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JP4518578B2 - 情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents

情報提供装置および情報提供方法 Download PDF

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JP4518578B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データのダウンロードが途中で中断した場合であっても、再度のダウンロードを効率よく行うことが可能となる情報提供装置および情報提供方に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、情報端末装置と情報提供装置とのネットワーク構成の一例を示した概要図である。情報端末装置1は、LAN、あるいは一般の電話回線やISDN、インターネット等からなる通信網2に接続され、通信網2とゲートウェイ3を挟んで接続される情報提供用のサーバ5との間での通信を行うことができる。
【0003】
このサーバ5は、データベースを管理するデータベース・サーバやファイル管理をするファイルサーバ等の情報提供装置であって、クライアントとなる情報端末装置1からの要求を受けて、必要な情報を情報端末装置1に提供することができる。
【0004】
ゲートウェイ3は、サーバ5を含んで構成されている図示しない閉じたネットワークと、通信網2との接続を行うための装置であって、サーバ5自体のアドレスを管理して、通信網2に接続される情報端末装置1からサーバ5へのアクセス等の制御を行う。
【0005】
ここで、サーバ5から必要な情報を得る場合、情報端末装置1から通信網2、ゲートウェイ3、そしてサーバ5との間の通信ネットワークを使用して、情報端末装置1とサーバ5との物理的及び論理的な接続を確立する。接続が確立されると、必要な情報を得るための情報取得要求をその通信ネットワークを通じてサーバに送信する。この情報取得要求には、サーバ5自体の所有するファイル名や、サーバ5に保管されているデータを加工編集して必要な情報を構築できるようにするためのキーワード等を示すデータが含まれる。従って、その情報取得要求を受け取ったサーバ5は、そのファイル名に相当するファイルや、そのキーワードによって検索して得た情報をデータとして情報端末装置1に送信する。
【0006】
そして、情報端末装置1が、必要な情報の全てのデータを受信して、その内部に設けられたRAMや磁気ディスク等の書き込み可能な記憶装置に書き込むことでそのデータを取得した後に、他の情報の取得のための新たな情報取得要求や、接続遮断を行ってその後の他の処理に移行する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、サーバ5から情報端末装置1へのデータの伝送中に、何らかの障害によって、サーバ5と情報端末装置1との間の接続が遮断され、全てのデータを情報端末装置1が取得できないときは、従来では、情報端末装置1は、再度、その情報を取得するために、先にした取得要求と同一の取得要求をサーバ5に発行する。そして、サーバ5は、その取得要求に応じて、再び、必要な情報を同一の検索等の処理を行って情報を作り直すこととしていた。更には、作成された情報は、再び最初から全て通信ネットワークを介して情報端末装置1に送信するようにしていた。
【0008】
従って、これまでは、一つのまとまった情報を全て障害無く受け取るまで、最初から何度も送信をやり直さなければならず、通信ネットワークを占有する時間が多くなり、伝送効率を悪くするばかりか、通信費用がかさむといった問題点を有していた。また、サーバ5は、同じ情報を得るために、何度も同じファイル検索等の処理を行う必要があるため、サーバの処理装置の負荷が高くなり、他の処理のパーフォーマンスや、情報端末装置への応答を低下させる原因ともなっていた。加えて、障害が発生しやすい無線による情報通信を使用した場合、かかる問題点が顕著となり、無線による高度な情報通信を達成する上での弊害ともなっていた。
【0009】
従って、本発明の目的は、サーバ等の情報提供装置からのデータの送信において、通信障害等によるデータ通信の遮断が起こっても、改めて最初からデータ送信を行う必要が無く、効率的なデータ伝送を可能とするデータ伝送システム、情報処理装置、情報提供装置及びデータ伝送方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明によると、ネットワークを介して、情報処理装置へ情報を提供する情報提供装置において、情報と情報の更新された日時データとを関連付けて記憶する記憶部と、情報処理装置と情報の送受信を行う通信部と、通信部において、情報処理装置から送信されてくる所望の情報の要求情報を受け付ける要求受領部と、通信部において、所望の情報の要求を受け付けたときに、情報処理装置と一時ファイル作成日時とを対応付けて、所望の情報を一時ファイルとして格納する一時ファイル格納部と、要求受領部において受け付けた要求情報が、情報処理装置において所望の情報の受領が失敗した際に情報処理装置から送信されてくる再度の要求情報である場合、所望の情報を、通信部において情報処理装置に送信させる再送信制御部とを備え、再送信制御部は、一時ファイルが作成された日時が、情報の更新された日時データより新しい場合には、再度の要求情報に含まれる符号であって、情報処理装置において受領された所望の情報の情報量を示す符号を参照して、一時ファイルとして格納されている所望の情報のうち未受領の情報を、通信部において情報処理装置に送信させ、一時ファイルが作成された日時が、情報の更新された日時データより古い場合には、一時ファイルを削除し、更新された所望の情報を再度新たな一時ファイルとして作成して一時ファイル格納部に格納し、再度新たな一時ファイルとして格納されている所望の情報を、記憶部から所望の情報を読み出して、通信部において情報処理装置に送信させることを特徴とする情報提供装置を提供する。
【0011】
更に本発明によると、その取得要求に含まれる符号は、前記情報処理装置において受領に成功した前記所望の情報のバイト数、あるいは前記所望の情報の全情報量のうちの、前記情報処理装置において受領に成功した情報量の割合を示すデータである。
【0014】
【作用】
情報処理装置からの所定情報の取得要求に応じて、情報提供装置が前記情報のうちの取得できなかったデータのみを送信することによって、最初からすべてのデータを再送信することから回避できる。
【0015】
その取得要求に付加されるデータのバイト数等の容量、あるいは既に取得できているデータの容量と全データ容量との割合によって、情報提供装置は情報処理装置が要求する残りのデータのみを送信することができる。
【0016】
前記情報提供装置は、その所定情報のデータを前記情報処理装置と関連させて格納することで、その後の情報取得要求において、その格納した所定情報のデータを読み出して情報処理装置に送信すればよく、データベースをアクセスして再度必要な情報を構築することが無くなるため、情報提供装置の処理の負荷が低減される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図2は、無線通信を使用して、携帯情報端末装置10からサーバ15にアクセスする通信ネットワーク構成の一例である。携帯情報端末装置10は、この例では、電話通信が可能な携帯情報装置であって、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)等の個人情報機器としての機能と、PHS(Personal Handyphone System)等の携帯可能であってデジタル通信可能な機能を併せもった簡易型携帯電話機器等の情報処理装置である。PHSが公衆回線等の通信網によって通信を可能とするために、管轄エリア毎に設置された複数の基地局が設置されている。従って、情報処理装置10は、それが存在するエリア内を管轄することとなる基地局17との無線通信を行うことができる。基地局17は、広域に張り巡らされているISDN網12に接続されており、これによって高速なデジタル通信が可能となる。一方、情報を提供するサーバ15は、この例では、その情報の基本的なデータを格納するデータベース16を有したデータベース・サーバ型の情報提供装置である。サーバ15に情報の検索を行うと、サーバ15は、その検索命令に従って、データベース16からデータを加工編集して、一つのまとまった情報を作成することができる。一般には、サーバ15は、LAN14によって接続され、LAN14に接続されている図示しない情報処理装置からのアクセスが可能である。尚、図2では、説明の理解を容易にするために、ゲートウェイが省略され、LANが直接アクセスポイント18を介してISDN網12と接続されている。このアクセスポイント18は、LAN14とISDN網12とを接続するための物理的な接続点であるとともに、LAN14上の情報伝送のプロトコルと、ISDN網12上での情報伝送のプロトコルとを変換して、論理的な情報のパスを形成する機器である。
【0018】
以上の、ネットワーク構成によって、携帯情報端末装置10は、サーバ15との接続が可能となり、情報の伝送をおこなうことができる。
【0019】
図3は、図2のネットワーク構成において、携帯情報端末装置10からサーバ15との間の各機器の通信プロトコルスタックの一例を概要したものである。
【0020】
ここでは、上位レイヤとして、ハイパーテキストをやりとりするためのHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を使用する。そして、その下のレイヤとして、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を使用する。このHTTP及びTCP/IPは、携帯情報端末装置10からサーバ15に至る全ての機器において共通に使用されるが、それより下層のレイヤでは、使用する装置やネットワークに応じて異なり、各装置で適宜プロトコルの変換を行っている。携帯情報端末装置10とアクセスポイント18との間では、RS232Cを代表する同期、非同期を問わないシリアルリンクによって、一対一の接続を行うことが可能なプロトコルであるPPP(Point-to-Point Protocol)、及びその間でのエラーフリーな伝送を行うためのプロトコルであるPIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)を使用する。アクセスポイント18とサーバ15との間では、携帯情報端末装置10とアクセスポイント18との通信プロトコルとは異なり、携帯情報端末装置10と基地局17とで流れるエラーフリーなデータをLAN14内の閉じた空間に流すために、PIAFSとMACとの間の変換をアクセスポイント18で行っている。MAC(Medium Access Unit)とは、媒体アクセス制御と呼ばれ、例えばCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)、トークン・リング方式、トークン・バス方式を代表とするLANのケーブル上に信号を流す方式をいう。また、最下層では、携帯情報端末装置10と基地局17の間では、無線通信の物理的接続のためのプロトコルであるSTD28、基地局17からアクセスポイント18まではISDN、更にアクセスポイント18とサーバ15との間では、LAN接続のための物理的接続方式を使用する。この物理的接続方式には、例えば、イーサネットが挙げられ、ハードウェア・ネットワークを構成する。但し、上記したプロトコルは、通信ネットワークを構成するための一例であって、これに限定されるものではない。
【0021】
次に、図2及び図3の通信ネットワークで適用される本発明について説明する。
【0022】
図4〜図6は、携帯情報端末装置10がサーバ15に情報の取得要求を出し、サーバ15が、その情報をデータa,b,cとして返す一連の流れを示したものである。
【0023】
図4は、データa,b,cが全て何の通信の障害等もなく、無事に携帯情報端末装置10に送られ、携帯情報端末装置10がそれを取得するまでの流れを携帯情報端末装置10とサーバ15との関連で示す。
【0024】
図5は、通信障害によって、データbがアクセスポイント18から携帯情報端末装置10までの間で通信が遮断された場合の本発明の伝送システムによる第1の処理の流れを携帯情報端末装置10とサーバ15との関連で示す。
【0025】
図6は、図5と同様に通信障害が発生した場合の本発明の伝送システムによる第2の処理の流れを携帯情報端末装置10とサーバ15との関連で示す。
【0026】
図4について説明すると、サーバ15が接続のために用意している電話番号に携帯情報端末装置10から電話をかけると、そのアクセスポイント18と携帯情報端末装置10との間で、PIAFSリンクの開設(S1)と、更にその上のPPPリンクが開設(S2)される。これによって、携帯情報端末装置10とアクセスポイント18との間で物理的に回線が接続される。次に、携帯情報端末装置10は、サーバ15のIPアドレスをネットワーク上に送出することで、サーバ15との仮想的な接続が通信ネットワーク上で行われる(S3)。IPアドレスは、TCP/IPプロトコルのネットワークで使用されるコンピュータのID番号に相当する。
【0027】
更に、サーバ15との間で確立されたネットワーク上でのファイル制御のプロトコルを統一するために、携帯情報端末装置10は、HTTPプロトコルに従った下記の情報の取得要求(1)をサーバ15に発行する(S4)。
【0028】
GET http://www.inet.co.jp/cpi-bin/test HTTP/1.0 ・・・・取得要求(1)
上記取得要求(1)は従来のインストラクションの一例である。”GET”は、サーバ15が実行すべき処理の属性を示す、いわゆるメソッドと呼ばれるものであり、この例では、サーバ15が実行した結果をデータとして返答する意味を有する。”http://www.inet.co.jp/cpi-bin/test”は、いわゆるURL(Uniform Resource Locator)である。”http”は、データ伝送がHTTPに従って行われることを示し、”//www.inet.co.jp”はサーバ15のドメイン名を、そして”/cpi-bin”は、そのサーバ15のディスクのディレクトリ(あるいはフォルダー)を示す。”test”は、そのディレクトリの中にあるファイル名を単に指定したファイルであったり、あるいは、データベース16に蓄積されたデータをサーバ15が編集加工することで、携帯情報端末装置10が希望する情報を作成できるようにするためのキーワード等を含んだファイルである。
【0029】
情報取得要求(1)を受け取ったサーバ15は、”test”ファイルをサーバ15が実行可能なSQL(Structured Query Language)に変換する。SQLは、サーバ15に接続されたデータベース16からデータを加工、更新、検索等行う為のデータベース言語である。サーバ15は、SQLに変換された”test”を実行し(S5)、データベース16から携帯情報端末装置10が要求した情報をデータとして作成する(S6)。
【0030】
得られたデータは、TCP/IPプロトコルに従って、パケット化されたデータa,b,c毎にサーバ15からアクセスポイント18に、HTTPに基づいて送信される(S7、S9、S11)。アクセスポイント18は、携帯情報端末装置10にパケット化されたデータをシリアルデータとして送信する(S8、S10、S12)。全てのデータa,b,cを受信し、正しく読み込んだ携帯情報端末装置10は、そのデータ伝送を終了するために、TCP/IP接続からPPP接続、PIAFS接続を順に切断する(S13、S14、S15)。
【0031】
ここで、データ取得要求(1)によるデータ伝送では、データa,b,cの伝送途中でデータが遮断され、携帯情報端末装置10が、その後のデータを正しく取得できなかった場合、再度のデータ取得要求に対して、もう一度S1〜S12までのステップを繰り返して行う必要がある。従って、通信ネットワークの占有や、サーバ15でのSQLによる検索に長時間を要するため、通信ネットワークの伝送効率を低下させ、サーバ15自体の負荷によって、他の処理の実行を遅延させるといった問題点を有する。そして、この問題点はデータが大容量になるに従って顕著となる。さらには、実行処理の遅延によって、携帯情報端末装置10への応答時間も低下するといった問題点を併発する。
【0032】
従って、本発明では、再度のデータの取得要求において、それまで取得したデータ以降のデータを受け取ることを特定できる符号をデータ取得要求に付加する。そして、その符号が付加されたデータ取得要求を受けた場合に、サーバ15は、その符号に応じて必要なデータのみを携帯情報端末装置10に送信する。
【0033】
図5は、かかる本発明によって、既に携帯情報端末装置10が受け取ったデータをサーバが送信することのない伝送システムの流れを示している。図5のステップS1〜S6及びS7〜S9間の処理の流れは、図4を参照して説明した内容と同一である。しかし、ステップS4では、携帯情報端末装置10からサーバ15へのデータ取得要求(1)に代わって、次のデータ取得要求(2)を使用する。
【0034】
GET http://www.inet.co.jp/cpi-bin/test+0 HTTP/1.0 ・・・ 取得要求(2)
この”test”に続く”+0”が、付加する符号の一具体例である。この符号で示された数は、既に携帯情報端末装置10が受け取った情報のデータのバイト数を示す。従って、取得要求(2)を受け取ったサーバ15は、まだ携帯情報端末装置10がデータを受け取っておらず、データaの最初からデータを要求していると判断することができる。従って、”+0”の代わりに”+n(nは整数)”が付加されている場合のデータ取得要求は、サーバ15が送信した情報のうちのnバイトまでを受信して取得したことを示すとともに、その”n+1”バイト目からのデータの送信要求を行っていることを示す。そして、このデータ取得要求を受け取ったサーバ15は、送信した情報のデータを最初から数えて”n+1”番目以降のデータのみを送信するだけで十分である。
【0035】
図5に戻ると、ステップS4では、最初のデータの要求であるため、符号は”+0”となる。尚、この場合はデフォルト値を”+0”とすることで、”+0”を省略しても良い。ステップS6で得られたデータは、サーバ15内の格納手段に一時ファイルとして格納される(P1)。尚、この格納手段は、RAMや磁気ディスク等のデータ書き換え可能な記憶装置である。そして、この時に格納する一時ファイルの名前を、例えば携帯情報端末装置10のユーザ名とすることで、携帯情報端末装置10のユーザからの情報取得要求で得られたデータであることが特定される。さらには、そのファイルに対応した、携帯情報端末装置10からの情報取得要求のファイル名、この例では、”test”を一時的に格納する。これによって、サーバ15は、一時的に格納されたファイルデータが、携帯情報端末装置10から情報取得要求によって得られた”test”ファイルに基づいて作成されたものと特定することができる。
【0036】
ステップS7〜ステップS9は、図4と同様であるが、データbをアクセスポイント18から携帯情報端末装置10に送信(S30)する途中で、何らかの理由によってアクセスポイント18と携帯情報端末装置10の間の接続が絶たれ(X印)、データbを携帯情報端末装置10が取得できない状態を示している。
【0037】
この時、再度ステップS1〜S3と同様の接続開設(S31、S32、S33)を行った後、次の符号が付加された次のデータ取得要求(3)をサーバ15に発行する(S34)。
【0038】
GET http://www.inet.co.jp/cpi-bin/test+1920 HTTP/1.0 (3)
付加された符号”+1920”は、携帯情報端末装置10が取得したデータaのバイト数が1920である場合を例としており、サーバ15に要求するデータのうちの1921番目以降のデータのみの送信を要求することを示す。
【0039】
ここで、ステップP1で記憶した一時ファイルのデータが送信する順にアドレッシングされて記憶装置に記憶されいる場合は、先の符号で示す番号に1を加えた番号が、これから送るべき最初のデータのアドレスを示すオフセット値となる。従って、昇順にアドレッシングされて記憶された一時ファイルのデータであるならば、そのデータを最初からシークして、オフセット値に該当するアドレスに記憶されたデータとそれ以降のデータのみを昇順に読み出して、携帯情報端末装置10に送れば、携帯情報端末装置10が希望するデータを取得することとなるため、容易に特定のデータのみを送信することができる。
【0040】
データ取得要求(3)を受け取ったサーバ15は、ステップP1で作成した一時ファイルのデータの中から送信する順番でデータを数え、1921番目に該当するデータとそれ以降のデータのみをデータb、cとして携帯情報端末装置10に送信する(S36、S37、S38、S39)。そしてデータb、cを取得した携帯情報端末装置10は、既に前もって受け取ったデータaと、再度のデータ取得要求で受け取ったデータb、cを合わせることによって、必要な情報の全てのデータを取得することが可能となる。携帯情報端末装置10が全てのデータの取得を完了すると、図4のステップS13、S14及びS15と同様に、携帯情報端末装置10とサーバ15間の接続が遮断される(S40、S41、S42)。そして、サーバ15は、携帯情報端末装置10が全てのデータを正しく受け取ったことを確認すると、ステップP1で作成した一時ファイルを消去する。
【0041】
尚、上記例では、携帯情報端末装置10が取得したデータのバイト数によって、これから送信すべき残りのデータを定めたが、その代わりに、情報の全データのバイト数と取得したバイト数の割合等、携帯情報端末装置10とサーバ15との間で、携帯情報端末装置10が残りの受け取りたいデータを特定できるものであるならば、どのような符号でも良い。
【0042】
次に、図6は、図5のステップP1で一時ファイルを作成した後、データ取得要求(3)をサーバ15が受け取るまでの間に、その一時ファイルを作成したもとのデータベース16が更新(P2)された場合の流れを示す。
【0043】
この場合に、引き続きステップP1で作成した一時ファイルのデータを携帯情報端末装置10に送信するとなると、携帯情報端末装置10は、古いデータに基づいた情報を受け取ることとなる。そこで、ステップP1における一時ファイルの格納の際に、その一時ファイルの作成日時データも共に格納するようにする。そして、ステップS34でデータ取得要求(3)を受け取ったサーバ15は、一時ファイルの作成日時データと、データベース16の最新の更新日時データとを比較する。その比較によって、もし作成日時が更新日時よりも新しい場合は、一時ファイルのデータは最新のものであるとして、図5で示しように、データb以降のデータを携帯情報端末装置10に送信する。一方、作成日時が更新日時よりも前である場合は、一時ファイルは古いデータに基づくものであり、既にデータベース16が更新されているものと判断し、図6のように、データベース16が更新されたことを示すとともに、一時ファイルのデータを送信しない下記の応答(1)を携帯情報端末装置10にHTTPで行う(S50、S51)ことで、携帯情報端末装置10にデータベース16の更新がされたことを通知する。
【0044】
HTTP/1.0 206 modfied CR LF ・・・応答(1)
尚、図5を参照して説明したように、最初の取得要求に対しての、及び2回目以降の取得要求でデータベース16の更新がされない場合のサーバ15の応答(2)では、下記のように”200 OK”に引き続き、データa、b、cの送信を行う。
【0045】
HTTP/1.0 200 OK CR LF data・・・・ ・・・応答(2)
ここで、data・・・・・が、送られるデータa,b,cに相当する。
【0046】
図6に戻ると、サーバ15は、”206 modfied”の応答(S50、S51)を携帯情報端末装置10に送信すると、一時ファイルを削除する(P3)。一方、その”206 modfied”の応答(S50、S51)を受け取った携帯情報端末装置10は、サーバ15のデータベース16の更新があったことを判断し、既に受け取っているデータaの破棄、及び/あるいは、データの再取得要求をオフセット値”+0”でサーバ15に発行する。そのデータの再取得要求を受けたサーバ15は、図4のステップS4〜S6で説明したと同様に、新たな情報をデータベース16から取得して、再度新たな一時ファイルを作成する。
【0047】
図4〜図6では、携帯情報端末装置10が、最初に情報取得要求を行う場合を例としているが、その取得要求が発行されずに、サーバ15側で独自に情報を送るべき携帯情報端末装置10を特定してデータを送信する場合であっても、本発明は適用できる。この場合は、ステップS4は必要なく、ステップS34の情報取得要求が携帯情報端末装置10からの最初の要求信号となる。
【0048】
以上、本発明を、携帯情報端末装置及びデータベースサーバを使用して説明したが、情報の送受信を通信ネットワーク上で行う全ての情報処理装置において適用できることに留意すべきである。また、本発明は、無線、有線を問わず、インターネットや途中での通信プロトコル変換を必要とするような通信ネットワークを含むあらゆる通信ネットワークにおいて適用可能である。
【0049】
【発明の効果】
上記で説明したように、前記情報処理装置からの所定情報の取得要求に応じて前記情報提供装置が送信する前記所定情報の全てのデータを、前記情報処理装置が取得できなかった場合、前記情報処理装置による前記所定情報の再度の取得要求に対して、前記情報提供装置は、前記情報のうちの取得できなかったデータのみを送信するようにした。これによって、送信するデータ量が縮小され、通信回線の占有時間を減少させ、情報処理装置及び情報提供装置がその処理に係わる時間をも低減させるため、相互の処理の効率化を図ることが可能となった。また、通信回線が途中で遮断しやすい無線通信を使用した携帯情報端末装置であっても、多量のデータの送受信が確保されるようになった。
【0050】
また、情報提供装置において、送信したデータを一時ファイルとして蓄積しておくことによって、2回目以降の情報の取得要求に対して、データベースをアクセスする必要がなくなり、迅速な情報の送信を行うことができるとともに、他の処理の効率をも上げることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報端末装置1とサーバ5の通信ネットワーク構成の一例を示した概要図である。
【図2】携帯情報端末装置10からサーバ15にアクセスする通信ネットワーク構成の一例示した概要図である。
【図3】図2のネットワーク構成において、携帯情報端末装置10からサーバ15との間の各機器の通信プロトコルスタックを示す。
【図4】携帯情報端末装置10がサーバ15に情報の取得要求を出し、サーバ15が、その情報を正常にデータa,b,cとして返す処理の関連図である。
【図5】図4において、通信障害によってデータbの送信が携帯情報端末装置10に行われなかった場合の第1の処理の関連図である。
【図6】図5と同様に、通信障害によってデータbの送信が携帯情報端末装置10に行われなかった場合であって、サーバ15のデータベース16が途中で更新された場合の処理の関連図である。
【符号の説明】
1 情報端末装置
2 通信網
3 ゲートウェイ
5、15 サーバ
10 携帯情報端末
12 ISDN網
14 LAN、
16 データベース
17 基地局

Claims (6)

  1. ネットワークを介して、情報処理装置へ情報を提供する情報提供装置において、
    前記情報と前記情報の更新された日時データとを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記情報処理装置と情報の送受信を行う通信部と、
    前記通信部において、前記情報処理装置から送信されてくる所望の情報の要求情報を受け付ける要求受領部と、
    前記通信部において、所望の情報の要求を受け付けたときに、前記情報処理装置と一時ファイル作成日時とを対応付けて、前記所望の情報を一時ファイルとして格納する一時ファイル格納部と、
    前記要求受領部において受け付けた前記要求情報が、前記情報処理装置において前記所望の情報の受領が失敗した際に前記情報処理装置から送信されてくる再度の要求情報である場合、前記所望の情報を、前記通信部において前記情報処理装置に送信させる再送信制御部と
    を備え、
    前記再送信制御部は、
    前記一時ファイルが作成された日時が、前記情報の更新された日時データより新しい場合には、前記再度の要求情報に含まれる符号であって、前記情報処理装置において受領された前記所望の情報の情報量を示す符号を参照して、前記一時ファイルとして格納されている所望の情報のうち未受領の情報を、前記通信部において前記情報処理装置に送信させ、
    前記一時ファイルが作成された日時が、前記情報の更新された日時データより古い場合には、前記一時ファイルを削除し、更新された前記所望の情報を再度新たな一時ファイルとして作成して前記一時ファイル格納部に格納し、前記再度新たな一時ファイルとして格納されている所望の情報を、前記通信部において前記情報処理装置に送信させる
    ことを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記ネットワークにおける情報の送受信は、HTTP(HyperTextTransferProtocol)を通信プロトコルとする
    ことを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記符号は、前記情報処理装置において受領に成功した前記所望の情報のバイト数である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  4. 前記符号は、前記所望の情報の全情報量のうちの、前記情報処理装置において受領に成功した情報量の割合である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  5. 前記要求情報は、前記所望の情報のファイル名と前記符号を含むURL(Uniform Resource Locator)である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  6. ネットワークを介して、情報処理装置へ情報を提供する情報提供装置の情報提供方法において、
    前記情報提供装置は、
    前記情報と前記情報の更新された日時データとを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記情報処理装置と情報の送受信を行う通信部と
    を備え、
    前記通信部において、所望の情報の要求を受け付けたときに、前記情報処理装置と一時ファイル作成日時とを対応付けて、前記所望の情報を一時ファイルとして格納し、
    前記情報処理装置から送信されてくる所望の情報の要求情報を受け付け、
    前記要求情報が、前記情報処理装置において前記所望の情報の受領が失敗した際に前記情報処理装置から送信されてくる再度の要求情報である場合、前記再度の要求情報に含まれる符号であって、前記情報処理装置において受領された前記所望の情報の情報量を示す符号を参照して、前記所望の情報のうち未受領の情報を、前記通信部において前記情報処理装置に送信させる
    ステップを含み、
    前記一時ファイルが作成された日時が、前記情報の更新された日時データより新しい場合には、前記再度の要求情報に含まれる符号であって、前記情報処理装置において受領された前記所望の情報の情報量を示す符号を参照して、前記一時ファイルとして格納されている所望の情報のうち未受領の情報を、前記通信部において前記情報処理装置に送信させ、
    前記一時ファイルが作成された日時が、前記情報の更新された日時データより古い場合には、前記一時ファイルを削除し、更新された前記所望の情報を再度新たな一時ファイルとして作成して前記一時ファイル格納部に格納し、前記再度新たな一時ファイルとして格納されている所望の情報を、前記通信部において前記情報処理装置に送信させる
    ことを特徴とする情報提供方法。
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