JP4435921B2 - テーラードブランク材の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる種類の板材が組み合わされ溶接されてなるテーラードブランク材を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車部品などの製造において、必要な部位に必要な板厚,材質や強度を持たせる一方で部品全体の軽量化を図るために、テーラードブランク材が用いられている。このテーラードブランク材は、板厚,材質や強度の異なる板材(金属板)が組み合わされ溶接されてなる一枚の板材であり、その後に一体でプレス成形に供されるものである。
例えば、自動車のドアインナー材の製造においては、前方のフロントパネル側が厚板により構成され、後方のインナーパネル側が薄板により構成されたテーラードブランク材が用いられ、部品前方のヒンジ部に強度を持たせる一方で部品全体の軽量化が図られている。
【0003】
かかるテーラードブランク材の製造においては、異なる種類の板材の突き合わせ端面が対向するように板材同士を組み合わせて溶接する際に、溶融湯の不足などによる溶接不良を防止するために、板材の突き合わせ端面の精度の維持が厳格に要求される。かかる精度の維持は、板材単品の切断形状や真直度のみならず、板材同士を組み合わせて形成される溶接突き合わせ面の間隔(ギャップ)や真直性にも要求される。具体的には、板厚及び溶接長さによって異なるが、板材単品における突き合わせ端面の精度が0.03mm程度であり、かつ溶接突き合わせ面における板材同士の突き合わせ端面の間隔(ギャップ)が0.05mm以内であることが要求される。
【0004】
ここで、図3(a)に示すように、前記の板材が、原板1を固定刃2と移動刃3の間で切断(シャーやブランク)してなるものである場合においては、図3(b)に示すように、切断された原板1の切り口には、固定刃2や移動刃3によって引き込まれて生ずるダレ面1aと、その反対側の角部に刃状のカエリが生ずるカエリ面1bとが形成される。従って、かかる切り口が突き合わせ端面となる場合においては、それらダレ面1aとカエリ面1bの組み合わせ態様が、精度の維持において問題となる。
【0005】
即ち、原板の切断により用意される板材を用いた、従来例に係るテーラードブランク材の製造方法は、図2に示すように、以下の各工程を含んでいた。
なお、以下の説明において、「残り側」とは、固定刃(ダイス)に残る板材をいい、「落ち側」とは、移動刃(ポンチ)により切り落とされる板材をいい、「反転」とは、板材の表裏を入れ替えることをいう。
【0006】
(a)原板の準備(図2(a)参照)
異なる種類の原板として、板厚及び材質が異なる金属板であって、所望の形状(a材)に切り代(b部)を加えた大きさの薄板10′と、所望の形状(c材)に切り代(d部)を加えた大きさの厚板20′を準備する。
【0007】
(b)切断(図2(b)参照)
切断ライン上において、切断(シャーやブランク)を行う。
具体的には、切断線11′に沿って、薄板10′を固定刃と移動刃の間で切断し、残り側の板材であるa材及び落ち側のb部を得ると共に、切断線21′に沿って、厚板20′を固定刃と移動刃の間で切断し、残り側の板材であるc材及び落ち側のd部を得る。
ここで、a材の切り口である切断線11a′及びc材の切り口である切断線21c′には、図3(b)に示すように、それぞれダレ面1aとカエリ面1bとが形成される。
【0008】
(3)組み合わせ(図2(c)参照)
a材の切断線11a′とc材の切断線21c′とが対向するように、残り側のa材とc材とを組み合わせて溶接突き合わせ面31′を形成する。
ここで、仮にa材及びc材のいずれも反転せずに溶接突き合わせ面31′を形成すると、図4(c)に示すように、ダレ面1aが上向きのa材と、同じくダレ面1aが上向きのc材との組み合わせとなるため、ギャップが大きくなり、溶接する際に溶融湯が不足して溶接不良が生じやすい。なお、板材を反転せずに溶接不良を回避しようとすれば、再加工して切り口の精度を維持したり、高精度のブランク型を用いて切り口の精度を維持する必要があるため、製造コストが高くなる。
そこで、この従来例では、a材又はc材のいずれか一方(ここではc材)を反転させて溶接突き合わせ面31′を形成することにより、図4(a)に示すように、ダレ面1aが上向きのa材と、カエリ面1bが上向きのc材との組み合わせとして、ギャップを少なくしている。
なお、切り代である落ち側のb部とd部は廃棄する。
【0009】
(4)溶接(図2(d)参照)
溶接ライン上において、溶接を行う。
具体的には、溶接突き合わせ面31′に沿って、レーザー溶接,TIG溶接,高周波誘導溶接,電子ビーム溶接などを行い、a材とc材とを一体化してなる一枚のテーラードブランク材30′を得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、残り側の板材同士を組み合わせる前記の従来例には、以下のような問題点があった。
(1)溶接不良を回避するために、残り側の板材のいずれか一方を反転させる必要があるので、そのための工程と設備が増加し、製造コストが高くなる。
(2)切断刃(固定刃あるいは移動刃)の状態が悪く、例えば移動刃が摩耗して凹状に湾曲している場合には、図5(b)に示すように、残り側の板材の切り口は、移動刃の状態が反映されて凹状に湾曲した状態になるので、残り側の板材同士を組み合わせた場合に、溶接突き合わせ面のギャップgが大きくなり、溶接不良が生じやすい。
(3)切り代である落ち側のb部及びd部が廃棄されるので、歩留まりが悪く、スクラップ処理を要するため、製造コストが高くなる。
(4)切断及び溶接が、それぞれ別のライン上において行われるので、切断後の板材をパレットなどに積載して搬送する必要があり、板材に損傷が生じやすい。
【0011】
そこで、本発明は、(1)板材を反転せずに溶接不良を回避することができ、(2)切断刃の状態が悪くても溶接不良が生じ難く、(3)廃棄される部分がなく、(4)板材に損傷が生じないような、テーラードブランク材の製造方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、その請求項1に係る発明は(例えば図1参照)、『異なる種類の板材が組み合わされ溶接されてなるテーラードブランク材の製造方法であって、(1)A材とB材とを合わせた大きさからなる一の種類の一枚の原板が固定刃と移動刃の間で切断されてなる、残り側の板材であるA材及び落ち側の板材であるB材を切断すると共に、C材とD材とを合わせた大きさからなる他の種類の一枚の原板が固定刃と移動刃の間で切断されてなる、残り側の板材であるC材及び落ち側の板材であるD材を切断する第一工程と、(2)第一工程に続いて、それらA材とD材を反転せずに、A材の切断線とD材の切断線とが対向するように、残り側のA材と落ち側のD材とを組み合わせて一の溶接突き合わせ面を形成し、該一の溶接突き合わせ面を溶接して一のテーラードブランク材を製造すると共に、それらB材とC材を反転せずに、B材の切断線とC材の切断線とが対向するように、落ち側のB材と残り側のC材とを組み合わせて他の溶接突き合わせ面を形成し、該他の溶接突き合わせ面を溶接して他のテーラードブランク材を製造する、第二工程とを含み、前記第一工程における切断及び前記第二工程における溶接が、一の製造ライン上において行われることを特徴とするテーラードブランク材の製造方法。』である。
【0013】
これによれば、第二工程において、残り側の板材の切断線と落ち側の板材の切断線とが対向するように、残り側の板材と落ち側の板材とを組み合わせて溶接突き合わせ面を形成している。
従って、図4(a)に示すように、ダレ面1aが上向きのA材と、カエリ面1bが上向きのD材との組み合わせとなり、また図4(b)に示すように、カエリ面1bが上向きのB材と、ダレ面1aが上向きのC材との組み合わせとなるため、ギャップが少なくなり、板材を反転せずに溶接不良を回避することができる。
また、切断刃の状態が悪くても、図5(a)に示すように、凹状に湾曲した切り口を呈する残り側の板材と、凸状に湾曲した切り口を呈する落ち側の板材との組み合わせとなるため、ギャップが生じにくくなり、溶接不良が生じ難くなる。
【0014】
さらに、第一工程において、図1(a)に示すように、所望の形状の2倍の大きさの原板を準備し、その原板を切断してなる残り側の板材と落ち側の板材の双方を用いているので、廃棄される部分がない。
【0016】
また、切断及び溶接が、一の製造ライン上において行われるので、切断後の板材をパレットなどに積載して搬送する必要がなく、板材に損傷が生じない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るテーラードブランク材の製造方法における好適な実施の形態に関し、図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、以下においては、自動車のドアインナー材の製造に用いられるテーラードブランク材に関して説明を行う。
【0018】
本発明に係るテーラードブランク材の製造方法は、異なる種類の板材が組み合わされ溶接されてなるテーラードブランク材を製造する方法であって、図1に示すように、以下の第一工程及び第二工程を含むものである。
ここで、「異なる種類の板材」とは、板厚及び材質や強度(例えば引張強さ)の異なる板材をいい、ドアインナー材においては、板厚及び材質が異なる金属板を意味する。
【0019】
まず第一工程は、板材を用意する工程であり、(a)原板の準備と、(b)切断と、からなる。
【0020】
(a)原板の準備(図1(a)参照)
まず、異なる種類の原板として、板厚が異なる2枚の原板を準備する。
即ち、一の種類の原板として、例えば板厚が0.7mm程度の鋼板であって、所望の形状の2倍の大きさの、換言すれば、切断線11を境に対称な形状(A材とB材)を有する薄板10を準備する。また、他の種類の原板として、例えば板厚が1.4mm程度の鋼板であって、所望の形状の2倍の大きさの、換言すれば、切断線21を境に対称な形状(C材とD材)を有する厚板20を準備する。
なお、ドアインナー材においては、ヒンジ部に対応する厚板20の方が薄板10よりも小さい。また、図面においては、説明の便宜のために、薄板10及び厚板20の形状を矩形で表しているが、それらの形状は矩形に限定されるものではない。
【0021】
(b)切断(図1(b)参照)
次に、図示しない製造ライン上において、切断(シャーやブランク)を行う。
即ち、製造ラインには、図3(a)に示すように、固定刃2と移動刃3とを備える切断機構が備えられており、薄板10と厚板20のいずれか一方又は双方をセットし、移動刃3を固定刃2に向けて下降することにより、両刃のクリアランスにおいて原板をそれぞれ切断(剪断)して、切断線を境に対称な形状を有する2枚の板材、換言すれば、固定刃2(ダイス)に残る残り側の板材と、移動刃3(ポンチ)により切り落とされる落ち側の板材を得る。
具体的には、切断線11に沿って、薄板10を固定刃と移動刃の間で切断し、残り側の板材であるA材及び落ち側の板材であるB材を得ると共に、切断線21に沿って、厚板20を固定刃と移動刃の間で切断し、残り側の板材であるC材及び落ち側の板材であるD材を得る。
ここで、A材の切り口である切断線11a,B材の切り口である切断線11b,C材の切り口である切断線21c,及びD材の切り口である切断線21dには、図3(b)に示すように、それぞれダレ面1aとカエリ面1bとが形成される。
【0022】
本発明は、以上の説明のように、所望の形状の2倍の大きさの原板を準備し、その原板を切断してなる残り側の板材と落ち側の板材の双方を用いる、という第一工程により板材を用意するので、廃棄する部分がない。従って、歩留まりが良く、スクラップ処理を要しないため、製造コストの低減に資することができる。
なお、原板は、所望の形状の2倍の大きさに限定されるものではなく、残り側の板材と落ち側の板材は、切断線を境に対称な形状を有するものに限定されるものではない。
【0023】
次に第二工程は、テーラードブランク材を製造する工程であり、(c)組み合わせと、(d)溶接と、からなる。
【0024】
(c)組み合わせ(図1(c)参照)
まず、A材,B材,C材,D材を反転せずに、換言すれば、各板材の表裏を入れ替えることなく、各板材を組み合わせて溶接突き合わせ面を形成する。
【0025】
具体的には、A材及びD材を反転せずに、A材の切断線11aとD材の切断線21dとが対向するように、残り側のA材と落ち側のD材とを組み合わせて一の溶接突き合わせ面31を形成する。
ここで、一の溶接突き合わせ面31の断面(即ち図1(d)におけるX−X線断面)は、図4(a)に示すように、ダレ面1aが上向きのA材と、カエリ面1bが上向きのD材との組み合わせとなり、両切断線における凹凸がうまくかみ合う形態となるため、ギャップが少なくなる。
【0026】
同様に、B材及びC材を反転せずに、B材の切断線11bとC材の切断線21cとが対向するように、落ち側のB材と残り側のC材とを組み合わせて他の溶接突き合わせ面41を形成する。
ここで、他の溶接突き合わせ面41の断面(即ち図1(d)におけるY−Y線断面)は、図4(b)に示すように、カエリ面1bが上向きのB材と、ダレ面1aが上向きのC材との組み合わせとなり、両切断線における凹凸がうまくかみ合う形態となるため、ギャップが少なくなる。
【0027】
なお、切断刃(固定刃2あるいは移動刃3)の状態が悪く、例えば移動刃3が摩耗して凹状に湾曲しており、板材の切り口に移動刃3の状態が反映される場合であっても、図5(a)に示すように、凹状に湾曲した切り口を呈する残り側の板材と、凸状に湾曲した切り口を呈する落ち側の板材との組み合わせとなるため、ギャップが生じにくくなる。
【0028】
(d)溶接(図1(d)参照)
次に、図示しない製造ライン上において、レーザー溶接,TIG溶接,高周波誘導溶接,電子ビーム溶接などの溶接を行う。
具体的には、溶接突き合わせ面31に沿って溶接を行い、A材とD材とを一体化してなる一のテーラードブランク材30を得ると共に、溶接突き合わせ面41に沿って溶接を行い、B材とC材とを一体化してなる他のテーラードブランク材40を得る。
【0029】
本発明は、以上の説明のように、残り側の板材の切断線と落ち側の板材の切断線とが対向するように、残り側の板材と落ち側の板材とを組み合わせて溶接突き合わせ面を形成する、という第二工程によりテーラードブランク材を製造する。
従って、ギャップが少なくなり、板材を反転せずに溶接不良を回避することができるので、反転のための工程や設備が不要であり、製造コストの低減に資することができる。
また、切断刃の状態が悪くても、ギャップが生じにくくなり、溶接不良が生じ難くなる。
【0030】
なお、以上において、第一工程における切断及び第二工程における溶接は、それぞれ別のライン上ではなく、一の製造ライン上において行われるので、切断後の板材をパレットなどに積載して搬送する必要がなく、従って、板材に損傷が生じない。
【0031】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明に係るテーラードブランク材の製造方法によれば、板材を反転せずに溶接不良を回避することができ、切断刃の状態が悪くても溶接不良が生じ難く、廃棄される部分がなく、板材に損傷が生じない、という顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテーラードブランク材の製造方法を表す平面図であり、(a)原板の準備と(b)切断とからなる第一工程、(c)組み合わせと(d)溶接とからなる第二工程を表す。
【図2】従来例に係るテーラードブランク材の製造方法を表す平面図であり、(a)原板の準備、(b)切断、(c)組み合わせ、(d)溶接を表す。
【図3】(a)は原板の切断を表す断面図であり、(b)は切断された原板の切り口を表す断面図である。
【図4】板材の組み合わせを表す断面図であり、(a)(b)は良好な状態、(c)は不良な状態を表す。
【図5】板材の組み合わせを表す平面図であり、(a)は本発明に係る状態、(b)は従来例に係る状態を表す。
【符号の説明】
1 原板
1a ダレ面
1b カエリ面
2 固定刃
3 移動刃
10 薄板(一の種類の原板)
11 切断線
11a (A材の切り口である)切断線
11b (B材の切り口である)切断線
20 厚板(他の種類の原板)
21 切断線
21c (C材の切り口である)切断線
21d (D材の切り口である)切断線
30 一のテーラードブランク材
31 一の溶接突き合わせ面
40 他のテーラードブランク材
41 他の溶接突き合わせ面
g ギャップ
Claims (1)
- 異なる種類の板材が組み合わされ溶接されてなるテーラードブランク材の製造方法であって、
(1)A材とB材とを合わせた大きさからなる一の種類の一枚の原板が固定刃と移動刃の間で切断されてなる、残り側の板材であるA材及び落ち側の板材であるB材を切断すると共に、
C材とD材とを合わせた大きさからなる他の種類の一枚の原板が固定刃と移動刃の間で切断されてなる、残り側の板材であるC材及び落ち側の板材であるD材を切断する第一工程と、
(2)第一工程に続いて、それらA材とD材を反転せずに、A材の切断線とD材の切断線とが対向するように、残り側のA材と落ち側のD材とを組み合わせて一の溶接突き合わせ面を形成し、該一の溶接突き合わせ面を溶接して一のテーラードブランク材を製造すると共に、
それらB材とC材を反転せずに、B材の切断線とC材の切断線とが対向するように、落ち側のB材と残り側のC材とを組み合わせて他の溶接突き合わせ面を形成し、該他の溶接突き合わせ面を溶接して他のテーラードブランク材を製造する、第二工程とを含み、
前記第一工程における切断及び前記第二工程における溶接が、一の製造ライン上において行われることを特徴とするテーラードブランク材の製造方法。
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