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JP4522897B2 - シート状物の洗浄装置 - Google Patents

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JP4522897B2
JP4522897B2 JP2005087201A JP2005087201A JP4522897B2 JP 4522897 B2 JP4522897 B2 JP 4522897B2 JP 2005087201 A JP2005087201 A JP 2005087201A JP 2005087201 A JP2005087201 A JP 2005087201A JP 4522897 B2 JP4522897 B2 JP 4522897B2
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Description

本発明は、上下対をなす洗浄ブラシ間にシート状物を通して洗浄するシート状物の洗浄装置に関する。
従来、この種のものとして、上部挟み込みローラと下部挟み込みローラでシート体を挟み、上部洗浄ローラと下部洗浄ローラで洗浄し、次に上下部挟み込みローラでシート体を挟み、送る行程を連続して行う装置がある(例えば特許文献1及び特許文献2)。
上記の装置では、洗浄液を循環させ、ローラによる洗浄を行うが、この方式では、シート状物から落した汚れがローラ側に付着し、この汚れが再びシート状物を付着することがあり、その場合は洗浄液などによる濯ぎ工程などが必要となり、非常に手間がかかる。さらに、従来の装置では、粘性の高いグリスなどの汚れに対して十分な洗浄効果が得られなかった。
また、洗浄ブラシを備えた洗浄装置においては、上記特許文献1及び2のように、ローラがシート状物を送る方向に回転する。この場合、搬送用のローラーに比べて洗浄用ブラシの回転を早く設定しており、洗浄用ブラシがシート状物を強制的に送ってしまい、搬送不良を招いたり、洗い残しが発生したりする原因になっていた。
ところで、可逆性感熱記憶媒体のシート状物とした所謂産業用リライタブルシート(可逆性感熱記憶部材)があり、前記シート状物は、樹脂などからなり、支持体上に感熱層と保護層とを有し、熱により繰り返し文字情報などを記載することができ、さらに、ICタグが添付することにより、各種の情報を記憶することができる(例えば特許文献3及び特許文献4)。
上記のような産業用リライタブルシートは、工場などにおける加工指示書などに好適であり、繰り返し使用される。このような現場作業を伴う使用条件では、シート状物に汚れ、例えば油などが付着し易い。このため、繰り返し使用時で、内容を書き換えする前に洗浄する必要がある。
しかし、上述したように、従来の洗浄装置は、油などの除去効率が劣っていた。また、従来の装置では、洗浄ブラシの回転方向が搬送方向と同一方向であるため、シート状物の縁や、シート状物にICタグなどが添付されている場合、そのエッジ部やその張り合わせ段差部分に汚れが残り易かった。
特開2002−45815号公報 特開平7−39843号公報 特開2005−35276号公報 特開2005−265247号公報
そこで、本発明は、シート状物の汚れを効果的に除去することができるシート状物の洗浄装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、対をなす回転式の洗浄ブラシを備え、前記対をなす洗浄ブラシ間を通して洗浄液によりシート状物を洗浄するシート状物の洗浄装置において、
同一方向に回転する上下に対をなす第1の洗浄ブラシと、これらと逆方向に回転する上下に対をなす第2の洗浄ブラシとを隣り合うようにして備え
前記第1の洗浄ブラシと前記第2の洗浄ブラシとの間に上下対をなす案内板を設け、
前記第2の洗浄ブラシの搬出側に上下対をなす案内板を設け、
前記シート状物の搬送方向と逆方向で前記第2の洗浄ブラシの上の洗浄ブラシを前記シート状物に当接されるよう配置したとき、
搬送路の上方において、前記第1の洗浄ブラシと前記第2の洗浄ブラシとの間の上の案内板と、前記第2の洗浄ブラシの搬出側の上の案内板との間に、前記シート状物を案内する案内杆を設けたものである。
また、請求項2の発明は、前記洗浄ブラシは放射状に設けたブラシ線材を有し、前記隣り合う洗浄ブラシの前記ブラシ線材群が異なるものである。
また、請求項3の発明は、前記ブラシ線材の直径が異なるものである。
また、請求項4の発明は、前記洗浄ブラシ内に洗浄液供給部を設けたものである。
請求項1の構成によれば、対をなす洗浄ブラシが同一方向に回転することにより、シート状物の表裏の一方には搬送方向でブラシが当たると共に、他方には搬送方向と逆方向でブラシが当たり、さらに、他の対をなす洗浄ブラシにおいては、シート状物の表裏の一方には搬送方向と逆方向でブラシが当たると共に、他方には搬送方向でブラシが当たり、洗浄液の効果と合わせて、シート状物の縁などの汚れを効果的に落すことができ、例えば、表面に段差部分があっても、その周囲の汚れを掻き落すことができる。しかも案内杆を設けたので、シート状物を円滑に案内することができる。
また、請求項2の構成によれば、隣り合う洗浄ブラシでブラシ線材が異なるから、異なる当接状態となり、異なる掻き取る力で汚れを掻き取ることができる。
また、請求項3の構成によれば、ブラシ線材の径が細いものは、比較的柔らかいブラシとなり、太いものは、比較的硬いブラシとなり、例えば、柔らかい洗浄ブラシで、洗浄液を汚れに馴染ませるようにして汚れを掻き取り、残った汚れを硬い洗浄ブラシにより掻き落として飛ばすことができる。
また、請求項4の構成によれば、洗浄ブラシ内から洗浄液を供給することにより、洗浄液がブラシに均一に供給され、その洗浄液によりシート状物を効果的に洗浄することができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規なシート状物の洗浄装置を採用することにより、従来にないシート状物の洗浄装置が得られ、そのシート状物の洗浄装置について記述する。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。図1〜図8は本発明の実施例1を示し、同図に示すように、洗浄装置1は、本体ケース2の一側に搬入部3,他側に搬出部4を備え、それら搬入部3と搬出部4との間で本体ケース2内に搬送路5が設けられている。この搬送路5には、搬入部3側から、上下一対の送りローラ6,6A、上下一対の第1の洗浄ブラシ7,7A、上下一対の第2の洗浄ブラシ8,8A、上下一対の送りローラ9,9A、拭き取り部を構成する上下一対の拭き取りローラ10,10A、乾燥部11及び上下一対の送りローラ12,12Aが搬出部4に向って配置されている。
また、本体ケース2の搬入部3側には、図2に示すように、供給ケース13が設けられ、この供給ケース13内には、前記搬入部3にシート状物101を供給する供給装置14が設けられ、供給装置14から供給されたシート状物101は、図8の矢印に示すように、幅方向を搬送方向として搬送路5を搬送される。
また、前記第1の洗浄ブラシ7,7Aと上下一対の第2の洗浄ブラシ8,8A間の搬送路5において、それらブラシ7,7A,8,8Aへの巻き込みなどを防止し、シート状物101を案内するガイド手段15が設けられている。
前記送りローラ6,6A,9,9A,12,12Aは、シート状物101を送る方向にそれぞれ等速度で回転し、すわなち、図中、例えば図3などに示すように、搬送方向は左側であり、上の送りローラ6,9,12は時計回り方向に回転駆動し、下の送りローラ6A,9A,12Aは反時計回り方向に回転駆動する。それら送りローラ6,6A,9,9A,12,12Aは本体ケース2に回動自在に軸支され、これらを回転駆動するため、図示しない駆動手段と駆動機構とこれらを制御する制御手段とを備える。この制御手段は、駆動手段と駆動機構を制御し、始動と停止やローラの回転速度の調整を行うことができる。
尚、送りローラ6,6Aと送りローラ9,9Aとの間隔、送りローラ9,9Aと送りローラ12,12Aとの間隔は、シート状物101の搬送方向長さよりも狭く設定されており、これによりシート状物101は、搬送中、少なくともいずれか1組の送りローラ6,6A,9,9A,12,12Aに接して送られることになる。
前記洗浄ブラシ7,7Aは、回転軸21に複数のブラシ線材22を放射状に設けたブラシ線材22群を有するブラシローラであり、前記洗浄ブラシ8,8Aは、回転軸21に複数のブラシ線材22Aを放射状に設けたブラシ線材22A群を有するブラシローラであり、前記ブラシ線材22,22Aは、ポリプロピレンなどの合成樹脂等からなる線材で、所謂ブラシの毛であって、同一材質で略同一密度の場合では、第2の洗浄ブラシ8,8Aのブラシ線材22Aの直径を第1の洗浄ブラシ7,7Aの直径より太くすることにより、ブラシ線材22,22Aの先端側によりシート状物101の表面に加わる力を変えている。あるいは、略同一密度で、ブラシ線材22,22Aの材質などを変えることによりブラシ線材22Aよりブラシ線材22の撓み性を小くすることによりブラシ線材22,22Aの先端側によりシート状物101の表面に加わる力を変えたり、ブラシ線材22,22Aの密度を変え、ブラシ線材22Aをブラシ線材22より密に設けることにより、ブラシ線材22,22Aの先端側によりシート状物101の表面に加わる力を変えたりすることができる。このように、線材22,22Aの直径、材質、密度あるいは組み合わせなどを変えて、掻き取り力を変えるようにブラシ線材を異なる設定とする。
また、上下で対をなす前記洗浄ブラシ7,7Aは、同一方向に回転し、また、上下で対をなす前記洗浄ブラシ8,8Aは、同一方向に回転し、且つ搬送方向に隣り合う洗浄ブラシ7,7Aと洗浄ブラシ8,8Aは、逆方向に回転する。すなわち、本実施例では、図3中、対をなす第1の洗浄ブラシ7,7Aは時計回り方向に回転し、これと隣り合う対をなす第2の洗浄ブラシ8,8Aは反時計回り方向に回転する。それら洗浄ブラシ7,7A,8,8Aは本体ケース2に回動自在に軸支され、これらを回転駆動するため、図示しない駆動手段と駆動機構とこれらを制御する制御手段を備える。この制御手段は、駆動手段と駆動機構を制御し、始動と停止やローラの回転速度の調整を行うことができる。尚、洗浄ブラシ7,7A,8,8Aは、送りローラの5倍以上の速度で回転する。
ここで、前記ガイド手段15について説明する。図1,図3,図4及び図5に示すように、ガイド手段15に係り、前記第1の洗浄ローラ6,6Aの手前(搬入側)には、下案内板23Aが設けられ、この案内板23Aの上に搬送路5の一部である案内路24が形成され、この案内路24の前側には搬入部3側に拡大する拡大案内部25が形成されている。尚、この拡大案内部25は、下案内板23Aの前側を下方に向けることにより形成される。また、第1の洗浄ブラシ7,7Aと第2の洗浄ブラシ8,8Aとの間には、上下対をなす案内板26,26Aが設けられ、それら案内板26,26Aは、間に搬送路5の一部である案内路27を形成し、この案内路27の前側には搬入部3側に拡大する拡大案内部28が形成されている。尚、この拡大案内部28は、上案内板26を前側を上側に向け、下案内板23Aの前側を下方に向けることにより形成され、下の案内板26Aの案内路27を構成する部分は、上の案内板26の案内路27を構成する部分より搬入側に位置している。また、第2の洗浄ブラシ8,8Aの搬出側には、上下対をなす案内板26B,26Cが設けられ、それら案内板26B,26Cは、間に搬送路5の一部である案内路29を形成し、この案内路29の前側には搬入部3側に拡大する拡大案内部28Aが形成されている。尚、この拡大案内部28Aは、上案内板26Bを前側を上側に向け、下案内板23Cの前側を下方に向けることにより形成され、上の案内板26Bの案内路29を構成する部分は、下の案内板26Cの案内路29を構成する部分より搬入側に位置している。それら案内板23,26,26A,26B,26Cは前記洗浄ブラシ7,7A,8,8Aと略同一幅であり、両側を搬送方向の取付部材30,30に固定している。尚、シート状物101の幅より洗浄ブラシ7,7A,8,8Aの幅を広く設定している。また、前記上の案内板26,26Bの間には、搬送方向案内杆31が複数設けられ、これら複数の案内杆31は幅方向に間隔をおいて配置され、その下部を前記シート状物101が搬送される。尚、前記案内杆31は、比較的細い線材を用いることが好ましく、例えば金属などの硬質材料からなる。
前記洗浄ブラシ7,7A,8,8Aは、本体ケース1の前側の洗浄室32内に収納され、この洗浄室32の上部の上部洗浄ケース33により略覆われている。前記洗浄ブラシ7,7A,8,8Aの搬入側及び搬出側には、それぞれ上下対をなすスクレーパ34,34Aが設けられ、このスクレーパ34,34Aはゴム板などの弾性材からなり、上のスクレーパ34は先端側が斜め後下向きで、下のスクレーパ34Aは先端側斜め後上向きで、それらスクレーパ34,34Aの先端間に前記搬送路5がある。尚、搬入側のスクレーパ34,34Aは、送りローラ6,6Aの後(搬出側)にあり、搬出側のスクレーパ34,34Aは、送りローラ9,9Aの前(搬入側)にあり、スクレーパ34,34Aの本体ケース2幅方向の幅は、シート状物101より広く設定されている。
前記送りローラ9,9Aの後には、前記拭き取りローラ10,10Aが設けられ、これら拭き取りローラ10,10Aは、外周側がスポンジなどの多孔質材であって、液体を吸い取る材料からなり、シート状物101に残った液体を拭き取る。
前記拭き取りローラ10,10Aと送りローラ12,12Aの間の前記乾燥部11において、搬送路5には、上下の案内部材35,35Aが略平行に設けられ、これら案内部材35,35Aは板状部材であって、図4に示すように、複数の貫通孔36が開口し、その乾燥部11の上下には、それぞれ吹出口37,37Aが設けられ、吹出口37から下方に向って吹き出し、吹出口37Aから上方に向かって吹き出すように構成されており、搬送中のシート状物101の表裏に温風を吹き付けるようになっている。
次に、洗浄液回りの構成につき説明する。図6に示すように、前記洗浄ブラシ7,7A,8,8Aの回転軸21は中空に形成されており、複数の供給部たる供給孔42が長さ方向に略等間隔で穿設されている。尚、回転軸21は本体ケース2に回動可能に軸支されている。また、回転軸21の一方は閉塞され、他方は自在継手などにより供給管43に接続されている。第1の洗浄ブラシ7,7Aの供給管43,43はポンプ等の液送装置44に接続され、第2の洗浄ブラシ8,8Aの供給管43,43はポンプ等の液送装置44Aに接続され、それら液送装置44,44Aは、洗浄液タンク45内の洗浄液46を、前記供給管43に圧送する。
前記洗浄液タンク45は略箱型をなし、上部に落下受け孔47が形成されており、この落下受け孔47にフィルター手段48が設けられている。この落下受け孔47の上方に前記洗浄ブラシ7,7A,8,8Aが位置し、さらに、第2の洗浄ブラシ8,8Aの下方には、案内底板部51が設けられ、前記底板部51の後側51Aは前記拭き取りローラ10,10Aの下方まで斜め上向きで延設されている。
したがって、供給孔42から噴射された洗浄液46は、下方の洗浄液タンク45へと回収され、また、拭き取りローラ10,10Aから落下した洗浄液46は、底板部51の後側51A上を伝わって洗浄液タンク45内に回収される。
尚、図中、52は洗浄液タンク45内の洗浄液46の状態を検出する検出手段であり、例えば、洗浄液の量を検出する液量計や、洗浄成分の濃度などを検出する濃度計など各種の検出手段が用いられる。
前記供給装置14は、シート状物101を積層収納する収納部61と、この収納部61の最上部に位置するシート状物101を1枚ずつ搬入部3内に連続的に供給する供給駆動部62とを備え、この供給駆動部62は送りローラ63を有する。
図8は、シート状物101の一例を示し、上記背景技術で説明した産業用リライタブルシートであり、樹脂などからなるシート本体102の一側面に感熱層と保護層とが設けられ、熱により文字などの表示情報などを繰り返し記載することができ、例えば一定温度に加熱して急冷すると、その箇所が発色し、前記一定温度より低い温度に加熱して急冷すると、消色するものなどが用いられ、さらに、そのシート本体102の他側面には、非接触式ICモジュールを有するICタグ103が設けられ、このICタグ103は保護層で覆われている。
次に、前記構成に付き、その作用を説明する。供給装置14から搬入部3へ送られてきたシート状物101は、搬送路5において、送りローラ6,6A,9,9A,12,12Aのいずれかにより搬出部4へと送られ、まず、表裏面にスクレーパ34,34Aが摺動し、付着する汚れが落される。次に、シート状物101は、第1の洗浄ブラシ7,7Aにおいて、表面側は送り方向にブラシ線材22が当たり、裏面側は送りと逆方向にブラシ線材22が当たり、それら第1の洗浄ブラシ7,7Aの供給孔42からは洗浄液46が噴射されており、洗浄ブラシ7,7Aにより汚れを落とすと共に、柔らかい線材22が油などの汚れに洗浄液46を馴染ませる。続いて、第2の洗浄ブラシ8,8Aにおいて、逆に、表面側は送りと逆方向にブラシ線材22Aが当たり、裏面側は送り方向にブラシ線材22Aが当たり、それら第2の洗浄ブラシ8,8Aの供給孔42からは洗浄液46が噴射されており、さらに、比較的硬い線材22Aにより、前記汚れが掻き飛ばされる。
続いて、シート状物101はスクレーパ34,34Aを通過することにより、洗浄液46が掻き取られて除去され、次の拭き取りローラ10,10Aにより残った洗浄液46が拭き取られ、この後、乾燥部11において、表裏から温風が吹き付けられて液分が除去され、搬出部5から本体ケース2の外部に搬出される。
洗浄ブラシ7,7A,8,8Aの洗浄においては、液送装置44,44Aの駆動により回転軸21の供給孔42から洗浄液46が噴射されており、この洗浄液46はシート状物101を洗浄した後、下部の洗浄液タンク45内に落下し、そのフィルター手段48により混入した汚れが除去され、繰り返し循環して使用される。
また、上述したように、第1の下の洗浄ブラシ7Aは、シート状物101に対して送り方向と逆にブラシ線材22が当接するが、その洗浄ブラシ7Aの搬送側には案内板26Aの前端側が近接して設けられているため、送りローラ6,6Aの送りと合わせて、シート状物101を円滑に送ることができる。さらに、第2の上の洗浄ブラシ8は、シート状物101に対して送り方向と逆にブラシ線材22Aが当接するが、搬送路5の上方において、案内板26と案内板26Bとの間に、複数の案内杆31が配置されているから、シート状物101の上面(表面)が案内杆31により案内されて円滑に案内路29へと送り出すことができる。
このように本実施例では、対をなす回転式の洗浄ブラシ7,7A,8,8Aを備え、対をなす洗浄ブラシ7,7A,8,8A間を通して洗浄液46によりシート状物101を洗浄するシート状物101の洗浄装置において、同一方向に回転する対をなす洗浄ブラシ7,7Aと、これらと逆方向に回転する対をなす洗浄ブラシ8,8Aとを備えるから、対をなす洗浄ブラシ7,7A,8,8Aが同一方向に回転することにより、シート状物101の表裏の一方には搬送方向でブラシ線材22が当たると共に、他方には搬送方向と逆方向でブラシ線材22が当たり、さらに、他の対をなす洗浄ブラシ8,8Aにおいては、シート状物101の表裏の一方には搬送方向と逆方向でブラシ線材22Aが当たると共に、他方には搬送方向でブラシ線材22Aが当たり、洗浄液46の効果と合わせて、シート状物101の縁などの汚れを効果的に落すことができ、例えば、表面に段差部分があっても、その周囲の汚れを掻き落すことができる。
また、このように本実施例では、洗浄ブラシ7,7A,8,8Aは放射状に設けたブラシ線材22,22Aを有し、隣り合う洗浄ブラシ7,7Aと洗浄ブラシ8,8Aのブラシ線材22,22A群が異なるから、シート状物101に対して異なる当接状態となり、異なる掻き取る力で汚れを掻き取ることができる。
また、このように本実施例では、ブラシ線材22,22Aの直径が異なるから、ブラシ線材22の径が細いものは、比較的柔らかいブラシとなり、ブラシ線材22Aが太いものは、比較的硬いブラシとなり、例えば、柔らかい洗浄ブラシ7,7Aで、洗浄液46を汚れに馴染ませるようにして汚れを掻き取り、残った汚れを硬い洗浄ブラシ8,8Aにより掻き落として飛ばすことができる。
また、このように本実施例では、洗浄ブラシ7,7A,8,8A内に洗浄液供給部たる供給孔42を設けたから、洗浄ブラシ7,7A,8,8A内から洗浄液46を供給することにより、洗浄液46がブラシ7,7A,8,8Aに均一に供給され、その洗浄液46によりシート状物101を効果的に洗浄することができる。
また、実施例上の効果として、案内板23,23A,26,26A,26B,26C及び案内杆31とを有するガイド手段15を備えるから、シート状物101の搬送方向に対して、反対側にブラシ線材22,22Aの先端が移動しながら回転する洗浄ブラシ7,8Aを用いても、シート状物101を円滑に送ることができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、洗浄ブラシ2対設けた例を示したが、3対以上でもよい。また、ブラシ線材は各種の材質のものを用いることができる。さらに、シート状物は実施例のものに限定されず、シート状をなす樹脂製の袋や、金属製の板などでもよい。
本発明の実施例1を示す本体ケースの断面図である。 同上、供給装置の断面図である。 同上、搬送路回りの断面図である。 同上、要部の平面図である。 同上、一部を切り欠いた洗浄ブラシ及びガイド手段の斜視図である。 同上、供給部を示す回転軸の断面図である。 同上、洗浄液の循環を説明する搬送路回りの断面図である。 同上、シート状物を示し、図8(A)は面図、図8(B)は面図である。
1 洗浄装置
3 搬入部
4 搬出部
5 搬送路
7,7A 第1の洗浄ブラシ
8,8A 第2の洗浄ブラシ
22 ブラシ線材
22A ブラシ線材
26,26A 案内板
26B,26C 案内板
31 案内杆
42 供給孔(供給部)
46 洗浄液
101 シート状物
103 ICタグ

Claims (4)

  1. 対をなす回転式の洗浄ブラシを備え、前記対をなす洗浄ブラシ間を通して洗浄液によりシート状物を洗浄するシート状物の洗浄装置において、
    同一方向に回転する上下に対をなす第1の洗浄ブラシと、これらと逆方向に回転する上下に対をなす第2の洗浄ブラシとを隣り合うようにして備え
    前記第1の洗浄ブラシと前記第2の洗浄ブラシとの間に上下対をなす案内板を設け、
    前記第2の洗浄ブラシの搬出側に上下対をなす案内板を設け、
    前記シート状物の搬送方向と逆方向で前記第2の洗浄ブラシの上の洗浄ブラシを前記シート状物に当接されるよう配置したとき、
    搬送路の上方において、前記第1の洗浄ブラシと前記第2の洗浄ブラシとの間の上の案内板と、前記第2の洗浄ブラシの搬出側の上の案内板との間に、前記シート状物を案内する案内杆を設けたことを特徴とするシート状物の洗浄装置。
  2. 前記洗浄ブラシは放射状に設けたブラシ線材を有し、前記隣り合う洗浄ブラシの前記ブラシ線材群が異なることを特徴とする請求項1記載のシート状物の洗浄装置。
  3. 前記ブラシ線材の直径が異なることを特徴とする請求項2記載のシート状物の洗浄装置。
  4. 前記洗浄ブラシ内に洗浄液供給部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート状物の洗浄装置。
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