JP4480739B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
即ち、原稿を押圧する透明板2A、透明原稿0a用の透過光源4A及び反射原稿0b用の反射板16などで構成された上部移動ユニット3Aを用いて、透過原稿の読み取りを行う画像読取装置が開示されている。
しかし、特許文献1に開示されている画像読取装置では、透過原稿を読み取ることができるが、原稿の焦点位置のずれが発生したときに、その焦点位置のずれを解消する技術に関しては詳述していない。
特許文献2に開示されている画像読取装置では、透過原稿ユニット37のフィルムのフォルダに設置している白基準窓から原稿台14に直接照射するものであるが、原稿が透過原稿(フィルム)であるのか、反射原稿であるのかを判別するものであり、透過原稿に対する画像の読み取り品質を改善することに関しては記載されていない。
しかし、特許文献3に開示されている画像読取装置では、搬送中の原稿Sが通過するガイド領域31の両外側の領域32,33の各々に、その周方向に全周に渡って伸びる複数の平行線からなる画像ボケ検出用マークmが形成されているが、このマークは回転するガイドローラ31上に設けられているため、ガイドローラ30のぶれなどの影響で、高精度のMTF値を導出することは困難である。
図1はこの発明の実施の形態1による画像読取装置を示す断面構成図であり、図において、原稿1は透かしや透過領域(透かし部)を有する原稿であり、例えば、紙幣や有価証券や小切手などが該当する。
透過型光源部2は密着イメージセンサ(以下、「CIS」と称する)の本体の外部に原稿1を挟むように設けられており、例えば、主走査方向(紙面に垂直な方向)に円柱状や棒状の蛍光ランプ又は冷陰極等によって構成されている光源3を備えている。ただし、光源3は蛍光ランプや冷陰極に限るものではなく、円柱状や棒状の光の導光体と、その導光体の端部にLED等の光源とが配置されたものであってもよい。
なお、透過型光源部2は透過型光源手段を構成している。
光源駆動用基板5は透過型光源部2の光源3を駆動するために設けられている基板である。
コネクタ6は電源の供給を受けるインタフェースである。
筐体7は透過型光源部2を保持するものであり、光源3、光透過体4及び光源駆動用基板5を収納している。
なお、透過型光源部2の光源3は、原稿1の搬送領域の他に、参照基準部8に対しても光を照射するようにしているが、参照基準部8と原稿1の読み取り位置を除いて、光透過体4の周辺については、黒色などの遮光を施して、不要光の出射を防止するようにしてもよい。
取付部材9は例えば金融端末装置などの読取システム(図示せず)の本体に、透過型光源部2を固定する部材である。
図1の例では、反射型光源部10が2つ設けられており、反射型光源部10の構成は、光源3と同一構成であってもよい。
なお、反射型光源部10は反射型光源手段を構成している。
ロッドレンズアレイ12は透過型光源部2から照射されて、搬送領域を搬送される原稿1及び参照基準部8を透過した光、あるいは、反射型光源部10から照射されて、搬送領域を搬送される原稿1及び参照基準部8に反射された光を収束する。なお、ロッドレンズアレイ12は光収束手段を構成している。
センサ基板14は受光部13を複数個搭載している基板である。
また、信号処理部15はCISを駆動するためのスタート信号(SI)やクロック信号(CLK)を供給するとともに、電源などの入力信号や透過型光源部2の駆動時に、透過型光源部2のコネクタ6に電源を供給して、画像読取装置により読み取られた原稿1の内容(イメージ情報)を示す画像信号を外部に出力する。
なお、信号処理部15は信号処理手段を構成している。
筐体17はCISの筐体であり、反射型光源部10、ロッドレンズアレイ12及びセンサ基板14を収納している。
取付部材18は例えば金融端末装置などの読取システム(図示せず)の本体に、CISを固定する部材である。
透過型イメージセンサ及び反射型イメージセンサは、ロッドレンズアレイ12及び受光部13を共用しており、原稿1が光透過体4とガラス板11の間を搬送されるように構成している。
即ち、透過型光源部2と反射型イメージセンサであるCISを組合せて、全体として、イメージセンサを構成している。
図3の例では、参照基準部8は、主走査方向の両端部に設置している。
これにより、原稿1に反射された散乱光である反射光は、ロッドレンズアレイ12によって収束されたのち、受光部13によって受光されて、電気信号に変換される。
これにより、原稿1を透過した透過光は、ロッドレンズアレイ12によって収束されたのち、受光部13によって受光されて、電気信号に変換される。
この場合には、光源3の照射光は、原稿1に対して直角方向に照射されるので、原稿1を透過した直接光が、ロッドレンズアレイ12を介して受光部13に受光されて、電気信号に変換される。
図4では、信号処理部15、ロッドレンズアレイ12、受光部13(駆動回路等を含む)などのCIS側構成と透過型光源部2を合わせたブロック構成と、受光部13の出力信号を増幅した後のアナログ信号(SO)の波形を示している。
信号処理部15からクロック信号(CLK)と、そのクロック信号(CLK)と同期しているスタート信号(SI)が受光部13に出力され、そのタイミングによって受光部13からアナログ信号が出力される。
アナログ信号(SO)は、信号処理部15のA/D変換器によってデジタル信号に変換され、補正回路によってサンプル・ホールドを含むシェーディング補正又は全ビット補正などが行われる。
補正回路による補正は、あらかじめ基準信号データを記憶しているRAMから基準信号を読み出し、A/D変換されたイメージ情報に相当するデジタル信号を演算加工することにより行う。
実働時には、通常、A/D変換もしくは補正された読み取り信号が、そのままREAL出力信号として読取システムに送られ、画像再生もしくは画像識別が行われる。
その補正データないし基準信号データは、受光部13やロッドレンズアレイ12における各素子間のばらつきを補正するためであるから、CIS側に搭載される反射型光源部10を使用することにより、従来の画像読取装置における補正板や参照用の白色基準原稿を用いて補正データを作成してもよい。
また、図4においては、補正されたラインデータを画像信号(SIG)として出力するとともに、参照基準部8に対応する受光部13の光電変換出力の参照情報を演算・処理してMTF補正信号を出力するMTF測定部20が付加されている。
MTF測定部20の具体的な処理内容は後述する。
参照基準部8は、原稿1の搬送領域の両外側に位置するように、光透過体4の表面に形成されている(図3を参照)。
原稿1が反射原稿である場合(透かし部分や透過領域が無い場合)には、透過型光源部2から照射された光は、反射原稿においてほとんど反射され、受光部13にはほとんど入射されない。
一方、原稿1が透過原稿である場合(透かし部分などがある場合)には、透過型光源部2から照射された光は、原稿1の透かし部分を透過した後、受光部13に入射される。
このとき、原稿1の搬送方向と垂直方向における幅は、通常、透過型光源部2の照射領域よりも狭いため、原稿1を透過せずに受光部13に直接入射される光もある。
参照基準部8は、原稿の搬送方向に細長のストライプ状のパターンであり、光学濃度が1.6OD以上の黒色パターンと、光学濃度が0.09以下であって、黒色パターンと同形状の白色パターンとが、交互に1mm当り8LP(8ラインペア)のピッチで4〜8mmの幅に亘って、印画紙上に配置されている。
この参照基準部8は、細長パターンの中央がライン読み取り位置に対応するように光透過体4に貼り付けられている。
したがって、透過型光源部2の光源3から照射された光は、参照基準部8に入射されるが、印画紙の裏面で反射もしくは吸収され、ロッドレンズアレイ12には到達しない。このため、読み取り位置に対応する原稿1のイメージ情報のみがロッドレンズアレイ12で収束される。
受光部13は、CMOS半導体で構成されており、直線的に配置された多数のセルを有し、このセル部分で検出された光が光電変換される。
セルもライン読み取り位置に対応するように設置されており、セルは、400dpi(配列ピッチ0.0635mm)で形成され、端部領域のセルが基準参照部8に対向している。
各セルと参照基準部8の各ストライプパターンとが対向している場合には、黒色パターンから反射してきたセルの出力はVminであり、白色パターンから反射してきたセルの出力はVmaxとなる。
したがって、積極的にストライプパターンのピッチとセルのピッチを僅か異なったピッチにすることにより、連続して読み取ったモアレによる干渉パターン出力の一番大きい出力(モアレMAX)が、そのセルとストライプパターンとがほぼ完全に対向したものと見なすことができる。
図8はストライプパターンを読み取ったアナログ信号(SO)の波形を示す説明図であり、約62ピクセル(画素)毎に、周期的に発生するモアレ出力のピークが発生することが解かる。
この実施の形態1では、A/D変換された受光部13の分解能が400dpi(配列ピッチ0.0635mm)、画素数が1536ビット(素子)であるとして説明する。
出力波形の出力値は、補正後の出力を8ビット分解能(256段階 digit)で表示し、数値が高い程、光電変換出力が高いものとする。
また、原稿1が無い領域(図9では、遮光領域)、原稿1がある領域、他端側の原稿1が無い領域を順次読み取り、最後に他端に設置されている参照基準部8に対応する受光部13(画素位置1473〜1536付近)を読み取った出力波形を表現している。1ライン読み取った後は、ブランキング期間を設け、次のラインを読み取るようにしている。
信号処理部15の補正回路から出力された信号のうち、参照基準部8に相当する画素(セル)1〜64付近の出力情報はMTF測定部20のRAM(1)に格納され、画素1473〜1536付近の出力情報はMTF測定部20のRAM(2)に格納され、画素65〜1472付近の出力情報はMTF測定部20のRAM(3)に格納される。
なお、RAM(3)に格納される画素65〜1472付近の出力情報は、画像信号としてそのまま出力される。
MTFn
=[(Vmax−Vmin)/(Vmax+Vmin)]×100(%) (1)
例えば、加減算部21により計算された画素1〜64のMTF値が図11(a)である場合、ビット番号62の画素のMTF値(=35)が最も大きいので、MTF値(=35)を選択する。
例えば、加減算部22により計算された画素1473〜1536のMTF値が図11(b)である場合、ビット番号1475の画素のMTF値(=30)が最も大きいので、MTF値(=30)を選択する。
あるいは、MTFのレベル判定結果として、MTF値(=35)とMTF値(=30)の平均値(=32.5)を選択する。
例えば、MTFのレベル判定結果として、MTF値(=15)が選択された場合、“0111”のMTF補正信号が出力され、MTFのレベル判定結果として、MTF値(=23)が選択された場合、“1011”のMTF補正信号が出力される。
この例では、MTF補正信号が4ビットで出力されるが、“0000”のMTF補正信号は、双方のMTF値が小さく、画像ぼけが大きいことを示している。
“1111”のMTF補正信号は、双方のMTF値が大きく、画像ぼけがほとんど無いことを示している。
この場合、図4及び図10において、RAM(1)又はRAM(2)のいずれか一方は不要となる。
図12において、Lは原稿1の焦点位置と受光部13との共役長であり、C/Lは焦点位置である。
δLは焦点位置C/Lからの焦点(F0)のずれ量である。
この上下可動は、MTF補正信号に応じてデジタル伸縮部33の伸び縮み量が変化することに伴って実現する。
図12では、透過型光源部2を稼働させるようにして、原稿1が搬送される隙間を調整するものを示しているが、プーリ35に載置されている原稿1の厚みを制御する原稿ガイド34を連動させるようにしてもよい。
図13はCISで設定された原稿1側の焦点位置C/Lに対して、光軸方向に焦点が±δLだけずれた場合のMTF特性を示す説明図である。
図13の例では、対向している光透過体4とガラス板11とのほぼ中央位置(C/L)に焦点(F0)がある場合、中央位置から光軸方向にストライプパターンの設定位置が変化するにつれて、ほぼ対照的にMTFが低下している。
図12の例では、CISの反射型光源部10から照射されて、8LPのストライプパターンで反射した散乱光は、ロッドレンズアレイ12で収束されて、受光部13に入射されることにより、光電変換されて信号処理部15でMTF値が計算され、図13に示すポイントA点に相当するMTF値が決まる。
ストライプパターンを読み込んだ位置に対する焦点位置からの距離をMTF値から知ることができる。
この場合、8LPのストライプパターンで得たMTF値は、+δL側にずれたMTF値であるため、デジタル伸縮部33をCIS側に可動させることで、焦点位置が判明すると同時に、デジタル伸縮部33の上下可動により原稿1の搬送高さ位置を調節することができる。
即ち、イメージ情報の光軸方向の位置が焦点位置と合致するように、透過型光源部2を下降させて搬送隙間を制御するようにしている。
即ち、この実施の形態1によれば、原稿1の厚みによる原稿面の焦点位置のずれに対する調整、特に透過原稿の場合には、原稿1の表側のイメージ情報、原稿1の裏側のイメージ情報に対しての調整を透過型光源部2や原稿ガイド34の上下可動により精度良く行うことができる効果を奏する。
上記実施の形態1では、透過型光源部2の光透過体4の両端部に参照基準部8を設け、透過型光源部2を上下可動させるものについて示したが、この実施の形態2では、図16に示すように、光透過体4の一端部に参照基準部8(第1の参照基準部)を設け、光透過体4の他端部に透過光用の参照基準部80(第2の参照基準部)を設けて、原稿ガイド34を可動させるものについて説明する。
図16は一端側の端部に8LPのストライプパターンで構成された参照基準部8が形成され、他端側の端部に4LPのストライプパターンで構成された参照基準部80が形成されている光透過体40を示す平面構成図である。
参照基準部80は透過光をCISのロッドレンズアレイ12を介して受光部13に入射させるので、4LPのストライプパターンは、0.125mm幅を0.25mmピッチで蒸着した黒色のパターン(クロム材)を8mm以上の幅に亘って、直接、光透過体40にストライプ状に形成している。
給紙側のプーリ35から搬送された原稿1は、透過型光源部2と原稿ガイド34を搬送経路として通過し、排紙側のプーリ35に搬送される。
透過型光源部2や原稿ガイド34の可動用に設置されたデジタル伸縮部33が、搬送経路の光軸方向の高さを調整する。
この調整は、信号処理部15から出力されるMTF補正信号に基づいて、透過型光源部2や原稿ガイド34が光軸方向に上下にスライドすることにより行われる。
信号処理部15の補正回路から出力された信号のうち、8LPのストライプパターンで構成された参照基準部8に相当する画素(セル)1〜64付近の出力情報はMTF測定部20のRAM(1)に格納され、4LPのストライプパターンで構成された参照基準部80に相当する画素1409〜1536付近の出力情報はMTF測定部20のRAM(2)に格納され、画素65〜1408付近の出力情報はMTF測定部20のRAM(3)に格納される。
なお、RAM(3)に格納される画素65〜1408付近の出力情報は、画像信号としてそのまま出力される。
最大値判定部23は、加減算部21が画素1〜64毎にMTF値を計算すると、画素1〜64のMTF値の中で、最大のMTF値を選択する。
最大値判定部24は、加減算部22が画素1409〜1536毎にMTF値を計算すると、画素1409〜1536のMTF値の中で、最大のMTF値を選択する。
例えば、最大のMTF値が“17”であれば、“1000”のMTF補正信号(1)が出力され、最大のMTF値が“25”であれば、“1100”のMTF補正信号(1)が出力される。
MTFレベル判定部27は、最大値判定部24が最大のMTF値を選択すると、MTFレベル判定部26と同様に、図14に示すような対応表から当該MTF値に対応する4ビットのMTF補正信号(2)を出力する。
一方、反射型光源部10が点灯している間は、システムラッチ信号(LATCH2)をONすることにより、MTF補正信号(2)を以前の状態に保ち、また、システムラッチ信号(LATCH1)をOFFすることにより、MTF補正信号(1)を通過させるようにする。
図18においては、4LPのストライプパターンと比べて、8LPのストライプパターンの方が高精細であるが、4LPのストライプパターンには、透過型光源部2の直接光が入射するため、反射型光源部10の散乱光を入射させたものよりも、MTF値は低下する。
一方、透過型光源部2から照射されて、4LPのストライプパターンを透過した直接光は、ロッドレンズアレイ12で収束されて、受光部13に入射されることにより、光電変換されて信号処理部15でMTF値が計算され、図18に示すポイントB点に相当するMTF値が決まる。
したがって、反射型光源部10から照射された光で原稿1の+δL側のずれ量の範囲を算出し、透過型光源部2から照射された光で原稿1の+δL側のずれ量の大まかな目安を確認することができる。
なお、ガラス板11も、光透過体40の参照基準部80からの透過光や、参照基準部8からの反射光及び原稿1の読み取り位置周辺以外の領域を遮光することで直接光や不要散乱光の入射を防止することができ、高精度の原稿読み取りが可能となる。
図20は光源色が変化することにより、共役長(L)が変化することを示しており、例えば、青色、緑色、赤色光源のような光学波長が接近しているようなイメージセンサでは大きな影響は無いが、紫外線光源や赤外線光源のような可視光領域以外の波長を持つ光源では大きく共役長が変化する。
したがって、原稿の搬送位置を変更することによって、少なくとも原稿面から反射して、ロッドレンズアレイ12に入射されるまでの距離を光源波長に合わせることで、各色毎の読み取り精度が向上する。
上記実施の形態1,2では、透過型光源部2と反射型光源部10を搭載しているものについて示したが、この実施の形態3では、例えば、紙幣のように、高速転送される原稿1の両面読み取り用の画像読取装置について説明する。
両面読み取り用の画像読取装置では、CIS(1)のガラス板11の一端部に参照基準部を設け、このガラス板11の他端部に対向するCIS(2)のガラス板11の端部に参照基準部を設けて、原稿ガイド34を可動するようにする。
参照基準部81は8LPのストライプパターンであり、CIS(1)とCIS(2)に形成されている。
読取システム側では、互いに対向している個々のCIS(1)(2)から出力されたMTF補正信号に対応する位置情報(図14を参照)にしたがってデジタル伸縮部100(焦点位置調整手段)を稼働させることにより、原稿ガイド34を可動する。
図22はこの発明の実施の形態3による画像読取装置のCIS(1)(2)の信号処理部15におけるMTF測定部20の内部構成を示すブロック図である。
CIS(1)の信号処理部15の補正回路から出力された信号のうち、参照基準部81に相当する画素(セル)1〜64又は1473〜1536付近の出力情報は、CIS(1)のMTF測定部20のRAM(1)に格納され、画素65〜1472付近の出力情報はCIS(1)のMTF測定部20のRAM(3)に格納される。
なお、RAM(3)に格納される画素65〜1472付近の出力情報は、画像信号としてそのまま出力される。
最大値判定部23は、加減算部21が画素1〜64又は1473〜1536毎にMTF値を計算すると、画素1〜64又は1473〜1536のMTF値の中で、最大のMTF値を選択する。
なお、RAM(3)に格納される画素65〜1472付近の出力情報は、画像信号としてそのまま出力される。
最大値判定部24は、加減算部22が画素1〜64又は1473〜1536毎にMTF値を計算すると、画素1〜64又は1473〜1536のMTF値の中で、最大のMTF値を選択する。
MTFレベル判定部27は、最大値判定部24が最大のMTF値を選択すると、例えば、図14に示すような対応表から当該MTF値に対応する4ビットのMTF補正信号(2)を出力する。
このとき、焦点位置が+δL側に0.43mmずれる場合には、MTF値が“24〜26”になるまで、CIS(2)を下降させることにより、焦点位置の確認が可能である。
また、焦点位置が−δL側に0.43mmずれる場合には、MTF値が“24〜26”になるまで、CIS(1)を上昇させることにより、焦点位置の確認が可能である。
また、プーリの代わりに、給紙側の原稿ガイド34を、隙間を空けて対向設置させて、その隙間の間を紙幣などを高速転送させることにより、代替が可能である。
また、光透過体4,40、ガラス板11は、ガラス材でなくても、光が透過するものであればよく、例えば、プラスチック材や半透明材を使用しても相応の効果を奏することができる。
また、参照基準部8,80,81がストライプパターンであるものとしているが、ハーフトーンパターンであってもよく、相応の効果を奏することができる。
さらに、ストライプパターンは光透過体4,40やガラス板11の表面でなくともよく、例えば、対向する反対面(裏面)に形成しても、参照基準部8,80,81としての機能を有することができる。
Claims (3)
- 光を照射する反射型光源手段と、光を照射する透過型光源手段と、上記反射型光源手段又は上記透過型光源手段から照射された光を透過する部材で構成されている光透過体と、上記反射型光源手段から原稿の搬送領域の外側に照射された光を反射させるために、上記光透過体における原稿の搬送領域の外側の一方の端部に対して、白色のパターンと黒色のパターンが交互にストライプ状に形成されている第1の参照基準部と、上記透過型光源手段から原稿の搬送領域の外側に照射された光を透過させるために、上記光透過体における原稿の搬送領域の外側の他方の端部に対して、黒色のストライプパターンが形成されている第2の参照基準部と、上記透過型光源手段が消灯されて、上記反射型光源手段が点灯される場合、上記反射型光源手段から照射されて、上記搬送領域を搬送される原稿及び上記第1の参照基準部に反射された光を収束し、上記反射型光源手段が消灯されて、上記透過型光源手段が点灯される場合、上記透過型光源手段から照射されて、上記搬送領域を搬送される原稿及び上記第2の参照基準部を透過した光を収束する光収束手段と、上記光収束手段により収束された光を電気信号に変換する受光手段と、上記受光手段により変換された電気信号のうち、上記原稿に対応する電気信号を画像信号に変換して出力するとともに、上記第1の参照基準部又は上記第2の参照基準部に対応する電気信号における個々の画素のMTF値を演算し、個々の画素のMTF値の中で最大のMTF値に応じた補正信号を出力する信号処理手段とを備えた画像読取装置。
- 信号処理手段から出力された補正信号に応じて、原稿の焦点位置を調整する焦点位置調整手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 第1の参照基準部におけるストライプパターンのパターン密度と、第2の参照基準部におけるストライプパターンのパターン密度とが異なることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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