JP4505519B2 - Electromagnetic cooker - Google Patents
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Description
本発明は、電磁調理器に関し、とりわけ加熱コイルおよび半導体回路装置を冷却するための冷却ハウジングを有する電磁調理器に関する。 The present invention relates to an electromagnetic cooker, and more particularly to an electromagnetic cooker having a cooling housing for cooling a heating coil and a semiconductor circuit device.
電磁調理器は、炎を使わず、加熱コイル(電磁誘導コイル)を用いて鍋底に渦電流を形成することにより、鍋自体を発熱させるので安全性が高い。しかも電磁調理器は、熱効率が高く、調理に要する時間とコストを節約できるので、極めて優れた調理器具である。このため、電磁調理器は、これまでのガス調理器を凌ぐ勢いで、近年ますます普及しつつある。 An electromagnetic cooker is highly safe because it uses a heating coil (electromagnetic induction coil) to form an eddy current at the bottom of the pan without using a flame, thereby heating the pan itself. Moreover, the electromagnetic cooker is a very excellent cooking utensil because it has high thermal efficiency and can save the time and cost required for cooking. For this reason, electromagnetic cookers are becoming more and more popular in recent years, with momentum surpassing conventional gas cookers.
ここで図1および図10を参照しながら、従来式の電磁調理器について、以下詳細に説明する。図1において、電磁調理器1は、一般に、ガラスなどで形成されたトッププレート5、グリル部6、ダイヤル式火力調整部7、および表示部8を備える。また電磁調理器1内には、図1の破線で示すように、冷却ハウジング(筐体)110が形成されている。
A conventional electromagnetic cooker will be described in detail below with reference to FIGS. 1 and 10. In FIG. 1, the
図10に示すように、この冷却ハウジング110は、その上面がトッププレート5によりカバーされており、その内部には、概略、電磁誘導コイルまたは加熱コイル112と、これに大電流を供給するための一連のパワーモジュールなどの半導体回路装置114と、加熱コイル112およびパワーモジュール114を空冷するための冷却モータ116および冷却ファン(送風部)117とが設けられている。加熱コイル112は、スプリング118を介して隔壁120により支持されており、加熱コイル112および隔壁120の間には、一定間隔の隙間122が形成されている。半導体回路装置114は、2枚の配線基板115上に実装され、加熱コイル112と電気的に接続されている(図示せず)。また冷却モータ116および冷却ファン117は、加熱コイル112およびパワーモジュール114の発熱に応じて駆動するように設計されている。
As shown in FIG. 10, the
この冷却ハウジング110は、外部から空気を取り入れるための吸入口124と、外部へ空気を排出するための排出口126とを有する。また隔壁120は、加熱コイル112のほぼ中央部の直下に設けられた連通孔130を有する。そして冷却ファン117が回転すると、吸入口124から取り入れられた空気が気流となって、矢印で示すように、パワーモジュール114および配線基板115に沿って流れて、これらを空冷する。この気流は、同様に、連通孔130を通り、加熱コイル112に沿って平行に、加熱コイル112および隔壁120の隙間122を流れて、加熱コイル112から生じる熱を排熱する。
The
しかしながら、このような構造を有する電磁調理器1の冷却ハウジング110において、とりわけ加熱コイル112から生じる熱を十分に排熱することは容易でなく、加熱コイル112および隔壁120の隙間122を流れる風量を増大させることにより、電磁調理器1の正常な動作を保証していた。すなわち、十分な冷却機能を確保するために、冷却ファン117および冷却モータ116を大型化するか、あるいはその回転数を増やす必要があった。したがって、冷却モータ116および冷却ファン117の占める空間が大きくなることは避けられず、これらの高速回転による騒音(回転ノイズ)を小さくすることは困難であった。
However, in the
そこで本発明は、こうした問題を解消するためになされたもので、冷却機能を維持しながら、冷却ファン117および冷却モータ116を小型化し、さらに冷却モータ116による騒音を実質的に低減する電磁調理器を構成することを目的とする。 Accordingly, the present invention has been made to solve such problems, and is an electromagnetic cooker that reduces the size of the cooling fan 117 and the cooling motor 116 while maintaining the cooling function, and further substantially reduces noise from the cooling motor 116. It aims at constructing.
本発明に係る電磁調理器は、加熱コイルと、送風部と、前記加熱コイルの下方に配置される第1のチャンバと、前記第1のチャンバの下方に配置され、内部に回路部を格納する第2のチャンバとを備え、前記第1のチャンバの上面を構成する上板は、複数の開口部を有し、前記第1のチャンバの下面であって、前記第2のチャンバの上面を構成する下板は、前記第2のチャンバと前記第1のチャンバとを連通する導入口を有し、前記送風部から送り出される気流は、前記第2のチャンバに導入され、前記回路部に沿って流れた後、前記導入口を介して前記下板に垂直方向に前記第1のチャンバに導入され、前記開口部を介して前記加熱コイルに実質的に垂直方向に噴き出されることを特徴とするものである。 The electromagnetic cooker according to the present invention includes a heating coil, a blower, a first chamber disposed below the heating coil, and a lower portion of the first chamber, and stores a circuit unit therein. And an upper plate constituting the upper surface of the first chamber has a plurality of openings, is a lower surface of the first chamber, and constitutes an upper surface of the second chamber The lower plate has an introduction port that communicates the second chamber and the first chamber, and an air flow sent out from the blower is introduced into the second chamber along the circuit portion. After flowing, it is introduced into the first chamber in the vertical direction to the lower plate through the introduction port, and is ejected in the vertical direction to the heating coil through the opening. Is.
本発明に係る電磁調理器によれば、衝突噴流による冷却効果が、加熱コイルに対して平行に流れる気流による冷却効果よりも格段に高いので、一定の熱量を排熱するために必要な風量を著しく低減でき、冷却ファンおよび冷却モータなどの送風部を小型化でき、送風部から生じる騒音を極めて小さくすることができる。 According to the electromagnetic cooker according to the present invention, the cooling effect by the impinging jet is much higher than the cooling effect by the airflow flowing parallel to the heating coil, so the air volume necessary for exhausting a certain amount of heat is reduced. It is possible to remarkably reduce the size, and it is possible to reduce the size of the air blowing unit such as the cooling fan and the cooling motor, and to extremely reduce the noise generated from the air blowing unit.
以下、添付図面を参照して本発明に係る電磁調理器の実施の形態を説明する。各実施の形態の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば、「上方」、「下方」、「右側」および「左側」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本発明を限定するものでない。 Embodiments of an electromagnetic cooker according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In the description of each embodiment, terminology indicating directions (for example, “upward”, “downward”, “right side”, “left side”, etc.) is used as appropriate for easy understanding. And these terms do not limit the invention.
参考例1.
図1ないし図5を参照しながら、電磁調理器の参考例1について以下詳細に説明する。図1において、電磁調理器1は、一般に、ガラスなどで形成されたトッププレート5、グリル部6、ダイヤル式火力調整部7、および表示部8を備える。また電磁調理器1内には、図1の破線で示すように、冷却ハウジング(筐体)10が形成されている。以下に説明する実施の形態において、冷却ハウジング10は、電磁調理器1の上方に配置されるとしたが、その配置位置は任意であり、本発明を限定するものではない。
Reference Example 1
Reference Example 1 of the electromagnetic cooking device will be described in detail below with reference to FIGS. In FIG. 1, the
図2に示すように、この冷却ハウジング10は、その上面がトッププレート5によりカバーされており、その内部には、概略、電磁誘導コイルまたは加熱コイル12と、これに大電流を供給するための一連のパワーモジュールなどの半導体回路装置14と、加熱コイル12およびパワーモジュール14を空冷するための冷却モータ16および冷却ファン(送風部ともいう。)17とが設けられている。加熱コイル12は、スプリング18を介して隔壁20により支持されており、加熱コイル12および隔壁20の間には、一定間隔の隙間22が形成されている。パワーモジュール14は、2枚の配線基板15上に実装され、図示しないが、加熱コイル12と電気的に接続されている。また冷却モータ16および冷却ファン17は、加熱コイル12およびパワーモジュール14の発熱に応じて駆動するように設計されている。
As shown in FIG. 2, the
この冷却ハウジング10は、外部から空気を取り入れるための吸入口24と、外部へ空気を排出するための排出口26とを有する。この参考例1の隔壁20は、図2に示すように、複数の微小な開口部または噴流吹出孔30を有する。そして冷却ファン17が回転すると、吸入口24から取り入れられた空気が気流となって、矢印で示すように、パワーモジュール14および配線基板15に沿って流れて、これらを空冷する。この気流は、さらに、噴流吹出孔30を介して噴流を形成する。
The
ここで噴流とは、噴流吹出孔30などの微小な開口部から所定の流速で放出される空気の流れをさす。こうした噴流が加熱コイル12の表面に対して実質的に直角方向に衝突すると、加熱コイル12の高温表面からより低温の気流へ対流熱伝達が生じ、衝突噴流により冷却される。そして衝突噴流による冷却効果(衝突噴流効果)は、一般に、噴流の流速Vおよび噴流吹出孔30から加熱コイル12の表面までの衝突距離Hに依存し、流速Vは、噴流吹出孔30の開口面積Sと冷却ハウジング10内の静圧Pに依存する。したがって、冷却ハウジング10内の静圧Pが一定であるとき、開口面積Sと衝突距離Hを調整することにより、所望の衝突噴流効果を有する噴流を得ることができる。
Here, the jet refers to a flow of air discharged at a predetermined flow rate from a minute opening such as the
噴流による衝突噴流効果は、加熱コイル12の表面に沿って平行に流れる気流による冷却効果と比較して、格段に高いことが知られている。これを確認するために、比較実験を行い、図3に示すグラフを得た。図3は、参考例1の冷却ハウジング10において、複数の噴流吹出孔30から単位時間当たりに噴出する総和の風量(通気量)と、衝突噴流効果による熱伝達率との関係を実線で示す。このとき、噴流吹出孔30から加熱コイル12の表面までの衝突距離Hは20mmで、噴流吹出孔30は直径15mmの円形状に形成され、隔壁20上に合計100個設けた。同様に、図3は、先に説明した従来の冷却ハウジング110において、1つの連通孔130から単位時間当たりに流れる風量と、加熱コイルの表面に沿って平行に流れる気流による熱伝達率との関係を破線で示す。図3から明らかなように、全体風量が同じであるとき、複数の噴流吹出孔30から噴出される噴流を用いて冷却したときの熱伝達率は、1つの連通孔130から流れる気流による熱伝達率よりも極めて高い(排熱しやすい)。すなわち、本発明の複数の噴流吹出孔30によれば、従来に比して、全体風量が一定ならば熱伝達率がより高く、さらに換言すると、より少ない風量で同じ熱伝達率を得ることができる。
It is known that the impact jet effect by the jet is remarkably higher than the cooling effect by the airflow flowing in parallel along the surface of the
電磁調理器1の標準的な駆動条件において、加熱コイル12を仕様上安全な温度まで冷却させるために、約25W/m2Kの熱伝達率を確保する必要があることが分かっている。したがって、従来技術によれば、上記の熱伝達率を得るために約0.03m3/sの風量を必要とするのに対し、本発明によれば、約0.01m3/sの風量で済み、加熱コイル12に供給する全体風量を約1/3に低減することができる。従来の約1/3の風量で所定の熱伝達率が得られるので、冷却モータ16および冷却ファン17を小型化でき、あるいは回転数を実質的に低減することができる。さらに、回転数の低減により、冷却モータ16および冷却ファン17による騒音を極めて小さくすることができる。
It has been found that it is necessary to ensure a heat transfer coefficient of about 25 W / m 2 K in order to cool the
なお、噴流吹出孔30は、図2および図4(a)ないし(d)において左側から右側へ流れる気流を整流して、加熱コイル12の表面またはトッププレート5に対して垂直方向の噴流を形成しやすくするように、整流部32を有することが好ましい。図4(a)に示す整流部32は、上方向に向かって一様に先細りする傾斜部32aを有し、図4(b)に示す整流部32は、隔壁20の下面からほぼ中央部まで上方向に向かって一様に先細りする傾斜部32bと、この中央部から垂直方向に延びる鉛直部32cとを有する。整流部32は、図4(c)に示すように、図4(b)の傾斜部32bの代わりに任意の曲率で湾曲する湾曲部32dであってもよい。また整流部32は、図4(d)に示すように、左側から右側へ流れる気流をより効果的に整流するような任意の形状の整流部32であってもよい。
2 and FIGS. 4A to 4D rectify the airflow flowing from the left side to the right side to form a vertical jet on the surface of the
また、隔壁20に形成される噴流吹出孔30のそれぞれは、平面形状において、図5に示すように円形であるとして説明したが、これに限定されず、楕円形、または任意の多角形状であっても同様の効果を有する。さらに、噴流吹出孔30は、半径方向に放射状に配置してもよいし、千鳥状などの任意の配置位置に形成することができる。また噴流吹出孔30は、加熱コイル12の形状および発熱密度に応じて配置してもよい。
Further, each of the jet blowout holes 30 formed in the
参考例2.
図6を参照しながら、電磁調理器の参考例2について以下に説明する。参考例2による電磁調理器1は、参考例1に比して、隔壁の代わりに、導入口および複数の噴流吹出孔を有するチャンバが設けられた点以外は同様の構成を有するので重複する内容については説明を省略する。
Reference Example 2
Reference Example 2 of the electromagnetic cooker will be described below with reference to FIG. The
図6において、参考例2による冷却ハウジング10のチャンバ40は、参考例1による冷却ハウジング10の隔壁20と同様、加熱コイル12を支持する。また、このチャンバ40は、冷却ファン17に隣接して設けられた気流の導入口42を有し、加熱コイル12に対向するように配置されたチャンバ40の上板44には、参考例1の隔壁20と同様、複数の噴流吹出孔30が形成されている。
In FIG. 6, the
このように構成された電磁調理器1において、冷却ファン17により送り出される気流の一部は、パワーモジュール14および配線基板15に沿って流れて、これらを空冷する。また、気流の一部は、チャンバ40の導入口42内に導入され、複数の噴流吹出孔30を介して噴出することにより、噴流を形成する。そして参考例1と同様、噴流が加熱コイル12の表面に衝突することにより、噴流衝突効果が得られ、加熱コイル12の表面が効率的に冷却される。
In the
上述のように、参考例2によれば、気流の一部がチャンバ40内に導入されると、チャンバ40内の静圧Pが冷却ハウジング10内の静圧Pよりも増大し、参考例1よりも流速Vの高い噴流を形成することができる。こうして、噴流衝突効果がさらに高い電磁調理器1を構成できるので、冷却モータ16および冷却ファン17をより小型化でき、あるいは回転数をより低減することができる。さらに、回転数をより低く抑えることができるので、冷却モータ16および冷却ファン17による騒音を実質的に低減することができる。
As described above, according to the reference example 2, when a part of the air flow is introduced into the
参考例2の噴流吹出孔30は、参考例1と同様、任意の平面形状を有し、図4に示すような整流部32を有していてもよい。
チャンバ40内に導入される気流は、図6における左側から右側に配置された噴流吹出孔30から噴出するので、チャンバ40内の静圧Pは、下流に向かって回復し、気流が流れこむ導入口42付近において最も低く、その下流方向に向かうほどに徐々に大きくなる。したがって、同じ開口面積Sを有する噴流吹出孔30を一様に形成した場合、下流側にある噴流吹出孔30を介して噴出する噴流の流速Vが、上流側の流速Vよりも大きくなる。このように、噴流吹出孔30が配置される位置により、噴流の流速Vに違いが生じると、期待される噴流衝突による冷却効果にばらつきが生じる。そこで、加熱コイル12の表面全体に亙って噴流衝突効果を均一にするように、下流側にある噴流吹出孔30は、上流側の噴流吹出孔30より小さい開口面積Sを有することが好ましい。択一的には、噴流吹出孔30の配置密度を、上流側よりも下流側において粗くして、加熱コイル12を部位(位置)によらず均一に冷却することが好ましい。
Since the airflow introduced into the
参考例3.
図7を参照しながら、電磁調理器の参考例3について以下に説明する。参考例3による電磁調理器1は、参考例2による電磁調理器1と比して、導入口が冷却ファンに隣接して設けられる代わりに、加熱コイルのほぼ中央部の下方において、チャンバの下板に形成される点以外は同様の構成を有するので重複する内容については説明を省略する。
Reference Example 3
A reference example 3 of the electromagnetic cooker will be described below with reference to FIG. Compared to the
図7に示すように、参考例3による電磁調理器1のチャンバ40は、参考例2と同様、加熱コイル12を支持する。このチャンバ40は、複数の噴流吹出孔30が形成された上板44を有し、さらにパワーモジュール14および配線基板15が配置される空間と連通する導入口45が設けられた下板46とを有する。上述の通り、参考例3の導入口45は、加熱コイル12のほぼ中央部の下方で、チャンバ40の実質的に中央位置に設けられている。
As shown in FIG. 7, the
このように構成された冷却ハウジング10において、冷却ファン17により送り出される気流は、矢印で示すように、パワーモジュール14および配線基板15に沿って流れて、これらを空冷する。また、その気流の一部が、導入口45を介してチャンバ40内に入り、複数の噴流吹出孔30を介して噴出することにより、噴流が形成される。こうして、参考例1と同様、噴流が加熱コイル12の表面に衝突することにより、噴流衝突効果が得られ、加熱コイル12の表面が効率的に冷却される。
In the cooling
参考例3において、チャンバ40内に入る気流は、そのほぼ中央位置に配置された導入口45を通るので、参考例2とは異なり、チャンバ40内の静圧Pは、導入口45を中心に対称的に形成される。こうして、加熱コイル12は、好適にも、その中央部を中心に対称的に冷却される。
In the reference example 3 , the air flow entering the
実施の形態1.
図8および図9を参照しながら、本発明による電磁調理器の実施の形態1について以下に説明する。実施の形態1による冷却ハウジング10は、参考例3に比して、噴流を形成するための第1のチャンバに加えて、パワーモジュールおよび配線基板が格納される第2のチャンバが形成された点以外は同様の構成を有するので重複する内容については説明を省略する。
図8に示すように、実施の形態1による冷却ハウジング10は、参考例3と同様に噴流を形成するための第1のチャンバ40と、パワーモジュール14および配線基板15を格納する第2のチャンバ50を有する。第1のチャンバ40は、複数の噴流吹出孔30が形成された上板44と、導入口45が形成された下板46とを有する。第2のチャンバ50は、第2の導入口52を有し、第1のチャンバ40の導入口45と連通する。
As shown in FIG. 8, the cooling
要約すると、実施の形態1による電磁調理器1は、導入口45および複数の噴流吹出孔30を有する第1のチャンバ40と、第1のチャンバ40の上方に配置された加熱コイル12とを備える。電磁調理器1は、さらに、第2の導入口52を有し、第1のチャンバ40の導入口45と連通する第2のチャンバ50と、第2のチャンバ50内に配置され、加熱コイル12に電流を供給する半導体回路装置(回路部)14と、第2の導入口52へ気流を送り出すための冷却ファン17などの送風部とを備える。
In summary, the
このように構成された電磁調理器1において、送風ファン17から送り出される気流は、第2の導入口52から導入され、パワーモジュール14および配線基板15に沿って流れ、これらを冷却する。第2のチャンバ50に導入された気流は、冷却ハウジング10の排出口26から直接的に排出されることなく、第1のチャンバ40の導入口45に入り、第1のチャンバ40の噴流吹出孔30を介して噴流を形成する。そして噴流が加熱コイル12に衝突することにより、加熱コイル12を効率的に冷却する。すなわち、実施の形態1における気流の流路は、第2のチャンバ50、第1のチャンバ40、および噴流吹出孔30を流れる1本(一系統)の流路に限定される。
In the
実施の形態1において、加熱コイル12を冷却する気流は、第1のチャンバ40の導入口45から取り入れられる前に、第2のチャンバ50内のパワーモジュール14および配線基板15を冷却するので、その温度が室温より上昇し、加熱コイル12に対する冷却効果が低下する。しかし、加熱コイル12の最大許容動作温度は、パワーモジュール14の最大許容動作温度よりも高いので、より高温の気流を用いた場合でも、加熱コイル12が作動できる温度範囲まで、これを冷却することは可能である。このように、気流の流路を1本化することにより、より少量の風量でパワーモジュール14および加熱コイル12の両方を冷却することができる。こうして、冷却モータ16および冷却ファン17を小型化でき、あるいは回転数を実質的に低減することができる。そして回転数の低減により、冷却モータ16および冷却ファン17による騒音を極めて小さくすることができる。
In the first embodiment, the airflow that cools the
以上の説明において、とりわけ図8において、第1のチャンバ40の導入口45は、加熱コイル12のほぼ中央部の下方で、第1のチャンバ40の実質的に中央位置に設けられているとしたが、択一的には、図9に示すように、冷却ファン17とは反対方向に位置する第1のチャンバ40の端部に設けてもよい。図9のように構成された電磁調理器1においても同様に、気流の流路を1本化することにより、より少量の風量で加熱コイル12およびパワーモジュール14の両方を冷却することができる。こうして、冷却モータ16および冷却ファン17を小型化でき、あるいは回転数を実質的に低減して、冷却モータ16および冷却ファン17による騒音を極めて小さくすることができる。
In the above description, in particular, in FIG. 8, the introduction port 45 of the
1 電磁調理器、5 トッププレート、6 グリル部、7 ダイヤル式火力調整部、8 表示部、10 冷却ハウジング(筐体)、12 加熱コイル、14 半導体回路装置、15 配線基板、16 冷却モータ、17 冷却ファン、18 スプリング、20 隔壁、22 隙間、24 吸入口、26 排出口、30 噴流吹出孔、32 整流部、40 第1のチャンバ、42 導入口、44 上板、45 導入口、46 下板、50 第2のチャンバ、52 第2の導入口。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
送風部と、
前記加熱コイルの下方に配置される第1のチャンバと、
前記第1のチャンバの下方に配置され、内部に回路部を格納する第2のチャンバとを備え、
前記第1のチャンバの上面を構成する上板は、複数の開口部を有し、
前記第1のチャンバの下面であって、前記第2のチャンバの上面を構成する下板は、前記第2のチャンバと前記第1のチャンバとを連通する導入口を有し、
前記送風部から送り出される気流は、前記第2のチャンバに導入され、前記回路部に沿って流れた後、前記導入口を介して前記下板に垂直方向に前記第1のチャンバに導入され、前記開口部を介して前記加熱コイルに実質的に垂直方向に噴き出されることを特徴とする電磁調理器。 A heating coil;
A blowing section;
A first chamber disposed below the heating coil;
A second chamber disposed below the first chamber and storing a circuit unit therein,
The upper plate constituting the upper surface of the first chamber has a plurality of openings.
A lower plate, which is a lower surface of the first chamber and constitutes an upper surface of the second chamber, has an inlet for communicating the second chamber and the first chamber;
The air flow sent out from the blowing section is introduced into the second chamber, flows along the circuit section, and then is introduced into the first chamber in a direction perpendicular to the lower plate through the inlet, An electromagnetic cooker characterized by being ejected in a substantially vertical direction to the heating coil through the opening.
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