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JP4492614B2 - ディスク装置 - Google Patents

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JP4492614B2
JP4492614B2 JP2006536362A JP2006536362A JP4492614B2 JP 4492614 B2 JP4492614 B2 JP 4492614B2 JP 2006536362 A JP2006536362 A JP 2006536362A JP 2006536362 A JP2006536362 A JP 2006536362A JP 4492614 B2 JP4492614 B2 JP 4492614B2
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Description

本発明は、磁気ヘッド、光ヘッド、または光磁気ヘッド等の浮上型ヘッドを用いたディスク装置、特にコンタクト・スタート・ストップ方式(以下、CSS方式と記す)のヘッド支持装置を備えたディスク装置に関する。
従来のディスク装置について、磁気ディスク装置を例として説明する。
近年のPDA、パソコン等のモバイル用情報機器の市場拡大や装置の小型化によって、その有力なデータストレージ方法である磁気ディスク装置においても、高い可搬性、例えば、小型化、薄形化および高い耐衝撃性等の諸特性を満足させることが必要となってきており、最近では、直径が0.85インチ(約22mm)のディスク状磁気記録媒体を用いた磁気ディスク装置も開発されている(例えば、“モバイル機器に搭載可能な0.85型ハードディスクドライブの開発について”、[online]、平成16年1月8日、東芝、[平成16年8月3日検索]、インターネット<URL:http://www.toshiba.co.jp/about/press/2004_01/pr_j0801.htm>、または、<URL:http://www.toshiba.co.jp/about/press/2004_03/pr1601.htm>を参照。)。
このようなモバイル用の磁気ディスク装置におけるヘッド支持装置を保持する方式としては、従来からロード・アンロード方式(以下、L/UL方式と記す)と呼ばれる方式が採用されていた。
図11に従来のL/UL方式の磁気ディスク装置100の構成を示す概略斜視図を示す。図11における磁気ディスク装置100の停止時には、ヘッド支持装置108が軸受部105を中心にして回動してヘッド支持装置108の先端に設けられたスライダ101が磁気記録媒体107の外側に移動する。磁気記録媒体107の外側には、磁気ヘッド保持部110が設けられており、サスペンション102に支持されたスライダ101をそのテーパ部上に乗り上げさせて保持することにより、衝撃が加わった場合にもスライダ101と磁気記録媒体107との衝突を防ぐことができる構成であった。
また、磁気ディスク装置100が起動する場合、すなわち磁気記録媒体107が回転を開始する場合には、ヘッド支持装置108は軸受部105を中心に先程とは反対向きに回動して、スライダ101が磁気記録媒体107上にロードされる。このとき、スライダ101が磁気記録媒体107に接触する可能性があるので、このようなL/UL方式の磁気ディスク装置100を構成する場合には、磁気記録媒体107の外周側に、スライダ101をロードさせるための退避領域Oを設ける必要があった。この退避領域Oには磁気記録を行うことができず、磁気記録媒体107の小型化を図ろうとした場合にも退避領域Oを外周側に設ける必要があるので、この退避領域Oの存在が記録容量をできるだけ大きく確保したいという要求に対する妨げになっていた。
一方、このような退避領域を外周側に設けないでもよい構成として、一般にCSS方式がある。図12は、このような従来のCSS方式を採用した磁気ディスク装置120の構成の例を示す図であり、その磁気記録媒体107において領域Aが磁気記録可能な領域であり、領域Bが停止時に磁気ヘッドを搭載したスライダ101を退避させておくべき退避領域(以下、CSS領域と記す)である。磁気記録媒体107の停止時には、スライダ101と磁気記録媒体107とがCSS領域B内において接触しているが、記録再生時、すなわちスピンドルモータ109が回転を開始したときはスライダ101に設けられた磁気ヘッドが磁気記録媒体107から浮上して、領域Aにおいて記録や再生を行っている。CSS方式の磁気ディスク装置120において磁気記録媒体107の回転が停止する際には、まずスライダ101を浮上させたままヘッド支持装置108を回転させて、スライダ101をCSS領域Bに移動させる。そして、磁気記録媒体107の回転を低下させていくと、それによって磁気記録媒体107とスライダ101との間の空気流が減少して浮上力が低下し、ついには磁気ヘッドまたはスライダ101が磁気記録媒体107と接触して、その状態で停止する。
このようなCSS方式を採用した磁気ディスク装置120においても、磁気ヘッドまたはスライダ101を退避させる退避領域として前述のCSS領域Bを設けることが必要であり、このCSS領域Bには前述のL/UL方式における退避領域Oと同様に磁気記録を行うことができない。しかしながら、CSS方式においては、CSS領域Bを磁気記録媒体107の内側に設けることができるので、磁気記録媒体107の全面積においてCSS領域Bの占める割合を、L/UL方式における磁気記録媒体107の全面積に対する退避領域Oの占める割合と比較して小さくすることができる。すなわち、CSS方式の方が、L/UL方式と比較して、同じ面積の磁気記録媒体107を用いた場合に磁気記録可能な有効面積を大きく確保することが可能である。
しかしながら、前述したような従来のCSS方式の磁気ディスク装置においては、その停止時にスライダや磁気ヘッドが磁気記録媒体に接触しているので、磁気ディスク装置を起動または停止させる都度、スライダや磁気ヘッドと磁気記録媒体とを摩擦させながらスピンドルモータを回転することになり、この際にスライダや磁気ヘッドおよび磁気記録媒体を機械的、磁気的に破損させてしまう可能性があった。このため、CSS方式の磁気ディスク装置はL/UL方式の磁気ディスク装置と比較して耐久性に課題があり、いわゆるモバイル用途には不向きであるといわれてきた。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、耐久性に優れたCSS方式のディスク装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明のディスク装置は、回転自在に支持された記録媒体と、記録媒体を回転させる回転部と、ヘッドを搭載したスライダと、スライダを一端側の記録媒体に対向すべき面に有する支持アームと、支持アームを記録媒体の記録面に沿った方向および記録面に対して垂直な方向のそれぞれに回動可能に保持する軸受部と、支持アームの一端側に記録媒体と接近する方向の付勢力を付与する弾性部と、支持アームを記録媒体の記録面に沿った方向に回動させる駆動部とを備え、駆動部は、支持アームを記録媒体の記録面に沿った方向に回動させて、ヘッドを記録媒体の記録面上の所定の退避領域において停止させる際に、支持アームの他端側を押圧することにより、支持アームの一端側に弾性部によって付与された付勢力を低減させることを特徴としている。
このような構成により、ヘッドを所定の退避領域において停止させる際に、駆動部によって支持アームの他端側を押圧することにより、支持アームのヘッドの設けられた一端側に弾性部によって付与された付勢力を低減することができ、停止状態から回転部が回転を始める際に、スライダやヘッドおよび記録媒体を機械的に破損させてしまう可能性を低くすることができるので、耐久性に優れたCSS方式のディスク装置を提供することができる。
また、駆動部は、支持アームの他端側に設けられたコイルとコイルに磁界を印加するマグネットとを有し、コイルに流れる電流およびマグネットから発生する磁界によって発生するローレンツ力によって支持アームの他端側を押圧する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、駆動部としていわゆるボイスコイルモータを用いて迅速な駆動を行うことができるとともに、コイルに流れる電流およびマグネットから発生する磁界によってコイルにローレンツ力を印加することができ、支持アームの他端側を押圧することのできる構成を実現できる。
さらに、マグネットを、ヘッドを記録媒体の記録面上の所定の退避領域に停止させた状態でコイルの端部が位置する側の幅が中央部の幅より大きくなるように形成した構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、ヘッドを記録媒体の記録面上の所定の退避領域に停止させた状態で、コイルの設けられた支持アームの他端側に対して大きなローレンツ力を印加することのできる構成を実現できる。
さらに、ヘッドを記録媒体の記録面上の所定の退避領域に停止させた状態で、コイルの端部がマグネットの端部よりも外側に位置するように配置した構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、マグネットからの漏れ磁界を利用することによりコイルの設けられた支持アームの他端側に対してもっとも大きなローレンツ力を印加することのできる構成を実現できる。
また、支持アームのヘッドが所定の退避領域に停止した状態で、支持アームの記録媒体の記録面に沿った方向の回動を制限する制限部を備えた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、ヘッドを所定の退避領域に停止させた状態で支持アームの動作を制限することができるので、耐衝撃性に優れた構成を実現することができる。
さらに、制限部が磁石を有し、支持アームの制限部と接触する部分が磁性体であり、制限部は、磁石の磁性力により支持アームの回動を制限する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、磁石を用いるという簡易な構成により支持アームの回動を制限することのできる構成を実現できる。
さらに、制限部が磁石に巻回されたソレノイドを有し、ソレノイドに印加される電流により発生する磁性力によって支持アームの回動制限を解除する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、磁石とソレノイドとを用いるという簡易な構成により、支持アームの回動制限および解除制御を行うことのできる構成を実現することができる。
また、制限部は、軸受部に設けられた一方向クラッチ機構である構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、機械的に磁気アームの回動制限を行うことができるとともに、停止時の耐衝撃性に優れた構成を実現することができる。
さらに、駆動部は、支持アームに弾性部によって付与された付勢力と等しい力または小さい力を低減する構成であってもよい。
このような構成とすれば、さらに、回転部の起動時に支持アームの一端側に設けられたスライダやヘッドと記録媒体との間で摩擦が発生しにくい構成を実現することができるので、耐久性に優れた構成を実現することができる。
また、弾性部は、軸受部と支持アームとの間に設けられた板バネによる構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、薄型でかつ作成しやすい弾性部を実現することができる。
また、スライダをロール方向およびピッチ方向に自在に支持するジンバル機構を支持アームに設けた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、ディスク装置の動作中において、スライダに対する記録媒体のうねり等によるロール方向またはピッチ方向の傾きを吸収することが可能な構成を実現できる。
さらに、軸受部と支持アームとの間に、一対の頂部を有するピボット軸受が設けられ、ピボット軸受の頂部を支点として、支持アームが記録面に対して垂直方向に回動可能に設けられた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、簡易な構成で支持アームの記録面に対して垂直方向の回転中心を正確に定めることができるので、ヘッドの位置決め制御をより正確に行うことが可能となる。
さらに、ピボット軸受に設けられた一対の頂部が、軸受部の軸方向および支持アームの長手方向に垂直で、軸受部の記録媒体の半径方向の回動中心を通る線上に設けられた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、支持アームの長手方向の重量バランスのよい構成を実現できる。
また、ピボット軸受の各頂部が、支持アームの長手方向の中心線に対して対称な位置に設けられた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、重量バランスのよい構成を実現することができる。
さらに、弾性部に保持された部分の重心が、支持アームの記録媒体の記録面に対して垂直方向の回動中心軸上に位置する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、外部からの衝撃等があった場合に、支持アームの不要な振動を最小限に抑えることのできる構成を実現できる。
また、軸受部は、内輪部、ボール、外輪部、ならびに、内輪部、ボールおよび外輪部を覆うように形成されたフランジ部を有し、マグネットの磁力によってフランジ部を引き付けて保持する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、軸受部に設けられたフランジ部をマグネットの磁力で引き付けて保持することにより、軸受部に必要なボールベアリングの段数を減らして、薄型化が可能となる構成を実現できる。
以上述べたように、本発明のディスク装置を用いれば、耐久性に優れたCSS方式のディスク装置を提供することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態におけるディスク装置の構成について、磁気ディスク装置の例を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23の構成を示す平面図であり、図2は本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23のヘッド支持装置9の部分を側面から見た図である。
まず、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23およびそのヘッド支持装置9の構成について説明する。図1および図2は磁気ディスク装置23の動作時、すなわち磁気記録媒体12が回転し、スライダ1が磁気記録媒体12の磁気記録可能な領域Aの最内周にある状態を示している。また、図1において、磁気ディスク装置23の停止状態を一点鎖線で示す。
本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23は、ディスク状の磁気記録媒体12と、磁気記録媒体12を回転させるスピンドルモータ5と、後述するような構成により、磁気記録媒体12の記録面に沿った方向および磁気記録媒体12の記録面に垂直な方向のそれぞれに回動可能なヘッド支持装置9と、ヘッド支持装置9の磁気記録媒体12の記録面に沿った方向の回動を制限する制限部であるキープソレノイド50とを備える。本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23は前述のCSS方式を採用しており、その停止時には、図1の一点鎖線で示したように、ヘッド支持装置9の支持アーム2の一端部分に設けられたスライダ1は、CSS領域Bにおいて磁気記録媒体12と接触している。
磁気記録媒体12は、厚み0.381mmのガラス基板上に磁気記録層をコーティングした、半径10.8mmのディスク状の磁気記録媒体12であり、磁気記録可能な領域Aは磁気記録媒体12の半径10.1mmの位置から内周側に設けられ、CSS領域Bは半径5.5mmの位置から内周側に形成されている。磁気記録媒体12の記録可能な領域Aの記録容量は約2Gバイトである。
本発明の実施の形態の磁気ディスク装置23は、図1および図2に示すように、一体の材料によって形成された支持アーム2を有するヘッド支持装置9を備えている。ここで、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23のヘッド支持装置9の構成を説明する。図3は本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23のヘッド支持装置9の部分の分解斜視図である。また、図4は、本発明の実施の形態におけるヘッド支持装置9の支持アーム2の平面図である。
図3および図4において、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23のヘッド支持装置9は、支持アーム2の中央部分が略円形状に切り抜かれ、さらに、切り抜かれた円形状の部分の周辺部におけるスライダ1が設けられた側、すなわち、図4における紙面左側(以下、一端側と記す)が半円形状に切り込まれることによって、半円環形状に保持部4aが形成されている。図2または図3に示したように、ヘッド支持装置9は、その回転軸に対して一端側の領域において、略半円環形状の保持部4aが円環形状のバネ固定部材28と挟持され、回転軸に対して紙面右側(以下、他端側と記す)において、板バネ部4と支持アーム2とが接続された構成である。支持アーム2は、後述するボイスコイルモータの作用によって磁気記録媒体12の記録面に沿った方向に回動可能となるように、その他端側をコイル3の取り付けられたコイルホルダ8に接続されている。これらの部材がカラー26とともに、軸受部10とナット27との締結によって挟持される構成となっている。
また、支持アーム2には、図2、図3または図4に示すように、一対の頂部11a、11bを有するピボット軸受部11が形成されている。支持アーム2は、バネ固定部材28とカラー26とで挟持されることにより、板バネ部4を介して軸受部10に対して弾性的に保持され、かつ一対の頂部11a、11bとバネ固定部材28とが当接する構成となる。したがって、支持アーム2はピボット軸受部11の頂部11a、11bを支点として磁気記録媒体12に対し、垂直方向に回動可能に構成される。
なお、支持アーム2のピボット軸受部11に形成された一対の頂部11a、11bは、支持アーム2が磁気記録媒体12の記録面に沿った方向に回動する際の回動中心軸方向および支持アーム2の長手方向に対して垂直で、その回動中心軸を通る線上で、支持アーム2の中心線に対して対称な位置においてバネ固定部材28と当接している。
また、図2または図3に示すように、支持アーム2は磁気ヘッド(図示せず)を設けたスライダ1をその一端側の磁気記録媒体12に対向する面に搭載している。本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23は、CSS方式を採用しているので、その磁気記録媒体12の停止時には、図1に一点鎖線で示したように、スライダ1をCSS領域Bにおいて停止させた状態で、スライダ1と磁気記録媒体12とが接触している。さらに、この磁気記録媒体12の回転停止時においては、スライダ1をCSS領域Bに停止させた状態で、コイルホルダ8を磁気的に保持するキープソレノイド50を備えている。キープソレノイド50は、棒状の磁石53にコイル51を巻回されたソレノイドであり、磁石53の磁性力によって、コイルホルダ8の磁性体部52を保持することができ、かつ、コイル51に電流を流すことにより発生する磁界が磁石53の磁性力を打ち消し、磁石53によるコイルホルダ8の磁性体部52の保持を解除することができる。このように、キープソレノイド50を備えた構成により、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23は、その停止時に支持アーム2を動かないように保持することができるので、耐衝撃性に優れた構成を実現することができる。
さらに、支持アーム2の他端側に接続されたコイルホルダ8に装着されたコイル3は、磁気ディスク装置23のシャーシ15に設けられた上ヨーク20(図1には図示せず)とマグネット19とで駆動部であるボイスコイルモータ(以下、VCMと記す)24を形成し、このVCM24の作用によって、支持アーム2は軸受部10を中心として、磁気記録媒体12に対してその半径方向に回動可能に構成されている。また、軸受部10はベアリング18を介して構成された取付ねじ7によってシャーシ15に回転自在に取り付けられている。
また、磁気記録媒体12は回転部であるスピンドルモータ5によって回転自在に支持されており、磁気ディスク装置23の記録時または再生時、つまり磁気ヘッドを搭載したスライダ1が磁気記録媒体12の磁気記録可能な領域Aにロードされた状態においては、スピンドルモータ5による磁気記録媒体12の回転により発生する空気流による浮上力と、スライダ1を磁気記録媒体12側へ付勢するヘッド支持装置9の板バネ部4による付勢力との関係により、スライダ1に搭載された磁気ヘッドは、磁気記録媒体12に対して一定の浮上量を得て記録または再生を行っている。
この場合、スライダ1には磁気記録媒体12に接近する方向に所定のロード荷重が印加される。このロード荷重はヘッド支持装置9に設けられた弾性部である板バネ部4によって付与され、板バネ部4の厚みや材質等を選択することによって任意に調整することが可能である。
また、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23においては、図2および図3に示すように、スライダ1をジンバルバネを用いたジンバル機構13によって、突起部14を介してロール方向およびピッチ方向にスライダ1を傾動可能に支持していることにより、磁気ディスク装置23の記録再生時に磁気記録媒体12のうねり等によるスライダ1の磁気記録媒体12に対するロール方向およびピッチ方向の不要な傾きをジンバル機構13によって吸収することができる。
なお、磁気記録媒体12の回転、停止、支持アーム2の磁気記録媒体12の記録面に沿った方向の回動、および、キープソレノイド50のコイル51への電流の印加はそれぞれ図1における制御部25によって制御されている(それぞれの接続については図示せず)。
ここで各部材について説明する。まず本実施の形態において、支持アーム2は金属にて一体に形成されており、例えば厚み40μmのステンレス鋼(SUS304)を用いることができる。支持アーム2の形成にはエッチング法またはプレス加工法を用いることもできる。
このような支持アーム2を用いることにより、その共振周波数を、従来の2kHz前後から10kHz前後へと非常に高周波にすることができるために、従来よりもヘッド支持装置の回動速度およびそのアクセス速度の速い磁気ディスク装置を得ることができる。また、支持アーム2の先端部には、その機械的な強度を向上するために、折曲部29が設けられている。
さらに、図3および図4に示すように、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23の支持アーム2は、高剛性を実現するために、樹脂16と一体成型されている。この成型方法としては、例えば、金型に支持アーム2を挟み込み、樹脂16を流し込んで成型する、いわゆるアウトサート成型工法を用いることが可能である。
保持部4aおよび板バネ部4は、前述のように支持アーム2の一部に略半円形状の切り込みを入れるように加工することによって作成することができる。この形成はエッチング法、もしくはプレス加工法を用いて行うことができる。なお、円環状の板バネ部4および保持部4aを金属、例えばステンレス鋼(SUS304)にてプレス加工法やエッチング法によって別途作成して、支持アーム2の他端側と溶接等の公知の方法で接続する構成としてもよい。
また、コイルホルダ8は金属、例えばAl、または樹脂材料、例えばPPS(ポリフェニルサルファイド)もしくはLCP(液晶ポリマー)等を用いて構成することができるが、少なくともキープソレノイド50によって保持される磁性体部52は、SECC等の軟磁性体によって形成することが望ましい。コイルホルダ8の形成にはAlの場合はダイカスト法またはプレス加工法を用い、PPSやLCPの場合には公知の樹脂成型方法にて行うことができる。なお、コイルホルダ8全体をSECC等の軟磁性体によって形成することも可能である。
また、上ヨーク20はSECC等の軟磁性材料からなり、プレス加工法を用いて加工、成型を行うことができる。
また、マグネット19は、ネオジウム・鉄・ボロン系の希土類磁石や、アルニコ、フェライト、ネオジウム、サマリウム・コバルト等の材料を用いて、鍛造、焼結、射出成型等の方法によって作成することができる。ここで、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23のマグネット19は、図5Aに示すように、その両端部の幅が中央部の幅よりも大きくなるように構成されている。次にこの理由について説明する。図5A〜Bは、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23におけるマグネット19とコイル3との関係を示す図であり、図5Aはその平面的な位置関係を示す図であり、図5Bはその高さ方向の位置関係およびマグネット19から発生する磁界の様子を示す図である。図5Aおよび図5Bはそれぞれ、支持アーム2に搭載されたスライダ1がもっとも磁気記録媒体12の内周側(本実施の形態においては、中心より半径約4.3mmの位置)にある場合の位置関係を示す。
まず、図5Aに示したように、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23のマグネット19は、その紙面右側(すなわち、スライダ1がもっとも内周側にある場合にコイル3の端部が重なる側)の端部領域Wの幅Wが、その中央部Eの幅Wよりも大きくなるように形成されている。このような構成において、図5Aに示したように、支持アーム2に搭載されたスライダ1がもっとも磁気記録媒体12の内周側にある場合には、マグネット19の幅の広い端部領域Wとコイル3とが重なった位置にあり、マグネット19のN極から発生した磁界は、マグネット19の中央部では直接上ヨーク20に向かうが、マグネット19の周辺部では、図5Bに示したように、一部の磁界はマグネット19からキープソレノイド50のS極の方向に向かう。すなわちマグネット19の端部では水平方向に外向き(図5Bにおける紙面右方向)の磁界(いわゆる漏れ磁界)が発生する。この水平方向の漏れ磁界がコイル3にも印加される。
コイル3には所定の方向(図5Bにおいて紙面に対して垂直に向かう方向)に電流が流れているため、マグネット19からの漏れ磁界の影響によって、コイル3に下向きのローレンツ力が印加される。したがって、コイル3は図5Bにおける下向き、すなわち上ヨーク20から離れる方向に付勢される。ここで、本発明の実施の形態における支持アーム2は、前述のとおり一対の頂部11a、11bによって磁気記録媒体12の記録面に対して垂直な方向に回動可能であるので、コイル3が上ヨーク20から離れる方向に付勢された場合、結果的には支持アーム2のスライダ1を搭載した一端側が磁気記録媒体12に対して離間する方向の力が働く。
図6A〜Bは、本発明の実施の形態の磁気ディスク装置23における、支持アーム2のコイル3の設けられた他端側に印加される単位電流当たりのトルクを縦軸にとり、支持アーム2の回動角度(支持アーム2の先端部分が磁気記録媒体12における磁気記録可能な領域Aの中心に位置するときを0°として)を横軸にとった図である。図6Aが水平方向のトルク、図6Bが垂直方向のトルクをそれぞれ示す。なお、それぞれの図面の横軸は、値が大きくなる程スライダ1が磁気記録媒体12の内周方向への移動した状態、すなわち、コイル3が外周方向へ移動した状態を示す。また図6Bには前述の記録可能な領域AおよびCSS領域Bに対応する領域を示している。
まず図6Aに示したように、コイル3に水平方向に印加される単位電流当たりのトルクは支持アーム2の回動角度を問わず、水平方向でほぼ一定であるが、図6Bに示したように、コイル3に垂直方向に単位電流当たり印加されるトルクは、支持アーム2の回動角度における中央部では大きく変化しないものの、その両端部においては大きく変化する。この変化している領域において、コイル3は上下方向に付勢される。すなわち、コイル3が外周側にあるとき(スライダ1が磁気記録媒体12の内周側にあるとき)には、コイル3に対して下向きの力(上ヨーク20から離れる方向の力)が印加され、逆にコイル3が内周側にあるとき(スライダ1が磁気記録媒体12の外周側にあるとき)には、コイル3に対して上向きの力が印加される。この垂直方向のトルクの大きさはマグネット19の両端部の幅を調整することによって調整することが可能である。マグネット19の端部の幅を大きくすれば、マグネット19からの磁界の影響をうける領域の面積が大きくなるので、その分垂直方向に発生するトルクを大きくすることが可能である。
この垂直方向の発生トルク量を最大にするためには、図5Aに示したように、上から見たと仮定した場合に、マグネット19の幅Wが広くなった端部領域Wのもっとも端の部分(図5A紙面右側端部)と、コイル3の端部(図5A紙面右側)の幅Dの中心線とが略一致する配置とすれば、もっとも大きなトルクを得ることができる。
逆に、支持アーム2に設けられたスライダ1が磁気記録媒体12のもっとも外周側にある場合、すなわちコイル3が磁気記録媒体12側に位置する場合には、安定した信号の書き込みまたは読み出しを行うために、このような垂直トルクの発生をなるべく抑制することが必要である。
このため、スライダ1が磁気記録媒体12のもっとも外周側にある場合には、マグネット19とコイル3とを図7A〜Bに示すような関係に配置することが望ましい。図7は本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23において、支持アーム2に保持されたスライダ1がもっとも外周側にある場合のマグネット19とコイル3との関係を示す図であり、図7Aはその平面的な位置関係を示す図であり、図7Bはその高さ方向の位置関係およびマグネット19から発生する磁界の様子を示す図である。図7Aおよび図7Bはそれぞれ、支持アーム2に搭載されたスライダ1がもっとも磁気記録媒体12の外周側(本実施の形態においては、中心より半径約10.1mmの位置)にある場合の位置関係を示す。
図7Aに示したように、スライダ(図示しない)がもっとも外周側に位置する場合には、マグネット19の内周側の内側の端部19aがコイル3の幅Cの中心線に略一致することが望ましい。このような構成とすることにより、図7Bに示すように、上ヨーク20からマグネット19の端部19aのS極に向かう磁界は、コイル3の存在する領域では傾きを生じるが、この磁界は、コイル3に生じる垂直力を抑制する効果があり、垂直方向のトルクは発生しにくいこととなる。すなわち、図6Bにおける、例えば領域Aおよび領域Bで示した領域のように、外周側で垂直トルクが発生し、内周側で垂直トルクが発生しないような領域で使用することにより、コイル3が磁気記録媒体12から離れた位置(スライダ1が最内周にある位置)に限って垂直方向のトルクを発生させることが可能となる。
このようにマグネット19およびコイル3を構成することにより、コイル3の外周側で、マグネット19からキープソレノイド50の方向に向かう漏れ磁界とコイル3に印加される電流とによって発生するローレンツ力によって、磁気ヘッドを搭載したスライダ1がCSS領域Bに入ったときに、スライダ1に対して板バネ部4によって印加されていた下向き(磁気記録媒体12に接近する方向)の付勢力を低減することが可能である。これによって、CSS領域Bにおけるスライダ1と磁気記録媒体12との吸着の問題や、スピンドルモータ5の起動時のスライダ1や磁気ヘッドと磁気記録媒体12との摩擦の問題も発生しにくくなり、耐久性に優れた構成を実現できる。
さらに、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23の構成により、その起動時にスピンドルモータ5に必要なトルクが小さくて済むので、低消費電力化やスピンドルモータ5の小型化が可能となる。さらに、この構成によれば、スピンドルモータ5の起動時または停止時における磁気記録媒体12とスライダ1との摩擦によって磁気記録媒体12を損傷する可能性を低くすることができるので、磁気記録媒体12の損傷が少なくて済み、長寿命化を図ることが可能である。このように、本発明の実施の形態の磁気ディスク装置23を構成すれば、従来のCSS方式のディスク装置と比較して、約10倍の長寿命化が可能であることが分かった。
なお、本発明の実施の形態においては、磁気ディスク装置23において、キープソレノイド50を備えた構成であるとして説明を行ったが、本発明は必ずしもキープソレノイド50を備えた構成に限定されるものではない。キープソレノイド50を備えた構成とすれば、磁石53の磁極の向きによって、マグネット19からの漏れ磁界を発生させやすくできるので実用性に優れるが、キープソレノイド50を備えない構成であっても、図5Bに示したようなマグネット19から水平方向の漏れ磁界は発生するので、この漏れ磁界を利用してコイル3に垂直方向のトルクを発生させることが可能である。
なお、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23における各部材間の接続については、スポット溶接法、超音波溶接法、レーザ溶接法等の公知の方法で行うことができる。なお、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23は、各部材の製造方法、または各部材間の接続方法によって、何ら限定されるものではない。
さらに、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23によれば、ヘッド支持装置9を上述の構成にすることにより、支持アーム2を剛性の高い材料で形成することができる。このため、ヘッド支持装置9の軸受部10から、バネ固定部材28、ピボット軸受部11の各頂部11a、11bから支持アーム2のスライダ1が形成される領域にいたるまでの全領域において、高剛性を実現することができる。
また、支持アーム2を高剛性な材料で形成すれば、外部からの衝撃等への耐衝撃性が向上するだけでなく、支持アーム2の共振周波数を高くすることができる。これにより従来から問題となっていた振動モードが発生せず、セトリング動作が必要ないので、高速な支持アーム2の回動および位置決めが可能となり磁気ディスク装置23のアクセス速度を向上することが可能となる。
また弾性部である板バネ部4の厚み、材質等を変更することにより、板バネ部4の強度およびバネ定数を選定することが可能となる。
また、ヘッド支持装置9のうち、板バネ部4によって保持された部分の重心位置、例えばVCM24によって回動を行う場合には、コイル3とコイルホルダ8とを装着した状態での支持アーム2の重心位置を、支持アーム2の磁気記録媒体12の記録面に沿った方向の回動軸と磁気記録媒体12の記録面に対して垂直方向の回動軸との交点と同一、つまり支持アーム2とピボット軸受部11の各頂部11a、11bとが当接する点を結ぶ線上の中点(図4に示すP点)と実質的に同じ位置となるようにヘッド支持装置9を設計することにより、外部からの衝撃等に対して振動の少ない安定したヘッド支持装置を提供することが可能となる。この場合、もっとも耐衝撃性の大きいヘッド支持装置を提供することができるが、製造上の誤差等多少のずれは実用上問題ない。
次に、本発明の実施の形態の磁気ディスク装置23における、磁気ヘッドを退避させるための手段、およびその動作について説明する。
図1および図2において、前述のように、磁気記録媒体12の内周の所定領域には、支持アーム2の一端側に設けられたスライダ1を退避させるためのCSS領域Bが設けられている。
CSS領域Bは、磁気記録媒体12の磁気記録可能な領域Aと比較して、表面が粗く形成されており、スライダ1または磁気ヘッドと磁気記録媒体12との吸着が起こりにくくなるように構成されている。
磁気記録媒体12が回転を停止する際には、支持アーム2のスライダ1が設けられた一端側は、VCM24の作用によって磁気記録媒体12の内側に向かって回動して、支持アーム2の一端側に設けられたスライダ1は、磁気記録媒体12の回転を低下させると、空気流が衰勢して浮上力が減少するので、ついにスライダ1は、領域Bにおいて磁気記録媒体12と接触して、その状態で停止する。
また、図2に示すように、本発明の実施の形態の磁気ディスク装置23のヘッド支持装置9においては、コイル3はマグネット19と上ヨーク20とに挟まれて構成されているが、前述のように、支持アーム2の一端側が内周側にあり、コイル3が設けられた他端側が、図5Aに示すような状態で支持アーム2をさらに内側へ駆動する電流が加えられた場合、コイル3に対してマグネット19に近づく方向の付勢力が印加されるために、ヘッド支持装置9の他端側部分が押下され、一端側部分に板バネ部4によって印加されていた磁気記録媒体12に接近する方向の付勢力が低減される。
このような構成にすることにより、支持アーム2を磁気記録媒体12の半径方向内側に回動させて、スライダ1をCSS領域Bに退避させる際には、マグネット19の発生する磁界とコイル3に流れる電流との関係により、ローレンツ力が発生し、コイルホルダ8が上ヨーク20から離間する方向に付勢されることにより、スライダ1または磁気ヘッドと磁気記録媒体12間の摩擦力を小さくすることができる。これにより、磁気ディスク装置23の起動時に、磁気記録媒体12を回転させる際の、スピンドルモータ5にかかる負荷を低減させることができるとともに、スライダ1または磁気ヘッドによる磁気記録媒体12の破損を防止することが可能となる。さらに、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23の停止時においては、この状態でスライダ1は領域Bに接触して保持され、支持アーム2のスライダ1が形成された一端部分には、磁気記録媒体12から離反する方向の付勢力が付与されるために、スライダ1または磁気ヘッドと磁気記録媒体12との摩擦力は小さくなり、磁気ヘッドまたはスライダ1と磁気記録媒体12とは吸着しにくくなるので、起動する際のスピンドルモータ5に必要なトルクを従来に比べて飛躍的に小さくすることが可能となる。これによってスピンドルモータ5に必要なトルクを小さくすることができるので、磁気ディスク装置23全体が小型化した場合にも、スピンドルモータ5の部分を必要なトルクを満たしつつ小型化することが可能であり、よって磁気ディスク装置23全体を小型、薄形化することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態の磁気ディスク装置23において、そのシャーシ15は、SDメモリーカードの外形寸法と同一寸法になるように形成されており、その寸法は図1または図2中の長さ(L)が32ミリ、幅(W)が24ミリ、高さ(H)が2.1ミリに形成されている。なお、高さ(厚み)については、2.1mmが実現可能であることから、2.1mmや3.3mm等、磁気ディスク装置23を搭載する側の要請により適宜選択して設計することができる。
また、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23によれば、マグネット19の形状を適宜設計することにより、マグネット19の作用によってコイルホルダ8に発生する付勢力を支持アーム2にかかる板バネ部4によって付与された荷重と同等、または若干小さい荷重に設計することが可能である。
このように設計すれば、磁気ヘッドまたはスライダ1と磁気記録媒体12との摺動負荷を極小にすることができるので、スピンドルモータ5の起動時の負荷をもっとも低減することができ、磁気ディスク装置23の小型化、薄形化をもっとも効果的に行うことができる。
さらには、コイルホルダ8に発生する付勢力を支持アーム2にかかる板バネ部4によって付与された荷重よりも大きくすることも可能である。これにより、スライダ1を磁気記録媒体12から離間した状態で保持することが可能となる。
さらに、本発明の実施の形態においては、ピボット軸受部11が支持アーム2に上向きの一対の頂部11a、11bを有する構成であるとして説明を行ったが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、バネ固定部材28に、下向きの一対の頂部を有するピボット軸受部11を有する構成であってもよい。
さらに、本発明の実施の形態においては、図2、図3および図4に示したように、支持アーム2が一対の頂部11a、11bを有するピボット軸受部11を備えた構成である例を示したが、本発明のディスク装置は頂部の形状11a、11bをこの例に限定されるものではない。例えば、楔形の凸部や、U字型等、支持アーム2が磁気記録媒体12の記録面に対して垂直方向に回動するときに支点となる形状であれば、他のいかなる形状の頂部を備えたピボット軸受部11を用いてもよい。
さらに、本発明の実施の形態においては、マグネット19の形状を、図1、図5Aおよび図7Aに示した形状であるとして説明を行ったが、本発明のディスク装置はこのマグネット形状に限定されるものではない。図8A〜Cは、本発明の実施の形態における磁気ディスク装置23のマグネットの他の例を示す図である。
図8Aおよび図8Cは、マグネット61、63の外周側(紙面右側)の端部の幅を大きく形成した例であり、図8Bは、マグネット62の両端部の幅をそれぞれ大きく形成した例であり、これらのマグネット61〜63を用いても、本発明の実施の形態におけるマグネット19と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態においては、CSS領域Bが磁気記録媒体12の内周部に設けられた場合を示したが、CSS領域Bが磁気記録媒体12の外周部に設けられた場合においても、マグネット19をヘッド支持装置9より図1における紙面に向かって左側の端部の幅が中央部の幅よりも広くなるように形成し、さらに、キープソレノイド50をヘッド支持装置9の左側に配置し、かつ、図2におけるマグネット19と上ヨーク20との上下の位置関係を逆に配置することによって、全く同様の効果を奏する。
さらに、本発明の実施の形態においては、支持アーム2の磁気記録媒体12の記録面に沿った方向の回動を制限する制限部の例として、キープソレノイド50を用いて説明を行ったが、本発明の制限部はこの例に限定されるものではない。図9は、本発明の実施の形態における制限部の他の例の平面構成を示す図である。
図9に示したように、本発明の実施の形態における制限部の他の例では、その支持アーム2の軸受部110に、いわゆる一方向クラッチ機構を用いている。軸受部110は、各構成要素をシャーシ15(図9には図示せず)に取り付けられる取付ねじ107、取付ねじ107によってシャーシ15に取り付けられる内輪部121、内輪部121に対して、複数のボール118によって回転自在に保持される外輪部109、外輪部109のさらに外側に設けられ、シャーシ15に固定され、凹部181を有する固定カム部119、外輪部109と接続されるとともに、固定カム部119の凹部181に対応するように設けられた突出部180を有する可動カム部120、ならびに、可動カム部120の突出部180と接触するように、固定カム部119の凹部181に配置された外側ボール130を備えている。なお、支持アーム2は、軸受部110の外輪部109または可動カム部120に取り付けられており、外輪部109および可動カム部120の回動とともに回動する。なお、可動カム部120は金属および樹脂のいずれによっても作成することが可能である。
図9に示した制限部は、可動カム部180の突出部180と外側ボール130とが接触した状態を示し、この状態において、支持アーム2のスライダ1に設けられた磁気ヘッドがCSS領域B上に配置されるものとする。また、図9において、磁気ヘッドが磁気記録媒体上の記録可能な領域A上に位置するときには、可動カム部120の突出部180が設けられた点Pが、外側ボール130と当接しない範囲αを回転移動するものとする。
このような構成とすることにより、図9に示した構成によれば、通常の記録または再生時、すなわち、磁気ヘッドが磁気記録媒体12上の記録可能な領域Aに位置するときには、可動カム部120は範囲α内を自在に回転するとともに、その停止時、すなわち、磁気ヘッドが磁気記録媒体12上のCSS領域に位置するときには、図9に示したように、可動カム部120の突出部180と固定カム部119に配置された外側ボール130とが接触した状態で保持されるので、磁力を発生させるために電気を印加したりする必要がなく、機械的に可動カム部120の動きを停止させ、支持アーム2を保持することが可能となる。さらに、図9に示したような一方向クラッチ機構によれば、その磁気ディスク装置23の停止時に、落下等にともなう外部からの衝撃等が印加された場合にも、外側ボール130と可動カム部120の突出部180には同じ方向(例えば、図面における矢印方向)に慣性力が印加されるので、外側ボール130と可動カム部120の突出部180とが喰い込み、可動カム部120がロックされるので、耐衝撃性に優れた構成を実現することができる。
また、本発明の実施の形態の磁気ディスク装置23においては、その軸受部の厚み方向の構造について、特に説明を行わず、公知の構成を適用可能であるとして説明を行った。しかしながら、磁気ディスク装置23の高さ(H)を薄く形成しようとすれば、例えば図10に示したような構成の軸受部を用いることができる。図10は、本発明の実施の形態における軸受部の別の例の断面構成を示す図である。
図10に示したように、本発明の実施の形態における軸受部205は、シャーシ215に対して各構成要素を固定する固定ねじ207、固定ねじ207によってねじ止めされるカラー208、カラー208に取り付けられた内輪部211、内輪部211に対して、複数のボール210を介して回転自在に保持される外輪部212、および、外輪部212の図面における上側を覆うように、かつ、軸受部205の図面における両側に張り出した形状のフランジ部216を備えている。また、フランジ部216は軟磁性体を用いて形成されるとともに、マグネット206がフランジ部216の図面における右側の直下にまで張り出している。さらに、フランジ部216の図面における左側の直下にも、補助用のマグネット217を配置している。また、支持アーム2は、フランジ部216の図面における上側に設けられている。
図10に示したような構成によれば、フランジ部216を、マグネット206およびマグネット217の磁力によって、シャーシ215側に引き付けることができるので、ボール210を複数段設ける必要がなく、一段設けることにより、内輪部211と外輪部212との位置関係を保持し、外れにくくすることができるので、軸受部205の部分を薄型化することができ、磁気ディスク装置全体の薄型化に大きく寄与することができる。
なお、本発明の実施の形態においては、磁気ヘッドを用いた磁気ディスク装置について説明したが、本発明のディスク装置は、非接触型のディスク記録再生装置、例えば光ディスク装置や光磁気ディスク装置等として用いた場合も同様の効果を有するものである。
本発明に係るディスク装置によれば、耐久性に優れたCSS方式のディスク装置を提供することができるという効果を奏することができるので、磁気ヘッド、光ヘッド、または光磁気ヘッド等の浮上型ヘッドを用いたディスク装置、特にCSS方式のヘッド支持装置を有するディスク装置等として有用である。
本発明の実施の形態における磁気ディスク装置の構成を示す平面図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置のヘッド支持装置の部分を側面から見た図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置のヘッド支持装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態におけるヘッド支持装置の支持アームの平面図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置におけるマグネットとコイルとのその平面的な位置関係を示す図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置におけるマグネットとコイルとの高さ方向の位置関係、および、マグネットから発生する磁界の様子を示す図 本発明の実施の形態の磁気ディスク装置における、支持アームのコイルの設けられた他端側に印加される単位電流当たりの水平方向のトルクを縦軸にとり、支持アームの回動角度を横軸にとった図 本発明の実施の形態の磁気ディスク装置における、支持アームのコイルの設けられた他端側に印加される単位電流当たりの垂直方向のトルクを縦軸にとり、支持アームの回動角度を横軸にとった図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置において、支持アームに保持されたスライダがもっとも外周側にある場合のマグネットとコイルとの平面的な位置関係を示す図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置において、支持アームに保持されたスライダがもっとも外周側にある場合のマグネットとコイルとの高さ方向の位置関係、および、マグネットから発生する磁界の様子を示す図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置のマグネットの他の例を示す図であり、マグネットの外周側(紙面右側)の端部の幅を大きく形成した例を示す図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置のマグネットの他の例を示す図であり、マグネットの両端部の幅をそれぞれ大きく形成した例を示す図 本発明の実施の形態における磁気ディスク装置のマグネットの他の例を示す図であり、マグネットの外周側(紙面右側)の端部の幅を大きく形成した例を示す図 本発明の実施の形態における制限部の他の例の平面構成を示す図 本発明の実施の形態における軸受部の別の例の断面構成を示す図 従来のL/UL方式の磁気ディスク装置の構成を示す概略斜視図 従来のCSS方式を採用した磁気ディスク装置の構成の例を示す図
符号の説明
1 スライダ
2 支持アーム
3,51 コイル
4 板バネ部
4a 保持部
5 スピンドルモータ
7,107 取付ねじ
8 コイルホルダ
9 ヘッド支持装置
10,110,205 軸受部
11 ピボット軸受部
11a,11b 頂部
12 磁気記録媒体
13 ジンバル機構
14 突起部
15,215 シャーシ
16 樹脂
18 ベアリング
19,61,62,63,206,217 マグネット
19a 端部
20 上ヨーク
23 磁気ディスク装置
24 VCM(ボイスコイルモータ)
25 制御部
26 カラー
27 ナット
28 バネ固定部材
29 折曲部
50 キープソレノイド
52 磁性体部
53 磁石
109,212 外輪部
118,210 ボール
119 固定カム部
120 可動カム部
121,211 内輪部
130 外側ボール
180 突出部
181 凹部
207 固定ねじ
208 カラー
216 フランジ部

Claims (4)

  1. 回転自在に支持された記録媒体と、
    前記記録媒体を回転させる回転部と、
    ヘッドを搭載したスライダと、
    前記スライダを一端側の前記記録媒体に対向すべき面に有する支持アームと、
    前記支持アームを前記記録媒体の記録面に沿った方向および前記記録面に対して垂直な方向のそれぞれに回動可能に保持する軸受部と、
    前記支持アームの前記一端側に前記記録媒体と接近する方向の付勢力を付与する弾性部と、
    前記支持アームを前記記録媒体の前記記録面に沿った方向に回動させる駆動部とを備え、前記駆動部は、前記支持アームを前記記録媒体の前記記録面に沿った方向に回動させて、前記ヘッドを前記記録媒体の前記記録面上の所定の退避領域において停止させる際に、前記支持アームの他端側を押圧することにより、前記支持アームの前記一端側に前記弾性部によって付与された付勢力を低減させ
    前記駆動部は、前記支持アームの前記他端側に設けられたコイルと前記コイルに磁界を印加するマグネットとを有し、前記コイルに流れる電流および前記マグネットから発生する磁界によって発生するローレンツ力によって前記支持アームの前記他端側を押圧し、
    前記マグネットを、前記ヘッドを前記記録媒体の前記記録面上の前記所定の退避領域に停止させた状態で前記コイルの端部が位置する側の幅が中央部の幅より大きくなるように形成し、
    前記ヘッドを前記記録媒体の前記記録面上の前記所定の退避領域に停止させた状態で、前記コイルの端部が前記マグネットの端部よりも外側に位置するように配置し、
    前記支持アームの前記ヘッドが前記所定の退避領域に停止した状態で、前記支持アームの前記記録媒体の前記記録面に沿った方向の回動を制限する制限部をさらに備え、
    前記制限部は、前記軸受部に設けられた一方向クラッチ機構であるディスク装置。
  2. 前記制限部が磁石を有し、前記支持アームの前記制限部と接触する部分が磁性体であり、前記制限部は、前記磁石の磁性力により前記支持アームの回動を制限する請求項に記載のディスク装置。
  3. 前記制限部が前記磁石に巻回されたソレノイドを有し、前記ソレノイドに印加される電流により発生する磁性力によって前記支持アームの回動制限を解除する請求項に記載のディスク装置。
  4. 回転自在に支持された記録媒体と、
    前記記録媒体を回転させる回転部と、
    ヘッドを搭載したスライダと、
    前記スライダを一端側の前記記録媒体に対向すべき面に有する支持アームと、
    前記支持アームを前記記録媒体の記録面に沿った方向および前記記録面に対して垂直な方向のそれぞれに回動可能に保持する軸受部と、
    前記支持アームの前記一端側に前記記録媒体と接近する方向の付勢力を付与する弾性部と、
    前記支持アームを前記記録媒体の前記記録面に沿った方向に回動させる駆動部とを備え、前記駆動部は、前記支持アームを前記記録媒体の前記記録面に沿った方向に回動させて、前記ヘッドを前記記録媒体の前記記録面上の所定の退避領域において停止させる際に、前記支持アームの他端側を押圧することにより、前記支持アームの前記一端側に前記弾性部によって付与された付勢力を低減させ、
    前記駆動部は、前記支持アームの前記他端側に設けられたコイルと前記コイルに磁界を印加するマグネットとを有し、前記コイルに流れる電流および前記マグネットから発生する磁界によって発生するローレンツ力によって前記支持アームの前記他端側を押圧し、
    前記マグネットを、前記ヘッドを前記記録媒体の前記記録面上の前記所定の退避領域に停止させた状態で前記コイルの端部が位置する側の幅が中央部の幅より大きくなるように形成し、
    前記ヘッドを前記記録媒体の前記記録面上の前記所定の退避領域に停止させた状態で、前記コイルの端部が前記マグネットの端部よりも外側に位置するように配置し、
    前記軸受部は、内輪部、ボール、外輪部、ならびに、前記内輪部、前記ボールおよび前記外輪部を覆うように形成されたフランジ部を有し、前記マグネットの磁力によって前記フランジ部を引き付けて保持するディスク装置
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