JP4505092B2 - 公共施設避難誘導システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は公共施設避難誘導システムに関し、特に病院、福祉施設、美術館、博物館、ビル等内の公共施設において、災害時における避難経路への誘導を補助する公共施設避難誘導システムに係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、病院、福祉施設、美術館、博物館、ビルにおいて、この種の避難誘導装置の一例として、非常口誘導灯の設置、避難経路の表示が一般的に知られている。これらの表示は非常口付近の壁や天井付近に設置され、避難経路への誘導を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の避難誘導表示においては、場所によって表示の行き届いていない部分が存在し、避難の際に時間がかかる可能性がある。
【0004】
本発明は、このような難点を解消するためになされたもので、これら避難誘導表示の補助の役目を担い、避難時の時間短縮を図る公共施設避難誘導システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明の公共施設避難誘導システムは、病院、福祉施設、美術館、博物館、ビル等の公共施設に設置され、主装置に自動火災報知設備等の警報装置と、表示装置とを接続し、火災や災害発生時に避難誘導を行なうものである。
【0006】
主装置は、避難誘導のための映像信号および表示装置の制御データを編成するパーソナルコンピュータと、パーソナルコンピュータに接続され避難誘導のための映像信号をNTSC方式に変換する映像信号変換回路と、映像信号を送信する映像送信回路と、パーソナルコンピュータに接続され表示装置の制御データを送信する制御データ送信回路とを備え、表示装置は、映像信号を受信する映像受信回路と、映像信号が自局宛に送られた場合に制御データ受信回路からの制御データにより映像信号を記録し再生する録画・再生回路と、録画・再生回路からの映像信号を表示する表示部、表示部を照射するバックライト、バックライトを点灯させるバックライト駆動部を有する映像表示ユニットとを備えている。
【0007】
録画・再生回路には、警報装置からの警報情報により火災や災害発生時に火元などを避け安全に避難できる最短距離の避難経路を矢印で表示する避難誘導表示部と文字で各種情報を表示する文字情報表示部で構成され、非常口や非常階段等への誘導を補助する避難誘導画面がパーソナルコンピュータにより予め録画されている。
【0008】
主装置のパーソナルコンピュータは、火災や災害発生時に警報装置からの警報情報と連動し、バックライト駆動部を制御して映像表示ユニットのバックライトを駆動させ、録画・再生回路より再生した避難誘導画面を映像表示ユニットの表示部に表示するものである。
【0009】
表示装置は、非常時であることを耳の不自由な者に伝えるための非常灯と、目の不自由な者に音声で誘導するためのスピーカとを備えている。
【0010】
このような公共施設避難誘導システムにおいて、設置された各表示装置の録画・再生回路に、予め避難誘導画面を録画しておき、災害等で避難が必要な状態となった場合に、自動火災報知設備等の警報装置と連動し、設置された映像表示ユニットにおいて、避難誘導画面を表示し、さらに表示装置に設けられた非常灯の点滅、音声による誘導も同時に行う。これにより、病院、福祉施設、美術館、博物館、ビル等の公共施設における災害時の避難行動を補助することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の公共施設避難誘導システムを適用した好ましい実施の形態例について図面を参照して説明する。
【0012】
図1に示すように、本発明の公共施設避難誘導システムは、病院、福祉施設、美術館、博物館、ビル等の公共施設に設置され、主装置1に自動火災報知設備等の警報装置4と、複数台の表示装置2a、2b、・・・とを接続し、火災や災害発生時に避難誘導を行なうものである。
【0013】
主装置1は、制御回線L1を介し表示装置2a、2b、・・・に接続され、主装置1は表示装置2a、2b、・・・を制御回線L1を介してそれぞれ制御する表示映像制御機能を有し主装置1から制御データが表示装置2a、2b、・・・に送信される。また主装置1は、アナログ回線L2を介し映像分岐器3a、3b、・・・を経由して複数台の表示装置2a、2b、・・・に接続され、主装置1から避難誘導のための映像信号が映像分岐器3a、3b、・・・で分岐されて各表示装置2a、2b、・・・に配信される。各表示装置2a、2b、・・・は主装置1からの表示映像制御機能により表示映像を記録・再生する録画・再生機能およびその制御機能を有し、避難誘導のための映像信号を記録・再生する。
【0014】
主装置1は、図2に示すように、避難誘導のための映像信号および表示装置2a、2b、・・・の制御データを編成するパーソナルコンピュータ10と、パーソナルコンピュータ10に接続されパーソナルコンピュータ10のVGA出力端子P1から出力される避難誘導のための映像信号(静止画映像)をNTSC方式に変換した静止画映像信号として出力する映像信号変換回路11と、映像信号を送信する映像送信回路16と、パーソナルコンピュータ10に接続され表示装置2a、2b、・・・の制御データを送信する制御データ送信回路15とを備えている。
【0015】
また、主装置1には、VTR等からなる映像再生回路12と、テレビカメラユニット13と、パーソナルコンピュータ10の制御出力端子P2から出力される制御信号(以下、映像選択制御信号と称す)の制御により、映像信号変換回路11からの静止画映像信号、映像再生回路12から出力される動画映像としての再生映像信号、テレビカメラユニット13から出力されるリアルタイムの動画映像としてのテレビカメラ映像信号のうち少なくとも1つを選択する映像選択回路14とが備えられている。
【0016】
制御データ送信回路15は、パーソナルコンピュータ10の制御出力端子P2から出力され、映像を表示させる当該表示装置を選択するための選局アドレスを先頭に、選局された当該表示装置の制御データからなる制御信号(以下、映像制御信号と称す:図5のデータ配列図参照)を制御回線接続端子T1を介して制御回線L1に送信する機能を有している。映像送信回路16は、映像選択回路14にて選択された当該映像信号を変調させた当該映像変調信号としてアナログ回線続端子T2を介してアナログ回線L2に送信する機能を有している。
【0017】
表示装置2a、2b、・・・は、それぞれ同様な構成であり、図3に示すように、主装置1から制御回線L1、制御回線接続端子T11を伝送されてきた当該映像制御信号を受信する制御データ受信回路22と、主装置1からアナログ回線L2および当該映像分岐器、アナログ回線接続端子T12伝送されてきた当該映像変調信号を受信し復調する映像受信回路23と、受信した当該表示映像制御信号をなす選局アドレスと予め割り当てられている自局アドレスとの一致が検出され映像信号が自局宛に送られた場合に制御データ受信回路22からの制御データにより能動とされ、映像受信回路23を介して復調された当該映像信号を静止画映像として記録・再生する録画・再生回路24と、映像受信回路23または録画・再生回路24からの映像信号を表示する表示部20a、表示部を照射するバックライト20b、バックライトを点灯させるバックライト駆動部20cを有する映像表示ユニット20とを備えている。
【0018】
また、表示装置2a、2b、・・・にはその筐体面に、上述の表示映像を表示する映像表示ユニット20に加えて、当該表示装置の前に立った人物を感知するための所定の感知エリアを有する人感センサ21とが備えられている。さらに、表示装置2a、2b、・・・には、制御データ受信回路22にて一致が検出された当該アドレスに続いて配信されてくる制御データに基づいて、映像受信回路23を介して復調された当該映像信号または録画・再生回路24を介して再生された静止画からなる映像信号(静止画映像表示信号)を映像表示ユニット20に出力する映像切替回路25と、人感センサ21にて人体を感知された感知開始時からの計時機能を備えたタイマー回路26aを有するセンサインターフェース(以下、センサIFと称す)26とが備えられている。バックライト駆動部20cはセンサIF26をなすタイマー回路26aによりその計時時間内においてバックライト20bを点灯させることができる。
【0019】
図4に示すように、録画・再生回路24には、警報装置4からの警報情報により火災や災害発生時に火元などを避け安全に避難できる最短距離の避難経路を矢印で表示する避難誘導表示部20dと文字で各種情報を表示する文字情報表示部20eで構成され、非常口や非常階段等への誘導を補助する避難誘導画面20fがパーソナルコンピュータ10により予め録画されている。
【0020】
主装置1は、警報装置4からの警報情報により火災や災害発生時に避難誘導画面20fを表示させるためバックライト駆動部20cを直接制御可能とするものである(図3)。
【0021】
表示装置2a、2b、・・・は、非常時であることを耳の不自由な者に伝えるための非常灯28と、目の不自由な者に音声で誘導するためのスピーカ30とを備えている。
【0022】
このように構成された公共施設避難誘導システムにおいて、先ず主装置1(図1、図2)のパーソナルコンピュータ10から各表示装置2a、2b、・・・(図1、図3)の録画・再生回路24にそれぞれの避難誘導画面20f(図4)の静止映像を録画する。この録画は、以下の手法により実行される。
【0023】
即ち、主装置1のパーソナルコンピュータ10のVGA出力端子P1から出力される静止画映像は、映像信号変換回路11を介してNTSC形式に変換された静止画映像信号S1として映像選択回路14に入力される。
【0024】
主装置1のパーソナルコンピュータ10の制御出力端子P2から出力され、表示装置2aを指定した選局アドレスS11aを先頭に、録画・再生回路24を能動とし、録画・再生回路24からの静止画映像表示信号を映像表示ユニット20にて表示させるための制御データS11bからなる表示映像制御信号S11(図5のデータ配列図参照)は、制御データ送信回路15、制御回線接続端子T1を介して制御回線L1を伝送されるとともに、当該パーソナルコンピュータの制御出力端子P2からの映像選択制御信号S12を検出した映像選択回路14の制御により選択された静止画映像信号S1は、映像送信回路16を介して変調された静止画映像変調信号S1aとしてアナログ回線接続端子T2からアナログ回線L2を伝送される。
【0025】
制御回線L1を伝送された表示映像制御信号S11は、表示装置2a、2b、・・・(図3)の各制御回線接続端子T11を介して制御データ受信回路22にてそれぞれ受信される。表示装置2a、2b、・・・の各制御データ受信回路22は、受信された表示映像制御信号S11をなす選局アドレスS11aと予め割り当てられている自局アドレスとを照合し、当該アドレスが一致した場合にのみ制御データS11bを有効であると判断する。ここでは、表示装置2aの制御データ受信回路22のみ当該アドレスが一致し、有効と判断された制御データS11bに基づいて、録画・再生回路24を能動とするための録画・再生制御信号S21、映像切替回路25を制御するための映像切替制御信号S22がそれぞれ出力される。
【0026】
アナログ回線L2を伝送された静止画映像変調信号S1aは、映像分岐器3a、3b、・・・から表示装置2a、2b、・・・の各アナログ回線接続端子T12を介して映像受信回路23にてそれぞれ受信される。表示装置2a、2b、・・・の各映像受信回路23は、受信された静止画映像変調信号S1aを復調させた静止画映像(復調)信号S1bとして、録画・再生制御信号S21により能動とされた録画・再生回路24および制御データ受信回路22からの映像切替制御信号S22により制御される映像切替回路25にそれぞれ出力する。能動とされた録画・再生回路24は、映像受信回路23からの静止画映像信号S1bを静止画映像として記憶し、再生させた静止画映像表示信号S1cを映像切替回路25に出力する。映像切替回路25は制御データ受信回路22からの映像切替制御信号S22の制御により、映像受信回路23からの静止画映像信号S1b、録画・再生回路24からの静止画映像表示信号S1cのうち当該静止画映像表示信号を映像表示ユニット20に出力する。
【0027】
このようにして火災等の災害が発生し避難が必要になった場合に、自動火災報知設備等の警報装置4の警報機能と連動し、主装置1のパーソナルコンピュータ10から制御データ送信回路15を経由し、各表示装置2a、2b、・・・内の制御データ受信回路22へ録画・再生回路24を能動とさせる個別の制御信号を送信し、避難誘導画面20fを再生し、映像切替回路25を介して映像表示ユニット20の表示部20aで表示する。
【0028】
この場合、主装置1のパーソナルコンピュータ10から制御データ送信回路15、各表示装置2a、2b、・・・内の制御データ受信回路22を経由し映像表示ユニット20のバックライト駆動部20cへ、バックライト20bを駆動させるための制御信号を送り、避難誘導画面20fを表示部20aに表示させる。
【0029】
また、同時に非常灯制御部27に制御信号を送信し、映像表示ユニット20の両側に設けた非常灯28を点滅させ、耳の不自由な方にも緊急事態であることを視覚的に伝える。さらに音声情報制御部29に制御信号を送り、スピーカ30より音声による避難誘導も行なう。
【0030】
この公共施設避難誘導システムによれば、上述の避難誘導の他に、映像信号変換回路11を介してNTSC形式に変換された静止画映像信号S1、映像再生回路12から出力される動画映像としての再生映像信号S2、テレビカメラユニット13から出力される動画映像としてのテレビカメラ映像信号S3についても表示装置2a、2b、・・・に表示する映像表示システムとして利用することができる。以下、その動作について説明する。
【0031】
主装置1のパーソナルコンピュータ10のVGA出力端子P1から出力される静止画映像(表示映像)は、映像信号変換回路11を介してNTSC形式に変換された静止画映像信号S1として映像選択回路14に入力される。また、映像再生回路12から出力される動画映像(表示映像)としての再生映像信号S2、テレビカメラユニット13から出力される動画映像(表示映像)としてのテレビカメラ映像信号S3についても映像選択回路14にそれぞれ入力される。
【0032】
主装置1の映像選択回路14に入力されている静止画映像としての静止画映像信号S1を、静止画映像からなる表示映像として表示装置2aの映像表示ユニット20に表示させるにあたっては、主装置1のパーソナルコンピュータ10の制御出力端子P2から出力され、表示装置2aを指定した選局アドレスS11aを先頭に、録画・再生回路24を能動とし当該録画・再生回路からの静止画映像表示信号を映像表示ユニット20にて表示させるための制御データS11bからなる表示映像制御信号S11(図5のデータ配列図参照)は、制御データ送信回路15、制御回線接続端子T1を介して制御回線L1を伝送されるとともに、当該パーソナルコンピュータの制御出力端子P2からの映像選択制御信号S12を検出した映像選択回路14の制御により選択された静止画映像信号S1は、映像送信回路16を介して変調された静止画映像変調信号S1aとしてアナログ回線接続端子T2からアナログ回線L2を伝送される。
【0033】
制御回線L1を伝送された表示映像制御信号S11は、表示装置2a、2b、・・・の各制御回線接続端子T11を介して制御データ受信回路22にてそれぞれ受信される。表示装置2a、2b、・・・の各制御データ受信回路22は、受信された表示映像制御信号S11をなす選局アドレスS11aと予め割り当てられている自局アドレスとを照合し、当該アドレスが一致した場合にのみ制御データS11bを有効であると判断する。ここでは、表示装置2aの制御データ受信回路22のみ当該アドレスが一致し、有効と判断された制御データS11bに基づいて、録画・再生回路24を能動とするための録画・再生制御信号S21、映像切替回路25を制御するための映像切替制御信号S22がそれぞれ出力される。
【0034】
アナログ回線L2を伝送された静止画映像変調信号S1aは、映像分岐器3a、3b、・・・から表示装置2a、2b、・・・の各アナログ回線接続端子T12を介して映像受信回路23にてそれぞれ受信される。表示装置2a、2b、・・・の各映像受信回路23は、受信された静止画映像変調信号S1aを復調させた静止画映像(復調)信号S1bとして、録画・再生制御信号S21により能動とされた録画・再生回路24および制御データ受信回路22からの映像切替制御信号S22により制御される映像切替回路25にそれぞれ出力する。能動とされた録画・再生回路24は、映像受信回路23からの静止画映像信号S1bを静止画映像として記憶し、再生させた静止画映像表示信号S1cを映像切替回路25に出力する。映像切替回路25は制御データ受信回路22からの映像切替制御信号S22の制御により、映像受信回路23からの静止画映像信号S1b、録画・再生回路24からの静止画映像表示信号S1cのうち当該静止画映像表示信号を映像表示ユニット20に出力する。
【0035】
ここで、表示装置2aの人感センサ21が、感知エリア内に人物が立っていることを感知すると、センサIF26をなすタイマー回路26aの計時機能が能動とされ、センサIFは映像表示ユニット20をなすバックライト駆動部20cを駆動させるためのバックライト駆動制御信号S23を一定時間出力する。映像表示ユニット20をなすバックライト20bはバックライト駆動部20cの制御により一定時間点灯されることから、映像切替回路25からの静止画映像表示信号S1cが静止画映像として表示部20aに表示される。尚、センサIF26をなすタイマー回路26aにて一定時間の計時がタイムアップされると、映像表示ユニット20をなすバックライト駆動部20cへのバックライト駆動制御信号S23の出力が停止され、バックライト20bは消灯されることから、表示部20aでの静止画映像の表示もオフとなり、バックライト20bの省電力化が図れる。
【0036】
主装置1の映像選択回路14に入力されている動画映像としての再生映像信号S2、テレビカメラ映像信号S3のうち、再生映像信号S2を静止画映像または動画映像からなる表示映像として表示装置2aの映像表示ユニット20に表示させるにあたっては、主装置1のパーソナルコンピュータ10の制御出力端子P2から出力され、表示装置2aを指定した選局アドレスS11aを先頭に、録画・再生回路24を能動とし映像受信回路23からの再生映像(復調)信号または当該録画・再生回路からの静止画映像表示信号を映像表示ユニット20にて表示させるための制御データS31bからなる表示映像制御信号S31(図5のデータ配列図参照)は、上述の表示映像制御信号S11と同様な伝送経路を介して、表示装置2a、2b、・・・の各制御データ受信回路22にてそれぞれ受信されるとともに、当該パーソナルコンピュータの制御出力端子P2からの映像選択制御信号S32を検出した映像選択回路14の制御により選択された再生映像信号S2は、映像送信回路16を介して変調された再生映像変調信号S2aとして上述の静止画映像変調信号S1aと同様な伝送経路を介して表示装置2a、2b、・・・の各映像受信回路23にてそれぞれ受信される。
【0037】
表示装置2a、2b、・・・の各制御データ受信回路22は、受信された表示映像制御信号S31をなす選局アドレスS11aと予め割り当てられている自局アドレスとを照合し、当該アドレスが一致した場合にのみ制御データS31bを有効であると判断する。ここでは、表示装置2aの制御データ受信回路22のみ当該アドレスが一致し、有効と判断された制御データS31bに基づいて、録画・再生回路24を能動とするための録画・再生制御信号S41、映像切替回路25を制御するための映像切替制御信号42がそれぞれ出力される。
【0038】
表示装置2a、2b、・・・の各映像受信回路23は、受信された再生映像変調信号S2aを復調させた再生映像(復調)信号S2bとして、録画・再生制御信号S41により能動とされた録画・再生回路24および制御データ受信回路22からの映像切替制御信号S42により制御される映像切替回路25にそれぞれ出力する。能動とされた録画・再生回路24は、映像受信回路23からの再生映像信号S2bを静止画映像として記憶し、再生させた静止画映像表示信号S2cを映像切替回路25に出力する。映像切替回路25は制御データ受信回路22からの映像切替制御信号S42の制御により、映像受信回路23からの再生映像信号S2bまたは録画・再生回路24からの静止画映像表示信号S2cを映像表示ユニット20に適宜に出力する。
【0039】
ここで、表示装置2aの人感センサ21が、感知エリア内に人物が立っていることを感知すると、上述と同様にタイマー回路26aの計時機能が能動とされたセンサIF26からのバックライト駆動制御信号S23が映像表示ユニット20をなすバックライト駆動部20cに一定時間出力される。この計時期間内において駆動されるバックライト駆動部20cの制御によりバックライト20bが一定時間点灯され、映像切替回路25からの再生映像信号S2bが動画映像(表示映像)として、または静止画映像表示信号S2cが静止画映像(表示映像)として表示部20aに適宜に表示される。尚、センサIF26をなすタイマー回路26aにて一定時間の計時がタイムアップされると、上述と同様に映像表示ユニット20をなすバックライト駆動部20cへのバックライト駆動制御信号S23の出力が停止され、バックライト20bは消灯されることから、表示部20aでの動画映像(表示映像)または静止画映像(表示映像)の表示もオフとなり、バックライト20bの省電力化が図れる。
【0040】
また、上述の表示動作と同様な動作により、主装置1の映像選択回路14に入力されている動画映像としてのテレビカメラ映像信号S3を、静止画映像または動画映像からなる表示映像として表示装置2aの映像表示ユニット20に表示させることもできる。
【0041】
尚、上述の実施例では、主装置に制御回線、アナログ回線および映像分岐器それぞれを介して接続される表示装置を、複数台の表示装置として説明したが、これに限定されず、単一の当該表示装置でも好適であり上述の実施例と同様な効果を奏する。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の公共施設避難誘導システムによれば、避難誘導表示部、文字情報表示部からなる避難誘導画面を各表示装置に録画し、災害時に自動火災報知設備等の警報装置と連動させ、非常灯の点灯、音声による誘導と共に映像表示ユニットに表示させることにより、病院、福祉施設、美術館、博物館、ビル等の公共施設において、災害時の避難の際に非常口誘導灯などの補助の役目をし、避難時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の公共施設避難誘導システムの一実施例の全体構成を示すブロック図。
【図2】 本発明の公共施設避難誘導システムの主装置の具体的な構成を示すブロック図。
【図3】 本発明の公共施設避難誘導システムの表示装置の具体的な構成を示すブロック図。
【図4】 本発明の公共施設避難誘導システムの映像表示ユニットに表示される避難誘導表示部と文字情報表示部からなる避難誘導画面を示す模式図。
【図5】 本発明の公共施設避難誘導システムにおいて主装置から表示装置に伝送される制御信号(制御データ)のデータ配列図。
【符号の説明】
1……主装置
2a、2b、・・・……表示装置
4……警報装置
10……パーソナルコンピュータ
11……映像信号変換回路
15……制御データ送信回路
16……映像送信回路
20……映像表示ユニット
20a……表示部
20b……バックライト
20c……バックライト駆動部
20d……避難誘導表示部
20e……文字情報表示部
20f……避難誘導画面
22……制御データ受信回路
23……映像受信回路
24……録画・再生回路
28……非常灯
30……スピーカ
Claims (2)
- 病院、福祉施設、美術館、博物館、ビル等の公共施設に設置され、主装置(1)に自動火災報知設備等の警報装置(4)と、表示装置(2a、2b、・・・)とを接続し、火災や災害発生時に避難誘導を行なう公共施設避難誘導システムであって、
前記主装置は、前記避難誘導のための映像信号および前記表示装置の制御データを編成するパーソナルコンピュータ(10)と、前記パーソナルコンピュータに接続され前記避難誘導のための映像信号をNTSC方式に変換する映像信号変換回路(11)と、前記映像信号を送信する映像送信回路(16)と、前記パーソナルコンピュータに接続され前記表示装置の制御データを送信する制御データ送信回路(15)とを備え、
前記表示装置は、前記映像信号を受信する映像受信回路(23)と、前記映像信号が自局宛に送られた場合に制御データ受信回路(22)からの前記制御データにより前記映像信号を記録し再生する録画・再生回路(24)と、前記録画・再生回路からの映像信号を表示する表示部(20a)、前記表示部を照射するバックライト(20b)、前記バックライトを点灯させるバックライト駆動部(20c)を有する映像表示ユニット(20)とを備え、
前記録画・再生回路には、前記警報装置からの警報情報により前記火災や災害発生時に火元などを避け安全に避難できる最短距離の避難経路を矢印で表示する避難誘導表示部(20d)と文字で各種情報を表示する文字情報表示部(20e)で構成され、非常口や非常階段等への誘導を補助する避難誘導画面(20f)が前記パーソナルコンピュータにより予め録画されており、
前記主装置のパーソナルコンピュータは、前記火災や災害発生時に前記警報装置からの警報情報と連動し、前記バックライト駆動部を制御して前記映像表示ユニットのバックライトを駆動させ、前記録画・再生回路より再生した前記避難誘導画面を前記映像表示ユニットの表示部に表示することを特徴とする公共施設避難誘導システム。 - 前記表示装置は、非常時であることを耳の不自由な者に伝えるための非常灯(28)と、目の不自由な者に音声で誘導するためのスピーカ(30)とを備えたことを特徴とする請求項1記載の公共施設避難誘導システム。
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