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JP4545878B2 - 分離架構の連結制振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高層建物を、鉛直方向に分離して並立する少なくとも2棟の架構で構成する場合(以下、これを分離架構と言う。)に、前記建物の分離架構を連結して振動制御を行う連結制振装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般の制振ダンパーは、建物の架構全体が剪断変形することを前提として減衰性能を発揮させるものであり、高層建物の卓越する曲げ変形に対しては制振効果を十分に発揮できない。
【0003】
そこで従来、曲げ剪断変形する高層建物の振動制御は、建物の頂部にマスダンパーを設置する方法が一般的に実施されてきた。同方法は高層建物の曲げと剪断を同時に制御可能であるが、建物の耐震安全性の改善を図るためには非現実的な大きさのマス重量が必要となるので、専ら強風時の振動制御をして居住性の改善を図るために使用されてきたのが実情である。
【0004】
(1) 一方、特公平4−49632号公報、特開平10−77698号公報、特開平11−200661号公報、特開平11−77698号公報等には、2棟以上の分離架構間を鉛直方向へ等間隔に設置した複数のダンパーにより連結する連結制振装置が開示されている。
【0005】
(2) また、特開平5−9979号公報等には、2棟以上の分離架構の頂部間を、アトリウムや渡り廊下等を連結手段に用い、一方の接合端部にダンパーを設けて連結する連結制振装置が開示されている。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
上記従来技術(1)の連結制振装置は、分離架構間の振動特性の違いを利用してダンパーに減衰性能を発揮させ、大きな制振効果を得るべく構成されている。
しかしながら、建物が高層になるに従い、同建物を構成する分離架構間の振動特性の違いは小さくなり、地震時における分離架構間の変形(変位差)も小さくなるので、建物の制振性能は低下してしまう。
【0007】
上記従来技術(2)の連結制振装置は、基本概念としては上記従来技術(1)の連結制振装置と同様であるが、分離架構において、地震時に最も大きな変形が期待される頂部間のみを連結した構成とされている。しかしながら、この場合にも、建物が高層になるに従い、建物を構成する架構間の振動特性の違いは小さくなり、地震時における分離架構の頂部間の変形(変位差)も小さくなるので、やはり建物の制振性能の低下は避さけられない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、高層建物を鉛直方向に分離して並立する少なくとも2棟の分離架構で構成する場合に、この分離架構の振動制御を、両架構間の隣接部分を水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容するように連結し、地震時において架構全体に働く大きな曲げ変形を、同分離架構の頂部間の大きな上下方向への変形に変換させ、さらにこの分離架構の頂部間の上下方向の変形を従来一般のダンパーの変形に変換し、もって当該ダンパーに大きな減衰性能を発揮させることができ、建物全体として大きな制振効果が得られ、建物の耐震安全性の改善を図れるようにした、分離架構の連結制振装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る分離架構の連結制振装置は、
鉛直方向に分離され少なくとも2棟に並立された分離架構の連結制振装置であって、
前記分離架構の頂部間を連結して両架構間に発生する上下変形を、ダンパーの変形に変換して減衰するダンパー付きハットトラスと、分離架構の隣接部分を連結して当該架構間の水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容する連結機構との組合せで構成されており
前記ダンパー付きハットトラスは、分離架構の内側頂部とヒンジ接合により連結され、同分離架構の外側頂部との間には、軸変形を利用して減衰するダンパー機構が、取付け部材を介して、その両端をヒンジ接合により連結して組み込まれていることを特徴とする。
【0011】
請求項記載の発明に係る分離架構の連結制振装置
鉛直方向に分離され少なくとも2棟に並立された分離架構の連結制振装置であって、
前記分離架構の頂部間を連結して両架構間に発生する上下変形を、ダンパーの変形に変換して減衰するダンパー付きハットトラスと、分離架構の隣接部分を連結して当該架構間の水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容する連結機構との組合せで構成されており、
前記ダンパー付きハットトラスは、分離架構の内側頂部回転減衰機構により連結され、同分離架構の外側頂部との間に、軸変形及び曲げ変形を利用して減衰するダンパー機構が、取付け部材を介して接合し組み込まれていることを特徴とする。
【0012】
請求項記載の発明に係る分離架構の連結制振装置
鉛直方向に分離され少なくとも2棟に並立された分離架構の連結制振装置であって、
前記分離架構の頂部間を連結して両架構間に発生する上下変形を、ダンパーの変形に変換して減衰するダンパー付きハットトラスと、分離架構の隣接部分を連結して当該架構間の水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容する連結機構との組合せで構成されており、
前記ダンパー付きハットトラスは、分離架構間に発生する上下変形を平行運動に変換する平行リンク機構として設置され、同平行リンク機構の上下の水平リンク間に、その平行運動を利用して減衰する粘性体壁ダンパー機構が組み込まれていることを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか一に記載した分離架構の連結制振装置において、
連結機構は、分離架構の隣接部分の構成部材同士が連結部材でピン連結された構成であることを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか一に記載した分離架構の連結制振装置において、
連結機構は、分離架構の隣接部分の躯体中にH形連結部材がその各フランジ部を跨る配置で鉛直方向に内蔵され、同躯体とH形連結部材との当接面及び可動域に粘弾性体が介在された構成であることを特徴とする。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか一に記載した分離架構の連結制振装置において、
連結機構は、分離架構の隣接部分の鉛直部材同士が共通の管状部材で取り囲まれ、前記両鉛直部材と管状部材とが滑り材を介して滑動自在に当接された構成であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施形態及び実施例】
請求項1〜に記載した発明に係る分離架構の連結制振装置は、高層建物を鉛直方向に分離して並立する少なくとも2棟の分離架構で構成する場合に、当該分離架構を連結して制振制御を行う連結制振装置として好適に実施される。
【0017】
具体的には、図1〜図8に本発明の連結制振装置の各実施形態を示したように、分離架構1、2の頂部間を連結して当該架構1、2間に発生する上下変形を、従来一般のダンパー機構5又は9、若しくは14の変形に変換して減衰するダンパー付きハットトラス3と、分離架構1、2の隣接部分を連結して当該架構1、2間の水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容する連結機構4との組合せで構成されている。
【0018】
本発明の連結制振装置の原理は、連結機構4が分離架構1、2間の水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容するので、地震時には前記両架構1、2の頂部間で、図2又は図5に示した如く、架構全体に働く曲げ変形が大きな上下方向への変形に変換される。さらにダンパー機構5又は9、若しくは14がハットトラス3へそれぞれの変形作動形式に対応して機能的に組み込まれていることから、同ダンパー機構5又は9、若しくは14には大きな減衰性能を発揮させることができ、建物全体として大きな制振効果が得られ、当該建物の耐震安全性が図れるのである。
【0019】
先ず、本発明の連結制振装置の上記した2つの構成要素のうちのダンパー付きハットトラス3についてその詳細を説明する。
図1に例示したダンパー付きハットトラス3は、分離架構1、2の内側頂部ピン6、6によるヒンジ接合で連結して設置されている。さらに同ハットトラス3と分離架構1、2の外側頂部との間は、分離架構1、2間に発生する上下変形を軸変形に変換し、その軸変形を利用して減衰する、例えばオイルダンパー、ビンガムダンパー等のシリンダーとピストンから成るダンパー機構5が、取付け部材3aと3aを介して、その両端をピン7、7によるヒンジ接合されて組み込まれている。
【0020】
したがって、地震時の水平力により分離架構1、2の頂部に曲げ剪断変形に伴う上下変形が発生すると、図2に示したように、ハットトラス3と各架構1、2間に設けられたダンパー機構5に、変換された軸変形を生ずる。よって、その軸変形によってダンパー機構5が作動して減衰性能が発揮される。
【0021】
図3に例示したダンパー付きハットトラス3は、分離架構1、2の内側頂部極低降伏点鋼や鉛等を用いた回転減衰機構8により連結して設置されている。さらに同ハットトラスと分離架構1、2の外側頂部との間に、同分離架構1、2間に発生する上下変形を軸変形及び曲げ変形に変換し、その軸変形及び曲げ変形を利用して減衰する、極低降伏点鋼や鉛等を用いたダンパー機構9が、取付け部材3aと3aを介して一連に接合し組み込まれている。
【0022】
したがって、地震時の水平力により分離架構1、2の頂部に曲げ剪断変形に伴う上下変形が発生すると、上記図1の実施形態と同様、図2に示したように架構1、2間が変形し、ハットトラス3と各架構1、2間に設けられたダンパー機構9に、変換された軸変形及び曲げ変形を生ずる。よって、その軸変形及び曲げ変形によってダンパー機構9が作動して減衰性能が発揮される。同実施形態におけるハットトラス3は、図1の実施形態におけるピン6、6による接合に対応して回転減衰機構8、8により接合されており、この回転減衰機構8、8も架構1、2間の上下変形を回転変形に変換してある程度の減衰性能を発揮する。
【0023】
図4に例示したダンパー付きハットトラス3は、分離架構1、2間に発生する上下変形を平行運動に変換する平行リンク機構として設置されている。即ち、前記架構1、2の延長部材10、10と同平行リンク機構の上下の水平リンク11、12とがピン13で連結され、平行四辺形を形成している。前記上下の平行運動をする水平リンク11、12の間に、両者の相対的な平行運動を利用して減衰するダンパー機構として、図示例の場合は粘性体壁ダンパー14が組み込まれている。粘性体壁ダンパー14における外側の壁型容器14aは下側の水平リンク12へ固定され、内側の抵抗板14bの上端は上側の水平リンク11へ固定されている。
【0024】
したがって、地震時の水平力により分離架構1、2の頂部に曲げ剪断変形に伴う上下変形が発生すると、図5に示したように、ハットトラス3として設置した平行リンク機構の上下の水平リンク11、12の間に、変換された水平変形を生ずる。よって、上下の水平リンク11、12の間の相対的な水平変形によって粘性体壁ダンパー14が作動して減衰性能が発揮される。
【0025】
次に、本発明の連結制振装置のもう1つの構成要素である連結機構4の詳細について説明する。
【0026】
図6A、Bに例示した連結機構4は、分離架構1、2の隣接部分の柱(鉛直部材)1A、2Aが、取付け部材15、15を介して連結部材16の端部をピン17、17で接合して連結された構成である。
【0027】
したがって、地震時の水平力により分離架構1、2間に曲げ剪断変形が生ずると、取付け部材15、15と連結部材16との間のピン17、17の部分で架構1、2間の水平方向への変形は拘束され、上下方向への変形はその回転(折れ曲がり)によって許容される。
【0028】
図7A、Bに例示した連結機構4は、分離架構1、2の隣接部分の柱(躯体)1A、2A中にH形鋼(H形連結部材)18がその各フランジ部18a、18aを跨る配置で鉛直方向に内蔵され、同柱1A、2AとH形鋼18との当接面及び上下の可動域に粘弾性体19が介在された構成である。
【0029】
したがって、地震時の水平力により分離架構1、2間に曲げ剪断変形が生ずると、H形鋼18の各フランジ部が柱1A、2Aの内部で係止して架構1、2間の水平方向への変形が拘束され、上下方向への変形は柱1A、2A内部で粘弾性体19により粘性抵抗を受け、ある程度の減衰性能を発揮しながら許容される。
【0030】
図8A、Bに例示した連結機構4は、分離架構1、2の隣接部分の柱(鉛直部材)1A、2A同士が、共通の鋼管(管状部材)20で取り囲まれている。同実施形態では、前記両柱1A、2Aと鋼管20とは、PTFE樹脂等の滑り材21とステンレス板等の相手材22とを介して滑動自在に当接されている。
【0031】
したがって、地震時の水平力により分離架構1、2間に曲げ剪断変形が生ずると、鋼管20によって両柱1A、2Aが押さえつけられ、架構1、2間の水平方向への変形は拘束されるが、滑り材21と相手材22の働きによって上下方向への変形は許容される。
【0032】
最後に図9A〜Cは、分離架構の地震応答解析した結果(地震時における建物各階での最大応答加速度、最大層剪断力、最大転倒モーメント)を示す。(a)は連結制振装置なしの場合で、(b)、(c)、(d)は本発明の連結制振装置を備えた場合のものである。但し、(b)、(c)、(d)の順で組み込まれたダンパーの減衰性能を大きくしてある。これらのグラフからも明らかなように、従来の応答特性(a)に比べ、本発明の応答特性(b)、(c)、(d)は、地震応答を20〜30%低減できることが理解される。
【0033】
【本発明が奏する効果】
請求項1〜に記載した発明に係る分離架構の連結制振装置によれば、高層建物を鉛直方向に分離して並立する少なくとも2棟の分離架構で構成する場合に、この分離架構の振動制御を、連結機構により両架構間の隣接部分を水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容するように連結し、地震時において架構全体に働く大きな曲げ変形を、同分離架構の頂部間の大きな上下方向への変形に変換させ、さらにこの分離架構の頂部間の上下方向の変形を、ダンパー付きハットトラスにより従来一般のダンパーの変形に変換して、当該ダンパーに大きな減衰性能を発揮させることができるので、建物全体として大きな制振効果が得られ、当該建物の耐震安全性の改善を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連結制振装置を備えた分離架構において、特にダンパー付きハットトラスの第1実施形態を示した立面図である。
【図2】図1の分離架構の地震時における変形状態を示した図である。
【図3】本発明の連結制振装置を備えた分離架構において、特にダンパー付きハットトラスの第2実施形態を示した立面図である。
【図4】本発明の連結制振装置を備えた分離架構において、特にダンパー付きハットトラスの第3実施形態を示した立面図である。
【図5】図4の分離架構の地震時における変形状態を示した図である。
【図6】Aは本発明の連結制振装置を備えた分離架構において、特に連結機構の第1実施形態を示した正面図、BはAのa−a線矢視図である。
【図7】Aは本発明の連結制振装置を備えた分離架構において、特に連結機構の第2実施形態を示した正面図、BはAのb−b線矢視図である。
【図8】Aは本発明の連結制振装置を備えた分離架構において、特に連結機構の第3実施形態を示した正面図、BはAのc−c線矢視図である。
【図9】A〜Cは本発明の連結制振装置を備えた分離架構と備えない分離架構の地震応答解析の結果を示す特性図である。
【符号の説明】
1、2 架構
3 ハットトラス
4 連結機構
5、9、14 ダンパー
6、7 ピン
3a、3a’ 取付け部材
8 回転減衰機構
10 延長部材
11、12 水平リンク
13 ピン
15 取付け部材
16 連結部材
17 ピン
1A、2A 柱(鉛直部材)
18 H形鋼(H形連結部材)
18a フランジ部
19 粘弾性体
20 鋼管(管状部材)
21 滑り材
22 相手材

Claims (6)

  1. 鉛直方向に分離され少なくとも2棟に並立された分離架構の連結制振装置であって、
    前記分離架構の頂部間を連結して両架構間に発生する上下変形を、ダンパーの変形に変換して減衰するダンパー付きハットトラスと、分離架構の隣接部分を連結して当該架構間の水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容する連結機構との組合せで構成されており
    前記ダンパー付きハットトラスは、分離架構の内側頂部とヒンジ接合により連結され、同分離架構の外側頂部との間には、軸変形を利用して減衰するダンパー機構が、取付け部材を介して、その両端をヒンジ接合により連結して組み込まれていることを特徴とする、分離架構の連結制振装置。
  2. 鉛直方向に分離され少なくとも2棟に並立された分離架構の連結制振装置であって、
    前記分離架構の頂部間を連結して両架構間に発生する上下変形を、ダンパーの変形に変換して減衰するダンパー付きハットトラスと、分離架構の隣接部分を連結して当該架構間の水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容する連結機構との組合せで構成されており、
    前記ダンパー付きハットトラスは、分離架構の内側頂部と回転減衰機構により連結され、同分離架構の外側頂部との間には、軸変形及び曲げ変形を利用して減衰するダンパー機構が、取付け部材を介して接合し組み込まれていることを特徴とする、分離架構の連結制振装置。
  3. 鉛直方向に分離され少なくとも2棟に並立された分離架構の連結制振装置であって、
    前記分離架構の頂部間を連結して両架構間に発生する上下変形を、ダンパーの変形に変換して減衰するダンパー付きハットトラスと、分離架構の隣接部分を連結して当該架構間の水平方向への変形を拘束し上下方向への変形は許容する連結機構との組合せで構成されており、
    前記ダンパー付きハットトラスは、分離架構間に発生する上下変形を平行運動に変換する平行リンク機構として設置され、同平行リンク機構の上下の水平リンク間に、その平行運動を利用して減衰する粘性体壁ダンパー機構が組み込まれていることを特徴とする、分離架構の連結制振装置。
  4. 連結機構は、分離架構の隣接部分の構成部材同士が連結部材でピン連結された構成であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載した分離架構の連結制振装置。
  5. 連結機構は、分離架構の隣接部分の躯体中にH形連結部材がその各フランジ部を跨る配置で鉛直方向に内蔵され、同躯体とH形連結部材との当接面及び可動域に粘弾性体が介在された構成であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載した分離架構の連結制振装置。
  6. 連結機構は、分離架構の隣接部分の鉛直部材同士が共通の管状部材で取り囲まれ、前記両鉛直部材と管状部材とが滑り材を介して滑動自在に当接された構成であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載した分離架構の連結制振装置。
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