JP4482363B2 - 胴差部水切金物、並びに胴差部水切金物及び化粧胴差の施工方法 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1の雨仕舞構造及び施工方法は、作業者が床パネルの上から下向きに乗り出して水切板を胴差にビス打ちして固定するものであった。従って、外側からビス打ち作業を行わなければならないという問題点があった。
以上のようにして、屋内側から化粧胴差を所定の位置に移動させ、胴差部水切金物と共に固定することができる。従って、外部から固定作業を行わずに施工することができ、この施工のために建物外部側に作業スペースを確保したり、足場を設ける必要がない。従って、狭小敷地に建設される建物にも容易に施工することができる。
このように、請求項4に記載の胴差部水切金物及び化粧胴差の施工方法は、請求項2について説明したように、下階外壁パネルの上端に配設された部材を、胴差部水切金物の水切金物本体部に設けられた挟持部材と水切金物本体部とによって挟持させることができるので、建物内側にいる作業者が、胴差部水切金物を、胴差及び下階外壁パネルに対して位置ずれしないように取り付ける作業を容易に行うことができる。
(イ)本発明の胴差部水切金物、及び胴差部水切金物及び化粧胴差の施工方法は、前記化粧胴差の裏面に形成され下階側に向けて開口する溝部に係合して前記化粧胴差を支持する化粧胴差支持片を備えているので、まだ上階外壁パネルが建て込まれていない状態において、建物の屋内側から胴差部の上方に作業者が手を伸ばし、化粧部材を胴差部水切金物の側面に沿って上から下へ被せることにより、該溝部を化粧胴差支持片に容易に係合させることができる。従って、化粧部材を該溝部を軸にして回動可能な状態に容易に施工することができる。
上階側の外壁パネル80及び下階側の外壁パネル90は、各々パネルフレーム81,91の屋外面に外壁下地材83,93を介して外壁面材82,92を張り付けたものである。パネルフレーム81,91はリップ溝形鋼等の鋼製部材からなり、各々のウェブ面と胴差70の上下のフランジ面とが当接する方向に配設され、この上下のフランジ部に各々ボルト等を用いて接合されている。外壁下地材83,93としては、例えば耐水合板等が用いられ、外壁面材82,92としては例えばセメント板やスレート板等が用いられる。
なお、この固定金物11が、本発明の挟持部材に相当する。
なお、この化粧胴差設置金物12が、本発明の化粧胴差支持片に相当する。
また、水切金物本体部17の上端には、上階側の外壁パネル80の下端に配設された外壁下地材83の下端面に沿って屋内側(図1のY方向)に延出された後、上階方向へ屈曲され、当該外壁下地材83の裏面に沿って上方に立ち上がる上部水切片13が形成されている。この上部水切片13は、胴差70の角部で屋内側に向かって屈曲され、胴差70の上フランジ面に沿って屋内側に延出されている。そして、胴差70の上フランジ及びパネルフレーム81との間に挟まれてボルト84が挿通され、固定されている。
なお、この上部水切片13が、本発明の第一の水切片に相当し、下部水切片14が、本発明の第二の水切片に相当し、水切金物本体部17が、本発明の水切金物本体部に相当する。
なお、この引込ボルト穴15が、本発明の引込部材挿通穴に相当する。
次に、本実施形態の胴差部水切金物及び化粧胴差の施工方法について説明する。
施工前の準備として、胴差部水切金物10への階間断熱材30の取り付け作業、及び胴差部水切金物10の下部水切片14に当接する下階外壁面材92の上端面への止水材50の貼り付け作業が行われる。胴差部水切金物10への階間断熱材30の固定には両面テープが使用されており、固定後には、図2に示すように、引込ボルト20が貫通する引込ボルト穴15の位置に電動ドリルで穴あけが行われ、階間断熱材30に引込ボルト穴34が形成される。この引込ボルト穴15及び34の穴径は20mmとされている。
下階外壁パネル90が建て込まれ、下階外壁パネル90のパネルフレーム91の上面に胴差70がボルトで接合され、まだ上階外壁パネルが建て込まれていない状態において、胴差部水切金物10の胴差70への取り付けが行われる。
まず、胴差部水切金物10を胴差70の上から被せて、上部水切片13を胴差70の上フランジ面に載置すると共に、水切金物本体部17を胴差70の屋外側に配置する。そして、固定金物11を下階外壁パネル90の外壁下地材93と胴差70との隙間に上階側から差し込み、固定金物11と水切金物本体部17とで外壁下地材93を挟持させる。このとき、上部水切片13のボルト穴16の位置が割付図に従い胴差70のボルト穴位置と一致するように設置する。そして、下部水切片14の水平部材を下階外壁パネル90の面材92の上端に貼付された止水材50に当接し、圧縮する。
なお、この取り付け工程が、本発明の胴差部水切金物取付工程に相当する。
また、隣合う胴差部水切金物10同士のジョイント部には、シーリング処理を施した後、防水テープ等の止水材を貼り付ける。
化粧胴差40を水切金物本体部17の屋外側に配置し、裏面の溝部42に胴差部水切金物10の化粧胴水切設置金物12を引っ掛けて係合させる。そして、引込ボルト20の一方の先端を胴差70の屋内側から胴差70、胴差部水切金物10、化粧胴差40の順に挿通し、先端を化粧胴差40の座堀り内部に固定されたナット等に取り付ける。そして、胴差70より屋内側に位置される引込ボルト20の先端には、抜け止め用のナット部材21取り付ける。このナット部材21が、本発明のストッパ部材に相当する。
なお、この取り付け工程のうち、化粧胴水切設置金物12を溝部42に引っ掛ける工程が本発明の化粧胴差取付工程に相当し、引込ボルト20を挿通して先端にナット部材21を取り付ける工程が、本発明の引込部材仮止め工程に相当する。
次に、図6(a)に示すように、溝部42を軸として化粧胴差40の上端を屋外側に回動させ、化粧胴差40の上端を屋外側に傾いた状態にしておく。これにより、化粧胴差40の上端部の裏面と胴差部水切金物10の上部水切片13との間が離間され、化粧胴差40の上端が開いた状態とされる。この状態で、上階外壁パネル80を胴差70の上フランジ上に降ろす(図6(a)の矢印Aの方向)と、外壁下地材83が上部水切片13の屋外側面に当接されると共に、パネルフレーム81が胴差70及び上部水切片13の上に載置される(図6(b)の状態)。
なお、この建て込み工程が、本発明の上階外壁パネル取付工程に相当する。
引込ボルト20を屋内側へ(図6(b)のB方向)引き込み、図6(c)に示すように化粧胴差40の上端を閉じて化粧胴差40を所定位置に移動させ、化粧胴差40の上端裏面側に外壁下地材83が位置されるようにする。なお、図1に示すように、外壁下地材83の屋外側の面には止水材50が貼付されており、化粧胴差40の上端を閉じると、その裏側面がこの止水材50に圧接される。この状態で、ナット部材21を締めこんで化粧胴差40が屋外側へ傾かないように固定する。この際、ナット部材21を締めこみすぎて化粧胴差40を屋内側へ引き込み過ぎないように注意する。
なお、この引き込み及び固定工程が、本発明の引込部材固定工程に相当する。
Claims (4)
- 胴差の上下に配設される上階外壁パネルと下階外壁パネルとの間に取り付けられ、前記上階外壁パネルの下端に配設された部材の屋内側の面に沿って立ち上がる第一の水切片と、前記下階外壁パネルの上端に配設された外壁面材を屋外側から覆う第二の水切片と、前記第一の水切片と前記第二の水切片とを連結する水切金物本体部と、を備えると共に、前記胴差を屋外側から覆う化粧胴差の裏面側に配設される胴差部水切金物であって、
前記水切金物本体部には、前記化粧胴差の裏面に形成され下階側に向けて開口する溝部に係合して前記化粧胴差を支持する化粧胴差支持片と、該化粧胴差支持片よりも上階側に設けられ、かつ前記化粧胴差に一端が係止される引込部材を挿通する引込部材挿通穴と、が設けられたことを特徴とする、胴差部水切金物。 - 前記水切金物本体部には、屋内側に向かって延出された後に下階側に屈曲される挟持部材が設けられ、該挟持部材と前記水切金物本体部とによって、前記下階外壁パネルの上端に配設された部材が挟持されることを特徴とする、請求項1に記載の胴差部水切金物。
- 胴差の上下に配設される上階外壁パネルと下階外壁パネルとの間に請求項1に記載の胴差部水切金物及び化粧胴差を取り付ける施工方法であって、
前記下階外壁パネルのフレーム上に前記胴差が固定され、かつ前記上階外壁パネルが建て込まれていない状態において、前記胴差の上から前記胴差部水切金物を被せて取り付ける胴差部水切金物取付工程と、
前記胴差部水切金物の屋外側に前記化粧胴差を上から取り付けると共に、前記溝部を前記掛止片に係合させる化粧胴差取付工程と、
前記化粧胴差、前記胴差部水切金物、前記胴差、の各々に設けられた引込部材挿通穴に、前記引込部材の先端を挿通した後、該引込部材の屋内側の先端にストッパ部材を仮止めする引込部材仮止め工程と、
前記化粧胴差支持片を軸として前記化粧胴差の上端を屋外側に回動させて前記胴差から所定寸法離間させた後、前記化粧胴差の裏面側と前記胴差との間に前記上階外壁パネルの下端部を上から挿入する上階外壁パネル取付工程と、
前記化粧胴差支持片を軸として前記化粧胴差の上端を屋内側に回動させて前記上階外壁パネルの下端部の屋外側を覆うと共に、前記引込部材を屋内側から所定位置まで引き込んで前記ストッパ部材を所定位置に固定することにより、前記化粧胴差を前記胴差に固定する引込部材固定工程と、を行うことを特徴とする、胴差部水切金物及び化粧胴差の施工方法。 - 前記水切金物本体部には、屋内側に向かって延出された後に下階側に屈曲され、かつ前記下階外壁パネルの上端に配設された部材を前記水切金物本体部との間で挟持する挟持部材が設けられ、
前記胴差部水切金物取付工程において、該挟持部材と前記水切金物本体部とによって、前記下階外壁パネルの上端に配設された部材を挟持させることを特徴とする、請求項3に記載の胴差部水切金物及び化粧胴差の施工方法。
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