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JP4529129B2 - 静圧空気軸受スピンドル - Google Patents

静圧空気軸受スピンドル Download PDF

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Description

本発明は、例えば、精密加工機などの高精度回転スピンドルに適し、主軸と軸受間の軸受隙間に圧縮空気を供給することによって主軸を非接触状態で支持する静圧空気軸受スピンドルに関する。
従来、主軸と軸受間に設けた微小な軸受隙間に給気ノズルから圧縮空気を供給することにより、主軸を非接触支持する構成の静圧空気軸受スピンドルは、図7に示すようになっている。なお、図7は従来技術を示す静圧空気軸受スピンドルの側断面図である。
図7において、1はハウジング、2は主軸、2aはスラストディスク、3、4はそれぞれ反負荷側、負荷側に設けた静圧空気ジャーナル軸受、5、6はそれぞれ反負荷側、負荷側に設けた静圧空気スラスト軸受、7はスペーサ、8は圧縮空気供給路、9はモータ、9aはモータロータ、9bはモータステータ、10はスリーブ、11、12は給気ノズル、13は排気通路、15排気隙間、16、17、18は排気経路、19はモータロータ9aとモータステータ9b間の磁気的空隙部、20はバックプレート、20aは排気穴である。なお、圧縮空気供給路8および排気通路13を構成する部品となるハウジング1および静圧空気スラスト軸受5、6並びにスペーサ7の連通部は図示しないOリングを用いてシールを行っている。
静圧空気軸受スピンドルは、基本的には中空断面を有する円筒状のハウジング1内に収納した主軸2と、主軸2のラジアル方向を支持する2個の静圧空気ジャーナル軸受3、4と、主軸2の負荷側に設けたスラストディスク2aの径方向に設けてなるスペーサ7の両側を挟み込むように配置され、主軸2のスラスト方向を支持する両面対向形の静圧空気スラスト軸受5、6とで構成されている。静圧空気ジャーナル軸受3、4には、ハウジング1に設けた圧縮空気供給路8と連通する給気ノズル11が設けられ、静圧空気スラスト軸受5、6には、同様に圧縮空気供給路8と連通する給気ノズル12が設けられている。また、主軸2の反負荷側端部にはモータロータ9aが接着などにより一体的に取り付けられている。さらに、該モータロータ9aと磁気的空隙19を介してモータステータ9bが対向配置されている。該モータステータ9bは、ハウジング1に嵌合されたスリーブ10の内周側に接着などにより一体的に取り付けられており、モータロータ9aおよびモータステータ9bの両者により主軸の駆動原となるモータ9を構成する。
次に動作を説明する。
静圧空気軸受スピンドルにおいて、圧縮空気供給路8に圧縮空気を供給すると、圧縮空気が給気ノズル11および12を通過し、主軸軸受部2bと静圧空気ジャーナル軸受3、4の間の軸受隙間、スラストディスク2aと静圧空気スラスト軸受5、6の間の軸受隙間ににそれぞれ流入して気体膜を形成することにより、主軸2はラジアル方向およびスラスト方向に対して非接触で支持される。このように、主軸2は静圧空気軸受により非接触で支持された状態で、モータ9によって直接駆動される。
一方、軸受部に供給される圧縮空気に対して排気される圧縮空気の流れに関しては以下のとおりである。すなわち、負荷側の静圧空気スラスト軸受6に供給された空気の一部は、負荷側の排気隙間15からハウジング1の外部へ排気される。また、反負荷側の静圧空気スラスト軸受5に供給された空気の一部は排気経路16を通って排気通路13を経由し、排気経路18へ流入すると共に、負荷側の静圧空気ジャーナル軸受4に供給された空気の一部は排気経路17を通って排気通路13を経由し、排気経路18へ流入する。さらに、反負荷側の静圧空気ジャーナル軸受3に供給された空気の一部は直接排気経路18へ流入する。このように排気経路18に流入した空気が、磁気的空隙部19を通過する際に、モータステータ9bで発生した熱を強制対流に伴う熱伝達により冷却し、排気穴20aを通してハウジング1の外部に放熱している。
ここで、モータステータ9bで発生した熱は、前述の磁気的空隙部19を通過する空気によって奪われる経路以外に、次の2つの経路が存在する。すなわち、モータステータ9bで発生した熱がスリーブ10を介してハウジング1へ熱伝導し、ハウジング1の外面から空気中へ放熱される経路と、モータステータ9bで発生した熱が磁気的空隙部19を介して主軸2へ輻射熱伝達し、主軸2内部全体に広がり、その後、主軸2の軸端面から直接空気中へ放熱されるか、または軸受隙間を介して軸受へ伝達し、ハウジング1を経由して、ハウジング1の外面から空気中へ放熱される経路が存在する。
次に,組立手順を説明する。
まず、反負荷側の静圧空気ジャーナル軸受3をハウジング1の反負荷側から挿入すると共に、負荷側の静圧空気ジャーナル軸受4を負荷側から挿入する。そして、反負荷側の静圧空気スラスト軸受5をハウジング1に取り付け、モータロータ9aを一体化した主軸2を静圧空気ジャーナル軸受3、4の内部に負荷側から挿入する。さらに、スペーサ7、負荷側静圧空気スラスト軸受6をハウジング1の負荷側に取り付けた後、ハウジング1の反負荷側にモータステータ9bを一体化したスリーブ10を挿入する。最後に、バックプレート20を取り付ける。なお、主軸2と静圧空気ジャーナル軸受3、4が接触するなどの不具合が発生した場合、静圧空気ジャーナル軸受3、4をハウジング1から取り外して修理を行わなければならない。そのため、静圧空気ジャーナル軸受3、4を取り外す際、特に反負荷側静圧空気ジャーナル軸受3を取り外す際には、スリーブ10がハウジング1から容易に取り外せることが必要であり、スリーブ10のハウジング1への取り付けは隙間バメとなっている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−304259号公報(明細書第4頁、図1)
従来の静圧空気軸受スピンドルにおいては、スリーブ10を隙間バメでハウジング1に取り付けるため、両部品間には嵌め合い隙間があり、スリーブ10からハウジング1への熱抵抗が大きくなり、接触熱伝達率が小さくなる。そのため、モータステータ9bで発生した熱のうち、スリーブ10へ伝達する熱量が減少する。ここで、磁気的空隙部19を通過する空気によって奪われる熱量を一定とすると、主軸2へ伝達する熱量が多くなり、主軸2の温度上昇が大きくなる。その結果、主軸2が熱膨張し、主軸2に工具または加工対象物を取り付けて加工などを行う場合、軸方向に伸びが発生するため、加工精度が低下するという問題が生じた。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、主軸へ伝達する熱量を少なくし、主軸の軸方向の伸びが少ない静圧空気軸受スピンドルを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、圧縮空気の給気通路と排気通路を有する筒状のハウジングと、前記ハウジングに収納された主軸と、前記主軸のラジアル方向を支持する静圧空気ジャーナル軸受と、前記主軸のスラスト方向を支持する静圧空気スラスト軸受と、前記主軸の反負荷側端部に取り付けたモータロータと、前記モータロータと磁気的空隙を介して対向配置されると共に、前記ハウジングの内周側にスリーブを介して取り付けたモータステータと、を備えた静圧空気軸受スピンドルにおいて、前記スリーブの負荷側の端部の外径側に、略リング状に切り欠いた段付部を設けると共に、前記スリーブの段付部と前記ハウジングとの間に囲まれた空間に前記ハウジングの排気通路と連通する空気通路を形成してあり、前記スリーブのハウジングとの対向面側には、前記空気通路と連通し、軸方向に貫通した凹溝を少なくとも1つ設けたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の静圧空気軸受スピンドルにおいて、前記段付部は、前記空気通路側から前記主軸側に向かって連通する空気穴を少なくとも1つ設けてあることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の静圧空気軸受スピンドルにおいて、前記凹溝を円周方向に等間隔に複数個設けたことを特徴としている。
である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2記載の静圧空気軸受スピンドルにおいて、前記空気穴を円周方向に等間隔に複数個設けたことを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2または4に記載の静圧空気軸受スピンドルにおいて、前記空気穴は前記凹溝に対して円周方向に沿って異なる角度位置に配置されていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の静圧空気軸受スピンドルにおいて、前記スリーブと前記ハウジングとの間に熱伝導グリースを充填したことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によると、排気通路を通過した空気は、スリーブの段付部に遮られるため、空気通路を円周方向に広がり、スリーブの凹溝を通過することによって、スリーブの外周を冷却する。このため、モータステータからスリーブへ伝達した熱は、ハウジングへ伝達する他に、凹溝を通過する空気によっても奪われることになり、モータステータからスリーブへ伝達する熱量が従来の場合よりも多くなる。その結果、モータステータから主軸へ伝達する熱量が少なくなるため、主軸の温度上昇が抑えられ、主軸の軸方向の伸びが少ない静圧空気軸受スピンドルを提供することができる。
請求項2に記載の発明によると、モータステータからスリーブへ伝達した熱は、ハウジングへ伝達するか、凹溝を通過する空気によって奪われる他に、段付部の空気穴を通過する空気によっても奪われることになり、モータステータからスリーブへ伝達する熱量が請求項1に記載の発明の場合よりもさらに多くなる。その結果、モータステータから主軸へ伝達する熱量がさらに少なくなるため、主軸の温度上昇も抑えられ、請求項1に記載の発明の場合よりも主軸の軸方向の伸びが少ない静圧空気軸受スピンドルを提供することができる。
請求項3に記載の発明によると、空気が等間隔でスリーブを通過するため、スリーブの外周を均一にムラなく冷却する。このため、モータステータからスリーブへ伝達した熱を効率よく奪うことができ、モータステータからスリーブへ伝達する熱量が、凹溝を不均一に設けた場合よりも多くなる。その結果、モータステータから主軸へ伝達する熱量が少なくなるため、主軸の温度上昇が抑えられ、主軸の軸方向の伸びが少ない静圧空気軸受スピンドルを提供することができる。
請求項4に記載の発明によると、空気が等間隔で空気穴を通過するため、スリーブの段付部を均一にムラなく冷却する。このため、モータステータからスリーブの段付部へ伝達した熱を効率よく奪うことができ、モータステータからスリーブへ伝達する熱量が、空気穴を不均一に設けた場合よりも多くなる。その結果、モータステータから主軸へ伝達する熱量が少なくなるため、主軸の温度上昇が抑えられ、主軸の軸方向の伸びが少ない静圧空気軸受スピンドルを提供することができる。
請求項5に記載の発明によると、凹溝と空気穴の両方へ確実に空気が流れるようになり、モータステータからスリーブの段付部へ伝達した熱を効率よく確実に奪うことができる。
請求項6に記載の発明によると、スリーブとハウジング間の接触熱伝達を向上させることができ、ハウジング外部側に効率よく放熱させることができる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。なお、本発明の構成要素が従来技術と同じものについては同一符号を付してその説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す静圧空気軸受スピンドルの側断面図、図2は図1のA−A線に沿う正断面図、図3は図1における静圧空気軸受スピンドルに使用するスリーブを説明する図であって、(a)はその側面図、(b)は(a)の矢視Bから見た正面図である。
図において、10aは段付部、10bは凹溝、10cは突起部である。
本発明が従来技術と異なる点は、以下のとおりである。
すなわち、静圧空気軸受スピンドルにおいては、図1に示すごとく、スリーブ10の負荷側の端部は、一部が静圧空気ジャーナル軸受3の反負荷側の端部と隣接して連結されると共に,前記スリーブ10と前記ハウジング1との間に排気通路13と連通する空気通路14を形成するよう、外径側を略リング状に切り欠いた段付部10aを設けてあり,前記スリーブのハウジングとの対向面側には、前記空気通路と連通し、軸方向に貫通した凹溝10bを少なくとも1つ設けた点である。なお、スリーブ10は凹溝10bを除いた突起部10cの外周部分をハウジング1に対して隙間バメにより取り付けており、両者の間には,接触熱伝達を向上させる目的で,熱伝導グリ−スを充填している。
ここで、図2および図3に示すように、排気通路13を通過してくる空気が凹溝10bへ流れやすいように、凹溝10bと排気通路13は中心軸回りに同じ角度で等間隔で複数個配置されることが望ましい。また、スリーブ10は熱伝達率を大きくするため、例えばアルミニウム材料A2017のような熱伝導率の大きい材料で製作する。
次に、動作について説明する。
各静圧空気軸受から排気される空気の経路は、負荷側の排気隙間15からハウジング1外部へ排気される経路と、排気経路18から磁気的空隙部19、排気穴20aを経由してハウジング1外部へ排気される経路の他に、排気経路16または排気経路17を経由して排気通路13へ流入する経路がある。そのうち、排気通路13に流入した空気は、反負荷側静圧空気ジャーナル軸受3の反負荷側側面とスリーブ10の負荷側側面およびスリーブ10の段付部10aにより形成される空気通路14に流入した後、段付部10aに遮られるため、空気通路14に沿って円周方向に広がる。その後、スリーブ10外周の円周上に1個または複数個設けられた凹溝10bに沿って負荷側から反負荷側へ流れ、排気穴20aからハウジング1の外部へ排気される。その際、空気が凹溝10bを通過することによって、スリーブ10の外周が冷却される。ここで、モータステータ9bで発生した熱の経路は、スリーブ10へ伝達するか、磁気的空隙部19を介して主軸2へ伝達するか、または磁気的空隙部19を通過する空気によって奪われるかの3通りである。このうち、スリーブ10へ伝達した熱は、ハウジング1へ伝達する他に、凹溝10bを通過する強制対流に伴う空気によっても奪われることになり、磁気的空隙部19を通過する空気によって奪われる熱量が一定の場合、モータステータ9bからスリーブ10へ伝達する熱量が従来の凹溝10bのない場合よりも多くなる。
このように、第1実施例でスリーブ10を段付形状とすることにより、スリーブ10の熱伝達率を大きくすることができるため、主軸2へ伝達する熱量を少なくすることができる。その結果、主軸2の温度上昇が抑えられ、主軸2の軸方向の伸びを少なくすることができる。
図4は本発明の第2実施例を示す静圧空気軸受スピンドルの側断面図、図5は図4のC−C線に沿う正断面図、図6は図4における静圧空気軸受スピンドルに使用するスリーブを説明する図であって、(a)はその側面図、(b)は(a)の矢視Dから見た正断面図である。なお、第2実施例の構成要素が第1実施例と同じものについてはその説明を省略し、異なる点について説明する。
図4において、10dは空気穴である。なお、圧縮空気供給路8および排気通路13を構成する部品の連通部は第1実施例同様に図示しないOリングでシールしている。
第2実施例が第1実施例と異なる点は、図4乃至図6に示すごとく、スリーブ10の段付部10aに、空気通路14側から主軸2側に向かって空気が流れるように連通する空気穴10dを設けた点である。
ここで、図5に示すように、凹溝10bと空気穴10dは円周方向に沿って、中心軸回りに異なる角度で、かつ、等間隔で複数個配置されることが望ましい。それは、凹溝10bと空気穴10dが中心軸回りに同じ角度で配置された場合、例えば空気の大部分が凹溝10bへ流れて、空気穴10dへはほとんど空気が流れないということが考えられるため、凹溝10bと空気穴10d両方へ確実に空気が流れるようにするためである。
次に、動作について説明する。
各静圧空気軸受から排気される空気のうち、排気通路13を経由して、空気通路14に沿って円周方向に広がった空気は2つの経路に分かれる。1つ目の経路は、第1従来例で述べた凹溝10bを通過する経路であり、2つ目の経路では、空気はスリーブ段付部10aの円周上に1個または複数個設けられた空気穴10dを通過し、排気経路18、モータス隙間19を経由して、排気穴20aからハウジング1の外部へ排気される。その際、空気が空気穴10dを通過することによって、段付部10aへ伝達した熱が奪われる。すなわち、モータステータ9bからスリーブ10へ伝達した熱は、ハウジング1へ伝達するか、第1実施例で述べた凹溝を通過する強制対流に伴う空気によって奪われる他に、段付部の空気穴を通過する空気によっても奪われることになり、磁気的空隙部19を通過する空気によって奪われる熱量が一定の場合、モータステータ9bからスリーブ10へ伝達する熱量が第1実施例の場合よりもさらに多くなる。
このように、第2実施例でスリーブ10を段付形状として、空気穴を設ける構成にすることにより、スリーブ10の熱伝達率を第1実施例の場合よりも大きくすることができるため、主軸2へ伝達する熱量をさらに少なくすることができる。その結果、主軸2の温度上昇が抑えられ、主軸2の軸方向の伸びを少なくすることができる。
静圧空気軸受スピンドル主軸の軸方向の伸びが少なくなるため、精密加工機など運転時の主軸の変位を極力小さくする必要がある装置への適用が可能になる。
本発明の第1実施例を示す静圧空気軸受スピンドルの側断面図 図1のA−A線に沿う正断面図 図1における静圧空気軸受スピンドルに使用するスリーブを説明する図であって、(a)はその側面図、(b)は(a)の矢視Bから見た正面図 本発明の第2実施例を示す静圧空気軸受スピンドルの側断面図 図4のC−C線に沿う正断面図 図4における静圧空気軸受スピンドルに使用するスリーブを説明する図であって、(a)はその側面図、(b)は(a)の矢視Dから見た正断面図 従来の静圧空気軸受スピンドルの側断面図
符号の説明
1 ハウジング
2 主軸
2a スラストディスク
2b 主軸軸受部
3 静圧空気ジャーナル軸受(反負荷側)
4 静圧空気ジャーナル軸受(負荷側)
5 静圧空気スラスト軸受(反負荷側)
6 静圧空気スラスト軸受(負荷側)
7 スペーサ
8 圧縮空気給気路
9 モータ
9a モータロータ
9b モータステータ
10 スリーブ
10a 段付部
10b 凹溝
10c 突起部
10d 空気穴
11、12 給気ノズル
13 排気通路
14 空気通路
15 排気隙間
16、17、18 排気経路
19 磁気的空隙部
20 バックプレート
20a 排気穴

Claims (6)

  1. 圧縮空気の給気通路と排気通路を有する筒状のハウジングと、
    前記ハウジングに収納された主軸と、
    前記主軸のラジアル方向を支持する静圧空気ジャーナル軸受と、
    前記主軸のスラスト方向を支持する静圧空気スラスト軸受と、
    前記主軸の反負荷側端部に取り付けたモータロータと、
    前記モータロータと磁気的空隙を介して対向配置されると共に、前記ハウジングの内周側にスリーブを介して取り付けたモータステータと、
    を備えた静圧空気軸受スピンドルにおいて、
    前記スリーブの負荷側の端部の外径側に、略リング状に切り欠いた段付部を設けると共に、前記スリーブの段付部と前記ハウジングとの間に囲まれた空間に前記ハウジングの排気通路と連通する空気通路を形成してあり、
    前記スリーブのハウジングとの対向面側には、前記空気通路と連通し、軸方向に貫通した凹溝を少なくとも1つ設けたことを特徴とする静圧空気軸受スピンドル。
  2. 前記段付部は、前記空気通路側から前記主軸側に向かって連通する空気穴を少なくとも1つ設けてあることを特徴とする請求項1記載の静圧空気軸受スピンドル。
  3. 前記凹溝を円周方向に等間隔に複数個設けたことを特徴とする請求項1記載の静圧空気軸受スピンドル。
  4. 前記空気穴を円周方向に等間隔に複数個設けたことを特徴とする請求項2記載の静圧空気軸受スピンドル。
  5. 前記空気穴は前記凹溝に対して円周方向に沿って異なる角度位置に配置されていることを特徴とする請求項2または4に記載の静圧空気軸受スピンドル。
  6. 前記スリーブと前記ハウジングとの間に熱伝導グリースを充填したことを特徴とする請求項1に記載の静圧空気軸受スピンドル。
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