JP4522511B2 - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に際して、先羽根群と後羽根群とを同一方向へ順次作動させ、その二つの羽根群のスリット形成羽根同士によって形成されたスリットにより、露光を行うようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の通常のフォーカルプレンシャッタは、先羽根群と後羽根群が、それらを連結している先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材によって作動させられる。そして、それらの駆動部材は、露光作動時には、夫々、先羽根用駆動ばねの付勢力と後羽根用駆動ばねの付勢力によって、露光作動開始位置から、撮影条件によって決められた所定のタイミングによって順に作動させられ、また、セット作動時には、セット部材によって、それらの駆動ばねの付勢力に抗して作動させられるようになっている。
【0003】
ところで、露光作動の開始に先立って、上記の各駆動部材を露光作動開始位置に保持する構成には、係止タイプと称されているものとダイレクトタイプと称されているものがあるが、本発明は、ダイレクトタイプを採用したフォーカルプレンシャッタに関するものである。周知のように、ダイレクトタイプの構成は、各駆動部材に鉄片部材を取り付けておき、露光作動の開始直前には、各鉄片部材が夫々の電磁石に吸着されることによって、各駆動部材が露光作動開始位置に保持されるようにしている。そのため、係止タイプに比較して、コンパクト化し易い構成ではあるが、製作上においては種々の問題点を有しているため、いろいろな対策を必要としている。
【0004】
先ず、セット部材が二つの駆動部材をセット作動させるとき、その作動の最終段階において、二つの鉄片部材を夫々の電磁石に対して全く同時に接触させるように製作することが不可能である。そのため、通常の場合は、各鉄片部材を、夫々の駆動部材に固定することなく、ばねを介在させて取り付けるようにし、両方の鉄片部材が夫々の電磁石に確実に接触できる段階まで、両方の駆動部材を作動させ得るようにしている。従って、そのセット完了状態においては、各駆動部材は、必要以上に作動させられた位置にあり、その分だけ上記の各駆動ばねを所謂オーバーチャージ状態にし、また、鉄片部材と電磁石との接触以後、鉄片部材との間に介在しているばねを緊張させたことによって、鉄片部材との相対関係を変えた状態になっている。
【0005】
また、最近のカメラは、撮影が終了すると、フィルムの巻上げとシャッタのセットが直ちに行なわれるようになっている。そして、電源電池の浪費を防ぐ意味から、上記の各電磁石に対する通電は、シャッタのセット段階では行なわず、次の撮影が行なわれる直前になってから行なうようにしている。そのため、ダイレクトタイプの場合には、セット部材を、セット作動終了後、直ちにセット前位置(以下、初期位置という)へ復帰させることができず、次の撮影が行なわれるまで、セット位置に留めておくようにしている。
【0006】
そして、次の撮影が行なわれるときには、先ず、各電磁石に通電し、各鉄片部材を吸着保持しておいてから、セット部材を初期位置へ復帰させ、その後に、各電磁石への通電を順に断ち、夫々の駆動部材に露光作動を行わせるようにしている。しかしながら、そのようにして、セット部材が初期位置へ復帰するとき、各駆動部材は、夫々、オーバーチャージされている各駆動ばねの付勢力と、鉄片部材との間に介在させられ上記のようにして緊張させられたばねの付勢力とによって、セット位置から僅かに作動させられ、既に電磁石によって吸着されている鉄片部材によってその作動を阻止されることになる。このようにして停止した位置が、各駆動部材や各羽根群にとっての露光作動開始位置となっている。従って、各駆動部材は、このような露光作動開始位置に一旦停止した後に、上記したように各電磁石への通電が断たれて、露光作動を開始することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようにして各駆動部材が露光作動開始位置で停止するとき、上記の各ばねの付勢力と羽根群の慣性力によって、鉄片部材に対して瞬間的に大きな衝撃力が作用する。そして、電磁石による吸着力が十分でないと、各駆動部材は露光作動開始位置で一旦停止せず、羽根群を伴って暴走してしまうことになる。そのため、従来は、各電磁石に対する供給電力を可成り大きくして、そのような現象が生じないようにしていた。しかし、最近のように、カメラの電動化が進んでくると、各電磁石に対する供給電力を如何にして少なくて済むようにするかが大きな課題となってきた。そこで、そのような観点から提案されたものが、特開平9−304807号公報などに記載されている。しかしながら、これまでのものは、機能的には効果が得られるものの、部品点数が多くなって構成が可成り複雑になるため、コンパクト化や低コスト化を要求される場合には、好ましくないという問題点があった。
【0008】
また、この種のシャッタには、撮影時の初期段階において、セット部材が、復帰ばねの付勢力によって初期位置へ復帰するようにしたものがある。そして、そのように構成されたものは、通常、セット状態において、駆動ばねの大きな力が、駆動部材を介してセット部材に伝えられ、その力の作用線が、セット部材の回転軸を略通るようになっている。そのため、セット部材が、初期位置へスムーズに復帰するためには、復帰ばねの付勢力を或る程度大きくしなければならず、その分、セットトルクを大きくしなければならないという問題点があった。また、カメラを長期間使用しないでいた場合などには、駆動部材とセット部材との接触部が、駆動ばねの大きな力で圧接されていることから、特開平11―102000号公報にも記載されているように、種々の原因によって、それらの間に接着現象が生じ、セット部材が復帰ばねの付勢力によって初期位置へスムーズに復帰しないどころか、全く復帰しないこともあるという問題点があった。
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、駆動部材が、露光作動に先立ってセット位置から露光作動開始位置に達したとき、従来のように駆動ばねの付勢力が、電磁石に吸着されている鉄片部材を、電磁石から離反させる力として作用しないようにしたダイレクトタイプのカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
また、本発明のもう一つの目的は、セット部材が復帰ばねの付勢力によって初期位置へ復帰するように構成した場合に、復帰ばねの付勢力を余り大きくしなくても、セット部材がスムーズに初期位置へ復帰できるようにしたダイレクトタイプのカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、電磁石に吸着保持される鉄片部材を緩衝ばねを介在させて取り付けておりセット作動時に前記鉄片部材が前記電磁石に接してからは前記緩衝ばねを緊張させつつセット位置まで作動し撮影時には前記電磁石に対する通電後に前記緩衝ばねの付勢力によって露光作動開始位置まで作動して一旦停止し前記電磁石に対する通電が断たれたとき羽根群に露光作動を行なわせる駆動部材と、押動部と駆動ばね用押動部とを有しておりセット作動時には初期位置から作動して前記押動部によって前記駆動部材をセット位置まで作動させ撮影時には前記鉄片部材が前記電磁石に吸着保持されてから初期位置へ復帰するセット部材と、セット作動の途中までは一端部を前記駆動部材のばね掛け部に掛けていて前記駆動部材によって緊張され前記鉄片部材が前記電磁石に接触する直前からは前記一端部が前記ばね掛け部から離され前記駆動ばね用押動部に押されることによって緊張され撮影時には前記駆動部材が露光作動開始位置で停止した直後に前記一端部が前記ばね掛け部に掛けられ前記駆動部材に露光作動を行なわせ得るようにした駆動ばねとを備えているようにする。
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記セット部材に、セット位置から初期位置へ復帰作動を行うための復帰ばねが掛けられていて、前記駆動ばねは、撮影時において前記一端部が前記駆動部材の前記ばね掛け部に掛けられるまで、前記駆動ばね用押動部を介して、前記セット部材を復帰作動方向へ付勢しているようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1〜図9に示した実施例によって説明する。尚、図1は、カメラに組み込まれた状態において被写体側から視たときの略左半分だけを示した平面図であって、露光作動終了直後の状態を示したものである。また、図2〜図9は、本実施例の各作動状態を説明するために、図1に示された構成の要部だけを示した平面図であって、図2〜図8は、セット過程を説明するためのものであり、図9は、シャッタがレリーズされたとき、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とが、露光作動に先立って、露光作動開始位置に達したときの状態を説明するためのものである。
【0012】
先ず、図1を用いて、本実施例の構成から説明するが、その説明にあたっては、被写体側を表面側と称し、結像面側を背面側と称することにする。シャッタ地板1には、その略中央部に長方形を横長にした開口部1aが形成されている。しかし、上記したように、図1はシャッタの略左半分を示したものであるから、その開口部1aについても、左側の一部だけが示されている。また、周知のように、シャッタ地板1の背面側には、所定の間隔を空けて、図示していない中間板と補助地板が取り付けられており、シャッタ地板1と中間板との間に先羽根群の羽根室を形成し、中間板と補助地板との間に後羽根群の羽根室を形成している。そして、中間板と補助地板にも、開口部1aと類似の開口部が形成されていて、通常は、それらの三つの開口部を重ね合わせて露光開口を規制するようにしているが、本実施例においては、開口部1aの形状が露光開口を規制しているものとして説明する。
【0013】
開口部1aの左側には、円弧状の三つの長孔1b,1c,1dが形成されており、それらのうち、長孔1b,1cの下方端部には、平面形状がC字状をしている周知の緩衝部材2,3が取り付けられている。また、シャッタ地板1の表面側には、軸1e,1f,1gが立設されていて、背面側には、軸1h,1i,1j,1kが立設されている。そして、それらの軸のうち、軸1eと軸1h、及び軸1fと軸1jは、夫々同心上に配置されている。そのため、通常は同一部材として製作され、シャッタ地板1に固定されるようにすることが多いが、シャッタ地板1と共に合成樹脂で一体的に成形されることもある。
【0014】
上記の軸1eには、先羽根用駆動部材4が回転可能に取り付けられており、露光作動時には、先羽根用駆動ばね5の付勢力によって時計方向へ回転するようになっている。この先羽根用駆動部材4は、合成樹脂製であって、被押動部4aと、駆動ピン4bと、取付部4cと、筒部4dとを有していて、筒部4dを軸1eに嵌合させている。また、先羽根用駆動ばね5は、コイル部を筒部4dに緩く嵌装していて、その一方の端部5aを図示していない部材に掛け、図1においては他方の端部5bを取付部4cに掛けている。
【0015】
また、この先羽根用駆動部材4の駆動ピン4bは、背面側に立設されていて、シャッタ地板1の長孔1bを貫通しており、その断面形状は、根元部がD型であって先端部が小判型をしており、その根元部は上記の緩衝部材2に当接するようになっている。更に、先羽根用駆動部材4の取付部4cは、表面側に大きく隆起しており、図1において破断して示したように、その内部には、鉄片部材6が圧縮ばね7を介在させて取り付けられている。即ち、鉄片部材6は、鉄片部6aと、軸部6bと、頭部6cとで構成されていて、圧縮ばね7によって、鉄片部6aを外部へ突き出すように付勢されているが、図1においては、頭部6cが取付部4cに当接することにより、それ以上は突き出さない状態となっている。
【0016】
シャッタ地板1の軸1fには、合成樹脂製の後羽根用駆動部材8が回転可能に取り付けられていて、露光作動時には、後羽根用駆動ばね9の付勢力によって時計方向へ回転されるようになっている。この後羽根用駆動部材8は、被押動部8aと、駆動ピン8bと、取付部8cと、筒部8dと、ばね掛け部8eとを有していて、筒部8dを軸1fに嵌合させている。また、後羽根用駆動ばね9は、コイル部を筒部8dに緩く嵌装し、その一方の端部9aを図示していない部材に掛けており、図1においては他方の端部9bをばね掛け部8eに掛けている。
【0017】
また、この後羽根用駆動部材8の駆動ピン8bは、背面側に立設されていて、シャッタ地板1の長孔1cを貫通しており、その断面形状は、根元部が円形であって先端部が小判型をしており、その根元部は上記の緩衝部材3に当接するようになっている。更に、後羽根用駆動部材8の取付部8cは、表面側に隆起していて、その内部には鉄片部材10が圧縮ばね11を介在させて取り付けられている。即ち、この鉄片部材10も、上記の鉄片部材6と同様にして、鉄片部10aと、軸部10bと、頭部10cとで構成されていて、圧縮ばね11によって、鉄片部10aを外部へ突き出すように付勢されているが、図1においては、頭部10cが取付部8cに当接し、それ以上は突き出さない状態となっている。
【0018】
また、周知であるため、詳細な構成の図示を省略しているが、シャッタ地板1の表面側には、所定の間隔を空けて、シャッタ地板1と平行に支持板が取り付けられていて、その支持板には、先羽根用電磁石12と後羽根用電磁石13が取り付けられているが、各図においては、その鉄芯の概略的な平面形状だけを一点鎖線で示してある。そして、電磁石12,13は、それらのコイルに通電されたとき、上記した鉄片部材6,10の鉄片部6a,10aを吸着保持し得るようになっている。更に、上記した図示していない支持板には、ばね掛け部14が設けられており、各図においては、それも一点鎖線で示してある。
【0019】
シャッタ地板1の軸1gには、合成樹脂製のセット部材15が回転可能に取り付けられていて、復帰ばね16によって反時計方向へ回転するように付勢されている。このセット部材15は、押動部15a,15bと、駆動ばね用押動部15c,15dと、被押動部15eと、ばね掛け部15fと、ピン15gと、筒部15hとを有していて、筒部15hを軸1gに嵌合させている。そして、背面側に設けられたピン15gは、シャッタ地板1の長孔1dに挿入されていて、図1に示すように、その長孔1dの右端縁に当接することによって、セット部材15の反時計方向への回転が阻止されるようになっている。また、復帰ばね16は、コイル部を筒部15hに緩く嵌装し、その一方の端部16aを上記した図示していない支持板のばね掛け部14に掛け、他方の端部16bをセット部材15のばね掛け部15fに掛けている。
【0020】
次に、シャッタ地板1の背面側に配置されている先羽根群と後羽根群の構成を説明する。先ず、先羽根群は、シャッタ地板1の軸1h,1iに対して回転可能に取り付けられた二つのアーム17,18と、それらの先端部に向けて順に枢支された2枚の羽根19,20で構成されており、アーム17,18の先端部に枢支された羽根20がスリット形成羽根となっている。そして、アーム17に形成された小判型の孔17aには、先羽根用駆動部材4の駆動ピン4bの先端部が嵌合されている。また、後羽根群は、シャッタ地板1の軸1j,1kに対して回転可能に取り付けられた二つのアーム21,22と、それらの先端部に向けて順に枢支された3枚の羽根23,24,25で構成されていて、羽根25がスリット形成羽根となっている。そして、アーム21に形成された小判型の孔21aには、後羽根用駆動部材8の駆動ピン8bの先端部が嵌合している。
【0021】
次に、本実施例の作動を説明する。図1は、露光作動終了直後の状態を示している。従って、先羽根用駆動部材4は先羽根用駆動ばね5によって時計方向へ回転するように付勢されているが、駆動ピン4bを緩衝部材2に当接させることによって、停止状態が維持されている。そして、このとき、先羽根群の2枚の羽根19,20は、重畳されて開口部1aの下方位置に格納されている。また、後羽根用駆動部材8は後羽根用駆動ばね9によって時計方向へ回転するように付勢されているが、駆動ピン8bを緩衝部材3に当接させることによって、停止状態が維持されている。そして、このとき、後羽根群の3枚の羽根23,24,25は展開されて開口部1aを覆っている。更に、セット部材15は復帰ばね16によって反時計方向へ回転するように付勢されているが、ピン15gを長孔1dの右端縁に当接させることによって、停止状態が維持されている。尚、セット部材15については、以後、この位置を初期位置と称することにする。
【0022】
このような図1の状態において、フィルムの巻き上げが行われると、セット部材15が、図示していないカメラ本体側の部材によって被押動部15eを押され、復帰ばね16の付勢力に抗して時計方向へ回転させられる。そして、先ず、セット部材15の押動部15aが先羽根用駆動部材4の被押動部4aを押して、先羽根用駆動ばね5の付勢力に抗して先羽根用駆動部材4を反時計方向へ回転させていく。また、この回転によって、先羽根用駆動部材4の駆動ピン4bがアーム17を反時計方向へ回転させるので、先羽根群の2枚の羽根19,20は、相互の重なり量を減じながら上方へ移動していくことになる。その後、先羽根群のスリット形成羽根20と、後羽根群のスリット形成羽根25との重なり量が所定量に達すると、セット部材15の押動部15bが後羽根用駆動部材8の被押動部8aに接触する。そのときの状態が図2に示されている。
【0023】
従って、その後は、後羽根用駆動部材8も、その被押動部8aがセット部材15の押動部15bに押されることによって、後羽根用駆動ばね9の付勢力に抗して反時計方向へ回転させられていくことになる。また、そのとき、駆動ピン8bがアーム21を反時計方向へ回転させるので、後羽根群の3枚の羽根23,24,25が、相互の重なり量を大きくしながら上方へ移動していくことになる。そして、やがて図3に示した状態となるが、この図3の状態においては、図2の状態と比較すれば分かるように、セット部材15の一方の駆動ばね用押動部15dが、後羽根用駆動ばね9の端部9bと干渉することなく、その端部9bの左側に位置するようになっている。
【0024】
その後、セット部材15が図3の状態から更に時計方向へ回転した状態が、図4に示されている。この状態になると、セット部材15の他方の駆動ばね用押動部15cが、先羽根用駆動ばね5の端部5bに右下方から接した状態になるが、このとき、上記した一方の駆動ばね用押動部15dは、未だ後羽根用駆動ばね9の端部9bに接触していない。そのため、この図4の状態以後においては、先羽根用駆動ばね5は、先羽根用駆動部材4を介して緊張されていくのではなく、セット部材15の駆動ばね用押動部15cによって直接緊張されていくことになる。即ち、先羽根用駆動ばね5の端部5bが、そのばね掛け部の役目をしていた先羽根用駆動部材4の取付部4cから離れていくことになる。
【0025】
そして、その後、セット部材15の駆動ばね用押動部15dも、後羽根用駆動ばね9の端部9bに接触した状態が、図5に示されている。従って、この状態以後は、後羽根用駆動ばね9も、後羽根用駆動部材8を介して緊張されていくのではなく、セット部材15の駆動ばね用押動部15dによって直接緊張されていくことになる。即ち、図5に示された状態以後は、先羽根用駆動ばね5も、後羽根用駆動ばね9も、共に、各駆動部材4,8を仲介せず、セット部材15によって緊張されていくことになる。
【0026】
その後、図6に示されているように、先羽根用駆動部材4に取り付けられた鉄片部材6の鉄片部6aが先羽根用電磁石12に接触する。このとき、後羽根用駆動部材8に取り付けられた鉄片部材10の鉄片部10aは、未だ後羽根用電磁石13に接触していない。そして、図示していないが、この状態になると、先羽根群の羽根19,20は、展開状態となって開口部1aを完全に覆っている。
【0027】
セット部材15が図6の状態から僅かに時計方向へ回転された状態が、図7に示されている。この状態は、後羽根用駆動部材8に取り付けられた鉄片部材10の鉄片部10aが、後羽根用電磁石13に接触したときの状態であり、図示していないが、このとき、後羽根群の羽根23,24,25は、重畳状態となって開口部1aの上方へ移動している。また、先羽根用駆動部材4は、図6の状態から僅かに反時計方向へ回転されているため、鉄片部材6の鉄片部6aは、圧縮ばね7(図1参照)の付勢力に抗して取付部4c内に押し込まれ、逆に、鉄片部材6の頭部6cは、取付部4cから離されている。しかし、この段階においては、未だ、先羽根用駆動部材4と鉄片部材6との相対関係のずれが極めて僅かであるため、図面上では、それを確認することが難しい。
【0028】
セット部材15は、なおも時計方向へ回転され、図8の状態で停止される。その状態がシャッタのセット状態である。そして、上記した図示していないカメラ本体側の部材は、セット部材15の被押動部15eを押した状態のままで停止するため、セット部材15も、復帰ばね16の付勢力によって初期位置へ復帰することができず、次の撮影が行なわれるまで、この状態を維持されることになる。また、図7の状態から、先羽根用駆動部材4も後羽根用駆動部材8も、圧縮ばね7,11(図1参照)の付勢力に抗して反時計方向へ回転されたため、このセット状態においては、各鉄片部材6,10の鉄片部6a,10aが取付部4c,8c内に可成り押し込まれ、その分だけ軸部6b,10bが取付部4c,8cから露出させられている。
【0029】
次の撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、各電磁石12,13に通電され、鉄片部材6,10の鉄片部6a,10aが吸着保持される。次に、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材15の被押動部15eから退いていくと、セット部材15は、復帰ばね16の付勢力によって反時計方向へ回転され、初期位置へ向けて復帰作動を開始するが、本実施例の場合には、先羽根用駆動ばね5の付勢力と、後羽根用駆動ばね9の付勢力とが、その復帰作動に有効に作用するようになっている。
【0030】
その点を、先羽根系の場合で(後羽根系の場合も実質的には同じ)詳しく説明することにする。周知のように、従来の構成においては、このセット状態においても、先羽根用駆動ばね5の端部5bは、取付部4cに掛けられたままであった。従って、セット状態において、先羽根用駆動ばね5の極めて大きな力は、先羽根用駆動部材4の被押動部4aからセット部材15の押動部15aに与えられ、しかも、その力の作用線は、略軸1gを通るようになっていた。そのため、撮影に際して、セット部材15が、初期位置へスムーズに復帰できるようにするためには、上記の力に打ち勝つように復帰ばね16の付勢力を或る程度大きくしなければならず、その分、セットトルクを大きくしなければならないという問題点があった。
【0031】
また、カメラを長期間使用しなかったりすると、被押動部4aと押動部15aとが極めて大きな力で圧接されていることから、種々の原因によって、それらの間に接着性を帯びてしまうことがあり、撮影に際して、セット部材15が、復帰ばね16の付勢力によって初期位置へスムーズに復帰しないばかりか、全く復帰しないような現象(先羽根駆動部材4とセット部材15を合成樹脂で製作した場合に、比較的生じ易い)を生じてしまうことがあった。
【0032】
しかしながら、本実施例の場合には、被押動部4aから押動部15aに与えられる力は、比較的小さな圧縮ばね7の付勢力だけであり、しかも、先羽根用駆動ばね5の極めて大きな付勢力が、セット部材15の復帰作動の初期段階においては、セット部材15を復帰方向へ回転させるように作用するので、セット部材15の復帰作動は、余り付勢力の大きくない復帰ばね16によって初期位置へスムーズに復帰することが可能になっている。
【0033】
このようにして、セット部材15が初期位置への復帰作動を開始すると、セット部材15の押動部15a,15bが、各駆動部材4,8の被押動部4a、8aから退いていくので、各駆動部材4,8は、圧縮ばね7,11の付勢力によって(但し、周知のように、ガタ寄せばねと称されている弱いばねによって、各羽根群のアーム18,22を、露光作動方向(時計方向)へ付勢しておく構成が知られているが、そのように構成されている場合には、厳密には、そのガタ寄せばねの付勢力も加味される)、時計方向へ回転されていく。そして、各駆動部材4,8は、各取付部4c,8cを各鉄片部材6,10の頭部6c,10cに当接させて、一時的に停止させられるが、セット部材15は、その後も回転を続け、初期位置に戻って停止する。その状態が図9に示された状態であり、各駆動部材4,8にとっては、この図9の位置が露光作動開始位置である。
【0034】
ところで、上記の過程において、従来の構成においては、極めて不都合なことがあった。それを、後羽根系の場合で(先羽根系の場合も実質的に同じ)詳細に説明しておく。従来の構成は、図8の状態において、後羽根用駆動ばね9が、後羽根用駆動部材8を時計方向へ回転させるように付勢していた。そのため、後羽根用駆動部材8が、図8の状態から図9の状態まで回転し、取付部8cが鉄片部材10の頭部10cに当接するとき、圧縮バネ11の復元力のみならず、強力な後羽根用駆動ばね9の付勢力や、その強い付勢力に基づく後羽根群の慣性力も作用し、鉄片部材10には極めて大きな衝撃力が加わっていた。従って、従来は、そのような衝撃力に耐えるために、後羽根用電磁石13に大きな電流を供給するようにしていたが、そのようにすると、電池の消耗が大きく、且つ電磁石も大型化するという不都合があった。そのため、従来から、この点についての改善策が種々提案されている。
【0035】
ところが、本実施例の場合は、図8の状態において、後羽根用駆動部材8に、後羽根用駆動ばね9の付勢力が作用していない。また、後羽根用駆動部材8が、図8の状態から時計方向へ回転し、取付部8cが鉄片部材10の頭部10cに当接した状態は、図7に示された状態に相当しているが、そのときにも、未だ後羽根用駆動ばね9の付勢力は作用していない。そのため、その当接時の衝撃力は極端に緩和されることになる。また、その当接の直後においては、図9に示すように、後羽根用駆動ばね9の端部9bがばね掛け部8eを押し、後羽根用駆動部材8を時計方向へ付勢するようになるが、そのときには、既に取付部8cと頭部10cとは接触状態となっているので、後羽根用電磁石13から鉄片部材10を離反させるように作用する力は、従来の構成の場合の衝撃力に比べれば、後羽根群の慣性力を伴わないので可成り小さくなっている。尚、念のため述べておくが、本実施例において、先羽根用駆動部材4が図8の状態から時計方向へ回転し、取付部4cが鉄片部材6の頭部6cに当接した状態は、図6に示された状態に相当している。
【0036】
このようにして、図9に示された状態が得られた後、最初に先羽根用電磁石12に対する通電が断たれ、所定時間後に後羽根用電磁石13に対する通電が断たれる。それによって、先羽根用駆動部材4と後羽根用駆動部材8が、先羽根用駆動ばね5と後羽根用駆動ばね9の付勢力によって相次いで急速に時計方向へ回転させられ、各駆動ピン4b,8bによって各アーム17,21を時計方向へ回転させるので、二つのスリット形成羽根20,25が形成するスリットにより、結像面の露光が行なわれる。
【0037】
そして、露光作動を先に開始した先羽根用駆動部材4は、その駆動ピン4bが長孔1bの下端部にある緩衝部材2に当接して停止し、先羽根群も図示していないストッパに当接して停止する。従って、それらの停止状態においては、先羽根群の2枚の羽根19,20は、重畳されて開口部1aの下方位置に格納されていることになる。他方、遅れて露光作動を開始した後羽根用駆動部材8は、後羽根群の3枚の羽根23,24,25が開口部1aを完全に覆った段階になると、その駆動ピン8bが長孔1cの下端部にある緩衝部材3に当接して停止し、後羽根群も図示していないストッパに当接して停止する。このようにして行なわれた露光作動の終了した状態が、図1に示された状態である。
【0038】
尚、本実施例は、本発明を、先羽根系と後羽根系の両方に適用したものであるが、どちらか一方だけに適用することを妨げるものではない。また、本実施例においては、セット部材に復帰ばねを設けているが、本発明は、このように復帰ばねを設けたものに限定されるものではない。更に、本実施例においては、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とが、一つのセット部材でセットされるようにしているが、セット部材を別々に設けるようにしても差し支えない。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明のフォーカルプレンシャッタによれば、セット部材に駆動ばね用押動部を設けるだけで、駆動部材が、露光作動に先立ってセット位置から露光作動開始位置に達したとき、従来のように駆動ばねの付勢力や、その付勢力に基づく羽根群の慣性力が、電磁石に吸着されている鉄片部材を、電磁石から離反させる力として作用しないようにすることができ、省電力化、低コスト化、コンパクト化にとって極めて有効である。また、セット部材が復帰ばねの付勢力によって初期位置へ復帰するように構成した場合でも、駆動ばねが、その復帰作動の初期段階において、セット部材を復帰作動方向へ付勢しているように構成することができるので、復帰ばねの付勢力を余り大きくしなくても、セット部材をスムーズに初期位置へ復帰させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被写体側から視た場合の左側の略半分を示した実施例の平面図であって、露光作動を終了した直後の状態を示したものである。
【図2】実施例の要部を示した平面図であって、セット作動を開始した直後の状態を示したものである。
【図3】図2と同じようにして示した実施例の平面図であって、図2の状態よりも僅かにセット作動が進んだときの状態を示したものである。
【図4】図2及び図3と同じようにして示した実施例の平面図であって、図3の状態よりも僅かにセット作動が進み、セット部材の一部が先羽根用駆動ばねに接触したときの状態を示したものである。
【図5】図2〜図4と同じようにして示した実施例の平面図であって、図4の状態よりも僅かにセット作動が進み、セット部材の他の一部が後羽根用駆動ばねに接触したときの状態を示したものである。
【図6】図2〜図5と同じようにして示した実施例の平面図であって、図5の状態よりも僅かにセット作動が進み、先羽根用駆動部材に取り付けられた鉄片部材が先羽根用電磁石の鉄芯に接触したときの状態を示したものである。
【図7】図2〜図6と同じようにして示した実施例の平面図であって、図6の状態よりも僅かにセット作動が進み、後羽根用駆動部材に取り付けられた鉄片部材が後羽根用電磁石の鉄芯に接触したときの状態を示したものである。
【図8】図2〜図7と同じようにして示した実施例の平面図であって、図7の状態よりも僅かにセット作動が進んで停止したセット状態を示したものである。
【図9】図2〜図8と同じようにして示した実施例の平面図であって、カメラがレリーズされたとき、露光作動に先立って、先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とが露光作動開始位置で停止した状態を示したものである。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a 開口部
1b,1c,1d 長孔
1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k 軸
2,3 緩衝部材
4 先羽根用駆動部材
4a,8a,15e 被押動部
4b,8b 駆動ピン
4c,8c 取付部
4d,8d,15h 筒部
5 先羽根用駆動ばね
5a,5b,9a,9b,16a,16b 端部
6,10 鉄片部材
6a,10a 鉄片部
6b,10b 軸部
6c,10c 頭部
7,11 圧縮ばね
8 後羽根用駆動部材
8e,14,15f ばね掛け部
9 後羽根用駆動ばね
12 先羽根用電磁石
13 後羽根用電磁石
15 セット部材
15a,15b 押動部
15c,15d 駆動ばね用押動部
15g ピン
16 復帰ばね
17,18,21,22 アーム
17a,21a 孔
19,20,23,24,25 羽根
Claims (2)
- 電磁石に吸着保持される鉄片部材を緩衝ばねを介在させて取り付けておりセット作動時に前記鉄片部材が前記電磁石に接してからは前記緩衝ばねを緊張させつつセット位置まで作動し撮影時には前記電磁石に対する通電後に前記緩衝ばねの付勢力によって露光作動開始位置まで作動して一旦停止し前記電磁石に対する通電が断たれたとき羽根群に露光作動を行なわせる駆動部材と、押動部と駆動ばね用押動部とを有しておりセット作動時には初期位置から作動して前記押動部によって前記駆動部材をセット位置まで作動させ撮影時には前記鉄片部材が前記電磁石に吸着保持されてから初期位置へ復帰するセット部材と、セット作動の途中までは一端部を前記駆動部材のばね掛け部に掛けていて前記駆動部材によって緊張され前記鉄片部材が前記電磁石に接触する直前からは前記一端部が前記ばね掛け部から離され前記駆動ばね用押動部に押されることによって緊張され撮影時には前記駆動部材が露光作動開始位置で停止した直後に前記一端部が前記ばね掛け部に掛けられ前記駆動部材に露光作動を行なわせ得るようにした駆動ばねとを備えていることを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
- 前記セット部材に、セット位置から初期位置へ復帰作動を行うための復帰ばねが掛けられていて、前記駆動ばねは、撮影時において前記一端部が前記駆動部材の前記ばね掛け部に掛けられるまで、前記駆動ばね用押動部を介して、前記セット部材を復帰作動方向へ付勢しているようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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