JP4507516B2

JP4507516B2 - Electric opening and closing device for toilet seat or toilet lid

Info

Publication number: JP4507516B2
Application number: JP2003186851A
Authority: JP
Inventors: 康一郎松下; 良祐林; 義郎寺田; 路人榎本; 宏二杉原; 祐史伊東
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 2002-11-29
Filing date: 2003-06-30
Publication date: 2010-07-21
Anticipated expiration: 2023-06-30
Also published as: JP2004223241A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は洋式便器における便座又は便蓋の電動開閉装置に関し、詳しくは便座、便蓋を個々に電動開閉する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、特許文献１に記載されるように、便座・便蓋電動開閉装置は、便座及び／又は便蓋の角度を角度検出手段によって検出し、便座及び／又は便蓋の閉動作時において、制御手段は、角度検出手段より得られる角度が開位置からある所定の角度まで、便座及び／又は便蓋が閉方向に動作し、角度検出手段より得られる角度がある所定の角度から閉位置までの間には便座及び／又は便蓋にブレーキがかかるように駆動手段へ信号の出力を行い、その制御手段からの信号に基づいて、駆動手段は便座及び／又は便蓋を駆動する構成を有し、さらに制御手段において、便座及び／又は便蓋が閉方向に動作する開位置から前記ある所定の角度までの領域内において、閉動作時当初は所定の駆動トルクを有した第一の駆動信号の出力を行い、その後、第一の駆動信号の有する駆動トルクより段階的に駆動トルクを低減させる駆動信号の出力を行い、滑らかに前記便座及び／又は便蓋を閉動作する有した出力レベルを設定したものである。
【０００３】
これにより、便座及び／又は便蓋の閉動作が非常に滑らかなものになり、電動で行う違和感がなく自然な閉動作となる。また、急激な速度変化が抑制されることで、駆動手段や便座及び／又は便蓋と駆動手段との接続部材等へのストレスが軽減され、寿命が伸びるようになる。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−６５５０９号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の便座・便蓋電動開閉装置の場合、駆動モータとしてＤＣブラシモータ等の直流モータが用いられており、モータ内には永久磁石が設けられている。従って、この永久磁石によるコギングトルクのばらつきによって、便座又は便蓋の自立角度が大きく異なってくるため、例えばコギングトルクが強い場合には便座又は便蓋が閉止動作の途中で止まってしまい、コギングトルクが弱い場合には便座又は便蓋が勢い良く閉止してしまい大きな音を発生する等の不具合が発生する。
【０００６】
従って、本発明はコギングトルクのばらつきを吸収して安定した閉止動作で便座又は便蓋を閉止することができる便座又は便蓋電動開閉装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
上記課題を解決するために、請求項１の発明では、便座又は便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる直流モータと、前記モ−タを駆動するための駆動回路とから成り、該モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座又は便蓋を開閉する便座又は便蓋の電動開閉装置において、便座又は便蓋を閉止方向へ駆動する際、閉駆動とショートブレーキ制御との繰り返し制御及び／又は閉駆動とフリー制御との繰り返し制御を行うので、コギングトルクはモータ通電時には発生しないことを利用して、コギングトルクの影響が出始める前に通電を再開することでコギングトルクの悪影響（コギングトルクが強い場合には便蓋１３が閉止動作の途中で止まってしまい、コギングトルクが弱い場合には便蓋１３が勢い良く閉止してしまう等の不具合）を抑制することができ、便座又は便蓋が便器上面に激しくぶつかり大きな音を立てたりすることが無い。また、ショートブレーキ制御とフリー制御を適宜使い分けることにより、閉止駆動若しくは開駆動のフィーリングを良くすることが可能となり、前記直流モータをＤｕｔｙ比でＰＷＭ制御するよう構成し、閉駆動時には比較的低いＤｕｔｙ比で駆動したので、閉駆動時にはコギングトルクを影響を消し去る程度の閉駆動としたので、便座又は便蓋の自重によるブレーキ力で閉動作速度が決定されるため、自重が重いほどブレーキ力が強くなる為、便座又は便蓋の自重による影響も小さくすることが出来る。
【０００８】
また請求項２記載の発明では、便座又は便蓋と共に回転する回転軸と、この回転軸をそれぞれ正逆方向に回転させる直流モータと、前記モ−タを駆動するための駆動回路とから成り、該モータの駆動力を減速歯車列を介して前記回転軸に伝達して便座又は便蓋を開閉する便座又は便蓋の電動開閉装置は、便座又は便蓋の回動検知手段及び前記モータの駆動指令手段を有しており、前記駆動指令手段の駆動指令が無い時に、前記回動検知手段が前記便座又は便蓋の回動を検知した場合において、前記便座又は便蓋を閉止方向へ駆動する際、閉駆動とショートブレーキ制御との繰り返し制御及び／又は閉駆動とフリー制御との繰り返し制御を行うので、手動で便座又は便蓋を閉止された場合、コギングトルクの影響が出始める前に通電を再開することでコギングトルクの悪影響（コギングトルクが強い場合には便蓋１３が閉止動作の途中で止まってしまい、コギングトルクが弱い場合には便蓋１３が勢い良く閉止してしまう等の不具合）を抑制することができ、便座又は便蓋が便器のロータンクに激しくぶつかり大きな音を立てたりすることが無い。また、ショートブレーキ制御とフリー制御を適宜使い分けることにより、閉止駆動若しくは開駆動のフィーリングを良くすることが可能となる。便座又は便蓋には、大型のエロンサイズと標準型のレギュラーサイズがあり、特に標準型のレギュラーサイズにおいて、自重が軽いためコギングトルクの影響を受けやすく、途中で止まってしまう不具合が発生しやすいので、本制御を行う事で不具合が解消され、前記直流モータをＤｕｔｙ比でＰＷＭ制御するよう構成し、閉駆動時には比較的低いＤｕｔｙ比で駆動したので、閉駆動時にはコギングトルクを影響を消し去る程度の閉駆動としたので、便座又は便蓋の自重によるブレーキ力で閉動作速度が決定されるため、自重が重いほどブレーキ力が強くなる為、便座又は便蓋の自重による影響も小さくすることが出来る。
【０００９】
また請求項３記載の発明では、前記直流モータをＤｕｔｙ比でＰＷＭ制御するよう構成し、ショートブレーキ制御にはＤｕｔｙ比１００％としたので、便座又は便蓋の自重によるブレーキ力を最大限に利用することができる。
【００１０】
また請求項４記載の発明では、前記直流モータをＤｕｔｙ比でＰＷＭ制御するよう構成し、ショートブレーキ制御にはＤｕｔｙ比１００％としたので、便座又は便蓋の自重によるブレーキ力を最大限に利用することができる。
【００１１】
また請求項５記載の発明では、前記直流モータをＤｕｔｙ比でＰＷＭ制御するよう構成し、ショートブレーキ制御にはＤｕｔｙ比１００％としたので、便座又は便蓋の自重によるブレーキ力を最大限に利用することができる。
【００１２】
また請求項６記載の発明では、前記直流モータをＤｕｔｙ比でＰＷＭ制御するよう構成し、ショートブレーキ制御にはＤｕｔｙ比１００％としたので、便座又は便蓋の自重によるブレーキ力を最大限に利用することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して実施例について説明する。
図１は本発明の便座又は便蓋の電動開閉装置を内蔵した便座装置１０の斜視図、図２は便座又は便蓋の電動開閉装置の取付け位置を説明する為の分解斜視図、図３は便座用電動開閉装置３０を内蔵した便座装置１０の断面図、図４は便蓋用電動開閉装置１３０を内蔵した便座装置１０の断面図である。図において、便器本体１の背部側のリムの上面を利用して暖房便座装置１０のケーシング１１を固定し、このケーシング１１前側中央に凸収納部１１ａを形成し、この収納部１１ａの側壁１１ｂに便座用電動開閉ユニット３０、便蓋用電動開閉ユニット１３０を取付け、該電動開閉ユニット３０、１３０に便座１２及び便蓋１３を夫々取付けている。
【００１７】
便座１２及び便蓋１３には、夫々の基端部に連結部１２ａ、１３ａ及び回動部１２ｂ、１３ｂを設けており、連結部１２ａは後述するアシストユニット８０を介して便座用電動開閉ユニット３０の出力軸である回転軸４０に回動不能に連結され、連結部１３ａは、便蓋用電動開閉ユニット１３０の出力軸１４０に連結した回転軸５０に対し夫々回動不能に連結される。また、回動部１２ｂ、１３ｂは、便座１２及び便蓋１３を開閉可能に支持するための支持軸５０ａ（回転軸５０の中途部に形成）、８１ａ（回転軸４０に連結した連結軸８１の先端部８１ａ）に対し夫々回動可能に連結される。なお図中１５０は電動開閉ユニット３０、１３０を駆動するための駆動回路及びその回路を保護するためのポッティングケースである。
【００１８】
図５に便座用電動開閉ユニット３０の分解斜視図、図６に駆動モータ組品Ａの分解斜視図、図７に遊星歯車組品Ｂの分解斜視図、図８に便座用電動開閉ユニットのケーシング３１ｂを外した状態での平面図、図９にアシストユニット８０の分解斜視図を示す。なお、図８の各歯車の歯数及び歯形状は実際のものとは異なる（例えば、小歯車３２ｂ、３４ｂは実際には歯数７だが、図では歯数８として記載する）。
図示するように、電動開閉ユニット３０は、外郭を形成するケーシング３１（主ケース３１ａ及び蓋ケース３１ｂで構成）、駆動モータ組品Ａ（図５に示すように駆動モータ組品Ａは、ＤＣブラシモータ等の直流モータにより構成される駆動モータ３２、駆動モータ３２の出力軸３２ａに圧入固定される小歯車３２ｂ、駆動モータ３２にネジ等を用いて固定される第１歯車固定用スペーサ３３、小歯車３２ｂと噛み合う大歯車３４ａ及び次段へ動力を伝達する為の小歯車３４ｂを有する第１歯車３４、第１歯車３４の回動軸３５、スペーサ３３に固定される第1歯車３４の軸受３６から構成される。
【００１９】
なお、大歯車３４ａ表面（駆動モータ側）にはリング状磁石３４ｃを接着或いはかしめ等で一体化する。）、小歯車３４ｂと噛み合う大歯車３７ａ及び次段へ動力を伝達する為の小歯車３７ｂを有する第２歯車３７、小歯車３７ｂと噛み合う大歯車３８ａ及び次段へ動力を伝達する為の太陽歯車３８ｂを有する第３歯車３８、遊星歯車組品Ｂ（図６に示すように遊星歯車組品Ｂは、回転軸４０、回転軸４０に固定され便座１２の回転位置を検出するためのリング状磁石６１、設定以上の荷重が回転軸４０にかかった場合にキャリア６３に荷重を伝達しないためにトルクリミッターとして機能するトレランスリング６２、トレランスリング６２を介して回転軸４０に連結されるキャリア６３、キャリア６３に設けた遊星軸６３ａに回動自在に取付けられる遊星歯車６４、遊星歯車６４のスラスト方向の動きを規制する軸受６５と、遊星歯車６４と噛み合う内歯車６６、ケーシング３１ａに遊星歯車機構を回動不能に固定する為の取付スペーサ６７とで構成される。）とで構成される。
【００２０】
なお、小歯車３２ｂ、小歯車３４ｂ、小歯車３７ｂは金属製、大歯車３４ａ、大歯車３７ａは樹脂製とし、小歯車３２ｂと大歯車３４ａ、小歯車３４ｂと大歯車３７ａはすば歯車とする。また、第３歯車３８の大歯車３８ａと太陽歯車３８ｂとを金属にて一体成形し、小歯車３７ｂと大歯車３８ａは平歯車とする。更に遊星歯車６４は金属製とし、内歯車６６は樹脂製とする。なお、金属歯車はプレス焼結や射出焼結等の金属焼結や、冷間鍛造等によって成形することができる。また樹脂歯車との一体成形としてはインサート成形等で成形することができる。
このように平歯に比べ薄くても接触面積を確保できるはすば歯車を用いることで歯車自体を薄くしても歯車強度を確保することができ、減速歯車列をコンパクトすることができる。また接触面積の大きいはすば歯車を比較的高速回転となる第１、２列の減速歯車列に用いることでバックラッシュを小さくすることが可能となり伝達効率を上げることが出来る。また、はすば歯車部分の噛み合いを金属（小歯車）と樹脂（大歯車）にすることによって磨耗による熱の発生や騒音等を抑制することができる。また、比較的低速回転・高トルクとなる第３、４列の減速歯車を金属製とすることで歯車の破壊を抑制することができる。
【００２１】
次に電動開閉ユニット３０の組み立て手順について図を用いて説明する。
図６に示すように駆動モータ組品Ａの組み立ては以下の手順で行われる。まずスペーサ３３の軸受孔３３ａに軸３５の一端を差込み、軸３５に第１歯車３４を挿入し、軸受３６の軸孔３６ａに軸３５の他端を、位置決め孔３６ｂに位置決めボス３３ｂを挿入し固定孔３６ｃ、３６ｃにセルフタッピングネジ（図示無）を挿入固定し、スペーサ３３に設けた下孔３３ｃにねじ込むことで、スペーサ３３、第１歯車３４、軸３５及び軸受３６を一体化し、更に駆動モータ３２の出力軸３２ａ及び小歯車３２ｂをスペーサ３３の貫挿孔３３ｅから第１歯車３４と小歯車３２ｂとの噛み合いに注意しながら貫挿し、ネジ挿通孔３６ｄ（軸受３６）、固定孔３３ｄ（スペーサ３３）からネジを差込み、駆動モータ３２に設けたネジ孔３２ｃにネジ込むことで組み立て完了する。なおネジ挿通孔３６ｄはネジ頭よりも大きな径とし、ネジ挿通孔３６ｄ側の固定孔３３ｄは途中（他方の固定孔３３ｄと同一の肉厚となる位置）まではネジ頭よりも大きな径とし、途中からネジ部分が貫通する程度の径とすることで、駆動モータ３２への固定用ネジ２本を共通化することができる。
このように減速歯車列の第１段目を駆動モータ３２に一体化することで軸ブレ等を抑制することができ伝達効率を上げることができる。
【００２２】
図７に示すように遊星歯車組品Ｂの組み立ては以下の手順で行われる。
まずキャリア６３に設けた遊星軸６３ａに遊星歯車６４を装着し、内歯車６６を遊星歯車６４との嵌め合いに注意しながら装着する。次に軸受６５に設けた軸受凹部６５ａに軸６３ａの終端部を装着し、遊星歯車６４の動作領域を確保するためにキャリア６３に設けた締結スペーサ６３ｂの細径円筒部６３ｃを軸受６５に設けた貫通孔６５ｂに挿通しカシメることでキャリア６３、遊星歯車６４、軸受６５及び内歯車６６を一体化する（以下この一体化したものを『遊星歯車機構』という）。この遊星歯車機構の出力軸６３ｄの外周にトレランスリング６２を嵌装し、内歯車６６の外周に所定間隔をおいて形成した回動防止用の複数の凹溝６６ａと略同一形状の凸部６７ｅ（図８参照）を有するスペーサ６７を内歯車６６に外装し、スペーサ６７の開孔６７ｂから出力軸６３ｄを突出させた状態で、回転軸４０の後端に設けた連結孔４０ａ内にトレランスリング６２の外周を嵌着することで遊星歯車組品Ｂの組み立ては完了する。なお回転軸４０のフランジ４０ｂには予めリング状の磁石６１（Ｎ−Ｓが２つ形成されているもの）を止め輪等を用いて一体化しておく。またスペーサ６７の奥側には後述するエリア検出回路７１を保護する保護ブロック６７ｃを一体に設け、６７ｃの表面には配線処理用リブ６７ｄを設ける。
【００２３】
次にユニットの組み立て手順を図５を用いて説明する。
磁石３４ｃの磁力を検知するホールＩＣ７０ａを搭載した回転検出回路７０の取付孔７０ｂにセルフタッピングネジ（図示無）を挿入し、ケーシング３１ａに設けた取付ボスの下孔３１ｅにネジ固定することでケーシング３１ａと回転検出回路７０を一体化する。次に、磁石６１の磁力を検知するホールＩＣ７１ａ、７１ｂを搭載したエリア検出回路７１の取付孔７１ｃにセルフタッピングネジ（図示無）を挿入し、ケーシング３１ａに設けた取付ボスの下孔３１ｆにネジ固定することでケーシング３１ａとエリア検出回路７１を一体化する。なおエリア検出回路７１には駆動モータ３２への通電用配線（図示無）を半田付けしており、その通電用配線の一つに直列に接続される正特性サーミスタ７１ｄを更に半田付けしておく。この正特性サーミスタは駆動モータ３２へ過電流が流れることを防止するために設けている。次に、ケーシング３１ａの下端部に設けたモータ収納部３１ｃに駆動モータ組品Ａを収納し、スペーサ３３に形成した取付孔３３ｆにセルフタッピングネジ（図示無）を挿入し、ケーシング３１ａに設けた取付ボスの下孔３１ｄにネジ固定することでケーシング３１ａと駆動モータ組品Ａを一体化する。
【００２４】
次に、遊星歯車組品Ｂをケーシング３１ａの円筒部３１ｇに設けた凸条３１ｒ（図８参照）とスペーサ６７の外周に設けた凹溝６７ａとが一致するよう、またスペーサ６７の保護ブロック６７ｃの外形とケーシング３１ａの内壁とが当接するようにして円筒部３１ｇ内に挿入固定する。なお、円筒部３１ｇの奥壁には貫通孔３１ｉを設け、この貫通孔３１ｉの周壁３１ｊと回転軸４０に設けたＯリング溝４０に収納されるＯリング４０ｃにより貫通孔３１ｉからの水侵入を防止するよう構成している。ここでスペーサ６７を用いてケーシング３１ａを取付けた理由は、遊星歯車機構自体はその機能上真円度が必要となり、これを直接ケーシング３１ａに取り付けるにはケーシング３１ａの円筒部３１ｇにも真円度が必要となり寸法公差が厳しく歩留まりが悪くなる為、スペーサ６７の凸部６７ｅ、ケーシング３１ａの凸条３１ｒで略点接触として製造公差をスペーサ６７の弾性変形で吸収できる構造としてケーシング３１ａの円筒部３１ｇの製造を容易とするためである。
【００２５】
次に遊星歯車６４と太陽歯車３８ｂとの噛み合いに注意しながら第３歯車３８を遊星歯車機構内に挿入し、小歯車３７ｂと大歯車３８ａの噛み合いと大歯車３７ａと小歯車３４ｂとの噛み合いに注意しながら第２歯車を軸３１ｋに挿入固定する。最後にケーシング３１ｂに設けた軸３１ｌを第３歯車３８の軸孔３８ｃ内に挿入すると共に、軸３１ｋの先端を軸受３１ｍ内に挿入し、ケーシング３１ａに設けた取付孔３１ｎにセルフタッピングネジを挿入し、ケーシング３１ｂに設けた取付ボスの下孔３１ｐにねじ込むことで便座用電動開閉ユニット３０は組み立て完了する。
図８に示すように、駆動モータ３２の外形と遊星歯車機構の外形との投影面がなす２円（Ｃａ，Ｃｂ）を隣接して配置し、更に、２円（Ｃａ，Ｃｂ）及び２円の外接線（Ｌｃ，Ｌｄ）によって囲まれた投影面内に第１歯車３４、第２歯車３７の軸を配置することによって電動開閉ユニット３０をコンパクトに設計することができる。更に本実施例では、２円（Ｃａ，Ｃｂ）の中心を通る水平線（Ｌａ，Ｌｂ）と外接線（Ｌｃ，Ｌｄ）に囲まれた投影面内に第１歯車３４、第２歯車３７の軸を配置しているので更にコンパクトに設計することが出来る。また水平線（Ｌａ，Ｌｂ）に代えて、２円（Ｃａ，Ｃｂ）の中心を結ぶ線に対し各円の中心を通る垂線を用いることでも良い。本実施例ではこの垂線も略水平となるため、然程大きな差異では無いが、減速歯車列を水平方向に配置する場合等はこのような設計とする方が望ましい。
【００２６】
便蓋用電動開閉ユニット１３０も便座用電動開閉ユニット３０と同様の部品構成、組み立て手順である為、相違点を除き説明は割愛する。以下に相違点を説明する。便座用電動開閉ユニット３０と便蓋用電動開閉ユニット１３０とは左右対称の部品構成となる。図２、図４及び図８に示すように便蓋用電動開閉ユニット１３０の出力軸１４０には回転軸５０が回動不能に挿入固定される略長方形状の連結孔１４１が設けられている。また便蓋用電動開閉ユニット１３０のケーシング１３１ａにはケーシング１１の側壁１１ｂと所定間隔を保つ為のボス１３１ｂ及びキャップ部材１１ｄの受用突起１３１ｃが一体に設けられている。
【００２７】
次にアシストユニット８０について図３、図９を用いて説明する。
アシストユニット８０は電動開閉ユニット３０の回転軸４０に回動不能に連結される連結軸８１、便座１２を開方向に付勢するために一端８２ａが連結軸８１に固定されたアシストバネ８２、アシストバネ８２の他端８２ｂが固定されると共にケーシング１１に回動不能に連結される連結カバー８３、連結カバー８３と共にアシストバネ８２を囲う蓋カバー８４、便座１２をケーシング１１から着脱するための着脱レバー８５、アシストユニット８０を便座１２に固定する為の固定部材８６で構成される。
【００２８】
連結軸８１の先端部８１ａ（便蓋１３の支持軸）にはセレーションを形成し、略中央部分には連結軸８１のスラスト方向の移動を規制するための大径部８１ｂを形成する。また、蓋カバー８４の内筒部８４ａとの間をシールする為のＯリング溝８１ｃを形成し、大径部８１ｂとＯリング溝８１ｃとの間にアシストバネ８２に一端を挿入するための挿入穴８１ｄを形成する。また、カバー８３の内筒部８３ａとの間をシールする為のＯリング溝８１ｅを形成し、末端部分には回転軸４０の外形と略同一形状の溝８１ｆを形成する。
【００２９】
アシストバネ８２の一端８２ａは中央に向けて折り曲げられ、挿入孔８１ｄに挿入され、他端８２ｂは中央に向けて折り曲げられ連結カバー８３の内筒部８３ａの外周に形成した支持溝８３ｂに固定される。なお支持溝８３ｂの根元部分はやや底部８３ｃの肉厚を増してアシストバネ８２の他端８２ｂの回動を防止する防止壁８３ｄを形成する。また、連結カバー８３の後端には便座用電動開閉ユニット３０の外郭ケーシング３１ａに一体に形成した係合突起３１ｑに嵌合して回動が規制される規制突起８３ｅを形成し、規制突起の８３ｅの周縁部分の一箇所に着脱レバーの回動を規制するストッパ８３ｆを形成する。また、外筒部８３ｇには若干径を細めた細径部８３ｈを形成する。
連結カバー８３の開口端には溶着用リブ８３ｉを全周に形成し、蓋カバー８４を超音波溶着等で一体化する。
【００３０】
着脱レバー８５は、上方が切り欠かれた支持円筒８５ａと下方が切り欠かれた着脱用円筒８５ｂとで形成され、その間に内側及び外側に若干肉を増したリング状リブ８５ｃを形成する。このリング状リブ８５ｃの内径は細径部８３ｈと略同一径で外筒部８３ｇよりも小さい径としておく。また、着脱用円筒８５ｂには把持用突起８５ｄを形成する。
固定部材８６には連結軸８１の外形と略同一形状の連結用開口８６ａ、便座１２に回動不能に固定するために外周に沿って所定間隔毎に設けた突起８６ｂ、略Ｌ字形状の連結クランク８６ｃを形成する。また、連結クランク８６ｃには締結ネジ用の下孔８６ｄ、アシストユニット８０（固定部材８６を除く）のスラスト方向の移動を規制するストッパ８６ｅを形成する。
【００３１】
次にアシストユニット８０の組み立て手順を説明する。連結軸８１のＯリング溝８１ｃ、８１ｅにＯリングを収要し、連結軸８１の挿入孔８１ｄにアシストバネ８２の一端８２ａを挿入し、他端８２ｂを連結カバー８３の支持溝８３ｂに係合させて連結軸８１を連結カバー８３の内筒部８３ａ内に、内筒部８３ａの端部と連結軸８１の大径部８１ｂとが当接するまで挿入する。これによりアシストバネ８２の他端８２ｂは防止壁８３ｄ内に収容される。次に蓋カバー８４の内筒部８４ａ内に連結軸８１の先端部８１ａを挿入し、蓋カバー８４の裏側と連結カバー８３の溶着用リブ８３ｉとを当接させた状態で、蓋カバーを超音波振動させることで連結軸８１、アシストバネ８２、連結カバー８３、蓋カバー８４を一体化する。次に着脱レバー８５を外筒部８３ｇに挿入するが、外筒部８３ｇはリング状リブ８５ｃよりも若干大きな径としているので、リング状リブ８５ｃが外筒部８３ｇを乗り上げ細径部８３ｈまで挿入されると連結カバー８３と着脱レバー８５とは一体化され、着脱レバー８５は外筒部８３ｇとリング状リブ８５ｃとでスラスト方向の抜けは規制される。次に連結軸８１を固定部材８６の連結用開口８６ａ内に挿入することでアシストユニット８０は一体化される。
【００３２】
このアシストユニット８０の連結軸８１を便座１２の連結孔１２ｄ（図１参照）内に挿通し、アシストユニット８０を便座１２の連結部１２ａ内に挿入した状態で、固定部材８６の下孔８６ｄ及び便座１２のネジ孔１２ｃ（図１参照）とをセルフタッピングネジで締結することで便座１２とアシストユニット８０は一体化される。なお、連結クランク８６ｃは便座１２に装着される前は外側に弾性変形可能であるため、アシストユニット８０（固定部材８６を除く）は固定部材８６から着脱可能であるが、便座１２に装着された後では便座１２によって外側の変形は規制される為、ストッパ８６ｅと連結カバー８３のフランジ８３ｊとによってアシストユニット８０（固定部材８６を除く）はスラスト方向の抜けが規制される。また、着脱レバー８５も同様に連結クランク８６ｃと外筒部８３ｇとのクリアランスが小さく外筒部８３ｇを乗り越える程外側に着脱レバー８５が変形できないことでスラスト方向の抜けが防止される。
【００３３】
次にトレランスリング６２について図１０の原理図を用いて説明する。トレランスリング６２は図に示すように波形状をした部分をもつリングの形状をしており、各波はバネとして作用し、その作用力は波の変形量に比例する。組み立て時に必要な力をＡＦ、半径方向力をＲＬ（Ｎ）、摩擦係数をμ、波の数をｎ、波の変形量をｃ（ｍｍ）、バネ定数をＫ（Ｎ／ｍｍ）、伝達トルクをＭｔ、軸直径をｄ（ｍ）とすると、
ＲＬ＝ｎ・ｃ・Ｋ
ＡＦ＝ＲＬ・μ
Ｍｔ＝ＡＦ・ｄ／２
で算出することができる。
バネ定数は材料の厚さ、波のピッチ、幅、形状、高さを変更することで設定できるので、正常時に回転軸４０，１４０に最大どの程度のトルクがかかるかを実験等で見極め、そのトルクに応じてトレランスリング６２の形状を選択する。
この設定トルク以上のトルクが回転軸４０に発生した場合には、トレランスリング６２の波形状部６２ａが回転軸４０、１４０の連結孔に食い込み固定されており、トレランスリングのリング状縁部６２ｂがキャリア６３の出力軸６３ｄの外周を滑り、設定トルク以上の過重が電動開閉ユニット３０、１３０内部にかかることがなく、歯車の破損等を防止することが出来る。
【００３４】
駆動モータ３２の断面図を図１１に示す。図示のように駆動モータ３２のシャフトはモータ内部を貫通しており、その径は内部では比較的太く、露出した部分は細径としている。この先端部３２ａを細径としたのは、小歯車３２ｂの歯数をできるだけ少なくして減速比を大きくとりたいためである。なお、シャフト自体を細径とすることも考えられるが、シャフト長に対してシャフトが細いと駆動モータ３２の軸ぶれが大きくなるためにシャフト自体を細径とはせず、小歯車３２ｂが取付けれる部分のみを細径とするのである。
【００３５】
次に上記構成による動作の説明を行う。
図１２に本発明の便座装置の制御ブロック図、図１３に駆動モータ３２のドライバ回路図、図１４にスイッチング素子Ｔｒ1、Ｔｒ2、Ｔｒ3、Ｔｒ4への通電信号波形、図１５にエリア検出回路７１に設けたホールＩＣ７１ａ、７１ｂの出力信号波形、図１６に回転検出回路に設けたホールＩＣ７０ａの出力信号波形、図１７〜図２５に動作フローを示す。
【００３６】
図示するように駆動モータ３２の制御はドライバ回路１５０で行われる。ドライバ回路１５０は回転方向及び回転量を制御するためにトランジスタ等で構成するスイッチング素子Ｔｒ1、Ｔｒ2、Ｔｒ3、Ｔｒ4と、過電流が駆動モータ３２へ流れることを防止するための正特性サーミスタ７１ｄと、電動開閉制御用ＣＰＵ等へブレーキ制御時の逆起電力等が加わらないようにする為の保護手段としてダイオードｄ1、ｄ2、ｄ3、ｄ４で構成される。今回の電動開閉モータの構造では出力側（＝便座・便蓋）から回されると多段（５４４段）でＤＣモータを使用しているため、モータの発電電圧が高くなる（７０Ｖ程度まで上昇）。
駆動モータ３２を正転する際はＴｒ１とＴｒ４とをオン状態、Ｔｒ２とＴｒ３をオフ状態とし、反転の際はＴｒ１とＴｒ４とをオフ状態、Ｔｒ２とＴｒ３をオン状態とし、ブレーキをかける際はＴｒ３とＴｒ４をオン状態、Ｔｒ１とＴｒ２をオフ状態とする（ショートブレーキ）。また、負荷をフリーする際は、Ｔｒ１及びＴｒ２、Ｔｒ３、Ｔｒ４をすべて、オフ状態する（フリー制御）。ブレーキをかける際は座若しくは蓋の自重で駆動モータ３２のシャフトが回転させられ駆動モータ３２は発電機として作用するため前述のダイオードｄ１、ｄ２で電動開閉制御用ＣＰＵ等へ逆起電力が加わらないようにする。また、ダイオードｄ３、ｄ４も同様役割であり、Ｔｒ３、Ｔｒ４へ逆起電力が加わらないようにする。
また、夫々のオン時間を図１４に示すような通電信号波形でＤｕｔｙ制御することで駆動モータ３２の回転速度を制御する。なお、正転、逆転時はＧを１ｍｓ（ＰＷＭ駆動周波数１ｋＨｚ）とし、ブレーキ時はＧを８ｍｓ（ＰＷＭ駆動周波数１２５Ｈｚ）とする。なお、ＯＮ−ＤｕｔｙＨ％とは１周期（Ｇｍｓ）中にオンする時間がＨ％であることを示しており、例えばＧ＝１ｍｓ、Ｈ＝３０％であれば１周期中に０．３ｍｓ（１ｍｓ＊３０％）オンすることを意味する。
なお、このＨは回転検出回路７０及びエリア検出回路７１によって検知される便座若しくは便蓋の検知位置に応じた夫々の設定とする。（以下３０％Ｄｕｔｙ等として記載する。）また、エリアはエリアＡ（閉端エリア）、エリアＢ（動作エリア）,エリアＣ（開端エリア）、エリアＤ（異常エリア）からなる。
【００３７】
図１７には便蓋開要求が有った際のフローチャートを示す。例えば人体検知センサによる人体接近検知若しくはリモコン等に設けられる便蓋開スイッチ（図示無し）が操作されて便蓋開要求がなされると蓋開端位置を記憶しているかを確認し、蓋開端の位置の記憶がなされていると、Ｔｒ１、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）でオン状態とし、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がＬｏｗからＨｉへ切り替わる（８０°検知）と、Ｔｒ１、Ｔｒ４を５０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路７１で８０°を検知してからの回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（蓋開端位置に相当するパルス数−１５°に相当するパルス数）に達するとＴｒ１、Ｔｒ４を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路７１で８０°を検知してからの回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（蓋開端位置に相当するパルス数−１０°に相当するパルス数）に達するとＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）で０．１秒間オン状態とし、続いてＴｒ３、Ｔｒ４を５０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）で０．４秒間間欠的にオン状態とし、その後再度Ｔｒ１、Ｔｒ４を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態として駆動モータ３２を駆動し、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルス変化が０．５秒以上無い場合にロータンク等の障害物によって便蓋１３開動作が停止した（停止検知）と判断して駆動モータ３２への通電を停止する。
なお、停止検知が得られない場合にも８°相当のパルス数をホールＩＣ７０ａから得ることができた時点で通電停止する。このようにして便蓋用電動開閉ユニット１３０内の駆動モータ３２へ通電がなされた際には、減速歯車列（小歯車３２ｂ、第１歯車３４、第２歯車３７、第３歯車３８、遊星歯車機構）及びトレランスリング６２、出力軸１４０を介して駆動モータ３２の回転が回転軸５０に伝達し、便蓋１３を開放し、８０°を超える開端付近では蓋の自重による逆起電力の発生を利用してブレーキをかけることでロータンク等の障害物との衝突音を小さくすることが出来る。また最後に再度２０％Ｄｕｔｙで便蓋を駆動するのは次の閉止動作の準備の為である。
【００３８】
図１８には便座開要求が有った際のフローチャートを示す。例えばリモコン等に設けられる便座開スイッチ（図示無し）が操作されて便座開要求がなされると座開端位置を記憶しているかを確認し、座開端の位置の記憶がなされていると、Ｔｒ１、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）でオン状態とし、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がＬｏｗからＨｉへ切り替わる（８０°検知）と、Ｔｒ１、Ｔｒ４を５０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路７１で８０°を検知してからの回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（蓋開端位置に相当するパルス数−１５°に相当するパルス数）に達するとＴｒ１、Ｔｒ４を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路７１で８０°を検知してからの回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（蓋開端位置に相当するパルス数−１０°に相当するパルス数）に達するとＴｒ１、Ｔｒ４を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態として駆動モータ３２を駆動し、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルス変化が０．５秒以上無い場合にロータンク等の障害物によって便座１２開動作が停止した（停止検知）と判断して駆動モータ３２への通電を停止する。
なお、エリアＤに移行した後３５°駆動（回転検出回路７０の３５°に相当するパルス数をカウント）しても停止検知できない場合にはその時点で通電を停止する。この停止位置が１４０°以上である場合には異常とみて、後述する異常時制御フローへ移行する。このようにして便座用電動開閉ユニット３０内の駆動モータ３２へ通電がなされた際には、減速歯車列（小歯車３２ｂ、第１歯車３４、第２歯車３７、第３歯車３８、遊星歯車機構）及びトレランスリング６２、出力軸４０を介して駆動モータ３２の回転が伝達し、便座１２を開放する。
なお、便蓋１３の開放時にはブレーキ制御を行い緩やかな閉止動作を行うようにしたが便座１２では行っていない。これは、便蓋１３裏面にはクッション脚が設けられており、便座１２を勢い良く開放しても、このクッション脚により衝突音はもともと抑制されるからである。
【００３９】
図２６には便蓋開要求が有った際の別手段のフローチャートを示す。例えば人体検知センサによる人体接近検知若しくはリモコン等に設けられる便蓋開スイッチ（図示無し）が操作されて便蓋開要求がなされると蓋開端位置を記憶しているかを確認し、蓋開端の位置の記憶がなされていると、Ｔｒ１、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）でオン状態とし、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がＬｏｗからＨｉへ切り替わる（８０°検知）と、Ｔｒ１、Ｔｒ４を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路７１で８０°を検知してからの回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（８０°検知から１５°進むに相当するパルス数）に達すると６ｍｓはＴｒ１、Ｔｒ４を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く９ｍｓはＴｒ１、Ｔｒ２、Ｔｒ３及びＴｒ４をオフ状態にする。この６ｍｓ＋９ｍｓの制御を繰り返し行う。更に、エリア検出回路７１で８０°を検知してからの回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（８０°検知から２５°進むに相当するパルス数）に達する、若しくは、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がＬｏｗからＨｉへ切り替わる（１０５°検知）に達すると３ｍｓはＴｒ１、Ｔｒ４を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く６ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この３ｍｓ＋６ｍｓの制御を繰り返し行いブレーキをかける。開端位置検出することによって便蓋１３開動作が停止した（停止検知）と判断して駆動モータ３２への通電を停止する。
このようにして便蓋用電動開閉ユニット１３０内の駆動モータ３２へ通電がなされた際には、減速歯車列（小歯車３２ｂ、第１歯車３４、第２歯車３７、第３歯車３８、遊星歯車機構）及びトレランスリング６２、出力軸１４０を介して駆動モータ３２の回転が回転軸５０に伝達し、便蓋１３を開放し、８０°を超える開端付近では蓋の自重による逆起電力の発生を利用してブレーキをかけロータンク等の障害物との衝突音を小さくすることが出来る。また、ブレーキ制御とフリー制御の使い分けを行うこと、制御の選択肢が増え、回動のフィーリングの良い制御が可能となる。
【００４０】
図２７には便座開要求が有った際の別手段のフローチャートを示す。例えば人体検知センサによる人体接近検知若しくはリモコン等に設けられる便座開スイッチ（図示無し）が操作されて便座開要求がなされると座開端位置を記憶しているかを確認し、座開端の位置の記憶がなされていると、Ｔｒ１、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）でオン状態とし、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がＬｏｗからＨｉへ切り替わる（８０°検知）と、Ｔｒ１、Ｔｒ４を７０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、更にエリア検出回路７１で８０°を検知してからの回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（８０°検知から１５°進むに相当するパルス数）に達すると３ｍｓはＴｒ１、Ｔｒ４を６０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く６ｍｓはＴｒ１、Ｔｒ２、Ｔｒ３及びＴｒ４をオフ状態にする。この３ｍｓ＋６ｍｓの制御を繰り返し行う。
更に、エリア検出回路７１で８０°を検知してからの回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（８０°検知から２５°進むに相当するパルス数）に達する、若しくは、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がＬｏｗからＨｉへ切り替わる（１０５°検知）に達すると３ｍｓはＴｒ１、Ｔｒ４を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く６ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この３ｍｓ＋６ｍｓの制御を繰り返し行いブレーキをかける。開端位置検出することによって便蓋１３開動作が停止した（停止検知）と判断して駆動モータ３２への通電を停止する。このようにして便蓋用電動開閉ユニット１３０内の駆動モータ３２へ通電がなされた際には、減速歯車列（小歯車３２ｂ、第１歯車３４、第２歯車３７、第３歯車３８、遊星歯車機構）及びトレランスリング６２、出力軸１４０を介して駆動モータ３２の回転が回転軸５０に伝達し、便蓋１３を開放し、８０°を超える開端付近では座の自重による逆起電力の発生を利用してブレーキをかけロータンク等の障害物との衝突音を小さくすることが出来る。また、ブレーキ制御とフリー制御の使い分けを行うこと、制御の選択肢が増え、回動のフィーリングの良い制御が可能となる。
【００４１】
例えばリモコン等に設けられる便蓋・便座同時開スイッチ（図示無し）が操作されて便蓋及び便座開要求がなされると、図１７及び図１８又は図２６及び図２７に示したフローチャートの通りに便蓋用開閉ユニット１３０、便座用開閉ユニット３０の夫々の駆動モータ３２を同時に制御することで便座１２及び便蓋１３の開放動作が行われる。なお、後述するように便蓋１３の閉止動作はブレーキで終わるようにし、便座１２の閉止動作はモータ駆動で終わるようにしているので、便蓋１３の減速歯車列のバックラッシは下側（閉側）にあり、便座１２の減速歯車列のバックラッシは上側（開側）にあるために、同時に開放制御したとしてもバックラッシ分だけ便座１２が遅れて開動作するため、便座１２と便蓋１３とが開放動作中にぶつかり、瞬間的に便座１２の駆動モータ３２側に過負荷が掛かるというような不具合は生じない。
【００４２】
図１９には便蓋閉要求が有った際のフローチャートを示す。
例えば人体検知センサによる人体離隔検知若しくはリモコン等に設けられる便蓋閉スイッチ（図示無し）が操作されて便蓋閉要求がなされると、便蓋１３がエリアD（異常エリア）にあればＴｒ２、Ｔｒ３を６０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、エリアC（開端エリア）にある場合若しくはエリアCに移行した時点でＴｒ２、Ｔｒ３を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がHiからＬｏｗへ切り替わる（８０°検知）と１２ｍｓはＴｒ２、Ｔｒ３を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く１０ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この１２ｍｓ＋１０ｍｓの制御を繰り返し行う。この制御の間に後述する便蓋カバー有無判定フローを実施する。更にエリア検出回路７１で８０°を検知してから回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（３０°に相当するパルス数）に達すると便蓋カバー無と判断した場合には、１２ｍｓ＋１０ｍｓの制御をそのまま継続して行う。また便蓋カバー有と判断した場合には１０ｍｓのブレーキ制御を３０ｍｓに変更して、１２ｍｓ＋３０ｍｓの制御を繰り返し行う。便蓋カバー有無に関わらずエリア検出回路７１のホールＩＣ７１ｂの出力がHiからＬｏｗへ切り替わる（２０°検知）とＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態とし、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルス変化が０．５秒以上無い場合に便座１２上面によって便蓋１３閉動作が停止した（停止検知）と判断してブレーキ制御を停止する。なお、停止検知が得られない場合には所定時間（例えば５秒）経過した後にブレーキ制御を停止するが、この点については図１９には記載していない。
このようにして便蓋用電動開閉ユニット１３０内の駆動モータ３２へ通電がなされた際には、減速歯車列（小歯車３２ｂ、第１歯車３４、第２歯車３７、第３歯車３８、遊星歯車機構）及びトレランスリング６２、出力軸１４０を介して駆動モータ３２の回転が回転軸５０に伝達し、便蓋１３を閉塞動作し、２０°を以下の閉端付近では蓋の自重による逆起電力の発生を利用してブレーキをかけることで緩やかに便蓋を閉止することが出来る。
また便蓋カバーがついている場合にはブレーキ時間を長くすることで便蓋１３の自重によるブレーキ力を強めて、便蓋１３がその自重で勢い良く落ちることを防止している。更に比較的短い時間間隔で閉駆動制御とブレーキ制御とを繰り返すことでＤＣブラシモータ３２のコギングトルクのばらつきを吸収することができる。コギングトルクはモータ通電時には発生しないことを利用して、コギングトルクの影響が出始める前に通電を再開することでコギングトルクの悪影響（コギングトルクが強い場合には便蓋１３が閉止動作の途中で止まってしまい、コギングトルクが弱い場合には便蓋１３が勢い良く閉止してしまう等の不具合）を抑制することができるのである。
本実施例では便蓋カバーの有無で制御を変更したが、便蓋の大きさ（エロンゲートサイズ／レギュラーサイズ）によって制御を変更するようにしても良いし、またその組合せによって変更しても良い。
【００４３】
図２０には便座閉要求が有った際のフローチャートを示す。
例えばリモコン等に設けられる便座閉スイッチ（図示無し）が操作されて便座閉要求がなされると、便座１２がエリアDにあればＴｒ２、Ｔｒ３を６０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、エリアCにある場合若しくはエリアCに移行した時点でＴｒ２、Ｔｒ３を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がHiからＬｏｗへ切り替わる（８０°検知）と１２ｍｓはＴｒ２、Ｔｒ３を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く１０ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この１２ｍｓ＋１０ｍｓの制御を繰り返し行う。エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ｂの出力がHiからＬｏｗへ切り替わる（２０°検知）とＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態とし、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルス変化が０．５秒以上無い場合に便座１２上面によって便蓋１３閉動作が停止した（停止検知）と判断してブレーキ制御を停止し、続けてＴｒ２、Ｔｒ３を５％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし０．１秒経過した時点で通電停止する。この５％Ｄｕｔｙでの駆動は次の座蓋同時開放動作に備える為である。このようにして便座用電動開閉ユニット３０内の駆動モータ３２へ通電がなされた際には、減速歯車列（小歯車３２ｂ、第１歯車３４、第２歯車３７、第３歯車３８、遊星歯車機構）及びトレランスリング６２、出力軸４０を介して駆動モータ３２の回転が伝達し、便座１２を閉塞動作し、２０°を以下の閉端付近では座の自重による逆起電力の発生を利用してブレーキをかけることで緩やかに便座を閉止することが出来る。便蓋同様に駆動制御とブレーキ制御とを繰り返し行うことで駆動モータ３２のコギングトルクのばらつきによる悪影響を除去している。なお便蓋の閉止動作では便蓋カバー有無により制御を変更したが、便座側では便座カバーの有無による制御を変更しないものとした。これは便座自体が元々重く、便座カバーの影響が少ないためである。しかし、便座の重量が軽く便座カバーの有無による影響が懸念される場合には便蓋側同様に便座カバーの有無により制御を変更するよう構成しても良い。
【００４４】
また、便蓋又は便座の閉要求があった際、別手段として、開要求時と同様にフリー制御及びフリー制御と閉駆動の繰り返し制御を、適宜利用することによりフィーリングの良い制御が可能となることは言うまでもない。
【００４５】
図２８には便蓋閉要求がなく、回転検出回路７０が回転を検出した際（手動で閉止された場合）のフローチャートを示す。エリア検出回路７１により、エリアＣかエリアＤであれば、エリアＢ（８０°）までＴｒ１、Ｔｒ２、Ｔｒ３及びＴｒ４をオフ状態にする。８０°を検知してから回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（３０°に相当するパルス数）まで、３ｍｓはＴｒ２、Ｔｒ３を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く６ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この３ｍｓ＋６ｍｓの制御を繰り返し行う。出力パルスが所定数（３０°に相当するパルス数）を超えると、３ｍｓはＴｒ２、Ｔｒ３を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く２０ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この３ｍｓ＋２０ｍｓの制御を繰り返し行う。エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ｂの出力がHiからＬｏｗへ切り替わる（２０°検知）を超えると、３ｍｓはＴｒ２、Ｔｒ３を１０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く４０ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この３ｍｓ＋４０ｍｓの制御を繰り返し行う。以後、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａが回転を検知しなければ回転停止となり、終了する。
【００４６】
図２９には便座閉要求がなく、回転検出回路７０が回転を検出した際（手動で閉止された場合）のフローチャートを示す。エリア検出回路７１により、エリアＣかエリアＤであれば、エリアＢ（８０°）までＴｒ１、Ｔｒ２、Ｔｒ３及びＴｒ４をオフ状態にする。８０°を検知してから回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（３０°に相当するパルス数）まで、３ｍｓはＴｒ２、Ｔｒ３を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く３ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この３ｍｓ＋１０ｍｓの制御を繰り返し行う。出力パルスが所定数（３０°に相当するパルス数）を超えると、３ｍｓはＴｒ２、Ｔｒ３を１０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く２０ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この３ｍｓ＋２０ｍｓの制御を繰り返し行う。エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ｂの出力がHiからＬｏｗへ切り替わる（２０°検知）を超えると、３ｍｓはＴｒ２、Ｔｒ３を１０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く４０ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この３ｍｓ＋４０ｍｓの制御を繰り返し行う。以後、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａが回転を検知しなければ回転停止となり、終了する。
【００４７】
また、手動の便蓋又は便座の閉動作の際、別手段として、フリー制御と閉駆動の繰り返し制御を、適宜利用することによりフィーリングの良い制御が可能となることは言うまでもない。
【００４８】
図２１、図２２には便蓋・便座同時閉要求が有った際のフローチャートを示す。例えば男子小用利用後の人体検知センサによる人体離隔検知若しくはリモコン等に設けられる便蓋・便座閉スイッチ（図示無し）が操作されて便蓋・便座同時閉要求がなされると、便座１２・便蓋１３がエリアDにあれば便蓋駆動側のＴｒ２、Ｔｒ３を７０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、便座駆動側のＴｒ２、Ｔｒ３を４０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、エリアCにある場合若しくはエリアCに移行した時点で便蓋駆動側のＴｒ２、Ｔｒ３を６０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、便座駆動側のＴｒ２、Ｔｒ３を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がHiからＬｏｗへ切り替わる（８０°検知）と便蓋側は１２ｍｓは便蓋駆動用のＴｒ２、Ｔｒ３を２０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態にし、続く１０ｍｓはＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態にする。この１２ｍｓ（駆動制御）＋１０ｍｓ（ブレーキ制御）の制御を繰り返し行う。この制御の間に後述する便蓋カバー有無判定フローを実施する。また便座側は便座駆動用のＴｒ３、Ｔｒ４を７０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）で間欠的にオン状態としてブレーキ制御を行う。更にエリア検出回路７１で８０°を検知してから回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルスが所定数（３０°に相当するパルス数）に達すると便蓋カバー無と判断した場合には、１２ｍｓ＋１０ｍｓの制御をそのまま継続して行う。
また便蓋カバー有と判断した場合には１０ｍｓのブレーキ制御を３０ｍｓに変更して、１２ｍｓ＋３０ｍｓの制御を繰り返し行う。この間便座側は便蓋カバー有無に関わらず便座駆動用のＴｒ３、Ｔｒ４を９０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）で間欠的にオン状態としてブレーキ制御を行う。便蓋カバー有無に関わらずエリア検出回路７１のホールＩＣ７１ｂの出力がHiからＬｏｗへ切り替わる（２０°検知）と便座側は便座駆動用のＴｒ３、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態とし、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルス変化が０．５秒以上無い場合に便器上面によって便座１２閉動作が停止した（停止検知）と判断してブレーキ制御を停止し、続けて０．１秒間便座駆動用のＴｒ２、Ｔｒ３を５％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態として制御を終了する。便蓋側は便蓋駆動用のＴｒ３、Ｔｒ４を８０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝８ｍｓ）でオン状態とし、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルス変化が０．５秒以上無い場合に便座１２上面によって便蓋１３閉動作が停止した（停止検知）と判断してブレーキ制御を停止する。
なお、停止検知が得られない場合には所定時間（例えば５秒）経過した後に便座、便蓋共にブレーキ制御を停止するが、この点については図には記載していない。上述のように制御することで便座１２及び便蓋１３の自立位置（８０°付近）を越えるまでは便蓋用電動開閉ユニット１３０側で便座及び便蓋１３を駆動し、その後は便座１２上に便蓋１３を載置した状態で便座用電動開閉ユニット３０側のブレーキ制御で緩やかに閉動作を行うことで、便座及び便蓋を密着させてスムーズに閉動作させることができる。なお、便座・便蓋同時閉の場合の便座閉止動作には駆動モータ３２のコギングトルクの影響を除去するための駆動制御＋ブレーキ制御の繰り返し制御を行っていないが、これは、便座１２に便蓋１３が重なった状態で便座１２のブレーキ制御を行うので負荷が大きいためコギングトルクにより閉止動作が途中で止まるという心配が無い為である。
【００４９】
図２３には、便蓋（便座）開端位置を記憶するためのフローチャートを示す。
例えばリモコン等に設けられる便蓋（便座）開スイッチ（図示無し）が操作されて便蓋（便座）開要求がなされると便蓋（便座）開端位置を記憶しているかを確認し、便蓋（便座）開端の位置の記憶がなされていないと、Ｔｒ１、Ｔｒ４を１００％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）でオン状態とし、エリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がＬｏｗからＨｉへ切り替わる（８０°検知）と、Ｔｒ１、Ｔｒ４を５０％Ｄｕｔｙ（Ｇ＝１ｍｓ）で間欠的にオン状態とし、回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの出力パルス変化が０．５秒以上無い場合にロータンク等の障害物によって便蓋（便座）開動作が停止した（停止検知）と判断して駆動モータ３２への通電を停止する。なお、エリアＣに移行した後の回転検出回路７０の出力パルス数をカウントしてそのカウント値を便蓋（便座）開端位置として記憶する。なお、停止検知が得られない場合には、図１７に示したように８°駆動した時点で便蓋駆動を停止する。便座も同様に停止検知が得られない場合には図１８に示したように１４０°の位置まで駆動する。
このようにして便座用電動開閉ユニット３０内の駆動モータ３２へ通電がなされた際には、減速歯車列（小歯車３２ｂ、第１歯車３４、第２歯車３７、第３歯車３８、遊星歯車機構）及びトレランスリング６２、出力軸４０を介して駆動モータ３２の回転が伝達し、便座１２を開放する。なお、便蓋１３の開放時にはブレーキ制御を行い緩やかな閉止動作を行うようにしたが便座１２では行っていない。これは、便蓋１３裏面にはクッション脚が設けられており、便座１２を勢い良く開放しても、このクッション脚により衝突音はもともと抑制されるからである。
【００５０】
図２４には便蓋カバー有無判断のフローチャートを示す。図示のように便蓋閉止動作中にエリア検出回路７１のホールＩＣ７１ａの出力がHiからＬｏｗへ切り替わった（８０°検知）後の回転検出回路７０のホールＩＣ７０ａの１発目のパルス出力から４発目のパルス出力がなされるまでの時間ｔを記憶し（Ｔａ）、次に２５発目のパルス出力から２８発目のパルス出力がなされるまでの時間ｔを記憶する（Ｔｂ）と共に４発目のパルス出力から２８発目のパルス出力がなされるまでの時間ｔを記憶して、Ｔａ，Ｔｂ、Ｔｃから便蓋の角加速度Ｗを計算し、その角加速度Ｗが予め設定した角加速度ｗよりも大きいかをみて、W＞wであれば便蓋カバー有と判断し、Ｗ＞wでなければ、便蓋カバー無と判断して、図１９若しくは図２１、２２に示したフローへ移行する。本実施例では角加速度で便蓋カバーの有無を自動的に判断するようにしたが、便蓋カバー有無スイッチ等をリモコン等に設けても良いし、便蓋の角速度を判断基準に用いても良い。
【００５１】
図２５には異常時制御フローを示す。通常時には便座１２はケーシング１１と当接するため１１０°以上回転することは無い。しかし、便座１２及び便蓋１３を取り外した状態で、便座開スイッチ若しくは便座・便蓋同時開スイッチが操作されるとケーシング１１に当接することは無いので、制御上の限界角度１４０°まで回転してしまう（図１８参照）。このような状態で便座１２及び便蓋１３を取付けようとしても電動開閉ユニットの回転軸４０、５０と便座・便蓋の基端部に設けた連結部１２ａ、１３ａ及び回動部１２ｂ、１３ｂとが噛み合わないために取り付かない。このため、便座用電動開閉ユニット３０の回転軸４０の位置が１４０°以上を検知すると座蓋が外された状態での駆動であるとみなし、９０°近辺まで出力軸を移動させて便座１２の取付ができるようにする。便座側で１４０°以上を検知すると便蓋側電動開閉ユニット１３０も同様に９０°近辺まで回転軸５０を移動させて便蓋１３の取付が出来るようにする。なお、便蓋１３がどのエリアにあるかはその時々で異なるため、何れのエリアにあっても、一端エリアＤへ移動させてそこから制御を行うことで確実に９０°近辺へ便蓋用開閉ユニット１３０の回転軸５０を移動することができる。
【００５２】
ところで便座１２は内部に暖房用のヒータが設けられており、比較的重いため、便蓋用電動開閉ユニット１３０と同一の構造の便座用電動開閉ユニット３０だけでは便座１２を持ち上げることができない。そのためにアシストユニット８０が設けられる。このアシストユニット８０は一端がケーシング１１に一体化され、他端が便座１２に一体化されるアシストバネ８２を内蔵している。このアシストバネ８２は便座１２が略垂直状態で自然長とされており、便座１２閉塞時には捩れた状態となっている。
従って、便座１２閉塞時には開放側のトルクを発生することができ、これにより、便蓋用電動開閉ユニット１３０と略同一の構造でも便座１２を持ち上げることが可能となっている。
【００５３】
なお、アシストバネ８２の一端８２ａは連結ケース８３の規制突起８３ｅとケーシング１１に取付けられる便座用電動開閉ユニット３０の係合突起３１ｑとの係合によってケーシング１１に一体化されており、アシストバネ８２の他端８２ｂは連結軸８１、固定部材８６を介して便座１２に一体化されている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の便座又は便蓋の電動開閉装置を内蔵した便座装置１０の斜視図
【図２】本発明の便座又は便蓋の電動開閉装置の取付け位置を説明する為の分解斜視図
【図３】便座用電動開閉装置３０を内蔵した便座装置１０の断面図
【図４】便蓋用電動開閉装置１３０を内蔵した便座装置１０の断面
【図５】便座用電動開閉ユニット３０の分解斜視図
【図６】駆動モータ組品Ａの分解斜視図
【図７】遊星歯車組品Ｂの分解斜視図
【図８】便座用電動開閉ユニットのケーシング３１ｂを外した状態での平面図
【図９】アシストユニット８０の分解斜視図
【図１０】トレランスリング６２の原理図
【図１１】駆動モータ３２の断面図
【図１２】本発明の便座装置の制御ブロック図
【図１３】駆動モータ３２のドライバ回路図
【図１４】スイッチング素子Ｔｒ1、Ｔｒ2、Ｔｒ3、Ｔｒ4への通電信号波形
【図１５】エリア検出回路７１に設けたホールＩＣ７１ａ、７１ｂの出力信号波形
【図１６】回転検出回路に設けたホールＩＣ７０ａの出力信号波形
【図１７】便蓋開要求が有った際のフローチャート
【図１８】便座開要求が有った際のフローチャート
【図１９】便蓋閉要求が有った際のフローチャート
【図２０】便座閉要求が有った際のフローチャート
【図２１】便蓋・便座同時閉要求が有った際のフローチャート（１）
【図２２】便蓋・便座同時閉要求が有った際のフローチャート（２）
【図２３】便蓋（便座）開端位置を記憶するためのフローチャート
【図２４】便蓋カバー有無判断のフローチャート
【図２５】便座及び便蓋が取り外された状態で電動開閉ユニットの出力軸が開方向に移動した際の異常時制御フローチャート
【図２６】便蓋開要求が有った際のフローチャートの別実施例（２）
【図２７】便座開要求が有った際のフローチャートの別実施例（２）
【図２８】手動で便蓋閉操作をした際のフローチャート
【図２９】手動で便座閉操作がした際のフローチャート
【符合の説明】
１０…便座装置、１１…ケーシング、１２…便座、１３…便蓋、
３０…便座用電動開閉装置、１３０…便蓋用電動開閉装置、
３１…電動開閉ケーシング、３２…駆動モータ、３３…スペーサ、
３４…第１歯車、３５…第１歯車用軸、３６…第１歯車用軸受、
３７…第２歯車、３８…第３歯車、
Ａ…駆動モータ組品、Ｂ…遊星歯車組品、
４０…便座用回転軸、５０…便蓋用回転軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electric opening / closing device for a toilet seat or toilet lid in a Western-style toilet, and more particularly to a device for electrically opening / closing an toilet seat and a toilet lid individually.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as described in Patent Document 1, the toilet seat / toilet lid electric opening / closing device detects the angle of the toilet seat and / or the toilet lid by the angle detection means, and controls the toilet seat and / or the toilet lid during the closing operation. The means is such that the angle obtained from the angle detection means moves from the open position to a certain predetermined angle, the toilet seat and / or the toilet lid moves in the closing direction, and the angle obtained from the angle detection means reaches from the certain predetermined angle to the closed position In the meantime, a signal is output to the driving means so that the toilet seat and / or the toilet lid is braked, and the driving means drives the toilet seat and / or the toilet lid based on a signal from the control means. Further, in the control means, the first drive signal having a predetermined drive torque at the beginning of the closing operation in the region from the open position where the toilet seat and / or the toilet lid operates in the closing direction to the certain predetermined angle. Output, then It performs output of the drive signal to reduce stepwise the driving torque from the driving torque with the first driving signal, in which the smooth the toilet seat and / or toilet lid to set the output levels Yes to closing operation.
[0003]
Thereby, the closing operation of the toilet seat and / or the toilet lid becomes very smooth, and there is no sense of incongruity that is performed by electric drive, and the closing operation is natural. In addition, since the rapid speed change is suppressed, the stress on the connecting member of the driving means, the toilet seat and / or the toilet lid and the driving means is reduced, and the life is extended.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-65509 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the conventional toilet seat / toilet lid electric opening / closing device, a DC motor such as a DC brush motor is used as a drive motor, and a permanent magnet is provided in the motor. Therefore, the self-standing angle of the toilet seat or the toilet lid greatly varies depending on the variation of the cogging torque due to the permanent magnet. For example, when the cogging torque is strong, the toilet seat or the toilet lid stops in the middle of the closing operation. In the case of weakness, the toilet seat or the toilet lid closes vigorously and a problem such as a loud noise occurs.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a toilet seat or toilet lid electric opening / closing device capable of absorbing a variation in cogging torque and closing the toilet seat or toilet lid with a stable closing operation.
[0007]
[Means for solving the problems and their functions and effects]
  In order to solve the above-mentioned problems, in the invention of claim 1, a rotating shaft that rotates together with a toilet seat or a toilet lid, a direct current motor that rotates the rotating shaft in forward and reverse directions, and a motor for driving the motor. In a toilet seat or toilet lid electric opening and closing device that opens and closes the toilet seat or toilet lid by transmitting the driving force of the motor to the rotating shaft via a reduction gear train and opening and closing the toilet seat or toilet lid in the closing direction When driving, repeated control of closed drive and short brake control and / or repeated control of closed drive and free control is performed, so that the cogging torque is influenced by the fact that the cogging torque is not generated when the motor is energized. By restarting energization before starting, adverse effects of cogging torque (if the cogging torque is strong, the toilet lid 13 stops in the middle of the closing operation, and if the cogging torque is weak) It is possible to suppress a defect), such as the lid 13 will be vigorously closed, it is not the toilet seat or toilet lid is or loudly nasty collision to the toilet bowl top. Also, by properly using short brake control and free control, it becomes possible to improve the feeling of closing drive or opening drive.Thus, the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio and is driven with a relatively low duty ratio at the time of closed driving, so that the closed driving is performed so as to eliminate the influence of the cogging torque at the time of closed driving. Since the closing operation speed is determined by the braking force due to the weight of the lid, the braking force increases as the weight of the vehicle increases. Therefore, the influence of the weight of the toilet seat or the toilet lid can be reduced.
[0008]
  Further, the invention according to claim 2 includes a rotating shaft that rotates together with the toilet seat or the toilet lid, a DC motor that rotates the rotating shaft in the forward and reverse directions, and a drive circuit for driving the motor, An electric opening / closing device for a toilet seat or toilet lid that opens and closes the toilet seat or toilet lid by transmitting the driving force of the motor to the rotating shaft via a reduction gear trainComprises a toilet seat or toilet lid rotation detection means and a motor drive command means, and when there is no drive command from the drive command means, the rotation detection means rotates the toilet seat or toilet lid. When detectedIn the toilet seat or toilet lidClosedWhen driving in the directionCloseRepetitive control of drive and short brake control and / orCloseSince repeated control of drive and free control is performed,If the toilet seat or toilet lid is closed manually,By restarting energization before the influence of the cogging torque starts to appear, the adverse effect of the cogging torque (if the cogging torque is strong, the toilet lid 13 stops in the middle of the closing operation, and if the cogging torque is weak, the toilet lid 13 ) Can be suppressed, and the toilet seat or toilet lid is a toilet bowl.Low tankThere will be no loud noises. Further, by appropriately using the short brake control and the free control, it becomes possible to improve the feeling of the closing drive or the opening drive.The toilet seat or toilet lid has a large elon size and a standard regular size. In particular, the standard regular size is easy to be affected by cogging torque due to its low weight and is likely to stop in the middle. Therefore, the problem is solved by performing this control, and the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio. Since the DC motor is driven with a relatively low duty ratio during the closed drive, the influence of the cogging torque is eliminated during the closed drive. Since the closing operation speed is determined by the braking force due to the weight of the toilet seat or the lid, the braking force increases as the weight increases. Therefore, the influence of the weight of the toilet seat or the toilet lid should be reduced. I can do it.
[0009]
In the invention according to claim 3,Since the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio and the duty ratio is set to 100% for short brake control, the braking force due to the weight of the toilet seat or the toilet lid can be utilized to the maximum.
[0010]
  In the invention according to claim 4,Since the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio and the duty ratio is set to 100% for short brake control, the braking force due to the weight of the toilet seat or the toilet lid can be utilized to the maximum.
[0011]
  In the invention according to claim 5,Since the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio and the duty ratio is set to 100% for short brake control, the braking force due to the weight of the toilet seat or the toilet lid can be utilized to the maximum.
[0012]
In the invention according to claim 6,Since the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio and the duty ratio is set to 100% for short brake control, the braking force due to the weight of the toilet seat or the toilet lid can be utilized to the maximum.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view of a toilet seat device 10 incorporating a toilet seat or toilet lid electric opening and closing device of the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view for explaining the mounting position of the toilet seat or toilet lid electric opening and closing device, and FIG. 4 is a cross-sectional view of the toilet seat apparatus 10 incorporating the toilet seat electric opening / closing device 30, and FIG. In the figure, the casing 11 of the heating toilet seat device 10 is fixed using the upper surface of the rim on the back side of the toilet body 1, and a convex storage portion 11a is formed at the front center of the casing 11, and the side wall 11b of the storage portion 11a is formed. The toilet seat electric opening / closing unit 30 and the toilet lid electric opening / closing unit 130 are attached, and the toilet seat 12 and the toilet lid 13 are attached to the electric opening / closing units 30, 130, respectively.
[0017]
The toilet seat 12 and the toilet lid 13 are provided with connecting portions 12a, 13a and rotating portions 12b, 13b at their respective base ends, and the connecting portion 12a is an electric opening / closing unit 30 for the toilet seat via an assist unit 80 described later. The connecting portion 13a is non-rotatably connected to the rotary shaft 50 connected to the output shaft 140 of the toilet lid electric opening / closing unit 130. The rotating parts 12b and 13b are provided with support shafts 50a (formed in the middle of the rotary shaft 50) and 81a (connected to the rotary shaft 40) for supporting the toilet seat 12 and the toilet lid 13 so that they can be opened and closed. Respectively connected to the tip 81a). In the figure, reference numeral 150 denotes a drive circuit for driving the electric opening / closing units 30 and 130 and a potting case for protecting the circuits.
[0018]
5 is an exploded perspective view of the toilet seat electric opening / closing unit 30, FIG. 6 is an exploded perspective view of the drive motor assembly A, FIG. 7 is an exploded perspective view of the planetary gear assembly B, and FIG. 8 is a casing of the toilet seat electric opening / closing unit. FIG. 9 is an exploded perspective view of the assist unit 80. FIG. The number of teeth and the tooth shape of each gear in FIG. 8 are different from the actual ones (for example, the small gears 32b and 34b are actually 7 teeth, but are described as 8 teeth in the figure).
As shown in the figure, the electric opening / closing unit 30 includes a casing 31 (constituted by a main case 31a and a lid case 31b) that forms an outer shell, a drive motor assembly A (as shown in FIG. A drive motor 32 constituted by a DC motor such as a motor, a small gear 32b press-fitted and fixed to an output shaft 32a of the drive motor 32, a first gear fixing spacer 33 fixed to the drive motor 32 by using a screw or the like, A first gear 34 having a large gear 34 a meshing with the gear 32 b and a small gear 34 b for transmitting power to the next stage, a rotation shaft 35 of the first gear 34, and a bearing 36 of the first gear 34 fixed to the spacer 33. Consists of
[0019]
A ring-shaped magnet 34c is integrated on the surface of the large gear 34a (drive motor side) by bonding or caulking. ), A large gear 37a meshing with the small gear 34b, a second gear 37 having a small gear 37b for transmitting power to the next stage, a large gear 38a meshing with the small gear 37b, and a sun gear for transmitting power to the next stage. A third gear 38 having planetary gear 38b and a planetary gear assembly B (as shown in FIG. 6, the planetary gear assembly B is fixed to the rotary shaft 40 and the rotary shaft 40 to detect the rotational position of the toilet seat 12; 61, a tolerance ring 62 that functions as a torque limiter so as not to transmit the load to the carrier 63 when a set load or more is applied to the rotation shaft 40, a carrier 63 that is connected to the rotation shaft 40 via the tolerance ring 62, a carrier A planetary gear 64 rotatably attached to a planetary shaft 63 a provided in 63, a bearing 65 for restricting the movement of the planetary gear 64 in the thrust direction, and meshing with the planetary gear 64. Internal gear 66 fit, and a planetary gear mechanism to the casing 31a by the mounting spacers 67 for non-rotatably fixed.) And constructed out.
[0020]
The small gear 32b, the small gear 34b, and the small gear 37b are made of metal, the large gear 34a and the large gear 37a are made of resin, and the small gear 32b and the large gear 34a, and the small gear 34b and the large gear 37a are helical gears. . The large gear 38a and the sun gear 38b of the third gear 38 are integrally formed of metal, and the small gear 37b and the large gear 38a are spur gears. Further, the planetary gear 64 is made of metal, and the internal gear 66 is made of resin. The metal gear can be formed by metal sintering such as press sintering or injection sintering, cold forging, or the like. Moreover, as integral molding with a resin gear, it can shape | mold by insert molding etc.
Thus, by using a helical gear that can secure a contact area even if it is thinner than a flat tooth, even if the gear itself is thinned, the gear strength can be ensured and the reduction gear train can be made compact. Further, by using a helical gear with a large contact area for the first and second reduction gear trains that rotate at a relatively high speed, it is possible to reduce backlash and increase transmission efficiency. Further, by making the meshing of the helical gear portion metal (small gear) and resin (large gear), generation of heat due to wear, noise, and the like can be suppressed. Further, by making the third and fourth rows of reduction gears, which are relatively low speed and high torque, made of metal, the destruction of the gears can be suppressed.
[0021]
Next, the assembly procedure of the electric opening / closing unit 30 will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 6, the assembly of the drive motor assembly A is performed according to the following procedure. First, one end of the shaft 35 is inserted into the bearing hole 33a of the spacer 33, the first gear 34 is inserted into the shaft 35, the other end of the shaft 35 is inserted into the shaft hole 36a of the bearing 36, and the positioning boss 33b is inserted into the positioning hole 36b. A self-tapping screw (not shown) is inserted and fixed in the fixing holes 36c and 36c and screwed into a lower hole 33c provided in the spacer 33, whereby the spacer 33, the first gear 34, the shaft 35 and the bearing 36 are integrated and further driven. The output shaft 32a and the small gear 32b of the motor 32 are inserted through the insertion hole 33e of the spacer 33 while paying attention to the meshing between the first gear 34 and the small gear 32b, and the screw insertion hole 36d (bearing 36) and the fixing hole 33d ( The assembly is completed by inserting a screw from the spacer 33) and screwing it into a screw hole 32 c provided in the drive motor 32. The screw insertion hole 36d has a diameter larger than that of the screw head, and the fixing hole 33d on the screw insertion hole 36d side has a diameter larger than that of the screw head until halfway (position where the thickness is the same as the other fixing hole 33d). By setting the diameter so that the screw portion penetrates from the middle, two screws for fixing to the drive motor 32 can be shared.
By integrating the first stage of the reduction gear train into the drive motor 32 in this manner, shaft blurring can be suppressed and transmission efficiency can be increased.
[0022]
As shown in FIG. 7, the planetary gear assembly B is assembled in the following procedure.
First, the planetary gear 64 is mounted on the planetary shaft 63 a provided on the carrier 63, and the internal gear 66 is mounted while paying attention to the engagement with the planetary gear 64. Next, the end portion of the shaft 63 a is mounted in the bearing recess 65 a provided in the bearing 65, and the small diameter cylindrical portion 63 c of the fastening spacer 63 b provided in the carrier 63 is provided in the bearing 65 in order to secure the operation region of the planetary gear 64. The carrier 63, the planetary gear 64, the bearing 65, and the internal gear 66 are integrated by being inserted into the through hole 65b and crimped (hereinafter, this integrated unit is referred to as a “planetary gear mechanism”). A tolerance ring 62 is fitted on the outer periphery of the output shaft 63d of the planetary gear mechanism, and a convex portion 67e having substantially the same shape as a plurality of concave grooves 66a for preventing rotation formed at a predetermined interval on the outer periphery of the internal gear 66. A spacer 67 (see FIG. 8) is mounted on the internal gear 66, and the tolerance ring is inserted into the connecting hole 40a provided at the rear end of the rotating shaft 40 in a state where the output shaft 63d protrudes from the opening 67b of the spacer 67. By assembling the outer periphery of 62, the assembly of the planetary gear assembly B is completed. In addition, a ring-shaped magnet 61 (having two NS) formed in advance on the flange 40b of the rotary shaft 40 is integrated using a retaining ring or the like. A protective block 67c that protects an area detection circuit 71, which will be described later, is integrally provided on the back side of the spacer 67, and a wiring processing rib 67d is provided on the surface of the 67c.
[0023]
Next, the assembly procedure of the unit will be described with reference to FIG.
A self-tapping screw (not shown) is inserted into the mounting hole 70b of the rotation detection circuit 70 on which the Hall IC 70a for detecting the magnetic force of the magnet 34c is mounted, and fixed to the lower hole 31e of the mounting boss provided in the casing 31a. 31a and the rotation detection circuit 70 are integrated. Next, a self-tapping screw (not shown) is inserted into the mounting hole 71c of the area detection circuit 71 on which the Hall ICs 71a and 71b for detecting the magnetic force of the magnet 61 are mounted, and the screw is inserted into the lower hole 31f of the mounting boss provided in the casing 31a. The casing 31a and the area detection circuit 71 are integrated by fixing. The area detection circuit 71 is soldered with an energization wiring (not shown) to the drive motor 32, and a positive temperature coefficient thermistor 71d connected in series with one of the energization wirings is further soldered. . This positive characteristic thermistor is provided to prevent an overcurrent from flowing to the drive motor 32. Next, the drive motor assembly A is stored in the motor storage portion 31c provided at the lower end of the casing 31a, and a self-tapping screw (not shown) is inserted into the mounting hole 33f formed in the spacer 33 to provide the casing 31a. The casing 31a and the drive motor assembly A are integrated by screwing in the lower hole 31d of the mounting boss.
[0024]
Next, the projection 31r (see FIG. 8) provided on the cylindrical portion 31g of the planetary gear assembly B with the planetary gear assembly B is aligned with the concave groove 67a provided on the outer periphery of the spacer 67, and the protective block 67c of the spacer 67 is provided. Is inserted and fixed in the cylindrical portion 31g so that the outer shape of the casing and the inner wall of the casing 31a come into contact with each other. A through hole 31i is provided in the inner wall of the cylindrical portion 31g, and water intrusion from the through hole 31i is caused by the peripheral wall 31j of the through hole 31i and the O-ring 40c accommodated in the O-ring groove 40 provided in the rotating shaft 40. It is configured to prevent. Here, the reason why the casing 31a is attached using the spacer 67 is that the planetary gear mechanism itself needs to have roundness in terms of its function, and in order to attach this directly to the casing 31a, the roundness of the cylindrical portion 31g of the casing 31a is also required. Since the dimensional tolerance is severe and the yield is deteriorated, the cylindrical portion 31g of the casing 31a has a structure in which the manufacturing tolerance can be absorbed by the elastic deformation of the spacer 67 as a substantially point contact with the convex portion 67e of the spacer 67 and the convex strip 31r of the casing 31a It is for making manufacture of this easy.
[0025]
Next, paying attention to the meshing between the planetary gear 64 and the sun gear 38b, the third gear 38 is inserted into the planetary gear mechanism, and the meshing between the small gear 37b and the large gear 38a and the meshing between the large gear 37a and the small gear 34b are performed. Carefully insert and fix the second gear on the shaft 31k. Finally, the shaft 31l provided in the casing 31b is inserted into the shaft hole 38c of the third gear 38, the tip of the shaft 31k is inserted into the bearing 31m, and a self-tapping screw is inserted into the mounting hole 31n provided in the casing 31a. Then, the toilet seat electric opening / closing unit 30 is assembled by screwing into the lower hole 31p of the mounting boss provided in the casing 31b.
As shown in FIG. 8, two circles (Ca, Cb) formed by projection surfaces of the outer shape of the drive motor 32 and the outer shape of the planetary gear mechanism are arranged adjacent to each other, and further, two circles (Ca, Cb) and two circles are arranged. By arranging the shafts of the first gear 34 and the second gear 37 in the projection plane surrounded by the outer tangent lines (Lc, Ld), the electric opening / closing unit 30 can be designed compactly. Furthermore, in the present embodiment, the axes of the first gear 34 and the second gear 37 are within the projection plane surrounded by the horizontal lines (La, Lb) passing through the center of the two circles (Ca, Cb) and the circumscribed lines (Lc, Ld). Can be designed to be more compact. Instead of the horizontal lines (La, Lb), a perpendicular line passing through the center of each circle may be used with respect to a line connecting the centers of the two circles (Ca, Cb). In the present embodiment, this perpendicular line is also substantially horizontal, so it is not so different, but such a design is desirable when the reduction gear train is arranged in the horizontal direction.
[0026]
The toilet lid electric opening / closing unit 130 also has the same component configuration and assembly procedure as the toilet seat electric opening / closing unit 30, and therefore the description thereof is omitted except for the differences. The differences will be described below. The toilet seat electric opening / closing unit 30 and the toilet lid electric opening / closing unit 130 have a symmetrical configuration. As shown in FIGS. 2, 4, and 8, the output shaft 140 of the toilet lid electric opening / closing unit 130 is provided with a substantially rectangular connecting hole 141 into which the rotating shaft 50 is inserted and fixed in a non-rotatable manner. The casing 131a of the toilet lid electric opening / closing unit 130 is integrally provided with a boss 131b for keeping a predetermined distance from the side wall 11b of the casing 11 and a receiving projection 131c of the cap member 11d.
[0027]
Next, the assist unit 80 will be described with reference to FIGS.
The assist unit 80 includes a connecting shaft 81 that is non-rotatably connected to the rotating shaft 40 of the electric opening / closing unit 30, an assist spring 82 having one end 82 a fixed to the connecting shaft 81 in order to bias the toilet seat 12 in the opening direction, and an assist A connecting cover 83 fixed to the other end 82 b of the spring 82 and non-rotatably connected to the casing 11, a lid cover 84 surrounding the assist spring 82 together with the connecting cover 83, and an attaching / detaching lever for attaching / detaching the toilet seat 12 from the casing 11. 85, and a fixing member 86 for fixing the assist unit 80 to the toilet seat 12.
[0028]
A serration is formed at the distal end portion 81a of the connecting shaft 81 (support shaft of the toilet lid 13), and a large-diameter portion 81b for restricting the movement of the connecting shaft 81 in the thrust direction is formed at a substantially central portion. In addition, an O-ring groove 81c for sealing between the inner cylinder portion 84a of the lid cover 84 is formed, and an insertion for inserting one end into the assist spring 82 between the large-diameter portion 81b and the O-ring groove 81c. A hole 81d is formed. Further, an O-ring groove 81e for sealing between the inner cylinder portion 83a of the cover 83 is formed, and a groove 81f having substantially the same shape as the outer shape of the rotary shaft 40 is formed at the end portion.
[0029]
One end 82a of the assist spring 82 is bent toward the center and inserted into the insertion hole 81d, and the other end 82b is bent toward the center and fixed to a support groove 83b formed on the outer periphery of the inner cylinder portion 83a of the connection cover 83. The The base portion of the support groove 83b forms a prevention wall 83d that slightly increases the thickness of the bottom 83c and prevents the other end 82b of the assist spring 82 from rotating. In addition, a restriction protrusion 83e that is engaged with an engagement protrusion 31q formed integrally with the outer casing 31a of the toilet seat electric opening / closing unit 30 to restrict the rotation is formed at the rear end of the connection cover 83. A stopper 83f that restricts the rotation of the detachable lever is formed at one place on the peripheral edge of 83e. Further, a thin diameter portion 83h having a slightly narrowed diameter is formed in the outer cylinder portion 83g.
A welding rib 83i is formed on the entire periphery of the opening end of the connection cover 83, and the lid cover 84 is integrated by ultrasonic welding or the like.
[0030]
The detachable lever 85 is formed of a support cylinder 85a with the upper part cut out and a detachable cylinder 85b with the lower part cut out, and a ring-shaped rib 85c with a slightly increased thickness on the inside and outside is formed therebetween. The inner diameter of the ring-shaped rib 85c is set to be substantially the same as the small diameter portion 83h and smaller than the outer cylindrical portion 83g. In addition, a gripping projection 85d is formed on the detachable cylinder 85b.
The fixing member 86 has a connection opening 86a having substantially the same shape as the outer shape of the connection shaft 81, protrusions 86b provided at predetermined intervals along the outer periphery in order to be non-rotatably fixed to the toilet seat 12, and a substantially L-shaped connection. A crank 86c is formed. Further, the connecting crank 86c is formed with a lower hole 86d for fastening screws and a stopper 86e for restricting the movement of the assist unit 80 (excluding the fixing member 86) in the thrust direction.
[0031]
Next, the assembly procedure of the assist unit 80 will be described. O-rings are collected in the O-ring grooves 81 c and 81 e of the connecting shaft 81, one end 82 a of the assist spring 82 is inserted into the insertion hole 81 d of the connecting shaft 81, and the other end 82 b is engaged with the support groove 83 b of the connecting cover 83. Thus, the connecting shaft 81 is inserted into the inner cylindrical portion 83a of the connecting cover 83 until the end of the inner cylindrical portion 83a and the large diameter portion 81b of the connecting shaft 81 come into contact with each other. Thereby, the other end 82b of the assist spring 82 is accommodated in the prevention wall 83d. Next, the distal end portion 81a of the connecting shaft 81 is inserted into the inner cylindrical portion 84a of the cover cover 84, and the cover cover is moved with the back side of the cover cover 84 and the welding rib 83i of the connection cover 83 in contact with each other. The connecting shaft 81, the assist spring 82, the connecting cover 83, and the lid cover 84 are integrated by sonic vibration. Next, the detachable lever 85 is inserted into the outer cylindrical portion 83g. Since the outer cylindrical portion 83g has a slightly larger diameter than the ring-shaped rib 85c, the ring-shaped rib 85c rides on the outer cylindrical portion 83g and inserts into the small-diameter portion 83h. Then, the connecting cover 83 and the attachment / detachment lever 85 are integrated, and the attachment / detachment lever 85 is restricted from coming off in the thrust direction by the outer tube portion 83g and the ring-shaped rib 85c. Next, the assist unit 80 is integrated by inserting the connecting shaft 81 into the connecting opening 86 a of the fixing member 86.
[0032]
The connecting shaft 81 of the assist unit 80 is inserted into the connecting hole 12d (see FIG. 1) of the toilet seat 12, and the assist unit 80 is inserted into the connecting portion 12a of the toilet seat 12, and the lower hole 86d of the fixing member 86 and The toilet seat 12 and the assist unit 80 are integrated by fastening the screw hole 12c (see FIG. 1) of the toilet seat 12 with a self-tapping screw. Since the connecting crank 86c can be elastically deformed outward before being attached to the toilet seat 12, the assist unit 80 (excluding the fixing member 86) can be detached from the fixing member 86, but is attached to the toilet seat 12. Later, since the outer deformation is restricted by the toilet seat 12, the assist unit 80 (excluding the fixing member 86) is restricted from coming off in the thrust direction by the stopper 86e and the flange 83j of the connecting cover 83. Similarly, the attachment / detachment lever 85 has a small clearance between the connecting crank 86c and the outer cylinder portion 83g, and the attachment / detachment lever 85 cannot be deformed outward so as to get over the outer cylinder portion 83g.
[0033]
Next, the tolerance ring 62 will be described with reference to the principle diagram of FIG. As shown in the drawing, the tolerance ring 62 has a ring shape having a wave-shaped portion, and each wave acts as a spring, and its acting force is proportional to the amount of deformation of the wave. Force required for assembly is AF, radial force is RL (N), friction coefficient is μ, number of waves is n, wave deformation is c (mm), spring constant is K (N / mm), transmission torque Is Mt and the shaft diameter is d (m).
RL = n · c · K
AF = RL · μ
Mt = AF · d / 2
Can be calculated.
The spring constant can be set by changing the thickness, wave pitch, width, shape, and height of the material. Therefore, it is determined by experiment etc. how much torque is applied to the rotating shafts 40 and 140 at normal times. The shape of the tolerance ring 62 is selected according to the torque.
When torque more than this set torque is generated on the rotating shaft 40, the corrugated portion 62a of the tolerance ring 62 bites into the connecting hole of the rotating shafts 40, 140 and is fixed, and the ring-shaped edge 62b of the tolerance ring is The outer periphery of the output shaft 63d of the carrier 63 is slid, and the excess of the set torque or more is not applied to the inside of the electric opening / closing units 30, 130, so that the gears can be prevented from being damaged.
[0034]
A sectional view of the drive motor 32 is shown in FIG. As shown in the figure, the shaft of the drive motor 32 penetrates the inside of the motor, the diameter thereof is relatively thick inside, and the exposed portion has a small diameter. The reason why the tip 32a has a small diameter is to reduce the number of teeth of the small gear 32b as much as possible and to increase the reduction ratio. Although it is conceivable that the shaft itself has a small diameter, if the shaft is thin relative to the shaft length, the shaft runout of the drive motor 32 increases, so the shaft itself is not made small and the small gear 32b is attached. Only the portion to be cut is made a small diameter.
[0035]
Next, the operation of the above configuration will be described.
12 is a control block diagram of the toilet seat device of the present invention, FIG. 13 is a driver circuit diagram of the drive motor 32, FIG. 14 is a waveform of energization signals to the switching elements Tr1, Tr2, Tr3, Tr4, FIG. Output signal waveforms of the provided Hall ICs 71a and 71b, FIG. 16 shows an output signal waveform of the Hall IC 70a provided in the rotation detection circuit, and FIGS.
[0036]
As shown, the drive motor 32 is controlled by a driver circuit 150. The driver circuit 150 includes switching elements Tr1, Tr2, Tr3, Tr4 configured by transistors or the like to control the rotation direction and the rotation amount, a positive temperature coefficient thermistor 71d for preventing an overcurrent from flowing to the drive motor 32, It is composed of diodes d1, d2, d3 and d4 as protection means for preventing the back electromotive force and the like at the time of brake control from being applied to the electric switching control CPU or the like. In the structure of the electric opening / closing motor this time, when it is turned from the output side (= toilet seat / toilet lid), a DC motor is used in multiple stages (544 stages), so the generated voltage of the motor increases (rises to about 70V). .
When the drive motor 32 is rotated forward, Tr1 and Tr4 are turned on, Tr2 and Tr3 are turned off, Tr1 and Tr4 are turned off, and Tr2 and Tr3 are turned on when reversing. Tr3 and Tr4 are turned on, and Tr1 and Tr2 are turned off (short brake). Further, when releasing the load, all of Tr1, Tr2, Tr3, and Tr4 are turned off (free control). When the brake is applied, the shaft of the drive motor 32 is rotated by the weight of the seat or the lid, and the drive motor 32 acts as a generator. Therefore, no back electromotive force is applied to the electric opening / closing control CPU or the like by the diodes d1 and d2. Like that. The diodes d3 and d4 also have the same role so that no counter electromotive force is applied to the Tr3 and Tr4.
Further, the rotational speed of the drive motor 32 is controlled by duty-controlling each on-time with an energization signal waveform as shown in FIG. Note that G is 1 ms (PWM driving frequency 1 kHz) during forward rotation and reverse rotation, and G is 8 ms (PWM driving frequency 125 Hz) during braking. Note that ON-Duty H% indicates that the time to turn on in one cycle (Gms) is H%. For example, if G = 1 ms and H = 30%, 0.3 ms ( 1ms * 30%) means turning on.
This H is set according to the detection position of the toilet seat or the toilet lid detected by the rotation detection circuit 70 and the area detection circuit 71. (Hereinafter described as 30% Duty etc.) The area is composed of area A (closed end area), area B (operation area), area C (open end area), and area D (abnormal area).
[0037]
FIG. 17 shows a flowchart when there is a toilet lid opening request. For example, if a toilet lid opening switch (not shown) provided on a remote control or the like is operated by a human body detection sensor or a toilet lid opening request is made and a toilet lid opening request is made, it is confirmed whether the lid opening end position is memorized, and the lid opening end position If Tr1 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 1 ms) and the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 is switched from Low to Hi (80 ° detection), Tr1 and Tr4 are stored. Is intermittently turned on at 50% Duty (G = 1 ms), and the number of output pulses of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 after 80 ° is detected by the area detection circuit 71 corresponds to the lid open end position. Tr1 and Tr4 are turned on intermittently at 40% Duty (G = 1ms) and the area is detected. When the number of output pulses of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 after detecting 80 ° on the path 71 reaches a predetermined number (number of pulses corresponding to the lid open end position−number of pulses corresponding to 10 °), Tr3 and Tr4 are set to 100. % Duty (G = 8 ms) for 0.1 second, then Tr3 and Tr4 are intermittently turned on for 50 seconds Duty (G = 8 ms) for 0.4 seconds, and then Tr1 and Tr4 are set to 20% again. When the drive motor 32 is driven intermittently with a duty (G = 1 ms) and the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 has not changed for more than 0.5 seconds, the toilet lid 13 is opened by an obstacle such as a low tank. It is determined that the operation has stopped (stop detection), and energization of the drive motor 32 is stopped.
Even when the stop detection cannot be obtained, the energization is stopped when the number of pulses corresponding to 8 ° can be obtained from the Hall IC 70a. When the drive motor 32 in the toilet lid electric opening / closing unit 130 is energized in this way, a reduction gear train (small gear 32b, first gear 34, second gear 37, third gear 38, planetary gear, Mechanism), the tolerance ring 62, and the output shaft 140 transmit the rotation of the drive motor 32 to the rotary shaft 50, and the toilet lid 13 is opened. In the vicinity of the open end exceeding 80 °, the back electromotive force is generated by the weight of the lid. By applying the brakes, it is possible to reduce the collision sound with obstacles such as low tanks. Finally, the toilet lid is driven again at 20% Duty to prepare for the next closing operation.
[0038]
FIG. 18 shows a flowchart when there is a toilet seat opening request. For example, when a toilet seat opening switch (not shown) provided on a remote controller or the like is operated to request a toilet seat opening, it is confirmed whether the seat opening end position is stored, and if the seat opening end position is stored, Tr1, When Tr4 is turned on at 100% Duty (G = 1 ms) and the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 is switched from Low to Hi (80 ° detection), Tr1 and Tr4 are set to 50% Duty (G = 1 ms). The output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 after the 80 [deg.] Detection by the area detection circuit 71 is intermittently turned on, and the pulse corresponding to a predetermined number (the number of pulses corresponding to the lid open end position minus 15 [deg.]). Count), Tr1 and Tr4 are intermittently turned on at 40% Duty (G = 1 ms), and rotation detection is performed after 80 ° is detected by the area detection circuit 71. When the output pulse of the Hall IC 70a on the path 70 reaches a predetermined number (number of pulses corresponding to the lid open end position−number of pulses corresponding to 10 °), Tr1 and Tr4 are intermittently turned on at 20% Duty (G = 1 ms). The drive motor 32 is driven, and when the change in the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 is not longer than 0.5 seconds, it is determined that the toilet seat 12 opening operation has been stopped by an obstacle such as a low tank (stop detection) The energization to the motor 32 is stopped.
If the stoppage cannot be detected even after 35 ° driving (counting the number of pulses corresponding to 35 ° of the rotation detection circuit 70) after shifting to the area D, the energization is stopped at that time. When this stop position is 140 ° or more, it is regarded as abnormal, and the process proceeds to an abnormal control flow described later. When the drive motor 32 in the toilet seat electric opening / closing unit 30 is energized in this way, the reduction gear train (small gear 32b, first gear 34, second gear 37, third gear 38, planetary gear mechanism). ), The rotation of the drive motor 32 is transmitted through the tolerance ring 62 and the output shaft 40, and the toilet seat 12 is opened.
Note that when the toilet lid 13 is opened, brake control is performed to perform a gentle closing operation, but this is not performed in the toilet seat 12. This is because a cushion leg is provided on the back surface of the toilet lid 13, and even if the toilet seat 12 is opened with force, a collision sound is originally suppressed by the cushion leg.
[0039]
FIG. 26 shows a flowchart of another means when there is a toilet lid opening request. For example, if a toilet lid opening switch (not shown) provided on a remote control or the like is operated by a human body detection sensor or a toilet lid opening request is made and a toilet lid opening request is made, it is confirmed whether the lid opening end position is memorized, and the lid opening end position If Tr1 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 1 ms) and the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 is switched from Low to Hi (80 ° detection), Tr1 and Tr4 are stored. Is intermittently turned on at 40% Duty (G = 1 ms), and the number of output pulses of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 after detecting 80 ° by the area detection circuit 71 is 15 (from the detection of 80 °). When the number of pulses corresponding to the advance is reached, Tr1 and Tr4 are intermittently turned on at 40% duty (G = 1 ms) for 6 ms, and the subsequent 9 ms is Tr1. Tr2, to turn off the Tr3 and Tr4. This 6 ms + 9 ms control is repeated. Furthermore, the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 after detecting 80 ° by the area detection circuit 71 reaches a predetermined number (the number of pulses corresponding to 25 ° advancement from 80 ° detection), or the area detection circuit When the output of the 71 Hall IC 71a switches from Low to Hi (105 ° detection), Tr1 and Tr4 are turned on intermittently at 40% Duty (G = 1 ms) for 3 ms, and Tr3 and Tr4 are set to 100 for the subsequent 6 ms. Turn on with% Duty (G = 8 ms). This 3ms + 6ms control is repeated to apply the brake. By detecting the open end position, it is determined that the opening operation of the toilet lid 13 is stopped (stop detection), and the energization to the drive motor 32 is stopped.
When the drive motor 32 in the toilet lid electric opening / closing unit 130 is energized in this way, a reduction gear train (small gear 32b, first gear 34, second gear 37, third gear 38, planetary gear, Mechanism), the tolerance ring 62, and the output shaft 140 transmit the rotation of the drive motor 32 to the rotary shaft 50, and the toilet lid 13 is opened. In the vicinity of the open end exceeding 80 °, the back electromotive force is generated by the weight of the lid. The brake can be applied and the impact sound with obstacles such as a low tank can be reduced. In addition, the brake control and the free control are selectively used, the number of control options increases, and the control with a good feeling of rotation becomes possible.
[0040]
FIG. 27 shows a flowchart of another means when there is a toilet seat opening request. For example, when a toilet seat opening switch (not shown) provided in a remote control or the like is operated by a human body detection sensor or a toilet seat opening request is made to check whether the seat opening end position is stored, the position of the seat opening end is stored. When Tr1 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 1 ms) and the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 is switched from Low to Hi (80 ° detection), Tr1 and Tr4 are set to 70. The output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 after the 80 ° detection by the area detection circuit 71 is intermittently turned on at% Duty (G = 1 ms) and further advances by 15 ° from the 80 ° detection. 3 ms for Trms and Tr4 are intermittently turned on at 60% Duty (G = 1 ms), and the subsequent 6 ms is Tr1. Tr2, to turn off the Tr3 and Tr4. This 3 ms + 6 ms control is repeated.
Furthermore, the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 after detecting 80 ° by the area detection circuit 71 reaches a predetermined number (the number of pulses corresponding to 25 ° advancement from 80 ° detection), or the area detection circuit When the output of the 71 Hall IC 71a switches from Low to Hi (105 ° detection), Tr1 and Tr4 are turned on intermittently at 40% Duty (G = 1 ms) for 3 ms, and Tr3 and Tr4 are set to 100 for the subsequent 6 ms. Turn on with% Duty (G = 8 ms). This 3ms + 6ms control is repeated to apply the brake. By detecting the open end position, it is determined that the opening operation of the toilet lid 13 is stopped (stop detection), and the energization to the drive motor 32 is stopped. When the drive motor 32 in the toilet lid electric opening / closing unit 130 is energized in this way, a reduction gear train (small gear 32b, first gear 34, second gear 37, third gear 38, planetary gear, Mechanism), the tolerance ring 62, and the output shaft 140 transmit the rotation of the drive motor 32 to the rotary shaft 50 to open the toilet lid 13 and generate back electromotive force due to the seat's own weight near the open end exceeding 80 °. The brake can be applied and the impact sound with obstacles such as a low tank can be reduced. In addition, the brake control and the free control are selectively used, the number of control options increases, and the control with a good feeling of rotation becomes possible.
[0041]
For example, when a toilet lid / toilet seat simultaneous opening switch (not shown) provided on a remote controller or the like is operated to request a toilet lid / toilet seat opening, as shown in the flowcharts of FIGS. 17 and 18 or 26 and 27. By simultaneously controlling the drive motors 32 of the toilet lid opening / closing unit 130 and the toilet seat opening / closing unit 30, the toilet seat 12 and the toilet lid 13 are opened. As will be described later, the closing operation of the toilet lid 13 is terminated by the brake, and the closing operation of the toilet seat 12 is terminated by the motor drive, so that the backlash of the reduction gear train of the toilet lid 13 is lower (closed side). ), And the backlash of the reduction gear train of the toilet seat 12 is on the upper side (open side). Therefore, even if the opening control is performed at the same time, the toilet seat 12 opens with a delay corresponding to the backlash. There is no inconvenience that bumps occur during the opening operation and an overload is instantaneously applied to the drive motor 32 side of the toilet seat 12.
[0042]
FIG. 19 shows a flowchart when there is a toilet lid closing request.
For example, when a toilet lid closing switch (not shown) provided in a remote control or the like is operated by a human body detection sensor and a toilet lid closing request is made and the toilet lid 13 is in area D (abnormal area), Tr2, Tr3 is intermittently turned on at 60% Duty (G = 1 ms), and Tr2 and Tr3 are intermittent at 40% Duty (G = 1 ms) when in the area C (open end area) or when moving to Area C When the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 is switched from Hi to Low (80 ° detection), Tr2 and Tr3 are intermittently turned on at 20% Duty (G = 1 ms), followed by 10 ms. Turns on Tr3 and Tr4 at 100% Duty (G = 8 ms). This control of 12 ms + 10 ms is repeated. During this control, a toilet lid cover presence / absence determination flow described later is performed. Further, when 80 ° is detected by the area detection circuit 71 and the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 reaches a predetermined number (number of pulses corresponding to 30 °), if it is determined that there is no toilet lid cover, 12 ms + 10 ms This control is continued as it is. If it is determined that the toilet lid cover is present, the 10 ms brake control is changed to 30 ms, and the 12 ms + 30 ms control is repeated. Regardless of the presence or absence of the toilet lid cover, when the output of the Hall IC 71b of the area detection circuit 71 switches from Hi to Low (20 ° detection), Tr3 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 8 ms), and the rotation detection circuit 70 When there is no change in the output pulse of the Hall IC 70a for 0.5 second or more, it is determined that the toilet lid 13 closing operation has been stopped by the upper surface of the toilet seat 12 (stop detection), and the brake control is stopped. If stop detection is not obtained, the brake control is stopped after a predetermined time (for example, 5 seconds), but this point is not shown in FIG.
When the drive motor 32 in the toilet lid electric opening / closing unit 130 is energized in this way, a reduction gear train (small gear 32b, first gear 34, second gear 37, third gear 38, planetary gear, Mechanism), the tolerance ring 62, and the output shaft 140 transmit the rotation of the drive motor 32 to the rotary shaft 50 to close the toilet lid 13. The back electromotive force due to the dead weight of the lid is 20 ° below the closed end. The toilet lid can be closed gently by applying the brake using the occurrence of
Further, when the toilet lid cover is attached, the braking force due to the dead weight of the toilet lid 13 is increased by extending the brake time, and the toilet lid 13 is prevented from falling off with its own weight. Further, by repeating the closing drive control and the brake control at a relatively short time interval, the variation in the cogging torque of the DC brush motor 32 can be absorbed. Using the fact that cogging torque does not occur when the motor is energized, restarting energization before the influence of cogging torque begins to appear, thereby adversely affecting cogging torque (if cogging torque is strong, toilet lid 13 is in the middle of closing operation) When the cogging torque is weak, it is possible to suppress problems such as the toilet lid 13 closing vigorously.
In the present embodiment, the control is changed depending on the presence or absence of the toilet lid cover, but the control may be changed depending on the size of the toilet lid (elon gate size / regular size) or a combination thereof.
[0043]
FIG. 20 shows a flowchart when there is a toilet seat closing request.
For example, when a toilet seat closing switch (not shown) provided on a remote control or the like is operated and a toilet seat closing request is made, if the toilet seat 12 is in area D, Tr2 and Tr3 are intermittently turned on at 60% Duty (G = 1 ms) When in the area C or when moving to the area C, Tr2 and Tr3 are intermittently turned on at 40% Duty (G = 1 ms), and the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 changes from Hi to Low. When switched (80 ° detection), Tr2 and Tr3 are intermittently turned on at 20% Duty (G = 1 ms) for 12 ms, and Tr3 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 8 ms) for the subsequent 10 ms. This control of 12 ms + 10 ms is repeated. When the output of the Hall IC 71b of the area detection circuit 71 switches from Hi to Low (20 ° detection), Tr3 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 8 ms), and the output pulse change of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 is changed. When there is no more than 0.5 seconds, it is determined that the toilet lid 13 closing operation has been stopped by the upper surface of the toilet seat 12 (stop detection), the brake control is stopped, and Tr2 and Tr3 are intermittently operated at 5% Duty (G = 1 ms). In the on state, the energization is stopped when 0.1 second elapses. This drive at 5% Duty is to prepare for the next simultaneous opening operation of the seat lid. When the drive motor 32 in the toilet seat electric opening / closing unit 30 is energized in this way, the reduction gear train (small gear 32b, first gear 34, second gear 37, third gear 38, planetary gear mechanism). ), And the rotation of the drive motor 32 is transmitted through the tolerance ring 62 and the output shaft 40, and the toilet seat 12 is closed. By using the generation of counter electromotive force due to the seat's own weight at a closed end of 20 ° or less. The toilet seat can be closed gently by applying the brake. Similar to the toilet lid, the drive control and the brake control are repeatedly performed to eliminate the adverse effects caused by the variation in the cogging torque of the drive motor 32. In the toilet lid closing operation, the control was changed depending on whether or not the toilet lid cover was present, but the control based on the presence or absence of the toilet seat cover was not changed on the toilet seat side. This is because the toilet seat itself is originally heavy and the toilet seat cover is less affected. However, when the weight of the toilet seat is light and there is a concern about the influence of the presence or absence of the toilet seat cover, the control may be changed depending on the presence or absence of the toilet seat cover as in the toilet lid side.
[0044]
In addition, when there is a request to close the toilet lid or toilet seat, as another means, it is possible to perform control with good feeling by using free control and repeated control of free control and closing drive as appropriate as when opening is requested. Needless to say.
[0045]
FIG. 28 shows a flowchart when there is no toilet lid closing request and the rotation detection circuit 70 detects rotation (when manually closed). If the area detection circuit 71 is area C or area D, Tr1, Tr2, Tr3 and Tr4 are turned off until area B (80 °). Until the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 is detected at a predetermined number (number of pulses corresponding to 30 °) after detecting 80 °, 3 ms is intermittently turned on at Tr2 and Tr3 at 20% Duty (G = 1 ms) In the next 6 ms, Tr3 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 8 ms). This 3 ms + 6 ms control is repeated. When the number of output pulses exceeds a predetermined number (number of pulses corresponding to 30 °), 3 ms turns Tr2 and Tr3 intermittently on at 20% Duty (G = 1 ms), and the subsequent 20 ms turns Tr3 and Tr4 to 100% Duty. (G = 8 ms) to turn on. This 3 ms + 20 ms control is repeated. When the output of the Hall IC 71b of the area detection circuit 71 exceeds the switching from Hi to Low (20 ° detection), 3 ms Tr2 and Tr3 are intermittently turned on at 10% Duty (G = 1 ms), and the subsequent 40 ms is Tr3. , Tr4 is turned on at 100% Duty (G = 8 ms). This 3 ms + 40 ms control is repeated. Thereafter, if the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 does not detect rotation, the rotation is stopped and the process ends.
[0046]
FIG. 29 shows a flowchart when there is no toilet seat closing request and the rotation detection circuit 70 detects rotation (when manually closed). If the area detection circuit 71 is area C or area D, Tr1, Tr2, Tr3 and Tr4 are turned off until area B (80 °). Until the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 is detected at a predetermined number (number of pulses corresponding to 30 °) after detecting 80 °, 3 ms is intermittently turned on at Tr2 and Tr3 at 20% Duty (G = 1 ms) In the subsequent 3 ms, Tr3 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 8 ms). This 3 ms + 10 ms control is repeated. When the number of output pulses exceeds a predetermined number (number of pulses corresponding to 30 °), Tr2 and Tr3 are intermittently turned on at 10% Duty (G = 1 ms) for 3 ms, and Tr3 and Tr4 are set to 100% Duty for the following 20 ms. (G = 8 ms) to turn on. This 3 ms + 20 ms control is repeated. When the output of the Hall IC 71b of the area detection circuit 71 exceeds the switching from Hi to Low (20 ° detection), 3 ms Tr2 and Tr3 are intermittently turned on at 10% Duty (G = 1 ms), and the subsequent 40 ms is Tr3. , Tr4 is turned on at 100% Duty (G = 8 ms). This 3 ms + 40 ms control is repeated. Thereafter, if the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 does not detect rotation, the rotation is stopped and the process ends.
[0047]
Needless to say, when manual toilet lid or toilet seat closing operation is performed, free control and closed drive repetitive control can be appropriately used as another means to achieve good feeling control.
[0048]
21 and 22 show a flowchart when there is a toilet lid / toilet seat simultaneous closing request. For example, when a toilet lid / toilet seat closing switch (not shown) provided on a remote controller or the like is operated by a human body detection sensor after use for a boy's small body and a toilet lid / toilet seat simultaneous closing request is made, the toilet seat 12 / stool If lid 13 is in area D, Tr2 and Tr3 on the toilet lid drive side are intermittently turned on at 70% Duty (G = 1 ms), and Tr2 and Tr3 on the toilet seat drive side are 40% Duty (G = 1 ms) When it is in the ON state intermittently, when it is in the area C or when it moves to the area C, the toilet lid driving side Tr2 and Tr3 are intermittently turned ON at 60% Duty (G = 1 ms), and the toilet seat driving side Tr2 , Tr3 is intermittently turned on at 20% Duty (G = 1 ms), and when the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 is switched from Hi to Low (80 ° detection), the toilet lid side is 12 ms. The lid driving Tr2 and Tr3 are intermittently turned on at 20% duty (G = 1 ms), and the subsequent 10 ms is turned on at 100% duty (G = 8 ms). This control of 12 ms (drive control) +10 ms (brake control) is repeatedly performed. During this control, a toilet lid cover presence / absence determination flow described later is performed. On the toilet seat side, Tr3 and Tr4 for driving the toilet seat are intermittently turned on at 70% Duty (G = 8 ms) to perform brake control. Further, when 80 ° is detected by the area detection circuit 71 and the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 reaches a predetermined number (number of pulses corresponding to 30 °), if it is determined that there is no toilet lid cover, 12 ms + 10 ms This control is continued as it is.
If it is determined that the toilet lid cover is present, the 10 ms brake control is changed to 30 ms, and the 12 ms + 30 ms control is repeated. During this period, the toilet seat side performs brake control by intermittently turning on Tr3 and Tr4 for driving the toilet seat at 90% Duty (G = 8 ms) regardless of the presence or absence of the toilet lid cover. Regardless of the presence or absence of the toilet lid cover, the Hall IC 71b output of the area detection circuit 71 switches from Hi to Low (20 ° detection). When the change in the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 is not longer than 0.5 seconds, it is determined that the toilet seat 12 closing operation has been stopped by the upper surface of the toilet (stop detection), and the brake control is stopped. The Tr2 and Tr3 for driving the toilet seat for 1 second are intermittently turned on at 5% Duty (G = 1 ms) to finish the control. On the toilet lid side, Tr3 and Tr4 for driving the toilet lid are turned on at 80% Duty (G = 8 ms), and when there is no change in the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 for more than 0.5 seconds, It is determined that the toilet lid 13 closing operation has stopped (stop detection), and the brake control is stopped.
When stop detection is not obtained, brake control is stopped for both the toilet seat and the toilet lid after a predetermined time (for example, 5 seconds) has elapsed, but this point is not shown in the figure. By controlling as described above, the toilet seat and the toilet lid 13 are driven on the side of the toilet lid electric opening / closing unit 130 until the toilet seat 12 and the toilet lid 13 are in a self-supporting position (near 80 °), and thereafter on the toilet seat 12. When the toilet lid 13 is placed and the toilet seat is electrically closed by the brake control on the toilet seat electric opening / closing unit 30 side, the toilet seat and the toilet lid are brought into close contact with each other so that the toilet seat can be smoothly closed. In the toilet seat closing operation when the toilet seat and the toilet lid are closed at the same time, repeated control of drive control and brake control for removing the influence of the cogging torque of the drive motor 32 is not performed. This is because the brake control of the toilet seat 12 is performed in a state where the lid 13 is overlapped, so that there is no concern that the closing operation is stopped midway due to the cogging torque because the load is large.
[0049]
FIG. 23 shows a flowchart for storing the toilet lid (toilet seat) open end position.
For example, when a toilet lid (toilet seat) opening switch (not shown) provided on a remote control or the like is operated to open a toilet lid (toilet seat) request, it is confirmed whether the toilet lid (toilet seat) open end position is memorized. (Toilet seat) If the position of the open end is not stored, Tr1 and Tr4 are turned on at 100% Duty (G = 1 ms), and the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 switches from Low to Hi (80 ° detection) ), And Tr1 and Tr4 are intermittently turned on at 50% Duty (G = 1 ms), and when there is no change in the output pulse of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 for 0.5 seconds or more, the stool is obstructed by an obstacle such as a low tank. It is determined that the lid (toilet seat) opening operation has stopped (stop detection), and energization of the drive motor 32 is stopped. In addition, the number of output pulses of the rotation detection circuit 70 after shifting to the area C is counted, and the count value is stored as a toilet lid (toilet seat) open end position. If stop detection is not obtained, the toilet lid drive is stopped at the time of 8 ° drive as shown in FIG. Similarly, when stop detection is not obtained, the toilet seat is driven to a position of 140 ° as shown in FIG.
When the drive motor 32 in the toilet seat electric opening / closing unit 30 is energized in this way, the reduction gear train (small gear 32b, first gear 34, second gear 37, third gear 38, planetary gear mechanism). ), The rotation of the drive motor 32 is transmitted through the tolerance ring 62 and the output shaft 40, and the toilet seat 12 is opened. Note that when the toilet lid 13 is opened, brake control is performed to perform a gentle closing operation, but this is not performed in the toilet seat 12. This is because a cushion leg is provided on the back surface of the toilet lid 13, and even if the toilet seat 12 is opened with force, a collision sound is originally suppressed by the cushion leg.
[0050]
FIG. 24 is a flowchart for determining whether or not the toilet lid cover is present. As shown in the figure, four outputs from the first pulse output of the Hall IC 70a of the rotation detection circuit 70 after the output of the Hall IC 71a of the area detection circuit 71 is switched from Hi to Low (80 ° detection) during the toilet lid closing operation. The time t until the eye pulse is output is stored (Ta), and then the time t from the 25th pulse output until the 28th pulse output is stored (Tb) and the fourth time Is stored, and the angular acceleration W of the toilet lid is calculated from Ta, Tb and Tc, and the angular acceleration W is calculated from the preset angular acceleration w. If W> w, it is determined that the toilet lid cover is present, and if W> w, it is determined that there is no toilet lid cover, and the flow proceeds to the flow shown in FIG. 19 or FIGS. . In this embodiment, the presence / absence of the toilet lid cover is automatically determined based on the angular acceleration. However, the toilet lid cover presence / absence switch or the like may be provided on the remote control or the angular velocity of the toilet lid may be used as a criterion. good.
[0051]
FIG. 25 shows a control flow at the time of abnormality. Normally, the toilet seat 12 is in contact with the casing 11 and therefore does not rotate more than 110 °. However, when the toilet seat opening switch or the toilet seat / toilet lid simultaneous opening switch is operated with the toilet seat 12 and the toilet lid 13 removed, the casing 11 does not come into contact with the casing 11, so that it rotates to a control limit angle of 140 °. (See FIG. 18). Even if the toilet seat 12 and the toilet lid 13 are to be attached in such a state, the rotating shafts 40 and 50 of the electric opening / closing unit and the connecting portions 12a and 13a and the rotating portions 12b and 13b provided at the base end portion of the toilet seat and toilet lid, Does not attach because it does not mesh. For this reason, when the position of the rotary shaft 40 of the toilet seat electric opening / closing unit 30 is detected to be 140 ° or more, it is assumed that the seat cover is removed and the output shaft is moved to around 90 ° to move the toilet seat 12 Allow installation. When 140 ° or more is detected on the toilet seat side, the toilet lid side electric opening / closing unit 130 similarly moves the rotary shaft 50 to the vicinity of 90 ° so that the toilet lid 13 can be attached. Since the area in which the toilet lid 13 is located varies from time to time, the toilet lid can be opened and closed to the vicinity of 90 ° by moving to one end area D and controlling from there. The rotating shaft 50 of the unit 130 can be moved.
[0052]
By the way, since the toilet seat 12 is provided with a heater for heating and is relatively heavy, the toilet seat 12 cannot be lifted only by the toilet seat electric opening / closing unit 30 having the same structure as the toilet lid electric opening / closing unit 130. For this purpose, an assist unit 80 is provided. The assist unit 80 includes an assist spring 82 having one end integrated with the casing 11 and the other end integrated with the toilet seat 12. The assist spring 82 has a natural length when the toilet seat 12 is substantially vertical, and is twisted when the toilet seat 12 is closed.
Therefore, when the toilet seat 12 is closed, a torque on the opening side can be generated, so that the toilet seat 12 can be lifted even with substantially the same structure as the toilet lid electric opening / closing unit 130.
[0053]
One end 82a of the assist spring 82 is integrated with the casing 11 by engagement of the restricting projection 83e of the connecting case 83 and the engaging projection 31q of the toilet seat electric opening / closing unit 30 attached to the casing 11, and the assist spring 82 is integrated. The other end 82 b is integrated with the toilet seat 12 via a connecting shaft 81 and a fixing member 86.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a toilet seat device 10 incorporating an electric opening / closing device for a toilet seat or toilet lid according to the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view for explaining a mounting position of an electric opening / closing device for a toilet seat or toilet lid according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a toilet seat device 10 incorporating a toilet seat electric opening / closing device 30;
4 is a cross-sectional view of a toilet seat device 10 incorporating a toilet lid electric opening and closing device 130. FIG.
FIG. 5 is an exploded perspective view of an electric opening / closing unit 30 for a toilet seat.
6 is an exploded perspective view of a drive motor assembly A. FIG.
7 is an exploded perspective view of planetary gear assembly B. FIG.
FIG. 8 is a plan view of the toilet seat electric opening / closing unit with the casing 31b removed.
9 is an exploded perspective view of the assist unit 80. FIG.
FIG. 10 shows the principle of the tolerance ring 62
11 is a sectional view of the drive motor 32. FIG.
FIG. 12 is a control block diagram of the toilet seat device of the present invention.
13 is a driver circuit diagram of the drive motor 32. FIG.
FIG. 14 shows waveforms of energization signals to switching elements Tr1, Tr2, Tr3, Tr4
15 shows output signal waveforms of Hall ICs 71a and 71b provided in the area detection circuit 71. FIG.
FIG. 16 shows an output signal waveform of the Hall IC 70a provided in the rotation detection circuit.
FIG. 17 is a flowchart when there is a toilet lid opening request.
FIG. 18 is a flowchart when there is a toilet seat opening request.
FIG. 19 is a flowchart when there is a toilet lid closing request.
FIG. 20 is a flowchart when there is a toilet seat closing request.
FIG. 21 is a flowchart when there is a request for simultaneous closing of the toilet lid and toilet seat (1).
FIG. 22 is a flowchart when there is a request for simultaneous closing of the toilet lid and toilet seat (2).
FIG. 23 is a flowchart for storing a toilet lid (toilet seat) open end position;
FIG. 24 is a flowchart for determining whether or not the toilet lid cover is present.
FIG. 25 is a flowchart for controlling when the output shaft of the electric opening / closing unit moves in the opening direction with the toilet seat and toilet lid removed.
FIG. 26 shows another embodiment (2) of the flowchart when there is a toilet lid opening request.
FIG. 27 shows another embodiment (2) of the flowchart when there is a toilet seat opening request.
FIG. 28 is a flowchart when the toilet lid is manually closed.
FIG. 29 is a flowchart when the toilet seat is manually closed.
[Explanation of sign]
10 ... toilet seat device, 11 ... casing, 12 ... toilet seat, 13 ... toilet lid,
30 ... Electric switch for toilet seat, 130 ... Electric switch for toilet lid,
31 ... Electric open / close casing, 32 ... Drive motor, 33 ... Spacer,
34 ... 1st gear, 35 ... 1st gear shaft, 36 ... 1st gear bearing,
37 ... second gear, 38 ... third gear,
A ... Drive motor assembly, B ... Planetary gear assembly,
40 ... Rotating shaft for toilet seat, 50 ... Rotating shaft for toilet lid

Claims

A rotating shaft that rotates together with the toilet seat or the toilet lid, a direct current motor that rotates the rotating shaft in the forward and reverse directions, and a drive circuit that drives the motor, and the driving force of the motor is reduced by a reduction gear train. In the toilet seat or toilet lid electric opening and closing device that opens and closes the toilet seat or toilet lid by transmitting to the rotating shaft through the door, when driving the toilet seat or toilet lid in the closing direction, the repetitive control between the closing drive and the short brake control Electricity of the toilet seat or toilet lid, wherein the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio by repeatedly controlling closed drive and free control, and driven with a relatively low duty ratio during the closed drive. Switchgear.

A rotating shaft that rotates together with the toilet seat or the toilet lid, a direct current motor that rotates the rotating shaft in the forward and reverse directions, and a drive circuit that drives the motor, and the driving force of the motor is reduced by a reduction gear train. The toilet seat or toilet lid electric opening and closing device that opens and closes the toilet seat or toilet lid by transmitting to the rotary shaft via the toilet seat or the toilet lid rotation detection means and the motor drive command means, When there is no drive command from the drive command means and the rotation detection means detects the rotation of the toilet seat or the toilet lid, when driving the toilet seat or the toilet lid in the closing direction, The toilet seat is characterized in that the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio by performing repetitive control and / or repetitive control with closed drive and free control, and driven with a relatively low duty ratio during closed drive. Electric opening and closing device of the toilet lid.

A rotating shaft that rotates together with the toilet seat or the toilet lid, a direct current motor that rotates the rotating shaft in the forward and reverse directions, and a drive circuit that drives the motor, and the driving force of the motor is reduced by a reduction gear train. In the toilet seat or toilet lid electric opening and closing device that opens and closes the toilet seat or toilet lid by transmitting to the rotating shaft through the door, when driving the toilet seat or toilet lid in the closing direction, the repetitive control between the closing drive and the short brake control Electric opening and closing of the toilet seat or toilet lid, wherein the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio by performing repeated control of closed drive and free control, and the duty ratio is 100% in short brake control apparatus.

A rotating shaft that rotates together with the toilet seat or the toilet lid, a direct current motor that rotates the rotating shaft in the forward and reverse directions, and a drive circuit that drives the motor, and the driving force of the motor is reduced by a reduction gear train. In the toilet seat or the electric lid opening and closing device that opens and closes the toilet seat or toilet lid by transmitting to the rotating shaft through the door, when driving the toilet seat or the toilet lid in the opening direction, Electric opening / closing of the toilet seat or toilet lid, wherein the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio by repeating open control and free control, and the duty ratio is 100% in short brake control apparatus.

A rotating shaft that rotates together with the toilet seat or the toilet lid, a direct current motor that rotates the rotating shaft in the forward and reverse directions, and a drive circuit that drives the motor, and the driving force of the motor is reduced by a reduction gear train. The toilet seat or toilet lid electric opening and closing device that opens and closes the toilet seat or toilet lid by transmitting to the rotary shaft via the toilet seat or the toilet lid rotation detection means and the motor drive command means, When there is no drive command from the drive command means and the rotation detection means detects the rotation of the toilet seat or the toilet lid, when driving the toilet seat or the toilet lid in the closing direction, The repetitive control and / or the repetitive control of the closed drive and the free control are performed, and the DC motor is configured to perform PWM control with a duty ratio, and the duty ratio is set to 100% in the short brake control. Electric switchgear seat or toilet lid.

A rotating shaft that rotates together with the toilet seat or the toilet lid, a direct current motor that rotates the rotating shaft in the forward and reverse directions, and a drive circuit that drives the motor, and the driving force of the motor is reduced by a reduction gear train. The toilet seat or toilet lid electric opening and closing device that opens and closes the toilet seat or toilet lid by transmitting to the rotary shaft via the toilet seat or the toilet lid rotation detection means and the motor drive command means, When there is no drive command from the drive command means, when the rotation detection means detects the rotation of the toilet seat or the toilet lid, when driving the toilet seat or the toilet lid in the opening direction, an opening drive and a short brake control are performed. It is configured to perform repetitive control and / or repetitive control of open drive and free control, PWM control is performed on the DC motor with a duty ratio, and the duty ratio is 100% in short brake control. Or toilet lid of the electric switchgear.