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JP4435915B2 - パターン発生方法・パターン発生器・メモリ試験装置 - Google Patents

パターン発生方法・パターン発生器・メモリ試験装置 Download PDF

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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はたとえば半導体集積回路で構成されるメモリを試験するメモリ試験装置に関し、特にスタートアドレスを与えることによりメモリの内部でバーストアドレスを発生し、高速で書き込み及び読み出しを可能としたメモリを試験する場合に用いるパターン発生方法およびこのパターン発生方法を用いたパターン発生器・メモリ試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6にIC試験装置の概略の構成を示す。図中TESはIC試験装置の全体を示す。IC試験装置TESは主制御器111と、パターン発生器112、タイミング発生器113、波形整形器114、論理比較器115、ドライバ116、アナログ比較器117、不良解析メモリ118、論理振幅基準電圧源121、比較基準電圧源122、デバイス電源123等により構成される。
【0003】
主制御器111は一般にコンピュータシステムによって構成され、利用者が作成した試験プログラムに従ってパターン発生器112とタイミング発生器113を制御し、パターン発生器112から試験パターンデータを発生させ、この試験パターンデータを波形整形器114で被試験メモリ119の仕様に合致した波形を持つ試験パターン信号に変換し、この試験パターン信号を論理振幅基準電圧源121で設定した振幅値を持った波形に電圧増幅するドライバ116を通じて被試験メモリ119に印加し記憶させる。
【0004】
被試験メモリ119から読み出した応答信号はアナログ比較器117で比較基準電圧源122から与えられる基準電圧と比較し、所定の論理レベル(H論理の電圧、L論理の電圧)を持っているか否かを判定し、所定の論理レベルを持っていると判定した信号は論理比較器115でパターン発生器112から出力される期待値と比較し、期待値と不一致が発生した場合は、その読み出したアドレスのメモリセルに不良があるものと判定し、不良発生ごとに不良解析メモリ118に不良アドレスを記憶し、試験終了時点で例えば不良セルの救済が可能か否かを判定する。
【0005】
図7にパターン発生器112の内部の概略の構成を示す。パターン発生器112はパターン発生用のマイクロプログラムを格納したプログラム格納メモリ11と、このプログラム格納メモリ11を読み出すアドレスを決定する読み出しアドレス生成手段12と、被試験メモリ119に印加するアドレスデータを生成する印加アドレス生成手段13と、被試験メモリ119に書き込む試験パターン信号をビットごとにマスクするマスクデータMDを生成するマスクデータ生成手段14と、パターンデータTPを生成するパターンデータ生成手段15と、パターンデータTPとマスクデータMDとによって論理比較器115に供給する期待値を生成する期待値生成手段16と、パターンデータ生成手段15が生成するパターンデータTPと期待値生成手段16が生成する期待値の何れか一方を選択して出力するマルチプレクサ17とによって構成される。
【0006】
尚、図7に示す例及び以下に説明する動作説明ではマルチプレクサ17の出力をDTと表示することにする。従って、DTは被試験メモリ119に書き込むタイミングではパターンデータTPであり、読み出しのタイミングでは期待値EXPである。
読み出しアドレス生成手段12はプログラムカウンタPCと演算器ALUとによって構成される。プログラムカウンタPCが示すプログラム格納メモリ11の読み出しアドレスに対して、次のテスト周期用にプログラム格納メモリ11から読み出されるマイクロプログラムに書き込まれている読み出し制御命令PC−Cに従って、加算或いは減算等の演算を施し、その演算結果によりプログラムカウンタPCの値を順次更新する。
【0007】
印加アドレス生成手段13と、マスクデータ生成手段14、パターンデータ生成手段15はそれぞれ演算器ALUと、レジスタRGとによって構成される。印加アドレスデータXB、マスクデータMD、パターンデータTPとして出力する各々のレジスタRGが示す値に対して、次のテスト周期用にプログラム格納メモリ11から読み出されるマイクロプログラムに書き込まれている読み出し制御命令XB−C,MD−C,TP−Cに従って、加算或いは減算等の演算を施し、その演算結果により各々のレジスタRGの値を順次更新する。
【0008】
印加アドレスデータXBとパターンデータTPは、波形整形器114で被試験メモリ119の仕様に合致した波形を持つ信号に変換され、被試験メモリ119に印加される。被試験メモリ119の読み出しと書き込みの制御命令RとWはプログラム格納メモリ11から直接読み出され、波形整形器114で同様に被試験メモリ119の仕様に合致した波形を持つ信号に変換され、被試験メモリ119に印加される。
【0009】
ここで、マスクデータ生成手段14で生成するマスクデータMDについて説明する。メモリ試験の試験項目の一つに例えば隣接するメモリセル相互の干渉を試験する項目がある。この試験は各アドレスのメモリセルのすべてに「1」を書き込み、初期化した後に1ビットおきにマスクを掛け、マスクしたビットのメモリセルに関しては書き込みを禁止し、隣接するビットのメモリセルに対してのみデータをすべて反転した「0」に書き換え、その後にすべてのビットのデータを読み出して期待値と比較し、マスクしたビットのメモリセルの記憶が前回書き込んだ「1」論理を維持しているか否かを試験する。このような試験をビットマスク書き込み試験と称している。
【0010】
ビットマスク書き込み試験を行うための、期待値生成手段にはマスクデータMDによりマスクしたビットは前回書き込んだデータを生成し、マスクしないビットは書き換え後のデータを生成することが要求される。
この要求を簡単に満たすために期待値生成手段16には工夫が施されている。つまり期待値生成手段16は例えば極性反転器INVと、排他的論理和回路EORとによって構成され、マスクデータMDを極性反転器INVを通じて排他的論理和回路EORのいっぽうの入力端子に供給し、排他的論理和回路EORの他方の入力端子にはパターンデータ生成手段15が出力するパターンデータTPを入力する。図7では1ビット分の構成で表示しているが、極性反転器INVと排他的論理和回路EORは少なくともマスクデータMD及びパターンデータTPのビット数と同じ数だけ設けられる。
【0011】
マスクデータMDによりマスクをかけて被試験メモリ119に書き込みを行い、その結果を被試験メモリ119から読み出す際にはマルチプレクサ17は制御信号EXP−Sが例えば「1」論理に反転することにより期待値生成手段16で生成される期待値EXPを選択して出力する。この期待値EXPを論理比較器115に入力する。
マスクデータMDはマスクするビット(書き込みを禁止するビット)に「0」論理が与えられ、非マスクのビット(書き込みを許可するビット)には「1」論理が与えられる。「0」論理が与えられたビットのマスクデータMDは期待値生成手段16ではパターンデータTPを極性反転させる信号として動作し、「1」論理が与えられたマスクデータMDは期待値生成手段16ではパターンデータTPをそのままの極性で出力する信号として動作する。
【0012】
従って、期待値生成手段16ではマスクしたビットに対応するビットのパターンデータTPは極性反転されて期待値として出力され、非マスクに対応するビットのパターンデータTPはそのままの極性で期待値として出力される。
この結果、例えば初期化時にすべてのビットに「0」を書き込み、次に1ビットおきにマスクをかけて全ビットに「1」論理のパターン信号を印加して書き込みを行った場合には、試験メモリ119には非マスクのビットに「1」論理が書き込まれ、マスクしたビットには「0」論理が書き込まれているはずである。従って、期待値生成手段16には全ビットが「1」論理のパターン信号TPと書き込み時に用いたマスクデータMDとを入力することにより、期待値EXPには被試験メモリ119に書き込まれているはずのデータと同じデータが得られ、正しく期待値として発生させることができる。
【0013】
図8にその様子を示す。図8に示すA欄は初期化の書き込みの様子を示す。この例では書き込みアドレス#0において全ビットに書き込みを許可するオール「1」のマスクデータを与え、オール「0」のパターンを書き込んだ状態を示す。
図8に示すB欄は1ビットごとにマスクをかけてアドレス#0に書き込みを行った状態を示す。(以下ではこれをビットマスクと称す。)マスクデータMDとしては「10101010・・・」とする1ビットおきに「1」と「0」が繰り返されるデータとした場合を示す。また、パターンデータTPをオール「1」に反転させ、マルチプレクサ17で選択し、信号DTとして被試験メモリに書き込む。
【0014】
被試験メモリにはマスクデータMDが「1」論理のビットに対して「1」論理が書き込まれ、マスクデータMDが「0」論理のビットは初期化時に書き込んだ「0」論理が記憶されている。
図8に示すC欄はマスクをかけて被試験メモリに書き込みを行った後に、読み出しを行い、その読み出しデータRDが初期値と一致していることを説明する図である。
【0015】
読み出し時には書き込み時に用いたマスクデータMDとパターンデータTPとを期待値生成手段16に入力し、期待値データEXP(図8C欄の8段目)を発生させる。マスクデータMDはこの例では「1」と「0」が交互に繰り返されるデータであり、パターンデータTPはオール「1」のデータである。従って、期待値生成手段16から出力され、マルチプレクサ17で選択されて出力される期待値データEXPはマスクデータMDと同じ「1」と「0」が交互に繰り返されるデータとなる。この期待値データEXPは被試験メモリから読み出されるデータ(図8欄の最下段)RDと一致し、正しく期待値を発生させることができることが理解されよう。
【0016】
尚、図8に示すInvalidとは意味のない信号であることを表している。つまり、図8の例では被試験メモリ側ではマスクデータMDはまったく使用されないデータであることを示している。以下、図11乃至図14でも同様の意味で用いられる。
以上は外部からアクセスしたアドレスとメモリ内部のアドレスとが一対一で対応しているメモリの場合の期待値の発生方法である。ところでメモリの大容量化と高速の書き込み及び読み出しを行うことを目的として、外部から与えたアドレスをスタートアドレスとしてメモリの内部で定められたメモリ空間内を連続的に+1ずつアクセスするバーストアドレスを発生し、このバーストアドレス空間内に外部から注入したデータを書き込み、また、読み出すバーストタイプのメモリが開発されている。このバーストタイプのメモリの場合、並列データとして印加したマスクデータによりバーストタイプのメモリ内部では生成されるバーストアドレスに対応した8〜9ビットを1バイトとして各バイトごとに書き込みをマスクする機能(以下バイトマスク書き込み機能と称す)が付加されている。
【0017】
図9を用いてバーストタイプのメモリの概略の動作及びバイトマスク書き込み機能の動作を説明する。図9Aはバーストタイプのメモリに与えるクロック信号CLOCK、図9Bに示すCOL0〜COL4はアクセスするスタートアドレス信号及び書き込み、読み出しを制御する制御信号、マスクデータ等を入力する制御ピンの名称、図9Cと図9Dに示すDQA0〜DQA8とDQB0〜DQB8は書き込みデータ信号と読み出しデータ信号を入力し、出力させるデータ入出力ピンの名称を示す。
【0018】
制御ピンCOL0〜COL4には制御命令及びスタートアドレス等を入力する制御用パケットCOLCと、マスクデータを入力するマスク用パケットCOLMとが入力される。制御用パケットCOLCではS=1によりメモリにはスタートアドレスを入力するパケットCOLCであることを認識させる。パケットCOLCに含まれるCOP0〜COP3により、書き込みと読み出し等の動作を指定する。このときのスタートアドレスはC0〜C5によって指定する。その他の制御信号としてデバイス認識のための制御信号。バンク指定のための制御信号等を必要とするが、これらは発明と特に関係しないからここではその説明を省略する。
【0019】
マスク用パケットCOLMではM=1によりメモリにはマスクデータを入力するパケットであることを認識させる。マスクデータMA0〜MA、及びMB0〜MBはそれぞれここでは、9ビットのパケット信号形式のマスクデータであることを示す。
データ入出力ピンDQA0〜DQA8とDQB0〜DQB8にはここでは並列パターンデータDQAとDQBを入力した場合を示す。並列パターンデータDQAとDQBは、それぞれメモリの内部で発生するバーストアドレス#0〜#7に書き込まれる。ここでは8アドレス分のデータを入力する。
【0020】
並列パターンデータDQA、DQBを構成するWA00〜WA80及びWB00〜WB80はそれぞれ9ビットを1バイトとする並列パターンデータを示す。この並列パターンデータが時系列上に配列されて並列パターンデータ列としてメモリに入力される。
バーストアドレス#0〜#7とマスクデータMA0〜MA7、MB0〜MB7及び各バーストアドレス#0〜#7に書き込む並列パターンデータとの関係を図10に示す。バーストアドレス#0に割り当てられたマスクデータMA0、MB0が「1」論理であるか「0」論理であるかによってバーストアドレス#0に書き込まれる並列パターンデータWA00〜WA80とWB00〜WB80がバイト単位でマスクされるか否かが決定される。
【0021】
つまり、マスクデータMA0が「1」論理であれば並列パターンデータWA00〜WA80は書き込みを許可され、マスクデータMB0が「0」論理であれば並列パターンデータWB00〜WB80は書き込みを禁止される。他のバーストアドレス#1〜#7も同様に各マスクデータMA1〜MA7及びMB1〜MB7の各論理値によりバイト単位でマスク動作が制御される。
このように、バーストタイプのメモリは内部でバーストアドレスを発生し、そのバーストアドレスに外部から時分割して入力した並列パターンデータ(WA00〜WA80、WB00〜WB80)、(WA01〜WA81、WB01〜WB81)・・・を順次書き込み、また別に制御ピンに入力したマスクデータMA0〜MA7、MB0〜MB7によってメモリ自体が書き込みの禁止と許可を制御している。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパターン発生器はバーストアドレスを認識していないため、この種のメモリを試験する場合にはパターン発生器において、マスクデータと書き込んだパターンデータとによって各バーストアドレス毎に期待値を発生させることができない不都合が生じる。
念のためにバーストタイプのメモリにおけるバイトマスク試験(バイト単位でマスクをかけて試験を行うこと)を想定して被試験メモリに書き込みを行った場合のパターン発生器と被試験メモリの動作状態を簡単に説明する。
【0023】
図11乃至図14に、バーストタイプのメモリに対してバイトマスク書き込み、読み出し試験を行った場合のパターン発生器と、被試験メモリの動作状態を示す。
図11は初期化の様子を示す。パターン発生器112の印加アドレス生成手段13(図7参照)はスタートアドレスとして、XB=#0(図11参照)を出力し、またマスクデータ生成手段14はマスクデータMDとしては図11に示す例では全ビット「1」論理である#FFFFを出力する。
【0024】
尚、パターン発生器112から出力される印加アドレスXBとマスクデータMDはそれぞれ並列信号形式で出力されるが、この並列信号形式の印加アドレスXBとマスクデータMDは波形整形器114の内部で波形整形器114が持つピンセレクト機能により図9に示したパケットCOLCとCOLMに変換されて供給される。
被試験メモリ119のデータ入出力ピンDQA0〜DQA8とDQB0〜DQB8のそれぞれには連続した8アドレス分の初期化データPDx0〜PDx7を順次入力する。ここで初期化データPDx0は図と図10に示したWA00〜WA80とWB00〜WB80に対応し、PDx1はWA01〜WA81、WB01〜WB81に対応する。以下PDx2〜PDx7も同様に図と図10に示した各並列パターンデータDQAとDQBに対応する。
【0025】
図11はバイトマスク試験時の初期化パターンの発生の様子を示している。従って、パターン発生器112から出力された印加アドレスXBと、マスクデータMD等の制御データは波形整形器114でパケット信号COLCとCOLMに変換されて被試験メモリ119に供給される。また並列パターンデータPDX 0〜PDX 7もそのままマルチプレクサ17を通じて波形整形器114に供給され、被試験メモリ119の仕様に合致した波形に変換されて被試験メモリ119に印加される。
【0026】
図12は図11に示した初期化後の被試験メモリの状態を示す。マスクデータMD=#FFFFであることから、すべてのバイトに書き込みが許可され、被試験メモリの内部では各バーストアドレス#0〜#7のそれぞれに初期化データとしてPDL0〜PDL7及びPDU0〜PDU7が書き込まれる。
ここでPDL0〜PDL7とPDU0〜PDU7はそれぞれ図9と図10に示した並列パターンデータWA00〜WA87とWB00〜WB87に対応する。つまり、PDL0はWA00〜WA80に対応し、PDU0はWB00〜WB80に対応し、並列パターンデータを下位側と上位側に1バイト単位に分離して表している。
【0027】
図13はバイトマスク試験時のバイトマスク書き込みパターン発生の様子を示す。バイトマスク書き込みではパターン発生器はスタートアドレスXB=#0と並列マスクデータMDを発生する。図13に示す例ではマスクデータMDとして「1」論理と「0」論理とが交互に混在するデータ#AA55を設定した場合を示す。
バイトマスク試験時のバイトマスク書き込みパターンとして並列パターンデータWDx0〜WDx7を発生する。書き込みパターンとなる並列パターンデータWDx0〜WDx7は図9に示したと同様に、各バーストアドレス#0〜#7に対応してWDx0(WA00〜WA80、WB00〜WB80)、WDx1(WA01〜WA81、WB01〜WB81)・・・の順序で発生され、これらの書き込みパターンとなる並列パターンデータWDx0、WDx1、WDx2、WDx3・・・がそのまま被試験メモリに信号DTとして供給され書き込まれる。
【0028】
図14はバイトマスク書き込みを行った後の被試験メモリの記憶状況を示す。この例ではマスクデータMA0が「1」、MA1が「0」MA2が「1」・・・のように1ビット毎に交互に「1」論理と「0」論理を繰り返すマスクデータとした場合を示す。従って、マスクデータとして「1」論理が与えられたビットに対応する並列パターンデータのバイトでは書き込みが許可され、記憶内容はDQAピン側では、バーストアドレス#0、#2、#4、#6において、バイトマスク書き込み時に書き込んだWDL0、WDL2、WDL4、WDL6に書き換えられ、他は初期化時に書き込んだPDL1、PDL3、PDL5、PDL7、(図12参照)に保持される。またDQBピン側ではバーストアドレス#1、#3、#5、#7においてWDU1、WDU3、WDU5、WDU7に書き換えられ、他は初期化時に書き込んだPDU0、PDU2、PDU4、PDU6に保持される。
【0029】
このように、バイト毎にマスクされて被試験メモリに書き込まれたデータを、被試験メモリから読み出し、期待値と比較する場合に、パターン発生器112から出力されるマスクデータMD(MA0〜MA7、MB0〜MB7)は並列信号形式であり、バーストアドレスとは無関係に配列されているから、並列パターンデータWDx0〜WDx7と並列信号形式のマスクデータとによって期待値を発生させることはできない。
【0030】
この発明の目的は上述したようなバーストタイプのメモリを試験する場合に用いるパターン発生方法と、このパターン発生方法を用いて動作するパターン発生器、及びこのパターン発生器を用いたメモリ試験装置を提案しようとするものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1では、被試験メモリに書き込むバイト単位の並列パターンデータを被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスの順序に配列して構成された並列パターンデータを発生するパターンデータ生成手段と、このパターンデータ生成手段が出力する並列パターンデータ列をバイト単位でマスクするマスクデータを並列信号形式で発生するマスクデータ生成手段とを具備して構成されるパターン発生器において、
被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスを生成するバーストアドレス生成手段を設け、このバーストアドレス生成手段が生成したバーストアドレスにより並列マスクデータを直列信号に変換し、この直列信号に変換した直列マスクデータの論理値に応じて、並列パターンデータの各バイトの論理値の極性を決定し、この極性が決定された並列パターンデータにより期待値データを生成するパターン発生方法を提案する。
【0032】
この発明の請求項2では、被試験メモリに書き込むバイト単位の並列パターンデータを被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスの順序に配列して構成された並列パターンデータ列を発生するパターンデータ生成手段と、このパターンデータ生成手段が出力する並列パターンデータをバイト単位でマスクするマスクデータを並列信号形式で発生するマスクデータ生成手段とを具備して構成されるパターン発生器において、
被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスを生成するバーストアドレス生成手段と、バイトマスク初期化時に書き込んだ初期化データを生成する初期化データ生成手段とを設け、バーストアドレス生成手段が生成したバーストアドレスに従って並列マスクデータを直列信号に変換し、この直列マスクデータの各ビットの論理値に従ってパターンデータ生成手段が出力するパターンデータと初期化データの何れかを選択して取り出すパターン発生方法を提案する。
【0033】
この発明の請求項3では、A、被試験メモリに書き込むバイト単位の並列データが被試験メモリの内部に設けられたバーストアドレスの順序に従って時系列に配列して構成された並列パターンデータを発生するパターンデータ生成手段と、
このパターンデータ生成手段が発生する並列パターンデータをバイト単位でマスクするマスクデータを並列信号形式で発生するマスクデータ生成手段と、
を具備して構成されたパターン発生器において、
B、被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスと等価なバーストアドレスを生成するバーストアドレス生成手段と、
C、このバーストアドレス生成手段が生成するバーストアドレスに従ってマスクデータ生成手段が発生する並列マスクデータを直列信号に変換する並列直列変換手段と、
D、この並列直列変換で変換された直列マスクデータの各ビットの論理値に応じてパターン発生手段で発生するバイト単位の並列パターンデータの論理値を反転するか否かを制御して期待値を生成する期待値生成手段と、
を付加して構成したパターン発生器を提案する。
【0034】
この発明の請求項4では、A、被試験メモリに書き込むバイト単位の並列データが被試験メモリの内部に設けられたバーストアドレスの順序に従って時系列に配列して構成された並列パターンデータを発生するパターンデータ生成手段と、
このパターンデータ生成手段が発生する並列パターンデータをバイト単位でマスクするマスクデータを並列信号形式で発生するマスクデータ生成手段と、
を具備して構成されたパターン発生器において、
B、被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスと等価なバーストアドレスを生成するバーストアドレス生成手段と、
C、このバーストアドレス生成手段が生成するバーストアドレスに従ってマスクデータ生成手段が発生する並列マスクデータを直列信号に変換する並列直列変換手段と、
D、パターンデータ生成手段とは別にバイトマスク試験の初期化時に被試験メモリに書き込む初期化データを生成する初期化データ生成手段と、
E、並列直列変換手段から出力される直列マスクデータの各ビットの論理に応じてパターンデータ生成手段が出力する並列パターンデータと初期化データ生成手段が出力する初期化データの何れか一方を選択することによって期待値を生成する期待値生成手段と、
を付加して構成したパターン発生器を提案する。
【0035】
この発明の請求項5では、請求項3記載のパターン発生器において、期待値生成手段を直列信号に変換された直列マスクデータの各ビットの論理値が、一方の論理値で並列パターンデータの論理値をバイト単位で反転させて出力し、他方の論理値で並列パターンデータの論理値をバイト単位でそのまま出力する論理演算回路によって構成したパターン発生器を提案する。
この発明の請求項6では、請求項4記載のパターン発生器において、期待値生成手段を直列信号に変換された直列マスクデータの各ビットの論理値が、一方の論理値でパターンデータ生成手段が出力する並列パターンデータを選択して出力し、他方の論理値で初期化データ生成手段が出力する初期化データを選択して出力するマルチプレクサによって構成したパターン発生器を提案する。
【0036】
この発明の請求項7では、請求項3記載のパターン発生器と、
このパターン発生器がバイト単位で発生する並列パターンデータと並列信号形式のマスクデータとが供給されて被試験メモリにこの被試験メモリの仕様に合致した波形の試験パターン信号と被試験メモリの仕様に合致したパケット信号に変換されたマスク信号を入力する波形整型器と、
被試験メモリから読み出される読み出しデータと期待値生成手段が生成する期待値とを論理比較する論理比較器と、
を具備して構成したメモリ試験装置を提案する。
【0037】
この発明の請求項8では、請求項4記載のパターン発生器と、
このパターン発生器がバイト単位で発生する並列パターンデータと並列信号形式のマスクデータとが供給されて被試験メモリにこの被試験メモリの仕様に合致した波形を持つ試験パターン信号と被試験メモリの仕様に合致したパケット信号に変換されたマスク信号を入力する波形整型器と、
被試験メモリから読み出される読み出しデータと期待値生成手段が生成する期待値とを論理比較する論理比較器と、
を具備して構成したメモリ試験装置を提案する。
【0038】
【作用】
この発明の請求項1で提案したパターン発生方法及び請求項3及び5で提案したパターン発生器によればパターン発生器側でバーストアドレスを生成し、このバーストアドレスによりパターン発生器から出力される並列マスクデータを直列信号形式に変換し、この直列マスクデータの各ビットの論理値に応じて並列パターンデータの各バイトのデータを極性反転するか否かを制御することによってバイトマスク制御した時と等価な期待値を生成するから、従来とほぼ同等の構成によって正しい期待値を発生させることができる。
【0039】
請求項2で提案するパターン発生方法及び請求項4と6で提案するパターン発生器によればパターン発生器側でバーストアドレスを生成させ、このバーストアドレスに従って並列データ形式のマスクデータを直列マスクデータに変換すると共にバイトマスク試験の開始時に被試験メモリに書き込んだ初期化データを生成する初期化データ生成手段を設け、直列マスクデータの各ビットの論理値に従って、パターンデータ生成手段が生成する並列パターンデータか又は初期化データ生成手段が生成する初期化データの何れか一方を選択して期待値を生成するから、バイトマスク書き込み時の書き込みデータを初期化データの反転データとしない場合でも期待値の生成を容易に行うことができる利点が得られる。
【0040】
【発明の実施の形態】
図1にこの発明の請求項3と5で提案するパターン発生器の一実施例を示す。この実施例を説明することにより請求項1で提案するパターン発生方法も説明することにする。
尚、図1において、図7と対応する部分には同一符号を付し、その重複説明は省略するが、この発明ではバーストアドレス生成手段18と、並列直列変換手段19とを設けた構成を特徴とするものである。
【0041】
バーストアドレス生成部18は印加アドレス生成手段13が生成する印加アドレスXBの中から下位のビット側に付加されて生成された例えば3ビットのバーストアドレス部分を抽出し、このバーストアドレス生成部18において、#0〜#7のバーストアドレスを生成する。
バーストアドレス生成部18で生成したバーストアドレス#0〜#7は並列直列変換手段19に供給され、各バーストアドレス#0〜#7毎にマスクデータ生成手段14で生成される並列信号形式のマスクデータを直列信号形式のマスクデータBMD1とBMD2に変換する。
【0042】
図9で説明したように、ここでもデータ入力出力ピンDQAO〜DQA8及びDQB0〜DQB8のそれぞれに9ビットを1バイトとする並列パターンデータ(WA00〜WA80、WB00〜WB80)の2バイトずつをバーストアドレス#0〜#7毎に書き込む例で説明する。従って、被試験メモリの内部ではデータ入出力ピンDQA0〜DQA8とDQB0〜DQB8に供給した各並列パターンデータ(WA00〜WA80、WB00〜WB80)、の2バイトをバイト単位でマスクするか否かを制御して書き込みを行っている。従って、パターン発生器112側でもバーストアドレス#0〜#7の各アドレス毎に直列マスクデータBMD1とBMD2ビットのマスクデータを生成する。つまり、図9に示したマスク用パケットCOLMの中の並列マスクデータMA0〜MA7とMB0〜MB7のそれぞれを1ビット毎の直列信号形式のバイトマスクデータBMD1とBMD2に変換する。
【0043】
図2に並列直列変換手段19の一例を示す。図2に示す例ではX0〜X7の8個の入力端子を具備したセレクタ19A、19Bと、これらのセレクタ19A、19Bの各入力端子X0〜X7に接続した8×2個のビットセレクタDS1−0〜DS1−7、DS2−0〜DS2−7と、これらのビットセレクタDS1−0〜DS1−7及びDS2−0〜DS2−7のそれぞれにどのビットのデータを選択させるかを設定するレジスタRG1−0〜RG1−7、RG2−0〜RG2−7とによって構成した場合を示す。
【0044】
ビットセレクタDS1−0〜DS1〜7およびDS2−0〜DS2−7のそれぞれは16個の入力端子J0〜J15を具備し、これら16個の入力端子J0〜J15に16ビットの並列マスクデータMA0〜MA7及びMB0〜MB7を入力する。つまり、ここでは例えば入力端子J0〜J7に並列マスクデータMA0〜MA7(図9、図10参照)を入力し、入力端子J8〜J15に並列マスクデータMB0〜MB7を入力する。
【0045】
レジスタRG1−0〜RG1−7及びRG2−0からRG2−7にはビットセレクタDS1−0〜DS1〜7とDS2−0〜DS2−7のそれぞれにどのビットを選択して出力するかを決定するための設定値を記憶させる。
セレクタ19Aと19Bは、バーストアドレス#0〜#7が入力される毎に入力端子X0〜X7を順次切り替えて選択する。つまり、バーストアドレス#0の時は入力端子X0を選択し、バーストアドレス#1の時は入力端子X1を選択し、バーストアドレス#2の時は入力端子X2を選択することを繰り返す。
【0046】
従って、バーストアドレスが#0〜#7に+1ずつ歩進する毎にセレクタ19Aと19BはビットセレクタDS1−0〜DS1−7とDS2−0〜DS2−7が選択している並列マスクデータMA0〜MA7の中の何れかの1ビット及びMB0〜MB7の中の何れかの1ビットを選択して直列マスクデータBMD1とBMD2を出力する。
並列直列変換手段19から出力された直列マスクデータBMD1とBMD2を期待値生成手段16に供給する。期待値生成手段16は18ビットのパターンデータTPを出力するが、ここでは上位9ビットと下位9ビットを1バイト単位に分割し、一方のバイトのパターンデータWDU0〜WDU7とWDL0〜WDL7をそれぞれ期待値生成手段16を構成する2個の排他的論理和回路EORの各一方の入力端子に供給する。
【0047】
直列マスクデータBMD1とBMD2はインバータINVを通じて排他的論理和回路EORの各他方の入力端子に供給する。
尚、この図1に示す実施例でも1バイト分の構成を1個のインバータINVと排他的論理和回路EORで示しているが、現実にはこの例では個のインバータと9個の排他的論理和回路によって1バイト分の期待値生成手段16が構成される。
【0048】
このように構成することによってパターンデータ生成手段15が出力する上位側の1バイトのパターンデータWDU0〜WDU7と、下位側のパターンデータWDL0〜WDL7は直列信号形式に変換されたマスクデータBMD2とBMD1の論理値によって極性反転されるか否かが制御され、図7で説明したと同様に期待値生成手段16期待値が生成される。
図3にその様子を示す。図3では全ビットが「1」論理のマスクデータを生成した状態で全ビットが「0」論理のデータを書き込んで初期化がすまされたものとして示している。マスクデータとして「1」と「0」が1ビットおきに交互に配置される#AA55を設置し、このときパターンデータ生成手段15は書き込みデータとしてWDx0〜WDx7を各バーストアドレス#0〜#7に生成し、この書き込みデータWDx0〜WDx7を、各バーストアドレス#0〜#7毎に生成し、この書き込みデータWDx0〜WDx7を被試験メモリ119に書き込む。
【0049】
マスクデータCOLMが#AA55であることから直列信号形式のマスクデータBMD1とBMD2はMA0が「1」、MA1が「0」、MA2が「1」、MA3が「0」・・・、MB0が「0」、MB1が「1」、MB2が「0」、MB3が「1」・・・の様に交互に「1」と「0」が繰り返される。
この結果、バーストアドレスが#0の時、マスクデータMA0が「1」、MB0が「0」であることから、書き込みデータWDx0の中の下位側の1バイトWDL0は、そのまま被試験メモリ119に書き込まれ、上位側の1バイトWDU0は書き込みが禁止されて初期化時に書き込んだ初期化データが書き込まれている。従って、期待値EXPとしてはインバータINVと排他的論理和回路EORの動作により図3のバーストアドレス#0に示すように下位側はWDL0がそのまま出力され、上位側の1バイトは極性反転された/WDU0が生成される。バーストアドレス#1ではマスクデータMA1が「0」、MB1が「1」であるから下位側の期待値は書き込みデータWDx1の下位側の1バイトWDL1を極性反転した/WDL1を発生し、上位側の1バイトWDU1はそのままの極性で生成される。このようにして、各バーストアドレス毎にマスクデータBMD1とBMD2の各論理値に従って正しい期待値を生成することができる。
【0050】
図4は並列直列変換手段19の他の実施例を示す。この実施例では、16個の入力端子X0〜X15を具備した2個のセレクタ19A、19Bと、7個の入力端子J0〜J7を具備した2個のセレクタSE1、SE2と、この2個のセレクタSE1とSE2の各入力端子J0〜J7に接続した8×2個のレジスタRG1−0〜RG1−7、RG2−0〜RG2−7とによって並列直列変換手段19を構成した場合を示す。
【0051】
レジスタRG1−0〜RG1−7とRG2−0〜RG2−7にはビット選択値を設定する。セレクタSE1とSE2はこれらレジスタRG1−0〜RG1−7とRG2−0〜RG2−7に設定したビット選択値をバーストアドレスが#0〜#7を+1ずつ歩進するに従って順次選択し、セレクタ19Aと19Bに入力する。セレクタ19Aと19Bはこのビット選択値に従って入力端子X0〜X15の何れか一つのビットを選択して出力する。
【0052】
つまり、セレクタ19Aは例えば入力端子X0〜X15の中のX0〜X7に供給される並列マスクデータMA0〜MA7の何れかの1ビットを選択し、セレクタ19Bは入力端子X0〜X15の中のX8〜X15に入力されるマスクデータMB0〜MB7の何れかの1ビットを選択して直列信号BMD1とBMD2として出力する。
この図4に示す並列直列変換手段19によっても、バーストアドレス#0〜#7の変化に従ってマスクデータMA0〜MA7とMB0〜MB7が直列マスクデータBMD1とBMD2に変換されて出力され、この直列マスクデータBMD1とBMD2により正しい期待値を発生させることができる。
【0053】
図5はこの発明の請求項4と6で提案するパターン発生器の実施例を示す。この実施例により請求項2で提案するパターン発生方法をも説明することにする。
この実施例ではパターンデータ生成手段15とは別に、このパターンデータ生成手段15と同等の構成の初期化データ生成手段21を設け、この初期化データ生成手段21からバイトマスク試験の開始時に被試験メモリ119に書き込む初期化データSDL0〜SDL7及びSDU0〜SDU7を生成させる。
【0054】
初期化後、並列マスクデータMA0〜MA7、MB0〜MB7と並列パターンデータWDL0〜WDL7、WDU0〜WDU7をマスクデータ生成手段14とパターンデータ生成手段15から出力し、並列マスクデータに従って被試験メモリ119に書き込みを行う。
その後、その並列マスクデータMA0〜MA7、MB0〜MB7を並列直列変換手段19に入力し、直列マスクデータBMD1とBMD2を生成する。この直列マスクデータBMD1とBMD2によりマルチプレクサ22と23を切替制御し、マスクデータBMD1と、BMD2が「1」論理の場合は、その「1」論理が与えられたマルチプレクサ22又は23の何れか一方、又は双方をパターンデータ生成手段15側に切替え、初期化後に書き込みを許可されたバイト側はパターンデータ生成手段15が出力する並列パターンデータWDL0〜WDL7、WDU0〜WDU7の中の何れかのバイトを期待値として出力させる。
【0055】
マスクデータBM1、BM2が「0」論理の場合はその対応するバイト側の「0」論理のマスクデータに対応するバイト側のデータは書き込みが禁止されているから、マルチプレクサ22と23は初期化データ生成手段21側に切替えられ、初期化データ生成手段21から出力される初期化データSDL0〜SDL7の何れかのバイト又はSDU0〜SDU7の何れかのバイトを選択して期待値として出力させる。
【0056】
従って、この実施例によれば初期化データSDL0〜SDL7及びSDU0〜SDU7は必ずしも全ビットが「0」論理又は全ビットが「1」論理のパターンである必要はなく、また初期化後に書き込むパターンも初期化データの反転したパターンに限らなくても、正確に期待値を生成させることができる利点が得られる。
また、図1及び図5に示したパターン発生器112を用いたメモリ試験装置によればバーストアドレスを内部で発生させるメモリに対しても正しい期待値を発生させることができ、バースト動作するメモリを試験することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によればパターン発生器側でバーストアドレスを発生させ、このバーストアドレスに従って並列マスクデータを直列マスクデータに変換し、この直列マスクデータの論理値に従って、パターンデータの極性を制御するか又は初期化データと初期化後に書き込みを行ったデータの何れかを選択することにより各バーストアドレス毎に正しい期待値を発生させることができる。この結果、バースト動作するメモリを容易に試験することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1で提案するパターン発生方法で動作し、請求項3及び5で提案するパターン発生器の一実施例を説明するためのブロック図。
【図2】図1に示した実施例で用いられた並列直列変換手段の一例を説明するためのブロック図。
【図3】図1に示したこの発明によるパターン発生器の動作を説明するための図。
【図4】図2に示した並列直列変換手段の変形実施例を説明するためのブロック図。
【図5】この発明の請求項2で提案するパターン発生方法で動作し、請求項4及び6で提案するパターン発生器の実施例を説明するためのブロック図。
【図6】従来のメモリ試験装置の全体の構成を説明するためのブロック図。
【図7】従来のメモリ試験装置に用いられているパターン発生器の構成及び動作を説明するためのブロック図。
【図8】従来のパターン発生器における期待値の発生方法を説明するための図。
【図9】新たに開発されたバースト動作するメモリに印加する制御信号及び書き込みデータの形態を説明するためのタイミングチャート。
【図10】図9に示した書き込みデータ及びマスクデータとバーストアドレスとの関係を説明するための図。
【図11】バースト動作するメモリのバイトマスク試験時の初期化パターンの形態を説明するための図。
【図12】バースト動作するメモリのバイトマスク試験初期化時のメモリの状態を説明するための図。
【図13】バースト動作するメモリのバイトマスク書き込みパターンの発生状況を説明するための図。
【図14】バースト動作するメモリのバイトマスク書き込み時の被試験メモリの状態を説明するための図。
【符号の説明】
111 主制御器
112 パターン発生器
113 タイミング発生器
114 波形整形器
115 論理比較器
116 ドライバ
117 アナログ比較器
118 不良解析メモリ
119 被試験メモリ
121 論理振幅基準電圧源
122 比較基準電圧源
123 デバイス電源
11 プログラム格納メモリ
12 読み出しアドレス生成手段
13 印加アドレス生成手段
14 マスクデータ生成手段
15 パターンデータ生成手段
16 期待値生成手段
17 マルチプレクサ
18 バーストアドレス生成手段
19 並列直列変換手段
21 初期化データ生成手段
22、23 マルチプレクサ
MA0〜MA7、MB0〜MB7 並列マスクデータ
BMD1、BMD2 直列マスクデータ

Claims (8)

  1. 被試験メモリに書き込むバイト単位の並列パターンデータを被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスの順序に配列して構成された並列パターンデータを発生するパターンデータ生成手段と、このパターンデータ生成手段が出力する並列パターンデータ列をバイト単位でマスクするマスクデータを並列信号形式で発生するマスクデータ生成手段とを具備して構成されるパターン発生器において、
    被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスを生成するバーストアドレス生成手段を設け、このバーストアドレス生成手段が生成したバーストアドレスにより上記並列マスクデータを直列信号に変換し、この直列信号に変換した直列マスクデータの論理値に応じて上記並列パターンデータの各バイトの論理値の極性を決定し、この極性が決定された並列パターンデータにより期待値データを生成することを特徴とするパターン発生方法。
  2. 被試験メモリに書き込むバイト単位の並列パターンデータを被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスの順序に配列して構成された並列パターンデータを発生するパターンデータ生成手段と、このパターンデータ生成手段が出力する並列パターンデータをバイト単位でマスクするマスクデータを並列信号形式で発生するマスクデータ生成手段とを具備して構成されるパターン発生器において、
    被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスを生成するバーストアドレス生成手段と、バイトマスク初期化時に書き込んだ初期化データを生成する初期化データ生成手段とを設け、バーストアドレス生成手段が生成したバーストアドレスに従って上記並列マスクデータを直列信号に変換し、この直列マスクデータの各ビットの論理値に従って上記パターンデータ生成手段が出力するパターンデータと上記初期化データの何れかを選択して取り出すことを特徴とするパターン発生方法。
  3. A、被試験メモリに書き込むバイト単位の並列データが被試験メモリの内部に設けられたバーストアドレスの順序に従って時系列に配列して構成された並列パターンデータを発生するパターンデータ生成手段と、
    このパターンデータ生成手段が発生する並列パターンデータをバイト単位でマスクするマスクデータを並列信号形式で発生するマスクデータ生成手段と、
    を具備して構成されたパターン発生器において、
    B、被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスと等価なバーストアドレスを生成するバーストアドレス生成手段と、
    C、このバーストアドレス生成手段が生成するバーストアドレスに従って上記マスクデータ生成手段が発生する並列マスクデータを直列信号に変換する並列直列変換手段と、
    D、この並列直列変換で変換された直列マスクデータの各ビットの論理値に応じて上記パターン発生手段で発生するバイト単位の並列パターンデータの論理値を反転するか否かを制御して期待値を生成する期待値生成手段と、
    を付加した構成を特徴とするパターン発生器。
  4. A、被試験メモリに書き込むバイト単位の並列データが被試験メモリの内部に設けられたバーストアドレスの順序に従って時系列に配列して構成された並列パターンデータを発生するパターンデータ生成手段と、
    このパターンデータ生成手段が発生する並列パターンデータをバイト単位でマスクするマスクデータを並列信号形式で発生するマスクデータ生成手段と、
    を具備して構成されたパターン発生器において、
    B、被試験メモリの内部で発生するバーストアドレスと等価なバーストアドレスを生成するバーストアドレス生成手段と、
    C、このバーストアドレス生成手段が生成するバーストアドレスに従って上記マスクデータ生成手段が発生する並列マスクデータを直列信号に変換する並列直列変換手段と、
    D、上記パターンデータ生成手段とは別にバイトマスク試験の初期化時に被試験メモリに書き込む初期化データを生成する初期化データ生成手段と、
    E、上記並列直列変換手段から出力される直列マスクデータの各ビットの論理に応じて上記パターンデータ生成手段が出力する並列パターンと上記初期化データ生成手段が出力する初期化データの何れか一方を選択することによって期待値を生成する期待値生成手段と、
    を付加した構成を特徴とするパターン発生器。
  5. 請求項3記載のパターン発生器において、上記期待値生成手段を上記直列信号に変換された直列マスクデータの各ビットの論理値が、一方の論理値で上記並列パターンデータの論理値をバイト単位で反転させて出力し、他方の論理値で上記並列パターンデータの論理値をバイト単位でそのまま出力する論理演算回路によって構成したことを特徴とするパターン発生器。
  6. 請求項4記載のパターン発生器において、上記期待値生成手段を上記直列信号に変換された直列マスクデータの各ビットの論理値が、一方の論理値で上記パターンデータ生成手段が出力する並列パターンデータを選択して出力し、他方の論理値で上記初期化データ生成手段が出力する初期化データを選択して出力するマルチプレクサによって構成したことを特徴とするパターン発生器。
  7. 請求項3記載のパターン発生器と、
    このパターン発生器がバイト単位で発生する並列パターンデータと並列信号形式のマスクデータとが供給されて被試験メモリにこの被試験メモリの仕様に合致した波形の試験パターン信号と被試験メモリの仕様に合致した信号に変換されたマスク信号を入力する波形整型器と、
    被試験メモリから読み出される読み出しデータと上記期待値生成手段が生成する期待値とを論理比較する論理比較器と、
    を具備して構成したことを特徴とするメモリ試験装置。
  8. 請求項4記載のパターン発生器と、
    このパターン発生器がバイト単位で発生する並列パターンデータと並列信号形式のマスクデータとが供給されて被試験メモリにこの被試験メモリの仕様に合致した波形を持つ試験パターン信号と被試験メモリの仕様に合致した信号に変換されたマスク信号を入力する波形整型器と、
    被試験メモリから読み出される読み出しデータと上記期待値生成手段が生成する期待値とを論理比較する論理比較器と、
    を具備して構成したことを特徴とするメモリ試験装置。
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