JP4545906B2 - 歯溝加工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、環状部を有するワークをその軸線が割り出し盤の軸線に一致するように支持し、ワークの軸線に対して偏心した軸線を有するカップ状砥石を用いて、割り出し盤を所定角度ずつ割り出しながら前記環状部の端面に放射方向に延びる歯溝を同時に2ヵ所ずつ加工する歯溝加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カービックカップリング(登録商標)の製作方法および装置が、特開2000−52144により公知である。カービックカップリングは、第1の部材の環状部の端面に放射状に形成した歯溝を、第2の部材の環状部の端面に放射状に形成した歯溝に係合させて両部材を同軸に結合するものである。このとき、第1の部材(図15(A)参照)のコンベックス型(凸型)の歯溝4…およびコンケーブ型(凹型)の歯山5…に、第2の部材(図15(B)参照)のコンベックス型の歯山5…およびコンケーブ型の歯溝4…がそれぞれ密に係合して自動調芯機能を発揮する。
【0003】
カービックカップリングの歯溝を研削するにはカップ状フェイスミルが用いられる。カップ状フェイスミルの軸線はワーク(第1の部材あるいは第2の部材)の環状部の軸線に対して平行かつ偏心しており、ワークを所定角度ずつ割り出しながらカップ状フェイスミルの切り込みにより環状部の端面を同時に2ヵ所ずつ研削することにより、最終的に環状部の全周に所定間隔で多数の歯溝を粗仕上げする。続いてカップ状フェイスミルをカップ状CBN砥石に交換し、上述した工程を繰り返して前記粗仕上げの済んだ歯溝をカップ状CBN砥石で仕上げ加工する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のものは、カップ状フェイスミルおよびカップ状CBN砥石を交換する必要があるために加工時間が長くなる問題があり、しかもカップ状フェイスミルおよびカップ状CBN砥石の研削面を冷却する冷却液を外部から供給する必要があるので、冷却液が研削面に充分に届き難くなってカップ状フェイスミルおよびカップ状CBN砥石の耐久性が低下する問題がある。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ワークの環状部の端面に歯溝を研削加工する際に、ツールを交換することなく歯溝を研削加工できるようにし、かつツールの冷却を促進して耐久性を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、環状部を有するワークをその軸線が割り出し盤の軸線に一致するように支持し、ワークの軸線に対して偏心した軸線を有するカップ状砥石を用いて、割り出し盤を所定角度ずつ割り出しながら前記環状部の端面に、放射方向に延びるコンベックス型の歯溝を同時に2ヵ所ずつ加工する歯溝加工方法において、前記カップ状砥石は、円盤部と、該円盤部の外周から軸方向一方側に延びる環状且つ先細り状の研削部とを備えていて、その研削部のテーパ状に形成した外周面が粗仕上げ加工および仕上げ加工の両方を行うための第1研削面とされると共に、同じくテーパ状に形成した内周面が粗仕上げ加工だけを行う第2研削面とされ、且つその研削部に、前記第1研削面に開口する冷却液噴出孔が設けられており、ワークが前記割り出し盤により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、前記環状部の端面にカップ状砥石を所定量ずつ間欠的に送って歯溝を切り込んでゆく粗仕上げ加工工程と、粗仕上げ加工工程の後にカップ状砥石を所定位置に保持して歯溝を仕上げる仕上げ加工工程とを順次行ない、且つこれら両加工工程中に、前記研削部の前記冷却液噴出孔から前記第1研削面に冷却液を供給することを特徴とする歯溝加工方法が提案される。
【0007】
上記構成によれば、ワークの環状部にカップ状砥石でコンベックス型の歯溝を研削加工する際に、ワークが前記割り出し盤により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、前記環状部の端面にカップ状砥石を所定量ずつ間欠的に送って歯溝を切り込んでゆく粗仕上げ加工工程と、粗仕上げ加工工程の後にカップ状砥石を所定位置に保持して歯溝を仕上げる仕上げ加工工程とを順次行うので、カップ状砥石で歯溝を一気に切り込んで仕上げる場合に比べて、カップ状砥石の冷却やスラッジの除去を効果的に行うことが可能となり、カップ状砥石の耐久性向上と仕上げ精度の向上とに寄与することができるだけでなく、粗仕上げ加工用の砥石と仕上げ加工用の砥石とを交換する必要がなくなって加工時間の短縮に寄与することができる。しかも、研削部に第1研削面に開口する冷却液噴出孔が設けられており、研削加工中に該冷却液噴出孔から第1研削面に冷却液を供給するので、カップ状砥石の外部から冷却液を供給する場合に比べて、研削面に冷却液を効果的に作用させて冷却やスラッジの除去を一層効果的に行い、カップ状砥石の更なる耐久性向上と更なる仕上げ精度の向上とが可能となる。
【0008】
また、請求項2に記載された発明によれば、環状部を有するワークをその軸線が割り出し盤の軸線に一致するように支持し、ワークの軸線に対して偏心した軸線を有するカップ状砥石を用いて、割り出し盤を所定角度ずつ割り出しながら前記環状部の端面に、放射方向に延びるコンケーブ型の歯溝を同時に2ヵ所ずつ加工する歯溝加工方法において、前記カップ状砥石は、円盤部と、該円盤部の外周から軸方向一方側に延びる環状且つ先細り状の研削部とを備えていて、その研削部のテーパ状に形成した内周面が粗仕上げ加工および仕上げ加工の両方を行うための第1研削面とされると共に、同じくテーパ状に形成した外周面が粗仕上げ加工だけを行う第2研削面とされ、且つその研削部に、前記第1研削面に開口する冷却液噴出孔が設けられており、ワークが前記割り出し盤により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、前記環状部の端面にカップ状砥石を所定量ずつ間欠的に送って歯溝を切り込んでゆく粗仕上げ加工工程と、粗仕上げ加工工程の後にカップ状砥石を所定位置に保持して歯溝を仕上げる仕上げ加工工程とを順次行ない、且つこれら両加工工程中に、前記研削部の前記冷却液噴出孔から前記第1研削面に冷却液を供給することを特徴とする歯溝加工方法が提案される。
【0009】
上記構成によれば、ワークの環状部にカップ状砥石でコンケーブ型の歯溝を研削加工する際に、ワークが前記割り出し盤により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、前記環状部の端面にカップ状砥石を所定量ずつ間欠的に送って歯溝を切り込んでゆく粗仕上げ加工工程と、粗仕上げ加工工程の後にカップ状砥石を所定位置に保持して歯溝を仕上げる仕上げ加工工程とを順次行うので、カップ状砥石で歯溝を一気に切り込んで仕上げる場合に比べて、カップ状砥石の冷却やスラッジの除去を効果的に行うことが可能となり、カップ状砥石の耐久性向上と仕上げ精度の向上とに寄与することができるだけでなく、粗仕上げ加工用の砥石と仕上げ加工用の砥石とを交換する必要がなくなって加工時間の短縮に寄与することができる。しかも、研削部に第1研削面に開口する冷却液噴出孔が設けられており、研削加工中に該冷却液噴出孔から第1研削面に冷却液を供給するので、カップ状砥石の外部から冷却液を供給する場合に比べて、研削面に冷却液を効果的に作用させて冷却やスラッジの除去を一層効果的に行い、カップ状砥石の更なる耐久性向上と更なる仕上げ精度の向上とが可能となる。
【0010】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または2の構成に加えて、カップ状砥石は各研削面に砥粒を電着してなることを特徴とする歯溝加工方法が提案される。
【0011】
上記構成によれば、各研削面に砥粒を電着してカップ状砥石を構成したので、砥粒としてCBNやダイヤモンドを採用することにより高硬度のワークを精密に加工することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1〜図10は本発明の第1実施例を示すもので、図1はマシニングセンタの斜視図、図2は図1の要部拡大図、図3はカップ状砥石の一部破断斜視図、図4は歯溝の加工工程を示す第1分図、図5は歯溝の加工工程を示す第2分図、図6は歯溝の加工工程を示す第3分図、図7は図4の7−7線拡大断面図、図8は図7の8−8線断面図、図9は図5の9−9線拡大断面図、図10は図9の10−10線断面図である。
【0014】
図2に示すように、本実施例のワークWはガスタービンエンジンの遠心型コンプレッサホイールであって、円板状のディスク1の一側面に多数のコンプレッサブレード2…が形成される。ディスク1の他側面に軸線Lwを中心とする環状部3が形成されており、その環状部3の端面に放射状に延びる複数の(実施例では24本)の歯溝4…が加工され、隣接する歯溝4…間に残った部分が歯山5…となる。図15(A)に示すものは、歯溝4…の形状がコンベックス型(凸型)であり、従って歯山5…の形状がコンケーブ型(凹型)となる。また図15(B)に示すものは、歯溝4…の形状がコンケーブ型であり、従って歯山5…の形状がコンベックス型となる。
【0015】
コンベックス型の歯溝4…はコンベックス型の歯山5…に噛合し、コンケーブ型の歯溝4…はコンケーブ型の歯山5…に噛合するため、図15(A)の歯形と図15(B)の歯型とは協働してカップリングを構成する。図2のワークW(コンプレッサホイール)の環状部3が図15(A)の歯型を持てば、それに結合されるシャフトあるいはタービンホイールの環状部は図15(B)の歯型を持つことになり、コンプレッサホイールの環状部3が図15(B)の歯型を持てば、それに結合されるシャフトあるいはタービンホイールの環状部は図15(A)の歯型を持つことになる。
【0016】
図1および図2から明らかなように、上記カップリングを研削加工するための汎用のマシニングセンタMCは、ベーステーブル11上に相互に直交するX軸、Y軸およびZ軸方向に移動自在に支持された機械テーブル12と、ベーステーブル11上に立設された主軸ヘッド13と、機械テーブル12上に固定された割り出し盤14とを備える。割り出し盤14に固定された治具15にワークWのディスク1およびコンプレッサブレード2…が嵌合して保持され、この状態でワークWのディスク1の上面に環状部3が露出する。治具15を固定する際に、その軸線を割り出し盤14の軸線Liに一致させておくことにより、治具15にワークWを支持するだけで、ワークWの軸線Lw(つまり環状部3の軸線)を割り出し盤14の軸線Liに自動的に一致させることができる。
【0017】
主軸ヘッド13にはモータ16で駆動される主軸が設けられており、主軸の軸線Ls上にミーリングチャック17を介してカップ状砥石18が取り付けられる。カップ状砥石18はミーリングチャック17にチャックされる軸部19と、この軸部19の先端に連設された円板部20と、円板部20の外周から軸方向一方側に延びる環状且つ先細り状の研削部21とを備える。
【0018】
図3および図7には、図15(A)に示すコンベックス型の歯溝4…を研削加工するカップ状砥石18が示される。カップ状砥石18の軸方向一方側である下向きにテーパした断面形状の研削部21は、軸線Lsに関して半径方向外側(外周面側)の第1研削面21aと、半径方向内側(内周面側)の第2研削面21bと、第1、第2研削面21a,21bの下端間を接続する水平な第3研削面21cとを備えており、実施例では第1研削面21aが水平面となす角度を60°とした。第2研削面21bが水平面となす角度は、加工している歯山5の隣に位置する歯山5にカップ状砥石18が干渉しないように設定されている。第2研削面21bが水平面となす角度は、図15に示すような歯山5を形成するためには、第1研削面21aが水平面となす角度よりも大きくなる。
【0019】
第1〜第3研削面21a〜21cには、ダイヤモンドに次ぐ硬度を有するCBN(Cubic Boron Nitride)の砥粒を電着する。砥粒の粒度は♯50〜♯300程度が適切である。電着されたカップ状砥石18の表面を調整研磨し、その形状精度を50μm以下に調整する。形状精度を50μm以下に調整することにより、歯溝4…側面の面粗度が向上するだけでなく、部品どうしを締結したときに部品間の前後位置が部品を交換しても一定になり、互換性が良くなる。このように硬度の高いCBNを電着したカップ状砥石18を用いることにより、高硬度焼き入れ鋼、チタン、インコネル、ニッケル合金、コバルト合金、アルミニューム合金、一般樹脂部品、セラミックス等の種々の素材の加工に供することができる。
【0020】
カップ状砥石18の軸部19の中心を延びる第1冷却液通路P1の下端は、円板部20の内部を放射方向に延びる複数本(実施例では8本)の第2冷却液通路P2…に連通し、盲栓22…で閉塞された各第2冷却液通路P2…の外端近傍から研削部21の内部に延びる第3冷却液通路P3…は、第1研削面21aの下端寄りに形成された冷却液噴出孔21d…に連通する。
【0021】
次に、図15(A)に示す歯型(歯溝4…がコンベックス型、歯山5…がコンケーブ型)の研削工程を、図4〜図6を参照しながら説明する。
【0022】
図4(A)に示すように、カップ状砥石18の軸線LsとワークWの環状部3の軸線Lwとを所定量偏心させ、本実施例では環状部3の端面の120°離間した位置にある第1加工ステーションST1および第2加工ステーションST2において、カップ状砥石18の研削部21をワークWの環状部3に対向させる。この状態でカップ状砥石18を軸線Ls回りに矢印Rs方向に回転させながら下降させ、第1、第2加工ステーションST1,ST2で環状部3の120°離間した2位置を同時に研削する。このとき、最初の粗仕上げ加工工程ではカップ状砥石18を段階的に分けてステップ状に送りながら歯溝4…を研削する。1回のステップ量は加工の送り深さにより任意に変更できるが、カップ状砥石18の寿命と加工精度とを考慮した場合、0.01〜0.1mm程度とするのが適切である。例えば、加工の送り深さが2mmであれば、1回のステップ量を0.05mmとすると、ステップ回数は40回となる。即ち、カップ状砥石18を送り→戻し→送り→戻し→送り→戻しの順で操作することにより、目標とする仕上げ面の0.05mm〜0.10mm手前位置まで段階的に粗仕上げする。続く仕上げ加工工程ではカップ状砥石18を目標とする仕上げ面の位置まで送り、その位置で所定時間(例えば、2秒〜10秒)保持することにより仕上げ加工を行った後、カップ状砥石18を上方に退避させる。
【0023】
その結果、ワークWの環状部3の2ヵ所に一次加工が施されるが、この一次加工では各々の歯溝4…の半分だけが仕上げ加工され、残りの半分は未加工の状態に残される。つまり、図7に示すように、半径方向外側の第1研削面21aと、水平な第3研削面21cとによって研削された部分は歯溝4…が完成し、半径方向内側の第2研削面21bによって研削された部分の半径方向内側には更なる研削が必要な未研削部分(鎖線参照)が残った状態となる。そして半径方向外側の第1研削面21aによって研削された歯溝4…の一部は、図8に示すコンベックス型のものとなる。
【0024】
続いて、図4(B)に示すように、割り出し盤14でワークWの環状部3を矢印Rw方向に15°割り出した後、上記操作を繰り返して実行することにより、最初に一次加工を施された2個の歯溝4,4からそれぞれ15°ずつ離間した位置に、新たに一次加工を施された2個の歯溝4,4が形成される。この操作を8回繰り返した状態が図5(C)に示されており、環状部3には一次加工を施された歯溝4…が2×8=16個形成される。
【0025】
続いて、図5(D)に示すように、割り出し盤14でワークWの環状部3を矢印Rw方向に更に15°割り出すと、図4(A)において第1加工ステーションST1で最初に一次加工を施された歯溝4が第2加工ステーションST2に達し、そこで二次加工が施される。図9に示すように、第2加工ステーションST2では一次加工における未研削部分(鎖線参照)に、半径方向外側の第1研削面21aと、水平な第3研削面21cとによって二次加工を施して歯溝4を完成する。この二次加工ではカップ状砥石18の半径方向内側の第2研削面21bは研削に寄与しない。勿論この二次加工においても、カップ状砥石18を3段階に分けてステップ状に送る粗仕上げ加工工程と、カップ状砥石18を目標とする仕上げ面の位置まで送って所定時間保持する仕上げ加工工程とが行なわれる。尚、図4〜図6において、白抜きで示した歯溝4…は一次加工を終えた未完成のものであり、黒塗りで示した歯溝4…は二次加工を終えて完成したものである。
【0026】
続いて、割り出し盤14でワークWの環状部3を15°ずつ割り出しながら第2加工ステーションST2で二次加工を行ない、歯溝4を1個ずつ完成させてゆく。その間、加工開始直後に第2加工ステーションST2で一次加工を施された8個の歯溝4…は第1加工ステーションST1に向けて進行してゆき、図6(E)に示すように、第1加工ステーションST1に達して二次加工が施される。そして図6(F)に示すように、前記8個の歯溝4…のうちの最後のものが第1加工ステーションST1で二次加工を施された時点で、例えば24個の全ての歯溝4…が完成して1個のワークWの歯切り加工が、ワークを所定角度毎に割り出しつつ一回転させるだけで終了する。
【0027】
上記カップ状砥石18による研削の過程で、第1冷却液通路P1、第2冷却液通路P2…および第3冷却液通路P3…を経て冷却液噴出孔21d…から噴出する冷却液で第1研削面21a、第2研削面21bおよび第3研削面21cを冷却することにより、過熱によるカップ状砥石18の耐久性低下や、研削により発生したスラッジによる第1研削面21a、第2研削面21bおよび第3研削面21cの目詰まりが防止される。
【0028】
図7から明らかなように、冷却液噴出孔21d…は半径方向外側の第1研削面21aの下端近傍に開口しているため、噴出した冷却液は遠心力で軸線Lsに関して半径方向外側に流れ、第1研削面21aを冷却するとともにスラッジを洗い流し、カップ状砥石18の耐久性の向上および仕上げ精度の向上に寄与することができる。このとき、第2研削面21bおよび第3研削面21cに供給される冷却液の量は第1研削面21aのそれに比べて少なくなるが、一次加工で第2研削面21bが仕上げた面(図7参照)は、続く二次加工で第1研削面21aが再度研削して精密に仕上げるため(図9参照)、また第3研削面21cで研削する歯溝4…の底部の精度は側面の精度ほど必要としないため、特に支障が出ることはない。
【0029】
以上のように、カップ状砥石18でワークWの環状部3に歯溝4…を研削加工する際に、ワークWが割り出し盤14により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、カップ状砥石18をステップ状に送って粗仕上げ加工を行った後、カップ状砥石18を所定時間保持して仕上げ加工を行い、1個のワークWの歯切り加工を、ワークを所定角度毎に割り出しつつ一回転させるだけで終了するので、連続的な研削加工を行う場合に比べて、第1研削面21a、第2研削面21bおよび第3研削面21cの過熱やスラッジによる目詰まりを防止して仕上げ精度を高め、かつカップ状砥石18の耐久性を高めることができる。しかも粗仕上げ加工用の砥石と仕上げ加工用の砥石とを交換する必要がないので、加工時間の短縮にも寄与することができる。特に、冷却液をカップ状砥石18の外部から供給するのでなく、カップ状砥石18の内部を通って第1研削面21aに開口する冷却液噴出口21d…から第1研削面21aに供給するので、その冷却液を第1研削面21a、第2研削面21bおよび第3研削面21cに効果的に供給し、カップ状砥石18の目詰まりや過熱を一層効果的に防止して仕上げ精度の向上やカップ状砥石18の耐久性向上に寄与することができる。
【0030】
次に、図11〜図14に基づいて本発明の第2実施例を説明する。上述した第1実施例では図15(A)に示すコンベックス型の歯溝4…を研削する場合について説明したが、第2実施例では図15(B)に示すコンケーブ型の歯溝4…を研削する場合について説明する。
【0031】
第1実施例のカップ状砥石18は半径方向外側(外周面側)および半径方向内側(内周面側)にそれぞれ第1研削面21aおよび第2研削面21bを備えていてコンベックス型の歯溝4…を研削するものであるが、第2実施例のカップ状砥石18は半径方向内側(内周面側)および半径方向外側(外周面側)にそれぞれ第1研削面21aおよび第2研削面21bを備えていてコンケーブ型の歯溝4…を研削するものである。そして冷却液を噴出する冷却液噴出口21d…は、半径方向内側の第1研削面21aの半径方向内側寄りの位置に開口している。
【0032】
本実施例によれば、ワークWが割り出し盤14により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、図11に示す一次加工において半径方向内側の第1研削面21aでコンケーブ型の歯溝4…の半分を仕上げた後、図13に示す二次加工において、前記一次加工で残した未研削部(図11の鎖線参照)を第1研削面21aで研削してコンケーブ型の歯溝4…の全体を仕上げるようになっており、1個のワークWの歯切り加工を、ワークを所定角度毎に割り出しつつ一回転させるだけで終了する。本実施例においても、一次加工および二次加工の両方の場合に、カップ状砥石18を3段階に分けてステップ状に送る粗仕上げ加工工程と、カップ状砥石18を目標とする仕上げ面の位置まで送って所定時間保持する仕上げ加工工程とが行なわれ、第1〜第3研削面21a〜21cの過熱や目詰まりの防止によるカップ状砥石18の耐久性向上と仕上げ精度の向上とが図られる。また半径方向内側の第1研削面21aの設けた冷却液噴出口21d…から冷却液を供給するので、その第1研削面21aの過熱や目詰まりを効果的に防止できるのは勿論のこと、冷却液を遠心力で第3研削面21cおよび第2研削面21bに導いて過熱や目詰まりを効果的に防止することができる。
【0033】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
例えば、実施例ではカップ状砥石18としてCBNを電着させたものを例示したが、CBNに変えてダイヤモンドを電着させたものでも良く、また電着砥石以外のものを採用することができる。
【0035】
また実施例ではワークWとしてコンプレッサホイールを例示したが、本発明は他の任意のワークに対して適用することができ、歯溝4…もカービックカップリングのものに限定されず、他の歯溝に対して適用することができる。
【0036】
また実施例ではワークWの環状部3に加工される歯溝4…の数は24個であるが、それに限定されるものではない。
【0037】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、ワークの環状部にカップ状砥石でコンベックス型の歯溝を研削加工する際に、ワークが前記割り出し盤により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、前記環状部の端面にカップ状砥石を所定量ずつ間欠的に送って歯溝を切り込んでゆく粗仕上げ加工工程と、粗仕上げ加工工程の後にカップ状砥石を所定位置に保持して歯溝を仕上げる仕上げ加工工程とを順次行うので、カップ状砥石で歯溝を一気に切り込んで仕上げる場合に比べて、カップ状砥石の冷却やスラッジの除去を効果的に行うことが可能となり、カップ状砥石の耐久性向上と仕上げ精度の向上とに寄与することができるだけでなく、粗仕上げ加工用の砥石と仕上げ加工用の砥石とを交換する必要がなくなって加工時間の短縮に寄与することができる。しかも、研削部に第1研削面に開口する冷却液噴出孔が設けられており、研削加工中に該冷却液噴出孔から第1研削面に冷却液を供給するので、カップ状砥石の外部から冷却液を供給する場合に比べて、研削面に冷却液を効果的に作用させて冷却やスラッジの除去を一層効果的に行い、カップ状砥石の更なる耐久性向上と更なる仕上げ精度の向上とが可能となる。
【0038】
また請求項2に記載された発明によれば、ワークの環状部にカップ状砥石でコンケーブ型の歯溝を研削加工する際に、ワークが前記割り出し盤により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、前記環状部の端面にカップ状砥石を所定量ずつ間欠的に送って歯溝を切り込んでゆく粗仕上げ加工工程と、粗仕上げ加工工程の後にカップ状砥石を所定位置に保持して歯溝を仕上げる仕上げ加工工程とを順次行うので、カップ状砥石で歯溝を一気に切り込んで仕上げる場合に比べて、カップ状砥石の冷却やスラッジの除去を効果的に行うことが可能となり、カップ状砥石の耐久性向上と仕上げ精度の向上とに寄与することができるだけでなく、粗仕上げ加工用の砥石と仕上げ加工用の砥石とを交換する必要がなくなって加工時間の短縮に寄与することができる。しかも、研削部に第1研削面に開口する冷却液噴出孔が設けられており、研削加工中に該冷却液噴出孔から第1研削面に冷却液を供給するので、カップ状砥石の外部から冷却液を供給する場合に比べて、研削面に冷却液を効果的に作用させて冷却やスラッジの除去を一層効果的に行い、カップ状砥石の更なる耐久性向上と更なる仕上げ精度の向上とが可能となる。
【0039】
また更に、請求項3の構成によれば、研削面に砥粒を電着してカップ状砥石を構成したので、砥粒としてCBNやダイヤモンドを採用することにより高硬度のワークを精密に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マシニングセンタの斜視図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 カップ状砥石の一部破断斜視図
【図4】 歯溝の加工工程を示す第1分図
【図5】 歯溝の加工工程を示す第2分図
【図6】 歯溝の加工工程を示す第3分図
【図7】 図4の7−7線拡大断面図
【図8】 図7の8−8線断面図
【図9】 図5の9−9線拡大断面図
【図10】 図9の10−10線断面図
【図11】 本発明の第2実施例に係る、前記図7に対応する図
【図12】 図11の12−12線断面図
【図13】 本発明の第2実施例に係る、前記図9に対応する図
【図14】 図13の14−14線断面図
【図15】 カップリング装置の歯溝および歯山の形状を示す斜視図
【符号の説明】
3 環状部
4 歯溝
14 割り出し盤
18 カップ状砥石
20 円盤部
21 研削部
21a 第1研削面(研削面)
21b 第2研削面(研削面)
21d 冷却液噴出孔
Li 割り出し盤の軸線
Ls カップ状砥石の軸線
Lw ワークの軸線
W ワーク
Claims (3)
- 環状部(3)を有するワーク(W)をその軸線(Lw)が割り出し盤(14)の軸線(Li)に一致するように支持し、ワーク(W)の軸線(Lw)に対して偏心した軸線(Ls)を有するカップ状砥石(18)を用いて、割り出し盤(14)を所定角度ずつ割り出しながら前記環状部(3)の端面に、放射方向に延びるコンベックス型の歯溝(4)を同時に2ヵ所ずつ加工する歯溝加工方法において、
前記カップ状砥石(18)は、円盤部(20)と、該円盤部(20)の外周から軸方向一方側に延びる環状且つ先細り状の研削部(21)とを備えていて、その研削部(21)のテーパ状に形成した外周面が粗仕上げ加工および仕上げ加工の両方を行うための第1研削面(21a)とされると共に、同じくテーパ状に形成した内周面が粗仕上げ加工だけを行う第2研削面(21b)とされ、且つその研削部(21)に、前記第1研削面(21a)に開口する冷却液噴出孔(21d)が設けられており、
ワーク(W)が前記割り出し盤(14)により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、前記環状部(3)の端面にカップ状砥石(18)を所定量ずつ間欠的に送って歯溝(4)を切り込んでゆく粗仕上げ加工工程と、粗仕上げ加工工程の後にカップ状砥石(18)を所定位置に保持して歯溝(4)を仕上げる仕上げ加工工程とを順次行ない、且つこれら両加工工程中に、前記研削部(21)の前記冷却液噴出孔(21d)から前記第1研削面(21a)に冷却液を供給することを特徴とする歯溝加工方法。 - 環状部(3)を有するワーク(W)をその軸線(Lw)が割り出し盤(14)の軸線(Li)に一致するように支持し、ワーク(W)の軸線(Lw)に対して偏心した軸線(Ls)を有するカップ状砥石(18)を用いて、割り出し盤(14)を所定角度ずつ割り出しながら前記環状部(3)の端面に、放射方向に延びるコンケーブ型の歯溝(4)を同時に2ヵ所ずつ加工する歯溝加工方法において、
前記カップ状砥石(18)は、円盤部(20)と、該円盤部(20)の外周から軸方向一方側に延びる環状且つ先細り状の研削部(21)とを備えていて、その研削部(21)のテーパ状に形成した内周面が粗仕上げ加工および仕上げ加工の両方を行うための第1研削面(21a)とされると共に、同じくテーパ状に形成した外周面が粗仕上げ加工だけを行う第2研削面(21b)とされ、且つその研削部(21)に、前記第1研削面(21a)に開口する冷却液噴出孔(21d)が設けられており、
ワーク(W)が前記割り出し盤(14)により各割り出し位置に割り出されるのに応じてその都度、各割り出し位置で、前記環状部(3)の端面にカップ状砥石(18)を所定量ずつ間欠的に送って歯溝(4)を切り込んでゆく粗仕上げ加工工程と、粗仕上げ加工工程の後にカップ状砥石(18)を所定位置に保持して歯溝(4)を仕上げる仕上げ加工工程とを順次行ない、且つこれら両加工工程中に、前記研削部(21)の前記冷却液噴出孔(21d)から前記第1研削面(21a)に冷却液を供給することを特徴とする歯溝加工方法。 - カップ状砥石(18)は各研削面(21a,21b)に砥粒を電着してなることを特徴とする、請求項1または2に記載の歯溝加工方法。
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