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JP4449530B2 - ドライバプログラム及びデータ転送方法 - Google Patents

ドライバプログラム及びデータ転送方法 Download PDF

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JP4449530B2
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Description

本発明は、ホスト装置側で画像データを生成し当該画像データを印刷装置に転送する処理を、ホスト装置に実行させるドライバプログラム等に関し、特に、ホスト装置側に蓄積すべき前記画像データの容量を小さくでき、かつ、印刷完了時間を遅くすることのないデータ転送を行なうことのできるドライバプログラム等に関する。
通常、紙などの印刷媒体に印刷を実行する印刷システムにおいては、パーソナルコンピュータなどのホスト装置から印刷データを送信し、当該印刷データを受信した印刷装置が当該印刷データに基づいて上記印刷を実施する。そして、印刷が完了するまでの間に、前記印刷データについては、ホスト装置のアプリケーションから発せられる印刷要求のデータを画素毎の色の濃度値で表した画像データとする処理、当該画像データの色表現を印刷装置における色表現に変換する処理、当該色変換後のデータをドットのイメージとする処理等が行われる。
このような印刷システムにおいて、近年、上記色変換の処理までをホスト装置側で行わせる所謂ホストベースの処理が行われるようになっており、かかる場合には、色変換後の画像データがホスト装置側で圧縮された後に印刷装置側へ送信され、印刷装置側では、受信したデータを解凍した後に使用する。また、ホスト装置から送信する画像データの圧縮処理では、通常、印刷媒体1面分の範囲を高さ方向に所定長さで分割したバンドという領域ごとに処理が行われる。例えば、上記色変換後の画像データが、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)で表現されている場合には、当該4色のデータを含む画像データがバンド単位で順次圧縮処理され、印刷装置への送信が可能な状態となる。
このように圧縮処理が行われた後の印刷装置へのデータ転送については、従来、幾つかの方法でなされていた。その一つの方法は、前述した圧縮処理の順番に従って、圧縮が終了したバンドの画像データから順次印刷装置へ送信するものである。このように、全色のデータを含む画像データをバンド毎に送信することを、以降、バンド順次のデータ転送と呼ぶこととする。印刷装置が、例えば、4サイクルのレーザープリンタ等のように、印刷媒体の1面単位で印刷処理を行う装置の場合、印刷装置は、少なくとも1面分の1色の画像データを受信してからでないと印刷処理を開始することができないので、前記バンド順次でデータ転送を行う場合には、印刷装置は1面分の全色分の画像データを受信するまで印刷処理を待つことになる。
また、他のデータ転送方法として、バンド毎に圧縮処理される画像データを1面分、ホスト装置側に蓄積し、その後、蓄積した1面分の画像データを1色ずつ順番に送信していく方法がある。例えば、画像データがYMCK4色のデータから構成される場合には、蓄積された1面分の画像データのうち、まず、Yのデータを全て転送し、その後、Mの全てのデータ、Cの全てのデータ、Kの全てのデータと順次転送していく。このように、1面分の画像データを1色ずつ順番に送信していくことを、以降、プレーン順次のデータ転送と呼ぶこととする。かかる方法は、例えば、下記特許文献1に記載の装置などで採用されている。印刷装置が、4サイクルのレーザープリンタ等であり、1面毎に1色ずつ印刷処理を遂行する装置の場合には、1面分の全色の画像データが揃わなくても印刷処理を開始することができるので、かかるプレーン順次のデータ転送を行なうことにより、1面分の全色分の画像データを受信するまで印刷処理の開始を待つ必要がない。所謂フライングスタートが可能となる。
特開2002−236563号公報
しかしながら、前述のプレーン順次によるデータ転送方法では、1面分(1プレーン分)の画像データをホスト装置に一旦蓄積する必要があり、そのためにホスト装置のメモリ(RAM等)が使用されることとなって、ホスト装置の処理パフォーマンスを低下させてしまう可能性がある。
また、前記バンド順次によるデータ転送方法では、前述したように、面順次で処理を行う印刷装置の場合には、1面分のデータが全て揃うまで処理を開始できず、早く印刷処理を完了できないという課題がある。
そこで、本発明の目的は、ホスト装置側で色変換後の画像データを生成して印刷装置へ転送する処理をホスト装置に実行させるドライバプログラムであって、ホスト装置側に蓄積すべき画像データの容量を小さくでき、かつ、印刷完了時間を遅くすることのないデータ転送を行なうことのできるドライバプログラム等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、複数色のデータから成る画像データを生成して当該画像データを印刷装置に転送する処理を、ホスト装置に実行させるドライバプログラムが、1面分の前記画像データの転送を行う際に、前記1面分の画像データを所定の高さで区分したバンドのデータ毎に前記印刷装置に転送する工程と、前記複数色の各色毎に前記印刷装置に転送する工程と、を混在させて行う前記画像データの転送処理を前記ホスト装置に実行させることである。従って、本発明によれば、ホスト装置側に蓄積すべきデータの容量を小さくすることが可能となる。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、複数色のデータから成る画像データを生成して当該画像データを印刷装置に転送する処理を、ホスト装置に実行させるドライバプログラムが、1面分の前記画像データの転送を行う際に、前記1面分の画像データを所定の高さで区分したバンドのデータ毎に、前記複数色の全色あるいは一部の色のデータを前記印刷装置に転送し、当該転送が前記一部の色のデータについてなされた場合には、転送されなかった色のデータを前記ホスト装置に蓄積する第一のステップと、前記第一のステップで蓄積されたデータを、前記複数色の各色毎に前記印刷装置に転送する第二のステップと、を前記ホスト装置に実行させることである。従って、本発明によれば、ホスト装置側に蓄積すべきデータの容量を小さくすることが可能となる。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記第一のステップでデータが転送される色の数が、所定のタイミングで、前記ホスト装置に蓄積される各色のデータの容量が前記印刷装置において先に用いられる色の方が小さくなるように、変化することを特徴とする。これにより、印刷装置における印刷完了時間を遅らせてしまうことを防ぐことが可能となる。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記所定のタイミングが、前記転送及び蓄積の処理を行う前記バンドの位置、あるいは、前記転送及び蓄積の処理が済んだデータの容量に基づいて、決定されることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、ホスト装置において生成された複
数色のデータから成る画像データを印刷装置に転送するデータ転送方法が、1面分の前記画像データの転送を行う際に、前記1面分の画像データを所定の高さで区分したバンドのデータ毎に前記印刷装置に転送する工程と、前記複数色の各色毎に前記印刷装置に転送する工程と、を混在させて前記画像データの転送を行うことである。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、ホスト装置において生成された複数色のデータから成る画像データを印刷装置に転送するデータ転送方法が、1面分の前記画像データの転送を行う際に、前記1面分の画像データを所定の高さで区分したバンドのデータ毎に、前記複数色の全色あるいは一部の色のデータを前記印刷装置に転送し、当該転送が前記一部の色のデータについてなされた場合には、転送されなかった色のデータを前記ホスト装置に蓄積する第一のステップと、前記第一のステップで蓄積されたデータを、前記複数色の各色毎に前記印刷装置に転送する第二のステップと、を有することである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明によるドライバプログラムを用いた印刷システムの実施の形態例に係る構成図である。図1に示すプリンタドライバ12が、ホストコンピュータ1とプリンタ2から成る印刷システムにおける本発明を用いたドライバプログラムであり、プリンタ2へ送信する色変換処理後の画像データを、前述したバンド順次とプレーン順次を混在させた方法で転送し、ホストコンピュータ1に蓄積すべき画像データの容量を小さくしようとするものである。
ホストコンピュータ1は、本実施の形態例におけるホスト装置であり、プリンタ2に対して色変換処理後の画像データを送信し印刷要求を行う。図1に示すように、ホストコンピュータ1には、アプリケーション11、プリンタドライバ12、及びメモリ13が備えられる。なお、ホストコンピュータ1は、所謂パーソナルコンピュータなどで構成することができる。アプリケーション11は、例えば、文書作成ソフトウェア等の印刷要求元であり、印刷対象のデータを所定のフォーマットでプリンタドライバ12に渡す。
プリンタドライバ12は、前記アプリケーション11からの印刷要求を受けて、画像データを生成し、当該画像データをプリンタ2に送信する部分である。プリンタドライバ12は、まず、前記アプリケーション11からのデータを解釈し、印刷対象を画素毎のデータである画像データに展開する。ここで生成される画像データは、例えば、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色の濃度値から構成されるデータである。その後、プリンタドライバ12は、上記RGBの画像データに対し前述したバンド単位で色変換処理を施し、プリンタ2で用いられるYMCKの画像データに変換する。画素毎にYMCK各色のデータを有する当該生成された画像データに対して、プリンタドライバ12は、バンド単位で圧縮処理を施す。これは、プリンタ2へのデータ転送時間を短縮するためである。
圧縮処理された画像データは、プリンタ2へ転送可能な状態であり、プリンタドライバ12は、圧縮処理が済んだ画像データについてデータ転送処理を行うが、このデータ転送方法に本プリンタドライバ12の特徴がある。具体的には後述するが、1面分のデータについて、まずバンド順次の転送を行い、その後プレーン順次の転送に切り換えてプリンタ2への送信を行なう。また、バンド順次で転送中に、所定のタイミングで、プリンタ2へ転送する画像データの色の数を順次減少させていく。そして、その減少によりプリンタ2へ転送しなかった色のデータをメモリ13へ格納していく。なお、プリンタドライバ12は、前述した処理の手順を指示するプログラムと、当該プログラムに従って処理を実行する制御装置等によって構成することができる。
次に、メモリ13は、ホストコンピュータ1に備えられるRAMであり、様々な用途で使用されるが、印刷実行時には、前記プリンタドライバ12で圧縮処理された画像データの一部を一時的に格納する。図1においてメモリ13の下方に示される図は、圧縮処理後の1面分の画像データを模式的に示したものである。1面分の画像データは、複数のバンドのデータから構成され、また、前述の通り、色変換後のYMCKのデータで構成される。詳細については後述するが、プリンタドライバ12が1面分のデータを転送する間に、例えば、図の斜線で示した部分の画像データが当該メモリ13に一時的に蓄積されることになる。
プリンタ2は、ホストコンピュータ1からの画像データを受信し、当該画像データに基づいて印刷を実行する、4サイクルのレーザプリンタである。図1に示すように、プリンタ2には、データバッファ21、解凍部22、スクリーン処理部23、及びエンジン24が備えられている。データバッファ21は、前記プリンタドライバ12から順次転送される画像データを格納する部分である。図1においてデータバッファ21の下方に示される図は、データバッファ21に格納される画像データを模式的に示したものである。図に示すように、データバッファ21では、1面分の画像データがYMCKの色毎に格納され、それらはプレーンデータと呼ばれる。
後述する解凍部22での処理からエンジン24で印刷が実施されるまでの印刷処理は、面単位で、1色ずつ連続して実行されるので、各色のプレーンデータは、その色の上記印刷処理が開始されるまでにデータバッファ21に揃っている必要がある。言い換えれば、印刷処理を行う面について、全色のプレーンデータがホストコンピュータ1から受信されていない状態でも印刷処理を開始することが可能である。即ち、所謂フライングスタートが可能である。なお、本実施の形態例では、YMCKの順番で上記印刷処理が実施されるものとする。例えば、図1に示すデータバッファ21下方の図において、斜線部分がデータバッファ21に既に格納されているデータであるとすると、図に示す状態で、他の条件が揃えば、1色目のYについては上記印刷処理が開始可能であると言える。従って、このデータバッファ21は、必ずしも4色分のプレーンデータ全てを一度に格納できる容量を有している必要はない。
解凍部22は、前記印刷処理が開始されるとデータバッファ21から圧縮されているデータを取り出し、そのデータを元の状態に復元する処理を行う部分である。また、スクリーン処理部23は、解凍部22で解凍されたデータにスクリーン処理を施し、画素毎のデータをドットイメージのデータに変換する部分である。エンジン24は、スクリーン処理されたデータに基づいて印刷媒体に印刷を実行する部分である。これら解凍部22、スクリーン処理部23、及び、エンジン24で行なわれる印刷処理は、各処理が同期して行われ、前述のように、面単位で1色ずつ連続して実行される。
図2は、プリンタドライバ12が行なうデータ転送処理の手順を例示したフローチャートである。以下、図2に基づいて、本プリンタドライバ12の特徴であるデータ転送処理の内容について説明する。まず、プリンタドライバ12は、これからプリンタ2へ転送する1面分の画像データのサイズが、予め定めた値よりも小さいか否かをチェックする(ステップS1)。図3は、転送対象である画像データを模式的に示した図である。図3の(a)は、プリンタドライバ12が転送する1面分の画像データを示しており、図に示す例では、1面がnバンドに分割されている。そして、バンドは上から順番にB1、B2、…、Bnと呼び、それら各バンドに含まれるYMCKの各データをY1〜Yn、M1〜Mn、C1〜Cn、K1〜Knと表記する。上記1面分の画像データのサイズとは、図3の(a)に示すデータ全体のサイズのことを意味する。
前記チェックの結果、データサイズが予め定めた値よりも小さいと判断された場合には(ステップS1のYes)、プリンタドライバ12は、バンド順次によりデータ転送を行なう(ステップS2)。具体的には、前述の通り、データ転送前の圧縮処理がバンド単位で行われるので、圧縮処理が終了したバンドのデータを、メモリ13に蓄積せずに、そのままプリンタ2へ順次送信していく。図3の(a)に示す例では、バンドB1のデータが圧縮処理されるとそのデータ、即ち、Y1、M1、C1、K1をプリンタ2に転送し、その後、バンドB2のデータが圧縮処理されるとY2、M2、C2、K2をプリンタ2に転送し、その後も同様に、圧縮処理が行われる度にそのバンドのデータを転送する。そして、対象としている1面分の画像データについて圧縮処理が終了するまで(バンドBnまで)バンド毎の転送を行ない、1面分のデータ転送処理を終了する。
一方、前記ステップS1で、データサイズが予め定めた値よりも小さくないと判断された場合には(ステップS1のNo)、プリンタドライバ12は、まず、予め定めたバンド(k番目のバンド)までバンド順次のデータ転送を行なう(ステップS3)。具体的には、前記ステップS2の場合と同様に、バンドBkまでは、圧縮処理後のバンドのデータをメモリ13に蓄積せず、そのままプリンタ2に転送する。図3の(a)に示す例では、バンドB1、B2、…、Bkの順番で順次データが転送される。更に詳しくは、図のバンドB1に示される矢印の方向に従って、Y1→M1→C1→K1→Y2→M2→C2→K2という順番でデータ転送が行なわれる。
次に、バンドBkの転送が終了すると、プリンタドライバ12は、予め定めたバンド(l番目のバンド)まで、圧縮処理されたバンドのデータについて、YMCのデータをバンド順次で転送し、残りのKのデータをメモリ13に蓄積するという処理を行なう(ステップS4)。図3の(a)に示す例では、バンドBlに示される矢印の方向に従って、Yk+1→Mk+1→Ck+1→Yk+2→…Yl→Ml→Clという順番でデータ転送が行なわれ、Kk+1〜Klのデータについてはメモリ13に蓄積される。
次に、バンドBlの転送が終了すると、プリンタドライバ12は、予め定めたバンド(m番目のバンド)まで、圧縮処理されたバンドのデータについて、YMのデータをバンド順次で転送し、残りのCKのデータをメモリ13に蓄積するという処理を行なう(ステップS5)。図3の(a)に示す例では、バンドBmに示される矢印の方向に従って、Yl+1→Ml+1→Yl+2→…Ym→Mmという順番でデータ転送が行なわれ、Cl+1〜CmとKl+1〜Kmのデータについてはメモリ13に蓄積される。
次に、バンドBmの転送が終了すると、プリンタドライバ12は、予め定めたバンド(n番目のバンド)まで、言い換えれば、当該1面分のデータについて圧縮処理が終了するまで、圧縮処理されたバンドのデータについて、Yのみのデータを転送し、残りのMCKのデータをメモリ13に蓄積するという処理を行なう(ステップS6)。図3の(a)に示す例では、Ym+1→Ym+2→…Ynという順番でデータ転送が行なわれ、Mm+1〜MnとCm+1〜CnとKm+1〜Knのデータについてはメモリ13に蓄積される。
かかるステップS6の処理が終了した時点、即ち、当該1面分のデータについて圧縮処理が終了した時点で、Yについては全てのデータが転送され、MについてはバンドBmまでのデータが転送され、CについてはバンドBlまでのデータが転送され、KについてはバンドBkまでのデータが転送されることになる。図3の(b)は、この時点でプリンタ2側のデータバッファ21に格納される各色のプレーンデータを模式的に示している。図の色の付いた部分が格納されているデータを示しており、各色上記転送が行なわれたバンドまでのデータがデータバッファ21内に格納されている。また、この時点で、Mm+1〜MnとCl+1〜CnとKk+1〜Knのデータについてはメモリ13に蓄積されることになる。図3の(a)において、太線で囲われた部分のデータがメモリ13に格納されることになる。
このようにステップS3からステップS6までのバンド順次のデータ転送が終了すると、プリンタドライバ12は、メモリ13に蓄積されたデータをプレーン順次でプリンタ2へ送信する。まず、メモリ13に蓄積されたMのデータを全て転送する(ステップS7)。図3の(a)に示す例では、Mのデータ上に示される下向きの矢印の方向に従って、Mm+1→Mm+2→…→Mnという順番でデータ転送がなされる。
次に、同様に、メモリ13に蓄積されたCのデータを全て転送する(ステップS8)。図3の(a)に示す例では、Cのデータ上に示される下向きの矢印の方向に従って、Cl+1→Cl+2→…→Cnという順番でデータ転送がなされる。引き続き、メモリ13に蓄積されたKのデータを全て転送する(ステップS9)。図3の(a)に示す例では、Kのデータ上に示される下向きの矢印の方向に従って、Kk+1→Kk+2→…→Knという順番でデータ転送がなされる。
このようにして、メモリ13に蓄積されたデータの転送が終わると、当該1面分の画像データについてのデータ転送処理が終了する。
以上説明したように、本プリンタドライバ12は、1面分の画像データを送信する際に、バンド順次とプレーン順次を混在して使用し、全てのデータをプレーン順次では送信しないが、全てのデータをプレーン順次で送信する場合と比べて、プリンタ2における印刷完了時間が遅くなってしまうということを実質的に避けることができる。図4は、プリンタ2におけるデータ受信と印刷処理のタイミングを例示したタイムチャートである。図4の(a)は、前述したプレーン順次でホストコンピュータ1からプリンタ2へデータ転送が行われた場合のデータ受信タイミングを例示しており、図のY、M、C、Kで示される各期間は、各色のプレーンデータが受信されている期間を表している。そして、それらの期間の終了時点であるTay、Tam、Tac、Takは、各色のデータ受信が完了するタイミングを表している。
同様に、図4の(c)は、本プリンタドライバ12によってデータ転送が行われた場合のデータ受信タイミングを例示しており、Tcy、Tcm、Tcc、Tckは、各色のデータ受信が完了するタイミングを表している。
また、図4の(b)は、前記図4の(a)に示したタイミングでデータ受信が完了する場合の印刷処理タイミングを例示している。ここで、印刷処理とは、前述したとおり、データバッファ21に格納されたプレーンデータが読み出されてエンジン24において印刷が実行されるまでの連続処理を意味している。また、図4の(a)に示す場合には、前述したフライングスタートが可能であるため、図4の(b)に示す例では、1面分の全色のデータが受信される前に1色目の印刷処理を開始している。更に、図4の(b)に示す例は、現実的に最も印刷完了が早くなるケースを想定したものである。
印刷処理を始めに行うYについては、Yについての処理のみを考えれば、Yのデータを全て受信した直後に印刷処理を開始してもよいが、前述のように、4色の印刷処理は連続して行われ、途中で止めることをしたくないので、Y以降のデータ転送時間の遅れ等も考慮して、1色目の印刷開始は、現実的には最も早い場合でも2色目であるMのデータが受信された以降に決定されると考えられる。即ち、Yの印刷処理の開始時点であるTbyは、最も早い場合で、Tamの直後ということになる。
また、最後の色であるKの印刷処理についても、処理を開始するまでにデータ受信が終了している必要があるので、Kの印刷処理の開始時点であるTbkは、最も早い場合で、Takの直後ということになる。また、プリンタ2における各色の印刷時間は同じであることから、図4の(a)に示すようなデータ受信の場合には、図4の(b)に示す例が、現実的に最も印刷完了を早くする場合となる。
かかる印刷処理のタイミングに対して、本プリンタドライバ12によるデータ転送が間に合うか否かを見ると、図4の(c)に示す例では、各色のデータ受信完了時点であるTcy、Tcm、Tcc、Tckが、それぞれ、各色の印刷処理開始時点であるTby、Tbm、Tbc、Tbkよりも早くなっており、図4の(b)に示す印刷処理が可能であるといえる。ここで、Kのデータ受信の完了時点Tck、即ち、1面分のデータ受信が完了する時点は、図4の(a)の場合と比較して、1面分のデータ容量が同じであり送信速度についても差はないので、同じタイミングとなる。また、Yのデータ受信が完了するTcyは、前述した図2のステップS6が完了した時点であり、この時点では、データバッファ21は、図3の(b)に示すような状態となっている。かかるTcyとTcm、Tccは、前述したバンドBk、Bl、Bmのk、l、mの値により変化するが、図4の(c)に示すようなTcy、Tcm、Tccのタイミングとなるようにk、l、mの値を決定することは可能である。
従って、本実施の形態例に係るデータ転送方法を用いることにより、プレーン順次でデータ転送した場合の現実的に最も早い印刷完了時間を維持することができ、印刷完了時間を遅くしてしまうことは現実的にはない。
以上説明したように、本実施の形態例に係るプリンタドライバ12は、色変換がされた画像データについて、まず、バンド毎の圧縮処理が完了する度に、順次転送する色を減らしながら、バンド順次でデータ転送を行うと共に転送していないデータを蓄積し、1面分のデータについて圧縮処理が完了した後は、蓄積したデータをプレーン順次でデータ転送する。従って、ホストコンピュータ1内に1面分のデータを蓄積する必要がなく、前述したプレーン順次のみのデータ転送よりもホストコンピュータ1内に蓄積すべきデータの容量を小さくできる。また、前述のように、本プリンタドライバ12によるデータ転送方法でも、プレーン順次の場合と比較して現実的に印刷完了時間を遅くしてしまうことはない。なお、本プリンタドライバ12では、転送するデータ量が少ない場合、バンド順次でデータ転送を行なうが、かかる場合には、通常、データ転送に時間がかからないので、プリンタ2においてフライングスタートを行う必要もなく、印刷完了時間に関して悪影響を与えることはない。
なお、前述に実施の形態例においては、バンドBk、Bl、Bmにより、即ち、何番目のバンドであるかということにより、転送するデータの色数を変えたが、データサイズによりかかる色数を変えてもよい。例えば、1面のデータについて、始めからX1kb(キロバイト)までは4色全色を転送し、その後、X2kbまでは3色を転送し1色を蓄積する、というように転送と蓄積を行なうようにしてもよい。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明の実施の形態例に係る構成図である。 データ転送処理の手順を例示したフローチャートである。 転送対象である画像データを模式的に示した図である。 データ受信と印刷処理のタイミングを例示したタイムチャートである。
符号の説明
1 ホストコンピュータ、 2 プリンタ、 11 アプリケーション、 12 プリンタドライバ、 13 メモリ、 21 データバッファ、 22 解凍部、 23 スクリーン処理部、 24 エンジン

Claims (5)

  1. 複数色のデータから成る画像データを生成して当該画像データを印刷装置に転送する処理を、ホスト装置に実行させるドライバプログラムであって、
    1面分の前記画像データの転送を行う際に、
    前記1面分の画像データを所定の高さで区分したバンドのデータ毎に、一部の前記バンドについては前記複数色の全色のデータを前記印刷装置に転送し、前記一部のバンド以外のバンドについては、前記複数色の一部の色のデータを前記印刷装置に転送すると共に、転送されなかった色のデータを前記ホスト装置に蓄積する、処理を前記1面分の全バンドについて実行する第一のステップと、
    前記第一のステップの後に、前記第一のステップで蓄積されたデータを、前記複数色の各色毎に前記印刷装置に転送する第二のステップと、を前記ホスト装置に実行させる
    ことを特徴とするドライバプログラム。
  2. 請求項において、
    前記第一のステップで前記バンド毎にデータが転送される色の数が、前記ホスト装置に蓄積される各色のデータの容量が前記印刷装置において先に用いられる色の方が小さくなるように、所定のタイミングで変化する
    ことを特徴とするドライバプログラム。
  3. 請求項において、
    前記所定のタイミングが、前記転送及び蓄積の処理を行う前記バンドの位置、あるいは、前記転送及び蓄積の処理が済んだデータの容量に基づいて、決定される
    ことを特徴とするドライバプログラム。
  4. ホスト装置において生成された複数色のデータから成る画像データを印刷装置に転送するデータ転送方法であって、
    1面分の前記画像データの転送を行う際に、
    前記1面分の画像データを所定の高さで区分したバンドのデータ毎に、一部の前記バンドについては前記複数色の全色のデータを前記印刷装置に転送し、前記一部のバンド以外のバンドについては、前記複数色の一部の色のデータを前記印刷装置に転送すると共に、転送されなかった色のデータを前記ホスト装置に蓄積する、処理を前記1面分の全バンドについて実行する第一のステップと、
    前記第一のステップの後に、前記第一のステップで蓄積されたデータを、前記複数色の各色毎に前記印刷装置に転送する第二のステップと、を有する
    ことを特徴とするデータ転送方法。
  5. 請求項1において、
    更に、前記1面分の画像データのサイズが予め定めた値より小さいか否かを判断する工程を前記ホスト装置に実行させ、
    前記判断において、前記1面分の画像データのサイズが前記定めた値よりも小さくないと判断されたときに、前記第一のステップと前記第二のステップを前記ホスト装置に実行させる
    ことを特徴とするドライバプログラム。
JP2004095234A 2004-03-29 2004-03-29 ドライバプログラム及びデータ転送方法 Expired - Fee Related JP4449530B2 (ja)

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