JP4508513B2 - ヘルメット・アセンブリを含む空気濾過システム - Google Patents
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Description
(発明の背景)
1.技術分野
本発明は、一般に、ユーザの頭部および身体とユーザの外部環境との間の空気を濾過する空気濾過システムに関する。空気濾過システムは、外科手術の間に医療従事者に用いられる。本発明は、より詳細には、空気濾過システムで使用されるヘルメット・アセンブリおよびガウンに関する。
【0002】
2.従来技術の説明
空気濾過システムで使用される空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、従来技術で知られている。上述のように、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、外科医の頭部および身体とクリーン・ルームなどの外部環境との間の空気濾過のために、外科手術の間に外科医などの医療従事者全体のユーザに着用される。
【0003】
従来の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、なんらかの理由により欠点がある。例えば、Thomas,Jr.らへの米国特許第5592936号は、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリを開示し、この空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、ヘルメット・アセンブリ内のフィルタ媒体を通して、および吸気グリッドを通して空気を引き込み、吸気グリッドで、空気はそれからユーザの顔を覆う空気流路を通して流される。この特許の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリには、空気が、ユーザの頭部の周りに完全に分配されないという欠点がある。すなわち、空気は、ユーザの頭部の後、すなわち首に向かっては分配されない。さらに、吸気グリッドには、グリッドが、フィルタ媒体の有効取り入れ面積を最大化するために、ヘルメット・アセンブリの前方および後方セクションの間に延びないという欠点がある。
【0004】
従来の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリのさらなる例は、Bareなどへの米国特許第5054480号に開示されている。この特許は、取り入れファンを介してヘルメット・アセンブリ内に空気を引き込み、ユーザの首から離間されたヘルメット・アセンブリの後方セクションに配置された排出ファンを介して、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリから空気を排出する、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリを開示する。この特許の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリには、これらが、空気を排出するために必要な追加のファンのために非常に重いという欠点がある。さらに、排出ファンは過剰な負荷を作り出し、排出ファンが、ユーザの首から離間されているため、ユーザの首に疲労を作り出す。
【0005】
Greenらへの米国特許第5711033号に開示される従来の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、同様に欠点がある。この特許は、ヘルメット・アセンブリの後方セクションに配置された、取り入れファンおよび渦巻ハウジングを通してヘルメット・アセンブリ内に空気を引き込む、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリを開示する。この特許の空気濾過およびヘルメット・アセンブリには、取り入れファンおよび渦巻ハウジングが、ユーザの首から離間しているために欠点がある。さらに、この特許における渦巻ハウジングは、ユーザの首の周りに空気を分配するただ1つの空気出口を含み、ヘルメット・アセンブリ全体にわたって気流がバランスされない。渦巻ハウジングからの空気出口を1つしか含まない、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリなどの追加の短所は、過剰な曇り、およびヘルメット・アセンブリにおける不十分な熱放散が生じることである。
【0006】
他の従来の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリには、以下の理由により同様に欠点がある。第1に、これらの従来の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、外科医が無菌性を維持するとき、一人のユーザが自己装着(self-gowning)する際に支援しない。すなわち、これらの空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、ヘルメット・アセンブリを覆うフェース・シールドを自動的に中心合わせし、かつガウンおよびフェース・シールドの全重量を支持する、配置および支持システムを含まない。実際、従来の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、任意の方向にフェース・シールドをヘルメット・アセンブリに接続するために、ヘルメット・アセンブリの周りの任意の場所で、フック・ループ・ファスナを単に利用する。さらに、任意に配置されるフック・ループ・ファスナは、フェース・シールドを自動的に中心合わせせず、外科医のセルフ・ガウンとして、ガウンおよびフェース・シールドの全重量を支持しない。実際、ユーザがセルフ・ガウンするとき、ユーザは、フェース・シールドを中心合わせするために、繰り返しフェース・シールドを調節しなければならない。これは、時間がかかりかつ煩わしい。
【0007】
第2に、ヘルメット・アセンブリ内を流れる空気の体積は、曇り防止および熱制御の目的に関して重要であることが一般に理解される。しかしながら、従来技術の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、外科医が、ヘルメット・アセンブリ内を流れる空気の量および体積を認識することを支援しない。すなわち、これらの空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、任意の特定の手術処置間に、外科医に、ヘルメット・アセンブリ内を流れる空気の体積を可聴指示を提供しない。
【0008】
第3に、上述のように、負荷および疲労を最小化するために、可能な限りユーザの首を直接覆い、かつユーザの首から離間しないように、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリにおける任意のファンを配置しかつ維持することが理想的である。従来技術の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、ヘルメット・アセンブリの前方セクションに可撓性に接続されたストラップを組み込んでおらず、ストラップは、ヘルメット・アセンブリの前方セクションから引き出され、ヘルメット・アセンブリが様々なサイズの頭部に合わせるために調節されたとき、任意のファンの重量がユーザの首にわたって維持される。
【0009】
そのような従来の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリにおいて認められる欠点のために、ユーザの顔および首の両方に向かって空気を分配するために、単一のファンを利用し、かつユーザの頭部の周りの空気流の完全な平衡のために、少なくとも2つの空気出口を有する渦巻ハウジングを含む、新規な空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリを実現することが望ましい。ファンが、負荷を最小化するために、ユーザの首から離間されないように、ヘルメット・アセンブリ内にファンを配置すること、および空気濾過のための有効取り入れ面積を最大化するために、ヘルメット・アセンブリの前方および後方セクション間に延びる吸気グリッドを含むことが同様に望ましい。最後に、ユーザが自己装着する際に支援するために、配置および支持システムを含み、ヘルメット内に流れる空気の体積をユーザに可聴指示を含み、頭部の様々なサイズに合わせるために調節することができ、一方、ユーザの首にわたってヘルメット・アセンブリの重量を維持するストラップを含む、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリを実現することが望ましい。
【0010】
(発明および利点の概要)
空気濾過のための空気濾過システム、および空気濾過システムにて使用するヘルメット・アセンブリが開示される。空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、外科医などのユーザの頭部および身体と、ユーザの外部環境との間の空気を濾過するために、外科処置の間に医療従事者に使用される。当業者には理解されるように、空気濾過に加えて、本発明は、ヘルメット・アセンブリ内の、二酸化炭素濃度、熱放散、および曇り防止の制御を支援する。本発明は、製造するクリーン・ルームにおける半導体チップおよび他のコンピュータ部品の製造を含むが、これに限定されない濾過された空気を必要とする他の状況において同様に利用されることができることは理解されるべきである。
【0011】
空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、内側構造シェルおよび外側構造シェルを含む。外側構造シェルは、ユーザの頭部の周りに空気を流すために、内側および外側シェルの間に少なくとも1つの空気流路を画定するために、内側構造シェルから延びる。ヘルメット・アセンブリは、さらに、ベース・セクション、およびフェイシャル開口部を画定するために、ベース・セクションから延びるフェイシャル・セクションを含む。
【0012】
ファン・モジュールが、内側および外側シェルの少なくとも1つに搭載され、渦巻ハウジングが、ファン・モジュールに隣接して搭載される。より詳細には、ファン・モジュールは、ファンおよびモータを含み、渦巻ハウジングは、少なくとも1つの空気入口と、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つの空気出口とを含む。ファンおよびモータの両方を含むファン・モジュールは、ベース・セクションの後方セクションに配置されている。動作において、ファン・モジュール、特にファンは、空気入口内に空気を引き込み、1つまたは複数の空気出口を通して渦巻ハウジング外へ、空気流路内へ空気を分配する。
【0013】
本発明は、空気を、空気流路からのユーザの頭部に流して分配するために、少なくとも2つのヘルメット空気出口、好ましくは前方および後方空気ヘルメット空気出口を同様に組み込む。より詳細には、前方および後方空気出口は、それぞれ、ヘルメット・アセンブリの前方および後方セクションに配置される。前方および後方空気出口は、空気流路および空気出口と流体連通される。前方空気出口は、空気流路からユーザの頭部の前方すなわち顔に流して空気を分配し、後方空気出口は、空気流路からユーザの頭部の後すなわち首に流して空気を分配する。そのように、単一のファンが、ユーザの顔および首の両方に向かって空気を分配するために使用される。渦巻ハウジングの1つまたは複数の空気出口は、前方および後方空気出口間で、ユーザの頭部の周りの空気流を完全に平衡させる。さらに、ファンが、ヘルメット・アセンブリのベース・セクションの後方セクションに配置されるために、ファンは、ユーザの首から離間されておらず、ユーザにおける負荷および疲労は最小化される。
【0014】
空気濾過システムは、さらに、身体部分およびヘッド部分を有するガウンを含む。身体部分は、ユーザの身体の少なくとも一部を覆い、ヘッド部分は、ヘルメット・アセンブリのベース・セクションを覆う。ガウンのヘッド部分は、ユーザと外部環境との間で空気を濾過するフィルタ媒体として機能する。ガウンは、同様にスカートを含む。より詳細には、スカートは、ガウン前方で、もっぱらガウンの身体部分に取り外し可能に取り付けられる。吸気グリッドは、ガウンを有するユーザのためのヘルメット・アセンブリの外側シェルに取り付けられる。吸気グリッドは、渦巻ハウジング内に引き込まれた空気を濾過する、フィルタ媒体のための有効取り入れ面積を最大化するために、ベース・セクションの前方セクションと後方セクションとの間の外側シェルに輪郭形成される。
【0015】
本発明は、さらに、フェイシャル開口部を覆うために、ガウンのヘッド部分に搭載されたフェース・シールドを含む。そのように、ユーザは、ガウンのヘッド部分を通して見ることができる。本発明の特定の実施形態に応じて、フェース・シールドは、搭載機構部または第1の可視的インジケータのいずれかを含む。これらは、さらに以下に記載される。
【0016】
同様に特定の実施形態に応じて、ヘルメット・アセンブリのベース・セクションは、フェイシャル開口部に対して配置され、好ましくは中心合わせされた、搭載装置または第2の可視的インジケータのいずれかを含む。ヘルメット・アセンブリが搭載装置を含むとき、搭載装置は、フェース・シールド上の搭載機構部と噛み合う。そのように、本発明は、フェイシャル開口部を覆うフェース・シールドを自動的に中心合わせし、ユーザが無菌性を維持するように、一人のユーザが自己装着する際に支援するために、ガウンの全重量を好ましくは支持する、配置および支持システムを提供する。一方、ヘルメット・アセンブリが第2の可視的インジケータを含むとき、第2の可視的インジケータが、フェース・シールド上の第1の可視的インジケータと整列される。そのように、本発明は、フェイシャル開口部を覆うフェース・シールドを自動的に中心合わせし、それによってユーザが無菌性を維持するように、一人のユーザが自己装着する際に支援する、可視的配置システムを提供する。
【0017】
本発明は、同様にコントローラを含み、ユーザが、手術処置の間に空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリを着用しているときに、コントローラは、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリ内の空気量または空気の体積を制御し、かつユーザに対して空気の体積の可聴指示を提供するために、電源とともに動作する。好ましくは、電源は、ヘルメット・アセンブリ内に一体に配置される。本発明の空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは、同様に、ヘルメット・アセンブリに可撓性に接続されたストラップを含み、ストラップは、ヘルメット・アセンブリの前方セクションから引き出される。その結果、ヘルメット・アセンブリが、様々なサイズの頭部に合わせるために調節されたとき、ファンの重量は、ユーザの首を覆って維持される。
【0018】
本発明は、空気濾過システムの使用全体の間、空気濾過システム内を流れる一定量の空気を維持する方法をさらに含む。方法は、モータに対して必要な電圧を分配するために、第1の作動速度で電源を選択的に作動および非作動するステップを含む。このステップは、空気濾過システム内を流れる一定の空気の体積に関連するファンの回転速度を確立する。次に、方法は、ファンの回転速度を決定するために、ならびに、ファンの回転速度が、ある所定の時間期間に関して安定化されたときに、ヘルメット・アセンブリのモータの戻り電動力を監視する。電源の電圧は、ファンの回転速度が、所定の時間期間に関して安定化された後、監視される。最後に、電源は、監視される電源の電圧が低減されるとき、第2の作動速度で選択的に作動および非作動される。このステップは、モータに分配される必要な電圧を維持し、空気濾過システム内を流れる一定の空気の体積が、空気濾過システムの使用全体を通して維持される。
【0019】
したがって、本発明は、上述で認められるような従来技術における欠点を解消する、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリを提供する。
【0020】
本発明のその他の利点は、添付の図面と結びつけて考慮するとき、以下の詳細な説明を参照することによってよりよくわかるようになると同時に容易に認識されるであろう。
【0021】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
いくつかの図を通して類似の番号が、類似のまたは対応する部品を示す図面を参照すると、空気濾過システムおよびヘルメット・アセンブリは一般に、それぞれ10および12で示されている。図1を参照すると、空気濾過システム10は、ユーザの頭部14および身体16とユーザの外部環境の間で空気を濾過する。また、空気濾過システム10は、このユーザの頭部14に取り付けられたヘルメット・アセンブリ12を備える。ヘルメット・アセンブリ12は、以下で説明するように、ユーザの頭部14の周りに空気を分配する。より詳細には、ヘルメット・アセンブリ12は、ユーザの頭部14の前部、すなわち顔と、ユーザの頭部14の背部、すなわち首の両方に向かって空気を分配する。
【0022】
いま、図2および3を参照すると、ヘルメット・アセンブリ12は、内側構造シェル18および外側構造シェル20を備える。内側シェル18は、外側シェル20へ延びる、カバー表面22および後部フェーシング24を備える。カバー表面22および後部フェーシング24を、以下でさらに説明する。外側シェル20は、内側シェル18と離間されており、内側シェル18から延び出て、内側シェル18と外側シェル20の間に少なくとも1つの空気流路26を画定している。本発明は、複数の個別の空気流路26を備えてもよいことを理解されたい。しかし、好ましい実施形態は、単一の空気流路26を備える。この空気流路26に関して、本発明を以下で説明する。
【0023】
空気流路26は、ユーザの頭部14の周りに空気を流す。内側シェル18および外側シェル20は、内側シェル18および外側シェル20の構造強度を改善するツー・シート(two-sheet)熱成形工程から空気流路26を形成する。より詳細には、内側シェル18および外側シェル20はそれぞれ、外縁部28を備え、ツー・シート熱成形工程で、内側シェル18および外側シェル20がその外縁部28の所で互いに締め付けられる。空気流路26は実質上、締め付けられた外縁部28の間に熱成形される。図7に最も良く示されているように、空気流路26からおよびユーザからヘルメット・アセンブリ12を通って出る空気の解放を増加させることができるようにするために、内側シェル18および外側シェル20の反対側の横側面に放散空洞30が配置されている。
【0024】
ヘルメット・アセンブリ12は、前方セクション34および後方セクション36を有するベース・セクション32をさらに備える。内側シェル18および外側シェル20は、前方セクション34と後方セクション36の間に延びて、空気流路26を画定している。内側シェル18のカバー表面22および後部フェーシング24は、ベース・セクション32の後方セクション36で外側シェル20へ延びている。また、ベース・セクション32の後方セクション36には、内側シェル18のカバー表面22と外側シェル20の間に取付空洞38が形成されている。取付空洞38は、以下でさらに説明する。内側シェル18および外側シェル20は、ベース・セクション32を形成している。ベース・セクション32は、ユーザの頭部14を覆って取り付けられたヘルメット・アセンブリ12の部分であることが理解されよう。同様に、ベース・セクション32の前方セクション34は、ユーザがヘルメット・アセンブリ12を着用したときユーザの顔の所にあり、ベース・セクション32の後方セクション36は、ユーザがヘルメット・アセンブリ12を着用したときユーザの首の所にあることがまた理解されるであろう。
【0025】
ヘルメット・アセンブリ12はまた、ベース・セクション32から延びてフェイス開口42を画定する、フェイシャル・セクション40を備える。ヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル・セクション40は、チン・バー44である。好ましくは、チン・バー44は可撓性であり、プラスチックで形成されている。チン・バーはまた、ポリプロピレン構成部品で形成されてもよい。チン・バー44の可撓性は、ユーザの顔を保護し、またユーザが外部の物体をヘルメット・アセンブリ12と接触させたとき、衝撃を吸収する。
【0026】
図2から6を参照すると、空気濾過システム10およびヘルメット・アセンブリ12は、内側シェル18と外側シェル20のうちの少なくとも1つに取り付けられたファン・モジュール46と、ヘルメット・アセンブリ12内にファン・モジュール46に隣接して取り付けられた渦巻ハウジング48とをさらに備える。より詳細には、ファン・モジュール46と渦巻ハウジング48は両方、ヘルメット・アセンブリ12の後方セクション36の取付空洞38内に配置されている。ファン・モジュール46および渦巻ハウジング48を取付空洞38内に配置することは空間を節約し、追加の取付け接続部が必要ないため、ヘルメット・アセンブリ12の総重量を減少させて、ユーザの頭部14および首の緊張および疲労を最小にする。
【0027】
ファン・モジュール46は、ファン50およびモータ52を備え、ベース・セクション32の後方セクション36に配置されている。ファン50は、複数の曲線状のブレード54およびハブ部分56を備える。ファン50の曲線状のブレード54は、空気を渦巻ハウジング48内に送り込む。モータ52は、ファン50と連動(operatively connected to)し、空気流路26内に流れ込む空気の量または体積に相関した複数の回転速度でファン50を駆動する、出力58または駆動シャフトを備える。わかるように、ファン50の回転速度は、毎分あたりの回転数(RPM)で測定することができる。
【0028】
図4および5を主に参照すると、渦巻ハウジング48は、基部分60、および基部分60の周りに円周状に延びる外側壁62を備える。渦巻ハウジング48は、少なくとも1つの空気入口64と、少なくとも1つの空気出口66をさらに備える。本発明の最も好ましい実施形態では、渦巻ハウジングは、複数の空気出口66を備える。すなわち、この実施形態では、渦巻ハウジングは、少なくとも2つの空気出口66を備える。本発明の他の特定の実施形態は、渦巻ハウジング48なしに、ファン・モジュール46のみを備えてもよい。このような実施形態では、少なくとも1つの空気入口および少なくとも1つの空気出口を、ファン・モジュール46の構成部品として記載することができる。
【0029】
動作中、モータ52は、ファン50を回転させて、空気を渦巻ハウジング48の空気入口64内に引き込み、渦巻ハウジング48から空気出口66または空気出口群66を通って、ユーザの頭部14の回りに空気を分配する空気流路26内へ空気を分配する。渦巻ハウジング48はまた、ファン50が渦巻ハウジング48内で空気を移動させるとき、空気を遮断する、少なくとも1つの空気流遮断部68を備える。より詳細には、各図面に示すように、本発明は、空気を遮断するために、いくつかの空気流遮断部68を渦巻ハウジング48内に組み入れている。モータ52に電力供給して、モータ出力58を介してファン50を回転させるために、電源70が本発明に組み入れられている。好ましくは、電源70は充電式DCバッテリである。また好ましくは、電源70は、ヘルメット・アセンブリ12の中に配置されている、すなわち、一体化されている。このような場合、電源70は、図3に示すように一体型電源71と呼ばれる。別法として、図8に示すようにユーザの身体16に電源70を取り付けることができる。電源70は、以下でさらに説明するパルス幅変調(PWM)を通じてモータ52に電力供給する。渦巻ハウジング48の設計は、全体的に電源70の必要とする電力がより少ない、より効率的な空気の移動を提供する。また、このように電力の要求が減少したことに加えて、渦巻ハウジング48は、十分な空気流を全体的に小さい空気速度に維持できるようにすることができる。この結果、より静かなヘルメット・アセンブリ12になる。
【0030】
さらに具体的には、ファン・モジュール46のファン50は、渦巻ハウジング48の外壁62内にある渦巻ハウジング48の基部60に回転可能に取り付けられて、空気入口64の中へ空気を引き込む。図2と7に最もよく示されているように、渦巻ハウジング48の空気入口64は、渦巻ハウジング48の中に空気を引き入れるためにヘルメット・アセンブリ12の外側シェル20の中に一体的に形成されている。しかしながら、空気入口64はヘルメット・アセンブリ12の外側シェル20の中にその全体が形成される必要はないことを理解すべきである。すなわち、本発明の一代替実施形態では、図には示されていない外部構造をヘルメット・アセンブリ12に外側から取り付けて、渦巻ハウジング48の中に空気を引き入れるために渦巻ハウジング48の空気入口64を確立することができる。次いで図4から6までを参照すると、渦巻ハウジング48はさらに、基部60から突き出た支持台72を含む。図に示すように、支持台72は渦巻ハウジング48の一部として一体的に形成されて、基部60から突き出ている。代替案として、支持台72を個別の部分にすることができることも理解すべきである。すなわち、支持台72を、連結ねじ、スナップフィットなどを介して渦巻ハウジング48の基部60に取り付けられたか連結された個別の部分にすることが可能である。ファン50のハブ部分56は、ねじまたはその他の締付具によって渦巻ハウジング48の中で支持台72上に回転可能に取り付けられている。ファン・モジュール46のモータ52は、ヘルメット・アセンブリ12において空間を節約する目的で、支持台72と内側シェル18のカバー表面22との間に、支持台72の下側74の中に取り付けられている。認識されるように、支持台72の下側74は本質的に中空である。内側シェル18のカバー表面22はモータ・カバーとして働き、内側シェル18においてファン・モジュール46を閉じる。
【0031】
少なくとも2つの空気出口66に対して、渦巻ハウジング48の外壁62は仕切られて空気出口66を画定する。少なくとも2つの空気出口66を有する本発明の特定の実施形態では、本発明は少なくとも2つの空気出口66に限定されないことを理解すべきである。すなわち、本発明は例えば3つまたは4つの空気出口66を有することもできる。空気出口66は、空気が渦巻ハウジング48からユーザの頭部14の周りに分布されるときに、空気の完全なバランスをもたらす。これを達成するために、ヘルメット・アセンブリ12は少なくとも2つのヘルメット空気出口76、78を含む。空気出口66は、少なくとも2つのヘルメット空気出口76、78と流体連絡して、空気流路の中にある出口66からユーザの頭部に向かって空気を分布させる。ヘルメット・アセンブリ12が少なくとも2つのヘルメット空気出口76、78を含む本発明の実施形態では、渦巻ハウジング48が少なくとも2つの空気出口66を含むことは重要ではない。反対に、これらの実施形態では渦巻ハウジングは少なくとも1つの空気出口66を有するだけでよい。
【0032】
第1空気出口76および第2空気出口77は、それぞれ前方空気出口および後方空気出口であり、これらはそれぞれヘルメット・アセンブリ12の前方および後方セクション34、36に配置されており、ユーザの顔と首の両方に流して空気を効果的に分布させることが好ましい。しかしながら、代替実施形態では、第1および第2空気出口76、78を、ユーザの頭部のどの部分にも分布させるためにカスタマイズすることができる。例えば、第1および第2空気出口76、78を、空気がユーザの頭部の側部に向かって分布するような側部空気出口にすることができる。単に説明の目的のために、本発明を前方空気出口76および後方空気出口78に関してのみ以下に説明し、したがってこのように番号を付けるものとする。さらに具体的には、前方空気出口76は、ユーザの頭部14の前部に向かって空気流路26からの空気を分布させるために、ベース・セクション32の前方セクション34に配置され、後方空気出口78は、ユーザの頭部14の後部に向かって空気流路26からの空気を分布させるために、ベース・セクション32の後方セクション36に配置されている。後方空気出口78は、ユーザの頭部14の後部に向かって空気流路26からの空気を分布させるために、後部フェーシング24の中に形成されている。
【0033】
図3に示すように、内側シェル18と外側シェル20との間に画定された空気流路26は、前方セクション34においては前方空気出口76を終端とし、後方セクション36においては後方空気出口78を終端とする。さらに具体的には、内側および外側シェル18、20はベース・セクション32の前方セクション34に向かって収束し、前方空気出口76を画定する。前方空気出口76は空気転向角80を有する。空気転向角80は外側シェル20と内側シェル18との間に画定され、ここで外側シェル20は、ユーザの頭部14の前方に向かって空気を正しく転向するために、前方空気出口76において内側シェル18に向かってある角度をなしている。理解されるように、外側シェル20と内側シェル18との間の空気転向角80は0より大きく、25〜30度の間であることが好ましい。さらに、図7を参照すると、空気流路26は、前方空気出口76に近づくに従って外向きに発散している。空気流路26の収束と発散は、ユーザの頭部14のまわりにおける均衡した空気流を維持する。結局これはまた、空気流によるヘルメット・アセンブリ12内の騒音を最小限にするかまたは完全に排除することさえも行う効果を有する。
【0034】
図4に示すように、本発明は渦巻ハウジング48の中に少なくとも1つの空気吹き出しバルブ82を組み込み、各空気出口66から空気流路26への空気流の量または体積に影響を与える。図4にはただ1つの空気吹き出しバルブ82が示されているが、本発明には、代りに複数の空気吹き出しバルブを組み込むことができることを理解すべきである。空気吹き出しバルブ82は後方空気出口78への空気流の体積に影響を与え、これによって主にユーザの頭部14の後部に向かって分布される後方空気出口78への空気流の体積を左右する。これを達成するために、空気吹き出しバルブ82はブレード84を含み、このブレード84は、回転して後方空気出口78に最も近いところで渦巻ハウジング48の空気出口66を覆う、すなわち閉鎖する。覆われたかまたは閉鎖された場合には、より多くの空気がヘルメット・アセンブリ12の前方空気出口76に移動し、空気の体積は一定で変わらない。各図に示すように、空気吹き出しバルブ82は、各空気出口66からの空気流路26への空気の体積を操作するために、機械的レバーまたはノブ86によって機械的に制御される。しかしながら代りに、空気吹き出しバルブ82を電子的に調節して空気の体積を操作することもできる。また、空気吹き出しバルブ82は本発明においては必要とされないことを理解すべきである。
【0035】
図8を参照すると、空気濾過システム10は、ユーザの身体16の少なくとも一部分を覆うための身体部分90を有するガウン88と、ユーザの頭部14を入れるヘルメット・アセンブリ12のベース・セクション32を覆うための頭部部分すなわちフード92とを含む。さらに具体的には、身体部分90を、ユーザの身体16のいずれかの部分を覆うために下向きに延ばすことができる。例えば身体部分90を、ユーザの肩、またはユーザの胴部、またはユーザのくるぶしまで下向きに延ばすことができる。ガウン88の頭部92は濾過媒体94として働き、ユーザと外部環境との間で空気を濾過する。ガウン88の身体部分90に、番号はついていないがガウン88のもっぱら前方にスカート93が取り付けられている。業界では一般的に織物であるスカート93が前方に取り付けられているだけであり、すなわちガウン88の後部のまわりを囲んでいないので、費用を節約することができる。またスカート93を、特定のユーザがスカート93を使用するか使用しないことを決めることができるように、ガウン88の身体部分90の前方に取り外し可能に取り付けることができる。スカート93はガウン88に、例えば接着テープなどの、ただしこれに限られることはない業界で知られているどのような方法によっても取り付けられる。上に紹介したヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル・セクション40も、ガウン88をユーザの頭部14から離しておくための働きをする。
【0036】
本発明はまた、ガウン88の頭部部分92とヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル開口部42を通じてユーザが見ることができるようにするフェース・シールド96も含む。図9に示すように、フェース・シールド96は、いったんユーザが空気濾過システム10を装着するとフェース・シールド96がヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル・セクション40とフェイシャル開口部42とを覆うように、ガウン88の頭部92に取り付けられている。さらに具体的には、フェース・シールド96はガウン88の頭部92に縫い付けられて、ユーザと外部環境との間の完全な障壁を維持する。ヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル開口部42は本質的にフェース・シールド96を受け入れる。ヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル・セクション40がフック・ループ・ファスナ98を含んで、フェイシャル開口部42を覆うためにフェイシャル・セクション40にフェース・シールド96をさらに取り付けることを容易にすることは好ましい。
【0037】
ヘルメット・アセンブリ12はさらに、外側シェル20に取り付けられた吸気グリッド100を含む。吸気グリッド100は、ヘルメット・アセンブリ12の外側シェル20から離隔した頂表面102を含み、濾過媒体94を外側シェル20およびファン50から離間させ保持する。さらにまた、吸気グリッド100は、ベース・セクション32の前方セクション34と後方セクション36との間で外側シェル20に沿っている。これは、ガウン88とヘルメット・アセンブリ12との有効な密封性を向上し、ファン50によって渦巻ハウジング48へ引き込まれる空気を濾過するための、濾過媒体94のための吸気面積104を最大限に増加させる。
【0038】
図9を参照すると、本発明はまた、ユーザが滅菌性を維持するために単一のユーザが自分で装着する場合の助けをするための位置決め支持システム106も含む。当業者には理解されるように、ユーザは、まずヘルメット・アセンブリ12を自分の頭部14に取り付けることによって、空気濾過システム10とヘルメット・アセンブリ12とを「装着」する。内側と外側とを有するガウン88は、内側が滅菌ではなく、外側が滅菌として分けられる。こうして、ユーザは自分の腕を部分的にガウン88の袖の中に置き、それから部分的に袖の中にある自分の腕によってガウン88の袖を使用して、フェース・シールド96を含む頭部92を掴み、頭部92をヘルメット・アセンブリ12とユーザの頭部14の上に持ってくる。それからユーザがヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル・セクション40とフェイシャル開口部42とに対してフェース・シールド96とを中心合わせしようとすることは理解される。上に論述したように、従来の技術では、ユーザはフェース・シールド9を中心合わせするために繰り返しフェース・シールド96を調節しなければならない。ユーザの手は部分的にガウン88の袖の中にあるので、これは厄介であることは理解される。さらにまた、従来の技術では、ユーザの滅菌性が多少とも妥協される。いったん中心合わせがなされると、ユーザはガウン88の袖を通じて自分の腕を完全に延ばし、看護士などのアシスタントがユーザの手の上に滅菌グローブを置く。
【0039】
ガウン88の頭部、またはフード92をヘルメット・アセンブリ12の上に持ってくると、本発明は、滅菌性を維持しながら外側からの援助を必要とすることなくユーザのガウン装着を助けるために、取り付け機構108を利用する。後述するように必要ではないが、取り付け機構108はフェース・シールド96上の中心にあることが好ましい。取り付け機構108はヘルメット・アセンブリ12の上にフェース・シールド96を支持する。取り付け機構108がフェース・シールド96の中に形成された開口110であることは好ましい。取り付け機構108、すなわち開口110の機能を後述する。
【0040】
本発明はまた、ヘルメット・アセンブリ12のベース・セクション32の上に含まれる取り付け装置112を利用する。さらに具体的には、取り付け装置112はヘルメット・アセンブリ12の上でフェイシャル開口部42に対して位置決めされる。後述するように必要ではないが、取り付け機構112はヘルメット・アセンブリ12の上でフェイシャル開口部42に対して中心合わせされることが好ましい。取り付け機構112はヘルメット・アセンブリ12に連結された単一の取り付けクリップ114であって、好ましくはフェイシャル開口部42に対して位置決めされており、中心合わせされていることが好ましい。もちろん、取り付け機構112は代わりに複数の取り付けクリップ114を含むこともできることを理解すべきである。例えば、取り付け機構112は2個、3個、4個などの取り付けクリップ114を含むように定義されることができる。このような場合には、ヘルメット・アセンブリ12は対応する数の取り付け機構108、好ましくは開口110を含むことになる。一例として、取り付け機構112が2個の取り付けクリップ114を含むように定義された場合には、2個の取り付けクリップ114を含む取り付け機構112は、2個の取り付けクリップ114の1個が中心の右に配置されていても、フェイシャル開口部42に対して心合わせされていると考えられ、2個の取り付けクリップ114の他の1個は中心の左に配置される。上に言及したように、取り付け機構108と取り付け装置112が心合わせされている必要はない。そうではなく、取り付け機構108と取り付け装置112が、ユーザが自己装着するときにフェイシャル開口部42の上にフェース・シールド96を自動的に心合わせするように「機能する」ことが、必要なことのすべてである。言い換えれば、取り付け機構108と取り付け装置112の両方は「中心外れ」の状態にすることができ、この2つ108、112が自己装着の際に互いに整列するかぎりは、フェース・シールド96と取り付けられたガウン88とはヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル開口部42の上に自動的に心合わせされることになる。
【0041】
図3に最もよく示されているように、取り付けクリップ114は、ベース・セクション32から上向きに延びてヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル開口部42から離れ、フェース・シールド96を支持する。取り付けクリップ114は、ベース・セクション32から外向きに延びる遠位縁部116を含み、こうしてフェース・シールド96が取り付けクリップ114に取り付けられてガウン88を支持した後に、フェース・シールド96の一部分118が遠位縁部116とベース・セクション32との間に留まる。フェース・シールド96が取り付けクリップ114に取り付けられると、取り付けクリップはガウン88の全重量を支持することが好ましい。
【0042】
取り付けクリップ114は開口110をインタロックし、開口は好ましい実施形態ではフェース・シールド96の上に心合わせされて、フェース・シールド96をフェイシャル開口部42の上に自動的に心合わせする。さらに具体的には、取り付けクリップ114は開口110を通じて突き出ている。先に論述したように、取り付けクリップ114はまたガウン88とフェース・シールド96の全重量を支持して、単一のユーザがガウン88とフェース・シールド96およびヘルメット・アセンブリ12の間の相対的位置を維持してガウンの自己装着をすることを助けることが好ましい。したがって、ユーザが自分の腕を部分的にガウン88の袖の中に置いた後に、ユーザは、開口110、頭部14の部分を含めてフェース・シールド96を取り付けクリップ114の上に簡単に吊るすことによって、自分でガウンを装着することができる。取り付けクリップ114と開口110は上述のように心合わせされた関係にあるので、フェース・シールド96はヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル・セクション40とフェイシャル開口部42に対して自動的に心合わせされ、ユーザはフェース・シールド96を繰り返し調節する必要はない。代わりに、ユーザは、常時滅菌性を維持しながら、簡単にガウン88の頭部92をヘルメット・アセンブリ12の上に持ってくるか、または「回す」。それからガウン88は、完全にヘルメット・アセンブリ12とユーザの身体16を被う。これは、取り付けクリップ114がガウン88のフェース・シールド96と頭部92との重量も支持しているので、ユーザにとっては簡単な方法である。こうしてユーザは、頭部92をヘルメット・アセンブリ12の上に持ってくるときに、ガウン88のフェース・シールド96と頭部92とを支持する必要はない。上述のように、位置決め支持システム106によって、外科医などのユーザは、アシスタントを必要とせずにヘルメット・アセンブリ12および外科用ガウン88を装着することができる。
【0043】
代替案として、本発明は、図9および3のそれぞれにおける第1視覚インジケータ107および第2視覚インジケータ109によって開示された視覚位置決めシステムを含むことができる。本発明の視覚位置決めシステムは、滅菌性を維持しながら、単一のユーザが自分でガウンを装置することを助けるが、視覚位置決めシステムは、単一ユーザが自分でガウンを装着するときにガウン88の重量を支持しないので、上述のように、位置決め支持システムとは異なる。代わりに、視覚位置決めシステムは、フェース・シールド96の上に配置された第1視覚インジケータ107(図9を参照)を含み、第1視覚インジケータ107は、ユーザがフェース・シールドをヘルメット・アセンブリに視覚的に整列させることを可能にする。第1視覚インジケータ107は、ユーザが自分でガウンを装着するときにユーザが見るための標識またはその他の適当な視覚インジケータである。視覚位置決めシステムはまた、第1視覚インジケータ107を補足する第2視覚インジケータ109(図3を参照)を含む。さらに具体的には、第2視覚インジケータ109は、フェース・シールド96上の第1視覚インジケータ107と整列させるためにヘルメット・アセンブリ12のフェイシャル開口部42に対して位置決めされる標識またはその他の適当な視覚インジケータである。このように、第1視覚インジケータ107と第2視覚インジケータ109とを含む視覚位置決めシステムは、フェイシャル開口部の上にフェース・シールド96を自動的に心合わせし、これによって、滅菌性を維持しながら、ガウンとフェース・シールドとヘルメット・アセンブリとの間の相対的位置を維持して、単一ユーザが自分でガウンを装置することを助ける。
【0044】
総合的な心合わせには必要ではないが、第1視覚インジケータ107と第2視覚インジケータ109はそれぞれフェース・シールド96上とヘルメット・アセンブリ12上に心合わせされることが好ましい。さらにまた、第2視覚インジケータ109は、ヘルメット・アセンブリ12の内側シェル18と外側シェル20のいずれかの上で、単一ユーザが自分でガウンを装置するときにユーザの目が注視するために適当な位置に配置されることが好ましい。
【0045】
ユーザが空気濾過システム10を使用する間全体にわたって、空気濾過システム10に流入する一定体積の空気流を維持するために、本発明はある1つの方法を含む。この方法は、ある活動化速度で、すなわち第1活動化速度で電源90を選択的に活動化および不活動化するステップを含む。このステップはモータ52に必要な電圧を分配し、これによって、空気濾過システム10に流入する一定体積の空気流に相関するファン50のための回転速度(RPM)を確定する。モータ52の逆起電力(逆EMF)は制御装置118によって監視され、またファン50のRPMが安定化すると、すなわち所定の時間(例えば10秒間)だけ一定のRPMを維持すると、ファン50の回転速度を決定する。ファン50の回転速度が所定の時間だけ安定化した後に、任意に、いったんユーザが所定の時間だけモータ制御部を操作しなかった場合には、時間がいくらであっても、制御装置118は電源70の電圧を監視する。必然的に起こることであるが、電源の電圧が低下すると、電源70は第1活動化速度よりも高い第2活動化速度で選択的に活動化および不活動化され、モータ52に分配されている必要な電圧を持続させる。こうして、モータ52の一定RPMと、空気濾過システム10に流入する一定体積の空気流は維持される。電源70の選択的活動化および不活動化は業界ではパルス幅変調またはPWMとして知られており、この方法の特定の例を後でさらに詳しく述べる。
【0046】
空気濾過システム10に流入する空気の体積を制御することに加えて、本発明はまた、最低体積または最大体積の空気に達したときをユーザが認識するように、最低体積または最大体積の空気をユーザに示す可聴指示を準備する。終局の目的は、空気濾過システム10とヘルメット・アセンブリ12の全体を通じて一定の空気流を得ることである。これを達成するために、本発明は、電源70を活動化速度で選択的に活動化および不活動化する制御装置118を組み込む。この活動化速度は、最低体積または最大体積の空気をユーザに示す可聴指示を準備するための、ユーザに聞こえる周波数である。すなわち本発明は、ヘルメット・アセンブリ12の中に流れ込む空気の最低体積または最大体積に達することに応じて、可聴の「ピンという音」をユーザに提供する。
【0047】
最小の体積および最大の体積の空気が空気濾過システム10およびヘルメット・アセンブリ12内に流入するときにコントローラ118が電源70を選択的にアクティブ化、および非アクティブ化する周波数は、好ましくは1kHzである。しかし、そうでない場合、可聴指示を提供する限りは、周波数は、人間の裸耳聴力の許容範囲(30Hz〜20kHz)内であってよいことを理解されたい。アクティブ化速度の周波数は、ファン・モジュール46のモータ52の様々な構成部品を、それによって可聴指示を発生させる周波数で振動させる。
【0048】
より詳細には、空気濾過システム10およびヘルメット・アセンブリ12は、渦巻ハウジング48の外壁62からヘルメット・アセンブリ12内の開口を通って、ヘルメット・アセンブリ12の外側シェル20から延び出ている第1のモータ・コントロール120および第2のモータ・コントロール122を備える。モータ・コントロール120、122は、コントローラ118と電気的に接続されている。モータ・コントロール120、122は、ファン50の回転速度を増加または減少させるためのユーザによる操作に応答する。上記で説明したように、ファン50の回転速度は、空気流路26へ流入する空気の体積と関係している。したがって、ファン50の回転速度を増加または減少させることで、空気流路26へ流入する空気の体積を調節する。第1のモータ・コントロール120は、ユーザによるファン50の回転速度を増加させようとする、したがって空気流路26内へ流入する空気の体積を増加させようとする操作に応答する。第2のモータ・コントロール122は、ユーザによるファン50の回転速度を減少させようとする、したがって空気流路26内へ流入する空気の体積を減少させようとする操作に応答する。もちろん、第1および第2のモータ・コントロール120、122の反対の設定を行うこともできる。
【0049】
図面に示すように、第1および第2のモータ・コントロール120、122は、好ましくは第1および第2の押しボタンである。図10に示すように、第1および第2の押しボタンは、第1および第2の押しボタンのもう一方とは異なる高さで外側シェル20から延びて、ユーザが、押しボタンを見ないで操作してファン50の速度および空気の体積を増加または減少させるのを助ける。ユーザがヘルメット・アセンブリ12を着用し、空気濾過システム10を装着している間、自分で、「触れることによって」押しボタンの高さが異なることを認識することができる。このことによって、空気流路26内に流入する空気の体積を増加および減少させる操作が容易になる。
【0050】
空気濾過システム10およびヘルメット・アセンブリ12がファン50を駆動する複数の回転速度は、第1の空気の体積に関係する第1の回転速度と、第2の空気の体積に関係する第2の回転速度と、第3の空気の体積に関係する第3の回転速度と、最後から2番めの空気の体積に関係する最後から2番めの回転速度と、最後の空気の体積に関係する最後の回転速度とを含むように画定される。しかし、本発明の好ましい実施形態では、空気濾過システム10およびヘルメット・アセンブリ12がファン50を駆動する複数の回転速度が、ファン50を駆動するための5つの個別の回転速度を含むようにさらに画定される。本発明は、本発明の範囲を変更することなく、ファン50を駆動する任意の数の個別の回転速度を含むことができることを理解されたい。上記で述べたような好ましい実施形態では、ファン50を駆動するための5つの回転速度はそれぞれ、空気流路26内に流入する特定の空気の体積に関係している。たとえば、第1の空気の体積に関係している第1の回転速度と、第2の空気の体積に関係している第2の回転速度があり、第5の空気の体積に関係している第5の回転速度まで以下同様である。説明する目的だけのために述べると、第1の空気の体積は、空気流路26内に流入する最小の空気の体積であり、第5の空気の体積は、空気流路26内に流入する最大の空気の体積である。しかし、その反対が正しいこともあることを理解されたい。すなわち、第1の空気の体積は、空気流路26内に流入する最大の空気の体積であってよく、第5の空気の体積は、空気流路26内に流入する最小の空気の体積であってよい。
【0051】
本発明の好ましい実施形態では、アクティブ化速度の周波数は、一定の場合にのみ可聴である。特に、アクティブ化速度の周波数は、ユーザが第1のモータ・コントロール120を操作してファン50の回転速度を、ファン50の第4の回転速度から第5の回転速度に増加させたとき、およびユーザが第2のモータ・コントロール122を操作してファン50の回転速度を、ファン50の第2の回転速度から第1の回転速度に減少させたときにのみ可聴である。
【0052】
上記で簡単に説明したように、電源70は、PWMを通じてモータ52に電力供給する。PWMでは、コントローラ118は、パルス幅変調を通じて電源70を選択的にアクティブ化、および非アクティブ化するようにスイッチに指示を与えることが、従来技術で理解されている。このON(アクティブ化)/OFF(非アクティブ化)シナリオは、ファン50の毎分の回転速度(RPM)を制御する。例示的な実施例として、第5のファン50の回転速度では、ファン50は3800RPMで回転する。3800RPMを確立するために、コントローラ118は、電源70を70:30の比率で選択的にアクティブ化、および非アクティブ化する。すなわち、コントローラ118は、電源70をその時間のうち70%でONにし、その時間のうち30%でOFFにする。第4のファン50の回転速度では、ファン50は3350RPMで回転する。3350RPMを確立するために、コントローラ118は、電源70を60:40の比率で選択的にアクティブ化、および非アクティブ化する。すなわち、コントローラ118は、電源70をその時間のうち60%でONにし、その時間のうち40%でOFFにする。第3のファン50の回転速度では、ファン50は2900RPMで回転する。2900RPMを確立するために、コントローラ118は、電源70を50:50の比率で選択的にアクティブ化、および非アクティブ化する。すなわち、コントローラ118は、電源70をその時間のうち50%でONにし、その時間のうち50%でOFFにする。第2のファン50の回転速度では、ファン50は2450RPMで回転する。2450RPMを確立するために、コントローラ118は、電源70を40:60の比率で選択的にアクティブ化、および非アクティブ化する。すなわち、コントローラ118は、電源70をその時間のうち40%でONにし、その時間のうち60%でOFFにする。最後に、例示的な実施例では、第1のファン50の回転速度では、ファン50は2000RPMで回転する。2000RPMを確立するために、コントローラ118は、電源70を30:70の比率で選択的にアクティブ化、および非アクティブ化する。すなわち、コントローラ118は、電源70をその時間のうち30%でONにし、その時間のうち70%でOFFにする。
【0053】
例示的な実施例および好ましい実施形態については、コントローラ118は、1kHzの可聴周波数で、70:30の比率で電源をON、OFFし(第5のおよび最大の空気の体積)、また30:70の比率で電源をON、OFF(第1のおよび最小の空気の体積)する。他方、他の比率では、コントローラ118は、たとえば25kHzの非可聴周波数で、電源70をONにし、OFFする。
【0054】
上記の例は、どんな意味でも付属の特許請求の範囲で述べたような本発明の範囲に限定されるものではなく、本発明の特徴および数々の利点をさらに示すために提供されている。
【0055】
本発明の好ましい実施形態では、コントローラ118は、モータ52の出力58のRPMをモニタする。より詳細には、上記の方法で述べたように、コントローラ118は、モータ52の出力58のRPM情報を受信するために、モータ52によって発生された電圧をモニタする。その後、コントローラ118は、モータ52によって発生された電圧を、電圧を表現するデジタル値に単に変えることによって、情報をアナログからデジタルに変換する。本発明に組み入れられたコントローラ118はまた、ファン50の複数の回転速度のうちの1つを表わす設定値を認識する。設定値はファン50の現在の回転速度を表わしていることを理解されたい。同様に、電源70が非アクティブ化されたとき、設定値、すなわちファン50の最後の回転速度を保持するためのメモリがコントローラ118に備えられている。電源70内の電圧がゼロに降下するか、電源70が接続解除されて交換されるかのいずれかのとき、電源70は非アクティブ化される。言い換えれば、何らかの理由でバッテリが抜かれたか、接続解除された場合、新しいバッテリを使用することができ、いったん接続されたあと、コントローラ118は電源70を制御してファン50を最後の設定値で回転させる。ユーザはバッテリの寿命よりも長い時間にわたってヘルメット・アセンブリ12を使用することができること、およびいったんバッテリ電圧が使用可能な値より降下すると、バッテリが新しいバッテリに交換されることを理解されたい。同様に、新しい、すなわちフル充電されたバッテリが取り付けられたとき、コントローラ118はバッテリの使用可能な電圧を読み取り、PWMを通じてスイッチにモータ52のON/OFF比率を調節を支持して、設定値によって確立されるヘルメット・アセンブリ12を通る所定の空気流を維持する。
【0056】
ユーザの頭部14および首への負担を最小化するのを助けるために、本発明の空気濾過システム10およびヘルメット・アセンブリ12は、ヘルメット・アセンブリ12用の前部可調節支持体128を備える。ヘルメット・アセンブリ12を様々なサイズの頭部に合うように調節したときでさえも、頭部14および首への負担およびねじりは、ユーザの首にかかるファン50およびモータ52の重量を維持することによって最小化される。前部可調節支持体128は、ベース・セクション32の後方セクション36から剛性に延びる後方支持体130を備える。後方支持体130は、ヘルメット・アセンブリ12に接続された別個の部品であってもよく、またはヘルメット・アセンブリ12の一体型の部品であってもよいことを理解されたい。後方支持体130は、後方支持体130を後方セクション36と接続する第1および第2の剛性のコネクタ132を備える。好ましい実施形態では、後方支持体130は、内側シェル18の後方セクション36と接続され、そこから延びており、これを内側シェル18について以下で説明する。しかし、後方支持体130は、本発明の範囲を変更することなく、外側シェル20の後方セクション36と接続され、そこから延びていてもよいことを理解されたい。
【0057】
図10から14を参照すると、第1の側部136および第2の側部138を有する調節セグメント134が示されている。必要であるわけではないが、後方支持体130は、好ましくは調節セグメント134を備える。すなわち、好ましくは、調節セグメント134は後方支持体130と一体化されているか、または同じ部品である。しかし、調節セグメント134は、別法として、後方支持体130に単に取り付けられた個別の構成部品であってもよい。どちらの状況においても、調節セグメント134は、調節開口140を画定している。本発明はまた、内側シェル18の前方セクション34と屈撓自在に接続され、そこから延びているストラップ142を備える。ストラップ142は、調節セグメント134の第1側部136の中に配置される第1端部144と、調節セグメント134の第2側部138の中に配置される第2端部146を備える。より詳細には、調節セグメント134によって画定された調節開口140は、ストラップ142の第1および第2端部144、146を受ける。好ましくは、第1端部144は、調節セグメント134の第1側部136の中に可動に配置され、また、好ましくは、第2端部146は、調節セグメント134の第2側部138の中に可動に配置されている。しかし、以下の説明からわかるように、第1端部144は、調節セグメント134の第1側部136の中に可動に配置されてもよく、第2端部146は、調節セグメント134の第2側部138の中に固定配置されてもよい。別法として、第1端部144は、調節セグメント134の第1側部136の中に固定配置されてもよく、第2端部146は、調節セグメント134の第2側部138の中に可動に配置されてもよい。
【0058】
ストラップ142は、その第1端部144と第2端部146の間に、後方支持体130の調節セグメント134と対向して配置された前方部分148をさらに備える。少なくとも1つのヒンジ150がストラップ142の前方部分148から延びて、ストラップ142を内側シェル18の前方セクション34と屈撓自在に接続している。好ましくは、ストラップ142の前方部分148から延びている2つのヒンジ150がある。このような場合、2つのヒンジ150は、内側シェル18の前方セクション34と、およびストラップ142の前方部分148とに、互いに等距離に接続されている。ストラップ142の前方部分148と内側シェル18の前方セクション34の間には、隙間152が存在する。
【0059】
調節装置154が、後方支持体130の調節セグメント134に取り付けられている。調節装置154を操作して、ストラップ142を内側シェル18の前方セクション34から引き出して、ユーザの首にかかるファン50およびモータ52の重量を維持する。このことを以下で説明する。図10から14を参照すると、調節装置154は、調節ノブ156としてさらに画定されている。調節ノブ156は後方支持体130の調節開口140から回転自在に取り付けられ、その中に延びて、ストラップ142の第1および第2端部144、146と係合する。調節ノブ156は、調節開口140の中へ延びる子歯車158を備える。また、ストラップ142の第1端部144は、第1のラック160を備え、ストラップ142の第2端部146は、第2のラック162を備える。調節ノブ156の子歯車158は、調節開口140の中へ延びており、調節ノブ156が回転する際、第1および第2のラック160、162を係合し、動かす。
【0060】
調節装置154は、ストラップ142の第1および第2端部144、146を係合して、第1および第2端部144、146を互いに近づくように操作する。このことは、ストラップ142を締め付けて、後方支持体130を後方セクション36およびストラップ142の両方に対して不動のままにしながらストラップ142を前方セクション34から引き出す。また、調節装置154は、ストラップ142の第1および第2端部144、146を係合して、第1および第2端部144、146を互いに離れるように操作する。このことは、ストラップ142を緩めて、後方支持体130を後方セクション36およびストラップ142の両方に対して不動のままにしながらストラップ142を前方セクション34のほうへ押す。
【0061】
必要である全てのことは、調節装置154が、第1および第2端部144、146を互いに近づくように操作してストラップ142を締め付けるように、または互いに離れるようにしてストラップ142を緩めるように機能することであることを理解されたい。第1および第2端部144、146を互いに近づくように操作するために、好ましい実施形態では第1および第2端部144、146が両方、互いに近づくように移動することができる。別法として、本発明は「シングル・エンド調節可能(single-end ajustable)」であってもよい。すなわち、第1端部144が固定され、第2端部146が、調節装置154によって操作される、すなわち動かされるストラップ142の唯一の端部である場合でさえも、または第2端部146が固定され、第1端部144が、調節装置154によって操作される、すなわち動かされるストラップ142の唯一の端部である場合でさえも、第1および第2端部を互いに近づくように操作することもまた可能である。
【0062】
動作中、ストラップ142が調節装置154によって締め付けられると、ヒンジ150が撓んで、ストラップ142の前方部分148と内側シェル18の前方セクション34の間の隙間152を増加させる。ストラップ142は、内側シェル18の前方セクション34に対してのみ動くので、ヘルメット・アセンブリ12がより小さいサイズの頭部14に合うように調節されたとき、ファン・モジュール46および渦巻ハウジング48の重量はユーザの首の上で維持される。別法として、ストラップ142が緩められた場合、ヒンジ150は弛んで隙間を減少させる。同様に、ヘルメット・アセンブリ12がより大きいサイズの頭部14に合うように調節されたとき、ファン・モジュール46および渦巻ハウジング48の重量はユーザの首の上で維持される。ある意味では、ヘルメット・アセンブリ12は、調節の際ユーザの頭部14および首に対して静止したままであり、ストラップ142のみがヘルメット・アセンブリ12内で移動する。
【0063】
調節ノブ156は、ヘルメット・アセンブリ12の後方支持体130に面した内部表面164を追加的に備える。内部表面164は、複数の歯166を備える。歯166は、内部表面164の周りに輪を形成している。可撓性の支持バー168が後方支持体130内に鋳造されて、そこから延びている。可撓性の支持バー168は、ストラップ142を後方支持体130に対してロックするための、調節ノブ156の歯166と対合している少なくとも1つのロッキング戻り止め170を備える。もちろん、複数の戻り止め170を使用することができる。図14に示すように、本発明の好ましい実施形態は、ストラップ142を後方支持体130に対してロックするための2つの可撓性の支持バー168を備える。動作中、可撓性の支持バー168は撓んで、調節ノブ156の操作の際、調節ノブ156の歯166から戻り止め170を外して、ストラップ142が後方支持体130に対して動くことができるようにする。可撓性の支持バー168は、ばねのように働き、はね返って戻り止め170を再び歯166と係合させる。
【0064】
本発明を例示的な方式で説明してきたが、使用されてきた技術は限定ではなく、説明という言葉の性質であるように意図されていることを理解されたい。
【0065】
明らかに、上記の教示に照らしてみると、本発明の多くの修正および変更が可能である。したがって、参照番号は単に便利のためのものであり、それにいかようにも限定されるものではなく、本発明は、詳細に説明した通り以外にも実施することができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アセンブリのユーザの頭部に取り付けられた、ヘルメット・アセンブリの透視図である。
【図2】 ヘルメット・アセンブリの分解透視図である。
【図3】 ヘルメット・アセンブリのベース・セクションおよびフェイシャル・セクション、およびヘルメット・アセンブリ内の空気流路および空気出口を示す、側部部分横断面図である。
【図4】 少なくとも1つの渦巻ハウジングからの空気出口を備える、本発明のファン・モジュールおよび渦巻ハウジングの透視図である。
【図5】 複数の渦巻ハウジングからの空気出口を備える、渦巻ハウジングの透視図である。
【図6】 ファン・モジュールおよび渦巻ハウジングの分解図である。
【図7】 ヘルメット・アセンブリの上面図である。
【図8】 ガウンおよびフェイス・シールドを含む、ヘルメット・アセンブリおよび空気濾過システムの側面図である。
【図9】 フェイス・シールド内の開口を介してフェイス・シールドを支持する取付クリップを備える、位置調整および支持システム図のヘルメット・アセンブリの透視図である。
【図10】 ヘルメット・アセンブリの外側シェルから異なる高さで延びている吸気グリッドおよび第1および第2のモータ・コントロールを示す、ヘルメット・アセンブリの後部からの透視図である。
【図11】 後方支持体、ストラップおよびユーザの様々な大きさの頭部へのヘルメット・アセンブリの正確な嵌合を容易にする調節ノブを示す、ヘルメット・アセンブリの後部からの透視図である。
【図12】 後方支持体および調節ノブの拡大図である。
【図13】 子歯車および複数の歯を示す、調節ノブの内部表面の拡大透視図である。
【図14】 可撓性の支持バー、および調節ノブ上の複数の歯と対合する戻り止めを示す、後方支持体の拡大透視図である。
Claims (9)
- ベース・セクション(32)と、
ユーザの頭上に空間があけられるように前記ベース・セクションの上方に位置し、空気入口(64)を画定する内側シェル(18)及び外側シェル(20)と、
空気を前記空気入口内に引き込むために、前記空気入口の下方に位置し、前記内側シェルと前記外側シェルのうちの少なくとも1つに搭載されるファン(50)と、
前記ファンから空気を受け取るための空気流路(26)であって、この空気流路は、前記空気入口からの空気が前記ユーザの顔に向かうように、前記ファンから前方に延び、前記ベース・セクションの前方に位置する前方空気出口(76)まで配置される前方セクション(34)と、前記空気入口からの空気が前記ユーザの首に向かうように、前記ファンから後方に延び、前記ベース・セクションの後方に位置する後方空気出口(77)まで配置される後方セクション(36)とを有するものである空気流路と、
を備えるヘルメット・アセンブリ(12)と、
少なくとも前記ヘルメット・アセンブリの一部分を覆うためのフード(92)であって、前記ユーザが前記フードを通して見ることができるようにするためのフェース・シールド(96)を備えるフードと、
を含むシステム。 - 前記ファンの周りを少なくとも部分的に延びる外側壁(62)を有する渦巻ハウジング(48)を備え、前記壁が、前記空気流路の前方セクションに導く空気出口(66)と、前記空気出口から離間した前記空気流路の後方セクションに導く空気出口(66)との少なくとも2つの空気出口(66)を有する請求項1に記載のシステム。
- 前記外側シェルが、前記空気流路を画定するために前記内側シェルから離間されている請求項1又は2に記載のシステム。
- 前記内側シェル又は外側シェルに連結したチン・バー(44)と、前記フードを取り外し可能に保持するために前記チン・バーに取り付けられた固定部材(98)とを備える請求項1〜3のいずれかに記載のシステム。
- 前記後方空気出口が前記ベース・セクション又は後部フェーシング(24)の上方に配置される請求項1〜4のいずれかに記載のシステム。
- 前記ヘルメット・アセンブリに搭載されたモータ・コントロール(120、122)を備え、ユーザによって前記ファンの速度を制御することが操作可能である請求項1〜5のいずれかに記載のシステム。
- 前記フードを前記ファンから離間するために、前記空気入口の上の前記外側シェルに搭載された吸気グリッド(100)を備える請求項1〜6のいずれかに記載のシステム。
- 前記フードが前記ヘルメット・アセンブリを覆う際に、前記フードが、前記吸気グリッドの上に配置されるように構成される濾過媒体を備える請求項7に記載のシステム。
- 前記ヘルメット・アセンブリが取り付け装置(112)をさらに備え、前記取り付け装置が前記ヘルメット・アセンブリに対して前記フェース・シールドを自動的に中心合わせし、かつ、前記フェース・シールドが、前記ヘルメット・アセンブリ上に前記フェース・シールドを支持するように構成される取り付け機構(108)を備える請求項1〜8のいずれかに記載のシステム。
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