JP4545703B2 - 無線タグ、及び、無線タグの動作制御方法 - Google Patents
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Description
非特許文献1に挙げられた技術は、電波を受信する時間を、同じ受信間隔であっても、その内で電波を受ける時間を短くするという手法を用いている。この技術を図21に示す。同図においては、3秒毎に自分宛の電波があるかどうかをチェックしているが、自分宛の電波がない(b)の場合は受信動作を停止し、同じ受信間隔であっても、(a)に示すよりも電波チェック時間を短くしている。
超小型・低消費電力の双方向小電力無線モジュールを開発,[online],2005年5月19日,松下電器産業,[平成18年3月8日検索],インターネット<http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050519-1/jn050519-1.html>
(1)リーダがある場合で、無線タグとリーダ間でタイミングを割り当て、リーダ受信が
確実に行えるように同期を確立する際に、無線タグのセンサ動作または同期的起動をトリ
ガーとして、無線タグのほうから同期要求信号を送信して同期を確立することができる。
(2)質問器がなくリーダ(受信器)がある場合、電波の受信機能を起こして位置タグ(
Position Tag)のデータを吸い出すために、今後のイベント予定を無線タグに書き込んで
おき、その予定時刻の近傍では受信頻度を大きくすることができる。
(3)リーダから徐々に無線タグが離れていく場合、リーダからの電波が受信
できなくなった無線タグは、センサからの入力が変化しない限り受信間隔を大きくしてい
く。また、無線タグは、一定時間毎に同期要求信号を送信する。
(4)周りに自身の無線タグしかない場合、現在のセンサの状態変更や、または過去の一
定期間の状態継続をトリガーとして、アクチュエータの動作、電波の発信、ログ保存など
を行う。
上記のように、リーダや設定器、質問器、あるいは、他の無線タグの有無などのそれぞ
れの状況に応じて、更なる電力消費の削減と必要な時に無線タグが動作することの両立を
図ることができる。
本実施形態は、リーダが無線タグの周囲に存在している場合であって、かつ無線タグの送信タイミングを割り当てて、リーダ受信が確実に行えるようにタグ送信の同期を無線タグ側から行う方式である。
このような無線タグとリーダで同期を確立する際には、無線タグに装備されたセンサの動作をトリガーとして、無線タグの側から同期要求信号をリーダへ送信して同期を確立する。
或いは同じく無線タグとリーダで同期を確立する際には、同期的起動をトリガーとして、無線タグの側から同期要求信号をリーダへ送信して同期を確立する。
また、図3には、同期的な起動で時計の時刻同期をトリガーとしている無線タグ・リーダの構成を、図4には、図3に示す無線タグとリーダの各動作とそれらの機器間での無線信号のやり取りを示す。
さらに、図5には、同期的な起動で外部からの起動信号をトリガーとしている無線タグ・リーダの構成および起動信号を与えるLF設定器/または質問器(以下、「LF設定器/質問器」と記載)を、図6には、図5に示す無線タグとリーダの各動作、及び、LF設定器/質問器、無線タグ、リーダの間の信号のやり取りを示す。
無線タグ10aには、振動や照度などを感知して一斉に複数の無線を起動させる信号を発生する搭載センサ11がある。さらに、無線タグ10aには、この搭載センサ11が出力するセンサ起動の信号を受信して当該無線タグ10aから無線信号の送信を開始(同期要求信号の送信)したり、同期後に通常の無線信号を送信したりする送信機能を備えた送信部12がある。そして、リーダ20からの無線信号(例えば、同期要求信号に対してリーダ20から送信される同期関係情報応答)を受信する受信機能を備えた受信部13がある。
他方のリーダ20には、無線タグ10aからの無線信号(最初の同期要求信号や通常の無線信号)を受信する受信機能を備えた受信部21がある。また、リーダ20から無線タグ10aへ向けて無線信号(例えば、無線タグからの同期要求信号に対する同期関係情報応答)を送信する送信機能を備えた送信部22がある。
なお、同図では無線タグ10aの送信部12における送信機能と受信部13における受信機能が停止している状態を一点鎖線の長方矩形で示す。搭載センサ11のセンサ起動信号が働き、これらの送信・受信機能が動作(送信および受信信号待機)状態に移ると実線で示す。
(1)リーダ20の受信可能な範囲外へ無線タグ10aが移動してしまった。
(2)新たな他の無線タグ10aが現れて、この新たな他の無線タグ10aが送信した無線信号と衝突した。
(3)電池切れなど無線タグ10aの異常が発生した。
リーダ20からの同期関係情報応答を受信する受信部13は、UHF帯(電波)を受信するため、受信待機状態においても電力消費は比較的大きい。そのため、搭載センサ11から時刻起動の信号の制御を受けて停止状態から受信待機状態にする構成とし、停止状態の期間を作ることで消費電力の削減をはかることができる。
ここで言う時刻起動とは、時計による厳密な時刻起動ではなく、例えば、光を照射することにより、無線タグ10aがその照射した時刻に合せて起動すること指している。この場合、例えば、港で特定の波長の照明を点灯させて、一斉にコンテナに取り付けた無線タグ10aを、その照明の点灯時刻に合せて起動させることができる。
また、振動(加速度)を与えることにより、無線タグ10aがその振動(加速度)を与えた時刻に合せて起動するようにしてもよい。この場合は、ガントリークレーンで吊り上げられる際にコンテナを掴む衝撃などを捉えて、一斉にコンテナに取り付けた無線タグ10aを、ガントリークレーンで吊り上げられる時刻に合せて起動させることができる。
なお、同図では無線タグ10bの送信部12における送信機能と受信部13における受信機能が停止している状態を一点鎖線の長方矩形で示す。時計14の時刻起動信号が働き、これらの送信・受信機能が動作(送信および受信信号待機)状態に移ると実線で示す。
(1)リーダ20の受信可能な範囲外へ無線タグ10bが移動してしまった。
(2)新たな他の無線タグ10bが現れて、この新たな他の無線タグ10bが送信した無線信号と衝突した。
(3)電池切れなど無線タグ10bの異常が発生した。
UHF帯(電波)を受信する受信待機状態は電力消費が比較的大きいという図2と同様の理由により、内部時計14から時刻起動の信号の制御を受けて受信部13の受信機能を停止状態から受信待機状態にする構成とし、停止状態の期間を作ることで消費電力の削減をはかることができる。
「LFゲート」の港における設置場所としては、ガントリークレーン(船からコンテナを運び出す岸壁に迫り出した専用のクレーン)などが想定される。また、「LFゲート」の送信距離は、100m程度である。
なお、図6では無線タグ10cの送信部12における送信機能と受信部13における受信機能が停止している状態を一点鎖線の長方矩形で示す。LF受信部15のLF受信信号が働き、これらの送信・受信機能が動作(送信および受信信号待機)状態に移ると実線で示す。
(1)リーダ20の受信可能な範囲外へ無線タグ10cが移動してしまった。
(2)新たな他の無線タグ10cが現れて、この新たな他の無線タグ10cが送信した無線信号と衝突した。
(3)電池切れなど無線タグ10cの異常が発生した。
第2の実施形態は、質問器がないがリーダ(受信器)が存在する場合で、受信機能を持つ無線タグの受信の頻度(間隔)の変更、すなわち同期の調整を無線タグ側から行う方式である。
質問器に該当するLFゲートが存在しない港においても、無線タグに装備された受信機能(RX)を起動させて、到着した港を認識する位置情報の電波を送信する専用の無線タグから送信されるデータを、無線タグが吸い上げることが重要である。
この動作を効果的に行うために、コンテナ船登載時に経由ルートを無線タグに書き込んでおき、LFゲートが存在しない港への到着する予定時刻の近傍においては、無線タグの受信頻度を大きくする。
この「Position Tag」は、UHF波を利用して無線タグへ位置情報を送信する装置である。「LFゲート」の港における設置場所としては、「LFゲート」と同様、ガントリークレーンなどが想定される。また、「Position Tag」の送信距離は、数百m(〜1km)程度である。このため、ガントリークレーン以外に、港湾コンテナヤードの管理棟に設置することも可能である。
本実施形態では、全ての港において、「LFゲート」が存在せず、「Position Tag」が設置されていることを想定している。
ここでは、図7〜図9にそれぞれ示すコンテナ船の寄港予定とコンテナ用無線タグ(及びリーダ)40の構成とその動作をコンテナ船の寄港に併せて順に詳しく説明する。
この航海と寄港に合せて、コンテナ用無線タグ(及びリーダ)40を効果的に動作させるようにした機器の構成を示したものが図8であり、その動作状況を示したものが図9である。
例えば、神戸港に着港する予定時刻が200X年6月18日8時30分とコンテナ用無線タグ(及びリーダ)40の内部に記録されている。そこで、この前後30分間、つまり200X年6月18日8時から同日9時までは、コンテナ用無線タグ(及びリーダ)40は、受信頻度を2分間隔とする。これにより、神戸港に設置されたPosition Tag90からの電波信号を8時2分、8時4分、8時6分、8時8分、8時10分、…、8時30分、8時32分、…、8時56分、8時58分に受けることができ、イベント発生(着港)のより詳細な情報が蓄積できる。この場合は図7に示したように神戸港に着港したのは200X年6月18日8時17分だったので、コンテナ用無線タグ(及びリーダ)40の記録には200X年6月18日8時18分に(若しくは直前200X年6月18日8時16分に)神戸港のPosition Tag90からの電波信号を受けた記録が残される。
逆に、常に細かな(2分毎の)記録を残すためには、受信頻度に応じて電力の消費も増えるし、記録を蓄積するメモリ42の容量もあまり意味のないデータにより増えてしまう。これらの課題を、イベント予定と時刻を持つことで、この受信頻度を調整して克服している。
この場合、コンテナ船登載時に経由ルートをタグに書き込んでおき、LFゲートが存在しない港への到着予定時刻前の近傍で、タグのほうから同期要求信号を送信して同期を確立する。
従って、コンテナ船が航海中は、UHF(電波)を受信する機能を停止させることで、電力消費を抑制できる。そして、コンテナ船が着港予定時刻に近づいた時に、コンテナ用無線タグ・リーダから同期要求信号を送信する。
なお、港に寄港していない期間、すなわちコンテナ船が航海中はコンテナ用無線タグ(及びリーダ)50の受信頻度は少ない。また、この期間には同期要求信号は送信しない。
ここで、その書き込まれた寄港予定の情報および時計機能のタイマー51により、ある港への着港予定時刻付近になると、コンテナ用無線タグ(及びリーダ)50は同期要求信号を送信し、これに合わせて受信頻度を増やす。この同期要求信号により港に設置されたリーダから同期情報応答が返送されると、その情報に従って同期が確立される。
この同期が確立すると、コンテナ用無線タグ(及びリーダ)50は同期要求信号の送信を止め、さらに受信頻度を増やして、より細かくPosition Tag91からの受信情報を得るようにする。
リーダから徐々に無線タグが離れていく場合、リーダの電波を無線タ
グが受信できなくなる。このようにリーダの電波を無線タグが受信できなくなった時に、
無線タグの受信の頻度を低く(少なく)する(すなわち、受信間隔を拡大する)ような同
期を無線タグ自ら行う。
その際にリーダからの電波が受信できなくなった無線タグは、無線タグに搭載されたセ
ンサからの入力が変化しない限り、受信間隔を大きくしていく。そしてまた、このような
無線タグは一定時間毎に同期要求信号を送信する。この無線タグ及びリーダの関係と、無
線タグの動作の様子を図12に示している。
また、仮に、無線タグが移動してリーダに再び戻ったり、別のリーダへ接近したりする
と、無線タグが一定間隔毎に送信したその同期要求信号をリーダが受けることになる。無
線タグからの同期要求信号をリーダが受ければ、その無線タグの同期が確立されるように
働く。この無線タグ及びリーダの関係と、無線タグの動作の様子を図13に示している。
また、この無線タグの構成を図14に示す。
図12では、リーダ60に電波が捕捉される範囲内に無線タグ70が最初にある状態で、この状態においては、無線タグ70がリーダ60からの信号を受信する受信間隔は短い。また同じ無線タグ70は、リーダ60へ同期要求信号を送信していない。その理由は、リーダ60に電波が捕捉される範囲に無線タグ70があって、既に当該無線タグ70が送信する同期が確立しているからである。この状態から無線タグ70が移動してリーダ60に電波が到達しなくなると、無線タグ70は受信間隔を広げる。加えて無線タグ70は、同期要求信号を送信するようになる。こうして、次にリーダ60の電波の捕捉範囲内になった時に備える。
この無線タグ70が移動してリーダ60が電波を捕捉できる範囲内となると、同期要求信号にリーダ60が対応して、無線タグ70の送信の同期が確立される。そして無線タグ70が同期要求信号を送信停止し、代りに受信間隔を短くして頻繁にリーダ60から信号の受信を行うようになる。
この無線タグ70は、リーダ60から起動(送信)要求信号を受信部71で受信すると、制御部72が、同期確立後においては通常信号を送信するように送信部75を動作制御する。また、受信部71もリーダ60と同期した受信間隔が短い動作に制御される。
本実施形態において、無線タグは、当該無線タグに装備された現在のセンサの状態変更をトリガーとして、無線タグが持つアクチュエータの動作、電波の発信、ログ保存などを行う。または、無線タグに蓄積された過去の一定期間の状態継続をトリガーとして無線タグが持つアクチュエータの動作、電波の発信、ログ保存などを行う。あるいは、自らの過去の履歴を参照して、送信など変更や継続の判断を行う。これにより、リーダ(質問器、受信器)や周囲にある他の無線タグなどが一切ない場合にも(無駄な送信などの電力消費を避ける)適切な対応ができる。
この自ら同期を決める無線タグ80の構成を図15に、その無線タグ80の動作を図16に示す。また、図17にはこの無線タグ80が複数ある状況を示した。
第1に、振動センサや照度センサなどの各種センサ81がある。振動センサは固定されているものが誰かが手を触れたりして動かされることを認識できる。また、照度センサは夜から昼になったり、倉庫内などでは照明が点灯されたりして、作業が開始されることが想定される。
第2に、このセンサ81からの状況変化信号を情報入力とする制御部82がある。
そして第3に、この制御部82により制御されるLED(Light Emitting Diode)やブザーなどのアクチュエータ83(ここでは、何らかの作動を行う装置やデバイスのことを指す)がある。LEDは発光、ブザーは音により上述の状況変化をユーザに知らせることができる。例えば、無線タグ80が振動して、振動センサが起動した時や、無線タグ80がリーダからの電波が届く範囲外に移動した時などにLEDやブザーを動作させ、その旨をユーザに知らせることができる。
また同様に、制御部82により制御されるRF機能を有する受信/送信部84が第4にあり、このRF機能は、電波を送信したり、電波の受信待機をしたりする。
第5は、同じく制御部82に制御され、前述した状況変化のログを記録に保存するログ保存部85と、第6にその保存先の記録メモリ86がある。
図17は、この無線タグ80が複数ある状況を示しており、(a)のように複数の無線タグ80が一斉に振動を与えられて、それら無線タグ80同士で同期が確立される。すなわち、停泊したコンテナ船上に、無線タグ80を取り付けたコンテナが積まれた状態で載せられており、コンテナ積込時に振動が加わる。ガントリークレーンより特定の(タグ動作の同期に関する)振動を掴んだ無線タグ80を介して、コンテナ船全体に積まれたコンテナの無線タグ80へ伝える。
また、周囲の無線タグ同士で同期を確立することができるため、ある無線タグから他の無線タグに対して何らかの報知が必要になった場合に、受信機能が動作するタイミングで送信を行うことにより確実に報知を行うことができる。同期が確立できていないと、他の無線タグからの報知を受信するためには、常に受信状態を確保しなければならず、多大な電力を消費することになる。
この図18中に幾つかの輸送手段を挙げているが、その輸送手段による加速度の変化には、それぞれ特徴がある。貨物鉄道輸送、貨物航空輸送、貨物トラック輸送、貨物船海上輸送、とそれらの加速度の典型的な変化パターンを示している。加えて、フォークリフトやクレーンなどによる貨物積替え作業があり、この際の加速度の変化も示している。
これらの加速度の変化の特徴を無線タグが判断して、その移動手段が何であり、何時から何時までがその移動手段であったのか記録に残すことができる。
以上のことから無線タグによって、その移動手段がどのように使われて輸送されたかという情報を得ることができる。
温度センサを搭載した無線タグが屋外に置かれた場合、気温の変化が早朝に最も低く、お昼にかけて気温が上昇し、昼過ぎに最高となり、夕方夜翌朝まで気温が下降するという温度変化が一般に観測される。この気温変動を利用して、最低気温や最高気温の観測データを電波で送信したり、或いはメモリへ蓄積したりする簡易な観測機能が容易に実現できる。
この気象(気温)観測用無線タグ100は、温度センサ110が装備されている。この温度センサ110から取得される情報をメモリ102に書き込む機能を有するセンサ情報取得部101を備え、このメモリ102には気温変化を蓄積する。さらに、気象(気温)観測用無線タグ100は、時計機能を有するタイマー103、RF機能を有する送信部105、及び、タイマー103から取得した時刻およびメモリ102から読み出した気温の変化の履歴により送信部105のRF機能を制御する制御部104を有する。
そしてこの蓄積された気温変化(図20の温度変化)とタイマー103による時計機能から制御部104が、例えば上記に説明したように毎日の最高気温と最低気温(図20の温度変化グラフでの○で囲んだポイント)などの代表値を求め、その結果を送信部105のRF機能を動作させて、情報収集基地局へ送信する。この際、代表値の結果を数日分まとめて情報基地局へ送信してもよいし、代表値の結果が求められた時にその度、情報基地局へ送信してもよい。
11…搭載センサ
12、22、75、105…送信部
13、21、45、71…受信部
14…時計
15…LF受信部
20、60…リーダ
30…LF設定器/質問器
40、50…コンテナ用無線タグ(及びリーダ)
41、51、73、103…タイマー
42、52、74、102…メモリ
43、53…書込部
44,54、72、82、104…制御部
55、84…受信/送信部
81…センサ
83…アクチュエータ
85…ログ保存部
86…記録メモリ
90、91…位置タグ(Position Tag)
100…気象(気温)観測用無線タグ
101…センサ情報取得部
110…温度センサ
Claims (6)
- 無線によりリーダと通信を行う無線タグであって、
当該無線タグに搭載されたセンサからの信号、該無線タグに搭載された時計からの時刻同期、または、外部からの起動信号をトリガーとしてリーダへ同期要求信号を送信する送信部と、
該トリガーにより受信待機状態となり、しかる後に、該同期要求信号に対応して前記リーダが送信する同期信号を受信する受信部とを備え、
前記受信部の受信した同期信号により前記リーダとの間の同期を確立する、
ことを特徴とする無線タグ。 - リーダから電波により信号を受信する受信部と、
リーダへ電波により信号を送信する送信部とを有し、
制御部は、
前記受信部においてリーダからの電波が受信できなくなったことを検出した場合に、前記受信部における受信間隔を広くするよう制御してリーダから送り返される同期関連情報の待ち受け状態とし、かつ、前記送信部は該受信間隔と等間隔で同期要求信号を送信するよう制御し、
前記受信部においてリーダからの電波が受信できるようになったことを検出した場合に、前記受信部における受信間隔を狭くするよう制御してリーダからの信号の受信を行い、かつ、前記送信部における同期要求信号の送信を停止するよう制御する、
ことを特徴とする無線タグ。 - センサと、
前記センサが検出した状態の所定期間の継続をトリガーとして、アクチュエータの動作、電波の発信、または、ログの保存を行わせる制御部と、
を備えることを特徴とする無線タグ。 - 無線によりリーダと通信を行う無線タグの動作制御方法であって、
当該無線タグに搭載されたセンサからの信号、該無線タグに搭載された時計からの時刻同期、または、外部からの起動信号をトリガーとしてリーダへ同期要求信号を送信し、
また、該トリガーにより受信待機状態となり、しかる後に、該同期要求信号に対応して前記リーダが送信する同期信号を受信し、
受信した同期信号により前記リーダとの間の同期を確立する、
ことを特徴とする無線タグの動作制御方法。 - 無線タグの動作制御方法であって、
前記無線タグは、
リーダから電波により信号を受信する受信部と、
リーダへ電波により信号を送信する送信部と、
を備えており、
前記受信部においてリーダからの電波が受信できなくなったことを検出した場合に、前記受信部における受信間隔を広くしてリーダから送り返される同期関連情報の待ち受け状態とし、かつ、前記送信部は該受信間隔と等間隔で同期要求信号を送信するよう制御し、
前記受信部においてリーダからの電波が受信できるようになったことを検出した場合に、前記受信部における受信間隔を狭くしてリーダからの信号の受信を行い、かつ、前記送信部における同期要求信号の送信を停止するよう制御する、
ことを特徴とする無線タグの動作制御方法。 - 無線タグの動作制御方法であって、
当該無線タグの備えるセンサが検出した状態の所定期間の継続をトリガーとして、アクチュエータの動作、電波の発信、または、ログの保存を行う、
ことを特徴とする無線タグの動作制御方法。
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