JP4460195B2 - パケット転送装置およびルーティング制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット転送装置に関し、更に詳しくは、通信プロトコルの異なる回線間での可変長パケットの中継に適したパケット転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
TCP/IPプロトコルを使用したIPネットワークは、電子メール、WWW(World Wide Web)等、各種のアプリケーションが使用でき、従来の電話ベースの交換方式と比較して通信コストが安い等の優位性があるため、近年爆発的にトラフィックが増加している。
IPネットワークの各ノードに配置されたルータは、受信したパケットのIPヘッダに基づいてパケットの出力方路を決定している。従来のルータは、入出力回線インタフェースとバス接続されたCPUによってパケットの出力方路を決定するソフトウェアルータが主流であったが、トラフィックの爆発的な増加に対応するため、近年では、IPパケットのヘッダ解析をハードウェアで行うことによって、パケット転送を高速化するハードウェアルータが脚光を浴びている。
【0003】
IPネットワーク上でのIPパケットの伝送方式として、IPパケットを下位レイヤのヘッダでカプセル化する方式がある。IPパケットのカプセル化には、例えば、ATM(Asynchronous Transfer Mode)通信方式、HDLC系のフレームリレー、PPP(Point to Point Protocol)等のコネクション型プロトコルが使用される。また、IETF(Internet Engineering Task Force)で検討されているMPLS(Multi-Protocol Label Switching)方式では、IPパケットがラベルを含むShimヘッダによってカプセル化される。
【0004】
IPパケットを下位レイヤでカプセル化すると、ノード間でIPパケットの多重化転送が可能となり、宛先表示ビット数の低減によって、転送速度を高速化できる。また、下位レイヤでコネクション型のパケット転送を行うと、通信の閉域性を保つことができ、下位レイヤの機能を利用することによって、IPネットワーク上で仮想的な私設網(VPN:Virtual Private Network)を実現できる。このため、大手キャリアによるフレームリレーやATM等の通信サービスの充実に伴って、下位レイヤにフレームリレー通信やATM通信を採用し、上位レイヤでTCP/IPプロトコルを使用した企業内通信網の構築が増加しつつある。
【0005】
インターネット上にVPNを実現する場合、VPNサービスを提供するインターネットプロバイダ:ISP(Internet Service Provider)のネットワーク(以下、コア網と言う)の入り口に配置されたノード(以下、エッジノードと言う)でIPパケットをカプセル化し、コア網内の各ノード(以下、コアノードと言う)ではカプセル化ヘッダに従ってパケット転送し、コア網の出口に配置されたエッジノードでカプセル化ヘッダを除去する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、上述したコア網を構成する各ノードには、パケットの入力回線と出力回線との組み合わせによって異なった複雑なヘッダ処理が必要となる。
例えば、エッジノードにおいて、ユーザ端末が接続されたアクセス網側から受信されたパケットをコア網に転送する場合、受信パケットのIPヘッダに基づいて送出ポートを判断し、受信パケットを下位レイヤのプロトコルでカプセル化した後、コア網に送出する。アクセス網側からの受信パケットを同一ノードに接続された他のアクセス網に転送する場合は、受信パケットのIPヘッダに基づいて送出ポートを判断し、受信パケットをそのまま送出側アクセス網に転送する。
【0007】
逆に、エッジノードにおいて、コア網から入力されたパケットをアクセス網に転送する場合、受信したカプセル化パケットのペイロード部にあるIPヘッダで送出ポートを判断し、カプセル化ヘッダを除去した後、受信パケットをアクセス網に送出する。また、コアノードでは、コア網から受信したIPパケットのカプセル化ヘッダに基づいて送出ポートを判断し、必要に応じて、カプセル化ヘッダを書き換えて送出側コア網に転送する。
【0008】
このように、コア網の出入り口を形成するエッジノードでは、入力回線がアクセス網かコア網かによって出力方路判定に使用するヘッダ領域が異なり、受信パケットの出力方路がアクセス網かコア網かによってヘッダ変換処理を変える必要があるため、入力回線毎に異なった機能のインターフェースを備える必要があった。また、コアノードは、エッジノードとは機能が異なるため、エッジノードとは別のインタフェースを備える必要があった。ネットワークが成熟してくると、エッジノードで、コア網から来たパケットをコア網に折り返すためのパケット転送機能が必要となる。この場合、エッジノードにもコアノードと同様の機能が要求される。
【0009】
コア網内でVPNを形成した場合、エッジノードでは、コア網からの受信パケットについて、カプセル化ヘッダでVPNを識別し、IPヘッダによりパケットの転送先を識別する必要がある。すなわち、カプセル化ヘッダとIPヘッダの組み合わせによって送出先を判定し、パケットを転送する機能が必要となる。
【0010】
また、異なる2つのインターネットサービスプロバイダ(ISP)のネットワーク間をインターワーク・ルータで接続する場合、一般的に、ISPネットワークによってIPパケットのカプセル化に適用するプロトコルが異なるため、インターワーク・ルータでは、上記双方のネットワークに共通のプロトコルであるIPヘッダ情報に基づいて宛先方路を決定し、ISPネットワーク間のパケット転送を行っている。この場合、IPレイヤより下位のレイヤのカプセル化ヘッダを外してしまうと、インターワーク・ルータの内部において、VPNに属したパケットと一般のパケットとを区別できなくなると言う問題がある。特に、インターワーク・ルータにプライベートIPアドレスを使用中の複数のVPNが接続された場合、IPアドレスが同一でユーザが異なるパケットが発生し、正しいパケット転送ができなくなる可能性がある。
【0011】
本発明の目的は、上述したエッジノードとコアノードのように、用途によって異なるノード機能を同一の装置構成で実現できる汎用性のあるパケット転送装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、通信プロトコルの異なる回線間のパケット転送に有効なパケット転送装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、パケットヘッダのプロトコルレイヤに柔軟に対応できるパケット転送装置を提供することにある。
【0012】
本発明の更に他の目的は、パケットに付される複数レイヤのヘッダ情報に対応して入力パケットを高速にルーティングできるパケット転送装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、入出力パケットの適用プロトコルに応じてヘッダ変換機能を容易に変更できるルーティング制御装置およびパケット転送装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、プライベートIPアドレスの使用した可変長パケットの転送に適したルーティング制御装置およびパケット転送装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、それぞれ入力回線に接続された複数の入力回線インタフェースと、それぞれ出力回線に接続された複数の出力回線インタフェースと、入力パケットのヘッダ情報に基づくルーティング情報テーブルの参照によって、入力パケットの転送先を特定する少なくとも1つのルーティング処理部とを有し、上記入力回線インタフェースで受信した可変長の入力パケットを上記ルーティング処理部で特定した出力回線インタフェースに転送するパケット転送装置において、
上記ルーティング情報テーブルが複数のサブテーブルからなり、各サブテーブルはルーティング情報を示す第1形式のエントリを含み、サブテーブルのうちの少なくとも1つは、上記第1形式のエントリの他に、参照すべき別のサブテーブルを指定する第2形式のエントリを含み、上記ルーティング処理部が、入力回線インタフェースに応じて決まる何れかのサブテーブルを参照し、入力パケットと対応関係にあるテーブルエントリとして第2形式のエントリが検索された場合、該エントリが指定する別のサブテーブルを参照することによって、上記入力パケットの転送先を特定することを特徴とする。
【0014】
更に詳述すると、本発明において、ルーティング情報テーブルは、例えば、OSI参照モデルで規定された第2層〜第4層のネットワーク通信モデルのプロトコルレイヤ、IPパケットのカプセル化ヘッダとなる各種のプロトコルレイヤと対応したサブテーブルから構成される。また、ルーティング処理部は、例えば、各入力回線インタフェースが入力パケットに付加したサブテーブル指定情報に基づいて、参照すべきサブテーブルを特定する。
【0015】
本発明の1つの特徴は、サブテーブルのうちの少なくとも1つが、上記第1形式のエントリとして、ルーティング情報とカプセル化ヘッダ情報とを示すテーブルエントリを含み、ルーティング処理部が、上記サブテーブルから検索されたカプセル化ヘッダ情報に従って、入力パケットのカプセル化またはカプセル化ヘッダの書き換えを行うことにある。本発明の1実施例では、サブテーブルのうちの少なくとも1つが、第1形式のエントリとして、ルーティング情報とカプセル化ヘッダ情報と制御コードとを示すテーブルエントリを含み、ルーティング処理部が、上記サブテーブルから検索されたカプセル化ヘッダ情報と制御コードに従って、入力パケットのカプセル化ヘッダの付加、除去または書き換えを行う。
【0016】
本発明の他の特徴は、各入力回線インタフェースが、ヘッダにOSI参照モデルの第2層のヘッダ情報を含む可変長パケットをルーティング処理部に入力し、ルーティング処理部が、出力回線インタフェースに供給すべき各出力パケットの第2層ヘッダ情報を書き換えるための手段を備えることにある。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図2は、本発明によるノード装置が適用されるネットワークの1例を示す。
図において、1〜4は、ユーザ端末が接続されるアクセス網(LAN)であり、これらのアクセス網1〜4は、それぞれIPルータRT1〜RT4を介して、コア網10のエッジノード20−1〜20−4に接続されている。各エッジノードには、それぞれIPルータを介して複数のアクセス網が収容される。この例では、コア網10は、複数の通信網11〜13からなる。ノード20−5、20−6は、コア網内で通信網11〜13間を接続しているコアノードであり、ノード20−11〜20−14は、図面では省略してあるコア網内の他の通信網に接続するためのコアノードを示す。但し、これらのノード20−11〜20−14は、他のアクセス網に接続するためのエッジノードとして機能してもよい。
【0018】
上記ネットワークにおいて、例えば、通信網11は、インターネットサービスプロバイダ(ISP)のA社が提供し、通信網13はISPのB社、通信網12はキャリアのC社が提供する。但し、通信網11と13を同一ISPのA社で提供してもよいし、通信網12が他のISPのものであってもかまわない。エッジノード20−1〜20−4は、各ISPが、コア網10と各アクセス網(LAN1〜4)との接続点(サービス接点)に配置するノード装置(パケット転送装置)である。コア網10内に配置される各コアノード20−5〜20−14は、IPプロトコルより下位レイヤのプロトコル・ヘッダに従って、受信IPパケットを転送する。
【0019】
今、LAN1に接続されたユーザ端末Aから、LAN3に収容された何れかのユーザ端末B宛にIPパケットを送信する場合を想定する。ルータRT1は、プロトコル・スタック100Tで示すように、LAN1から受信したパケットに、OSI参照モデルの第3層(ネットワーク層:TCP/IP階層ではインターネット層)101、第2層(データリンク層)102のネットワーク通信プロトコルを実行し、ルータRT1とエッジノード20−1との間の通信回線に固有の第1層(物理層:PHY)プロトコル103aで、受信パケットをエッジノード20−1に転送する。ここでは、簡単化のため、プロトコル・スタック100TからOSI参照モデルの第7層〜第4層(TCP/IP階層のアプリケーション層、TCP、UDP層)を省略してある。
【0020】
以下の説明では、各プロトコル層とヘッダの参照記号を共用し、例えば、ネットワーク層(インターネット層)101で生成されたヘッダをIP(Internet Protocol)ヘッダ101と呼ぶ、また、各IPルータまたはノードからの出力パケットを、図2に示したプロトコル・スタックの参照記号と対応させて、例えば、ルータRT1の出力パケットはIPパケットP100Tと呼ぶことにする。
【0021】
エッジノード20−1は、ルータRT1からIPパケットP100Tを受信すると、プロトコル・スタック100−1で示すように、通信網11内で使用されるIPプロトコルの下位レイヤのプロトコル104bでカプセル化し、カプセル化ヘッダ104b(例えば、MPLSにおけるShimヘッダ)をもったIPパケットP100−1に変換して通信網11に送出する。上記IPパケットP100−1は、通信網11内ではカプセル化ヘッダ104bがもつ宛先情報(MPLSの場合はラベル)に従って転送され、コアノード20−5に到達する。エッジノード20−1と隣接ノード20−11との間、隣接ノード20−11とコアノード20−5との間では、上記IPパケットP100−1は、データリンク層のヘッダ102−1、102−11に従って通信される。
【0022】
コアノード20−5は、IPパケットP100−1を受信すると、プロトコル・スタック100−5で示すように、カプセル化ヘッダ104bを通信網12内で有効となる別のカプセル化ヘッダ104cに変更し、IPパケットP100−5として通信網12に送出する。パケットP100−5は、通信網12内ではカプセル化ヘッダ104cがもつ宛先情報(隣接ノード間ではデータリンク層ヘッダ102−5、102−13がもつ宛先情報)に従って転送され、コアノード20−6に到達する。
【0023】
コアノード20−6は、プロトコル・スタック100−6で示すように、受信したIPパケットP100−5のカプセル化ヘッダ104cを通信網13内で有効となるカプセル化ヘッダ104eに変更し、IPパケットP100−6として通信網13に送出する。IPパケット100−6は、通信網13内ではカプセル化ヘッダ104eがもつ宛先情報(隣接ノード間ではデータリンク層ヘッダ102−6がもつ宛先情報)に従って転送され、エッジノード20−3に到達する。
【0024】
エッジノード20−3は、受信したIPパケットP100−6のカプセル化ヘッダ104eに含まれる宛先情報とIPヘッダ102に含まれる宛先情報に基づいて、受信パケットの転送先、この例では、アクセス網(LAN)3を識別する。また、プロトコル・スタック100−3で示すように、受信したIPパケット100−6からカプセルヘッダ104eを除去し、IPパケットP100Rの形式に戻して、アクセス網(LAN)3のルータRT3に転送する。上記IPパケットP100Rは、ルータRT3によってアクセス網(LAN)3に中継され、宛先ユーザ端末Bで受信される。
【0025】
図3は、パケットP100T〜P100Rのフォーマットを示す。
エッジノード20−1がルータRT1から送信するIPパケットP100Tは、データ部DATA1とIPヘッダ102とからなっている。エッジノード20−1は、上記IPパケットP100Tを受信すると、IPヘッダの前にカプセルヘッダ104b、データ部DATA1の後にFCS(Field Check Sequence)105bを付加した後、隣接ノードを特定するためのデータリンク層のヘッダ(図示せず)を追加して、IPパケットP100−1として通信網11に送信する。元のIPパケットP100Tは、カプセル化されたIPパケットP100−1内ではペイロード部110に位置しており、コア網内では、カプセルヘッダが示す宛先情報に従ってパケット転送が行われる。コアノード20−5、20−6(33−10a)は、それぞれの通信網12、14内で上記IPパケットP100Tを転送するために、カプセル化ヘッダ104bから104c、104cから104dへの付け替えを行う。
【0026】
図4は、上述したエッジノード20−1〜20−4およびコアノード20−5〜20−14として適用可能な本発明によるパケット転送装置(ノード装置)20の構成を示す。
本発明のノード装置20は、それぞれ複数(n)入力回線LIi−jおよび出力回線LOi−j(i=1〜m、j=1〜n)を収容する複数の入出力インタフェースボード21−i(i=1〜m)と、各入出力インタフェースボード21−iと対応して設けられたルーティング処理部30−i(i=1〜m)と、これらのルーティング処理部30−i間でパケットを交換するスイッチ部27と、制御部28とからなっている。
【0027】
各入出力インタフェースボード21−iは、それぞれ入力回線に接続された複数の入力回線インタフェース(INF)22−j(j=1〜n)と、出力回線に接続された複数の出力回線インタフェース23−j(j=1〜n)と、入力回線インタフェース22−1〜22−nから出力された入力IPパケットを多重化してルーティング処理部30−iに送出するための多重化部24と、ルーティング処理部30−iから供給された出力IPパケットを上記複数の出力回線インタフェース23−1〜23−nに振り分けるための分配部25とからなる。
【0028】
図5は、入力回線インタフェース(INF)22−1と、出力回線インタフェース(INF)23−1の詳細を示す。
入力回線インタフェース(INF)22−1は、入力回線LI1−1から受信した物理層の信号を終端する入力側物理終端回路221と、上記物理終端回路221から出力されたもつディジタル信号をレイヤ2のヘッダ情報をもつIPパケットに変換するフォーマット変換部222と、フォーマット変換部222から出力されたIPパケットに、入力回線LI1−1に割り当てられた物理ポート番号、論理ポート番号、後述するルーティング処理部30−1で必要とする検索テーブル番号などの回線情報を含む内部ヘッダを付加するための内部ヘッダ付加部223とからなる。尚、内部ヘッダ付加部223は、回線情報となる各種のパラメータ値を記憶するためのメモリを有し、これらのパラメータ値は図4に示した制御部28によって設定される。
【0029】
一方、出力回線インタフェース(INF)23−1は、分配部25から受信した出力IPパケットから不要となった内部ヘッダを除去する内部ヘッダ除去部231と、内部ヘッダが除去されたIPパケットを出力回線LO1−1上の通信プロトコルに適合したディジタル信号形式に変換するフォーマット変換部232と、上記フォーマット変換部232からの出力信号を物理信号に変換して力回線LO1−1に送出する出力側物理終端回路233とからなる。
【0030】
図1は、図4に示したルーティング処理部30−1の詳細を示す。
ルーティング処理部30−1は、プロセッサ31と、インタフェースボード21−1から供給された入力IPパケットを一時的に蓄積し、各IPパケットをヘッダ(入力ヘッダ)H1とデータ部DATA1とに分けて出力するための第1入力バッファ32と、IPパケットのデータ部DATA1に、プロセッサから与えられる内部ルーティング情報付のヘッダH2を付加してスイッチ部27に送出するための第1出力バッファ33と、入力側ルーティング制御部34と、スイッチ部27から供給された出力IPパケットを一時的に蓄積し、各IPパケットを内部ルーティング情報付ヘッダH2とデータ部DATA1とに分けて出力する第2入力バッファ35と、出力IPパケットのデータ部DATA1にプロセッサから与えられる出力ヘッダH3を付加してインタフェースボード21−1に送出するための第2出力バッファ36と、出力側ルーティング制御部37とからなる。
【0031】
後述するように、入力側ルーティング制御部34は、プロセッサ31から指定された検索キー情報に基づいてルーティング情報テーブル40を参照し、カプセル化ヘッダ情報、内部ルーティング情報等の情報を検索する。上記ルーティング情報テーブル40は、複数のサブテーブル40−1〜40−nからなっており、入力側ルーティング制御部34で最初にアクセスすべきサブテーブルの番号は、プロセッサ31によって指定される。
【0032】
プロセッサ31から第1出力バッファ33に与えられるヘッダH2は、例えば、(a)入力ヘッダH1に上記入力側ルーティング制御部34で検索したカプセル化ヘッダ情報と内部ルーティング情報を加えたもの、(b)入力ヘッダH1から既に含まれていたカプセル化ヘッダ情報を除去し、これに内部ルーティング情報を加えたもの、または(c)入力ヘッダH1に含まれていたカプセル化ヘッダ情報を上記入力側ルーティング制御部34で検索したカプセル化ヘッダ情報に置き換え、これに内部ルーティング情報を加えたものである。
【0033】
出力側ルーティング制御部37は、プロセッサ31から指定された検索キー情報に基づいてポート番号変換テーブル41とルート情報変換テーブル42を参照し、出力ヘッダ情報の一部となる出力物理ポート番号と第2層の宛先アドレスを検索する。プロセッサ31から第2出力バッファ36に与えられる出力ヘッダH3は、例えば、ヘッダH2から内部ルーティング情報を削除し、入力インタフェース部が付した回線情報を上記出力物理ポート番号に置き換え、入力ヘッダH1に含まれていた第2層の宛先アドレスを上記出力側ルーティング制御部37で検索された第2層宛先アドレスに置き換えたものである。
後述するように、入力側ルーティング制御部34と出力側ルーティング制御部37は交互に動作するため、実際の応用においては、上記2つの制御部34、27の機能を1つのルーティング制御部で時分割的に実現できる。
【0034】
図6の(A)、(B)、(C)は、ルーティング処理部30−1における入出力パケットのヘッダ構造の1例を示す。
ノード装置20がエッジノードとして使用され、入力回線LI1−1がアクセス網に接続されていた場合、インタフェースボード21−1からルーティング処理部30−1に入力されるパケットのヘッダH1は、図6の(A)に示すように、入力回線LI1−1からの入力IPパケットのヘッダ部に含まれるプロトコル層対応の複数種類のヘッダ情報110〜140と、インタフェースボード21−1の内部ヘッダ付加部223によって付加された回線情報210とからなる。
【0035】
例えば、第2層(データリンク層)のヘッダ情報110は、宛先アドレス(DA)111と、送信元アドレス(SA)112と、その他のヘッダ情報113とを含み、第3層(インターネット層)のヘッダ情報120も、宛先アドレス(DA)121と、送信元アドレス(SA)122と、その他のヘッダ情報123とを含む。また、回線情報210は、入力回線LI1−1の物理ポート番号211および論理ポート番号と、変換テーブル40の検索に使用される検索テーブル番号213とを含む。但し、第2層のプロトコルとして、例えば、ATMが採用された場合は、宛先アドレス111には、コネクション識別子VPI/VCIの値が設定される。入力回線LI1−1がコア網に接続されていた場合、インタフェースボード21−1からルーティング処理部30−1に入力されるパケットのヘッダH1は、破線で示す位置にコア網内の他のノードによって付されたカプセル化ヘッダ情報150を含むことになる。
【0036】
入力回線LI1−1からの受信パケットがコア網に転送すべきIPパケットの場合、ルーティング処理部30−1からスイッチ部へ出力されるIPパケットのヘッダH2は、図6の(B)に示すように、カプセル化ヘッダ150と内部ルーティング情報220を含んだものとなる。カプセル化ヘッダ情報150は、コア網10内の各通信網11、12、…で採用されるパケット転送方式によって異なる。
【0037】
例えば、IPパケットに付されたラベルに従って受信パケットを転送するMPLS(Multi Protocol Label Switching)方式が採用されている場合は、カプセル化ヘッダ情報150は、ラベル、TTL(Time to Live)、その他のヘッダ情報を含む。MPLSプロトコルは、第2層と第3層の中間に位置するため、以下の説明では、MPLSのカプセル化ヘッダ情報150を、第2.5層のヘッダ情報と呼ぶ。コア網内で受信IPパケットが別のIPヘッダでカプセル化した形で転送される場合は、カプセル化ヘッダ情報150は、第3層(インターネット層)のヘッダ情報120と同様の要素を含む。
【0038】
エッジノードにおける入力パケットが、1つのアクセス網から他のアクセス網に転送すべきパケットの場合、あるいは、コア網からアクセス網に転送すべきパケットの場合、ヘッダH2に示したカプセル化ヘッダ情報150は不要となる。従って、前者の場合は、入力パケットのヘッダH1に内部ルーティング情報220を付加した形で、後者の場合は、入力パケットのヘッダH1からカプセル化ヘッダ150を除去した後、内部ルーティング情報220を付加した形で、ヘッダH2が生成される。
【0039】
ルーティング処理部30−1から入出力インタフェースボード21−1への出力パケットがコア網に送出すべきパケットの場合、ヘッダH3は、図6の(C)に示すように、ヘッダH2から内部ルーティング情報220を除去し、回線情報210として出力ポート番号214を含み、第2層ヘッダ情報110に含まれる宛先アドレス111を次ノードのアドレスの置き換えた内容となる。上記出力パケットがアクセス網に送出すべきパケットの場合は、ヘッダH3は、カプセル化ヘッダ情報150を除去した構造となる。
【0040】
以下、図7〜図12を参照して、ルーティング処理部30−1の動作について説明する。
プロセッサ31は、第1入力バッファ32に受信した入力パケットを処理する入力パケット処理と、第2入力バッファに受信した出力パケットを処理する出力パケット処理とを交互に繰り返す。
【0041】
入力パケット処理では、プロセッサ31は、第1入力バッファ32から入力パケットのヘッダH1を読み込む。この時、ヘッダH1に続く入力パケットのデータ部が、第1入力バッファ32から第1出力バッファ33に転送される。
【0042】
プロセッサ31は、ルーティング情報テーブル40を構成しているサブテーブルの番号と、サブテーブルの検索キー種別との対応関係を記憶しており、上記ヘッダH1から検索テーブル番号213を抽出すると、ヘッダH1から上記検索テーブル番号213と対応する検索キーを抽出し、これらの検索テーブル番号213と検索キーを設定した検索コマンドC1を入力側ルーティング制御部34に与える。
【0043】
入力側ルーティング制御部34が参照するルーティング情報テーブル40は、例えば、図7に示すように、OSI参照モデルのレイヤと対応した複数のサブテーブル40−i(i=1〜m)からなり、第2層と第3層との間にMPLS用のテーブル40−2を含む。各サブテーブルは、検索キーの値によって特定される複数のテーブルエントリからなっている。
【0044】
第1サブテーブル40−1は、OSI参照モデルの第2層のルーティング情報検索テーブルであり、入力パケットヘッダH1に第2層ヘッダ情報110として含まれている宛先アドレス111が検索キーとなる。第2サブテーブル40−2は、MPLS用のルーティング情報検索テーブルであり、入力パケットヘッダH1にカプセル化ヘッダ情報150として含まれるラベルが検索キーとなる。同様に、第3サブテーブル40−3は、OSI参照モデルの第3層のルーティング情報検索テーブルであり、入力パケットヘッダH1に第3層ヘッダ情報120として含まれる宛先アドレス121が検索キーとなる。プロセッサ31は、入力パケットヘッダH1に含まれるこれらの検索キー情報の中から、入力回線インタフェースが指定した検索テーブル番号213と対応するものを選択し、検索コマンドC1として入力側ルーティング制御部34に与える。
【0045】
各サブテーブを構成するテーブルエントリには、次層検索指示エントリとルーティング情報エントリの2種類があり、テーブルエントリの種類は、各エントリがもつ次層検索指示フラグ411によって識別される。次層検索指示フラグ411が「1」に設定されたテーブルエントリは、次層検索指示エントリであり、例えば、テーブルエントリ401−i、402−j、403−kに示すように、次に検索すべき別のサブテーブルを指定するテーブル番号412と、上記サブテーブルで使用する検索キー(またはポインタアドレス)413とを含んでいる。
【0046】
次層検索指示フラグ411が「0」に設定されたテーブルエントリは、ルーティング情報エントリであり、例えば、テーブルエントリ402−m、403−nに示すように、出力論理ポート番号414と、ルート情報415と、カプセル化制御フラグ416と、カプセル化用のヘッダ情報417とを含む。但し、第2層のルーティング情報検索テーブルとなる第1サブテーブル40−1では、後述するように、必要な情報が出力パケット処理において得られるため、ルーティング情報エントリ401−lは、カプセル化制御フラグとカプセル化用のヘッダ情報を含まない。これらのサブテーブルへのデータ設定は、図4に示した制御部28によって行われる。
【0047】
各サブテーブルのメモリ容量を有効利用するために、例えば、図8に417−i、417−qで示すように、カプセル化用のヘッダ情報を1つのテーブル領域40−nにまとめて記憶しておき、各サブテーブルのルーティング情報エントリが、例えば、エントリ402−m、403−nで示すように、上記ヘッダ情報を読み出すためのポインタ418をもつようにしてもよい。
【0048】
入力側ルーティング処理部34は、プロセッサ31から検索コマンドC1を受信すると、図9に示す入力側ヘッダ情報検索処理ルーチン340を実行する。
入力側ヘッダ情報検索処理ルーチン340では、検索コマンドC1で指定されたテーブル番号をパラメータiに設定し(ステップ341)、検索コマンドC1で指定された検索キーで第iサブテーブルを検索する(ステップ342)。検索されたテーブルエントリの次層検索指示フラグ411を判定し(ステップ343)、上記フラグ411が「1」の場合、すなわち、検索エントリがルーティング情報エントリの場合は、上記検索コマンドC1に対する応答R1として、検索されたルーティング情報エントリの内容をプロセッサ31に通知し(ステップ344)、このルーチンを終了する。次層検索指示フラグ411が「1」の場合、すなわち、検索エントリが次層検索指示エントリの場合は、検索エントリが指定するテーブル番号414の値をパラメータiに設定し、第iサブテーブルを上記検索エントリで指定された検索キー415で検索し(ステップ345)、判定ステップ343を実行する。
【0049】
プロセッサ31は、入力ルーティング処理部34からの応答を受信すると、入力ヘッダH1とルーティング情報エントリの内容に基づいて、内部ルーティング情報付きのヘッダH2を生成し、これを第1出力バッファ33に与える。すなわち、プロセッサ31は、入力ヘッダH1の先頭に、上記ルーティング情報エントリから抽出された論理ポート番号414とルート情報415を含む内部ルーティング情報220を付加し、ルーティング情報エントリのカプセル化制御フラグ416の値に応じたカプセル化ヘッダ処理を行う。例えば、カプセル化制御フラグ416の値が「10」の場合、プロセッサ31は、ヘッダ情報417に基づいてカプセル化ヘッダ150を生成し、これを2層ヘッダ情報110と3層ヘッダ情報120の間に挿入する。カプセル化制御フラグ416の値が「11」の場合、プロセッサ31は、入力ヘッダH1に既に含まれていたプセル化ヘッダ150を新たに生成したカプセル化ヘッダに置き換える。カプセル化制御フラグ416の値が「01」の場合は、入力ヘッダH1のカプセル化ヘッダ150を削除する。
【0050】
第1出力バッファ33に一時的に蓄積されていたデータ部は、上記内部ルーティング情報付きヘッダH2に続く形で出力され、これによって、ヘッダ変換されたパケットがスイッチ部27に入力される。
【0051】
出力パケット処理では、プロセッサ31は、第2入力バッファ32からヘッダH2を読み込み、ヘッダH2から抽出した出力論理ポート番号221とルート情報222を含む検索コマンドC2を出力側ルーティング制御部37に与える。この時、ヘッダH2に続く入力パケットのデータ部が、第2入力バッファ35から第2出力バッファ36に転送される。
【0052】
出力側ルーティング制御部37は、上記検索コマンドC2を受信すると、図10に示す出力側ヘッダ情報検索処理ルーチン370を実行する。
出力側ヘッダ情報検索処理ルーチン370では、検索コマンドC2で指定された出力論理ポート番号221に従ってポート番号変換テーブル41を検索し(ステップ371)、ルート情報222に従ってルート情報変換テーブル42を検索する(ステップ372)。
【0053】
ポート番号変換テーブル41は、図11に示すように、出力論理ポート番号の値と対応して、出力物理ポート番号412とデフォルトの第2層宛先アドレス413とを示す複数のテーブルエントリ411−i(i=1、2、・・・)からなる。また、ルート情報変換テーブル42は、図12に示すように、ルート情報の値と対応して、第2層の宛先アドレスを示す複数のテーブルエントリ421−i(i=1、2、・・・)からなっている。但し、ルート情報変換テーブル42の全てのエントリが第2層宛先アドレスを含むとは限らない。上記ポート番号変換テーブル41とルート情報変換テーブル42へのデータ設定は、図4に示した制御部28によって行われる。
【0054】
出力側ヘッダ情報検索処理370では、上記ルート情報変換テーブル42の検索結果を判定し(ステップ373)、ルート情報222と対応するエントリで第2層宛先アドレスが指定されていた場合は、検索コマンドC2に対する応答R2として、上記ポート番号変換テーブル41から検索した出力物理ポート番号と、ルート情報変換テーブル42から検索された第2層宛先アドレスをプロセッサに通知し(ステップ374)、この処理ルーチンを終了する。ルート情報222と対応するエントリで第2層宛先アドレスが指定されていなかった場合は、上記ポート番号変換テーブル41から検索した出力物理ポート番号とデフォルトの第2層宛先アドレスをプロセッサに通知し(ステップ375)、このルーチンを終了する。
【0055】
プロセッサ31は、出力側ルーティング制御部37から受信した出力物理ポート番号と第2層宛先アドレスに基づいて、出力ヘッダH3を生成し、第2出力バッファ36に与える。出力ヘッダH3は、ヘッダH2から不要となった内部ルーティング情報220と回線情報210を除去し、出力物理ポート番号を含む新たな回線情報210を付加し、第2層ヘッダ情報110の宛先アドレスを出力側ルーティング制御部37から通知された第2層宛先アドレスに置き換えた内容となっている。
【0056】
第2出力バッファ36から上記出力ヘッダH32に続く形でデータ部を出力することによって、ヘッダ変換された出力パケットが入出力インタフェースボード21−1に供給される。上記入出力インタフェースボード21−1に供給された各出力パケットは、分配部25によって出力物理ポート番号214の値jと対応する出力回線インタフェース23−jに振り分けられ、内部ヘッダ除去部231で回線情報210を除去した後、フォーマット変換部232に入力される。
【0057】
上述したように、本発明のノード装置では、ルーティング情報テーブル40をプロトコル・レイヤと対応した複数のサブテーブル40−1〜40−nで構成しておき、各入力回線インタフェースでテーブル番号を指定することによって、ルーティング処理部30が、上記指定されたテーブル番号をもつサブテーブルを参照するようにしている。
従って、上記ノード装置を図2に示したエッジノード20−1〜20−4として使用する場合、例えば、アクセス網に接続された入力回線インタフェースでは、検索テーブル番号213が第3層の検索テーブル40−3を指定するようにしておくことによって、入力パケットのIP宛先アドレスに従ったルーティング情報検索を実行し、コア網に接続された入力回線インタフェースでは、検索テーブル番号が第2.5層の検索テーブル40−2を指定するようにしておくことによって、入力パケットのMPLS入力ラベルに従ったルーティング情報検索を実行することが可能となる。また、上記ノード装置を図2に示したコアノード20−5や20−6に使用する場合、各入力回線インタフェースで、検索テーブル番号が第2.5層検索テーブル40−2を指定するようにしておくことによって、各入力パケットについてMPLS入力ラベルに従ったルーティング情報検索を行うことが可能となる。
【0058】
本発明では、ルーティング情報テーブルを構成する各サブテーブルに、他の特定サブテーブルの検索を指示する次層検索指示エントリを設けているため、同一の通信回線から受信された各入力パケットについて、宛先アドレスに応じて異なったサブテーブルでルーティング情報を定義できる。従って、例えば、エッジノードにおいて、同一の通信回線から受信したパケットのうち、コア網からコア網にMPLS転送すべきパケットに対しては、第2.5層の検索テーブル40−2でルーティング情報を与え、一方、コア網からアクセス網に中継すべきパケットに対しては、第2.5層の検索テーブル40−2で次層検索指示エントリにより第3層の検索テーブル40−3と検索キーを指示し、第3層の検索テーブル40−3の該当エントリでルーティング情報とヘッダ処理に必要な制御情報を与えることによって、MPLS転送パケットとは異なったヘッダ変換処理を実行することが可能となる。
【0059】
また、本発明によれば、VPNに属したパケットに対しては、カプセル化ヘッダの宛先情報でアクセスされるサブテーブルにおいて、次層検索指示エントリを利用してVPN毎に固有のプロトコル処理を指定できるため、インターナルIPアドレス(プライベートIPアドレス)が使用された場合でも、各パケットを正しくルーティングすることが可能となる。尚、次層検索指示エントリは多段階に亘って設定可能であり、例えば、或るパケットに関して、入力回線インタフェースが指定した第2層のサブテーブルで第2.5層のサブテーブルの検索を指示し、第2.5層のサブテーブルで第3層のサブテーブルの検索を指示し、第3層のサブテーブルでルーティング情報とヘッダ処理に必要な制御情報を与えるようすることもできる。この場合、入力パケットに付された第2層、第2.5層、第3層の宛先情報を総合的に判定したルーティング処理が実行されることになる。
【0060】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明のノード構成によれば、IPパケットコア網におけるエッジノード、コアノード、エッジ/コア兼用ノードのように、異なったノード機能を容易に実現でき、必要に応じて入出力回線インタフェースを差し替え、ルーティング情報テーブルの設定データを変更することによって、各種の通信プロトコルとパケット転送モードに対応可能な汎用性の高いパケット転送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4に示したルーティング処理部30−1の詳細を示すブロック図。
【図2】本発明のノード装置が適用されるネットワークの1例と転送パケットを示す図。
【図3】図2のネットワークにおける転送パケットのフォーマットを示す図。
【図4】本発明によるノード装置の構成を示す図。
【図5】図4に示した入出力インタフェースボード21−1の詳細を示すブロック図。
【図6】ルーティング処理部30−1における入出力パケットのヘッダ構造の1例を示す図。
【図7】図1に示したルーティング情報テーブル40の構成を説明するための図。
【図8】ルーティング情報テーブル40の他の構成例を示す図。
【図9】図1に示した入力側ルーティング制御部34の動作を示すフローチャート。
【図10】図1に示した出力側ルーティング制御部37の動作を示すフローチャート。
【図11】図1に示したポート番号変換テーブル41の構成を示す図。
【図12】図1に示したルート情報変換テーブル42の構成を示す図。
【符号の説明】
1〜4:LAN、10:コア網、20:ノード、
21:入出力インタフェースボード、22:入力回線インタフェース、
23:出力回線インタフェース、24:多重化部、25:分配部、
27:スイッチ部、30:ルーティング処理部、31:プロセッサ、
32:第1入力バッファ、33:第1出力バッファ、
34:入力側ルーティング制御部、35:第1入力バッファ、
36:第1出力バッファ、37:出力側ルーティング制御部、
40:ルーティング情報テーブル、41:ポート番号変換テーブル、
42:ルート情報変換テーブル。
Claims (15)
- それぞれ入力回線に接続された複数の入力回線インタフェースと、それぞれ出力回線に接続された複数の出力回線インタフェースと、入力パケットのヘッダ情報に基づくルーティング情報テーブルの参照によって、入力パケットの転送先を特定する少なくとも1つのルーティング処理部とを有し、上記入力回線インタフェースで受信した可変長の入力パケットを上記ルーティング処理部で特定した出力回線インタフェースに転送するパケット転送装置において、
上記ルーティング情報テーブルが複数のサブテーブルからなり、各サブテーブルはルーティング情報を示す第1形式のエントリを含み、サブテーブルのうちの少なくとも1つは、上記第1形式のエントリの他に、参照すべき別のサブテーブルを指定する第2形式のエントリを含み、
上記ルーティング処理部が、入力回線インタフェースに応じて決まる何れかのサブテーブルを参照し、入力パケットと対応関係にあるテーブルエントリとして第2形式のエントリが検索された場合、該エントリが指定する別のサブテーブルを参照することによって、上記入力パケットの転送先を特定することを特徴とするパケット転送装置。 - 前記各入力回線インタフェースが、入力回線から受信したパケットにサブテーブル指定情報を付加するための手段を有し、
前記ルーティング処理部が、各入力パケットから抽出されたサブテーブル指定情報によって参照すべきサブテーブルを特定することを特徴とする請求項1に記載のパケット転送装置。 - 前記ルーティング情報テーブルが、プロトコルレイヤと対応した複数のサブテーブルからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパケット転送装置。
- 前記サブテーブルのうちの少なくとも1つが、前記第1形式のエントリとして、ルーティング情報とカプセル化ヘッダ情報とを示すテーブルエントリを含み、前記ルーティング処理部が、上記サブテーブルから検索されたカプセル化ヘッダ情報に従って、入力パケットのカプセル化またはカプセル化ヘッダの書き換えを行うことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のパケット転送装置。
- 前記サブテーブルのうちの少なくとも1つが、前記第1形式のエントリとして、ルーティング情報とカプセル化ヘッダ情報と制御コードとを示すテーブルエントリを含み、
前記ルーティング処理部が、上記サブテーブルから検索されたカプセル化ヘッダ情報と制御コードに従って、入力パケットのカプセル化ヘッダの付加、除去または書き換えを行うことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のパケット転送装置。 - それぞれ複数の入力回線インタフェースと複数の出力回線インタフェースとを有する複数の入出力インタフェース部と、上記入出力インタフェース部毎に設けられたパケットヘッダ変換機能を備える複数のルーティング処理部と、上記複数のルーティング処理部の間でパケットを交換するためのスイッチ部とからなるパケット転送装置において、
上記各ルーティング処理部が、複数のサブテーブルに分割されたルーティング情報テーブルを備え、各サブテーブルはルーティング制御情報を示す第1形式のエントリを含み、サブテーブルのうちの少なくとも1つは、上記第1形式のエントリの他に、参照すべき別のサブテーブルを指定する第2形式のエントリを含み、
上記各入力回線インタフェースが、入力回線から受信した入力パケットのヘッダ部にサブテーブル指定情報を付加するための手段を有し、
上記ルーティング処理部が、各入力パケットに付されたサブテーブル指定情報によって特定されるサブテーブルから、入力パケットのヘッダ情報と対応するテーブルエントリを検索し、第2形式のエントリが検索された場合、該第2形式のエントリで指定された別のサブテーブルを参照することによって第1形式のエントリを検索し、検索された第1形式のエントリが示すルーティング制御情報に従って各入力パケットのヘッダを変換することを特徴とするパケット転送装置。 - 前記ルーティング処理部が、前記ルーティング情報テーブルから検索されたルーティング制御情報に従って内部ヘッダを生成し、該内部ヘッダを付加した形で各入力パケットを前記スイッチ部に出力するための手段と、前記スイッチ部から受信した出力パケットから不要となったヘッダ情報を除去して前記入出力インタフェース部に供給するための手段とを有し、
前記スイッチ部が、上記内部ヘッダに含まれるルーティング情報に従ってパケット交換することを特徴とする請求項6に記載のパケット転送装置。 - 前記第1形式のエントリが、前記ルーティング制御情報として内部ルーティング情報とカプセル化ヘッダ情報とを含み、
前記ルーティング処理部が、前記ルーティング情報テーブルから検索されたカプセル化ヘッダ情報に従って入力パケットをカプセル化し、前記ルーティング情報テーブルから検索された内部ルーティング情報を付加した形で、各入力パケットを前記スイッチ部に出力するための手段と、前記スイッチ部から受信した出力パケットから不要となったヘッダ情報を除去して前記入出力インタフェース部に供給するための手段とを有し、
前記スイッチ部が、上記内部ヘッダに含まれるルーティング情報に従ってパケット交換することを特徴とする請求項6に記載のパケット転送装置。 - 前記各入出力インタフェース部が、前記複数の入力回線インタフェースから出力された入力パケットを前記ルーティング処理部に順次に供給するためのパケット多重化手段と、前記ルーティング処理部からの出力パケットを前記複数の出力回線インタフェースに振り分けるためのパケット分配手段とを備えることを特徴とする請求項6〜請求項8の何れかに記載のパケット転送装置。
- 前記ルーティング情報テーブルが、プロトコルレイヤと対応した複数のサブテーブルからなることを特徴とする請求項6〜請求項9の何れかに記載のパケット転送装置。
- それぞれ入力回線に接続された複数の入力回線インタフェースと、それぞれ出力回線に接続された複数の出力回線インタフェースと、入力パケットのヘッダ情報に基づくルーティング情報テーブルの参照によって、入力パケットの転送先を特定する少なくとも1つのルーティング処理部とを有し、上記入力回線インタフェースで受信したIPパケットを上記ルーティング処理部で特定した出力回線インタフェースに転送するパケット転送装置において、
上記各入力回線インタフェースが、パケットヘッダにOSI参照モデルの第2層のヘッダ情報を含むIPパケットを出力し、
上記ルーティング処理部が、上記ルーティング情報テーブルから各入力パケットのヘッダ情報と対応するルーティング情報を検索することによって、入力パケットの転送先を特定することを特徴とするパケット転送装置。 - 前記ルーティング処理部が、出力回線インタフェースに供給すべき各出力パケットの第2層ヘッダ情報を書き換えるための手段を備えることを特徴とする請求項11に記載のパケット転送装置。
- 上記ルーティング情報テーブルが複数のサブテーブルからなり、各サブテーブルはルーティング情報を示す第1形式のエントリを含み、サブテーブルのうちの少なくとも1つは、上記第1形式のエントリの他に、参照すべき別のサブテーブルを指定する第2形式のエントリを含み、
上記ルーティング処理部が、入力回線インタフェースに応じて決まる何れかのサブテーブルを参照し、入力パケットと対応関係にあるテーブルエントリとして第2形式のエントリが検索された場合、該エントリが指定する別のサブテーブルを参照することによって、上記入力パケットの転送先を特定することを特徴とする請求項11または請求項12に記載のパケット転送装置。 - パケットスイッチと入出力回線インタフェースとの間に配置されるルーティング制御装置であって、
ルーティング情報テーブル、
入力回線インタフェースから受信した入力パケットにヘッダ変換を施してパケットスイッチに出力する入力側ルーティング処理部と、
パケットスイッチから受信した出力パケットから不要となったヘッダ情報を除去して出力回線インタフェースに出力する出力側ルーティング処理部とからなり、
上記ルーティング情報テーブルが複数のサブテーブルからなり、各サブテーブルはルーティング情報を示す第1形式のエントリを含み、サブテーブルのうちの少なくとも1つは、上記第1形式のエントリの他に、参照すべき別のサブテーブルを指定する第2形式のエントリを含み、
上記入力側ルーティング処理部が、入力回線インタフェースによって入力パケットのヘッダに付加されたテーブル番号が示すサブテーブルを参照し、入力パケットのヘッダ情報と対応関係にあるテーブルエントリとして第2形式のエントリが検索された場合、該エントリが指定する別のサブテーブルを参照することによって第1形式のエントリを検索することによってルーティング情報を取得し、該ルーティング情報を入力パケットのヘッダに付加することを特徴とするルーティング制御装置。 - 前記出力側ルーティング処理部が、ルーティング情報と対応してOSI参照モデルの第2層のアドレス情報を記憶したテーブルを有し、上記テーブルから出力パケットのルーティング情報と対応した第2層アドレス情報を検索し、出力パケットに付加することを特徴とする請求項14に記載のルーティング制御装置。
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