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JP4461641B2 - 積層型チップサーミスタ及びその製造方法 - Google Patents

積層型チップサーミスタ及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器やプリント回路基板などに実装される積層型チップサーミスタ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の積層型チップサーミスタの従来例にあっては、例えば図7(a)に示すように、サーミスタ素体1の内部に、一組の電極層(第1電極層2,第2電極層3)がその先端部同士をサーミスタ素体1の厚さ方向で互いに対向させて設けられ、各電極層2,3がサーミスタ素体1の両端部側に位置する端子電極4,4にそれぞれ接続された構成となっている。この積層型チップサーミスタは、サーミスタ素体1となる複数枚のグリーンシートに各電極層をスクリーン印刷によって形成し、これらを積層して焼結することにより製造される。
この場合、約10cm角のグリーンシート上に1万個ほどのサーミスタを形成するので、スクリーンマスクの寸法誤差等の影響を受けないように、1枚のスクリーンマスクを用いて、これを各グリーンシートの層ごとにずらしながら(いわゆる版ずらししながら)各層の電極層を印刷するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スクリーン印刷により第1電極層2,第2電極層3をそれぞれ形成する場合、第1電極層2を一旦形成した後、その第1電極層2と同一のスクリーンマスクをずらすことによって第2電極層3を形成していると、そのスクリーンマスクの位置決めに微妙な誤差が生じる結果、図7(b)に示すように、第1電極層2と第2電極層3とがサーミスタ素体1の厚さ方向で互い対向するように重なる長さ、すなわち、第1電極層2と第2電極層3との重なり寸法Lにばらつきが発生し、その結果、電気的特性がばらついて、製品の歩留まりが低下してしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、電気的特性にばらつきが生じることを防止できる積層型チップサーミスタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、サーミスタ素体の内部に、少なくとも一組の電極層を設けるとともに、前記サーミスタ素体の両端部側に、各電極層に接続された端子電極を設けてなる積層型チップサーミスタにおいて、前記各電極層はそれぞれ、前記サーミスタ素体内でその厚さ方向に互いに対向するとともに、前記サーミスタ素体の長さ方向にずれないで同位置に形成された重なり部と、該重なり部とは別体に形成され、これら重なり部を各端子電極に接続する接続部とから構成されており、前記端子電極から離間していて前記電極層の先端側部分をなす前記重なり部と、前記端子電極と接続される前記電極層の基端側部分をなす接続部とは、相互に重なって形成されていることを特徴とする。
このように、各電極層を接続部と重なり部とからなる構成とすると、各電極層の重なり部をスクリーンマスクをずらすことなく形成できるので、一方の端子電極に接続される電極層と他方の端子電極に接続される電極層との重なり寸法を正確に設定することができ、電気的特性のばらつきを低減させることができる。
また、グリーンシートの積層数を増やすことがなく、製造工程の簡略化を図ることができる。
【0008】
また、本発明による積層型チップサーミスタの製造方法は、接続部用スクリーンマスクを用いて、版ずらししながら前記電極層の接続部を印刷形成する接続部形成工程と、接続部用スクリーンマスクとは異なる重なり部用スクリーンマスクを用いて、版ずらしすることなく前記電極層の重なり部を印刷形成する重なり部形成工程とを有することを特徴とする。
このような製造方法では、接続部形成工程と重なり部形成工程とを有するので、重なり部用スクリーンマスクをずらすことなく各電極層の重なり部を形成でき、一方の端子電極に接続される電極層と他方の端子電極に接続される電極層との重なり寸法を正確に設定することができて、その結果、電気的特性のばらつきを低減させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
まず、本発明の第一実施形態による積層型チップサーミスタを図1及び図2に基づいて説明する。
本第一実施形態による積層型チップサーミスタ10は、図1に示すように、サーミスタ素体11内にその厚さ方向(上下方向)で互い違いに形成された第1電極層12及び第2電極層13からなる一組の電極層を有していて、サーミスタ素体11の長さ方向の両端部側には、それぞれサーミスタ素体11の上下面及び側面に達する回り込み部14A,14Aを有する端子電極14,14が形成されている。
【0010】
第1電極層12及び第2電極層13は、それぞれの基端側部分が各端子電極14,14と接続される接続部12A,13Aとされるとともに、先端側部分が各端子電極14,14から離間していて、サーミスタ素体11の厚さ方向で互いに対向するように重なる重なり部12B,13Bとされている。そして、第1電極層12の接続部12Aと重なり部12Bとが相互に重なるようにして形成され、同じく、第2電極層13も接続部13Aと重なり部13Bとが相互に重なるように形成されている。
【0011】
このような積層型チップサーミスタ10を製作するには、図2(a)に示すように、グリーンシート15の上面に、接続部用スクリーンマスク(図示せず)を用いて、第1電極層12の基端側部分をなす接続部12Aを形成した後、図2(b)に示すように、接続部用スクリーンマスクとは異なる重なり部用スクリーンマスク(図示せず)を用いて、接続部12Aに相互に重なるように第1電極層12の先端側部分をなす重なり部12Bを形成し、これによって接続部12Aと重なり部12Bとから構成された第1電極層12が形成される。
【0012】
このようにして第1電極層12が形成された後、図2(c)に示すように、グリーンシート15上に、さらにグリーンシート16を積層した後、そのグリーンシート16の上面に第1電極層12の重なり部12Bとサーミスタ素体11の厚さ方向で互いに対向するように重なる第2電極層13の重なり部13Bを形成する。この場合、第2電極層13の重なり部13Bは、第1電極層12の重なり部12Bを形成した重なり部用スクリーンマスクを用い、この重なり部用スクリーンマスクをサーミスタ素体11の長さ方向(左右方向)にずらさないで(版ずらししないで)、例えば図示しない昇降手段等によって絶縁層16の上で昇降してスクリーン印刷することにより、第1電極層12の重なり部12Bに対し、サーミスタ素体11の厚さ方向に所定ギャップを隔てて互いに対向するように重なる第2電極層13の重なり部13Bが形成される。
【0013】
そして、第2電極層13の重なり部13Bが形成された後、今度は図2(d)に示すように、重なり部13Bに相互に重なるようにして第2電極層13の基端側部分をなす接続部13Aが形成される。この場合、接続部13Aは、第1電極層12の接続部12Aを形成する接続部用スクリーンマスクを用いて、第1電極層12の接続部12Aを印刷した位置から、サーミスタ素体11の長さ方向にずらして(版ずらしして)印刷することにより形成される。
【0014】
その後、グリーンシート16上に、さらに第2電極層13を覆うようにグリーンシート17を積層してサーミスタ素体11を形成し、このサーミスタ素体11を熱圧着等してから焼成した後、図2(d)に示すように、切断線a,bより切断してチップを形成し、そのチップの両端部に端子電極14,14を形成することにより、図1に示すような積層型チップサーミスタ10が形成される。なお、この端子電極14,14は、下地電極と、Niメッキと、SnPbメッキあるいはSnメッキとの3層構造からなり、この積層型チップサーミスタをプリント基板等にはんだ付けする際に、はんだ耐熱性、はんだ付け性等の実装性を確実に確保できるようにしている。
【0015】
したがって、この積層型チップサーミスタ10の製造方法は、接続部用スクリーンマスクを用いて第1電極層12の接続部12Aと第2電極層13の接続部113Aとを版ずらしして形成する接続部形成工程と、重なり部用スクリーンマスクを用いて第1電極層12の重なり部12Bと第2電極層13の重なり部13Bとを版ずらししないで形成する重なり部形成工程とを有している。
【0016】
本第一実施形態によれば、第1電極層12の重なり部12Bと第2電極層13の重なり部13Bとを、同一の重なり部用スクリーンマスクを用いて、その高さ位置を変えることによって印刷形成することができるので、長さのある第1,第2電極層をスクリーンマスクの版ずらしによって形成する従来技術に比較すると、第1電極層12と第2電極層13との重なり寸法Lを正確に設定することができ、その結果、電気特性にばらつきが生じることを防止でき、ひいては製造される積層型チップサーミスタ10の歩留まりの低下を抑えることができる。
【0017】
また、第1電極層12,第2電極層13の接続部12A,13Aに相互に重ねられるように重なり部12B、13Bが形成されているので、積層されるグリーンシートの数が従来のものと同一のままで、電気的特性のばらつきが少ない積層型チップサーミスタ10を得ることができる。
【0018】
次に、本発明の第二実施形態による積層型チップサーミスタ20を図3及び図4に基づいて説明するが、上述した第一実施形態と同様の部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。
本第二実施形態による積層型チップサーミスタ20は、図3に示すように、第1電極層12の接続部12Aと重なり部12Bとが、サーミスタ素体11の厚さ方向で互いに離間するとともに、この厚さ方向に沿うビアホール部21を介して接続され、同じく第2電極層13の接続部13Aと重なり部13Bとが、サーミスタ素体11の厚さ方向で互いに離間するとともに、この厚さ方向に沿うビアホール21部を介して接続されているものである。
【0019】
このような積層型チップサーミスタ20を製作するには、図4(a)に示すように、グリーンシート22の上面に第1電極層12の接続部12Aを形成し、次いで、その上に図4(b)に示すように、ビアホール部21を有するマイラシート23が積層される。ビアホール部21は、予め、マイラシート23に設けられたビアホールに電極材が充填されることによって形成されている。
【0020】
そして、図4(c)に示すように、マイラシート23上に第1電極層12の重なり部12Bを設けることによって、第1電極層12の重なり部12Bがビアホール部21を介し第1電極層12の接続部12Aと電気的に接続されて、下積層体20Aが形成される。
【0021】
さらに、図4(d)に示すように、マイラシート23上にグリーンシート24を積層した後、上述と逆の工程を順次経ることにより、図3に示すような、サーミスタ素体11の厚さ方向に互いに離間しあう接続部13Aと重なり部13Bとが、サーミスタ素体11の厚さ方向に沿うビアホール部21を介して電気的に接続された第2電極層13が形成されて、サーミスタ素体11が形成される。なお、本第二実施形態においても、上述の第一実施形態と同様に、第1電極12の重なり部12と第2電極13の重なり部13とは同一の重なり部用スクリーンマスクを用いて版ずらしせずに形成するものである。
【0022】
ただし、上述のようにして下積層体20Aが形成された後、図示していないが、グリーンシートに図4(a)〜(d)の順で第2電極層13の接続部13A,ビアホール部21,重なり部13Bを順次設けて上積層体を形成し、この上積層体をグリーンシート24を介して下積層体21Aに積層することによってサーミスタ素体11を形成してもよい。
【0023】
本第二実施形態によれば、第1電極層12の重なり部12Bと第2電極層13の重なり部13Bとを、同一の重なり部用スクリーンマスクを用いて版ずらしせずに形成できるので、第1電極層12と第2電極層13同士の重なり寸法がばらつくことがなくなり、上述した第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0024】
さらに、本第二実施形態によれば、第1電極層12と第2電極層13との重なり寸法を正確に設定することができるのに加え、第1電極層12の接続部12Aと重なり部12Bとがサーミスタ素体11の厚さ方向で互いに離間し、かつ、第2電極層13の接続部13Aと重なり部13Bとがサーミスタ素体11の厚さ方向で互いに離間しているので、第1電極層12の接続部12Aと第2電極層13の重なり部13Bの先端との間の距離と、第2電極層13の接続部13Aと第1電極層12の重なり部12Bの先端との間との距離を大きく確保できるので、これらの間で電圧が発生おそれを減少させ、電気的特性のばらつきをより確実に低減させることができる。
【0025】
次に、本発明の第三及び第四実施形態を図5及び図6に基づいて説明するが、上述の第一及び第二実施形態と同様の部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。
図5に示す本発明の第三実施形態による積層型チップサーミスタ30は、上述の第二実施形態による積層型チップサーミスタ20の構成に加えて、第1電極層12及び第2電極層13の重なり部12B,13Bの先端部と端子電極14の回り込み部14A,14Aとの間にガード電極31,32がそれぞれ形成されたものである。
【0026】
すなわち、ガード電極31は、図5において、サーミスタ素体11内で、第1電極層12の接続部12Aと同一層の上面の右側に設けられることによって第1電極層12の重なり部12Bの先端側まで張り出して形成され、重なり部12Bの先端部と、端子電極14(第2電極層13が接続されている端子電極14)の回り込み部14Aとの間で短絡することを防止する。また、ガード電極32は、図5において、サーミスタ素体11内で、第2電極層13の接続部13Aと同一層の上面の左側に設けられることによって第2電極層13の重なり部13Bの先端側まで張り出して形成され、その重なり部13Bの先端部と、端子電極14(第1電極層12が接続されている端子電極14)の回り込み部14Aとの間で短絡することを防止する。
したがって、第三実施形態による積層型チップサーミスタ30は、第1電極層12と第2電極層13との重なり寸法を正確に設定できることに加え、ガード電極31,32によって第1電極層12,第2電極層13と端子電極14,14との間で短絡防止効果が得られ、電気的特性上の悪影響を除去できるので、より電気的特性の向上を図ることができる。
【0027】
図6に示す本発明の第四実施形態による積層型チップサーミスタ40は、上述の第二実施形態による積層型チップサーミスタ20の構成に加えて、サーミスタ素体11の厚さ方向で互いに離間しあう接続部41A,42Aと重なり部41B,42Bとがサーミスタ素体11の厚さ方向に沿うビアホール部21,21を介して接続された第3電極層41及び第4電極層42とからなるもう一組の電極層を備えているものである。
【0028】
ここで、第2電極層12の接続部12Aには、第2電極層12の重なり部12Bがサーミスタ素体11の厚さ方向で接続部12Aの下方に離間してビアホール部21を介して接続されているのに対し、第4電極層42の重なり部42Bがサーミスタ素体11の厚さ方向で接続部12Aの上方に離間してビアホール部21を介して接続されている。すなわち、第2電極層12の接続部12Aが、第4電極層42の接続部42Aを兼ねていることになる。
そして、サーミスタ素体11内には、この第4電極層42の重なり部42Bに対して、サーミスタ素体11の厚さ方向に対向するように重なる第3電極層41の重なり部41Bが位置しているとともに、第3電極層41の重なり部41Bには、端子電極14(第1電極層12と接続されている端子電極14)と接続された第3電極層の接続部41Aが、ビアホール部21を介して接続されている。
なお、これら各電極層12,13,41,42の重なり部12B,13B,41B,42Bは、サーミスタ素体11の長さ方向にずれないで同位置に形成されており、同一の重なり部用スクリーンマスクを用いて版ずらしすることなく印刷形成できるものである。
【0029】
したがって、第四実施形態による積層型チップサーミスタ40は、第1電極層12及び第2電極層13の互いに対向する重なり部12B,13Bと、第3電極層41及び第4電極層42の互いに対向する重なり部41B,42Bとを有しているので、サーミスタとしての高い性能を発揮でき、さらに、各電極層12,13,41,42の重なり部12B,13B,41B,42B全てを同一の重なり部用スクリーンマスクによって版ずらしせずに形成することができるので、各電極層の重なり寸法を正確に設定できる。しかも、互いに影響しあう一の電極層の接続部と他の電極層の重なり部との間の距離を大きくできて、電気特性が影響される要因を取り除くことができ、電気的特性の安定化をよりいっそう図ることができる。
【0030】
なお、以上の各実施形態では、サーミスタ素体11の内部に設けられる電極層として、2〜4枚の電極層を設けた例を示したが、これらの数に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、各電極層をそれぞれ、サーミスタ素体内で厚さ方向に互いに対向するとともに、長さ方向にずれないで同位置に形成された重なり部と、該重なり部とは別体に形成され、これら重なり部を各端子電極に接続する接続部とから構成したから、各電極層の重なり部をスクリーンマスクをずらすことなく形成でき、一方の端子電極に接続される電極層と他方の端子電極に接続される電極層との重なり寸法を正確に設定することができて電気的特性のばらつきをなくし、製造される製品の歩留まりの向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態による積層型チップサーミスタを示す断面図である。
【図2】 図1の積層型チップサーミスタの製造工程を示す説明図である。
【図3】 本発明の第二実施形態による積層型チップサーミスタを示す断面図である。
【図4】 図3の積層型チップサーミスタの製造工程を示す説明図である。
【図5】 本発明の第三実施形態による積層型チップサーミスタを示す断面図である。
【図6】 本発明の第四実施形態による積層型チップサーミスタを示す断面図である。
【図7】 (a)は、従来の積層型チップサーミスタを示す断面図、(b)は、同積層型チップサーミスタの製造工程を示す説明図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 積層型チップサーミスタ
11 サーミスタ素体
12 第1電極層
13 第2電極層
12A,13A 接続部
12B,13B 重なり部
14 端子電極
31,32 ガード電極
41 第3電極層
42 第4電極層

Claims (2)

  1. サーミスタ素体の内部に、少なくとも一組の電極層を設けるとともに、前記サーミスタ素体の両端部側に、各電極層に接続された端子電極を設けてなる積層型チップサーミスタにおいて、
    前記各電極層はそれぞれ、前記サーミスタ素体内でその厚さ方向に互いに対向するとともに、前記サーミスタ素体の長さ方向にずれないで同位置に形成された重なり部と、
    該重なり部とは別体に形成され、これら重なり部を各端子電極に接続する接続部とから構成されており、
    前記端子電極から離間していて前記電極層の先端側部分をなす前記重なり部と、前記端子電極と接続される前記電極層の基端側部分をなす接続部とは、相互に重なって形成されていることを特徴とする積層型チップサーミスタ。
  2. 請求項に記載の積層型チップサーミスタを製造する方法であって、
    接続部用スクリーンマスクを用いて、版ずらししながら前記電極層の接続部を印刷形成する接続部形成工程と、接続部用スクリーンマスクとは異なる重なり部用スクリーンマスクを用いて、版ずらしすることなく前記電極層の重なり部を印刷形成する重なり部形成工程とを有することを特徴とする積層型チップサーミスタの製造方法。
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