JP4507866B2 - Parking brake equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ブレーキシューをドラムに押付けて制動状態にし、かつその制動状態を保持する保持機構を備えている駐車ブレーキ装置に関する。 The present invention relates to a parking brake device that includes a holding mechanism that presses a brake shoe against a drum to bring it into a braking state and holds the braking state.
駐車ブレーキ装置は、近年、様々なタイプのものが知られている。
例えば、特許文献1に記載の駐車ブレーキ装置は、電動モータによってブレーキシューをドラムに押付ける構成になっている。特許文献2に記載の駐車ブレーキ装置は、油圧ピストンによって一対のブレーキシューをドラムに押付け、その状態において一対のブレーキシューを電動モータによって位置保持する保持機構を有している。保持機構は、一対のブレーキシューの間に設けられた一対の出力部を有しており、一対の出力部は、電動モータによって相互に逆方向に直線移動されることによって一対のブレーキシューの間で突っ張る構成になっている。
For example, the parking brake device described in
しかし特許文献2に係る保持機構は、一対の出力部と電動モータがどちらもドラム内に設けられる構成であった。そのため小さいドラム内に設置することが困難な構成になっていた。なお小さいドラムの一例としては、ドラムインディスク型のブレーキが挙げられる。すなわちドラムインディスク型のブレーキは、外周部にディスクブレーキ部を有しており、中心部にドラムブレーキ部を有しているためにドラムの径が小さくなっている。
またドラムの外に電動モータなどを設ける形態なども考えられるが、車両によってはドラムの外においても十分なスペースが確保できないものも多い。
そこで本発明は、小さなドラムなどに好適に対応し得る小型化容易な駐車ブレーキ装置を提供することを課題とする。
However, the holding mechanism according to
In addition, a configuration in which an electric motor or the like is provided outside the drum is also conceivable, but there are many cases where a sufficient space cannot be secured even outside the drum depending on the vehicle.
Then, this invention makes it a subject to provide the parking brake apparatus which can respond suitably to a small drum etc. and can be reduced in size easily.
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える駐車ブレーキ装置であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、保持機構は、ブレーキシューをドラムに押付ける押付け機構を操作する際に引張られるまたは押される操作部材を液圧によって引張るまたは押す制動用ピストンと、制動状態において制動用ピストンに係合して制動用ピストンが非制動状態方向へ戻ることを防止するロック部材と、非制動状態にする際にロック部材を制動用ピストンに対して係合解除させる解除装置とを備えている。
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is a parking brake device having a configuration as described in each claim.
According to the first aspect of the present invention, the holding mechanism includes a braking piston that pulls or pushes an operating member that is pulled or pressed by hydraulic pressure when operating a pressing mechanism that presses the brake shoe against the drum, and in a braking state. A lock member that engages with the brake piston and prevents the brake piston from returning to the non-brake state, and a release device that releases the lock member from the brake piston when the brake piston is brought into the non-brake state. I have.
したがって制動状態においてロック部材が制動用ピストンに対して機械的に係合する。そして機械的な係合状態は、解除装置を作動させないと解除されない。そのため制動用ピストン側に印加していた液圧を減圧させても制動用ピストンは、非制動状態方向へ戻らず制動状態位置にて保持され得る。
また保持機構は、機械的な係合という簡易な構成によって制動状態を保持する構成であるために小型化が容易な構成になっている。また保持機構は、操作部材を保持することによって制動状態を保持する構成であるために、ドラムの外に設けることが可能な構成にもなっている。
かくして本発明に係る駐車ブレーキ装置は、小さなドラムなどに対して好適に設置され得る構成になっている。
Therefore, the locking member is mechanically engaged with the braking piston in the braking state. The mechanical engagement state is not released unless the release device is operated. Therefore, even if the hydraulic pressure applied to the brake piston side is reduced, the brake piston can be held in the brake state position without returning to the non-brake state direction.
In addition, the holding mechanism has a configuration that holds the braking state with a simple configuration of mechanical engagement, and thus can be easily downsized. Further, since the holding mechanism is configured to hold the braking state by holding the operation member, the holding mechanism is also configured to be provided outside the drum.
Thus, the parking brake device according to the present invention can be suitably installed on a small drum or the like.
また請求項1に記載の発明によると、解除装置は、液圧の印加によって作動する解除用ピストンを備えており、その解除用ピストンにロック部材が連結されている。
したがって解除装置は、制動用ピストンと同じように液圧を利用して作動する構成になっている。そのため作動源の共通化などによって保持機構の小型化を図り得る構成になっている。
Moreover, according to the invention described in
Therefore, the release device is configured to operate using hydraulic pressure in the same manner as the brake piston. For this reason, the holding mechanism can be reduced in size by sharing the operating source.
さらに請求項1に記載の発明によると、制動用ピストンが内挿されるシリンダと解除装置との間には、制動用ピストンまたはシリンダに内挿される調整用ピストンの移動によって開閉する機械弁が設けられている。そしてその機械弁が開くことによってシリンダ内に印加された液圧によって解除装置が作動する構成になっている。
したがって解除装置は、シリンダ内の液圧によって作動する。そのため液路の共通化によって保持機構の小型化を図り得る構成になっている。
Further in accordance to the invention described in
Therefore, the release device is operated by the hydraulic pressure in the cylinder. For this reason, the holding mechanism can be reduced in size by sharing the liquid path.
請求項2に記載の発明によると、制動状態においてロック部材を制動用ピストンから係合解除させた後に、制動用ピストンを制動状態位置から非制動状態方向に移動させ、かつロック部材を係合可能位置に移動させる際に、制動用ピストンの非制動状態方向への移動用の液圧速度に比べて、解除装置内の印加液圧の減圧速度を遅らせてロック部材の係合可能位置への移動のタイミングを調整するタイミング機構を有している。 According to the second aspect of the present invention, after the lock member is disengaged from the brake piston in the brake state, the brake piston can be moved from the brake state position to the non-brake state and the lock member can be engaged. When moving to the position, the pressure reduction speed of the applied hydraulic pressure in the release device is delayed compared to the hydraulic pressure speed for moving the braking piston in the non-braking state, and the lock member is moved to the engageable position. Has a timing mechanism for adjusting the timing of.
したがって制動状態から非制動状態にする際には、先ずロック部材を制動用ピストンから係合解除させ、その後、制動用ピストンを制動状態位置から非制動状態方向へ移動させる。そして解除装置をタイミング機構によって制動用ピストンの移動速度に比べてゆっくりと作動させて、ロック部材を制動用ピストンの移動速度に遅れて係合可能位置へ移動させる。
かくして保持機構は、タイミング機構によって非制動状態位置に戻ることができる。そしてその構成は、液圧の変化速度を調整する構成であるために、絞りなどによって簡易な構成とされ得る。
Therefore, when changing from the braking state to the non-braking state, the lock member is first disengaged from the braking piston, and then the braking piston is moved from the braking state position to the non-braking state. Then, the release device is operated slowly by the timing mechanism as compared with the moving speed of the brake piston, and the lock member is moved to the engageable position after the moving speed of the brake piston.
Thus, the holding mechanism can be returned to the non-braking state position by the timing mechanism. And since the structure is a structure which adjusts the change speed of a hydraulic pressure, it can be set as a simple structure by a diaphragm | throttle etc.
請求項3に記載の発明によると、ロック部材は、制動用ピストンの外周面に形成された係合部に係合する係合爪を有している。そして係合爪と係合部は、制動用ピストンの移動方向を一方向に規制して、制動用ピストンが非制動状態方向に戻ることを規制する構成になっている。
したがって制動用ピストンは、係合爪と係合部とによって確実に制動状態位置にて保持される。
According to the third aspect of the present invention, the lock member has an engaging claw that engages with an engaging portion formed on the outer peripheral surface of the brake piston. The engaging claw and the engaging portion are configured to restrict the movement direction of the braking piston in one direction and restrict the braking piston from returning in the non-braking state direction.
Therefore, the brake piston is reliably held at the brake state position by the engaging claw and the engaging portion.
(実施の形態1)
本発明に係る実施の形態1を図1〜6にしたがって説明する。
実施の形態1に係るブレーキ装置は、図1,2に示すようにドラムインディスク型であって、外周部にサービス用のディスクブレーキ部を有し、中央部に駐車用のドラムブレーキ部を有している。そしてブレーキ装置は、ドラムブレーキ部を操作・保持する保持機構3を備える駐車ブレーキ装置1を有している。
(Embodiment 1)
The brake device according to the first embodiment is a drum-in-disc type as shown in FIGS. 1 and 2, and has a disc brake portion for service in the outer peripheral portion and a drum brake portion for parking in the central portion. is doing. And the brake device has the
ドラムブレーキ部は、図1に示すように車体側の部材に固定されるドーナツ円盤状の裏板17と、裏板17上に可動的に装架される一対のブレーキシュー10を有している。
ブレーキシュー10は、円弧状であって、外周面にライニング11が取付けられている。
As shown in FIG. 1, the drum brake portion has a donut disk-
The
一対のブレーキシュー10の一端部間10a,10aには、図1に示すようにアジャスタ14と戻りばね15が取付けられている。アジャスタ14は、一端部間10a,10aの距離を調節する機構を備えている。戻りばね15は、弾性的に一端部間10a,10aを近接する方向に付勢する。
他端部間10b,10bには、押付け機構2と戻りばね16が取付けられている。押付け機構2は、裏側に延出する操作部材25によって操作されることで他端部間10b,10bを離間させる機構である(図3参照)。戻りばね16は、弾性的に他端部間10b,10bを近接する方向に付勢する。
As shown in FIG. 1, an
A
他端部間10b,10bには、図1,2に示すようにアンカ部材41の凸部41aが張出している。
アンカ部材41は、図3に示すようにボルト42によって車体側の部材(キャリア)40に固定されている。したがってブレーキシュー10の回転は、アンカ部材41によって規制される構成になっている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
As shown in FIG. 3, the
裏板17の裏側には、図2に示すように略ドーナツ円盤状のダストカバー18が取付けられている。一方、裏板17の表側には、ロータ部材12が取付けられている。
ロータ部材12は、ハット型であって、取付部12aとドラム12bとディスク12cとを一体に有している。
取付部12aは、中央部にてドーナツ円盤状に形成されており、車軸側の部材に取付けられる。したがってロータ部材12は、車輪とともに回転する。
A substantially donut disk-
The
The
ドラム12bは、図2に示すように筒状に形成されており、取付部12aの外周縁から裏板17に向けて延出している。ドラム12bの内周面には、ドラム12bの内側に配設されたブレーキシュー10が押付けられる。そのためドラム12bは、ブレーキシュー10との間において制動力を生じる。
ディスク12cは、ドーナツ円盤状に形成されており、ドラム12bの外周面から外周側方に延出している。ディスク12cのインナ面とアウタ面のそれぞれには、サービスブレーキとして利用されるパッド13が押付けられる。そのためディスク12cは、一対のパッド13との間において制動力を生じる。
As shown in FIG. 2, the
The
押付け機構2は、図1,2に示すように一対のブレーキシュー10をドラムに押付ける部材であって、トグルレバー20とストラット21を有している(トグル機構)。
トグルレバー20は、図3に示すように一端部が回動ピン22を介してストラット21と回動可能に取付けられている。そして他端部に掛止部20bを有しており、掛止部20bには、操作部材25の先端部に取付けられた掛止具24が掛け止められている。またトグルレバー20の一端部には、係合部20aが形成されており、係合部20aには、ブレーキシュー10の一端部が係合されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
As shown in FIG. 3, one end of the
ストラット21は、一端部がトグルレバー20に回動可能に連結されており、他端部にブレーキシュー10の一端部が係合される係合部21aを有している。
したがって操作部材25を引くことによって、トグルレバー20とストラット21が車体側の部材40に固定されたボルト42の頭部に当接する。そしてその状態にて回動ピン22を中心にそれぞれが回動する。そのため一対のブレーキシュー10は、トグルレバー20とストラット21によってドラム12bに向けて押付けられる(図2,3参照)。
One end portion of the
Accordingly, by pulling the
保持機構3は、図3に示すように操作部材25を引くことによってドラムブレーキ部を制動状態にするとともに、操作部材25を引いた状態で保持することによってドラムブレーキ部を制動状態で保持する機構である。
保持機構3は、ハウジング30、制動用ピストン31、ロック部材33および解除装置34を有している。
As shown in FIG. 3, the
The
ハウジング30には、車体側の部材40に固定されるフランジ部30aが形成されている。そしてハウジング30内には、制動用ピストン31が内挿されるシリンダ30bと、解除用ピストン34aが内挿されるシリンダ30cが形成されている。またハウジング30内には、制動用ピストン31と解除用ピストン34aを作動させるための液路と逆止弁35,36と絞り37とが設けられている。
The
制動用ピストン31は、操作部材25と連結されており、液圧が印加されることによって操作部材25を引張る。そして制動用ピストン31は、ばね32の付勢力と押付け機構2を介した戻りばね16の付勢力とによって非制動状態位置(左側位置)に向けて付勢されている。
制動用ピストン31の制動方向の先端側外周面(右端部外周面)には、ロック部材33が係合する係合部31aが形成されている。
係合部31aは、図4に示すように複数の段部を有しており、ロック部材33の係合爪33aと係合し得る構成になっている。
The
An
As shown in FIG. 4, the engaging
ロック部材33は、図4に示すようにハウジング30に対して傾動可能に取付けられる回動支点部33bを有しており、傾動先端部に係合爪33aと連結部33cを有している。
係合爪33aは、解除用ピストン34aに向けて突出しており、係合部31aに係合する。そして係合した係合爪33aと係合部31aは、制動用ピストン31の移動方向を一方向に規制することによって、制動用ピストン31の非制動状態方向(左方向)への移動を規制する構成(ラチェット機構)になっている。
連結部33cは、解除用ピストン34aの下端部に回動可能に連結されている。そのためロック部材33は、解除用ピストン34aによって係合解除され得る構成になっている。
As shown in FIG. 4, the
The engaging
The connecting
解除装置34は、図4に示すように解除用ピストン34aとばね39を有している。解除用ピストン34aは、ばね39によって下方に向けて付勢されており、液圧の印加によって上方に移動する。
したがって解除装置34は、ばね39によってロック部材33を制動用ピストン31に向けて付勢する。そして液圧によってロック部材33を傾動させて、ロック部材33を制動用ピストン31から係合解除させる。
As shown in FIG. 4, the
Therefore, the
解除装置34とシリンダ30bの間には、図5,6に示すように制動用ピストン31が移動することによって開閉される機械弁38が形成されている。そして機械弁38は、制動用ピストン31が液圧によって大きく右側に移動することによって開いた状態となり、シリンダ30b内の液圧を解除装置34側に伝える。
Between the
機械弁38と解除装置34の間には、図3に示すように逆止弁35を有する液路と、絞り37を有する液路とが並設されている。
ハウジング30には、配管が接続される配管口30dが形成されており、配管口30dとシリンダ30bの左端部とが液路によって連通されている。そして配管口30dは、逆止弁36を介して絞り37を有する液路にも連通されている。
Between the
The
次に、保持機構3によってドラムブレーキ部を非制動状態から制動状態にする方法について説明する。
非制動状態は、図3に示すように操作部材25を引張っていない状態であって、ブレーキシュー10がドラム12bに押付けられていない状態である(図1参照)。この時の制動用ピストン31は、図3に示すように液圧が印加されておらず、ばね32の付勢力と押付け機構2を介した戻りばね16の付勢力とによってドラムブレーキ部側(左側)に位置している。そしてこの時の解除用ピストン34aは、ばね39の付勢力によって下側に位置している。
Next, a method for changing the drum brake unit from the non-braking state to the braking state by the
The non-braking state is a state where the operating
制動状態にする際には、図5に示すように電磁弁43を開いて、液圧源の液圧(例えばESC等の加圧手段による油圧)をシリンダ30bの左側に印加する。これによって制動用ピストン31は、液圧によってばね32に抗して右側に移動する。そしてロック部材33が制動用ピストン31の係合部31aに係合する。そのため操作部材25は、制動用ピストン31によって引張られ、引張られた状態がロック部材33と制動用ピストン31との機械的な係合によって保持される(制動状態)。したがって制動用ピストン31側に印加していた液圧を減圧させても制動用ピストン31は、非制動状態方向へ戻らず制動状態位置にて保持され得る。
In the braking state, the
なお電磁弁43は、一方の車輪の駐車ブレーキ装置に接続されているが、電磁弁43と配管口30dとの間の配管を分岐させて他方の車輪の駐車ブレーキ装置にも接続され、左右両方の駐車ブレーキ装置が電磁弁43一つによって操作され得る構成としても良い。
The
次に、制動状態から非制動状態にする方法について説明する。
制動状態にする際に印加した液圧よりも高い液圧をシリンダ30bの左側部に印加する。これにより制動用ピストン31が図5に示す位置よりも右側に移動する。その結果、図6に示すように機械弁38が開き、シリンダ30b内の液圧が機械弁38を介して逆止弁35を有する液路、または絞り37を有する液路を通って解除装置34側に伝わる。そしてその液圧によって解除装置34の解除用ピストン34aが上方に移動し、ロック部材33が制動用ピストン31に対して係合解除される。かくして制動用ピストン31は、左側に移動可能な状態になる。
Next, a method for changing from the braking state to the non-braking state will be described.
A hydraulic pressure higher than the hydraulic pressure applied in the braking state is applied to the left side of the
その状態において印加していた液圧を電磁弁43を介して減圧させる。これにより制動用ピストン31は、左側に印加されていた液圧が減少し、ばね32の付勢力と押付け機構2を介した戻りばね16の付勢力とによって左側に移動する。そして解除装置34に印加されていた液圧は、絞り37を有する液路側のみを通って、逆止弁36と電磁弁43とを介して減圧される。
したがって解除装置34に印加されていた液圧は、絞り37によってゆっくりと減圧される(タイミング機構)。このため解除装置34によって下方に傾動されるロック部材33は、制動用ピストン31が図3に示す非制動状態位置に移動する速度に遅れて制動用ピストン31に対して係合し得る係合可能位置へ移動する。
The hydraulic pressure applied in this state is reduced via the
Accordingly, the hydraulic pressure applied to the
また図3に示すように操作部材25の途中には、弾性部材(引張りばね)23が設けられている。したがってサービス用のディスクブレーキ部によって制動が繰返されてブレーキ装置全体の温度が高温になり、その状態にてドラムブレーキ部が制動状態とされ、時間の経過とともにブレーキ装置全体の温度が降下した際などに生じるブレーキシュー10のドラム12bへの押付け力の緩みは、操作部材25の途中に弾性部材23が設けられているために、弾性部材23のばね定数による荷重変化程度に軽減され得る。
As shown in FIG. 3, an elastic member (tensile spring) 23 is provided in the middle of the
以上のようにして駐車ブレーキ装置1が形成されている。
すなわち保持機構3は、図5に示すように制動用ピストン31と、制動状態において制動用ピストン31に係合して制動用ピストン31が非制動状態方向へ戻ることを防止するロック部材33と、非制動状態にする際にロック部材33を制動用ピストン31に対して係合解除させる解除装置34とを備えている。
The
That is, as shown in FIG. 5, the
したがって制動状態においてロック部材33が制動用ピストン31に対して機械的に係合する。そして機械的な係合状態は、解除装置34を作動させないと解除されない。そのため制動用ピストン31側に印加していた液圧を減圧させても制動用ピストン31は、非制動状態方向へ戻らず制動状態位置にて保持され得る。
また保持機構3は、機械的な係合という簡易な構成によって制動状態を保持する構成であるために小型化が容易な構成になっている。また保持機構3は、図3に示すように操作部材25を保持することによって制動状態を保持する構成であるために、ドラムの外に設けることが可能な構成にもなっている。
かくして本形態に係る駐車ブレーキ装置1は、小さなドラムなどに対して好適に設置され得る構成になっている。
Therefore, the locking
Further, since the
Thus, the
また解除装置34は、図3に示すように液圧の印加によって作動する解除用ピストン34aを備えており、制動用ピストン31にロック部材33が連結されている。
したがって解除装置34は、制動用ピストン31と同じように液圧を利用して作動する構成になっている。そのため解除装置34は、作動源の共通化によって保持機構3の小型化が図られている。
Further, as shown in FIG. 3, the
Therefore, the
また制動用ピストン31が内挿されるシリンダ30bと解除装置34との間には、図3に示すように制動用ピストン31の移動によって開閉する機械弁38が設けられている。そして機械弁38が開くことによってシリンダ30b内に印加された液圧によって解除装置34が作動する構成になっている。
したがって解除装置34は、シリンダ30b内の液圧によって作動する。そのため液路の共通化によって保持機構の小型化が図られている。
A
Accordingly, the
また保持機構3は、図3,6に示すように制動状態においてロック部材33を制動用ピストン31から係合解除させた後に、制動用ピストン31を制動状態位置から非制動状態方向に移動させ、かつロック部材33を係合可能位置に移動させる際に、制動用ピストン31の非制動状態方向への移動用の液圧速度に比べて、解除装置34内の印加液圧の減圧速度を遅らせてロック部材33の係合可能位置への移動のタイミングを調整するタイミング機構(絞り37等)を有している。
3 and 6, the
したがって制動状態から非制動状態にする際には、先ずロック部材33を制動用ピストン31から係合解除させ、その後、制動用ピストン31を制動状態位置から非制動状態方向へ移動させる。そして解除装置34をタイミング機構によって制動用ピストン31の移動速度に比べてゆっくりと作動させて、ロック部材33を制動用ピストン31の移動速度に遅れて係合可能位置へ移動させる。
かくして保持機構3は、タイミング機構によって非制動状態位置に戻ることができる。そしてその構成は、液圧の変化速度を調整する構成であるために、絞り37などによって簡易な構成とされている。
Accordingly, when changing from the braking state to the non-braking state, first, the
Thus, the
ロック部材33は、図5に示すように制動用ピストン31の外周面に形成された係合部31aに係合する係合爪33aを有している。そして係合爪33aと係合部31aは、制動用ピストン31の移動方向を一方向に規制して、制動用ピストン31が非制動状態方向に戻ることを規制する構成になっている。
したがって制動用ピストン31は、係合爪33aと係合部31aとによって確実に制動状態位置にて保持される。
As shown in FIG. 5, the
Therefore, the
また保持機構3は、図3に示すようにアンカ部材41の裏側に配設された車体側の部材40に取付けられている。したがって従来のケーブル引張り式駐車ブレーキ装置のようにケーブルが延びるおそれが少なく、頻繁にケーブル長さを調整する必要がない。また操作部材25の長さが短いため、従来のケーブル引張り式駐車ブレーキ装置のように長いケーブルを車体内で取り回す必要もない。
また駐車ブレーキ装置1は、図3に示すように既存のトグル機構からなる押付け機構2を利用している。そのため既存の構造を利用した汎用性の高い構成になっている。
Further, as shown in FIG. 3, the
Further, the
なお制動状態から非制動状態にするために解除用ピストン34aに液圧が印加されているにもかかわらず、何らかの理由で解除用ピストン34aが動かない場合や係合部31aと係合爪33aとが固着した場合のような駐車ブレーキを解除できない非常時に手動で強制的に解除用ピストン34aを上方に引上げるための手動解錠用ノブ34a1が解除用ピストン34aの上端部に設けられている。
It should be noted that the
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態2に係る駐車用のブレーキ装置は、図3に示す押付け機構2と保持機構3に代えて図7〜9に示す押付け機構102と保持機構103を有している。押付け機構102は、バー125をドラムブレーキ部側に押すことによって、ブレーキシューをドラムに押付ける構成になっている。保持機構103は、バー125を押すことによってドラムブレーキ部を制動状態にし、バー125を保持することによって制動状態を保持する構成になっている。以下、実施の形態1と相違する点を中心に実施の形態2について説明する。
(Embodiment 2)
The second embodiment is formed in substantially the same manner as the first embodiment. However, the parking brake device according to the second embodiment has a
保持機構103は、図7〜9に示すようにハウジング130、制動用ピストン131、ロック部材133および解除装置134を有している。
ハウジング130には、フランジ部130aと、制動用ピストン131が内挿されるシリンダ130bと、解除用ピストン134aが内挿されるシリンダ130cが形成されている。またハウジング130内には、逆止弁135,136と絞り137が設けられている。
As shown in FIGS. 7 to 9, the
The
制動用ピストン131は、バー125と連結されており、液圧が印加されることによってバー125を左側に押して、ドラムブレーキ部を制動状態にする。一方、制動用ピストン131は、ばね132によって右側(非制動状態方向)に付勢されている。
制動用ピストン131の制動方向側(左側)の一部には、図8に示すようにロック部材133が係合する係合部131aが形成されている。
係合部131aは、制動用ピストン131の径の一部を細くすることで形成されており、ロック部材133が係合されることによって制動用ピストン131の非制動状態方向(右方向)への移動を規制し得る構成になっている。
The
An engaging
The engaging
ロック部材133は、図7に示すように解除用ピストン134aの下端部に取付けられている。
解除用ピストン134aは、解除装置134の一部材であって、解除装置134の一部材であるばね139によって下方に付勢されている。したがって解除用ピストン134aは、ばね139の付勢力によってロック部材133を下方に付勢する。そして液圧が印加されることでロック部材133を上方に移動させる。
The
The release piston 134 a is a member of the
解除装置134とシリンダ130bの間には、図8,9に示すように制動用ピストン131が移動することで開閉される機械弁138が形成されている。
機械弁138と解除装置134の間には、図7に示すように逆止弁135を有する液路と、絞り137を有する液路とが並設されている。
ハウジング130には、配管が接続される配管口130dが形成されており、配管口130dとシリンダ130bの右端部とが液路によって連通されている。そして配管口130dは、逆止弁136を介して絞り137を有する液路にも連通されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, a
Between the
The
次に、非制動状態から制動状態にする方法について説明する。
非制動状態の制動用ピストン131は、図7に示すようにばね132の付勢力によって右側に位置する。
制動状態にする際には、図8に示すように電磁弁43を開いて、液圧によって制動用ピストン131を左側に移動させる。そして制動用ピストン131の係合部131aにロック部材133がばね139の付勢力によって係合する。したがってバー125が制動用ピストン131によって押され、ドラムブレーキ部が制動状態とされる。そしてその制動状態がロック部材133によって保持される。そのため制動用ピストン131は、印加されていた液圧が減圧された場合でも非制動状態方向へ戻らず制動状態位置にて保持される。
Next, a method for changing from the non-braking state to the braking state will be described.
The
When the brake state is set, the
次に、制動状態から非制動状態にする方法について説明する。
制動状態にする際に印加した液圧よりも高い液圧によって制動用ピストン131を図8に示す位置よりも左側に移動させる。その結果、図8に示すように機械弁138が開いて、シリンダ130b内の液圧が逆止弁135を有する液路と絞り137を有する液路とを並行に通って解除装置134側に伝わる。そして解除用ピストン134aが上方に移動し、ロック部材133が制動用ピストン131から係合解除される。
Next, a method for changing from the braking state to the non-braking state will be described.
The
その状態において印加していた液圧を電磁弁43を介して減圧させる。これにより制動用ピストン131は、ばね132の付勢力によって右側に移動する。
一方、解除装置134に印加されていた液圧は、絞り137を有する液路側のみを通って、逆止弁136と電磁弁43を介して減圧される(タイミング機構)。このためロック部材133は、制動用ピストン131が図7に示す非制動状態位置に移動する速度に遅れて制動用ピストン131に対して当接し、初期位置へ戻る。
The hydraulic pressure applied in this state is reduced via the
On the other hand, the hydraulic pressure applied to the
また図7に示すようにバー125の途中には、弾性部材(圧縮ばね)123が設けられている。したがってブレーキ装置が冷却した際などに生じるブレーキシュー10のドラム12bへの押付け力の緩みは、弾性部材123のばね定数による荷重変化程度に軽減され得る。
As shown in FIG. 7, an elastic member (compression spring) 123 is provided in the middle of the
また図7〜9に示すように配管口130dと電磁弁43との間には、左右逆の車輪側に設けられた保持機構104に配管接続される配管と配管接続される分岐点が設けられている。したがって左右両側に設けられた保持機構103,104は、電磁弁43一つによって操作され得る構成になっている。
なお電磁弁43が左右両側に独立して一つずつ設けられる形態であっても良い。
7-9, between the piping
In addition, the form in which the
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態3に係る保持機構203は、図10に示すように制動用ピストン231と調整用ピストン240と、これら制動用ピストン231と調整用ピストン240との間に形成された機械弁243とを有している。そして保持機構203は、制動状態にする際に必要な液圧と、制動状態から非制動状態にする際に必要な液圧とを同じ液圧にすることができる構成になっている。以下、実施の形態1と相違する点を中心に実施の形態3について説明する。
(Embodiment 3)
The third embodiment is formed in substantially the same manner as the first embodiment. However, as shown in FIG. 10, the
保持機構203は、図10に示すようにハウジング230、ロック部材233、解除装置234を有している。そしてハウジング230には、シリンダ230bが形成されており、シリンダ230bには、調整用ピストン240と制動用ピストン231が内挿されている。
調整用ピストン240は、軸中心に軸孔を有しており、軸孔には、制動用ピストン231の左端部から操作部材25に向けて延出する制動用ピストン231に設けられた小径部231bが挿通されている。そして小径部の先端部に操作部材25が連結されている。
As shown in FIG. 10, the
The
調整用ピストン240には、制動用ピストン231の左端部から右方向に小径部231bに沿って形成された円筒状の溝231cに挿脱可能に嵌め込まれる筒部240aが形成されている。そして筒部240aの先端と制動用ピストン231の溝231c底面の間にばね242が設けられている。したがって調整用ピストン240は、ばね242によって左側に付勢されている。
The
制動用ピストン231は、ばね232の付勢力と押付け機構2を介した戻りばね16の付勢力とによって左方向に付勢されており、液圧が印加されることによって右側に移動して操作部材25を引張る構成になっている。
制動用ピストン231の右側端部外周面には、図11に示すようにロック部材233の係合爪233aが係合される係合部231aが形成されている。そして係合爪233aと係合部231aとによって制動用ピストン231の非制動状態方向への移動が規制されている。
The
On the outer peripheral surface of the right end portion of the
解除装置234は、解除用ピストン234aとばね239を有している。
解除用ピストン234aは、ばね239の付勢力によってロック部材233を制動用ピストン231に対して係合する方向に付勢する。そして液圧の印加によって上方に移動することによって、ロック部材233を制動用ピストン231から係合解除させる。
The
The release piston 234 a biases the
解除装置234とシリンダ230bの間には、図11,12に示すように機械弁238が形成されている。そして制動用ピストン231と調整用ピストン240の間には、機械弁243が形成されている。これら機械弁238,243は、制動用ピストン231と調整用ピストン240が右方向に移動した後に、減圧されて調整用ピストン240のみが左方向に移動することで開弁される。
機械弁238と解除装置234の間には、図10に示すように逆止弁235を有する液路と、絞り237を有する液路とが並設されている。
A
Between the
ハウジング230には、配管が接続される配管口230dが形成されており、配管口230dとシリンダ230bの左端部とが液路によって連通されている。そして配管口230dは、逆止弁236を介して絞り237を有する液路にも連通されている。
The
次に、非制動状態から制動状態にする方法について説明する。
非制動状態の調整用ピストン240と制動用ピストン231は、図10に示すようにばね232の付勢力と押付け機構2を介した戻りばね16の付勢力とによって付勢されて左側に位置する。
制動状態にする際には、図11に示すように電磁弁43を開いて、液圧によって調整用ピストン240と制動用ピストン231を右側に移動させる。これにより制動用ピストン231の係合部231aとロック部材233とが係合する。そのため操作部材25は、引張られた制動状態にて保持される。そして印加していた液圧を減圧させても制動用ピストン231は、非制動状態方向へ戻らず制動状態位置にて保持され得る。
Next, a method for changing from the non-braking state to the braking state will be described.
The non-braking
In the braking state, as shown in FIG. 11, the
次に、制動状態から非制動状態にする方法について説明する。
図12に示すように電磁弁43を開き、制動時に印加した液圧を電磁弁43を介して減圧する。これにより調整用ピストン240がばね242によって左側に移動する。一方、制動用ピストン231は、ロック部材233によって位置保持される。そのため機械弁238,243が開弁される。
そしてその状態にて電磁弁43を介して液圧を印加する。その結果、液圧が機械弁243,238を介して逆止弁235を有する液路、または絞り237を有する液路を通って解除装置234側に伝わる。これにより解除用ピストン234aが上方に移動し、ロック部材233が制動用ピストン231に対して係合解除される。かくして制動用ピストン231は、左側に移動可能な状態になる。
Next, a method for changing from the braking state to the non-braking state will be described.
As shown in FIG. 12, the
In this state, hydraulic pressure is applied via the
そしてその状態において印加していた液圧を電磁弁43を介して減圧させる。これにより制動用ピストン231は、図10に示すようにばね232の付勢力と押付け機構2を介した戻りばね16の付勢力とによって左側に移動する。
一方、解除装置234に印加されていた液圧は、絞り237を有する液路側のみを通って、逆止弁236と電磁弁43とを介して減圧される(タイミング機構)。このためロック部材233は、制動用ピストン231が図10に示す非制動状態位置に移動する速度に遅れて制動用ピストン231に対して係合可能位置へ移動する。
Then, the hydraulic pressure applied in this state is reduced via the
On the other hand, the hydraulic pressure applied to the
以上のようにして実施の形態3が形成されている。
すなわち制動用ピストン231が内挿されるシリンダ230bと解除装置234との間には、図11,12に示すようにシリンダ230bに内挿される調整用ピストン240の移動によって開閉する機械弁238,243が設けられている。そして機械弁238,243が開くことによってシリンダ230b内に印加された液圧によって解除装置234が作動する構成になっている。
したがって解除装置234は、シリンダ230b内の液圧によって作動する。そのため保持機構203は、液路の共通化によって小型化が図られている。
The third embodiment is formed as described above.
That is, between the
Therefore, the
(実施の形態4)
実施の形態4は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態4に係る駐車用のブレーキ装置は、図3に示す押付け機構2と保持機構3に代えて図13〜15に示す押付け機構102と保持機構303とを有している。
押付け機構102は、バー125をドラムブレーキ部側に押すことによって、ブレーキシューをドラムに押付ける構成になっている。保持機構303は、バー125を押すことによってドラムブレーキ部を制動状態にし、バー125を保持することによって制動状態を保持する構成になっている。
(Embodiment 4)
The fourth embodiment is formed in substantially the same manner as the first embodiment. However, the parking brake device according to the fourth embodiment includes the
The
保持機構303は、図13に示すように調整用ピストン340を有しており、調整用ピストン340によって制動状態にする際に必要な液圧と、制動状態から非制動状態にする際に必要な液圧とを同じ液圧にすることができる構成になっている。以下、実施の形態1と相違する点を中心に実施の形態4について説明する。
As shown in FIG. 13, the
保持機構303は、ハウジング330、ロック部材333および解除装置334を有している。そしてハウジング330には、シリンダ330bが形成されており、シリンダ330bには、右側から順に調整用ピストン340と制動用ピストン331が内挿されている。
The
調整用ピストン340は、図13に示すように制動用ピストン331の右側面中央に形成された凹部331cに対して挿脱可能に差し込まれる円柱状の凸部340aを有している。また調整用ピストン340には、軸方向に貫通する液路340bが形成されている。
調整用ピストン340と制動用ピストン331の間には、調整用ピストン340を右側に付勢するばね341が設けられている。
As shown in FIG. 13, the
Between the
制動用ピストン331は、制動用ピストン331の右側面と上側面とを連通する液路331bを有している。そして制動用ピストン331は、ばね332によって非制動状態位置(右側位置)に向けて付勢されており、液圧が印加されることによって左側に移動してバー125を押す。
制動用ピストン331の左端部寄りの外周面には、図14に示すようにロック部材333の係合爪333aが係合される係合部331aが形成されている。そして係合爪333aと係合部331aとによって制動用ピストン331の非制動状態方向への移動が規制されている。
The
On the outer peripheral surface near the left end of the
解除装置334は、解除用ピストン334aとばね339を有している。
解除用ピストン334aは、ばね339の付勢力によってロック部材333を制動用ピストン331に向けて付勢する。そして液圧の印加によって上方に移動して、ロック部材333を制動用ピストン331から係合解除させる。
The
The release piston 334 a biases the
解除装置334とシリンダ330bの間には、制動用ピストン331に形成された液路331bを有して構成される機械弁338を有している。機械弁338は、図14,15に示すように調整用ピストン340と制動用ピストン331の移動によって開閉される構成になっている。
機械弁338と解除装置334の間には、図13に示すように逆止弁335を有する液路と、絞り337を有する液路とが並設されている。
ハウジング330には、配管が接続される配管口330dが形成されており、配管口330dとシリンダ330bの右端部が液路によって連通されている。また配管口330dは、逆止弁336を介して絞り337を有する液路にも連通されている。
Between the
Between the
The
次に、非制動状態から制動状態にする方法について説明する。
非制動状態の調整用ピストン340と制動用ピストン331は、図13に示すようにばね332によって付勢されて右側に位置する。
制動状態にする際には、図14に示すように電磁弁43を開いて、液圧によって調整用ピストン340と制動用ピストン331を左側に移動させる。これにより制動用ピストン331の係合部331aにロック部材333が係合する。そのため印加していた液圧を減圧させても制動用ピストン331は、非制動状態方向へ戻らず制動状態位置にて保持され得る。そしてバー125は、ドラムブレーキ部側に押された制動状態にて保持され得る。
Next, a method for changing from the non-braking state to the braking state will be described.
The non-braking
In the braking state, the
次に、制動状態から非制動状態にする方法について説明する。
図15に示すように電磁弁43を開き、制動の際に印加した液圧を電磁弁43を介して減圧する。これにより調整用ピストン340がばね341によって左側に移動する。そして機械弁338が開く。
そしてその状態にて電磁弁43を介して液圧を印加する。その結果、液圧が機械弁338を介して逆止弁335を有する液路、または絞り337を有する液路を通って解除装置334側に伝わる。これにより解除用ピストン334aが上方に移動し、ロック部材333が制動用ピストン331に対して係合解除される。かくして制動用ピストン331は、右側に移動可能な状態になる。
Next, a method for changing from the braking state to the non-braking state will be described.
As shown in FIG. 15, the
In this state, hydraulic pressure is applied via the
そしてその状態において印加していた液圧を電磁弁43を介して減圧させる。これにより制動用ピストン331は、図10に示すようにばね332の付勢力によって右側に移動する。
一方、解除装置334に印加されていた液圧は、絞り337を有する液路側のみを通って、逆止弁336と電磁弁43とを介して減圧される(タイミング機構)。このためロック部材333は、制動用ピストン331が図13に示す非制動状態位置に移動する速度に遅れて制動用ピストン331に対して係合可能位置へ移動する。
Then, the hydraulic pressure applied in this state is reduced via the
On the other hand, the hydraulic pressure applied to the
(実施の形態5)
実施の形態5は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態5に係る保持機構403は、図16,17に示すようにロック部材433が液圧によって制動用ピストン431内に打ち込まれることによって、ロック部材433が制動用ピストン431に対して機械的に係合する点が実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態5について説明する。
(Embodiment 5)
The fifth embodiment is formed in substantially the same manner as the first embodiment. However, in the
保持機構403は、図16に示すようにハウジング430を有している。ハウジング430は、車体側の部材40に固定されるフランジ部430aを有している。そしてハウジング430内には、制動用ピストン431が内挿されるシリンダ430bと、ロック部材433が内挿されるシリンダ430cと、リザーバ450とが設けられている。
The
制動用ピストン431は、図16,17に示すように操作部材25と連結されており、シリンダ430bの左側部に液圧が印加されることで右側に移動して操作部材25を引張る構成になっている。
そして制動用ピストン431には、ロック部材433が打ち込まれる係合部431aが形成されている。
The
The
ロック部材433は、図16,17において上下方向に移動可能になっており、下側に配設されたばね451によって上方に付勢されている。一方、ロック部材433の上端部は、シリンダ430cに内挿されている。したがってロック部材433は、シリンダ430c内に印加された液圧によって下方に移動し、制動用ピストン431の係合部431a内に打ち込まれる。
The
リザーバ450は、シリンダ430cの上端部と連通されており、ロック部材433が上昇した際のシリンダ430c内の液圧の上昇を防止し得る構成になっている。
ハウジング430には、配管が接続される配管口430d,430eが形成されている。配管口430dは、液路によってシリンダ430bの左端部と連通されている。したがってシリンダ430bの左側室は、電磁弁44を開くことによって配管口430dを介して液圧が印加される構成になっている。
一方、配管口430eは、シリンダ430cの上端部と連通されている。したがってシリンダ430cの上側室は、電磁弁44,45を開くことによって配管口430eを介して液圧が印加される構成になっている。
The
The
On the other hand, the
次に、非制動状態から制動状態にする方法について説明する。
非制動状態の制動用ピストン431は、図16に示すように左側に位置する。そしてロック部材433は、ばね451によって付勢されて上側に位置する。
制動状態にする際には、図17に示すように電磁弁44を開いて、液圧によって制動用ピストン431を右側に移動させる。次に電磁弁45を開いて、液圧によってロック部材433を制動用ピストン431の係合部431aに向けて打込む。これによってロック部材433が制動用ピストン431に対して機械的に係合する。そのため制動用ピストン431側に印加していた液圧を減圧させても制動用ピストン431は、ロック部材433によって非制動状態方向へ戻らず制動状態位置にて保持され得る。そして操作部材25は、制動用ピストン431によって引張られ、引張られた状態にて保持される。
Next, a method for changing from the non-braking state to the braking state will be described.
The
In the braking state, the
次に、制動状態から非制動状態にする方法について説明する。
先ず電磁弁44を開き、かつ電磁弁45を閉じる。そして制動状態にする際に印加した液圧よりも高い液圧をシリンダ430bの左側に印加する。これによりロック部材433の下側面に液圧が加わり、ロック部材433が上昇する。そしてシリンダ430c内の液がリザーバ450側に流れ、リザーバ450によってシリンダ430c内の液圧の上昇が回避される。
Next, a method for changing from the braking state to the non-braking state will be described.
First, the
かくしてロック部材433は、ばね451によって付勢されて上側位置まで移動する。そしてロック部材433は、制動用ピストン431から係合解除され、制動用ピストン431が右側に移動できる状態になる。
すなわち保持機構403は、ロック部材433を係合解除させるために、シリンダ430b,430c、リザーバ450およびばね451を備える解除装置を備えている。
Thus, the
That is, the
そしてその状態において電磁弁44と電磁弁45とを開き、印加していた液圧を減圧させる。これにより制動用ピストン431が左側に移動する。そしてリザーバ450内に貯められていた液圧が解放される。
In this state, the
以上のようにして実施の形態5が形成されている。
すなわちロック部材433は、図17に示すように制動状態において制動用ピストン431内に打込まれることによって制動用ピストン431に係合する構成になっている。
したがって制動用ピストン431は、ロック部材433によって機械的に位置保持される。
The fifth embodiment is formed as described above.
That is, the
Therefore, the
(実施の形態6)
実施の形態6は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態6に係る保持機構503は、図3に示す絞り37、逆止弁35,36、機械弁38を備える液路に代えて、図18に示すように解除装置534に連通する配管口530eと、配管口530eと配管接続される電磁弁47とを備えており、電磁弁47によって解除装置534への液圧が調整される構成になっている点が実施の形態1と相違している。以下、これら相違点を中心に実施の形態6について説明する。
(Embodiment 6)
The sixth embodiment is formed in substantially the same manner as the first embodiment. However, the
保持機構503は、図18に示すようにハウジング530、ロック部材533、解除装置534を有している。そしてハウジング530には、フランジ部530aと、制動用ピストン531が内挿されるシリンダ530bと、解除用ピストン534aが内挿されるシリンダ530cが形成されている。
As shown in FIG. 18, the
制動用ピストン531は、操作部材25と連結されており、シリンダ530bの左側部に液圧が印加されることによって右側に移動して操作部材25を引張る構成になっている。
制動用ピストン531の右寄りの外周面には、ロック部材533の係合爪532aが係合される係合部531aが形成されている。そして係合爪532aと係合部531aとによって制動用ピストン531の非制動状態方向への移動が規制されている。
The
An engaging
解除装置534は、解除用ピストン534aとばね539を有している。
解除用ピストン534aは、ばね539の付勢力によってロック部材533を制動用ピストン531に対して係合する方向に付勢する。そして液圧の印加によって上方に移動することによって、ロック部材533を制動用ピストン531から係合解除させる。
The
The
ハウジング530には、配管が接続される配管口530d,530eが形成されており、配管口530dは、シリンダ530bの左端部と液路によって連通されている。そして配管口530dには、配管を介して電磁弁46が配管接続されている。一方、配管口530eは、シリンダ530cの下端部と液路によって連通されている。そして配管口530eには、配管を介して電磁弁47が配管接続されている。
次に、非制動状態から制動状態にする方法について説明する。
非制動状態の制動用ピストン531は、図18に示すように左側に位置する。そして解除用ピストン534aは、ばね539の付勢力によって下側に位置する。
制動状態にする際には、電磁弁46を開いて液圧によって制動用ピストン531を右側に移動させる。これにより制動用ピストン531に対してロック部材533が係合する。そのため制動用ピストン531側に印加していた液圧を減圧させても制動用ピストン531は、非制動状態方向へ戻らず制動状態位置にて保持される。そして操作部材25が引張られた制動状態にて保持される。
Next, a method for changing from the non-braking state to the braking state will be described.
The
In the braking state, the
次に、制動状態から非制動状態にする方法について説明する。
先ず電磁弁47を開いて、解除用ピストン534aを液圧によって上方に移動させる。これによりロック部材533と制動用ピストン531との係合を解除し、制動用ピストン531を非制動状態位置へ移動可能にする。
そしてその状態にて電磁弁47を閉じ、電磁弁46を開いて、制動用ピストン531の左側に印加していた液圧を減圧させる。これにより制動用ピストン531が左側に移動する。続いて電磁弁47を開いて、解除用ピストン534aの下側の液圧を減圧させ、解除用ピストン534aを下方に移動させる。これによりロック部材533が制動用ピストン531に対して係合可能位置への移動する。
Next, a method for changing from the braking state to the non-braking state will be described.
First, the
In this state, the
(実施の形態7)
実施の形態7は、実施の形態6とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態7に係る保持機構603は、図19に示す配管口530dが電磁弁48を介してリヤブレーキ用の液圧源と配管接続されている。そして配管口530eが電磁弁49を介してフロントブレーキ用の液圧源と配管接続されている。以下、実施の形態7に係る保持機構603の動作について説明する。
(Embodiment 7)
The seventh embodiment is formed in substantially the same manner as the sixth embodiment. However, in the
先ず、ドラムブレーキ部を非制動状態から制動状態にする方法について説明する。先ず電磁弁48,49を開いて、液圧を印加する。これによって解除用ピストン534aが上方に移動し、ロック部材533が制動用ピストン531に対して係合解除される。そしてその状態にて制動用ピストン531が液圧によって右側に移動する。
First, a method for changing the drum brake unit from the non-braking state to the braking state will be described. First, the
次に電磁弁48を閉じて液圧を保持することによって制動用ピストン531を右側に位置保持する。そしてその状態にて電磁弁49を開いて、解除用ピストン534aの下側に印加していた液圧を減圧させる。これにより解除用ピストン534aが下方に移動して、ロック部材533が制動用ピストン531に対して係合する。かくして制動用ピストン531は、非制動状態方向へ移動できなくなり、操作部材25を引張った制動状態がロック部材533によって保持される。
Next, the
制動状態から非制動状態にする際には、電磁弁48,49を開いて、制動用ピストン531を右側に移動させ、解除用ピストン534aを上側に移動させる。そして制動用ピストン531側と解除用ピストン534a側に印加していた液圧を減圧する。
ところで解除用ピストン534a側の液圧は、フロントブレーキ用の液圧源側から供給されている。そのため解除用ピストン534a側の液圧は、リヤブレーキ用の液圧源と配管接続されている制動用ピストン531側の液圧に比べて高くなっている。
When changing from the braking state to the non-braking state, the
By the way, the hydraulic pressure on the
したがって液圧を減圧する場合の減圧時間は、制動用ピストン531側よりも解除用ピストン534a側の方が遅くなる。その結果、解除用ピストン534aによって操作されるロック部材533は、制動用ピストン531が非制動状態位置まで移動した後に、制動用ピストン531に対して係合可能位置に移動する。
Therefore, the pressure reducing time for reducing the hydraulic pressure is slower on the
(実施の形態8)
実施の形態8は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態8に係る保持機構703は、図20,21に示すようにロック部材733を制動用ピストン731の戻り方向前方位置(左位置)側に打込むことによって、ロック部材733と制動用ピストン731とを機械的に係合させる点が実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態8について説明する。
(Embodiment 8)
The eighth embodiment is formed in substantially the same manner as the first embodiment. However, the
保持機構703は、図20に示すようにハウジング730を有している。ハウジング730は、車体側の部材40に固定されるフランジ部730aを有している。そしてハウジング730内には、制動用ピストン731が内挿されるシリンダ730bと、解除用ピストン734aが内挿されるシリンダ730cが形成されている。
The
制動用ピストン731は、図20,21に示すように操作部材25と連結されており、シリンダ730bに印加された液圧によって右側に移動して操作部材25を引張る構成になっている。そして制動用ピストン731は、ばね730によって左側に付勢されている。
また制動用ピストン731には、右端部寄りにロック部材733に係合する係合部731aが形成されている。
The
The
解除装置734は、解除用ピストン734aとばね739を有している。
解除用ピストン734aは、ばね739の付勢力によって下方に付勢されており、解除用ピストン734aの下端部に取付けられたロック部材733を制動用ピストン731に向けて付勢する。そして解除用ピストン734aは、液圧の印加によって上方に移動して、ロック部材733を制動用ピストン731から係合解除させる構成になっている。
The
The
ロック部材733は、上下方向に移動可能になっており、右側面に制動用ピストン731の係合部731aに係合する係合部733aを有している。そして係合部733aと係合部731aは、協働して制動用ピストン731が左方向(非制動方向)に移動することを規制する。
ハウジング730には、配管が接続される配管口730d,730eが形成されている。配管口730dは、シリンダ730bの下側部と連通されており、配管を介して電磁弁51と配管接続されている。一方、配管口730eは、シリンダ730cと連通されており、配管を介して電磁弁50と配管接続されている。
The
The
次に、非制動状態から制動状態にする方法について説明する。
非制動状態の制動用ピストン731は、図20に示すように左側に位置する。
制動状態にする際には、図21に示すように電磁弁50を開いて、液圧によって制動用ピストン731を右側に移動させる。これによりロック部材733は、ばね739の付勢力によって下方に打ち込まれ、制動用ピストン731の非制動状態への移動前方位置に打込まれる。
Next, a method for changing from the non-braking state to the braking state will be described.
The
In the braking state, the
そしてその状態において制動用ピストン731に印加していた液圧を減圧し、制動用ピストン731の係合部731aとロック部材733の係合部733aとを機械的に係合させる。これにより操作部材25は、制動用ピストン731によって引張られ、引張られた状態がロック部材733によって保持される。
In this state, the hydraulic pressure applied to the
次に、制動状態から非制動状態にする方法について説明する。
先ず電磁弁50を開いて液圧によって制動用ピストン731を右側に移動させる。そしてその状態において電磁弁51を開いて、液圧によって解除用ピストン734aとロック部材733とを上方に移動させる。
そしてその状態において電磁弁51を閉じ、解除用ピストン734a側に印加していた液圧を保持することによって、ロック部材733を上方位置にて保持する。そして電磁弁50を開いてシリンダ730b内の液圧を減圧し、制動用ピストン731をばね732の付勢力によって左側に移動させる。続いて電磁弁51を開いてシリンダ730c内の液圧を減圧し、ロック部材733をばね739によって下方に移動させる。
Next, a method for changing from the braking state to the non-braking state will be described.
First, the
In this state, the
以上のようにして実施の形態8が形成されている。
すなわちロック部材733は、図21に示すように制動状態において制動用ピストン731の戻り方向の前方位置に打込まれることによって制動用ピストン731に係合する構成になっている。
したがって制動用ピストン731は、ロック部材733によって機械的に位置保持される。
The eighth embodiment is formed as described above.
That is, the
Therefore, the
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1〜8に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態1〜8に係る保持機構は、ドラムインディスクブレーキ型のブレーキ装置に利用される形態であった。しかしブレーキシューがサービスブレーキとしても利用され得るドラムブレーキにおいて、前記保持機構が駐車ブレーキ装置として利用される形態であっても良い。
(2)また実施の形態5では、ロック部材が液圧によって下方に打ち込まれる構成になっていた。しかしロック部材が電磁吸引力によって下方に打ち込まれる構成になっていても良い。
(Other embodiments)
This invention is not limited to Embodiment 1-8, The following forms may be sufficient.
(1) That is, the holding mechanism according to the first to eighth embodiments is used in a drum-in-disc brake type brake device. However, in a drum brake in which the brake shoe can be used as a service brake, the holding mechanism may be used as a parking brake device.
(2) In the fifth embodiment, the lock member is driven downward by hydraulic pressure. However, the lock member may be driven downward by an electromagnetic attractive force.
1…駐車ブレーキ装置
2,102…押付け機構
3,103,203,303,403,503,603,703…保持機構
10…ブレーキシュー
11…ライニング
12…ロータ部材
12b…ドラム
12c…ディスク
17…裏板
18…ダストカバー
20…トグルレバー
21…ストラット
23,123…弾性部材
25…操作部材
30,130,230,330,430,530,730…ハウジング
31,131,231,331,431,531,731…制動用ピストン
33,133,233,333,433,533,733…ロック部材
33a,233a,333a,532a…係合爪
34,134,234,334,534,734…解除装置
34a,134a,234a,334a,534a,734a…解除用ピストン
38,138,238,243,338…機械弁
40…車体側の部材
41…アンカ部材
125…バー(操作部材)
240,340…調整用ピストン
450…リザーバ
DESCRIPTION OF
240, 340 ...
Claims (3)
前記保持機構は、前記ブレーキシューを前記ドラムに押付ける押付け機構を操作する際に引張られるまたは押される操作部材を液圧によって引張るまたは押す制動用ピストンと、制動状態において前記制動用ピストンに係合して前記制動用ピストンが非制動状態方向へ戻ることを防止するロック部材と、非制動状態にする際に前記ロック部材を前記制動用ピストンに対して係合解除させる解除装置とを備え、
前記解除装置は、液圧の印加によって作動する解除用ピストンを備えており、その解除用ピストンに前記ロック部材が連結され、
前記制動用ピストンが内挿されるシリンダと前記解除装置との間には、前記制動用ピストンまたは前記シリンダに内挿される調整ピストンの移動によって開閉する機械弁が設けられており、その機械弁が開くことによって前記シリンダ内に印加された液圧によって前記解除装置が作動する構成になっていることを特徴とする駐車ブレーキ装置。 A parking brake device having a holding mechanism for pressing a brake shoe against a drum to bring it into a braking state and holding the braking state,
The holding mechanism is engaged with a brake piston that pulls or pushes an operation member that is pulled or pressed by hydraulic pressure when operating a pressing mechanism that presses the brake shoe against the drum, and the brake piston in a braking state. A locking member that prevents the braking piston from returning in the non-braking state, and a release device that disengages the locking member from the braking piston when the braking piston is in the non-braking state .
The release device includes a release piston that operates by application of hydraulic pressure, and the lock member is coupled to the release piston,
Between the cylinder in which the brake piston is inserted and the release device, a mechanical valve that opens and closes by movement of the brake piston or an adjustment piston inserted in the cylinder is provided, and the mechanical valve opens. Thus, the release device is configured to be actuated by the hydraulic pressure applied in the cylinder .
制動状態においてロック部材を制動用ピストンから係合解除させた後に、前記制動用ピストンを制動状態位置から非制動状態方向に移動させ、かつ前記ロック部材を係合可能位置に移動させる際に、前記制動用ピストンの非制動状態方向への移動用の液圧速度に比べて、解除装置内の印加液圧の減圧速度を遅らせて前記ロック部材の係合可能位置への移動のタイミングを調整するタイミング機構を有していることを特徴とする駐車ブレーキ装置。 The parking brake device according to claim 1 ,
When the locking member is released from the braking piston in the braking state, the braking piston is moved from the braking state position to the non-braking state, and the locking member is moved to the engageable position. Timing for adjusting the timing of movement of the lock member to the engageable position by delaying the pressure reduction speed of the applied hydraulic pressure in the release device as compared with the hydraulic speed for moving the braking piston in the non-braking state direction A parking brake device comprising a mechanism.
ロック部材は、制動用ピストンの外周面に形成された係合部に係合する係合爪を有しており、前記係合爪と前記係合部は、前記制動用ピストンの移動方向を一方向に規制して、前記制動用ピストンが非制動状態方向に戻ることを規制する構成になっていることを特徴とする駐車ブレーキ装置。 The parking brake device according to claim 1 or 2 ,
The locking member has an engaging claw that engages with an engaging portion formed on an outer peripheral surface of the braking piston, and the engaging claw and the engaging portion have the same moving direction of the braking piston. A parking brake device characterized in that the brake piston is configured to be restricted in a direction so as to restrict the brake piston from returning in a non-brake state.
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