JP4515618B2 - 移動通信端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信網に接続可能な基地局とCDMA方式により無線接続する移動通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、CDMA(Code Division Multiple Access)方式により無線通信を行う移動通信端末は、通信に有効と思われるパス(以下、候補パスと称する)を予め複数検出しておき、必要に応じて通信に用いるパスを上記候補パスから選んだものに切り換えるようにしている。
【0003】
また、候補パスの検出、いわゆるパスサーチは、受信信号を種々のタイミングで逆拡散し、この逆拡散の結果のうち、受信電力レベルの大きいものから候補パスとする。そして、上記逆拡散のタイミングは、候補パスのうち、上記受信電力レベルが最大となるパスを中心とした所定の範囲で行うようにしている。
【0004】
しかしながら、例えば図5に示すように、パスP1が最大受信電力レベルを有して、このパスP1を中心として有効なパスが分布している状態においては、サーチ範囲がA1となることより、最適なパスサーチが行われることになるが、その後、移動などによりパスP1の伝送路が一時的に遮蔽されて、その受信電力レベルが劣化し、図5に示した本来のパス分布の端にあったパスP2の受信電力レベルが、図6に示すように一時的に大きくなると、サーチ範囲がA1からA2へ大きく変化してしまう。
【0005】
このような場合には、本来のパス分布に適さない範囲A2に対してをパスサーチを実施することになり、一時的に遮蔽された最も有効なパスP1が検出できなくなるなど、有効なパスを見逃す可能性が非常に高かった。
【0006】
また、平均的に高い受信電力レベルを有し、なおかつ伝搬遅延の少ないパスが存在する状況にあっても、移動による瞬間変動や瞬間的なシャドーイングにより、伝搬遅延が大きくなおかつ平均的には受信電力レベルが低いパスが、たまたま上記パスよりも大きい受信電力レベルを有すると、この通信には不向きなパスを選択してしまうことになる。
【0007】
このように、一時的に受信電力が大きくなるようなパスについて、RAKE合成を行おうとしても、実際にRAKE合成を行うときには、すでに受信電力レベルが低下して、パスダイバーシティ効果が得られず、かえって受信品質が劣化するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動通信端末では、最も大きな受信電力レベルが得られるパスを中心としてパスサーチを行うため、有効なパスが分布していない範囲をサーチしてしまい、受信品質が劣化するという問題があった。
【0009】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、有効なパスが分布している範囲について的確にパスサーチし、安定して高い受信品質を得ることが可能な移動通信端末を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係わる本発明は、通信網に接続可能な複数の基地局とCDMA方式により無線接続可能な移動通信端末において、基地局より受信した信号に、種々のタイミングで拡散コードを乗算して逆拡散処理を施し、各タイミングの逆拡散処理の結果の電力レベルを検出し、これに基づいて受信に適したパスを受信するための逆拡散のタイミングを検出するパス検出手段と、このパス検出手段の検出結果から、最も大きい電力レベルを得た逆拡散タイミングと他の逆拡散タイミングと差と、前記最も大きい電力レベルと、前記他の逆拡散タイミングで得た電力レベルとの比とに基づいて、前記逆拡散のタイミングの分布の重心を求める重心を求める重心検出手段と、この重心検出手段にて検出した重心に基づいて、逆拡散処理における逆拡散のタイミングの範囲をパス検出手段に設定するサーチ窓位置設定手段とを具備して構成するようにした。
【0011】
上記構成の移動通信端末では、受信に適した複数のパスの分布の重心を求め、この重心に基づく範囲で、パス検出手段が受信に適したパスの探索を行うようにしている。
【0012】
したがって、上記構成の移動通信端末によれば、受信に適したパスの分布に変化が生じて、一時的に最大の受信電力レベルを示すパスが生じても、このようなパスに左右されることなく、マルチパス分布の全体的な変動を追従し、有効なパスが分布している範囲について的確にパスサーチを行い、安定した高い受信品質を得ることができる。
【0013】
また、請求項4に係わる本発明は、基地局より受信した信号に、拡散コードを乗算して逆拡散処理を施す複数のフィンガと、この複数のフィンガの逆拡散結果をRAKE合成するRAKE合成手段と、パス検出にて検出した逆拡散のタイミングのうち、重心検出手段にて求めた重心に対応するタイミングからの遅延量が少ないタイミングを、優先的に複数のフィンガに逆拡散処理のタイミングとして割り当てるタイミング割当手段とを備えて構成するようにした。
【0014】
上記構成の移動通信端末では、パスの消滅確率と平均受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延量の対数に比例することに着目し、伝搬遅延量の大きな逆拡散タイミングのパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先的にフィンガに割り当てるようにしている。
【0015】
したがって、上記構成の移動通信端末によれば、フィンガに割り当てた後に受信に適したパスとして存続する確率が低いパスを割り当ててしまうことを防止して、十分なパスダイバーシチ効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動通信端末の構成を示すものである。ここでは、特に受信系のパス選択に関わる構成についてのみ示す。
【0017】
この図に示すように、本実施形態の移動通信端末は、A/D変換器10、サーチャ部20、ピークサーチ部30、パスタイミング格納部40、サーチ窓位置情報生成部50、パス評価基準値計算部60、パス情報設定部70、受信パス情報記憶部80、フィンガ部90、RAKE合成部100を備えている。
【0018】
基地局から受信した無線周波の信号は、図示しない無線部にて、周波数変換された後、拡散された状態のI信号とQ信号に変換され、受信信号を入力として、A/D変換器10に出力される。
A/D変換器10は、上記受信信号をディジタルに量子化し、この量子化結果をサーチャ部20とフィンガ部90へ出力する。
【0019】
サーチャ部20は、受信信号の量子化結果に対して、サーチ対象のセル(あるいは基地局)に対応づけられた拡散コードを種々のタイミングで乗算して、逆拡散する。なお、この逆拡散のタイミングの範囲は、後述するサーチ窓位置情報生成部50より通知されるメインパスタイミングを中心とした所定の範囲(数十チップ)である。
【0020】
また、ここで得られる逆拡散結果の受信電力レベルは、各逆拡散タイミングにおける相関の高さを示しており、それぞれ逆拡散のタイミングを示す情報と併せて、ピークサーチ部30に出力される。
【0021】
ピークサーチ部30は、サーチャ部20より与えられる受信電力レベルのうち、大きい方からm個を検出し、検出したm個の受信電力レベルを、その逆拡散のタイミングを示す情報と併せて、それぞれ候補パス情報としてパスタイミング格納部40に出力する。
【0022】
パスタイミング格納部40は、m個の候補パス情報を記憶するもので、その記憶内容は、ピークサーチ部30から新たな候補パス情報が入力される度に、それを記憶して更新する。
【0023】
サーチ窓位置情報生成部50は、パスタイミング格納部40に記憶されているm個の候補パス情報と、前回求めたメインパスタイミングT_oldとに基づいて、サーチ対象のセルのマルチパス分布に対応するような新しいメインパスタイミングT_newを求める。
【0024】
このメインパスタイミングT_newは、サーチャ部20とパス評価基準値計算部60に通知される。なお、今回求められたメインパスタイミングT_newは、サーチ窓位置情報生成部50内にT_oldとして一時的に記憶され、次回のメインパスタイミングT_newを求める際に用いられる。
【0025】
パス評価基準値計算部60は、パスタイミング格納部40に保存されているm個の候補パス情報に対応するパスと、後述するフィンガ部90にて受信しているn個の受信パスの中から、各パスの受信電力レベル、各パスの逆拡散タイミングおよび上記メインパスタイミングT_newに基づいて、受信に適した上位n個の異なるパスを選択パスとして検出し、このn個の選択パスに対応する逆拡散タイミングをパス情報設定部70に通知する。
【0026】
パス情報設定部70は、後述する受信パス情報記憶部80に記憶されている逆拡散タイミングを参照し、パス評価基準値計算部60より通知されるn個の選択パスのうち、フィンガ部90に割り当てられていないパスをフィンガ部90が受信するように、フィンガ部90に選択パスの逆拡散タイミングを通知して受信パスの割当を行い、その後、パス評価基準値計算部60より通知されたn個の選択パスに対応する逆拡散タイミングを受信パス情報記憶部80に記録する。
【0027】
受信パス情報記憶部80は、上述したように、パス情報設定部70によって、フィンガ部90にて受信しているn個の受信パスの逆拡散タイミングが記録される。
【0028】
フィンガ部90は、n個のフィンガからなるもので、それぞれパス情報設定部70より割り当てられる逆拡散タイミングで、受信信号の量子化結果を逆拡散する。
RAKE合成部100は、フィンガ部90にて逆拡散された受信信号をRAKE合成し、この合成結果を復調してシンボル情報を得る。
【0029】
次に、上記構成の移動通信端末のパス選択動作について説明する。図2は、そのフローチャートで、この処理は、所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップ2aでは、サーチ窓位置情報生成部50が、パスタイミング格納部40からm個の候補パス情報を取り出し、そのうち受信電力が大きいものからP1,P2,…,Pmとし、それぞれ対応するパスタイミングをT1,T2,…,Tmとし、下式(1)に従って、マルチパス分布の中心位置Tを求める。
【0030】
【数1】
【0031】
そして、サーチ窓位置情報生成部50は、前回、サーチャ部20に対してメインパスタイミングとして設定したT_oldと上記中心位置Tを比較し、T_old<Tならば、新たなメインパスタイミングT_newとしてT_old+4を設定し、あるいはT_old>Tならば、新たなメインパスタイミングT_newとしてT_old−4を設定し、あるいはT_old=Tならば、新たなメインパスタイミングT_newとしてそのままT_oldを設定する。
【0032】
このように新たなメインパスタイミングを設定することにより、最大で1チップに相当する範囲でサーチ窓の中心位置を修正する。
【0033】
次に、ステップ2bでは、サーチ窓位置情報生成部50が、ステップ2aで求めたメインパスタイミングT_newをサーチャ部20に設定するとともに、T_oldとして記憶する。
【0034】
これにより、サーチャ部20は、メインパスタイミングT_newを中心とした所定の範囲をサーチ窓として、A/D変換器10の量子化結果に対して、サーチ対象のセルに対応づけられた拡散コードで逆拡散し、この結果を逆拡散のタイミングを示す情報と併せて、ピークサーチ部30に出力する。
【0035】
そして、ステップ2cでは、ピークサーチ部30が、サーチャ部20より与えられる受信電力レベルのうち、大きい方からm個を検出し、検出したm個の受信電力レベルを、その逆拡散のタイミングを示す情報と併せて、それぞれ候補パス情報としてパスタイミング格納部40に出力する。
これにより、パスタイミング格納部40は、ピークサーチ部30から入力されるm個の候補パス情報を更新して記憶する。
【0036】
次に、ステップ2dでは、パス評価基準値計算部60が、パスタイミング格納部40に保存されているm個の候補パス情報に対応するパスと、後述するフィンガ部90にて受信しているn個の受信パスについて、下式(2)にしたがってパス評価基準値を求める。なお、Aは任意の定数である。
【0037】
【数2】
【0038】
そして、次にステップ2eでは、パス評価基準値計算部60が、ステップ2dで求めた各パスのパス評価基準値を比較して、大きい方から上位n個の異なるパスを、受信に適した選択パスとして検出し、このn個のパスの逆拡散のタイミングを示す情報を、パス情報設定部70に通知する。
【0039】
次にステップ2fでは、パス情報設定部70が、受信パス情報記憶部80に記憶されている逆拡散タイミングを参照し、ステップ2eにてパス評価基準値計算部60より通知されたn個の選択パスのうち、フィンガ部90に割り当てられていないパスをフィンガ部90が受信するように、フィンガ部90に選択パスの逆拡散タイミングを通知して受信パスの割当を行う。
【0040】
そして、この後、パス情報設定部70は、ステップ2eにてパス評価基準値計算部60より通知されたn個の選択パスに対応する逆拡散タイミングを受信パス情報記憶部80に記録し、当該処理を終了する。
【0041】
以上のように、上記構成の移動通信端末では、ピークサーチ部30がサーチャ部20のサーチ結果から受信電力レベルの大きいm個のパスを検出してパスタイミング格納部40に記録し、このうち、最大の受信電力レベルを有するパス(以下、最大パスと称する)をサーチ窓位置情報生成部50が求める。
【0042】
そして、サーチ窓位置情報生成部50は、この最大パスとそのほかに検出された残るパスとの逆拡散タイミングの差を、それぞれの受信電力レベルの最大パスの受信電力レベルとの比で重み付けし、これらを平均化することによって、m個のマルチパス分布の重心を求め、この重心がパスサーチを行う窓幅の中心位置とするように、サーチャ部20に設定するようにしている。
【0043】
このように、上記構成の移動通信端末では、受信電力レベルの高いm個のマルチパス分布の重心をパスサーチを行う窓幅の中心位置とするようにしているので、図3に示すようなマルチパス分布から図4に示すようなマルチパス分布に変化しても、一時的な最大パスの変化に左右されることなく、マルチパス分布の全体的な変動を追従し、有効なパスが分布している範囲について的確にパスサーチを行い、安定した高い受信品質を得ることができる。
【0044】
また、上記構成の移動通信端末では、パスの消滅確率と平均受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延量の対数に比例することに着目し、伝搬遅延量の大きな逆拡散タイミングのパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先的にフィンガ部90に割り当てるようにするとともに、遅延波であっても受信電力レベルが大きな有効パスは選択の優先度を上げるようにしている。
【0045】
このように、上記構成の移動通信端末では、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先的にフィンガ部90に割り当てるようにしているので、フィンガに割り当てた後に受信に適したパスとして存続する確率が低いパスを割り当ててしまうことを防止できる。
【0046】
また、平均的な伝搬特性に基づいているので、伝搬遅延量が多くても、平均より明らかに受信電力レベルが高いパスについては、受信パスとして採用するので、パスダイバーシチ効果を得ることができる。
【0047】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、受信に適した複数のパスの分布の重心を求め、この重心に基づく範囲で、パス検出手段が受信に適したパスの探索を行うようにしている。
【0049】
したがって、この発明によれば、受信に適したパスの分布に変化が生じて、一時的に最大の受信電力レベルを示すパスが生じても、このようなパスに左右されることなく、マルチパス分布の全体的な変動を追従し、有効なパスが分布している範囲について的確にパスサーチを行い、安定した高い受信品質を得ることが可能な移動通信端末を提供できる。
【0050】
またこの発明では、パスの消滅確率と平均受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延量の対数に比例することに着目し、伝搬遅延量の大きな逆拡散タイミングのパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先的にフィンガに割り当てるようにしている。
【0051】
したがって、この発明によれば、フィンガに割り当てた後に受信に適したパスとして存続する確率が低いパスを割り当ててしまうことを防止して、十分なパスダイバーシチ効果を得ることが可能な移動通信端末を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動通信端末の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動通信端末のパス選択動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1に示した移動通信端末のマルチパス分布の変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するための図。
【図4】図1に示した移動通信端末のマルチパス分布の変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するための図。
【図5】従来の移動通信端末におけるマルチパス分布の変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するための図。
【図6】従来の移動通信端末におけるマルチパス分布の変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するための図。
【符号の説明】
10…A/D変換器
20…サーチャ部
30…ピークサーチ部
40…パスタイミング格納部
50…サーチ窓位置情報生成部
60…パス評価基準値計算部
70…パス情報設定部
80…受信パス情報記憶部
90…フィンガ部
100…合成部
Claims (5)
- 通信網に接続可能な複数の基地局とCDMA(Code Division Multiple Access)方式により無線接続可能な移動通信端末において、
前記基地局より受信した信号に、種々のタイミングで拡散コードを乗算して逆拡散処理を施し、各タイミングの逆拡散処理の結果の電力レベルを検出し、これに基づいて受信に適したパスを受信するための逆拡散のタイミングを検出するパス検出手段と、
このパス検出手段の検出結果から、最も大きい電力レベルを得た逆拡散タイミングと他の逆拡散タイミングと差と、前記最も大きい電力レベルと、前記他の逆拡散タイミングで得た電力レベルとの比とに基づいて、前記逆拡散のタイミングの分布の重心を求める重心を求める重心検出手段と、
この重心検出手段にて検出した重心に基づいて、前記逆拡散処理における逆拡散のタイミングの範囲を前記パス検出手段に設定するサーチ窓位置設定手段とを具備することを特徴とする移動通信端末。 - 前記重心検出手段は、
前記パス検出手段にて検出した電力レベルを、大きいものからP1,P2,…,Pnとし、これに対応する各逆拡散のタイミングをそれぞれT1,T2,…,Tnとして、各タイミングのT1との差Tm−T1(m:2,…,n)に、それぞれ対応する電力レベルPmとP1との比を乗算したものを加算して2で割り、この結果にT1を加えた値に基づいて、前記重心を求めることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。 - 前記重心検出手段は、
所定の周期で前記重心を求めるもので、前記値Tが前回求めた重心より大きい値の場合には、新たな重心として前回求めた重心に所定のチップ数だけ遅らせたタイミングを重心とし、前記値Tが前回求めた重心より小さい値の場合には、新たな重心として前回求めた重心に所定のチップ数だけ進ませたタイミングを重心とし、前記値Tが前回求めた重心と同じ値の場合には、新たな重心として前回求めた重心とすることを特徴とする請求項2に記載の移動通信端末。 - 前記基地局より受信した信号に、拡散コードを乗算して逆拡散処理を施す複数のフィンガと、
この複数のフィンガの逆拡散結果をRAKE合成するRAKE合成手段と、
前記パス検出にて検出した逆拡散のタイミングのうち、前記重心検出手段にて求めた重心に対応するタイミングからの遅延量が少ないタイミングを、優先的に前記複数のフィンガに逆拡散処理のタイミングとして割り当てるタイミング割当手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動通信端末。 - 前記タイミング割当手段は、前記パス検出にて検出した逆拡散のタイミングのうち、前記パス検出手段にて検出した対応する電力レベルの対数値LPから前記重心検出手段にて求めた重心に対応するタイミングからの遅延量の対数値LTを引いた値(LP−LT)が大きいタイミングを、優先的に前記複数のフィンガに逆拡散処理のタイミングとして割り当てることを特徴とする請求項4に記載の移動通信端末。
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