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JP4471246B2 - シリンダー錠の保護装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動二輪車等に装備されるシリンダー錠の破壊等を防止し得るシリンダー錠の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の保護装置としては、例えば特開平11−44132号公報に開示されている。この保護装置は、手動操作によってシリンダー錠の頭部上面においてロック位置(セット位置)とアンロック位置(リセット位置)との間を移動してロータ上面のキー孔を開閉し得るシャッターと、このシャッターをロック位置に保持することによりキー孔を閉塞して施錠するマグネット錠と、つまみ部に設けられた磁石の磁気によってマグネット錠を解錠するイグニッションキーとを具備するように構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この保護装置にあっては、イグニッションキーのつまみ部に設けた磁石の磁気によって、手動操作でマグネット錠(すなわちシャッター)を開閉操作する構造であるため、例えばつまみ部をマグネット錠のマグネットキー孔に一々差し込んでマグネット錠を解錠する必要がある。そのため、イグニッションキーによるマグネット錠の解錠操作が非常に面倒となり、特に暗い場所においては、マグネットキー孔を手探り状態で探して、これにイグニッションキーのつまみ部を差し込む必要があることから、その操作が一層面倒になり易いという問題点があった。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、シャッターによるキー孔の開閉を遠隔操作で行うことができて、その操作性を向上させ得ると共に、遠隔操作と手動操作の両方が行えて操作性により優れたシリンダー錠の保護装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、シリンダーボディに装着され、該ボティ内に配設されたロータのキー孔を外側から閉塞することによってシリンダー錠を保護し得るシリンダー錠の保護装置であって、前記シリンダーボディの頭部上面においてロック位置とアンロック位置との間で移動し前記ロータ上面のキー孔を開閉し得るシャッターと、前記シャッターに磁石を係合させることにより、当該シャッターをロック位置で保持するマグネット錠と、前記磁石を遠隔操作で解錠位置に設定することにより、前記磁石とシャッターとの係合を解除して前記マグネット錠を解錠し、前記シャッターをアンロック位置に移動し得るモータもしくはソレノイドと、前記キー孔に挿脱されつまみ部に設けた磁石で前記磁石を解錠位置に設定することにより、前記磁石とシャッターとの係合を解除して前記マグネット錠を解錠し、前記シャッターを手動でアンロック位置に移動し得るイグニッションキーと、を具備することを特徴とする。
【0006】
このように構成することにより、保護装置は、シリンダー錠のシリンダーボディに装着されて使用され、遠隔操作でマグネット錠の磁石が少なくとも解錠位置に設定された際に、シャッターがアンロック位置に保持されてロータのキー孔が開放され、イグニッションキーによるエンジン作動が可能な状態となる。これにより、キー孔を保護するシャッターが遠隔操作でロック位置からアンロック位置に自動的に設定されることから、その操作性が向上する。また、磁石の解錠位置への設定をイグニッションキーのつまみ部に設けた磁石によって手動で行うことができることから、遠隔操作と手動操作の両操作によるシャッターのアンロック位置への設定が可能になって、操作性がより向上する。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、マグネット錠が、遠隔操作で正逆転するモータと、該モータの回転で磁石を施錠位置もしくは解錠位置に設定してシャッターをロック位置もしくはアンロック位置に保持し得るマグネット駆動部とを有することを特徴とする。このように構成することにより、遠隔操作でモータを正転もしくは逆転させると、これに連動してマグネット駆動部が作動し、磁石を施錠位置や解錠位置に設定することから、シャッターの開閉動作がモータの回転動作で確実に行える。
【0008】
また、請求項3記載の発明は、マグネット駆動部が、モータの回転軸にギヤを介して連結されたカムと、該カムに係合して上下動するロックシャフトと、該ロックシャフトの下降位置を検出するスイッチとを有し、スイッチでロックシャフトの下降位置を検知した際に、モータの回転を継続させることを特徴とする。このように構成することにより、ロックシャフトが下降終了した時点でモータが停止することがなくなり、磁石が解錠位置に設定されると共にシャッターがアンロック位置に確実に保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8は、本発明に係わるシリンダー錠の保護装置の一実施例を示し、図1がその平面図、図2が背面図、図3が底面図、図4が図1のA−A線断面図、図5がロックシャフトを示す正面図、縦断面図及び底面図、図6がアッパーカムとアンダーカムを示す平面図、縦断面図及び底面図、図7が可動ローラを示す平面図、縦断面図及び側面図、図8が作動状態を示す断面図である。
【0010】
図1〜図4において、保護装置1は、上面側がカバー3で覆われたフレーム2を有し、このフレーム2の一端側の下部には、シリンダー錠5のシリンダーボディ26が取付孔2bを利用して取り付けられるシリンダー錠取付凹部2aが形成され、他端側にはマグネット錠4が配設されている。また、カバー3のシリンダー錠取付凹部2aの上部には、シリンダー錠5のロータ6のキー孔7に対応する円形の孔3aが形成され、マグネット錠4の上部にはマグネットキー孔3bが形成されている。
【0011】
前記マグネット錠4は、フレーム2の上面側でカバー3の内側に移動可能に配置されたシャッター8と、このシャッター8の係合部8aにその磁石9が係合するロックシャフト10と、このロックシャフト10を上下動させるアッパーカム11及びアンダーカム12と、前記シャッター8を回動させる可動ローラ13と、正逆転可能なモータ14とを有している。そして、モータ14、両カム11、12、ロックシャフト10、後述するマイクロスイッチ25等によってマグネット駆動部が形成されている。
【0012】
前記シャッター8は、金属板によって形成され、その基部側を中心に所定角度回動することにより、その先端部でロータ6のキー孔7を開閉する。また、前記ロックシャフト10は、図5に示すように、そのシャフト部10aがDカットされると共に、シャフト部10a上部の本体部10bには、直径方向にピン15が貫通配置されてその先端部が所定寸法外側に突出している。本体部10bの上面には複数の凹部16が形成され、この凹部16内に上端側に径小部9aを有する前記磁石9がスプリング17を介して嵌挿されると共に、本体部10bの上面が孔を有するカバー18で覆われることにより、磁石9の径小部9aがカバー18の孔に嵌入した状態でその上方への飛び出しが防止されている。
【0013】
そして、この磁石9が、イグニッションキー19のつまみ部19aに設けられた磁石20で反発力を受けて下方に下がることにより、磁石9とシャッター8の孔もしくは凹部からなる係合部8aとの係合状態が解かれて、シャッター8をアンロック位置に設定することが可能になる。なお、ロックシャフト10のシャフト部10aは、その下端がフレーム2のDカットされた孔2cに嵌合することにより、回転不能状態でフレーム2に上下動可能に配設されている。
【0014】
前記アッパーカム11とアンダーカム12は、図6に示すように形成されている。すなわち、アッパーカム11は、中心に段差が形成された嵌合孔11aを有する略筒状に形成され、その上面の外周縁の対角線位置には幅広の一対の係合凸部11bが形成されている。また、このアッパーカム11の下部に係合するアンダーカム12は、上部側に前記アッパーカム11の嵌合孔11aに嵌合する嵌合部12aが形成されると共に、前記ロックシャフト10のシャフト部10aが嵌挿する軸部の外周面にはギヤ12bが形成されている。
【0015】
そして、アッパーカム11の嵌合孔11aとアンダーカム12の嵌合部12aの上端部との間には、円周方向に沿って上下の高さが異なるカム溝としての隙間21が形成され、この隙間21に前記ロックシャフト10の本体部10bのピン15の両端部が係合している。なお、アンダーカム12の外周面には、その対角線位置に一対のバネ止め22が形成されている。
【0016】
前記可動ローラ13は、図7に示すように、中心に孔13aを有する略リング形状に形成され、孔13aの内周面にはその対角線位置に前記係合凸部11bに係合し得る係合凹部13bが形成されると共に、該係合凹部13bの外側にはシャッター8を回動させるクラッチ機能を有する突起13cが形成されている。そして、この可動ローラ13は、孔13a内面に形成されたバネ止め凹部13dと、前記アンダーカム12のバネ止め22との間に係止されたバネ23(図4参照)によって常時上方に付勢され、その所定の回転位置において、突起13cがシャッター8の底面の凹部に係合し得るように構成されている。
【0017】
前記モータ14は、図2に示すようにマグネット錠4が配設されるフレーム2の底面に取り付けられ、図4に示すようにその回転軸14aがフレーム2内に突出している。この突出した回転軸14aの先端にはギヤ24が固定され、このギヤ24の外周面が前記アンダーカム12の軸部のギヤ12bに歯合している。そして、モータ14は、例えば図示しない専用のリモコンキー(もしくは前記イグニッションキー19)に設けられた操作釦の操作によって正逆転し得るように構成されている。
【0018】
なお、図2及び図3に示すように、マグネット錠4が配設されるフレーム2部分の底面には、マイクロスイッチ25が、その作動子をロックシャフト10のシャフト部10aの下端に対応させた状態で取り付けられている。このマイクロスイッチ25は、例えばその接点がモータ14の電源回路に接続され、ロックシャフト10のシャフト部10aが下降位置に達した場合に、接点がオンしてモータ14への電源供給を継続してモータ14を作動し続ける如く作用する。
【0019】
次に、この保護装置1の動作について説明する。先ず、リモコンキーをアンロック操作してモータ14を正回転させると、モータ14の回転軸14aに固定されたギヤ24に歯合しているアンダーカム12が回転し、このアンダーカム12の回転に追従してアッパーカム11も一体となって回転する。この両カム11、12が回転すると、両カム11、12の間に形成されている隙間21も円周方向に回転して上下方向の高さが変化し、隙間21に係合しているピン15を介してロックシャフト10が下方に移動して、図8に示すように、本体部10b上面に配設されている磁石9がシャッター8の係合部8aから下方に引き抜かれる。これにより、磁石9とシャッター8のロックが外れて磁石9が解錠位置に設定される。
【0020】
アッパーカム11がさらに回転すると、アッパーカム11の係合凸部11bと可動ローラ13の係合凹部13bが係合していることから、アッパーカム11の回動につれて可動ローラ13も回動する。そして、可動ローラ13が回動すると、その突起13cでシャッター8がアンロック方向に回動し、ロータ6のキー孔7が開いたアンロック位置に設定される。
【0021】
この位置で、さらにモータ14が回転すると、可動ローラ13はシャッター8をさらに回転方向に押し、シャッター8がカバー3当接するとバネ23の付勢力に抗して下方に押し下げられる。この可動ローラ13の下方への押し下げによって、可動ローラ13の突起13cがシャッター8から外れて可動ローラ13が空回転するので、モータ14の焼き付けやギヤ24の破損が防止される。
【0022】
これにより、リモコンキーのアンロック操作でシャッター8がキー孔7を閉塞したロック位置からキー孔7が開放されたアンロック位置に変更され、このアンロック位置において、開放しているキー孔7にイグニッションキー19を差し込むことにより、例えばエンジンが作動可能な状態となる。なお、モータ14の正回転でロックシャフト10がアンロック位置に対応する位置まで下降すると、マイクロスイッチ25が作動してモータ14への電源供給が継続されることから、可動ローラ13が押し下げられる位置まで回動させられ、これによりシャッター8がアンロック位置に確実に保持される。
【0023】
一方、シャッター8をアンロック位置からロック位置にして、例えば車両の駐車中のキー孔7の破壊等を防止する場合は、リモコンキーをロック操作してモータ14を逆回転させる。モータ14が逆回転すると、可動ローラ13が逆方向に回転してその突起13cでシャッター8を逆方向(ロック位置方向)に回動させると共に、アンダーカム12及びアッパーカム11の逆方向への回動によって、両カム11、12で形成される隙間21にピン15で係合しているロックシャフト10が上昇する。
【0024】
そして、シャッター8がロック位置まで回動したら、磁石9の径小部9aとシャッター8の係合凹部8aが上下方向で一致し、スプリング17で付勢されている磁石9が上方に突出して、その径小部9aがシャッター8の係合部8aに係合する。これにより、図4に示すように、磁石9が施錠位置に設定され、シャッター8の回動が磁石9で規制され保護装置1がロック位置に保持される。
【0025】
また、前記マグネット錠4は、手動操作によってもロック位置からアンロック位置への操作(解錠)を行うことができる。この手動操作は、イグニッションキー19のつまみ部19aに設けられた磁石20を、カバー3のマグネットキー孔3bに差し込み、イグニッションキー19の磁石20と磁石9の反発力で磁石9を下降させて、シャッター8の係合部8aとの係合状態を解除することによって行われる。
【0026】
このように、上記実施例の保護装置1によれば、フレーム2内にモータ14、アンダーカム12とアッパーカム11、可動ローラ13、ロックシャフト10及びシャッター8からなるマグネット錠4を設け、このマグネット錠4をリモコンキーの遠隔操作によって作動させて、マグネット錠4の磁石9を施錠位置や解除位置に設定することにより、シャッター8をロック位置やアンロック位置に保持することができるため、シャッター8のロック位置及びアンロック位置への操作を遠隔操作で行うことができて、その操作性を向上させることができる。
【0027】
特に、シャッター8のロック位置からアンロック位置への変更、すなわち解錠操作をイグニッションキー19のつまみ部19aに設けられた磁石20の手動操作によっても行うこともができるため、例えばリモコンキーを所持していない場合のアンロック操作をイグニッションキー19で行うことができて、より操作性に優れた保護装置1を得ることが可能になる。
【0028】
また、リモコンキーの遠隔操作で、モータ14を正回転もしくは逆回転させることにより、磁石9を施錠位置や解錠位置に設定して、シャッター8をロック位置やアンロック位置に保持することができるため、施錠動作や解錠動作を確実に行うことができると共に、解錠動作時に、ロックシャフト10の下降を検知してモータ14の回転を継続させるため、シャッター8をアンロック位置に確実に保持することができて、より確実な解錠動作等を得ることが可能になる。
【0029】
さらに、保護装置1のフレーム2にシリンダー錠取付凹部2aが設けられ、シリンダー錠5と保護装置1が別体で形成されているため、例えば市販されている各種シリンダー錠5のシリンダーボディ26への保護装置1の取り付けを容易に行うことができ、各種シリンダー錠5のキー孔7への異物差し込み等による破壊を防ぐことができる等、汎用性に優れた保護装置1を得ることが可能になる。
【0030】
図9〜図13は、本発明に係わる保護装置の参考例を示し、図9がその平面図、図10が背面図、図11が底面図、図12が図9のB−B線断面図、図13が作動状態を示す断面図である。なお、上記実施例と同一部位には、同一符号を付して説明する。この参考例の保護装置1の特徴は、前記マグネット錠4を電磁ソレノイド30とスライダー31とで構成した点にある。
【0031】
すなわち、フレーム2のマグネット錠4の取付部分の下部に、ヨーク32、固定鉄心33、可動バネ34、可動鉄心35及びコイル36からなる電磁ソレノイド30を配置すると共に、可動鉄心35上にスライダー31を係合状態で配置し、このスライダー31の上面の凹部16内にスプリング17で常時上方に付勢された上下動可能な磁石9を配置する。磁石9は、その径小部9aがカバー37の孔に挿通され、カバー37より上方に突出した径小部9aがシャッター8の係合部8aに係合し得ると共に、下部の径大部によってカバー37上への飛び出しが防止されている。
【0032】
この保護装置1によれば、ロック位置において、図12に示すように、磁石9の径小部9aがシャッター8の係合部8aに係合して、シャッター8の移動(もしくは回動)を規制している。また、このロック位置を解錠する場合は、リモコンキーでアンロック操作すると、電磁ソレノイド30のコイル36に通電されて該ソレノイド30が作動し、その可動鉄心35が可動バネ34の付勢力に抗して下方に引っ張られ、この可動鉄心35の下方への引っ張りによって、スライダー31も一体となって下降し、図13(a)に示すように、磁石9の径小部9aがシャッター8の係合部8aから外れる。
【0033】
そして、シャッター8と磁石9の係合状態が外れることにより、シャッター8が図示しないバネでアンロック方向に自動的に移動(もしくは回動)し、アンロック位置に保持される。したがって、この参考例の保護装置1は、リモコン操作で、ロック位置からアンロック位置への操作(解錠操作)が可能になる。一方、シャッター8を手動でアンロックする場合は、図13(b)の矢印に示すように、カバー3のマグネットキー孔3bにイグニッションキー19の磁石20を差し込み、その磁石20の反発力で磁石9を下方に移動させることによって行う。
【0034】
このように、この参考例の保護装置1においても、シャッター8のアンロック位置への操作をリモコン操作で電磁ソレノイド30を作動させて確実に行うことができる等、上記実施例の保護装置1と略同様の作用効果を得ることができる。この参考例のアンロック位置からロック位置へのセットは、例えばシャッター8に設けられた押圧部38を押圧操作することによって行うことになる。
【0035】
なお、上記各例におけるマグネット錠4の構成、シャッター8の移動方向及び移動機構等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、遠隔操作でマグネット錠の磁石が少なくとも解錠位置に設定された際に、シャッターがアンロック位置に保持されてロータのキー孔が開放されるため、キー孔を保護するシャッターの開閉操作を遠隔操作で行うことができて、その操作性を向上させることができる。また、磁石の施錠位置や解錠位置への設定をイグニッションキーのつまみ部に設けた磁石の手動操作によっても行うことができるため、保護装置の遠隔操作と手動操作の両操作が可能になって、操作性をより向上させることができる。
【0037】
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、マグネット錠が遠隔操作で作動するモータと該モータの回転で磁石を施錠位置もしくは解錠位置に設定し得るマグネット駆動部を有するため、シャッターのロック位置やアンロック位置への動作をモータの正逆転で簡単かつ確実に行うことができる。
【0038】
また、請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加え、モータの回転がギヤやカムを介してロックシャフトに伝達されて該シャフトが下降すると、ロックシャフトの下降位置をスイッチが検出してモータの回転を継続させるため、ロックシャフトの下降終了時点でモータが停止することがなくなり、磁石を解錠位置、すなわちシャッターをアンロック位置に確実に保持することができて、より安定した動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるシリンダー錠の保護装置の一実施例を示す平面図
【図2】 同その背面図
【図3】 同その底面図
【図4】 同図1のA−A線断面図
【図5】 同そのロックシャフトを示し、(a)が正面図、(b)が縦断面図、(c)が底面図
【図6】 同そのアッパーカムとアンダーカムを示し、(a)が平面図、(b)が縦断面図、(c)が底面図
【図7】 同その可動ローラを示し、(a)が平面図、(b)が縦断面図、(c)が側面図
【図8】 同マグネット錠の作動状態を示す断面図
【図9】 本発明に係わるシリンダー錠の保護装置の参考例を示す平面図
【図10】 同その背面図
【図11】 同その底面図
【図12】 同図9のB−B線断面図
【図13】 同作動状態を示し、(a)が電動作動状態の断面図、(b)が手動作動状態の断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・保護装置
2・・・・・・・・・フレーム
2a・・・・・・・・シリンダー錠取付凹部
3・・・・・・・・・カバー
3a・・・・・・・・孔
3b・・・・・・・・マグネットキー孔
4・・・・・・・・・マグネット錠
5・・・・・・・・・シリンダー錠
6・・・・・・・・・ロータ
7・・・・・・・・・キー孔
8・・・・・・・・・シャッター
8a・・・・・・・・係合部
9・・・・・・・・・磁石
10・・・・・・・・ロックシャフト
11・・・・・・・・アッパーカム
11b・・・・・・・係合凸部
12・・・・・・・・アンダーカム
13・・・・・・・・可動ローラ
13b・・・・・・・係合凹部
13c・・・・・・・突起
14・・・・・・・・モータ
15・・・・・・・・ピン
19・・・・・・・・イグニッションキー
19a・・・・・・・つまみ部
20・・・・・・・・磁石
21・・・・・・・・隙間
25・・・・・・・・マイクロスイッチ
26・・・・・・・・シリンダーボディ
30・・・・・・・・電磁ソレノイド
31・・・・・・・・スライダー

Claims (3)

  1. シリンダーボディに装着され、該ボティ内に配設されたロータのキー孔を外側から閉塞することによってシリンダー錠を保護し得るシリンダー錠の保護装置であって、
    前記シリンダーボディの頭部上面においてロック位置とアンロック位置との間で移動し前記ロータ上面のキー孔を開閉し得るシャッターと、
    前記シャッターに磁石を係合させることにより、当該シャッターをロック位置で保持するマグネット錠と、
    前記磁石を遠隔操作で解錠位置に設定することにより、前記磁石とシャッターとの係合を解除して前記マグネット錠を解錠し、前記シャッターをアンロック位置に移動し得るモータもしくはソレノイドと、
    前記キー孔に挿脱されつまみ部に設けた磁石で前記磁石を解錠位置に設定することにより、前記磁石とシャッターとの係合を解除して前記マグネット錠を解錠し、前記シャッターを手動でアンロック位置に移動し得るイグニッションキーと、を具備することを特徴とするシリンダー錠の保護装置。
  2. 前記マグネット錠は、遠隔操作で正逆転するモータと、該モータの回転で前記磁石を施錠位置もしくは解錠位置に設定してシャッターをロック位置もしくはアンロック位置に保持し得るマグネット駆動部とを有することを特徴とする請求項1記載のシリンダー錠の保護装置。
  3. 前記マグネット駆動部は、前記モータの回転軸にギヤを介して連結されたカムと、該カムに係合して上下動するロックシャフトと、該ロックシャフトの下降位置を検出するスイッチとを有し、前記スイッチでロックシャフトの下降位置を検知した際に、前記モータの回転を継続させることを特徴とする請求項2記載のシリンダー錠の保護装置。
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