JP4521077B2 - 小物品を挿入保持するためのソフトホルダー - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、日常使用される小物品を挿入保持するためのソフトホルダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ソフトホルダーは、筒状形で内側が平らな面をもったものが多く存在していた。内側の面が平であるために、小物品の大きさに合致した形状にしないと小物品を保持するのが難しく、利便性に乏しいというのが現状であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来のソフトホルダーにあっては、内面が平な面であるために、小物品の出し入れには摩擦が大きく、頻繁な動作には不向きであり、出し入れする穴を小物品と同サイズにしなければフィットした保持が難しく、少しでも穴が大きいと、小物品がホルダー内でグラグラして不安定であった。
【０００４】
また、ホルダーへの出し入れ穴を、小物品と同サイズにしなければフィットしないホルダーでは使用範囲に限界が生じるため、ホルダーの内面形状に工夫をして出し入れが容易にできて、小物品をしっかりと保持できるようにしなければならないという課題があった。
【０００５】
【発明が解決するための手段】
上記課題を解決するために、いろいろな形状の試作、テストをしたこの発明のソフトホルダーは、軟らかい弾性体からなる本体の中央部の孔の内周垂直面に、該孔の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条を、該内周垂直面の全周にわたって複数列設けたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、実施例にもとづき、図面を参照して説明する。
図１のウレタンフォーム製のソフトホルダーにおいて、本体（１）の中央部の孔（３）の内周垂直面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周垂直面の全周にわたって複数列設けたことにより、小物品の出し入れをする孔（３）へ小物品を挿入すると、挿入瞬時には鋸刃状の三角山形をした突条（２）と小物品は線接触部分が多くなり、容易に抜き差しすることができる。
【０００７】
また、【図４】に示すように小物品を孔（３）へ挿入した直後には、複数列の三角山形の突条（２）が小物品の周囲にまつわり付き、しっかりと保持することができる。さらに、孔（３）から抜き出す瞬時には、挿入瞬時と同様の現象が発生し、容易に抜き取ることができる。
【０００８】
また、小物品の大きさと重さに左右されるが、この発明のソフトホルダーでは、天地を逆さまにしても小物品は脱落せず、保持することもできる。
【０００９】
【実施例１】
本実施例１は、図１及び図４に示されるように、本体（１）の外形を円筒形状として、その中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けてなる成形したウレタンフォームを、本体（１）に合致する容器（４）に挿入した構造のソフトホルダーである。
【実施例２】
本実施例２は、図２に示されるように、本体（１）の外形を四角筒形状として、その中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けてなる成形したウレタンフォームを、本体（１）に合致した容器（４）に挿入した構造のソフトホルダーである。
【実施例３】
本実施例３は、図３に示されるように、本体（１）の外形を扁平角筒状として、その中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けてなる成形したウレタンフォームを、本体（１）に合致した容器（４）に挿入した構造のソフトホルダーである。
【００１０】
【発明の効果】
この発明は、実施例に説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果がある。ウレタンフォームなどの軟らかい弾性体からなる本体の中央部の孔の内周面に、該孔の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条を、該内周面の全周にわたって複数列設けたことにより、次のような効果が生まれた。
【００１１】
小物品の出し入れがスムーズにできるようになったこと、突条の根元部から先端部にいたるまで任意の位置で容易にホールドできるなど、相反する二つの作用を可能にした。
【００１２】
小物品の保持範囲は、突条の根元部から先端部にいたるまで任意の位置で容易に小物品をホールドできるようになり、大きい物は突条の根元でホールドし、小さい物は突条の先端部できちんとホールドできるなど、大小の小物品に対する使用範囲が大幅に大きくなった。
【００１３】
したがって、筆記用具などの細長い物については、突条の先端部できちんとホールドできる上に、ホールドされた物品は、ソフトホルダーの天地を逆にしても脱落することが無く、また、逆さにしてもソフトホルダーの機能を十分発揮するなど優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の実施例１を示す分解斜視図。
【図２】 この発明の実施例２を示す斜視図。
【図３】 この発明の実施例３を示す斜視図。
【図４】 この発明の使用状態をあらわす斜視図。
【符号の説明】
１…本体、２…突条、３…孔、４…容器、５…携帯電話
【発明の属する技術分野】
この発明は、日常使用される小物品を挿入保持するためのソフトホルダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ソフトホルダーは、筒状形で内側が平らな面をもったものが多く存在していた。内側の面が平であるために、小物品の大きさに合致した形状にしないと小物品を保持するのが難しく、利便性に乏しいというのが現状であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来のソフトホルダーにあっては、内面が平な面であるために、小物品の出し入れには摩擦が大きく、頻繁な動作には不向きであり、出し入れする穴を小物品と同サイズにしなければフィットした保持が難しく、少しでも穴が大きいと、小物品がホルダー内でグラグラして不安定であった。
【０００４】
また、ホルダーへの出し入れ穴を、小物品と同サイズにしなければフィットしないホルダーでは使用範囲に限界が生じるため、ホルダーの内面形状に工夫をして出し入れが容易にできて、小物品をしっかりと保持できるようにしなければならないという課題があった。
【０００５】
【発明が解決するための手段】
上記課題を解決するために、いろいろな形状の試作、テストをしたこの発明のソフトホルダーは、軟らかい弾性体からなる本体の中央部の孔の内周垂直面に、該孔の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条を、該内周垂直面の全周にわたって複数列設けたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、実施例にもとづき、図面を参照して説明する。
図１のウレタンフォーム製のソフトホルダーにおいて、本体（１）の中央部の孔（３）の内周垂直面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周垂直面の全周にわたって複数列設けたことにより、小物品の出し入れをする孔（３）へ小物品を挿入すると、挿入瞬時には鋸刃状の三角山形をした突条（２）と小物品は線接触部分が多くなり、容易に抜き差しすることができる。
【０００７】
また、【図４】に示すように小物品を孔（３）へ挿入した直後には、複数列の三角山形の突条（２）が小物品の周囲にまつわり付き、しっかりと保持することができる。さらに、孔（３）から抜き出す瞬時には、挿入瞬時と同様の現象が発生し、容易に抜き取ることができる。
【０００８】
また、小物品の大きさと重さに左右されるが、この発明のソフトホルダーでは、天地を逆さまにしても小物品は脱落せず、保持することもできる。
【０００９】
【実施例１】
本実施例１は、図１及び図４に示されるように、本体（１）の外形を円筒形状として、その中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けてなる成形したウレタンフォームを、本体（１）に合致する容器（４）に挿入した構造のソフトホルダーである。
【実施例２】
本実施例２は、図２に示されるように、本体（１）の外形を四角筒形状として、その中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けてなる成形したウレタンフォームを、本体（１）に合致した容器（４）に挿入した構造のソフトホルダーである。
【実施例３】
本実施例３は、図３に示されるように、本体（１）の外形を扁平角筒状として、その中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けてなる成形したウレタンフォームを、本体（１）に合致した容器（４）に挿入した構造のソフトホルダーである。
【００１０】
【発明の効果】
この発明は、実施例に説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果がある。ウレタンフォームなどの軟らかい弾性体からなる本体の中央部の孔の内周面に、該孔の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条を、該内周面の全周にわたって複数列設けたことにより、次のような効果が生まれた。
【００１１】
小物品の出し入れがスムーズにできるようになったこと、突条の根元部から先端部にいたるまで任意の位置で容易にホールドできるなど、相反する二つの作用を可能にした。
【００１２】
小物品の保持範囲は、突条の根元部から先端部にいたるまで任意の位置で容易に小物品をホールドできるようになり、大きい物は突条の根元でホールドし、小さい物は突条の先端部できちんとホールドできるなど、大小の小物品に対する使用範囲が大幅に大きくなった。
【００１３】
したがって、筆記用具などの細長い物については、突条の先端部できちんとホールドできる上に、ホールドされた物品は、ソフトホルダーの天地を逆にしても脱落することが無く、また、逆さにしてもソフトホルダーの機能を十分発揮するなど優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の実施例１を示す分解斜視図。
【図２】 この発明の実施例２を示す斜視図。
【図３】 この発明の実施例３を示す斜視図。
【図４】 この発明の使用状態をあらわす斜視図。
【符号の説明】
１…本体、２…突条、３…孔、４…容器、５…携帯電話
Claims (5)
- 軟らかい弾性体からなる円筒状にした本体（１）の中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けたことを特徴とする小物品を挿入保持するためのソフトホルダー。
- 軟らかい弾性体からなる四角筒状にした本体（１）の中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けたことを特徴とする小物品を挿入保持するためのソフトホルダー。
- 軟らかい弾性体からなる扁平角筒状にした本体（１）の中央部の孔（３）の内周面に、該孔（３）の長さ方向に沿って伸び、平面視して鋸刃状の三角山形をした突条（２）を、該内周面の全周にわたって複数列設けたことを特徴とする小物品を挿入保持するためのソフトホルダー。
- 前記弾性体は、ウレタンフォームからなることを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の小物品を挿入保持するためのソフトホルダー。
- 前記本体（１）を、該本体（１）に合致する容器（４）に挿入したことを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載の小物品を挿入保持するためのソフトホルダー。
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| JP22998599A JP4521077B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 小物品を挿入保持するためのソフトホルダー |
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| JP22998599A Expired - Fee Related JP4521077B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 小物品を挿入保持するためのソフトホルダー |
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1999
- 1999-07-12 JP JP22998599A patent/JP4521077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
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