JP4485620B2 - 配電盤自動試験装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力施設に据え付けられた閉鎖配電盤の各種動作試験を自動で行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
配電盤は全電気設備の中枢であり、これを常に最良の状態に維持しておくためには、定期的に精密な点検や試験、手入れを行い、保守に万全を期す必要がある。配電盤の点検や試験には配電盤の形態などに応じて各種の方法があるが、方法毎に測定条件や範囲などが異なり、安全対策上細心の注意を払う必要もあることから、多くの複雑な作業を行わなければならず、これらは殆ど手作業に頼っているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
配電盤の点検や試験には、多くの設定や煩雑な機器操作が必要なため手間がかかり、とりわけ配電盤に供給する過電流や地絡電流をスライダックを調節して擬似的に作りだす作業などは殆ど手作業で行われ、試験作業全体として多くの時間と人手を要し、作業効率が悪いという問題があった。
また、点検や試験終了後は直ちに試験記録を作成し、これを次回の点検などの参考に供するなどのため整理保管しておく必要があるが、前記の通り試験が手作業で行われることから試験データの記録や作成も手作業で行わなければならず、データ整理や保存の便宜が悪いという問題があった。
【0004】
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、配電盤の動作試験を自動で高精度に且つ効率的に行え、データの整理や保存にも手間をとらず、試験作業の省力化が図れるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明の試験装置は、データの入力処理を行う入力部と処理データを表示出力する表示部と試験条件データが格納された記憶部とを備え、配電盤試験の試験条件の設定や試験条件データの送信、試験結果データの受信、これらデータの表示出力や保存などの試験情報の処理機能を備えたデータ管理手段と、
被試験配電盤に供給される試験電流を生成する試験電流生成手段と、
配電盤の試験信号入力端子に接続されていて試験条件に合わせて制御信号又は前記試験電流生成手段で生成された試験電流を配電盤に出力する信号切替手段と、
試験作動手順を規定したプログラムが格納された記憶部を備えていてデータ管理手段から試験条件データを受けて前記試験電流生成手段と信号切替手段を制御して配電盤の試験を行い、信号切替手段を介して配電盤から出力される試験結果データを受け、これをデータ管理手段に送る制御手段とを備えるとともに、前記試験信号生成手段、信号切替手段及び制御手段が配電盤箱内に配電盤とともに収納して構成された配電盤自動試験装置において、
データ管理手段の表示部に試験準備確認画面を表示させるとともに、入力部による試験条件の設定を受け付けて設定内容を試験条件ファイルとして記憶部に保存する工程と、
データ管理手段の入力部からの試験開始操作に応じてデータ管理手段が前記設定された試験条件ファイルから試験情報データを作成し、制御手段に送信する工程と、
制御手段が信号切替手段を制御して配電盤制御信号を配電盤に出力し、遮断器入り試験では配電盤に遮断器入り指令を、遮断器切り試験では配電盤に遮断器切り指令をそれぞれ出力し、配電盤から出力される配電盤状態信号によって前記指令出力から遮断器が作動するまでの時間を測定するとともに試験結果データとしてデータ管理手段へ送信する工程と、
試験結果データを受信したデータ管理手段が配電盤の動作が正常であるか否かの判定とともに試験結果データを表示部に表示出力するとともに試験記録として記憶部に保存する工程とからなる遮断器の動作試験の実行機能を備えたことを特徴とする。
また、前記構成の試験装置において、データ管理手段から出力される試験回路の抵抗測定指令を受信した制御手段が試験電流生成手段と信号切替手段を制御して試験回路の抵抗を検出し、検出結果を制御手段からデータ管理手段へ送信する工程と、
データ管理手段の表示部に試験準備確認画面を表示させるとともに、入力部による試験条件の設定を受け付けて設定内容を試験条件ファイルとして記憶部に保存する工程と、
データ管理手段の入力部からの試験開始操作に応じてデータ管理手段が前記設定された試験条件ファイルから試験情報データを作成し、制御手段に送信する工程と、
制御手段が信号切替手段を制御して配電盤制御信号を配電盤に出力し、配電盤の遮断器を投入するとともに当該配電盤のR相又はT相に対応した保護継電器が投入されるように設定する工程と、
制御手段が試験電流生成手段と信号切替手段を制御して試験電流を遮断器に付勢する工程と、
制御手段が前記試験電流の付勢から遮断器が開放するまでの時間を測定するとともに試験結果データとしてデータ管理手段へ送信する工程と、
試験結果データを受信したデータ管理手段が配電盤の動作が正常であるか否かの判定とともに試験結果データを表示部に表示出力するとともに試験記録として記憶部に保存する工程とからなる過電流試験の実行機能を備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明の試験装置は、データ管理手段で設定された試験条件データを制御手段に送り、制御手段では試験条件データに基づき試験電流生成手段又は信号切替手段を制御し、配電盤の試験信号入力端子に制御信号や試験信号を供給して配電盤を作動させるとともに制御手段において配電盤の性能特性パラメータを測定し、試験を自動で行わしめる。試験結果は制御手段からデータ管理手段に送られ、データ管理手段において、表示出力や保存などのデータの処理を行う。
【0007】
前記構成において、試験信号生成手段、信号切替手段及び制御手段が配電盤箱内に配電盤とともに収納されていることが好ましい。
【0008】
電力施設据え付け時に、各手段を配電盤に一体に収納しておけば、データ管理手段を施設内に持ち込み、制御手段との間でデータの送受が行えるようにさえしておけば、他の機器や装置を持ち込む必要がなく、測定系をセッティングする手間が省けるとともに配電盤周囲に他の機器等を設置するスペースが不要なのでスペース効率も向上し、また、何時でも試験を行えるように構成しておくことで、使用機器及び試験手順の統一化が図られ、そのため試験結果のバラツキが少なくなる。
【0009】
前記構成において、データ管理手段は、データの入力処理を行う入力部と、処理データを表示出力する表示部と、試験条件データが格納された記憶部を備え、表示部に試験条件データを表示させながら試験条件の設定を行い、設定された試験条件を試験条件データとして制御手段に送信し、試験の実行により制御手段から入力される試験結果データを表示部に表示処理するように構成することが好ましい。
【0010】
試験条件データと試験結果データが表示されていれば、試験実行前には試験条件の設定が適正か否か、試験後は試験結果が良好か否かをその場で容易に確認でき、誤った条件で試験をするなどの作業の無駄がなくなり、より省略化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な一実施形態を図面を参照して説明する。
図1には本実施形態の配電盤自動試験装置の全体構成のブロック図が示されている。この試験装置は、配電盤の試験を自動で行う検測ユニット1と、試験情報を管理するデータ管理手段としてのデータ管理パソコン2を備え、配電盤の試験の内、遮断器の動作試験、過電流R相、過電流T相試験及び地絡試験の各試験が自動で行えるように構成されている。
【0012】
なお、遮断器の動作試験とは、配電盤の遮断器を制御し、遮断器が正常に目標時間内で動作するか否かを確認する試験であり、遮断器の開放から投入への動作を確認する入り試験と、投入から開放への動作を確認する切り試験とがある。過電流R相、過電流T相試験とは、所定の大きさの過電流を配電盤の保護継電器の過電流入力端子に供給し、これと対応する遮断器が正常に目標時間内で開放状態に動作するか否かを確認する試験である。また、地絡試験も過電流R相、T相試験と同様に、過電流を地絡電流入力端子に供給し、対応する遮断器が正常に目標時間内で開放状態に動作するか否かを確認する試験である。地絡試験には地絡継電器試験と地絡方向継電器試験とがある。
【0013】
検測ユニット1は、試験信号生成手段としての電源ユニット11と、信号切替手段としての切替ユニット12と、これら処理手段を制御する制御手段としてのコントロールユニット13から構成されており、電力設備の箱内に配電盤3とともに一体に組み込まれている。
【0014】
電源ユニット11は、図2に示されているように、スライダック111、電流計112、電圧計113、抵抗測定用切替リレー114、試験電流制御用リレー115、及びR相、T相、地絡の各電流選択用リレー116,117,118を備え、コントロールユニット13からの制御信号を受けて、予め試験配電盤の試験回路の抵抗を測定した上で、目的の大きさの試験電流11aを切替ユニット12を介して配電盤3に供給するように構成されている。
詳しくは、スライダック111はコントロールユニット13からの制御信号13aを受けて所定の電圧を出力し、抵抗測定用切替リレー114、試験電流制御用リレー115及び各電流選択用リレー116〜118の各リレーもコントロールユニット13の制御信号13b〜13dを受けてその接点が切替えられ、また、電流計112と電圧計113はスライダック111から出力される電流及び電圧の大きさを測定してコントロールユニット13に検出信号13e,13fを出力して通知するように設定されている。試験回路の抵抗を測定する手順は後述する。
【0015】
切替ユニット12は、電力設備の箱内に収納された配電盤3に対応した数だけ備えられ、各々コントロールユニット13、電源ユニット11及び配電盤3と電気的に接続し、コントロールユニット13と電源ユニット11の出力信号を配電盤3に出力する一方、試験結果として配電盤3から出力される配電盤状態信号3aをコントロールユニット13へ出力するように構成されている。
詳しくは、図3に示されているように、切替ユニット12は複数のリレー回路121〜129を備え、これらリレー回路を介して配電盤3と接続し、コントロールユニット13から入力される配電盤制御信号13g、不足電圧I制御信号13h、不足電圧II制御信号13i、地絡電圧制御信号13jの各信号、及び電源ユニット11から入力されるR相、T相の過電流と地絡電流などの試験電流11aを、コントロールユニット13から盤選択信号13kが入力されたときにリレー回路121〜126の接点を閉じて配電盤4側へ出力し、また、配電盤3から出力される配電盤状態信号3aをコントロールユニット13へ出力するように設定されている。不足電圧I制御信号13h、不足電圧II制御信号13i及び地絡電圧制御信号13jの各信号はさらにリレー回路127〜129の接点を閉じて配電盤3に入力する。
これらコントロールユニット13と電源ユニット11から出力される各信号は、各切替ユニット12に並列的に入力されており、コントロールユニット13により選択された試験対象の配電盤3と接続する切替ユニット12のみに盤選択信号13kを入力することにより、該当の切替ユニット12前記リレー回路を作動させ、配電盤3に前記各信号を出力するように設定されている。
【0016】
コントロールユニット13は、主制御部、データ管理パソコン2との間でデータの送受信を行うシリアル通信制御部、検測ユニット1の試験作動手順を規定したシーケンスプログラムが格納された記憶部を備え(何れも図示せず)、データ管理パソコン2から送信される試験条件データに従い電源ユニット11と切替ユニット12に前述の制御信号を出力して配電盤3の試験を所定のシーケンスで行わせしめ、配電盤3から出力された試験結果データをデータ管理パソコン2に送信するように構成されている。
【0017】
これら検測ユニット1の各ユニットは配電盤とともに箱内に収納され、図4に示されているように、各々の信号入出力端子をケーブル類で接続してある。具体的には、コントロールユニット13はデータ管理パソコン2とシリアルケーブル1aで、電源ユニット11とはケーブル1bでそれぞれ接続してある。また、各切替ユニット12とコントロールユニット13とはケーブル1c,1dにより、電源ユニット11とはケーブル1e,1fによりデイジーチェーン式に並列に接続してある。
なお、各配電盤3には、遮断器の操作端子や補助接点端子、試験端子、断路器等の補助接点端子と接続した試験電流入力端子31が設けられており、この端子と切替ユニット12とをケーブル1g,1hで接続してある。
【0018】
データ管理パソコン2は、図1に示されているように、主制御部21に記憶部22が接続されているとともに、入出力制御部23を介してキーボード及びマウスからなる入力部24、試験情報などの処理データをモニタする表示部25、検測ユニット1との間でデータの送受信を行うシリアル通信制御部26が接続され、また、出力部27を接続して処理データをプリント出力できるように構成されている。データ管理パソコン2は持ち運びが容易ないわゆるノート型のものが好適に用いられる。
【0019】
主制御部21は、OS等の制御プログラム及び所要のデータを格納するための内部メモリを有し、記憶部22に格納された処理プログラムに従って前記各処理部を制御し、配電盤試験の試験情報を管理するようになっている。記憶部22はハードディスクやフィレキシブルディスク等のストレージ手段であり、各処理部を制御する処理プログラムや試験条件ファイル221、試験結果ファイル222等のデータファイルが格納されている。
試験条件ファイル221には、試験を行う者の情報や試験対象である配電盤に関する情報等の諸元データ、試験項目、各試験における測定項目及び測定条件、例えば遮断器又は継電器に供給する電圧又は電流の大きさや時間等の試験に関するデータが登録されている。試験結果ファイル222には、設定した試験条件や測定データ、判定結果などの試験結果が記録されている。
【0020】
データ管理パソコン2は、前記プログラム及びデータファイルによって、▲1▼試験条件の設定、▲2▼試験条件をファイルにして保存、▲3▼試験条件データの検測ユニット1への送信と試験結果データの受信、▲4▼試験結果及び判定結果の表示出力、▲5▼試験結果及び判定結果のファイルへの保存、▲6▼試験条件、試験結果及び判定結果の印字出力等の各データ処理を行うように構成されている。
【0021】
これらのデータ処理は、処理プログラムを起動させることによりデータ管理パソコン2のモニタに表示出力され試験情報表示画面内にレイアウトされたファンクションボタンをマウスでクリックすることによって実行され、また、データの入力はキーボードを操作して行われる。
【0022】
図5〜図8にはデータ管理パソコン2のモニタに表示出力された試験情報表示画面のレイアウトの一例が示されている。表示画面4は、試験者、天候などの試験の諸元情報を表示、設定するボタンや試験の準備、開始などの操作ボタンを配列した上段領域41と、個々の試験条件などの詳細を設定するボタンや試験結果を表示するボックスを配列した中段領域42と、試験結果データの全体を表示する下段領域43とに分かれている。
【0023】
画面の上段領域41において、符号41aは試験者(検査員)名を入力、登録、表示するボタン及びボックス、41bは試験する配電盤を登録、選択、表示するボタン及びボックス、41cは試験時の天候、温度及び湿度を入力、表示するボタン及びボックスである。各データの入力は、キーボードから直接入力するか、登録されたデータ表示の一欄から選択するかして行えるように設定されている。
【0024】
41dは試験を開始する前に配電盤が試験できる状態にあるかを確認するためのボタンであり、ここをクリックすると図6に示された準備確認画面が表示され、試験実施にあたり準備が必要な項目が試験可能な状態になっているか否かを確認できるように設定されている。
【0025】
41eは試験方法を選択するボックスである。本例では、試験配電盤に対し、「一括」を選択したときは遮断器の動作試験、過電流R相、過電流T相試験及び地絡試験を順に自動で行い、「個別」を選択したときには前記各試験の内の一つを自動で行うように設定されている。
【0026】
41fは試験開始ボタンであり、このボタンをクリックすると試験情報データが検測ユニット1に送信されて試験を実行せしめる。41gは試験中止ボタンである。試験はキーボードの「Esc」キーを押すことによっても中止するように設定されている。
【0027】
41hは試験条件の設定を変更、登録をするボタンであり、ここをクリックすることにより、配電盤の機器特性設定ボックス42a及び数値設定ボックス42c内の項目ボタンが操作可能となり、各項目ボタンをクリックして特性や数値を変更できるように設定されている。
【0028】
また、中段領域42において、符号42aは配電盤選択ボックス42bで選択された試験対象である配電盤に対応した特性を設定するボックスである。本例では、図7(A)に示されているように、遮断器の動作試験の特性として不足電圧I、不足電圧II及び入記憶の各項目、過電流の動作試験の特性として過電流R相、過電流T相の電圧要素と故障表示の各項目、地絡試験の特性として地絡継電器、電圧要素付勢、遮断器不応動及び故障表示の各項目の有無が設定可能となっている。
【0029】
42bは個別試験項目を指定するボックスであり、図7(B)に示されているように、試験方法選択ボックス41eで「個別」を選択したときにのみ操作可能に設定されている。「個別」を選択したときは、本ボックス内で指定された試験のみが実施される。
【0030】
42cは各試験における数値条件の設定を行うボックスである。具体的には遮断器の動作試験における試験時間と、過電流試験及び地絡試験における試験電流とをボックス内の項目ボタンをクリックしての設定できるようになっている。
本例では、、図7(C)に示されているように、遮断器の動作試験では遮断器が開放してから投入されるまでの許容時間(動作時間)と開放時間のタイムアウト値(不動時間)が0.1〜20秒まで0.1秒間隔で変更可能に設定されている。
また、過電流試験では、配電盤に供給する試験電流をタップ電流とタップ倍率の積で決定し(試験電流=タップ電流×タップ倍率)、それぞれタップ電流は2〜6アンペアまで0.5アンペア毎に、タップ倍率は200〜300%まで100%毎に変更できるように設定されているとともに、前記と同様に遮断器の動作時間と不動時間を0.1〜20秒まで0.1秒間隔で変更可能に設定されている。
地絡試験でも配電盤に供給する試験電流をタップ電流とタップ倍率の積で決定するが(試験電流=タップ電流×タップ倍率)、それぞれタップ電流は0.1〜0.6アンペアまで0.1アンペア毎に変更し、タップ倍率は130%で固定するように設定されている。
【0031】
42dは検測ユニット1から受信した各試験結果データを測定値、判定結果とともに表示するボックスである。
なお、数値条件設定ボックス42c内の各項目ボタンと試験結果表示ボックス42dの各表示項目は、試験項目指定ボックス42b内の各試験項目ボタンに対応させて、これらと水平方向に同列の配置としてある(図8参照)。
また、以上の各ボックス及びボタンで設定された試験条件データは、登録又は保存操作によって、前記試験条件ファイル221に記録される。
【0032】
下段領域43の試験結果データ表示エリアは、試験終了後、検測ユニット1から試験結果データを受信して試験条件データなどとともに自動的に表示され、また、過去に試験を行い、試験結果ファイル222に保存しておいたデータも逐次表示できるように設定されている。
【0033】
次に、本形態の試験装置における試験手順を図9のフローチャートを参照して試験毎に説明する。なお、試験実施にあたり、データ管理パソコン2は検測ユニット1に接続し、データの送受信ができるように準備しておく。
【0034】
〔遮断器の動作試験〕
先ず、データ管理パソコン2に試験の諸元情報を入力する(S1)。入力は試験者入力ボタン41a及び天候入力ボタン41cを操作して行う。
【0035】
次に、試験準備作業及びその確認を行う(S2)。準備作業では、試験対象の配電盤4を手動で操作して試験可能な状態に設定する作業を行う。具体的には、▲1▼制御電源が正常に作動しているか(制御電源)、▲2▼遠隔制御可能な状態か(”43”)、▲3▼テストプラグが挿入された状態か(テストプラグ)、▲4▼検測スイッチが入りの状態か(検測スイッチ)、▲5▼遮断器が開放状態か(遮断器)、▲6▼遮断器が通常の動作位置から試験位置に引き出されているか(VCB試験位置)、▲7▼遮断器が通常の使用状態となっていないか(VCB試験接続位置)、▲8▼断路器によって主回路と切り離されているか(DS)などを確認し、配電盤4を手動操作して試験を実施できる状態に設定する。併せて配電盤4に、入り記憶又は故障表示の信号出力機能があるか否かも確認しておく。
試験準備の確認はデータ管理パソコン2で行い、配電盤選択ボックス41bを操作して試験対象の配電盤4を選択した後、準備確認ボタン41dを操作して図6に示された試験準備確認画面を表示させ、前記▲1▼〜▲8▼の各準備項目が試験可能な状態に設定されているか否かを確認する。全ての準備項目が試験可能な状態のときは試験準備確認画面中に「完了」の文字が表示され、同画面中の「OK」ボタンを操作すると、いつでも試験できる状態となる。
【0036】
次に、実施する試験の条件を設定する(S3)。設定は試験方法選択ボックス41e、機器特性設定ボックス42a、試験項目指定ボックス42b又は数値条件設定ボックス42c内の各項目ボタンを操作して行う。設定した内容は、試験条件設定ボックス41bの「設定完了」ボタンを操作することによりデータ管理パソコン2に試験条件ファイルとして登録される。
【0037】
試験条件が設定されたならば、試験開始ボタン41fを操作して試験を開始する(S4)。データ管理パソコン2は前記S3で設定された試験条件ファイルから試験を行うために必要な各種データが含まれた試験情報データを作成し、検測ユニット1に送信する。
検測ユニット1は、試験情報データに基づき、コントロールユニット13で盤選択信号13kと配電盤制御信号13gを出力して切替ユニット12及び試験対象の配電盤3を制御する。
すなわち、遮断器入り試験では配電盤3に遮断器入り指令を、遮断器切り試験では配電盤3に遮断器切り指令をそれぞれ出力し、且つ同時に内蔵タイマーを起動して、配電盤3から出力される配電盤状態信号3aによって指令出力から遮断器が作動するまでの時間を0.01秒単位で測定する。
数値条件設定ボックス42cで設定された不動時間内に遮断器が動作しなかったときは、その時点で試験を終了し、タイマーも停止させる。
また、配電盤3が不足電圧I制御信号13h又は不足電圧II制御信号13iの受信機能がある場合にはこれらの信号も切替ユニット12を介して配電盤3に入力し、さらに配電盤3が入り記憶信号を出力する機能を備えている場合には遮断器の作動に伴ってその信号が正常に出力されているか否かを配電盤状態信号3aにより検出する。
試験結果は検測終了後、試験結果データとして検測ユニット1からデータ管理パソコン2へ送信される。
【0038】
検測ユニット1から送信された試験結果データは、データ管理パソコン2で遮断機の動作が正常であるかの判定とともに表示出力される(S5)。
この際、データ管理パソコン1は、数値条件設定ボックス42cで設定された動作時間とタイマーの測定結果とを照合し、動作時間内に遮断器が動作していれば「合格」と判定してこれを表示する。入り記憶信号を出力機能が正常に動作しているか否かも表示する。
試験結果は試験各試験項目毎の結果は結果データ表示ボックス42d内に個々に表示し、試験結果全体では結果データ表示領域43に表示する。
【0039】
その後、表示された試験条件及び結果データを試験記録ファイル222に保存し、又は印刷出力するなどして試験記録を整理し(S6)、試験記録をデータファイルとして保存し試験データを効率的に処理できるようにされた後、試験を終了する。
【0040】
〔過電流試験〕
過電流試験では、データ管理パソコン2に試験の諸元情報を入力(S1)後、設定された試験電流を流すため、試験回路の抵抗を測定する(S2)。
測定は、データ管理パソコン2から検測ユニット1に抵抗測定指令を出力して行われ、検測ユニット1では電源ユニット11を制御し、先ず、スライダック111の出力電圧を0ボルトに設定した状態で、切替ユニット12を介して電源ユニット11の信号出力端子と試験を行う配電盤3の信号入力端子31とを直結させ、抵抗測定用切替リレー114の接点もオンにする。そして、抵抗測定用リレー114に流れる電流の大きさを電流計112で監視しながら、電流値が所定の大きさ(例えば1アンペア)となるように設定し、該当電流値となったときの出力電圧を電圧計113で測定し、これら電流と電圧の大きさから回路の抵抗を検出し(回路抵抗=測定電圧/測定電流)、データ管理パソコン2に検出結果を送信する。なお、回路抵抗の決定は、前記シーケンスを3回行って検出した三つの抵抗値から中間の大きさの抵抗とする。
【0041】
回路抵抗の測定後、前記と同様に試験準備の確認を行い(S3)、試験項目指定ボックス42b又は数値条件設定ボックス42cを操作して行い試験条件を設定する(S4)。
【0042】
試験条件が設定されたならば、試験開始ボタン41fを操作して試験を開始する(S5)。データ管理パソコン2は前記S4で設定された試験条件ファイルから試験を行うために必要な各種データが含まれた試験情報データを作成し、検測ユニット1に送信する。
検測ユニット1は、試験情報データに基づき、コントロールユニット13で切替ユニット12、電源ユニット11及び試験対象の配電盤3を制御する。
すなわち、先ず、配電盤制御信号13gを出力して試験対象の配電盤3の遮断器を投入するとともに、試験する遮断器のR相又はT相に対応した保護継電器が投入されるように設定する。次に、S2で求めた回路抵抗からS4で設定された試験電流が発生する電圧値を算出するとともに、スライダック111の出力電圧を前記算出した電圧値となるように制御し、この状態で電源ユニット11の試験電流制御用リレー116,117を作動させてスライダック1111と配電盤3とを導通させ、試験電流11aを遮断器に付勢する。
そして、試験電流11aを付勢してから遮断器が開放するまでの時間を内蔵タイマーを起動して、0.01秒単位で測定する。不動時間内に遮断器が動作しなかったときは、その時点で試験を終了し、タイマーも停止させる。また、配電盤3が故障表示出力機能を備えているときは、遮断器の作動に伴ってその信号が正常に出力されているか否かを検出する。
試験結果は試験終了後、試験結果データとして検測ユニット1からデータ管理パソコン2へ送信される。
【0043】
検測ユニット1から送信された試験結果データを、データ管理パソコン2で動作が正常であるかの判定とともに表示出力すること(S6)、試験記録としてファイルとして保存し或いは印刷するなどの試験記録の整理(S7)は前記試験と同様である。
【0044】
〔地絡試験〕
地絡試験は遮断器の地絡に対応した継電器に試験電流を付勢することにより行われるが、その手順は、図9に示された過電流試験と同様である。
【0045】
各試験において、試験中、試験結果が不合格と判定されたときは、データ処理パソコン2から検測ユニット1に中止指令を直ちに出力して、その後の試験を一切中止し、また、中止ボタン41gやキーボードの「Esc」キーが押されたときにも試験を中止し、各装置が停止するように設定されている。この際、各装置及び配電盤3は手動操作でコントロールできるようにされている。
【0046】
このように本形態の試験装置によれば、データ管理パソコン2で設定された試験条件に基づき、検測ユニット1を作動させて配電盤3の試験が自動で行われるので、試験作業の省力化が図られる。とりわけ、従来人手に頼っていたスライダック111など機器の操作を自動で行わせるようしたので、試験を正確に且つ短時間で効率良く行うことができ、また、試験情報は全てデータ管理パソコン2で管理されるようにしたので、試験記録の保存や整理を手間をかけずに行うことができる。
【0047】
また、検測ユニット2が配電盤3とともに箱内に収納してあるので、他の試験機器や装置を持ち込む必要がなく、測定系をセッティングする手間が省け、スペース効率も向上し、また、何時でも試験を行えることから使用機器及び試験手順の統一化が図られ、精度の高い試験を行うことができる。
【0048】
また、データ管理パソコン2で設定された試験条件及び試験結果を管理することで、試験実行前には試験条件の設定が適正か否か、試験後は試験結果が良好か否かをその場で容易に確認でき、誤った条件で試験をするなどの作業の無駄をなくすることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明の配電盤自動試験装置によれば、配電盤の動作試験を自動で高精度に且つ効率的に行え、データの整理や保存にも手間をとらず、試験作業の省力化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の試験装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の検測ユニットの構成と信号系統を示したブロック図である。
【図3】図1の切替ユニットの構成を示したブロック図である。
【図4】図1の検測ユニットの背面側のケーブル接続系統図である。
【図5】データ管理パソコンのプログラム実行によりモニタに表示される処理画面のレイアウトを示した図である。
【図6】準備確認画面を示した図である。
【図7】(A)〜(C)は機器特性設定ボックス、個別試験項目設定ボックス、数値条件設定ボックスをそれぞれ示した図である。
【図8】モニタに表示する処理画面の一例を示した図である。
【図9】本実施形態の試験装置により試験手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 検測ユニット
11 電源ユニット
12 切替ユニット
13 コントロールユニット
2 データ管理パソコン
3 配電盤
Claims (2)
- データの入力処理を行う入力部と処理データを表示出力する表示部と試験条件データが格納された記憶部とを備え、配電盤試験の試験条件の設定や試験条件データの送信、試験結果データの受信、これらデータの表示出力や保存などの試験情報の処理機能を備えたデータ管理手段と、
被試験配電盤に供給される試験電流を生成する試験電流生成手段と、
配電盤の試験信号入力端子に接続されていて試験条件に合わせて制御信号又は前記試験電流生成手段で生成された試験電流を配電盤に出力する信号切替手段と、
試験作動手順を規定したプログラムが格納された記憶部を備えていてデータ管理手段から試験条件データを受けて前記試験電流生成手段と信号切替手段を制御して配電盤の試験を行い、信号切替手段を介して配電盤から出力される試験結果データを受け、これをデータ管理手段に送る制御手段とを備えるとともに、前記試験信号生成手段、信号切替手段及び制御手段が配電盤箱内に配電盤とともに収納して構成された配電盤自動試験装置において、
データ管理手段の表示部に試験準備確認画面を表示させるとともに、入力部による試験条件の設定を受け付けて設定内容を試験条件ファイルとして記憶部に保存する工程と、
データ管理手段の入力部からの試験開始操作に応じてデータ管理手段が前記設定された試験条件ファイルから試験情報データを作成し、制御手段に送信する工程と、
制御手段が信号切替手段を制御して配電盤制御信号を配電盤に出力し、遮断器入り試験では配電盤に遮断器入り指令を、遮断器切り試験では配電盤に遮断器切り指令をそれぞれ出力し、配電盤から出力される配電盤状態信号によって前記指令出力から遮断器が作動するまでの時間を測定するとともに試験結果データとしてデータ管理手段へ送信する工程と、
試験結果データを受信したデータ管理手段が配電盤の動作が正常であるか否かの判定とともに試験結果データを表示部に表示出力するとともに試験記録として記憶部に保存する工程とからなる遮断器の動作試験の実行機能を備えたことを特徴とする配電盤自動試験装置。 - データ管理手段から出力される試験回路の抵抗測定指令を受信した制御手段が試験電流生成手段と信号切替手段を制御して試験回路の抵抗を検出し、検出結果を制御手段からデータ管理手段へ送信する工程と、
データ管理手段の表示部に試験準備確認画面を表示させるとともに、入力部による試験条件の設定を受け付けて設定内容を試験条件ファイルとして記憶部に保存する工程と、
データ管理手段の入力部からの試験開始操作に応じてデータ管理手段が前記設定された試験条件ファイルから試験情報データを作成し、制御手段に送信する工程と、
制御手段が信号切替手段を制御して配電盤制御信号を配電盤に出力し、配電盤の遮断器を投入するとともに当該配電盤のR相又はT相に対応した保護継電器が投入されるように設定する工程と、
制御手段が試験電流生成手段と信号切替手段を制御して試験電流を遮断器に付勢する工程と、
制御手段が前記試験電流の付勢から遮断器が開放するまでの時間を測定するとともに試験結果データとしてデータ管理手段へ送信する工程と、
試験結果データを受信したデータ管理手段が配電盤の動作が正常であるか否かの判定とともに試験結果データを表示部に表示出力するとともに試験記録として記憶部に保存する工程とからなる過電流試験の実行機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の配電盤自動試験装置。
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