JP4439969B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
(1)ランプの始動期間中
(2)電源電圧が高い場合
(3)スナバコンデンサの容量を小さく設定することにより帰還電流を少なめに設定した場合
平滑発振回路にて電流を多く必要とするのは、平滑発振回路はランプが点灯した時の負荷で設計されているのに対し、ランプが点灯する前は負荷が軽い状態で、平滑発振回路の発振周波数が高くなり、制御電源用コンデンサから供給するスイッチング素子のドライブ電流が増加するためである。また、入力電圧が高い場合にも平滑発信回路の発振周波数が高くなり、スイッチング素子のドライブ電流が増加する。
対策の一手段として、電源を供給しているスナバコンデンサの容量を大きくするという選択もあるが、スナバコンデンサを大きくすると、点灯後のスナバコンデンサを介して流れる電流が過電流となり、スナバ抵抗や定電圧ダイオードの発熱(過熱)などの問題が生じる。
図1はこの発明の実施の形態1を示す放電灯点灯装置の回路図、図2、図3は放電灯点灯装置のタイマー回路のタイマー電源電圧兼タイマー基準電圧と検出電圧と閾値の関係図である。
図1において、放電灯点灯装置は、商用交流電源の交流電圧を整流し、脈流出力電圧にする整流回路DBと、整流回路DBの脈流出力電圧を、昇圧した直流電圧にする平滑回路DCと、直流電圧を高周波電圧に変換し、放電灯を点灯させるインバータ回路IVと、インバータ回路IVの発振開始から所定時間を計時するタイマー回路TCから構成される。
また、昇圧チョークT1は後述するインバータ回路IV側の発振起動用の起動抵抗R1と定電圧ダイオードDZ1の直列回路に接続されている。
制御回路CCは、タイマー回路TCから出力される電圧条件により、IV発振回路IC2に予熱始動の周波数制御を行う。
制御電源用コンデンサC5の充電電圧がIV発振回路IC2の動作電圧に達すると、IV発振回路IC2は、数十kHzの高周波信号を発振してIVスイッチング素子Q2、Q3を交互にオンする。IVスイッチング素子Q2がオンされた際、電源平滑コンデンサC1から直流電流がIVスイッチング素子Q2→スナバコンデンサC4→スナバ抵抗R7→ダイオードD4を介して制御電源用コンデンサC6に流れる。このときDC発振回路IC1は、数十〜数百kHzの高周波信号を発振してDCスイッチング素子Q1をオン/オフし、昇圧チョークT1の昇圧作用により電源平滑コンデンサC1の充電電圧を昇圧させる。
また、制御回路CCは、タイマー回路TCの出力に基づいてインバータ回路IVを制御する。
図2はタイマー回路TCのタイマー電源電圧兼タイマー基準電圧と検出電圧と閾値の関係図で、この発明の実施の形態1との比較をするため従来のタイマー回路TCについて示している。
図2(a)は制御電源用コンデンサC6が安定時、図2(b)は制御電源用コンデンサC6が変動時を示す。図3はこの発明の実施の形態1のタイマー回路TCのタイマー電源電圧兼タイマー基準電圧と検出電圧と閾値の関係図である。
DZ2≦C6Vmin*(R3+R4+R5)/(R2+R3+R4+R5) …(1)
ただし、C6Vmin:制御電源用コンデンサC6の電圧で変動する最も低い電圧
また、IV発振回路IC2が発振を停止し、スナバコンデンサC4を介して制御電源用コンデンサC6に電流が供給されなくなったとき、タイマーリセット用ダイオードD5を介して、コンデンサC8の電荷を即時に放電し、タイマー回路TCを初期状態に戻す。
図2に対応する従来のタイマー回路は図1において、TC電源供給用抵抗R2、TC電源制御用コンデンサC7、TC電源制御用定電圧ダイオードDZ2がなく、制御電源用コンデンサC6とダイオードD4の接続点とグランド間にタイマー回路TCの閾値を設定する閾値設定回路である抵抗R3、R4、R5の直列回路、抵抗R3、R4、R5の直列回路に並列接続され、タイマー回路TCの時定数を設定する抵抗R6とコンデンサC8の直列回路、制御電源用コンデンサC6とダイオードD4の接続点と抵抗R6とコンデンサC8の接続点の間に接続されたタイマー回路TCの時定数をリセットするリセット回路であるタイマーリセット用ダイオードD5が接続されている。
制御電源用コンデンサC6が安定時は図2(a)に示すように、タイマー電源電圧兼タイマー基準電圧、閾値A、Bは一定の値であり、コンデンサC8の検出電圧は時間経過により増加して時間T1で閾値A、時間T2で閾値Bとなり、安定したタイマー回路動作の状態である。
なお、タイマーリセット用ダイオードD5が有るときは、コンデンサC8の検出電圧を実線、タイマーリセット用ダイオードD5が無いときは、コンデンサC8の検出電圧を波線で示している。
タイマーリセット用ダイオードD5はタイマー回路TCをリセットするためのものであるが、タイマー電源電圧兼タイマー基準電圧が変動したときに、タイマーリセット用ダイオードD5を介してコンデンサC8の電荷を放電することにより、コンデンサC8の検出電圧は本来点線であるべきのものが、一定となり、閾値Bを越えることができず正常な動作ができない。
なお、タイマーリセット用ダイオードD5は抵抗R6に並列接続してもよい。この場合はリセット時間が長くなる。
また、図4に示すようにTC電源供給用抵抗R2の接続位置を図のように変更し、電源の供給先を制御電源用コンデンサC6から、制御電源用コンデンサC5に変更してもよい。
図5はこの発明の実施の形態2を示す放電灯点灯装置の回路図、図6は放電灯点灯装置のタイマー回路のタイマー電源電圧兼タイマー基準電圧と検出電圧と閾値の関係図である。
本実施の形態は実施の形態1のTC電源供給用抵抗R2をTC電源供給用ダイオードD6に代え、制御電源用コンデンサC5に接続したものである。
図5において実施の形態1の図1と同一または相当部分には同一の符号を付し説明を省略する。
タイマー回路TCは、制御電源用コンデンサC5の電圧を電源として動作し、制御電源用コンデンサC5の電圧を電源供給用ダイオードD6を介して、TC電源制御用コンデンサC7に充電する。制御電源用コンデンサC6と同じく制御電源用コンデンサC5の電圧が変動しても、TC電源制御用コンデンサC7の電圧は変動しないよう十分大きな容量とし、タイマー回路TCの基準電源をTC電源制御用コンデンサC7の電圧とする。
同じく、TC電源制御用コンデンサC7の電圧を抵抗R6、コンデンサC8の充電時定数で生成されるコンデンサC8の電圧を検出電圧として、制御回路CCに入力する。
また、タイマーリセット用ダイオードD5の影響で、検出電圧が閾値に達しないことがないように、閾値の設定を下記のような設定条件とする。簡単には、閾値電圧のMAX値をC6Vmin以下に設定することである。
このことにより、検出電圧であるコンデンサC8の電圧は閾値に達するまでは安定した動作を行うことができる。
C6Vmin > 閾値MAX
図6(a)において、タイマー電源電圧である制御電源用コンデンサC5の電圧が変動しても、TC電源制御用コンデンサC7の電圧は変動のない一定のタイマー基準電圧となり、コンデンサC8の検出電圧は時間経過により増加して時間T1で閾値A、時間T2で閾値Bとなり、安定したタイマー回路動作の状態である。なお、タイマーリセット用ダイオードD5が有るときは、コンデンサC8の検出電圧を実線、タイマーリセット用ダイオードD5が無いときは、コンデンサC8の検出電圧を波線で示している。
タイマーリセット用ダイオードD5はタイマー回路TCをリセットするためのものであるが、タイマー電源電圧が変動したときに、タイマーリセット用ダイオードD5を介してコンデンサC8の電荷を放電することにより、コンデンサC8の検出電圧は本来点線であるべきのものが、一定となるが、閾値Bを越えることができ安定したタイマー回路動作となる。
なお、TC電源供給用ダイオードD6の接続位置を図7に示すように変更し、電源の供給先を制御電源用コンデンサC5から、制御電源用コンデンサC6に変更してもよい。
Claims (4)
- 商用電源の交流電圧を整流する整流回路、この整流回路の出力電圧を昇圧・平滑する平滑回路、この平滑回路の直流出力電圧を高周波電圧に変換し放電灯を点灯させるインバータ回路、このインバータ回路の発振開始から所定時間を計時するタイマー回路及びこのタイマー回路の出力に基づいてインバータ回路を制御する制御回路を備えた放電灯点灯装置において、
前記タイマー回路が、前記インバータ回路の発振にともない、スナバコンデンサを介して流れる電流により充電される制御電源用コンデンサの電圧を電源とし、この制御電源用コンデンサから抵抗を介して充電されるタイマー電源制御用コンデンサと、
このタイマー電源制御用コンデンサに並列接続され、前記タイマー電源制御用コンデンサに充電される電圧を、前記インバータ回路が発振しているときに前記制御電源用コンデンサから供給される電圧の下限値よりも低い電圧となるように制限する定電圧ダイオードと、
前記タイマー電源制御用コンデンサに並列接続され、前記タイマー電源制御用コンデンサに充電される電圧を基準に時定数を設定する時定数回路と、
前記タイマー電源制御用コンデンサに並列接続され、前記タイマー電源制御用コンデンサに充電される電圧を基準に、前記時定数回路の閾値を設定する閾値設定回路と、
前記インバータ回路の発振停止に同期し、前記時定数をリセットするリセット回路と、
を備えることを特徴とする放電灯点灯装置。 - 商用電源の交流電圧を整流する整流回路、この整流回路の出力電圧を昇圧・平滑する平滑回路、この平滑回路の直流出力電圧を高周波電圧に変換し放電灯を点灯させるインバータ回路、このインバータ回路の発振開始から所定時間を計時するタイマー回路及びこのタイマー回路の出力に基づいてインバータ回路を制御する制御回路を備えた放電灯点灯装置において、
前記タイマー回路が、前記インバータ回路の発振にともない、スナバコンデンサを介して流れる電流により充電される制御電源用コンデンサの電圧を電源とし、この制御電源用コンデンサからダイオードを介して充電されるタイマー電源制御用コンデンサと、
前記タイマー電源制御用コンデンサに並列接続され、前記タイマー電源制御用コンデンサに充電される電圧を基準に、時定数を設定する時定数回路と、
前記タイマー電源制御用コンデンサに並列接続され、前記時定数回路の閾値を、前記タイマー電源制御用コンデンサに充電される電圧を基準として、前記インバータ回路が発振しているときに前記制御電源用コンデンサの電圧の下限値よりも低い値となるように設定する閾値設定回路と、
前記インバータ回路の発振停止に同期し、前記時定数をリセットするリセット回路と、
を備えることを特徴とする放電灯点灯装置。 - 前記閾値設定回路は、上限閾値と、下限閾値とを有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
- 前記インバータ回路を発振開始させるための起動回路を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
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