JP4505564B2 - 分注用チップ取り外し機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、分注用チップ取り外し機構に関し、特に、駆動体で上下動される上下動体によって不要なチップを管体から離脱させるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の分注用チップ取り外し機構としては、一般に、図3から図5で示される構成を挙げることができる。
すなわち、図3において符号1で示されるものは3軸X、Y、Z方向に移動可能なX、Y、Z搬送機構2に保持された筒体であり、この筒体1内に設けられた管体3の下端部4には使い捨て(ディスポーザブル)型のチップ5が嵌合によって着脱自在に設けられている。
【0003】
前述の状態で、チップ5を管体3から離脱させる場合、図4及び図5で示されるように、治具である取り外し用爪10を管体3に係合させて押圧して衝撃を与えることにより、管体3のテーパ面3aからチップ5が離脱して落下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の分注用チップ取り外し機構は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、治具である取り外し用爪が備えられていない場所では、チップを除去することが難しく、また、この除去作業も手作業で行うため多数のチップを除去するには手間と時間を要することになっていた。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、駆動体で上下動される上下動体によって不要なチップを管体から離脱させるようにした分注用チップ取り外し機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による分注用チップ取り外し機構は、保持部材に固定して垂下された筒体と、前記筒体の内側に固定された管体と、前記管体の下部に着脱自在に設けられた筒状のチップと、前記筒体と管体との間に摺動自在に設けられ前記チップと係合する係合下部を有する摺動筒体と、前記摺動筒体と前記筒体との間に設けられ前記摺動筒体を常時上方へ付勢するための圧縮弾性体と、前記筒体の外側にガイドピンを介して上下動自在に設けられ前記係合下部に接続された取り外し用爪を有する上下動体と、前記保持部材に設けられ前記上下動体を下方へ押圧するための駆動体とを備え、前記駆動体により前記上下動体を押し下げることによって前記係合下部が押し下げられ、前記チップが前記管体から離脱されるようにした構成であり、また、前記上下動体の端部に設けられたアームを有し、前記アームを前記駆動体のロッドで押圧するようにした構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による分注用チップ取り外し機構の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1及び図2において符号1で示されるものは、保持部材20に設けられた筒体であり、この筒体1内には管体3が設けられていると共に、この管体3の上部は前記保持部材20を貫通して上方へ突出している。
【0008】
前記筒体1と管体3との間には、摺動筒体21が上下方向すなわち軸方向に沿って摺動自在に設けられている。
前記摺動筒体21と筒体1との間にはスプリング等の弾性体からなる圧縮弾性体22が介装され、この摺動筒体21は矢印Bの方向に常時付勢されている。
前記摺動筒体21の下部に形成された係合下部23には、取り外し用爪10が係合されていると共に、この取り外し用爪10は前記筒体1の外周にガイドピン24を介して上下動自在に設けられた上下動体25の下部25aと接続されている。
【0009】
前記管体3の下部には、図4で示されるようにテーパ面3aを介してチップ5が接続されており、この上下動体25の上部にはアーム26が水平方向に突出して形成されている。
前記保持部材20に設けられたシリンダ等からなる駆動体27の出没自在に設けられたロッド27aが前記アーム26を矢印Cの方向に押すように構成されている。
【0010】
次に、動作について述べる。まず、管体3の下部に嵌合によって接続されたチップ5が、DNA分析等に用いられて不要となった場合、駆動体27を作動させてロッド27aを図2のように突出させると、アーム26と共に上下動体25が下方に押圧され、同時に、取り外し用爪10を介して係合下部23が押圧されてチップ5が管体3から離脱されて除去される。この除去動作の後は、摺動筒体21及び上下動体25が圧縮弾性体22の復元作用により元の位置に復元される。
【0011】
【発明の効果】
本発明による分注用チップ取り外し機構は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、駆動体に設けられているロッドによって上下動体を介してチップを管体から強制的に離脱除去させることができ、自動的なチップ除去を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分注用チップ取り外し機構を示す断面構成図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】従来の分注用チップ取り外し機構を示す正面図である。
【図4】図1のチップ除去状態を示す構成図である。
【図5】図4の要部を示すA矢視図である。
【符号の説明】
1 筒体
3 管体
5 チップ
10 取り外し用爪
20 保持部材
21 摺動筒体
22 圧縮弾性体
23 係合下部
24 ガイドピン
25 上下動体
26 アーム
27 駆動体
27a ロッド
Claims (2)
- 保持部材(20)に固定して垂下された筒体(1)と、前記筒体(1)の内側に固定された管体(3)と、前記管体(3)の下部に着脱自在に設けられた筒状のチップ(5)と、前記筒体(1)と管体(3)との間に摺動自在に設けられ前記チップ(5)と係合する係合下部(23)を有する摺動筒体(21)と、前記摺動筒体(21)と前記筒体(3)との間に設けられ前記摺動筒体(21)を常時上方へ付勢するための圧縮弾性体(22)と、前記筒体(1)の外側にガイドピン(24)を介して上下動自在に設けられ前記係合下部(23)に接続された取り外し用爪(10)を有する上下動体(25)と、前記保持部材(20)に設けられ前記上下動体(25)を下方へ押圧するための駆動体(27)とを備え、前記駆動体(27)により前記上下動体(25)を押し下げることによって前記係合下部(23)が押し下げられ、前記チップ(5)が前記管体(3)から離脱されるように構成したことを特徴とする分注用チップ取り外し機構。
- 前記上下動体(25)の端部に設けられたアーム(26)を有し、前記アーム(26)を前記駆動体(27)のロッドで押圧するように構成したことを特徴とする請求項1記載の分注用チップ取り外し機構。
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