JP4477793B2 - ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェース部材に圧下率が異なる圧延材を用いたゴルフクラブヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
打球の飛距離を増大させるため、ゴルフクラブヘッドのフェース部には反発性、耐久性に優れた金属材料からなるフェース部材が用いられる。特に近年では反発性に優れた金属材料として、例えばTi−15Mo−3Cr−3Sn−3Alといったβ型のチタン合金が注目されつつある。
【0003】
この種のチタン合金は、冷間での塑性加工性に優れるため、例えば図12に示す如く、回転する一対のロールR、R間に、実質的に均一の厚さで準備された板状の母材mを摩擦によって噛み込ませて冷間圧延し、小厚さの圧延材10として成形されるとともに、この圧延材10を所定の形状にプレス、打ち抜き加工してフェース部材に用いられる。また前記圧延材10は、通常、全体に亘り一定の圧下率(圧延による厚さの減少の度合い)で圧延されていたため、その表面硬さ、機械的性質などはフェース部材の各部において実質的に一定となっている。
【0004】
本発明者らは、このような実状に鑑み鋭意研究を重ねたところ、この種の圧延材は圧下率が大きいほど表面硬さが増すとともにその弾性限応力が向上するとの知見を得た。本発明は、かかる知見に基づき、フェース部材を圧下率が大きい高圧延部と、この高圧延部よりも圧下率が小さい低圧延部とを含んで構成することを基本として、耐久性、反発性などをバランス良く向上しうることが可能なゴルフクラブヘッド及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打球するフェース部に、圧延加工された圧延材からなるフェース部材を具えるとともに、該フェース部材は、下式(1)で表される圧下率が大きい高圧延部と、この高圧延部よりも圧下率が小さい低圧延部とを含み、前記フェース部材の高圧延部及び低圧延部は、厚さが大の厚肉部とこの厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを有する不均一厚さの母材を実質的に一定の厚さで圧延することにより形成されたことを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
圧下率={(h1−h2)/h1}×100[%] …(1)
ただし、h1は圧延加工前の厚さ、h2は圧延加工後の厚さである。
【0006】
また請求項2記載の発明は、前記高圧延部の圧下率が65〜95%、前記低圧延部の圧下率が10〜70%である請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
【0007】
また請求項3記載の発明は、前記フェース部材は、前記高圧延部をスイートスポットを含む領域に形成するとともに、前記低圧延部をこの高圧延部の外側に形成したことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
【0008】
また請求項4記載の発明は、前記フェース部材は、下記の組成式で表されるチタン合金からなることを特徴とする請求項1乃至3に記載のゴルフクラブヘッドである。
Ti100-x-y M1x M2y (数値はすべて原子%)
ただし、M1は、Zr、Hfから選ばれる1種又は2種以上の元素、
M2は、V、Nb、Ta、Mo、Cr、Wから選ばれる1種又は2種以上の元素、かつ
x+y≦50(0<x<50、0<y<50)である。
【0009】
また請求項5記載の発明は、前記フェース部材は、前記高圧延部をスイートスポットを含む領域に形成するとともに、前記低圧延部をこの高圧延部の外側に形成したことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
【0010】
また請求項6記載の発明は、厚さが大の厚肉部とこの厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを有する不均一厚さの母材を実質的に一定の厚さに圧延することにより、下式(1)で表される圧下率が大きい高圧延部とこの高圧延部よりも圧下率が小さい低圧延部とを有する圧延材を得る工程と、この圧延材から前記高圧延部及び低圧延部を含むフェース部材を切り出す工程と、このフェース部材をヘッド本体部の打球面側に固着する工程とを含むことを特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法である。
圧下率={(h1−h2)/h1}×100[%] …(1)
ただし、h1は圧延加工前の厚さ、h2は圧延加工後の厚さである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1の正面図、図2はそのY−Y線端面図をそれぞれ示しており、いずれもヘッド1を規定のライ角α、ロフト角βで水平面HPに載置した基準状態を示している。
【0012】
図において、本実施形態のヘッド1は、ボールを打撃するフェース部2と、このフェース部2の上縁2aに連なりヘッド上面をなすクラウン部3と、前記フェース部2の下縁2bに連なりヘッド底面をなすソール部4と、前記クラウン部3とソール部4との間を前記フェース部2のトウ2tからバックフェースを通りヒール2hまでのびるサイド部5と、図示しないシャフトが装着されるシャフト取付部6とを具える。また本実施形態のヘッド1は、金属材料からなりかつ内部を中空形状としたウッド型のものが例示されている。
【0013】
前記ヘッド1は、前記フェース部2の少なくとも一部、本例では主要部をなす圧延材からなる板状のフェース部材7と、このフェース部材7を打球面側に配する開口を有したヘッド本体部9とを例えば溶接により一体に固着して形成されたものを例示する。なお図1には、前記フェース部材7の境界が鎖線で示されており、フェース部2の全表面積S1とフェース部材7の表面積S2との比(S2/S1)は、例えば0.7以上、より好ましくは0.9以上に設定するのが望ましい。
【0014】
前記ヘッド本体部9は、一つの部材から又は2以上の部材を適宜溶接することにより形成され、好適にはチタン合金が用いられる。本例ではこのヘッド本体部9をα+β型チタン合金(Ti−6Al−4V)をロストワックス精密鋳造により一体に成形したものを例示する。また前記シャフト取付部6は、本例では上部に突出形成されたパイプ状をなしており、その内部にはシャフト(図示省略)を挿入し接着剤等にて固着しうるシャフト取付孔6aが形成されている。このシャフト取付孔6aの孔中心線CLは、後に取り付けられるシャフトの軸中心線と実質的に一致するため、本明細書ではこの孔中心線CLを基準にライ角αを定める。
【0015】
前記フェース部材7は、本例ではβ型チタン合金から形成されたものを例示している。β型チタン合金は、室温でβ型結晶が準安定状態で存在する。β型のチタン合金は、多数のすべりを有する体心立方構造(bcc)からなるため、すべりの少ない最密立方構造からなるα型チタン合金などに比べて変形に要する抵抗が小さく冷間ないし温間での塑性加工性に優れ、圧延材として好適となる。
【0016】
β型チタン合金としては、例えばTi−15V−3Cr−3Al−3Sn、Ti−22V−4Al、Ti−15Mo−5Zr−3Al、Ti−10V−2Fe−3Al、Ti−13V−11Cr−3Al、Ti−8Mo−8V−2Fe−3Al、Ti−3Al−8V−6Cu−4Mo−4Zr、Ti−11.5Mo−6Zr−4.5Sn、又はTi−15Mo−5Zr等が挙げられる。
【0017】
特に好ましくは、下記の組成式(1)で表されるβ型チタン合金が望ましい。
Ti100-x-y M1x M2y (数値はすべて原子%)…(1)
ただし、M1は、Zr、Hfから選ばれる1種又は2種以上の元素、
M2は、V、Nb、Ta、Mo、Cr、Wから選ばれる1種又は2種以上の元素、かつ
x+y≦50(0<x<50、0<y<50)である。
【0018】
本発明者らの実験の結果、上記式(1)で表されるチタン合金は、引張強度や硬さを大としつつも、ヤング率が著しく低く、また大きな弾性伸び、塑性伸びを示すため高反発のフェース部材に好適であることを見い出した。このようなチタン合金の高い強度と硬さは、主として大きな原子半径差、例えば上述の組み合わせから10%以上の原子半径差を有する元素を固溶していることによる固溶体強化に、また低ヤング率は主として構成元素が互いに引力相互作用を持たないために低応力で原子が可逆的に移動できることに、さらに、大きな弾性伸び限界などは相互作用を持たない多種類の元素による可逆的移動サイトの多様性のために可逆的原子移動が高いひずみ域まで起きることができるともに変形応力の上昇も起こりづらくなることに夫々起因するものと考えられる。
【0019】
とりわけ前記の如く原子半径の差が大きい少なくとも2つの元素を含む構成元素を固溶することにより、原子の再配列が起こり難くなって拡散能が低下するため、例えば溶湯を急冷することなく、徐冷した場合においてもbcc固溶体単相ないしbcc固溶体を主体的に含む冷間加工性に優れたβ型チタン合金を得ることができる。そして、このような固溶体は、冷間圧延加工を施して加工硬化を生じさせることによって、より効果的に高い強度が付与され得る。
【0020】
なお上記式(1)において、チタンの含有量が50原子%を下回る場合、上記した合金の優れた機械的特性を発現させることはできるが、比重が大きくなる傾向があるためヘッドに適用するに際して重量増大化やコスト高、さらには高融点化を招く傾向がある。またZr又はHfの元素が含まれていないと、原子半径差の大きい金属元素を多量に固溶するのが困難な傾向があり、固溶強化できない傾向がある。逆に、Zr、Hfの元素のトータル含有量が50原子%を上回ると、比重が大きくなったり、また高融点化を招くなどの不具合がある。
【0021】
さらに、V、Nb、Ta、Mo、Cr、Wから選ばれる1種または2種の元素が含まれていない場合、強度の低下や耐食性の低下招き易い。またこれらの元素のトータル含有量が50原子%を上回ると、合金の比重が大となったり、高融点化を招いたり、コストの上昇をもたらしやすいためである。特に好ましくは、Ti、Zr、Nb及びTaの組み合わせである。即ち、M1をZrとし、M2はNb、Taとする。またZrは、より好ましくは10〜40原子%、さらに好ましくは15〜30原子%とすることが望ましく、残部をNb及びTaで構成するのが良い。
【0022】
前記フェース部材7の厚さt(図2に示す)は、特に限定されるものではないが、例えば1.0〜4.0mm、より好ましくは2.0〜3.0mm、さらに好ましくは2.2〜2.7mmの厚さtとすることが望ましい。前記厚さtが1.0mm未満であると実用的な強度が不足し耐久性が低下する傾向にあり、逆に4.0mmを超えるとフェース部2の剛性が過度に高められ、反発性能が低下して打球の飛距離が低下しやすい傾向がある。本実施形態では、フェース部材7は、実質的に均一の厚さで形成されたものを示す。
【0023】
またフェース部材7は、圧延材から形成される。圧延材は、圧延工程を経て製造される。従来の圧延材を用いたフェース部材は、実質的に圧下率が各部位で一定であるが、本発明で用いるフェース部材7は、圧下率が大きい高圧延部7aと、この高圧延部7aよりも圧下率が小さい低圧延部7bとを含むことを特徴事項の一つとする。
【0024】
表1には、β型チタン合金を圧下率を種々変化させて圧延し、そのときの各圧延材の機械的特性を示している。機械的特性は、弾性限応力(曲げ試験から得られる応力−歪曲線の弾性限界時の応力)、ビッカース硬さ(JIS Z2244「ビッカース硬さ試験方法」に準じて測定され、試験荷重は490(N)とした。)、及びヤング率を示す。また圧延は室温で行われる冷間圧延とし、圧下率は、圧延加工前の厚さをh1、圧延加工後の厚さをh2とするとき、
圧下率={(h1−h2)/h1}×100[%]
により求めている。
【0025】
【表1】
【0026】
表1から明らかなように、この種の圧延材は、圧下率が大きいほどその表面硬さが増すとともにその弾性応力限度が向上することが判る。圧延材料、とりわけβ型チタン合金は、冷間で圧延することにより、材料中に多数の転位などの格子欠陥が導入されるため、このように機械的強度が向上する。なお熱間圧延とするとき、再結晶化などが進行して転移が消失し優れた機械的特性が失われやすくなるため好ましくない。他方、ヤング率については、圧下率が変化しても実質的に一定となっている。
【0027】
本発明では、ゴルフクラブヘッドのフェース部材にこのような圧延材の性質を利用する。即ち、例えばフェース部材7において、ゴルフボールと直接衝突する機会の多い例えばスイートスポットSを含む中央領域Acを、圧下率が大の高圧延部7aとしたときには、大きな衝撃力が作用する該中央領域Acにおいて、高い曲げ強度と表面硬さを発揮できヘッド1の耐久性を向上するのに役立つ。前記「スイートスポット」Sは、図2に示すように、ヘッド1の重心Gからフェース面Fに垂直に引いた法線Nが該フェース面Fと交わる点とする。また、フェース部材7の中央領域Acの外側の領域Apを、圧下率の小さい前記低圧延部7bとするときには、打球時においてフェース部材7の周辺領域を中央領域Acに比して大きく撓ませることが可能となるため、打球感の向上(柔らかい打球感)と反発性能の向上とが期待できる。
【0028】
また上記とは逆に、フェース部2の中央領域Acを低圧延部7bとし、その外側の領域7aを高圧延部7aとしたときには、打球時にボールと直接接触する中央領域Acをより撓みやすくすることができ、打球感を重視して向上させることもできる。またこの態様の場合、フェース部2の周辺を硬くしうるため、打球時にその部分の変形を抑えることができる。従って、例えばヘッド本体部9とフェース部材7との接合部(溶接部)に大きな応力集中が生じるのを防止しうる。このように、本発明のゴルフクラブヘッド1は、ヘッドの耐久性、反発性、打球感などをバランス良く向上しうる。
【0029】
前記高圧延部7aは、特に限定はされないが、好ましくは65〜95%、より好ましくは70〜90%程度の圧下率で圧延することが望ましい。前記高圧延部7aの圧下率が65%未満であると、圧延材10の機械的特性の向上効果がやや不足する傾向があり、逆に95%を超えると、機械的特性の向上には効果的ではあるが圧下率が大きくなる分、初期厚さが大の母材を必要とし材料ないし製造コストを増大させる傾向があるため好ましくない。また、このように圧下率が規制された高圧延部7aが占める表面積が少なすぎると、耐久性の向上効果が得られ難くなるため、高圧延部7aが占める全表面積S3と、フェース部2の全表面積S1との比(S3/S1)を0.5〜0.9、より好ましくは0.6〜0.7程度に設定することが特に望ましい。
【0030】
また低圧延部7bも特に限定はされないが、好ましくは80%以下、より好ましくは10〜70%、さらに好ましくは50〜70%程度の圧下率で圧延することが望ましい。低圧延部7aの圧下率が80%を超えるとフェース部材7の表面硬さが実質的に全域で向上してしまい、打球感や反発性能を悪化させる傾向があり、逆に10%未満であると圧下率が小さすぎるため、母材の強度向上効果が期待できない傾向がある。さらに、低圧延部7bを前記外側の領域Apに設ける場合、中央領域Acの周囲に環状に連続的に形成することが望ましいが、途切れて形成されていても良い。
【0031】
なお一例として、フェース部材7において、最大圧下率と最小圧下率との差が15〜50%程度、より好ましくは20〜40%程度であるのが好ましい。これによって、耐久性、反発性能のバランスを良好とする。またフェース部材7は、図3に略示するように、圧下率がフェース部材7の中央領域の高圧延部7aからその周縁側に向かって徐々に小さくなる低圧延部7b1、7b2…となるように(例えば年輪状に)滑らかに変化するものが望ましい。これにより、フェース部材7において、硬さ、弾性限応力の急激な変化部を無くしさらに耐久性の向上などに役立つ。
【0032】
本発明で用いるフェース部材7は、例えば図4(a)〜(c)のような工程を含んで製造することができる。先ず、図4(a)、図5(a)、及びそのA−A断面である図5(b)に示すように、不均一厚さの母材mを準備する。本例の母材mは、平面視が円形状をなすともに、下面が平坦かつ上面がその中央部を最も隆起させたドーム状の曲面で形成されたものを示す。これにより、母材mは、厚さが最も大の厚肉部Maと、この厚肉部Maよりも厚さが小の薄肉部Mbとを有する。
【0033】
このような母材mは、例えば合金をアーク溶解炉で熔解する熔解工程において同形状のキャビティを有する金型で成形される。不均一厚さの母材mは、この例以外にも、例えば図6(a)、(b)のように厚さが段階状に変化する部分を有するもの、図7、図8に示すように、厚さが滑らかに変化する部分を有するものなど種々の形状が採用できる。図4〜8では、平面視が円形状のものを例示したが、それに限定されるものではなく、平面視で楕円形状、長方形等であってもよく、フェース部材に加工しうる形状で有れば、いかなる形状でも良い。また、図4〜8では、下面が平坦かつ上面が曲面や段階的変化部分にて隆起するものを例示したが、これとは逆に上面が平坦かつ下面が曲面や段階的変化部分にて隆起するものや、上面と下面が共に曲面や段階的変化部分にて隆起するもの、さらには上面と下面の隆起の程度や隆起面形態が異なっているものでも良い。さらに、簿材の上面や下面の隆起が、曲面と段階的変化の部分の組み合わせからなる面による隆起であっても良いなど種々の形状の母材を用いうる。
【0034】
次に母材mは、本例では図4(b)に示したように一対のロールR、Rを用いて冷間圧延される。母材mは、圧延方向Kで圧延され、同図(c)に示すように実質的に均一の厚さt’の圧延材11として成形される。このように、不均一厚さの母材mを実質的に均一厚さに圧延することにより、母材mの厚肉部maの圧下率は大きく、かつ薄肉部Mbの圧下率は小さくなり、圧下率が異なる圧延材11を容易に成形することができる。図9(A)には、図4(c)の圧延材11のX−X断面を、同図(B)には、その各位置と圧下率との関係を示している。このように、圧延材11の圧下率は、その端部で小さく、中央部で大きくなる。
【0035】
前記冷間圧延加工は、本例では、1回の圧延工程での圧下量(厚さの減少量)を例えば0.1〜0.5mm程度とし、これを複数回繰り返すことにより所望の一定の厚さの圧延材11を形成するものを示している。母材mは、その圧延方向Kに沿って伸ばされるが、冷間圧延の場合には、その圧延方向Kと直角な方向にはあまり大きな伸びは生じない。従って、図4に示した母材の場合、図3に示したように、その中央部分で圧下率が大となる高圧延部7aとなり、他方その周囲が圧下率が徐々に小さくなる低圧延部7b1、7b2、…が形成できる。また圧延方向Kは単一の方向としても良いが、好ましくは互いに交差する2種以上の方向で圧延することが好ましい。圧延方向と、この圧延方向と直角な方向とでは、曲げに対する強度が異なり易いため、このように圧延方向を交差する2種以上とすることにより、材料の機械的強度などの異方性を極力減じる。また前記圧延方向の交差角度は40〜90゜とすることが望ましい。
【0036】
冷間圧延加工は、特に材料を意図的に加熱せずに常温で圧延加工が行われる。冷間圧延加工としては、雰囲気温度と圧延加工の際に生じる材料の発熱を加味し、−20〜100℃、より好ましくは0〜100℃、さらに好ましくは15〜100℃で加工することが望ましい。なおこの温度は、加工中に発熱する材料の温度を意味している。圧延加工時の温度が100℃を超えると、材料の結晶中の転移の再配列や再結晶化が生じ、加工硬化が十分に期待し得ず、ひいては前記機械的強度の向上が充分に望めず、逆に−20℃を下回ると圧延された圧延材の圧延方向と直角な側縁にひび割れ等が生じやすく材料の歩留まりが悪化しやすい傾向にある。
【0037】
次に成形された圧延材11は、本実施形態ではプレス加工され、所定の曲面(ロール、バルジ)に形成された後、図4(c)の如くフェース部材7の形状Lに切り抜かれ、研磨加工などが施された後、前記ヘッド本体部9の開口に溶接される。なおプレス工程においても、圧延工程と同様に冷間で行うのが望ましい。またプレスと打ち抜きを行う順序を逆にしても良い。これにより本発明のヘッド1を製造することができる。
【0038】
なお圧延材11は、一定の厚さt′で圧延される場合の他、各部位で厚さが異なる非一定の厚さで形成することもできる。この場合、例えば溝状の凹みを有するロールなどを用いて圧延することができる。この場合においても、母材の形状により、圧下率を変化させることが可能になる。特に母材mの厚肉部を最も大きな圧下率で圧延することにより、容易に高圧延部7aを形成できる。また、高圧延部7aの外側に低圧延部7bが形成されるとき、上記実施形態のように環状に形成される場合の他、フェース部材の外側であれば、例えばフェース部材の上下(クラウンーソール)の領域や、フェース部材の左右(トウーヒール)の領域にのみに形成するものなど種々の態様で実施しうる。
【0039】
以上本発明の実施形態についてウッド型のゴルフクラブヘッドを例に取り説明したが、本発明は、ウッド型のゴルフクラブヘッドに限定されるものではなく、アイアン型やパター型、ユーティリティ型の各ヘッドなどにおいても好適に適用しうるのは言うまでもない。またフェース部材は、本例では板状をなすものを示したが、その一部がクラウン部3、ソール部4又はサイド部5の一部を構成するようにもプレスで成形しうる。
【0040】
【実施例】
次に本発明をより具現化した実施例について説明する。
(実施例1)
フェース部材を、前記式(1)を満たすチタン合金「Ti50Zr30Nb10Ta10」(数字は原子%、原子半径差は最小−最大で約11.7%)を用いて以下の手順で試作した。
図10には、この材料を含む各種材料の引張応力−伸び曲線を、図11には同引張強度とヤング率との関係を夫々示す。図10、図11から明らかなように、上記式(1)で表されるチタン合金は、純チタンないしチタン合金(Ti−6Al−4V)よりも高い引張強度(弾性限応力)を有しているにも拘わらず、ヤング率Eがそれらのほぼ半分以下と非常に低いものである。従って、このような高強度かつ低ヤング率という特徴を有するβ型チタン合金をヘッドのフェース部材に用いるだけでも、フェース部の耐久性を十分に確保しつつヘッドの反発係数が向上しうる。次に真空引きされかつアルゴン置換された雰囲気中のアーク溶解炉にて前記構成元素を溶解して図5に示すドーム状の母材(外径60mm×最大厚さ30mm×最小厚さ6mm)を成形した。そして、この母材を室温20℃で圧延する冷間圧延を行い3mmの均一厚さの圧延材を成形した。この圧延材の圧下率は、中央部で約90%、そこから周縁に向かって徐々に小さくなり周縁で約50%に設定されている。
【0041】
次に、この圧延材からトウ、ヒール方向のフェース巾100mm、クラウン−ソール方向のフェース高さ50mmでフェース部材の形状に打ち抜くとともに、これを室温20℃で冷間プレス加工を施すことにより、9インチのフェースロール、フェースバルジを有するフェース部材を成形した。なおプレスは曲げ加工が主体であり、実質的な厚さの変化は生じていない。しかる後、フェース部材をヘッド本体部に溶接するとともに、フェース面を研磨してフェース部材の打球部の厚さを約2.7mmとしたウッド型ゴルフクラブヘッドを試作した。ヘッドの共通仕様は次の通りである。
ヘッド体積:300cm3
ロフト角 :10゜
ヘッド本体:Ti−6Al−4Vのチタン合金をロストワックス精密鋳造法により製造
【0042】
(実施例2〜5)
母材の寸法を変えることで圧下率を違えたものである。フェース部材の材料や製造工程は実施例1と同じである。
【0043】
(従来例)
厚さを6mmで一定とした同一のチタン合金からなる母材を準備し、圧下率が50%で一定となるように圧延した圧延材から同形状のフェース部材を試作した。
【0044】
次に、上記各試作ヘッドに同一のシャフト(46インチ、フレックスS)を装着してウッド型のゴルフクラブとし、これをツルーテンパー社製のスイングロボットに取り付けてヘッドスピード54m/sでゴルフボールをフェ0ス面の中央で試打する耐久テストを行った。評価は、5000発未満でフェース部が破損したものを「×」、5000発で破損がなかったものを「○」とした。
【0045】
またヘッドの反発性能のテストは、U.S.G.A.の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に基づき行った。ボール初速は160フィート±0.5フィート(48.768±0.1524m/s)に設定した。
テストの結果などを表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】
テストの結果、従来例では圧下率が比較的小さくかつ全域で一定であるため、機械的強度が充分でなく、耐久性にも劣る。他方、実施例のものは、耐久性を維持しつつ、反発性能、打球感に優れることが確認できた。
【0048】
【発明の効果】
上述したように、請求項1記載の発明では、ボールを打球するフェース部に、圧延加工された圧延材からなるフェース部材を具えるとともに、該フェース部材は、圧下率が大きい高圧延部と、この高圧延部よりも圧下率が小さい低圧延部とを含む。従って、高圧延部で強度を増しフェース部の耐久性を向上しうるとともに、低圧延部によって反発性能、打球感などの悪化が防止できる。
【0049】
また請求項2ないし3記載の発明では、厚さが大の厚肉部とこの厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを有する不均一厚さの母材を実質的に一定の厚さ或いは厚肉部を、最も大きな圧下率でそれぞれ圧延することにより、簡単な工程でフェース部材に高圧延部、低圧延部を製造することができる。従って、生産性の向上に役立つ。
【0050】
また請求項4記載の発明のように、フェース部材は、高圧延部をスイートスポットを含む領域に形成するとともに、低圧延部をこの高圧延部の外側に形成したときには、ゴルフボールと直接衝突する機会の多い中央領域において、高い曲げ強度と表面硬さを発揮できヘッドの耐久性を向上する他、打球時に外側の領域を大きく撓ませることが可能となるため、打球感の向上と反発性能の向上とが期待できる。
【0051】
また請求項5記載の発明のように、フェース部材に組成を限定したβ型チタン合金を用いたときには、より高圧延部では高強度にでき、しかも低いヤング率を維持することができるため、特に耐久性と反発性能とをバランス良く向上することができる。
【0052】
また請求項6記載の発明のように、厚さが大の厚肉部とこの厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを有する不均一厚さの母材を圧延することにより、圧下率が大きい高圧延部とこの高圧延部よりも圧下率が小さい低圧延部とを含む圧延材を得る工程と、この圧延材からフェース部材を切り出す工程と、このフェース部材をヘッド本体部の打球面側に配して固着する工程とを含むことによって、各部位で圧下率が異なる圧延材を容易に成形しうるとともに、耐久性と反発性能とをバランス良く向上しうるゴルフクラブヘッドを生産性を損ねることなく製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のゴルフクラブヘッドの基準状態における正面図である。
【図2】そのY−Y線端面図である。
【図3】フェース部材の正面図である。
【図4】(a)〜(c)はフェース部材の製造工程を示す略図である。
【図5】(a)は母材の平面図、(b)はそのA−A断面図である。
【図6】(a)は母材の平面図、(b)はそのA−A断面図である。
【図7】(a)は母材の平面図、(b)はそのA−A断面図である。
【図8】(a)は母材の平面図、(b)はそのA−A断面図である。
【図9】(A)は図4(c)のX−X断面図、(B)はその圧下率を示すグラフである。
【図10】本実施例のチタン合金の引張応力−伸びの関係を示すグラフである。
【図11】本実施例のチタン合金の引張応力−ヤング率の関係を示すグラフである。
【図12】圧延工程を示す略図である。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース部
3 クラウン部
4 ソール部
5 サイド部
6 シャフト取付部
7 フェース部材
7a 高圧延部
7b 低圧延部
S スイートスポット
m 母材
Claims (6)
- ボールを打球するフェース部に、圧延加工された圧延材からなるフェース部材を具えるとともに、
該フェース部材は、下式(1)で表される圧下率が大きい高圧延部と、この高圧延部よりも圧下率が小さい低圧延部とを含み、
前記フェース部材の高圧延部及び低圧延部は、厚さが大の厚肉部とこの厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを有する不均一厚さの母材を実質的に一定の厚さで圧延することにより形成されたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
圧下率={(h1−h2)/h1}×100[%] …(1)
ただし、h1は圧延加工前の厚さ、h2は圧延加工後の厚さである。 - 前記高圧延部の圧下率が65〜95%、前記低圧延部の圧下率が10〜70%である請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記フェース部材は、前記高圧延部をスイートスポットを含む領域に形成するとともに、前記低圧延部をこの高圧延部の外側に形成したことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記フェース部材は、下記の組成式で表されるチタン合金からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
Ti100-x-y M1x M2y (数値はすべて原子%)
ただし、M1は、Zr、Hfから選ばれる1種又は2種以上の元素、
M2は、V、Nb、Ta、Mo、Cr、Wから選ばれる1種又は2種以上の元素、かつ
x+y≦50(0<x<50、0<y<50)である。 - 前記フェース部材は、前記高圧延部をスイートスポットを含む領域に形成するとともに、前記低圧延部をこの高圧延部の外側に形成したことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
- 厚さが大の厚肉部とこの厚肉部よりも厚さが小の薄肉部とを有する不均一厚さの母材を実質的に一定の厚さに圧延することにより、下式(1)で表される圧下率が大きい高圧延部とこの高圧延部よりも圧下率が小さい低圧延部とを有する圧延材を得る工程と、
この圧延材から前記高圧延部及び低圧延部を含むフェース部材を切り出す工程と、
このフェース部材をヘッド本体部の打球面側に固着する工程とを含むことを特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法。
圧下率={(h1−h2)/h1}×100[%] …(1)
ただし、h1は圧延加工前の厚さ、h2は圧延加工後の厚さである。
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