
62A 第2のFETの第1のバイアス用ゲート
62B 第2のFETの第2のバイアス用ゲート
63A 第3のFETの第1のバイアス用ゲート
63B 第3のFETの第2のバイアス用ゲート
64A 第4のFETの第1のバイアス用ゲート
64B 第4のFETの第2のバイアス用ゲート
90 半導体基板
101 第1のFET
102 第2のFET
103 第3のFET
104 第4のFET
131 レベルシフト回路
141 ダイオード
151 レベルシフト用ダイオード
152 レベルシフト用ダイオード
161 シャント回路
162 シャント回路
201 抵抗
202 抵抗
203 抵抗
204 バイアス電圧調整用抵抗
205 バイアス電圧調整用抵抗
401A 第1のFETのゲート間領域
401B 第1のFETのゲート間領域
402A 第2のFETのゲート間領域
402B 第2のFETのゲート間領域
501 第1の入出力端子
502 第2の入出力端子
503 第3の入出力端子
601 第1の制御端子
602 第2の制御端子
603 バイアス用端子
701 第1の制御配線
702 第2の制御配線
703 バイアス用配線
801 コンデンサ
1001 高周波スイッチ回路
1002 高周波増幅回路
1003 整合回路
1004 半導体装置
1014 アンテナ端子
1015 入力端子
1016 出力端子
1017 第1の制御端子
1018 第2の制御端子
C1a 空乏層容量
C1b 空乏層容量
C2a 空乏層容量
C2b 空乏層容量
C3a 空乏層容量
C3b 空乏層容量
C4a 空乏層容量
C4b 空乏層容量
C5a 空乏層容量
C5b 空乏層容量
C6a 空乏層容量
C6b 空乏層容量

Claims (4)

  1. 高周波信号を入出力する複数の入出力端子と、
    前記入出力端子の間の電気的な接続を開閉するスイッチ部とを備えた高周波スイッチ回路であって、
    前記スイッチ部は、半導体層の上に互いに間隔を置いて設けられたソースとドレインとの間に複数のゲートが設けられたマルチゲート電界効果トランジスタにより構成され、
    前記半導体層における前記各ゲート同士の間の領域であるゲート間領域には、バイアス電圧が印加されており、
    前記バイアス電圧は、前記マルチゲート電界効果トランジスタがオン状態にある場合には前記マルチゲート電界効果トランジスタをオン状態にするハイレベル電圧の90%以下の電圧であり、オフ状態にある場合には前記ハイレベル電圧の80%以上且つ前記ハイレベル電圧以下であることを特徴とする高周波スイッチ回路。
  2. 前記複数の入出力端子は3個であり、
    前記各入出力端子同士の間にそれぞれ1個の前記マルチゲート電界効果トランジスタが接続された2入力1出力型の高周波スイッチ回路であって、
    前記2個のマルチゲート電界効果トランジスタのうち一方のトランジスタの前記各ゲートと、他方のトランジスタの前記ゲート間領域とに接続された制御配線をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の高周波スイッチ回路。
  3. 前記制御配線と前記ゲート間領域との間に、カソードが前記ゲート間領域と接続されたダイオードをさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の高周波スイッチ回路。
  4. 前記複数の入出力端子は3個であり、
    前記各入出力端子同士の間にそれぞれ1個の前記マルチゲート電界効果トランジスタが接続された2入力1出力型の高周波スイッチ回路であって、
    前記2個のマルチゲート電界効果トランジスタ同士の前記ゲート間領域は、互いに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波スイッチ回路。
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